JP2019166666A - 乾燥装置及びそれを備えたインクジェット印刷装置 - Google Patents

乾燥装置及びそれを備えたインクジェット印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】連続紙の幅方向における乾燥度合いをほぼ均等にできる。【解決手段】吸気ダクト53は1個で構成され、一対の温風吹き付け部37の間に1個の吸気ダクト53を備え、一対の温風吹き付け部37の送風ダクト41の一端側へ連通接続されている。したがって、1個の吸気ダクト53で温風を回収するので、流路断面積を従来よりも大きくできる。その結果、連続紙WPの幅方向WDにおける温風の吸気をほぼ均等にできるので、ノズルケース39の吹き付け口45から温風が吹き付けられる搬送経路上における温度分布をほぼ均等にできる。よって、連続紙WPの幅方向WDにおける乾燥度合いをほぼ均等にできる。【選択図】図4

Description

本発明は、インク滴が吐出された印刷媒体に温風を吹き付けて乾燥させる乾燥装置及びそれを備えたインクジェット印刷装置に関する。
従来、この種の装置として、インク滴が吐出された連続紙を、インク滴が吐出された面とは反対側を巻き付けて連続紙を加熱するヒートドラムと、連続紙が搬送される搬送経路を挟んでヒートドラムの反対側に配置され、搬送経路に向けて温風を吹き付ける複数個の温風吹き付けユニットとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
温風吹き付けユニットは、連続紙の幅方向に長軸を有するヒータを内蔵し、搬送経路に向けて温風を吹き出す吹き付け口を形成されたノズルケースと、ノズルケースに付設され、ノズルケースに空気を送り込む送風ダクトと、送風ダクトの手前側に取り付けられた吹き付けファンと、ノズルケースに付設され、吹き付け口から吹き出された温風の一部を回収する吸気ダクトと、吸気ダクトの奥側に備えられ、吸気ダクトに外気を送り込む吸気ファンとを備えた温風吹き付け部を備えている。吸気ダクトは、その手前側が送風ダクトの吹き付けファン側と連通接続されている。温風吹き付けユニットは、吸気ダクト同士を挟み込むように、2個の温風吹き付け部を組み合わせて構成されている。
このように構成された温風吹き付けユニットは、吹き付けファンの風量が、外気を取り込む吸気ファンの風量より大きくされている。したがって、吹き付け口から連続紙に吹き付けられた温風の一部が吸気ダクトで回収され、熱効率を向上できるようになっている。
特開2013−203544号公報(図3)
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、2個の温風吹き付け部の間に2個の吸気ダクトを配置している関係上、各々の吸気ダクトの流路断面積が狭くなる。したがって、吸気ファンに近い側に比較して吸気ファンに遠い側は温風の吸気が弱くなって連続紙の幅方向において温風の吸気が不均一になるので、ノズルケースの吹き付け口から温風が吹き付けられる搬送経路上における連続紙の幅方向において温度勾配が大きくなって温度分布が不均一になる。その結果、連続紙の幅方向において乾燥度合いに差異が生じるという問題がある。
なお、搬送経路上における連続紙を幅方向において均等に乾燥させることは、幅方向における温度分布が均等な温風を吹き付けるだけでは実現できない。これは、温風吹きつけによりインク滴が乾燥するが、インク滴の液体成分を含んだ温風を幅方向においてできるだけ均等に回収しないと、乾燥速度に影響を与えるからである。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、連続紙の幅方向における乾燥度合いをほぼ均等にできる乾燥装置及びそれを備えたインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、インク滴が吐出された印刷媒体を乾燥させる乾燥装置において、前記印刷媒体を搬送経路に沿って搬送させつつ、前記印刷媒体のインク滴が吐出された印刷面とは反対面と接して回転駆動する駆動ローラと、前記搬送経路を挟んで前記駆動ローラの反対側に配置され、前記搬送経路にて前記印刷媒体の全幅に向けて温風を吹き付ける温風吹き付けユニットと、を備え、前記温風吹き付けユニットは、空気を加熱して前記搬送経路に向けて温風を吹き出す吹き付け口を形成されたノズルケースと、前記ノズルケースに付設され、前記ノズルケースに空気を送り込む送風ダクトと、前記送風ダクトの一端側に取り付けられた吹き付けファンと、を備えた一対の温風吹き付け部と、前記印刷媒体の搬送方向における前記一対の温風吹き付け部の間に配置され、前記一対の温風吹き付け部の前記送風ダクトの一端側へ連通接続され、前記一対の温風吹き付け部の前記吹き付け口から吹き出された温風の一部を回収する1個の吸気ダクトと、前記送風ダクトの他端側にあたる前記1個の吸気ダクトの他端側に備えられ、前記1個の吸気ダクトに外気を送り込む吸気ファンと、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、温風吹き付けユニットは、一対の温風吹き付け部の間に1個の吸気ダクトを備え、一対の温風吹き付け部の送風ダクトの一端側へ連通接続されている。したがって、1個の吸気ダクトで温風を回収するので、流路断面積を従来よりも大きくできる。その結果、連続紙の幅方向における温風の吸気を均等にすることができるので、ノズルケースの吹き付け口から温風が吹き付けられる搬送経路上における温度分布をほぼ均等にできる。よって、連続紙の幅方向における乾燥度合いをほぼ均等にできる。
また、本発明において、前記ノズルケースは、前記吸気ダクトとの間に空気層を配置されていることが好ましい(請求項2)。
ノズルケースと吸気ダクトとの間に空気層を配置することにより、ノズルケースと吸気ダクトとが空気断熱される。したがって、ノズルケースは、吸気ダクトの他端側から吸気ファンにより送り込まれる、ノズルケース内の温風より冷たい空気の影響を受けないので、ノズルケースにおける吸気ファン側の温度が低下することを防止できる。その結果、ノズルケースの吹き付け口から吹き出される温風の連続紙の幅方向における温度分布をより均等にできる。
また、本発明において、前記1個の吸気ダクトは、前記吸気ファン側から前記吹き付けファン側に向かって前記搬送路側に温風吸気口を備えているとともに、前記温風吸気口に直線状に配置され、前記吸気ファンとは反対側に開口した開口部を備えた複数個の吸気フードを備え、前記複数個の吸気フードは、前記1個の吸気ダクトの流路断面積に対する各開口部の断面積の割合をフード面積率とした場合、前記吸気ファンから遠ざかるにつれてフード面積率が対数関数に沿って小さくなるように開口部が形成されていることが好ましい(請求項3)。
吸気ファンの温風吸気口には複数個の吸気フードが備えられているが、それらは吸気ファンから遠ざかるにつれてフード面積率が対数関数に沿って小さくなるように開口部が形成されている。したがって、吸気ファンに近い側の流路抵抗が大きく、吸気ファンから遠ざかるにつれて対数関数的に流路抵抗が小さくなっていく。その結果、吸気ファンの風量を調整しても、印刷媒体の搬送方向に直交する幅方向における吸気のバランスが崩れることを抑制でき、温度分布のバラツキを小さくできる。よって、印刷媒体の特性に応じて吹き付け口から吹き付ける温風の風量を変えたとしても、幅方向における乾燥度合いを一定に維持できる。
また、本発明において、前記温風吹き付けユニットの前記吹き付け口を下に向けた姿勢とした場合、前記印刷媒体の搬送方向と直交する幅方向からみた縦断面形状は、前記ノズルケースが逆三角形状を呈し、前記1個の吸気ダクトは三角形状を呈することが好ましい(請求項4)。
搬送方向において逆三角形状と三角形状とを組み合わせるので、温風吹き付けユニットの搬送方向における寸法を小さくできる。したがって、温風吹き付けユニットの小型化を図ることができる。
また、本発明において、前記ノズルケースは、前記吹き付け口の、前記印刷媒体の搬送方向と直交する幅方向における両端に側板を備え、前記各側板は、前記吹き付け口から吹き出す温風の一部を外部に排出する逃がし穴が形成されていることが好ましい(請求項5)。
一般的に幅方向における吹き付け口の開口長さに対して両端部は両側板との摩擦によって風速が低下するので、均一な風速を得られる長さは開口長さより短くなる。そこで、吹き付け口の両端にある各側板の逃がし穴から温風の一部を排出することにより、吹き付け口の両端部で圧損となっていた摩擦を低減できる。したがって、吹き付け口の全幅にわたってほぼ均等な風速の温風を吹き出させることができ、均一な風速を得られる長さを長くできるので、ノズルケースが幅方向に大きくなるのを抑制できる。その結果、ノズルケースの小型化を図ることができ、温風吹き付けユニットの小型化を図ることができる。
また、請求項6に記載の発明は、印刷媒体に印刷する印刷装置において、前記印刷媒体にインク滴を吐出して印刷を行う印刷ユニットを備え、前記印刷媒体を搬送経路に沿って搬送させつつ、前記印刷媒体のインク滴が吐出された印刷面とは反対面と接して回転駆動する駆動ローラと、前記搬送経路を挟んで前記駆動ローラの反対側に配置され、前記搬送経路にて前記印刷媒体の全幅に向けて温風を吹き付ける温風吹き付けユニットと、を備え、前記温風吹き付けユニットは、空気を加熱して前記搬送経路に向けて温風を吹き出す吹き付け口を形成されたノズルケースと、前記ノズルケースに付設され、前記ノズルケースに空気を送り込む送風ダクトと、前記送風ダクトの一端側に取り付けられた吹き付けファンと、を備えた一対の温風吹き付け部と、前記印刷媒体の搬送方向における前記一対の温風吹き付け部の間に配置され、前記一対の温風吹き付け部の前記吹き付け口から吹き出された温風の一部を回収して、前記一対の温風吹き付け部の前記送風ダクトの一端側へ連通接続された1個の吸気ダクトと、前記送風ダクトの他端側にあたる前記1個の吸気ダクトの他端側に備えられ、前記1個の吸気ダクトに外気を送り込む吸気ファンと、を備えた乾燥装置を前記印刷ユニットの下流側に備えたことを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項6に記載の発明によれば、温風吹き付けユニットは、一対の温風吹き付け部の間に1個の吸気ダクトを備え、一対の温風吹き付け部の送風ダクトの一端側へ連通接続されている。したがって、1個の吸気ダクトで温風を回収するので、流路断面積を従来よりも大きくできる。その結果、連続紙の幅方向における温風の吸気をほぼ均等にすることができるので、ノズルケースの吹き付け口から温風が吹き付けられる搬送経路上における温度分布をほぼ均等にできる。よって、連続紙の幅方向における乾燥度合いをほぼ均等にできるので、印刷ユニットによる印刷品質を向上できる。
本発明に係る乾燥装置によれば、温風吹き付けユニットは、一対の温風吹き付け部の間に1個の吸気ダクトを備え、一対の温風吹き付け部の送風ダクトの一端側へ連通接続されている。したがって、1個の吸気ダクトで温風を回収するので、流路断面積を従来よりも大きくできる。その結果、連続紙の幅方向における温風の吸気をほぼ均等にすることができるので、ノズルケースの吹き付け口から温風が吹き付けられる搬送経路上における温度分布をほぼ均等にできる。よって、連続紙の幅方向における乾燥度合いをほぼ均等にできる。
実施例に係るインクジェット印刷システムの全体構成を示す概略構成図である。 乾燥ユニットの構成を示す側面図である。 温風吹き付けユニットの外観を示す三面図であり、(a)が正面図、(b)が平面図、(c)が左側面図である。 図3における100−100矢視断面図である。 図3における101−101矢視断面図である。 図3における103−103矢視断面図である。 温風の流れを模式的に示した温風吹き付けユニットの概念図及びブロック図である。 吸気フード面積率と吸気フードとの位置関係を示すグラフである。 吸気フード位置と回収流量の分布との関係を示すグラフである。 幅方向における風速分布を示すグラフである。 逃がし穴による効果の説明に供する模式図であり、(a)が従来技術、(b)が本実施例を示す。 幅方向における温度分布を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明する。
図1は、実施例に係るインクジェット印刷システムの全体構成を示す概略構成図ある。
インクジェット印刷システム1は、インクジェット印刷装置3と、給紙部5と、排紙部7とを備えている。インクジェット印刷装置3は、シート状の連続紙WPに印刷を行う。給紙部5は、連続紙WPのロールを水平軸周りに回転可能に保持しており、インクジェット印刷装置3に対して連続紙WPのロールから連続紙WPを巻き出して供給する。排紙部7は、インクジェット印刷装置3で印刷された連続紙WPを水平軸周りにロール状に巻き取る。連続紙WPの供給側を上流側とし、連続紙WPの排紙側を下流とすると、給紙部5はインクジェット印刷装置3の上流側に配置されており、排紙部7はインクジェット印刷装置3の下流側に配置されている。
なお、上述した連続紙WPが本発明における「印刷媒体」に相当し、インクジェット印刷装置が本発明における「印刷装置」に相当する。
インクジェット印刷装置3は、給紙部5からの連続紙WPを取り込むための駆動ローラ9を上流側に備えている。駆動ローラ9により給紙部5から巻き出された連続紙WPは、従動である回転可能な搬送ローラ11等に沿って下流側の排紙部7に向かって搬送されていく。後述する検査部19と排紙部7との間には、駆動ローラ13が配置されている。この駆動ローラ13は、後述する検査部19を通過した連続紙WPを排紙部7に向かって送り出す。
インクジェット印刷装置3は、駆動ローラ9と駆動ローラ13との間に、印刷ユニット15と、乾燥部17と、検査部19とを上流側からその順に備えている。また、駆動ローラ9,13には、それぞれニップローラ21が回転可能に設けられている。ニップローラ21は、連続紙WPを挟んで駆動ローラ9,13の反対側から駆動ローラ9,13を押圧することにより、連続紙WPの搬送時におけるグリップ力を与えている。その押圧力は、例えば、エアシリンダで付与される。ニップローラ21は、例えば、ゴムなどの弾性体で構成されている。
印刷ユニット15は、インク滴を吐出するインクジェットヘッド23を備えている。印刷ユニット15は、連続紙WPの搬送方向TDと水平方向で直交する連続紙WPの幅方向WD(図1における奥手前方向)にわたって複数個のインクジェットヘッド23が配置されている。これにより、インクジェットヘッド23を連続紙WPの幅方向WDに移動させることなく、位置固定のままで連続紙WPの幅方向WDの全幅にわたって印刷を行うことができる。
印刷ユニット15は、連続紙WPの搬送方向TDに沿って複数個のインクジェットヘッド23が配置されている。例えば、上流側から順に、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)について個別に4個のインクジェットヘッド23を備えている。
乾燥部17は、インクジェットヘッド23で印刷された連続紙WPに付着しているインク滴を乾燥させる。乾燥部17は、回転駆動するヒートドラム25と、温風吸排ユニット27とを備えている。乾燥部17の詳細については後述する。検査部19は、印刷された部分に汚れや抜け等がないかを検査する。検査後の連続紙WPは、排紙部7にロール状に巻き取られる。
なお、上述した乾燥部17が本発明における「乾燥装置」に相当し、ヒートドラム25が「駆動ローラ」に相当する。
また、インクジェット印刷システム1は、主制御部29と操作部31とを備えている。主制御部29は、インクジェット印刷システム1の各構成を統括的に制御し、CPUやメモリなどで構成されている。操作部31は、インクジェット印刷システム1を操作するものであり、タッチパネルや各種スイッチなどで構成されている。オペレータは、操作部31を操作して、連続紙WPへの印刷条件や乾燥条件などを指示する。
ここで、乾燥部17の詳細について、図2〜図7を参照して説明する。なお、図2は、乾燥ユニットの構成を示す側面図であり、図3は、温風吹き付けユニットの外観を示す三面図であり、(a)が正面図、(b)が平面図、(c)が左側面図であり、図4は、図3における100−100矢視断面図であり、図5は、図3における101−101矢視断面図であり、図6は、図3における103−103矢視断面図であり、図7は、温風の流れを模式的に示した温風吹き付けユニットの概念図及びブロック図である。
ヒートドラム25は、横向きの回転軸25a周りに回転駆動する。ヒートドラム25は、例えば、ハロゲンヒータやセラミックヒータなどの加熱手段を内部に備えている。ヒートドラム25は、予め設定された乾燥条件に応じた所定の温度に加熱される。ヒートドラム25は、ステンレス鋼板などの金属で構成されている。ヒートドラム25は、外周面上の搬送経路に沿って連続紙WPを搬送させつつ、連続紙WPのインク滴が吐出された印刷面とは反対面と接して回転駆動することにより連続紙WPを加熱する。
温風吸排ユニット27は、搬送経路を挟んでヒートドラム25の反対側に配置されている。つまり、温風吸排ユニット27は、ヒートドラム25の外周方向に配置されている。温風吸排ユニット27は、搬送経路にて連続紙WPの全幅に向けて温風を吹き付け、吹き付けた温風の一部を回収するとともに、その残りを乾燥部17の外部へ排出する。本実施例における温風吸排ユニット27は、下流側にあたるヒートドラム25の左半円上に沿って配置されている。温風吸排ユニット27は、温風吹き付けユニット33と、温風排気ユニット35とを備えている。
本実施例では、例えば、温風吸排ユニット27は、3個の温風吹き付けユニット33と、3個の温風吹き付けユニット33に隣接する位置に4個の温風排気ユニット35とを備えている。温風排気ユニット35は、温風吹き付けユニット33から搬送経路に向かって吹き付けられた温風のうち、温風吹き付けユニット33で回収されなかった残りの温風を乾燥部17の外部へ排出する。
温風吹き付けユニット33は、一対の温風吹き付け部37を備えている。温風吹き付け部37は、ノズルケース39と、送風ダクト41と、吹き付けファン43とを備えている。温風吹き付け部37は、アルミニウム製であることが好ましい。アルミニウムは鉄よりも熱伝導率が高いので、幅方向WDにおける温風の温度分布を均等にすることに有利に作用する。
ノズルケース39には、空気を加熱して搬送経路に向けて温風を吹き出す吹き付け口45が形成されている。吹き付け口45は、連続紙WPの全幅を若干越える幅を有する。ノズルケース39は、空気を加熱する手段としてヒータ47を内蔵している。本実施例では、例えば、ヒータ47として三本のシーズヒータを採用している。図6に示すように、三本のヒータ47は、長軸を連続紙WPの幅方向WDに向けられてノズルケース39の側板49に両端側が取り付けられている。側板49には、逃がし穴51が形成されている。この逃がし穴51は、ノズルケース39から吹き出す温風の一部を外部へ逃がす。ノズルケース39は、図4に示すように、連続紙WPの搬送方向TDと直交する幅方向WDから見た縦断面が逆三角形状を呈している。
送風ダクト41は、ノズルケース39の上部に付設されている。送風ダクト41は、一端側に吹き付けファン43が取り付けられている。送風ダクト41は、吹き付けファン43によって空気を送り込まれる。この吹き付けファン43は、風量を多く得るために、例えば、複数個のファンを直列に組み合わせた二重反転ファンであることが好ましい。図6に示すように、送風ダクト41は、内部に整流部材42を備えている。整流部材42は、吹き付けファン43から幅方向WDにおいて遠ざかるにつれて流路抵抗が大きくなるように流路断面積を狭めてある。これにより、吹き付けファン43から送り込まれた空気が幅方向WDにわたってほぼ均等にノズルケース39へ供給される。本実施例では、説明の都合上、適宜に、一端側を手前側と称し、他端側を奥側と称する。
搬送方向TDにおける一対の温風吹き付け部37の間には、1個の吸気ダクト53が配置されている。吸気ダクト53は、図4に示すように、幅方向WDから見た縦断面が三角形状を呈している。したがって、ノズルケース39と組み合わせた際に、搬送方向TDにおける長さを短縮することができ、温風吹き付けユニット33の小型化を図ることができる。
また、吸気ダクト53は、図4に示すように、一対の温風吹き付け部37におけるノズルケース29に対して空気層55を介在させて取り付けられている。空気層55は、吸気ダクト53とノズルケース29の外側面同士を密着させることなく、その間に間隙を設けて構成されている。この空気層55は、空気断熱のために設けられているので、大きいほど断熱効果が得られるが、小型化の妨げとなる。そこで、本実施例では、空気層55の厚さは、例えば、約1mmに設定してある。
吸気ダクト53は、2個の送風ダクト41の一端側に分岐管56で連通接続されている。吸気ダクト53は、一対の温風吹き付け部37から搬送経路に向けて吹き付けられた温風の一部を回収する。この吸気ダクト53は、送風ダクト41と連通接続された部位とは反対側に、吸気ファン57が取り付けられている。この吸気ファン57は、外気を取り込んで送風ダクト41の内部に送り込む。この吸気ファン57も、上述した吹き付けファン43と同様に、例えば、二重反転ファンであることが好ましい。吸気ダクト53は、一対の温風吹き付け部37で兼用しているので、流路断面積を従来例よりも大きくすることができる。
吸気ダクト53は、図4及び図5に示すように、搬送経路側に臨んだ面に、幅方向WDに沿って複数個の吸気口59を形成されている。吸気口59の上方にはフード取り付け板61が取り付けられている。フード取り付け板61には、複数個の吸気フード63が形成されている。なお、本実施例では、幅方向Wにおいて所定間隔で5個の吸気フード63が形成されている。ここでは、5個の吸気フード63を必要に応じて吸気ファン57側から順に、吸気フードF1〜F5と称する。
図5に示すように、5個の吸気フード63は、吸気ファン57側にフード取り付け板61から立設された背面板63aを形成されている。この背面板63aは、例えば、全ての吸気フード63で約45°の角度とされている。背面板63aの上部には、吸気ファン57の反対側に延出された天井板63bが形成されている。これらに囲まれた部分は、吸気ファン57の反対側に開口した開口部63cを形成している。5個の吸気フード63は、それぞれ背面板63aの幅方向WDにおける長さが吸気ファン57から離れるにつれて順に高さが短くなるようにされ、それぞれ天井板63bの幅方向WDにおける長さが吸気ファン57から離れるにつれて順に長さが長くなるようにされている。これにより各吸気フード63は、それぞれの開口部63cにおける流路断面積が異なるように形成されている。
具体的には、吸気ダクト53の流路断面積(図4参照)を基準として、各吸気フード63の開口部63cの面積が占める割合を吸気フード面積率(%)とする。本実施例では、これらと各吸気フード63の位置との関係が対数の関係となるように設定してある。具体的には、図8に示すような関係となる。なお、図8は、吸気フード面積率と吸気フードとの位置関係を示すグラフである。具体的には、吸気フード面積率と各吸気フード63の位置との関係が−20.73ln(x)+44.052の対数関数で表される曲線上にのるように、各吸気フード63の開口部63cの面積が設定されている。
上記のように各吸気ダクト53が形成されているので、次のような効果が得られる。ここで図9及び図10を参照する。なお、図9は、吸気フード位置と回収流量の分布との関係を示すグラフあり、図10は、幅方向における風速分布を示すグラフである。
吸気ファン57の導入流量(風量)を2.4[m/min]と、1.4[m/min]に変えた場合における、各吸気フード63(F1〜F5)における流量(回収流量)を示すグラフである。このように吸気ファン57による導入風量を変えたとしても、幅方向WDに配置された各吸気フード63(F1〜F5)における回収流量はほぼ均等になったままであり、一部の回収流量だけが大きく変化することが抑制できる。このような吸気ファン57の導入流量を変える必要性は、連続紙WPの乾燥条件による。
例えば、インク滴が染みこみにくい第1の種類の連続紙WP(例えば、コート紙)や、インク滴が染みこみやすい第2の種類の連続紙WP(例えば、トランザクション紙)では、印刷後の状態が異なるので、自ずと乾燥条件が異なる。例えば、第1の種類の連続紙WPでは、温度が高く風量が小さい乾燥条件が好適であり、第2の種類の連続紙WPでは、温度が低く風量が大きい乾燥条件が好適である。このように乾燥条件によっては風量を変えることが好ましいが、本実施例によると、吸気ファン57を操作して風量を変えても幅方向WDにおける位置により回収風量が均等なままにできる。したがって、乾燥条件に応じて風量を変えても幅方向WDにおける連続紙WPの乾燥度合いを均等にできる。
また、回収流量が幅方向WDにおいて均等にされているので、図10に示すように、幅方向WDにおける吹き付け口45の各位置における風速も均等にすることができる。つまり、吸気ファン57の風量を変えて吹き付け口45からの温風の風速を変えたとしても、幅方向WDにおける搬送経路上の各位置での風速をほぼ均等な状態を維持したままで変えることができる。
上記のように構成されている温風吹き付けユニット33は、図7に示すように、吸気ファン57と、吹き付けファン43とが乾燥制御部71によって操作され、それぞれの風量が制御される。乾燥制御部71は、主制御部29によって制御される。乾燥制御部71は、吸気ファン57の風量が2個の吹き付けファン43の風量の合計よりも少なくなるように操作する。したがって、2個の吹き付けファン43の風量(流量)の合計と吸気ファン57の風量との差分は、吸気口59から温風が回収されることで補われる。この吸気口59は、吹き付け口45から搬送経路上の連続紙WPに供給された温風のうち、インク滴の水分を含んだ温風の一部を回収する。したがって、これらの吸気口59からの温風の回収が幅方向WDにおいて均等でないと、搬送経路上における連続紙WPの幅方向WDにおける乾燥が均等にはならない。
また、吹き付け口45からの風量は、幅方向WDにおいて図10に示すように両端部でほぼ均等になっている。これは、吹き付け口45の両端部に配置されている側板49に設けた逃がし穴51による効果である。
ここで、図11を参照する。なお、図11は、逃がし穴による効果の説明に供する模式図であり、(a)が従来技術、(b)が本実施例を示す。
図11(a)に示すように、吹き付け口45から吹き付けられる温風のうち、幅方向WDにおいて風速が均等になる長さを風速均等長L1とする。この従来技術では、幅方向WDにおける吹き付け口45の開口長さに対して両端部は両側板49との摩擦によって風速が低下するので、均一な風速均等長L1は開口長さよりかなり短くなる。しかし、本実施例では、図4,図6,図7,図11(b)に示すように、各側板49の逃がし穴51から温風の一部を排出するので、吹き付け口45の両端部で圧損となっていた摩擦を低減できる。したがって、均一な風速均等長L2は、風速均等長L1より長くなり、吹き付け口45の全幅にわたってほぼ均等な風速の温風を吹き出させることができる。その結果、ノズルケース39の幅方向WDにおける小型化を図ることができ、温風吹き付けユニット33の小型化を図ることができる。
本実施例では、上述したように従来例とは異なり、吸気ダクト53は1個で構成され、一対の温風吹き付け部37の間に1個の吸気ダクト53を備え、一対の温風吹き付け部37の送風ダクト41の一端側へ連通接続されている。したがって、1個の吸気ダクト53で温風を回収するので、流路断面積を従来よりも大きくできる。その結果、連続紙WPの幅方向WDにおける温風の吸気を従来に比較してほぼ均等にできるので、ノズルケース39の吹き付け口45から温風が吹き付けられる搬送経路上における温度分布をほぼ均等にできる。よって、連続紙WPの幅方向WDにおける乾燥度合いをほぼ均等にできる。さらに、このような温風吹き付けユニット33を備えたインクジェット印刷システム1は、連続紙WPの幅方向WDにおける乾燥度合いをほぼ均等にできるので、印刷ユニット15による印刷品質の向上が期待できる。
ここで、図12を参照する。なお、図12は、幅方向における温度分布を示すグラフである。
この図12のグラフは、連続紙WPを乾燥させる際に、第1の乾燥条件(温風の温度:100℃、風速:21m/s)と、第2の乾燥条件(温風の温度:140℃、風速:11m/s)との二種類の乾燥条件で温風を吹き付けた際の幅方向WDにおける搬送経路上の温度を測定した結果である。この結果から、2つの乾燥条件のいずれにおいても、幅方向WDにおいて大きな温度傾斜がなく、ほぼ均等な温度分布を得られていることがわかる。
また、本実施例では、ノズルケース39と吸気ダクト53との間に空気層55を配置することにより、ノズルケース39と吸気ダクト53とが空気断熱される。したがって、ノズルケース39は、吸気ダクト53の他端側から吸気ファン57により送り込まれる、ノズルケース39内の温風より冷たい空気の影響を受けないので、ノズルケース39における吸気ファン側57の温度が低下することを防止できる。その結果、ノズルケース39の吹き付け口45から吹き出される温風の連続紙WPの幅方向WDにおける温度分布をより均等にできる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、乾燥部17が温風吹き付けユニット33を3個備えている構成であったが、本発明はこのような形態に限定されない。つまり、乾燥部17が温風吹き付けユニット33を1個でも備えていればよく、また4個以上備えている構成であってもよい。
(2)上述した実施例では、ノズルケース39と吸気ダクト53との間に空気層55を配置したが本発明はこの構成を必須とするものではない。
(3)上述した実施例では、吸気ダクト53が吸気フード63を5個(F1〜F5)備えているが、本発明はこの個数に限定されるものではない。吸気ダクト53は、吸気フード63を6個以上備えていてもよい。また、吸気フード63(F1〜F5)の開口面積率と配置位置との関係が対数関数の曲線上に位置するようにしているが、本発明はこれを必須とするものはない。
(4)上述した実施例では、ノズルケース39が逆三角形状を呈し、吸気ダクト53が三角形状を呈しているが、本発明はこのような形状に限定されるものではない。
(5)上述した実施例では、ノズルケース39の側板49には、逃がし穴51が形成されているが、本発明はこの逃がし穴51を必須とするものではない。
(6)上述した実施例では、印刷媒体として連続紙WPを例にとって説明したが、本発明はこのような印刷媒体に限定されない。他の印刷媒体としては、例えば、フィルムなどが挙げられる。
1 … インクジェット印刷システム
WP … 連続紙
3 … インクジェット印刷装置
5 … 給紙部
7 … 排紙部
9,13 … 駆動ローラ
11 … 搬送ローラ
15 … 印刷ユニット
17 … 乾燥部
19 … 検査部
23 … インクジェットヘッド
TD … 搬送方向
WD … 幅方向
25 … ヒートドラム
27 … 温風吸排ユニット
33 … 温風吹き付けユニット
35 … 温風排気ユニット
37 … 温風吹き付け部
39 … ノズルケース
41 … 送風ダクト
43 … 吹き付けファン
45 … 吹き付け口
47 … ヒータ
49 … 側板
51 … 逃がし穴
53 … 吸気ダクト
55 … 空気層
57 … 吸気ファン
63(F1〜F5) … 吸気フード
63c … 開口部
L1,L2 … 風速均等長

Claims (6)

  1. インク滴が吐出された印刷媒体を乾燥させる乾燥装置において、
    前記印刷媒体を搬送経路に沿って搬送させつつ、前記印刷媒体のインク滴が吐出された印刷面とは反対面と接して回転駆動する駆動ローラと、
    前記搬送経路を挟んで前記駆動ローラの反対側に配置され、前記搬送経路にて前記印刷媒体の全幅に向けて温風を吹き付ける温風吹き付けユニットと、
    を備え、
    前記温風吹き付けユニットは、
    空気を加熱して前記搬送経路に向けて温風を吹き出す吹き付け口を形成されたノズルケースと、
    前記ノズルケースに付設され、前記ノズルケースに空気を送り込む送風ダクトと、
    前記送風ダクトの一端側に取り付けられた吹き付けファンと、
    を備えた一対の温風吹き付け部と、
    前記印刷媒体の搬送方向における前記一対の温風吹き付け部の間に配置され、前記一対の温風吹き付け部の前記送風ダクトの一端側へ連通接続され、前記一対の温風吹き付け部の前記吹き付け口から吹き出された温風の一部を回収する1個の吸気ダクトと、
    前記送風ダクトの他端側にあたる前記1個の吸気ダクトの他端側に備えられ、前記1個の吸気ダクトに外気を送り込む吸気ファンと、
    を備えていることを特徴とする乾燥装置。
  2. 請求項1に記載の乾燥装置において、
    前記ノズルケースは、前記吸気ダクトとの間に空気層を配置されていることを特徴とする乾燥装置。
  3. 請求項1または2に記載の乾燥装置において、
    前記1個の吸気ダクトは、前記吸気ファン側から前記吹き付けファン側に向かって前記搬送路側に温風吸気口を備えているとともに、
    前記温風吸気口に直線状に配置され、前記吸気ファンとは反対側に開口した開口部を備えた複数個の吸気フードを備え、
    前記複数個の吸気フードは、前記1個の吸気ダクトの流路断面積に対する各開口部の断面積の割合をフード面積率とした場合、前記吸気ファンから遠ざかるにつれてフード面積率が対数関数に沿って小さくなるように開口部が形成されていることを特徴とする乾燥装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の乾燥装置において、
    前記温風吹き付けユニットの前記吹き付け口を下に向けた姿勢とした場合、前記印刷媒体の搬送方向と直交する幅方向からみた縦断面形状は、前記ノズルケースが逆三角形状を呈し、前記1個の吸気ダクトは三角形状を呈することを特徴とする乾燥装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の乾燥装置において、
    前記ノズルケースは、前記吹き付け口の、前記印刷媒体の搬送方向と直交する幅方向における両端に側板を備え、
    前記各側板は、前記吹き付け口から吹き出す温風の一部を外部に排出する逃がし穴が形成されていることを特徴とする乾燥装置。
  6. 印刷媒体に印刷する印刷装置において、
    前記印刷媒体にインク滴を吐出して印刷を行う印刷ユニットを備え、
    前記印刷媒体を搬送経路に沿って搬送させつつ、前記印刷媒体のインク滴が吐出された印刷面とは反対面と接して回転駆動する駆動ローラと、
    前記搬送経路を挟んで前記駆動ローラの反対側に配置され、前記搬送経路にて前記印刷媒体の全幅に向けて温風を吹き付ける温風吹き付けユニットと、
    を備え、
    前記温風吹き付けユニットは、
    空気を加熱して前記搬送経路に向けて温風を吹き出す吹き付け口を形成されたノズルケースと、
    前記ノズルケースに付設され、前記ノズルケースに空気を送り込む送風ダクトと、
    前記送風ダクトの一端側に取り付けられた吹き付けファンと、
    を備えた一対の温風吹き付け部と、
    前記印刷媒体の搬送方向における前記一対の温風吹き付け部の間に配置され、前記一対の温風吹き付け部の前記吹き付け口から吹き出された温風の一部を回収して、前記一対の温風吹き付け部の前記送風ダクトの一端側へ連通接続された1個の吸気ダクトと、
    前記送風ダクトの他端側にあたる前記1個の吸気ダクトの他端側に備えられ、前記1個の吸気ダクトに外気を送り込む吸気ファンと、
    を備えた乾燥装置を前記印刷ユニットの下流側に備えたことを特徴とする印刷装置。
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