JP2022069114A - 乾燥装置及び印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材に対する送風が不均一になることを低減し、乾燥効率を向上させた乾燥装置を提供する。【解決手段】連続する基材2上のインクを乾燥する乾燥装置であって、前記基材2を搬送し、内部に加熱部14を備えるドラム10と、前記ドラム10と対向し、前記ドラム10の表面に沿って面状かつ連続的に配置され、前記ドラム10に給気を行う複数の円筒状の給気ノズル21と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、乾燥装置及び印刷装置に関する。
従来、用紙等の基材(記録媒体などとも称する)を搬送ドラムに固定して、搬送ドラムの外周面に近接して配置された記録ヘッドから基材に向かってインクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置が知られている。このようなインクジェット記録装置では、高生産性と、乾燥時における基材のダメージ低減とを両立することが求められている。
乾燥時における基材へのダメージを低減するための手法の一例として、例えば、加熱可能なドラムと、温風やIRヒータといったドラムに対向する乾燥手段とを用いる構成が知られている。このような構成においては、ドラムに基材を巻き付けることによって、ドラムに対向する乾燥手段による基材へのダメージを低減することが期待されている。
しかしながら、従来の構成では、ドラムに対向する乾燥手段から温風を送る場合、垂直に当たる風が少なく、乾燥効率が落ちるという問題がある。ドラムに当たった風はドラムの表面形状に沿って基材の表面を流れることになり、ドラムのほぼ接線上に流れた風により基材を乾燥していることが要因であると考えられる。また、このような乾燥効率に劣る従来の構成では、基材の搬送速度が速くなると、乾燥手段の温度を高くする必要があり、熱により基材にしわが発生するなど、基材へのダメージが生じていた。
このような問題に対しては、例えば乾燥手段からの送風や熱の伝達を基材に対して均一にすることが良いと考えられる。基材に対する乾燥手段からの熱の伝達が基材の場所によって異なる場合、乾燥効率が落ちると考えられ、またしわが発生するなどの問題が生じると考えられる。特許文献1では、熱風の風量分布および熱量を均一に供給する目的で、熱風をドラム上の印刷対象の搬送経路に沿った方向に絞って吹き付ける吹き付け口を有する乾燥装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1では、ドラムや基材に垂直に当たる風が少なく、基材に対して熱を均一に与えることについてはいまだ十分ではない。そのため、乾燥効率の向上については更なる改善が求められている。
そこで、本発明は、基材に対する送風が不均一になることを低減し、乾燥効率を向上させた乾燥装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の乾燥装置は、連続する基材上のインクを乾燥する乾燥装置であって、前記基材を搬送し、内部に加熱部を備えるドラムと、前記ドラムと対向し、前記ドラムの表面に沿って面状かつ連続的に配置され、前記ドラムに給気を行う複数の円筒状の給気ノズルと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、基材に対する送風が不均一になることを低減し、乾燥効率を向上させた乾燥装置を提供することができる。
本発明に係る乾燥装置及び印刷装置の一例を示す側面概略図である。 図1の要部断面概略図である。 図1の給気用ダクトの一部における斜視概略図である。 図1の給気ノズルの配置例を説明するための平面概略図である。 給気ノズルの傾き度合いの一例を説明するための概略図である。 本発明に係る乾燥装置及び印刷装置の他の例を示す側面概略図である。 図6の給気用ダクト及び排気用ダクトの一部における斜視概略図である。 図7における給気用ダクト及び排気用ダクト内部の風の流れを説明するための斜視概略図である。 本発明に係る乾燥装置及び印刷装置の他の例を示す側面概略図である。 図9の要部断面概略図である。 図9の給気用ダクト及び排気用ダクトの一部における斜視概略図である。 図9の給気用ダクト及び排気用ダクトの一部における内部の風の流れを説明するための斜視概略図である。 図9の給気ノズル及び排気ノズルの配置例を説明するための平面概略図である。 従来技術の乾燥装置の概略図である。
以下、本発明に係る乾燥装置及び印刷装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本発明の乾燥装置は、連続する基材上のインクを乾燥する乾燥装置であって、前記基材を搬送し、内部に加熱部を備えるドラムと、前記ドラムと対向し、前記ドラムの表面に沿って面状かつ連続的に配置され、前記ドラムに給気を行う複数の給気ノズルと、を有することを特徴とする。
本発明の印刷装置は、本発明の印刷装置と、前記基材にインクを吐出する吐出部と、を備えることを特徴とする。
(第1の実施形態)
本発明の乾燥装置及び印刷装置の一実施形態について、図1~図4を用いて説明する。
図1は、本実施形態の乾燥装置及び印刷装置の側面模式図である。
図1では、基材2、搬送ローラ4a~4d、吐出部40、ドラム10、給気用ダクト16、給気ノズル21等が図示されている。図中の矢印は、基材2の搬送方向やドラム10の回転方向を示している。
基材2は、搬送ローラ4a~4d及びドラム10によって搬送される。
基材2としては、連続する基材が用いられ、ドラム10に巻き付けて乾燥可能なものであれば特に制限されるものではない。基材2の材料としては、例えば紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなどを用いることができる。また、シート状の基材を用いることができ、シート状の基材を用いる場合、基材2を単にシートなどと称することがある。
本実施形態の印刷装置は、基材2にインクを吐出する吐出部40を備えている。吐出部40は、文字や図形等の画像や記録対象に記録すべき所定のパターン等を印刷するための印刷指令に基づき、インクを基材2へ吐出する。インクの種類は、一種であってもよいし、複数種であってもよい。インクが吐出された基材2は、本実施形態の乾燥装置に搬送され、乾燥される。
ドラム10は、内部に加熱部14を有しており、内側の加熱部14と外側の回転部材12とを有して構成される。加熱部14は回転部材12と一体で回転してもよいし、回転しないように配置されていてもよい。加熱部14としては、適宜選択することができ、例えばヒータ等を用いることができる。加熱部14を用いることにより、基材2を加熱しながら搬送することができ、またドラムの温度調節が可能になる。
回転部材12は、基材2と接し、回転しながら基材2を搬送する。回転部材12としては、適宜選択することができ、例えば金属を用いることができる。回転部材12は、例えば中空ローラの形状にすることができる。
本実施形態の乾燥装置は、給気用ダクト16を有しており、給気用ダクト16には、ドラム10と対向する位置に複数の給気ノズル21が配置されている。また、給気用ダクト16の側面側には、給気ノズル21が給気を行うために、給気用ブロア25(送風源)が設けられている。また、給気用ブロア25からの風を加熱するために、熱源18が設けられている。
図2に、給気ノズル21の給気の一例について説明するための図を示す。図2は、図1のA-A断面図であり、本実施形態の乾燥装置の要部断面概略図である。
給気用ダクト16には、ドラム10と対向する位置であって、ドラム10の表面に沿って複数の給気ノズル21が設けられている。給気用ダクト16は、内部に給気路を有しており、給気路から給気ノズル21に風を送る。そして、給気ノズル21からドラム10に対して風が送られる。
図2中の矢印は、風の流れを示している。給気ノズル21からドラム10に対して給気される風を矢印aで示しており、ドラム10に当たった後の風を矢印bで示している。
給気用ブロア25から発生した風は給気用送風路27を通り、熱源18により加温される。加温された風は給気用ダクト16に送られる。給気用ダクト16に送られる風を図中の矢印cで示している。また、給気用ダクト16内を流れる風を図中の矢印c’で示している。
熱源18としては、特に制限されるものではなく、適宜選択することができる。例えばヒータなどを用いることができる。形状や配置は、図示されるものに限られない。
図3に、給気ノズル21の給気の一例について説明するための他の図を示す。図3は、給気用ダクト16の一部を示す斜視概略図である。
給気用ブロア25からの風(図中矢印c)は、給気用ダクト16の給気口16aから給気用ダクト16の内部に送られる。給気用ダクト16の内部を通った風は、給気ノズル21からドラム10に対して送られ(図中矢印a)、ドラム10に当たった風はドラム10の表面を沿うように流れる(図中矢印b)。
図4に、ドラム10側から見たときの給気用ダクト16の一部及び給気ノズル21の平面概略図を示す。図中の矢印はドラムの回転方向を示す。図示するように、給気ノズル21はドラムの回転方向に対して千鳥格子状に配置されている。
給気ノズル21の配置を千鳥格子状にすることで、より均一に基材2に整流した風を当てることができる。これにより、乾燥効率を向上させることができ、給気ノズル21から送られる風の温度をより低い温度に設定することができるため、乾燥のダメージを低減することができる。
従来技術において、ドラムにより基材を加熱することが行われており、ドラムにより基材が加熱されることで、基材上に飽和水蒸気の層が形成される。基材を乾燥させる乾燥手段として、この飽和水蒸気の層を取り除くために、ノズルやブロアなどにより風を当てる手段が一般的に用いられている。この場合、飽和水蒸気の層を効率良く取り除くためには、層に対して垂直に風を当てるのが適している。
従来技術の乾燥手段を図14に示す。ここではノズル5により送風が行われている。しかしながら、図に示すように、ノズル5からの風が直接当たる箇所はドラム3に垂直に送風されているが、ノズル5に対向した位置以外の箇所では、垂直に送風されていない。
ノズル5に対向した位置以外の箇所では、ノズル5からドラム3に当たった風がドラム3の表面上を沿って流れ、このようにほぼドラム3の接線上に流れてきたもので乾燥されることになる。このような従来技術では乾燥効率が悪く、例えば基材を高速に搬送する場合、乾燥させるために高温の熱風を使用しなければならず、基材にダメージを与えてしまう。基材にダメージが生じると、例えばしわが発生してしまう。
一方、本実施形態では、図1~図4に示すように、ドラムに給気を行う円筒状の給気ノズルは、ドラムと対向し、ドラムの表面に沿って面状かつ連続的に複数配置されている。このように給気ノズル21を配置することにより、給気ノズル21からの送風が基材2に対して不均一になることを低減し、基材2に対して均一に整流した熱風を当てることができる。また、ドラムの円周方向の複数個所でドラム10に対して垂直に風を当てることができるため、基材上の飽和水蒸気の層を効率良く取り除くことができ、乾燥効率を向上させることができる。これにより、ドラム10に送る風の温度をより低い温度に設定することができるため、またこれに加えて、ドラム10の表面に沿って流れる風による乾燥の割合が減るため、基材へのダメージを低減することができる。
本実施形態において「ドラムの表面に沿って」給気ノズル21が複数配置されるとは、例えば複数の給気ノズル21間で、各給気ノズル21とドラム10との距離が一定もしくはほぼ一定であることを意味する。
本実施形態において「面状に」給気ノズル21が複数配置されるとは、例えば所定の面に給気ノズル21が複数配置されていることをいう。給気ノズル21が配置される面は1つであってもよいし、複数の面(1つの面が分割された面など)であってもよい。本実施形態では、図1~図4に示すように、給気用ダクト16におけるドラム10と対向する面であってドラム10の表面に沿った面に、給気ノズル21が複数配置されている。これにより、ドラム10の表面に沿って面状に給気ノズル21を配置することができる。また、給気ノズル21が配置されていると表現しているが、給気ノズル21が形成されていると表現してもよい。
ドラム10の表面に沿った面を有する部材としては、本実施形態では給気用ダクト16が例として挙げられているが、これに限られるものではない。給気用ブロア25からの風が通る通路を有する部材であることが好ましいが、これに限られない。給気ノズル21が給気を行うことができればよい。
本実施形態において「連続的に」給気ノズル21が複数配置されるとは、例えばドラムの回転方向の直線上に給気ノズル21が複数(少なくとも2つ以上)配置されることを意味し、このような直線が複数(少なくとも2つ以上)あることを意味する。
本実施形態において「ドラムの表面に沿って面状かつ連続的に複数配置されている」というためには、給気ノズル21が密に配置されていることが好ましい。特に制限されるものではないが、例えば給気ノズル21のノズルピッチを下記の範囲にすることが好ましい。
給気ノズル21の長さ(給気用ダクト16から突出している部分)は、適宜選択することができ、例えば、給気ノズル21のノズル径の5~20倍であることが好ましい。この範囲である場合、基材2に対してより整流した風を当てることができる。
給気ノズル21のノズルピッチは、適宜選択することができ、例えば、給気ノズル21のノズル径の1.2~2倍であることが好ましい。この範囲である場合、ドラム周り全域に渡って密に風を当てることができる。
給気ノズル21とドラム10との間の距離は、適宜選択することができ、例えば、基材2の幅に対して1/500~1/10であることが好ましい。この範囲である場合、乾燥効率を向上させることができる。また、給気ノズル21ごとの風量の均一性を向上させることができる。
給気ノズル21のドラム10に対する向きとしては、適宜変更することができる。給気ノズル21の配置を説明するための図を図5に示す。図5では、ドラム10、給気用ダクト16、給気ノズル21が図示されている。
ここでは、給気ノズル21のノズル径の中心点を通り、給気ノズル21のノズル面21aと垂直な線を第1線分(1)とする。また、第1線分(1)上の点であってドラム10の表面上の点Aにおける接線を第2線分(2)とする。また、ドラム10の表面上の点Aを通り、第2線分(2)と垂直な線を第3線分(3)とする。このとき、第1線分(1)は、第3線分(3)に対して0°以上20°以下の角度を有することが好ましい。図における、第1線分(1)と第3線分(3)の角度θがこの範囲を満たすことが好ましい。このようにすることにより、乾燥効率を向上させることができる。
本実施形態において、複数の給気ノズル21の形成方法は、適宜選択することができる。例えば、穴あけ加工を行った金属板をドラムの表面に沿うように曲げ、穴と給気ノズルを溶接する方法が挙げられる。また、金属塊に穴あけ加工を行った後、切削加工により、ドラムの表面に沿うような形状を有する金属板を形成し、穴と給気ノズルを溶接する方法が挙げられる。この他にも、金属用3Dプリンターにより、給気用ダクトと給気ノズルを形成する方法が挙げられる。これらの中でも、金属用3Dプリンターにより形成する方法はコストの面で優れるため好ましい。
図2に示すように、本実施形態の乾燥装置は、ドラム10の両端部のうちの少なくとも一方から吸引を行う吸引手段19を有していることが好ましい。吸引手段19はドラム10の両方の端部に設けられていることがより好ましい。吸引手段19を用いることにより、図中矢印bの方向を基材2の両端側にすることができ、基材2上の水蒸気を効率良く取り除くことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る乾燥装置及び印刷装置の他の実施形態について説明する。上記実施形態と同様の事項については説明を省略する。
本実施形態の乾燥装置及び印刷装置を図6~図8を用いて説明する。図6は、図1と同様の図であり、本実施形態の乾燥装置及び印刷装置の側面概略図である。図7は、図3と同様の図であり、給気用ダクト及び排気用ダクトの一部における斜視概略図である。図8は、図7における給気用ダクト及び排気用ダクト内部の風の流れを説明するための斜視概略図である。
本実施形態の乾燥装置及び印刷装置は、複数の給気ノズルからなるアレイを複数有し、該アレイ間に排気経路を有している。図6に示すように、本実施形態の乾燥装置は、複数の給気ノズル21からなるアレイを複数有しており、ここでは3つのアレイとなっている。そして、アレイ間には、スリット29が設けられており、このスリット29は排気経路の一例である。
図6に示すように、スリット29は排気用ダクト17と接続されている。排気用ダクト17は、排気用ブロア26を有している。本実施形態では、ドラム10と近い側に給気用ダクト16が配置されており、ドラム10と遠い側に排気用ダクト17が配置されている。このような配置が好ましいが、給気用ダクト16と排気用ダクト17の配置は逆であってもよい。
図7を用いて風の流れの一例を模式的に説明する。図示するように、ドラム10の回転方向(基材2の搬送方向)に沿って複数のアレイが配置されている。図示される2つのアレイを符号24a、24bで示している。
図中の矢印aは給気ノズル21からドラム10に対して送られる風を示し、図中の矢印dはスリット29により排気される風を示している。給気ノズル21から送られる風により基材2が乾燥され、基材2から発生した水蒸気をスリット29により排気することができる。これにより、乾燥効率を向上させることができる。
スリット29により吸引された風(矢印d)は、排気用ダクト17の内部を通り、排気口17aから排気される。排気用ダクト17から排気される風を図中矢印eで示している。なお、給気用ダクト16における風の流れ(図中矢印c)は、上記実施形態と同様であり、図2、図3と同様である。
図8を用いて給気用ダクト16及び排気用ダクト17の内部の風の流れの一例を模式的に説明する。給気用ダクト16に流れる風(図中矢印c)は、給気用ダクト16の内部の給気路16bを通り(図中矢印c’)、給気ノズル21に送られる。一方、スリット29からの風(図中矢印d)は、排気用ダクト17の排気路を通り(図中矢印e’)、排気用ダクト17から排気される(図中矢印e)。
図6に示す例では、アレイの数を3つとしているが、これに限られるものではなく、アレイの数は適宜変更することができる。また、アレイ内の給気ノズル21の数は、適宜変更することができる。アレイ間で同一の数としてもよいし、アレイ間で異なる数としてもよい。
なお、図6には、排気用ダクト17の側面側に排気用ブロア26が設けられており、排気用ダクト17からの風(矢印e)を排気する。排気用ブロア26は、例えば下記の実施形態における図10等のような構成にすることができる。排気用ブロア26を吸引源、排気源などと称してもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明に係る乾燥装置及び印刷装置の他の実施形態について説明する。上記実施形態と同様の事項については説明を省略する。
本実施形態の乾燥装置及び印刷装置を図9~図13を用いて説明する。図9は、図1と同様の図であり、本実施形態の乾燥装置及び印刷装置の側面概略図である。図10は、図2と同様の図であり、本実施形態の要部断面概略図である。図11は、図3や図7と同様の図であり、給気用ダクト及び排気用ダクトの一部における斜視概略図である。図12は、図8と同様の図であり、図11における給気用ダクト及び排気用ダクト内部の風の流れを説明するための斜視概略図である。図13は、図4と同様の図であり、図9の給気ノズル及び排気ノズルの配置例を説明するための平面概略図である。
本実施形態の乾燥装置及び印刷装置は、ドラムと対向し、ドラムの表面に沿って面状かつ連続的に配置され、ドラム表面の周辺の空気を排気する複数の円筒状の排気ノズルを有している。図9に示すように、本実施形態の乾燥装置は、ドラム10と対向する位置であって、ドラム10の表面に沿って面状かつ連続的に配置された複数の排気ノズル22を有している。
図示するように、給気用ダクト16よりもドラム10から離れた位置に、排気用ダクト17が配置されている。このような配置が好ましいが、給気用ダクト16と排気用ダクト17の配置は逆であってもよい。また、給気用ダクト16の側面側に給気用ブロア25が設けられており、排気用ダクト17の側面側に排気用ブロア26が設けられている。
図10に、給気ノズル21の給気の一例及び排気ノズル22の排気の一例について説明するための図を示す。図10は、図9のB-B断面図であり、本実施形態の乾燥装置の要部断面概略図である。
給気用ダクト16には、ドラム10と対向する位置であって、ドラム10の表面に沿って複数の給気ノズル21及び排気ノズル22が設けられている。
まず給気について説明する。上記実施形態と同様に、給気用ブロア25からの風が給気用送風路27を通り熱源18により加熱され、給気用ダクト16に送られる(図中矢印c)。給気用ダクト16は、内部に給気路を有しており、給気路から給気ノズル21に風を送る(図中矢印c’)。そして、給気ノズル21からドラム10に対して風が送られる(図中矢印a)。
次に、排気について説明する。排気ノズル22がドラム10の表面の空気を吸引し(図中矢印d)、吸引された空気(風)は給気用ダクト16に形成された排気路23を通る。次いで、排気路23を通った風は、排気用ダクト17内の排気路を流れる(図中矢印e’)。次いで、排気用ダクト17から排気された風(図中矢印e)は、排気用送風路28を通り、排気用ブロア26により排気される。
図11に、給気ノズル21の給気の一例及び排気ノズル22の排気の一例について説明するための他の図を示す。図11は、給気用ダクト16の一部及び排気用ダクト17の一部を示す斜視概略図である。
上記実施形態と同様に、給気用ダクト16の給気口16aに送られた風(図中矢印c)は、給気用ダクト16の内部の給気路を通る。そして、給気路を通って給気ノズル21に到達し、給気ノズル21から給気が行われる(図中矢印a)。一方、排気ノズル22により吸引された風(矢印d)は、排気用ダクト17の排気路を通り、排気口17aから排気される(図中矢印e)。
なお、ここでは矢印aを1つのみ図示しているが、それぞれの給気ノズル21から送風が行われる。同様に、矢印dを1つのみ図示しているが、それぞれの排気ノズル22から排気が行われる。
図12を用いて給気用ダクト16及び排気用ダクト17の内部の風の流れの一例を模式的に説明する。給気用ダクト16に流れる風(図中矢印c)は、給気用ダクト16の内部の給気路16bを通り(図中矢印c’)、給気ノズル21に送られる。一方、排気ノズル22からの風(図中矢印d)は、給気用ダクト16内に形成された排気路23を通り、排気用ダクト17に到達する。次いで、排気用ダクト17の排気路を通り(図中矢印e’)、排気用ダクト17から排気される(図中矢印e)。
本実施形態によれば、給気ノズル21から送られる風により基材2が乾燥され、基材2から発生した水蒸気を排気ノズル22により排気することができる。これにより、乾燥効率を向上させることができる。
図13に、ドラム10側から見たときの給気用ダクト16の一部並びに給気ノズル21及び排気ノズル22の平面概略図を示す。図中の矢印はドラムの回転方向を示す。図示するように、排気ノズル22はドラムの回転方向に対して千鳥格子状に配置されている。排気ノズル22の配置を千鳥格子状にすることで、より均一に基材2上の水蒸気を排気することができる。これにより、乾燥効率を向上させることができる。
また、図13に示すように、給気ノズル21と排気ノズル22がともにドラムの回転方向に対して千鳥格子状に配置されていることがより好ましい。この場合、乾燥効率をより向上させることができる。
本実施形態における排気ノズル22は、上記実施形態の給気ノズル21と同様に、ドラム10と対向し、ドラム10の表面に沿って面状かつ連続的に配置されている。これらの用語の意味は、上記実施形態と同様である。
排気ノズル22の形状、配置等については、上記実施形態における給気ノズル21の好ましい構成と同様にすることが好ましい。例えば、排気ノズル22の長さ、ノズルピッチ、ドラム10との距離、排気ノズル22の傾き度合い(図5)等は上記実施形態における構成と同様にすることが好ましい。また、排気ノズル22のノズル径は給気ノズル21のノズル径に合わせることが好ましい。
排気ノズル22の長さ(給気用ダクト16から突出している部分)は、適宜選択することができ、例えば、排気ノズル22のノズル径の5~20倍であることが好ましい。この範囲である場合、基材2に対してより均一に排気を行うことができる。
排気ノズル22のノズルピッチは、適宜選択することができる。例えば、排気ノズル22と給気ノズル21を一種のノズルと考えて、このノズルのノズルピッチを給気ノズル21のノズル径の1.2~2倍とすることが好ましい。この範囲である場合、ドラム周り全域に渡って密に風を当てることができ、更に密に排気を行うことができる。
排気ノズル22とドラム10との間の距離は、適宜選択することができ、例えば、基材2の幅に対して1/500~1/10であることが好ましい。この範囲である場合、乾燥効率を向上させることができる。給気ノズル21とドラム10の間の距離と、排気ノズル22とドラム10の間の距離とを同じもしくは略同じにすることがより好ましい。
2 基材
3 ドラム
5 ノズル
4a~4d 搬送ローラ
10 ドラム
12 回転部材
14 加熱部
16 給気用ダクト
16a 給気口
16b 給気路
17 排気用ダクト
17b 排気口
18 熱源
19 吸引手段
21 給気ノズル
22 排気ノズル
23 排気路
25 給気用ブロア
26 排気用ブロア
27 給気用送風路
28 排気用送風路
29 スリット
40 吐出部
特開2013-166258号公報

Claims (9)

  1. 連続する基材上のインクを乾燥する乾燥装置であって、
    前記基材を搬送し、内部に加熱部を備えるドラムと、
    前記ドラムと対向し、前記ドラムの表面に沿って面状かつ連続的に配置され、前記ドラムに給気を行う複数の円筒状の給気ノズルと、を有することを特徴とする乾燥装置。
  2. 前記給気ノズルは、前記ドラムの回転方向に対して千鳥格子状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
  3. 前記ドラムの両端部のうちの少なくとも一方から吸引を行う吸引手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の乾燥装置。
  4. 複数の前記給気ノズルからなるアレイを複数有し、該アレイ間に排気経路を有することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の乾燥装置。
  5. 前記ドラムと対向し、前記ドラムの表面に沿って面状かつ連続的に配置され、前記ドラム表面の周辺の空気を排気する複数の円筒状の排気ノズルを有することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の乾燥装置。
  6. 前記排気ノズルは、前記ドラムの回転方向に対して千鳥格子状に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の乾燥装置。
  7. 前記給気ノズル及び前記排気ノズルは、前記ドラムの回転方向に対して千鳥格子状に配置されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の乾燥装置。
  8. 前記給気ノズル又は前記排気ノズルのノズル径の中心点を通り、前記給気ノズル又は前記排気ノズルのノズル面と垂直な線を第1線分とし、前記第1線分上の点であって前記ドラム表面上の点における接線を第2線分とし、前記ドラム表面上の点を通り、前記第2線分と垂直な線を第3線分としたとき、
    前記第1線分は、前記第3線分に対して0°以上20°以下の角度を有することを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の乾燥装置。
  9. 請求項1~8のいずれかに記載の乾燥装置と、前記基材にインクを吐出する吐出部と、を備えることを特徴とする印刷装置。
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