JP2019163661A - 横引きスクリーン装置における可動框のロック機構 - Google Patents

横引きスクリーン装置における可動框のロック機構 Download PDF

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【課題】横引きスクリーン装置におけるスクリーン展張位置での可動框のロック機構を、該スクリーン装置の設置枠の寸法等の影響を受けず、その施工性を改善した構成とする。【解決手段】横引きで収納ボックス内の巻取軸7にスクリーン6を巻取るスクリーン装置において、スクリーンの他端に取り付けた可動框8を、それがスクリーンの展張位置に達したときにそこにロックするため、可動框内に、その下部から下方に自重で突出するが、可動框の下部レール10に沿う移動に際しては下部レールのガイド面10b上を摺動する下ロック部材11を備えると共に、可動框の上部には下ロック部材の自重による下動に連動して上動する上ロック部材12を備える。下部レールの上記ガイド面に、可動框が展張位置に達したときに、下ロック部材が下方に落ち込むロック穴15bを、また同位置で上部レール9のガイド面9bに、上ロック部材の上端が嵌入するロック穴16bを設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、網戸その他の横引きスクリーン装置におけるスクリーンの展張位置での可動框のロック機構に関するものである。
建物開口部等にスクリーン装置を設置する場合、一般的に、施工する建物開口部毎に高さ及び幅の寸法が相違するのが通例である。そのため、横引きのスクリーン装置における可動框に付設しているスクリーンのロック機構における掛け鈎を、設置枠内において該可動框に対向する鈎受けに掛け留めするようにロック機構を構成していると、その可動框における掛け鈎と設置枠側における鈎受けとの高さを合わせるように調整する必要がある。そこで、通常、この種のロック機構においては、鈎受けについて若干の高さ調整を可能にしているが、その調整範囲を大きくすることには困難性があり、そのため、構造的に高さ調整をする必要のない構成とすることが望まれている。なお、このようなロック機構の高さ調整は、両引きのスクリーン装置において左右のスクリーンの可動框の召し合わせ位置における相互のロック等についても同様である。
本発明の技術的課題は、横引きスクリーン装置におけるスクリーン展張位置での可動框のロック機構を、該スクリーン装置を設置する設置枠の寸法の影響を受けることなく、そのため、ロック機構の設置に当たって鈎受け等の寸法調整の必要を無くして、施工性を改善した構成を提供することにある。
また、本発明の他の技術的課題は、上述のロック機構の施工性を改善すると同時に、スクリーンの巻取軸をスプリングによりバネ付勢して該スクリーンを巻き取る場合に、その付勢力で可動框が収納ボックスに当たるときの大きな衝突音の発生等を防止するためのダンパーの機能をも上記ロック機構に発揮させ、それによって、巻取軸へのダンパーの組み込みの必要をなくし、或いは、当該ダンパーの構成を簡易化できるようにした横引きスクリーン装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、上下部レールを備えている上下枠及び該上下枠の両端に連結した一対の側枠からなるスクリーン枠を備え、該一対の側枠における少なくとも一方を収納ボックスとして、該収納ボックス内に、スクリーンの巻取軸を回転可能に収容し、該巻取軸に一端を固定したスクリーンの他端に可動框を取り付け、上記スクリーン枠と、その上下枠に沿って横移動させる可動框との間に、該可動框がそれに対向するスクリーン枠の他方の側枠又は他方の可動框に当接するところのスクリーンの展張位置に達したときに、該可動框をそこに保持するように配設する横引きスクリーン装置におけるロック機構であって、上記可動框に、その下部から下方に自重で突出するが、該可動框の下枠に沿う横引きに際しては下端が下部レールのガイド面上に当接しながら摺動する下ロック部材を備えると共に、該可動框の上部には、上記下ロック部材の自重による下動に連動して上動する上ロック部材を備え、上記下部レールに設けたガイド面、又はそれに沿う下ロック受け部材上での可動框の横引きにより、該可動框が上記展張位置に達したときに、上記下ロック部材の下端が該ガイド面から下方に落ち込むロック穴を設けると共に、該展張位置における上部レールのガイド面、又はそれに沿う上ロック受け部材上での可動框の横引きにより、上記下ロック部材の下動に連動して上動する上ロック部材の上端が嵌入するロック穴を設けていることを特徴とする横引きスクリーン装置におけるロック機構が提供される。
本発明に係る上記横引きスクリーン装置におけるロック機構の好ましい実施形態においては、上記スクリーンの上下端に沿って多数の係合子を取り付け、一方、上記スクリーン枠の上下枠内にそれぞれ配設した上記上下部レールを、それらにおける上記スクリーンとの対向面側に、上記スクリーンの上下端の係合子を摺動自在に係合させるスリットを設けると共に、該スリットに沿って上下部レールに上記ガイド面を設けたものとして構成し、それらのスリットに上記係合子を係合させると共に、該スリットに沿う上下部レールのガイド面に、それぞれ前記ロック穴を設けているものとして構成される。
更に、本発明に係る上記横引きスクリーン装置におけるロック機構の他の好ましい実施形態においては、上記収納ボックス内におけるスクリーンの巻取軸に、該スクリーンを巻取軸に巻き取る方向にバネ付勢するスプリングを備え、上記スプリングの付勢力により巻取軸へのスクリーンの巻取りを行う際における上記下部レールのガイド面と下ロック部材の下端面との間の相互の摺動抵抗を、上記スプリングによる巻取軸へのスクリーンの巻取り時における可動框の加速を抑制するダンパーとして機能させるものとして構成することができる。
本発明に係る上記ロック機構の他の好ましい実施形態においては、上記可動框内に、上記下ロック部材と上記上ロック部材との間において、両ロック部材の対向面に設けたラックのそれぞれに噛合するピニオンを軸支させて、両ロック部材の上下反対方向移動を安定的に連動させる連動機構を構成させ、上記下ロック部材の重量を上ロック部材の重量よりも大きくし、両者の重量差を、上記下ロック部材の下端面がダンパーとして機能するときのガイド面に対する押圧力に設定することができる。
更に、上下ロック部材のいずれかに取り付けて上記可動框の外側面に突出させて、上記展張位置において上下部レールにおけるガイド面のロック穴に落ち込んだ上下ロック部材を、上下部レールのガイド面上に復帰させるための操作子を備え、上下ロック部材の簡易な復帰を可能にすることができる。
以上に詳述した本発明の横引きスクリーン装置におけるロック機構によれば、スクリーン展張位置での可動框のロック機構を、該スクリーン装置を設置する設置枠の寸法の影響を受けることなく、そのため、ロック機構の設置に当たって寸法調整の必要を無くし、施工性を改善した構成を有するものとして提供することができ、また、上記施工性の改善と同時に、スクリーンの巻取軸をスプリングによりバネ付勢して該スクリーンを巻き取る場合に、その付勢力で可動框が収納ボックスに当たるときの大きな衝突音の発生等を防止するためのダンパーの機能をも上記ロック機構に発揮させ、それによって、巻取軸へのダンパーの組み込みの必要をなくし、或いは、当該ダンパーの構成を簡易化できるようにした横引きスクリーン装置を提供することができる。
本発明に係るロック機構を備えた横引きスクリーン装置の実施例を示す要部縦断正面図である。 同実施例の横断平面図である。 図2のA−A断面を一部破断して示す拡大断面図である。 図2における一対の下部レール間のロック受けの構成を明示した部分平面図である。
図1〜図4は、本発明に係るロック機構を備えた横引きスクリーン装置の実施の一例を示している。
この横引きスクリーン装置は、建物開口部に設置する上下枠2,3、及び該上下枠の両端に連結した一対の側枠4,5からなるスクリーン枠1を備え、図示の実施例では、上記一対の側枠4,5をいずれもスクリーン6の収納ボックスとして、該収納ボックス内にそれぞれスクリーン6の巻取軸7を回転可能に収容し、該巻取軸に一端を固定したスクリーン6の他端にそれぞれ可動框8を取り付けて、左右両引きのスクリーン装置としたものである。
また、上記スクリーン枠1の上下枠2,3内にはスクリーン6及びその先端に取り付けた可動框8の横移動をガイドする上部レール9及び下部レール10を備えている。該可動框8の一対は、それを上記上下部レール9,10に沿って横移動させるとき、両可動框8がスクリーン枠1の中央部において互いに当接する召し合わせ位置を有し、或いは適宜設定される両スクリーン6の展張位置において相互に、或いは、図示しない受け枠に当接させることにより、上記スクリーン枠1内にスクリーン6を両引きで張設できるようにしている。
但し、本発明における横引きスクリーン装置として以下に詳述するロック機構を設置できるのは、上述のような両引きのスクリーン装置に限ることなく、上下枠2,3の両端に連結した一方の側枠4又は5を収納ボックスとし、他方の側枠をスクリーン6の展張時に可動框8を当接させる受け枠の機能を有するものとした片引きの横引きスクリーン装置として構成することもできる。この場合にも、該収納ボックス内にスクリーン6の巻取軸7を回転可能に収容し、該巻取軸7に一端を固定したスクリーン6の他端に可動框8を取り付け、該可動框を上記上下枠2,3に沿って横移動させることにより、該可動框8がそれに対向するスクリーン枠1の側枠5又は4に当接する展張位置に達したときに、以下に詳述するロック機構により該可動框をそこに保持するように構成される。
上述したようなスクリーン装置においては、上記収納ボックス内におけるスクリーン6の巻取軸7内に、周知のように、該スクリーン6を巻取軸7に巻き取る方向にバネ付勢する図示省略のスプリングを備えている。
また、該スクリーン6は、図1及び図3から分かるように、その上下端に沿って被服等に多用されているファスナーの半体等で構成される多数の係合子6aを取り付け、一方、上記スクリーン枠1の上下枠2,3内にそれぞれ配設した上下部レール9,10には、それらにおける上記スクリーン6との対向面側に、該スクリーンの上下端の係合子6aを摺動自在に係合させるスリット9a,10aを設け、それによってスクリーンの上下端を安定的にガイドさせている。
上記スクリーン装置においては、可動框8が上記スクリーン6の展張位置に達したときに、その位置において該可動框8を自動的にロックするため、該可動框8内に、その下部から下方に自重で突出するが、該可動框8の下枠3に沿う横引きに際しては、下端が下部レール10における上記スリット10aに沿って設けているガイド面10b上に当接しながら摺動する下ロック部材11を備えている。また、該可動框8の上部には、上記下ロック部材11の自重による下動に連動して上部レール9の下面側のガイド面9bに向かって上動することにより、可動框8の上端から突出する上ロック部材12を備えている。
これらの下ロック部材11及び上ロック部材12は、可動框8内に上下方向に摺動可能に保持させたものであり、そして、スクリーン装置が両引きである場合に、それぞれの可動框8に上記下ロック部材11及び上ロック部材12を設けるのは勿論である。
なお、図1において、右側のスクリーン6に取り付けている可動框8内の下ロック部材11及び上ロック部材12は、可動框8を上下部レール9,10に沿って横引きで移動させている状態を示し、左側の可動框8は、スクリーン6を展張状態まで移動させた状態を示している。
上記可動框8内においては、上記下ロック部材11と上記上ロック部材12との上下反対方向移動を安定的に連動させるための連動機構を備えている。この連動機構は、両ロック部材11,12の対向面に設けたラック11a,12aのそれぞれに噛合するピニオン13を該ラック11a,12a間に配設し、該ピニオン13を可動框8自体に回転自在に軸支させただけの簡単な構成のものとしている。しかも、上記下ロック部材11は、その重量を上ロック部材12の重量よりも大きくし、両者の重量差により、可動框8が上記スクリーン6の展張位置に達したときに、上記下ロック部材11がその自重によって自動的に可動框8の下部から下方に突出するように構成している。なお、上記ピニオン13を用いた連動機構に代えて、機能的に均等な他の連動機構を採用することもできる。
図示したような両引きのスクリーン装置の場合、両可動框8,8の召し合わせ部が,通常は上下枠2,3の中央付近に位置することになるので、該召し合わせ部における下部レール10を切除して、その部位に、図1及び図4に示すような下ロック受け部材15、つまり下部レール10のガイド面10bに連なる両端部に、該ガイド面10bに連なるガイド延長部15aを設けると共に、それらの間の中央部に、下ロック部材11の下端が上記ガイド延長部15aから下方に落ち込むところの、一対の可動框8,8の下ロック部材11に共通のロック穴15bを設けた下ロック受け部材15を配設している。上記下ロック受け部材15のガイド延長部15aは、他の構造部分との関連において十分に短寸のものとして設定することもできる。
なお、図4中の符号15cは、可動框8が召し合わせ位置に達したときに、スクリーン6の下端に取り付けた係合子6aが収容される係合子用空間を示している。
また、上記召し合わせ部における上部レール9についても、上記下部レール10の場合と同様に、両可動框8,8の召し合わせ部における上部レール9を切除して、その部位に上記図4の下ロック受け部材15と上下が反転しているが同形状で、両端に上部レール9のガイド面9bに連なるガイド延長部16aを設けると共に、それらの間の中央部に、上記可動框8の上ロック部材12の上端がガイド面9bに連なるガイド延長部16aから上方に落ち込むところの、一対の可動框8,8に共通のロック穴16bを設けた上ロック受け部材16を配設している。
一方、スクリーン装置が片引きの場合には、上下枠2,3の両端に連結した側枠の一方を収納ボックスとし、他方の側枠をスクリーン6の展張時に可動框8を当接させる受け枠の機能を有するものとするので、巻取軸7に一端を固定したスクリーン6の他端の可動框8を上下枠2,3に沿って横移動させることにより、単一のスクリーン6がスクリーン枠1内に張設され、該可動框8がそれに対向するスクリーン枠1の側枠(受け枠)に当接する展張位置に達したときに、以下に詳述するロック機構により該可動框をそこに保持するように構成される。なお、その他の構成は、次に述べる点を除いて、両引きのスクリーン装置の場合と格別相違するものではない。
この片引きのスクリーン装置の場合、単一のスクリーン6を可動框8によって横移動させ、該可動框8を、受け枠として機能する側枠に当接させる展張位置において、上下ロック受け部材16,15によりロックするものであり、そのため、可動框8をガイドする上下部レール9,10の各ガイド面は、少なくとも前記スリット9a,10aに沿う単一のガイド面を備えていればよく、また、スクリーン6の展張位置に設ける可動框8の下ロック受け部材15及び上ロック受け部材16の上記ガイド延長部15a,16aには、少なくとも単一の下ロック部材11及び少なくとも単一の上ロック部材12を落とし込むロック穴15b,16bを備えたロック受け部材15,16を設ければよい。
上記構成を備えたスクリーン装置においては、巻取軸7に巻かれたスクリーン6を、可動框の操作により巻取軸7内のスプリングの付勢力に抗して張設し、可動框8がスクリーン6の展張位置にまで達すると、下ロック部材11がその自重により可動框8の下端から突出して、下ロック受け部材15のロック穴15bに落ち込むと同時に、その下ロック部材11に連動して上ロック部材12が可動框8の上端から突出することにより、上ロック受け部材16のロック穴16bに落ち込み、結果的にその展張位置に可動框8がロックされ、スクリーン6が展張状態に保持される。
また、上記展張位置において上下ロック受け部材16,15におけるロック穴16b,15bに落ち込んだ上下ロック部材12,11を、該ロック穴から離脱させ、それを上下部レール9,10のガイド面9b,10b上に復帰させるために、上記可動框8の外側面には、下ロック部材11に連結部材11cを介して連結した操作子11bを露出させている。この操作子11bは、操作者がそれを上動させると、連結部材11cを介して下ロック部材11を上動させることができると同時に、連動機構を介して上ロック部材12を下動させることができ、それにより、ロック穴16b,15bに落ち込んだ上下ロック部材12,11を離脱させ、上下ロック部材を簡易に復帰させることができる。
なお、上記操作子11bは、連結部材11cを介して上下ロック部材12,11のいずれ取り付けてもよい。該上下ロック部材は、相互に連動機構により逆方向に連動するように連結されたものであるから、仮に上記操作子11bを逆のロック部材に取り付けたとしても、上下部レールにおけるガイド面のロック穴に落ち込んだ上下ロック部材をそのロック穴から離脱させるための操作方向が上下逆になるだけである。
また、本発明に係る横引きスクリーン装置は、前述したように、スクリーン6の巻取軸7をスプリングによりバネ付勢して、該スクリーンを巻き取る場合に、その巻取りのための付勢力で、可動框8が側枠4,5として構成される収納ボックスに衝突するときに大きな衝突音を発生する等の問題があり、それを防止するため、既知のスクリーン装置では巻取軸内に巻取り速度の高速化を抑制するダンパーを設けるなどの配慮がなされているが、上記ロック機構における下ロック部材11には、そのダンパーの機能をも発揮させ、それによって、巻取軸へのダンパーの組み込みの必要をなくし、或いは、当該ダンパーをより簡易化可能にするものである。
即ち、上記可動框8における下ロック部材11は、可動框8をその横引きにより上記スクリーン枠1の下枠3内の下部レール10のガイド面10bに沿ってスクリーン6の展張位置に移動させるときに、前述したように、下部レール10のガイド面10b上に下ロック部材11を自重で摺接させながら移動させ、それによって下ロック部材11の下端を下ロック受け部材15のロック穴15bに落とし込むが、このスクリーン6の展張時と同様に、展張位置での可動框8のロックの後に、該可動框のロックを解除してスクリーンを巻き取る段階においても、上記スプリングによるスクリーン6の巻取りのための付勢力が可動框8自体に作用し、この可動框8の復帰移動の際にも、上記下ロック部材11の下端を自重で摺接させながら移動させることになる。
上記スクリーン装置は、この下ロック部材11の下端が自重で下部レール10のガイド面10bに摺接しながら移動する際の摩擦抵抗を上記ダンパーとして利用するもので、前述したように、可動框8内の下ロック部材11は、上ロック部材12よりもその重量を大きくして、下ロック部材11の下端を下ロック受け部材15のロック穴15bに落とし込むのを安定化させる必要があることも考慮すれば、該下ロック部材に或る程度の自重を持たせて、ガイド面10bに摺接しながら移動する際の摩擦抵抗を、可動框が前記収納ボックスに衝突する勢いを緩和するためのダンパーとしての機能を有効に発揮させることができる。また、上記下ロック部材11の自重を増大することを考慮するよりも、該下ロック部材11の下端面に、上記ガイド面10bとの間の摩擦力を調整する調整部片を貼着するなどの対応策も考慮することができる。
1 スクリーン枠
2 上枠
3 下枠
6 スクリーン
7 巻取軸
8 可動框
9 上部レール
10 下部レール
10b ガイド面
11 下ロック部材
12 上ロック部材
15b,16b ロック穴

Claims (5)

  1. 上下部レールを備えている上下枠及び該上下枠の両端に連結した一対の側枠からなるスクリーン枠を備え、該一対の側枠における少なくとも一方を収納ボックスとして、該収納ボックス内に、スクリーンの巻取軸を回転可能に収容し、該巻取軸に一端を固定したスクリーンの他端に可動框を取り付け、上記スクリーン枠と、その上下枠に沿って横移動させる可動框との間に、該可動框がそれに対向するスクリーン枠の他方の側枠又は他方の可動框に当接するところのスクリーンの展張位置に達したときに、該可動框をそこに保持するように配設する横引きスクリーン装置におけるロック機構であって、
    上記可動框に、その下部から下方に自重で突出するが、該可動框の下枠に沿う横引きに際しては下端が下部レールのガイド面上に当接しながら摺動する下ロック部材を備えると共に、該可動框の上部には、上記下ロック部材の自重による下動に連動して上動する上ロック部材を備え、
    上記下部レールに設けたガイド面、又はそれに沿う下ロック受け部材上での可動框の横引きにより、該可動框が上記展張位置に達したときに、上記下ロック部材の下端が該ガイド面から下方に落ち込むロック穴を設けると共に、該展張位置における上部レールのガイド面、又はそれに沿う上ロック受け部材上での可動框の横引きにより、上記下ロック部材の下動に連動して上動する上ロック部材の上端が嵌入するロック穴を設けている、
    ことを特徴とする横引きスクリーン装置におけるロック機構。
  2. 上記スクリーンの上下端に沿って多数の係合子を取り付け、
    一方、上記スクリーン枠の上下枠内にそれぞれ配設した上記上下部レールを、それらにおける上記スクリーンとの対向面側に、上記スクリーンの上下端の係合子を摺動自在に係合させるスリットを設けると共に、該スリットに沿って上下部レールに上記ガイド面を設けたものとして構成し、
    それらのスリットに上記係合子を係合させると共に、該スリットに沿う上下部レールのガイド面に、それぞれ前記ロック穴を設けている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の横引きスクリーン装置におけるロック機構。
  3. 上記収納ボックス内におけるスクリーンの巻取軸に、該スクリーンを巻取軸に巻き取る方向にバネ付勢するスプリングを備え、
    上記スプリングの付勢力により巻取軸へのスクリーンの巻取りを行う際における上記下部レールのガイド面と下ロック部材の下端面との間の相互の摺動抵抗を、上記スプリングによる巻取軸へのスクリーンの巻取り時における可動框の加速を抑制するダンパーとして機能させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の横引きスクリーン装置におけるロック機構。
  4. 上記可動框内に、上記下ロック部材と上記上ロック部材との間において、両ロック部材の対向面に設けたラックのそれぞれに噛合するピニオンを軸支させることにより、両ロック部材の上下反対方向移動を連動させる連動機構を構成させ、
    上記下ロック部材の重量を上ロック部材の重量よりも大きくし、両者の重量差を、上記下ロック部材の下端面がダンパーとして機能するときのガイド面に対する押圧力に設定している、
    ことを特徴とする請求項3に記載の横引きスクリーン装置におけるロック機構。
  5. 上下ロック部材のいずれかに取り付けて上記可動框の外側面に突出させ、上下部レールにおけるガイド面のロック穴に落ち込んだ上下ロック部材を、上下部レールのガイド面上に復帰移動可能にした操作子を備えている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の横引きスクリーン装置におけるロック機構。
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