JP7398734B2 - 引き戸の制動装置 - Google Patents
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Description
まず、図1を用いて、引き戸1の全体構成を説明する。引き戸1は、戸枠10と、戸板11と、によって開口部90を塞ぐように構成されている。戸枠10は、四角形の枠体であり、その内部に左右にスライド移動できるように戸板11が設置されている。
そして、本実施例の引き戸の制動装置2は、図2~図6に示すように、戸枠10側の構成として、バネトリガ32及びダンパトリガ31を備えるとともに;戸板11側の構成として、ケーシング40と、一対のバネスライダ51、52と、一対のバネスライダ51、52間に架け渡された引張弾性体であるバネ53と、ダンパ63と、一対のダンパスライダ61、62と、を備えている。そして、引き戸の制動装置2は、戸板11を戸閉まり方向に移動させる際に、一方側のダンパスライダ61(62)がダンパトリガ31に衝突するようにされ、所定の時間差(位相差)の後に、同じ一方側のバネスライダ51(52)がバネトリガ32に衝突して、バネスライダ51(52)がケーシング40の係止溝40bから離脱してスライド溝40a内を摺動するようにされている。
前述したように、引き戸の制動装置2は、戸枠10側の構成として、バネトリガ32及びダンパトリガ31を備えている。なお、図示しないが、バネトリガ32及びダンパトリガ31は、戸枠10の右端近傍にも配置されている(図1参照)。バネトリガ32は、戸枠10に固定されるベース部と、ベース部から突出する突起32aと、突起32aよりも中央寄りに配置された誤動作復帰用の鉤状のキャッチ部32bと、を一体に備えている。このベース部は、タッピング等によって戸枠10に固定される。このベース部には、複数の取付孔(本実施例では3つ)が形成されており、いずれかの取付位置を選択することによって、ダンパトリガ31に対する距離(位相差)を調整できるようになっている。
前述したように、引き戸の制動装置2は、戸板11側の構成として、ケーシング40と、一対のバネスライダ51、52と、一対のバネスライダ51、52間に架け渡された引張弾性体であるバネ53と、ダンパ63と、一対のダンパスライダ61、62と、を備えている。ケーシング40は、金属や合成樹脂などによって、上部が開いたコ字状に形成されるものであり、その側面には、戸板11の開閉方向に延びるスライド溝40aと、スライド溝40aの外寄りの位置で分岐された係止溝40bと、が形成されている。スライド溝40aは、バネスライダ51(52)がバネトリガ32に嵌合している場合に、バネスライダ51(52)が回転軸57を回転中心として(図中の)時計回りに回転した状態で、バネスライダ51(52)の回転軸57及び移動軸58を開閉方向に案内するものである。係止溝40bは、バネスライダ51(52)がバネトリガ32に嵌合していない場合に、バネスライダ51(52)が回転軸57を回転中心として(図中の)反時計回りに回転した状態で、移動軸58を保持するものである。
次に、図7、図8を用いて、本実施例の引き戸の制動装置2の作用について説明する。まず、図7(a)~(c)を用いて、引き戸の制動装置2のダンパスライダ衝突時の作用について説明する。開いた状態の戸板11を手で持って、戸枠10に向かってスライドさせていくと、ダンパスライダ61(62)がダンパトリガ31と衝突する。そうすると、ダンパ63によってスライド移動の衝撃(運動エネルギー)のピーク値付近が熱エネルギーに変換されて吸収される。したがって、戸板11の衝突は緩和されることになる。
次に、図9、図10を用いて、本実施例の引き戸の制動装置2の誤動作復帰構造と、その作用について説明する。まず構造について説明すると、図9(a)~(c)に示すように、誤動作復帰構造として、バネトリガ32の突起32aよりも内寄り(戸板11を開く側)に、キャッチ部32bが形成されている。このキャッチ部32bは、全体として内向きのコ字状(C字状)に形成されており、両方の先端部が鉤状に形成されている。そして、この鉤状の先端部によって、バネスライダ51(52)の凹部51aの内側の側壁部を掛止するようになっている。
次に、本実施例の引き戸の制動装置2の奏する効果を列挙して説明する。
10 戸枠
10a レール
10b 下部ガイド
11 戸板
11b 下部レール
12 ガイドローラ
13 ガイドローラ
2 引き戸の制動装置
31 ダンパトリガ
31a ストッパ面
32 バネトリガ
32a 突起
32b キャッチ部
40 ケーシング
40a スライド溝
40b 係止溝
51 (第1の)バネスライダ
51a 凹部
52 (第2の)バネスライダ
53 バネ(引張弾性体)
55 ケース
56 ケース
57 回転軸
58 移動軸
61 (第1の)ダンパスライダ
61a 突起
62 (第2の)ダンパスライダ
63 ダンパ
63a ロッド部
63b シリンダ部
70 位相差復帰バネ
90 開口部
Claims (6)
- 戸枠に対する戸板の移動を制御する引き戸の制動装置であって;
前記戸枠は、
前記戸板に向かって突出するように所定位置に配置されるバネトリガ及びダンパトリガを備え;
前記戸板は、
長手方向の両端近傍にそれぞれ前記戸板の開閉方向に延びるスライド溝と、前記スライド溝の外寄りの位置で分岐された係止溝と、が設けられたケーシングと、
前記ケーシングの長手方向に沿ってそれぞれ移動する一対のバネスライダと、
前記一対のバネスライダ間に架け渡された引張弾性体と、
シリンダ部とロッド部とを有するダンパと、
前記シリンダ部及び前記ロッド部にそれぞれ取り付けられて前記ケーシングの長手方向に沿って移動する一対のダンパスライダと、を備え;
前記スライド溝は、前記バネスライダが前記バネトリガに嵌合している場合に、前記バネスライダが回転軸を回転中心として正回転して、前記バネスライダの回転軸及び移動軸を前記戸板の開閉方向に案内するようにされ、
前記係止溝は、前記バネスライダが前記バネトリガに嵌合していない場合に、前記バネスライダが回転軸を回転中心として逆回転して、前記バネスライダの前記移動軸を保持するようにされており、
前記戸板を移動させる際に、
一方の前記ダンパスライダが前記ダンパトリガに衝突するようにされ、かつ、
一方の前記バネスライダが前記バネトリガに衝突して嵌合することで、前記バネスライダの前記移動軸が前記ケーシングの前記係止溝から離脱して前記スライド溝に移動するようにされている、引き戸の制動装置。 - 前記ダンパスライダの前記ダンパトリガに対する衝突と、前記バネスライダの前記バネトリガに対する衝突と、の間には、所定の位相差が設けられている、請求項1に記載された引き戸の制動装置。
- 前記バネスライダと前記ダンパスライダとの間に架け渡される位相差復帰バネをさらに備える、請求項1又は請求項2に記載された引き戸の制動装置。
- 前記バネトリガ及び/又は前記ダンパトリガの少なくともいずれか一方には、複数の取付孔が形成されて、相対的な距離を調整できるようになっている、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された引き戸の制動装置。
- 前記ケーシングの上縁には長手方向に沿ってレールが形成され、前記ダンパスライダは、前記レールに嵌合して摺動するようになっている、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載された引き戸の制動装置。
- 前記バネトリガは、前記バネスライダの誤動作復帰用のキャッチ部をさらに有する、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載された引き戸の制動装置。
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