JP2019162751A - 画像記録装置および画像記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】基材にインクのミストが付着することを防止できる、画像記録装置および画像記録方法を提供する。【解決手段】画像記録装置1は、被印刷基材91を搬送する搬送機構10と、搬送経路途中に設けられ、外部から隔離された内部空間51と、内部空間51へ被印刷基材91を搬入する搬入口52と、内部空間51から被印刷基材91を搬出する搬出口53と、内部空間51の気体を外部へ排気する排気口54とを有するチャンバ50と、内部空間51に設けられ、被印刷基材91の表面にインクを吐出する画像記録部20と、内部空間51から排気口54を介して外部へ流れる気流を発生させる排気ファン54Aおよび吸気ファン101と、を備える。搬送機構10は、チャンバ50よりも上流側で、被印刷基材91の裏面に防止用基材92を重ね合わせ、これらの基材91,92を重ねた状態で、搬入口52から内部空間51へ搬入する。【選択図】図1
Description
本発明は、記録媒体をその長手方向に沿う搬送方向に搬送しつつ、当該記録媒体にインクを用いて画像を記録する画像記録装置および画像記録方法に関する。
従来、帯状の記録媒体を搬送しつつ、複数の記録ヘッドから光硬化型のインクを吐出することにより、記録媒体に画像を記録するインクジェット方式の画像記録装置が知られている。この種の画像記録装置では、記録媒体の記録面にインクを吐出した後、記録媒体に紫外線等の光を照射して、インクを硬化させる。これにより、記録媒体の記録面にインクを定着させる。光硬化型のインクを用いた従来の画像記録装置については、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の画像記録装置において、インクを吐出する際、吐出されたインクはミスト状に浮遊することがある。この場合、浮遊したインクのミストが、基材に直接付着し、また、画像記録装置の他の部材、例えば、搬送ローラを介して基材に付着するといった問題が生じる。
そこで、本発明は、基材にインクのミストが付着することを防止できる、画像記録装置および画像記録方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明の画像記録装置は、帯状の第1基材を、長手方向に沿う搬送方向に搬送する搬送機構と、前記搬送機構により搬送される前記第1基材の搬送経路途中に設けられ、外部から隔離された内部空間と、前記内部空間へ第1基材を搬入する搬入口と、前記内部空間から第1基材を搬出する搬出口と、前記内部空間の気体を外部へ排気する排気口とを有するチャンバと、前記内部空間に設けられ、前記第1基材の表面にインクを吐出するノズルと、前記内部空間から前記排気口を介して外部へ流れる気流を発生させる気流発生部と、を備え、前記搬送方向において前記チャンバよりも上流側で、帯状かつ前記第1基材よりも幅広の第2基材を前記第1基材の裏面に重ね合わせ、前記第1基材と前記第2基材とを重ねた状態で、前記搬入口から前記内部空間へ搬入する。
本願の第2発明は、第1発明の画像記録装置において、前記気流発生部は、前記チャンバの前記内部空間の圧力を、前記チャンバの前記搬入口および前記搬出口の外部の気圧よりも低くする。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の画像記録装置において、前記搬送機構および前記チャンバを収容する外装ハウジング、をさらに備え、前記チャンバの前記排気口は、前記内部空間の気体を前記外装ハウジング外部へ排気する。
本願の第4発明は、第1発明から第3発明までのいずれかの画像記録装置において、前記チャンバの前記搬入口および前記搬出口それぞれを開閉するシャッタ機構、をさらに備え、前記シャッタ機構は、前記気流発生部の動作時に、前記搬入口および前記搬出口それぞれを開放し、前記気流発生部は、前記シャッタ機構が前記搬入口および前記搬出口それぞれを閉鎖するときに、動作を停止する。
本願の第5発明は、第4発明の画像記録装置において、前記シャッタ機構は、前記気流発生部の動作が開始してから所定時間経過後に、前記搬入口および前記搬出口それぞれを開放し、前記気流発生部は、前記シャッタ機構が前記搬入口および前記搬出口それぞれを閉鎖してから所定時間経過後に、動作を停止する。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれかの画像記録装置において、前記搬送機構は、前記搬送方向において前記チャンバよりも下流側で、前記第1基材と前記第2基材とを剥離する。
本願の第7発明は、第6発明の画像記録装置において、前記搬送機構は、前記第1基材から剥離した前記第2基材を、前記搬送方向において前記チャンバよりも上流側に搬送して、前記第1基材に重ね合わせる。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明までのいずれかの画像記録装置において、前記インクは、紫外線硬化型のインクであり、前記ノズルより前記搬送方向の下流側において、紫外線を含み、前記インクを増粘させる第1照射光を、前記第1基材の表面に照射する増粘用光照射部と、前記増粘用光照射部より前記搬送方向の下流側において、紫外線を含み、前記インクを前記第1基材の表面に定着させる第2照射光を、前記第1基材の表面に照射する定着用光照射部と、を備える。
本願の第9発明は、帯状の第1基材の表面にインクを吐出して、画像を記録する画像記録方法であって、a)前記第1基材を、搬送機構により長手方向に沿う搬送方向に搬送する工程と、b)帯状で、前記第1基材よりも幅広の第2基材を前記第1基材の裏面に重ね合わせて搬送する工程と、c)重ね合わせた前記第1基材と前記第2基材とを、外部から隔離されたチャンバの内部空間へ搬入する工程と、d)前記内部空間に設けられたノズルから、前記第1基材の表面にインクを吐出する工程と、e)前記内部空間から、前記チャンバに設けられた排気口を介して外部へ流れる気流を発生させる工程と、f)インク吐出後に、前記内部空間から前記第1基材および前記第2基材を搬出する工程と、を備える。
本願の第1発明〜第9発明によれば、第1基材の裏面に第2基材を重ねた状態で、第1基材の表面にインクを吐出するため、第1基材の裏面にインクのミストが付着することを防ぐことができる。また、チャンバ内から外部へ流れる気流により、吐出時にミストとなったインクを、チャンバ内から外部へ排出できる。これにより、インクのミストが、チャンバ内の他の部材を介して、第1基材に付着するおそれを防止できる。
特に、本願の第3発明によれば、チャンバの外部かつ外装ハウジング内の部材に、インクのミストが付着するおそれを防止できる。
特に、本願の第4発明によれば、搬入口または搬出口からインクのミストが排出されることを防止できる。
<1.画像記録装置の構成>
図1は、本実施形態に係る画像記録装置1の構成を示す図である。この画像記録装置1は、帯状の被印刷基材91を搬送しつつ、複数のヘッドユニット21〜24から基材91にインクを吐出することにより、被印刷基材91にカラー画像を記録するインクジェット方式の印刷装置である。
図1は、本実施形態に係る画像記録装置1の構成を示す図である。この画像記録装置1は、帯状の被印刷基材91を搬送しつつ、複数のヘッドユニット21〜24から基材91にインクを吐出することにより、被印刷基材91にカラー画像を記録するインクジェット方式の印刷装置である。
被印刷基材91は、例えば、錠剤または錠菓を包装するPTPシートに用いられるアルミニウム製の基材である。なお、被印刷基材91は、錠剤または錠菓を包装する包装用シートでもよい。包装用シートは、例えば、PP(ポリプロピレン)またはPVC(ポリ塩化ビニル)の透明又は半透明の熱可塑性樹脂材料からなる。被印刷基材91は、本発明の「第1基材」の一例である。
画像記録装置1は、搬送機構10、画像記録部20、増粘用光照射部30、定着用光照射部40、チャンバ50、および制御部60を備えている。搬送機構10、画像記録部20、増粘用光照射部30、定着用光照射部40、チャンバ50、および制御部60は、外装ハウジング100の内部に収容されている。
搬送機構10は、被印刷基材91をその長手方向に沿う搬送方向に搬送するための機構である。搬送機構10は、巻き出し部11、複数の搬送ローラ12、および巻き取り部13を有する。被印刷基材91は、巻き出し部11から繰り出され、複数の搬送ローラ12により構成される搬送経路に沿って搬送される。各搬送ローラ12は、水平軸を中心として回転することによって、被印刷基材91を搬送経路の下流側へ案内する。搬送後の被印刷基材91は、巻き取り部13へ回収される。
搬送機構10は、搬送経路途中に、基材重合部10Aと、基材剥離部10Bとを有する。
基材重合部10Aは、搬送経路のチャンバ50よりも上流側に配置される。基材重合部10Aは、巻き出し部11から繰り出された被印刷基材91を下流側へ搬送しつつ、被印刷基材91の裏面に、防止用基材92を重ね合わせる。防止用基材92は、被印刷基材91の裏面に、インクが付着することを防ぐための基材である。防止用基材92は、例えば、樹脂製のフィルムシートである。防止用基材92は、本発明の「第2基材」の一例である。搬送機構10は、被印刷基材91と防止用基材92とを、重ね合わせた状態で、下流側のチャンバ50へ搬送する。
基材剥離部10Bは、搬送経路のチャンバ50よりも下流側に配置される。基材剥離部10Bは、基材重合部10Aにより被印刷基材91の裏面に重ね合わされた防止用基材92を、被印刷基材91から剥離する。そして、基材剥離部10Bは、被印刷基材91を巻き取り部13へ送り出し、防止用基材92を基材重合部10Aへ送り出す。
なお、本実施形態の防止用基材92は、ループ状に繋がっている。基材剥離部10Bから基材重合部10Aへ送り出された防止用基材92は、基材重合部10Aにおいて、巻き出し部11から繰り出された被印刷基材91の裏面に、再び重ね合わされる。つまり、防止用基材92は、回収されることなく、基材重合部10Aと、基材剥離部10Bとの間を往来し、繰り返し、被印刷基材91の裏面に重ね合わされる。
搬送機構10は、基材剥離部10Bの上流側の位置に、ニップローラ14を有する。ニップローラ14は、被印刷基材91および防止用基材92を挟持しつつ、指定された速度で能動回転する。被印刷基材91および防止用基材92の搬送時には、制御部60が、ニップローラ14の回転速度を調節する。これにより、被印刷基材91は、巻き出し部11から巻き取り部13へ搬送される。また、防止用基材92は、基材重合部10Aと、基材剥離部10Bとの間を搬送される。そして、搬送時には、被印刷基材91および防止用基材92に張力が与えられる。その結果、搬送中における被印刷基材91および防止用基材92の弛みやしわが抑制される。
また、巻き出し部11と基材重合部10Aとの間には、巻き出し部11から基材重合部10Aへ搬送される被印刷基材91の蛇行を補正する蛇行補正部10Cが設けられている。また、基材剥離部10Bと基材重合部10Aとの間には、基材剥離部10Bから基材重合部10Aへ搬送される防止用基材92の蛇行を補正する蛇行補正部10Dが設けられている。
基材重合部10Aと、基材剥離部10Bとの間の被印刷基材91の搬送経路途中には、後述するチャンバ50が設けられている。搬送機構10は、基材重合部10Aで重ね合わせた被印刷基材91および防止用基材92を、チャンバ50内へ搬入する。チャンバ50内には、画像記録部20と増粘用光照射部30とが設けられている。被印刷基材91および防止用基材92は、画像記録部20の下方において、複数のヘッドユニット21〜24の配列方向に沿って、略水平に移動する。このとき、記録面である被印刷基材91の表面は、上方(ヘッドユニット21〜24側)に向けられている。
画像記録部20は、被印刷基材91の表面に対して、紫外線硬化型のインクを吐出する。本実施形態の画像記録部20は、4つのヘッドユニット21〜24を有する。これらのヘッドユニット21〜24は、カラー画像の色成分となるC(Cyan)、M(Magenta)、Y(Yellow)、K(Black)の各色のインクの液滴を、被印刷基材91の表面に、それぞれ吐出する。
図2は、ヘッドユニット24および増粘用光照射部30の下面図である。図2に示すように、本実施形態のヘッドユニット24は、2つの記録ヘッド201を有する。また、図2中に拡大して示したように、記録ヘッド201の下面には、複数のノズル202が規則的に配列されている。他の3つのヘッドユニット21〜23も、同様に、複数のノズル202をもつ2つの記録ヘッド201を有する。印刷時には、各ヘッドユニット21〜24の複数のノズル202から被印刷基材91の表面へ向けて、各色のインクの液滴が吐出される。これにより、被印刷基材91の表面にカラー画像が記録される。
被印刷基材91は、画像記録部20よりも搬送方向の上流側で、裏面に防止用基材92が重ね合わされている。つまり、被印刷基材91は、裏面に防止用基材92が重ね合わされた状態で、インクの液滴が吐出される。このため、インクの吐出時にミスト状となったインクが、被印刷基材91の裏面に直接付着し、または、搬送ローラ12を介して付着することを防止できる。また、図2に示すように、防止用基材92の幅は、被印刷基材91の幅よりも広い。このため、被印刷基材91の裏面全体を、防止用基材92で覆うことができるため、被印刷基材91の裏面へインクが付着することを、より確実に防止できる。
増粘用光照射部30は、画像記録部20よりも搬送方向の下流側において、被印刷基材91の表面に第1照射光を照射する機構である。図2に示すように、増粘用光照射部30の下面には、複数のLED(Light Emitting Diode,発光ダイオード)光源31が規則的に配列されている。なお、図2の例では、複数のLED光源31が、搬送方向および幅方向(搬送方向に直交する水平方向)に二次元的に配列されているが、複数のLED光源31は、幅方向に一列に配列されていてもよい。
各LED光源31から照射される第1照射光は、ヘッドユニット21〜24から吐出されるインクの硬化に有効な波長帯域の紫外線を含んでいる。このため、被印刷基材91上のインクに第1照射光が照射されると、インクの粘度が増加する。ただし、増粘用光照射部30から照射される第1照射光の光量は、後述の定着用光照射部40から照射される第2照射光の光量よりも、小さい。このため、被印刷基材91上のインクは、完全には硬化されない。すなわち、第1照射光により、被印刷基材91上の各色のインクは、流動性が低下した半硬化の状態となる。
インクが半硬化すると、被印刷基材91上におけるインクの拡がりが抑制される。したがって、増粘用光照射部30より下流側の搬送経路において、インクの拡がりによる印刷品質の低下が生じにくくなる。
定着用光照射部40は、チャンバ50よりも搬送方向の下流側に配置される。被印刷基材91および防止用基材92がチャンバ50から搬出された後、定着用光照射部40は、被印刷基材91の表面に第2照射光を照射する。定着用光照射部40から照射される第2照射光は、ヘッドユニット21〜24から吐出されるインクの硬化に有効な波長帯域の紫外線を含んでいる。また、定着用光照射部40から照射される第2照射光は、インクを完全に硬化させるために十分な光量を有している。このため、被印刷基材91上のインクに第2照射光が照射されると、インクが硬化されて、被印刷基材91の表面にインクが定着する。
チャンバ50は、上記のように、基材重合部10Aと、基材剥離部10Bとの間に設けられる。チャンバ50は、画像記録部20によるインクの吐出時に発生するインクのミストが、外装ハウジング100内を浮遊することを防ぐための筐体である。インクのミストが外装ハウジング100内を浮遊することを防止することで、例えば、巻き出し部11から繰り出された直後の被印刷基材91にインクが付着し、巻き取り部13に巻き取られる直前の被印刷基材91にインクが付着し、または、ニップローラ14など、他の部材にインクが付着することを防止できる。
図3は、チャンバ50を説明するための図である。
チャンバ50は、外装ハウジング100内において、外部と隔離した内部空間51と、搬入口52と、搬出口53とを有している。搬送機構10は、基材重合部10Aで被印刷基材91と防止用基材92とを重ね合わせた後、搬入口52を介して、被印刷基材91及び防止用基材92を内部空間51へ搬入する。その後、搬送機構10は、被印刷基材91の表面を上方(ヘッドユニット21〜24側)に向けて、被印刷機材91及び防止用基材92を略水平に搬送する。このとき、被印刷基材91の表面には、上記した画像記録部20によりインクが吐出される。そして、搬送機構10は、被印刷基材91および防止用基材92を、搬出口53から搬出する。
チャンバ50は、基材重合部10Aおよび基材剥離部10Bよりも上方に配置されている。そして、搬入口52および搬出口53は、それぞれ、チャンバ50の下部に設けられている。つまり、被印刷基材91および防止用基材92は、下方から上方へ向けて搬送されて、チャンバ50内に搬入される。また、被印刷基材91および防止用基材92は、上方から下方へ向けて搬送されて、チャンバ50から搬出される。
チャンバ50内には、ミスト吸引部55が設けられている。搬送機構10は、チャンバ50の内部空間51内において、被印刷基材91及び防止用基材92を略水平に搬送した後、切替ローラ15により、被印刷基材91および防止用基材92の搬送方向を、略水平方向から、鉛直下向きに切り替える。ミスト吸引部55は、この切替ローラ15を通過する被印刷基材91の表面の近傍から、インクのミストを含む空気を吸引するための機構である。
ミスト吸引部55は、筒状のダクト55A、吸引ファン55B、およびフィルタ55Cを有する。ダクト55Aは、被印刷基材91の表面に向けて開いた吸引口を有する。吸引ファン55Bを動作させると、ダクト55A内が負圧となり、被印刷基材91の表面の近傍から、吸引口を介してダクト55A内へ向かう気流が生じる。これにより、被印刷基材91の表面の近傍から、インクのミストを含む空気が吸引される。吸引されたインクのミストは、フィルタ55Cに捕集されることによって回収される。このミスト吸引部55により、インクのミストが、被印刷基材91とともに搬出口53からチャンバ50外部へ排出し、外装ハウジング100内の他の部材に付着することを防止できる。
また、チャンバ50は、上部に排気口54を有している。内部空間51は、排気口54を介して、外装ハウジング100外部と連通している。排気口54には、排気ファン54Aが設けられている。排気ファン54Aが駆動すると、内部空間51内の気体は、図3の白抜き矢印に示すように、外装ハウジング100の外部へ排気される。また、図1に示すように、外装ハウジング100の側壁には、吸気ファン101が設けられている。吸気ファン101が駆動すると、外装ハウジング100の外部から、外装ハウジング100の内部へ気体が吸引される。なお、排気ファン54Aが排気する風量より、吸気ファン101が吸気する風量の方が多い。排気ファン54Aと、吸気ファン101とが共に駆動すると、チャンバ50の内部空間51の圧力は、外装ハウジング100内であって、チャンバ50の外部の圧力よりも低くなる。そうすると、図3の黒色矢印で示すように、搬入口52および搬出口53を通過する気流が発生する。この排気ファン54Aおよび吸気ファン101は、本発明の「気流発生部」の一例である。
排気ファン54Aと、吸気ファン101とが動作することで、チャンバ50の内部空間51には、下部から上部へ向かう気流が発生する。この気流により、チャンバ50内のインクのミストを含む空気は、上方へ移動し、排気口54から外装ハウジング100の外部へ排出される。これにより、チャンバ50内のインクのミストを含む空気が、搬入口52または搬出口53から、外装ハウジング100内へ排出され、外装ハウジング100内を浮遊することを防止できる。
また、本実施形態では、インクは、上方から下方に向けて、略鉛直方向に吐出される。内部空間51内に発生する気流は下方から上方へ向かうため、発生した気流により、吐出されたインク滴の水平方向の位置ずれは生じない。このため、内部空間51内に発生する気流により、印刷精度が低下することがない。
搬入口52にはシャッタ機構52Aが設けられている。シャッタ機構52Aは、搬入口52を開閉する。また、搬出口53にはシャッタ機構53Aが設けられている。シャッタ機構53Aは、搬出口53Aを開閉する。シャッタ機構52A、53Aは、排気ファン54Aおよび吸気ファン101がそれぞれ停止している場合、つまり、気流が発生していない場合、搬入口52および搬出口53を閉鎖する。これにより、搬入口52および搬出口53から、インクのミストを含む空気が外装ハウジング100内に排気されるおそれを抑制できる。
なお、シャッタ機構52A、53Aは、搬入口52および搬出口53に基材91、92がある状態で閉鎖したときに、基材91、92と接触する部分には、緩衝部材が設けられていることが好ましい。緩衝部材は、例えば、ゴム部材である。緩衝部材を設けることで、搬入口52および搬出口53の閉鎖時に、基材91、92が破断されることを防止できる。
図1に戻る。制御部60は、画像記録装置1内の各部を動作制御するための手段である。図4は、制御部60と、画像記録装置1内の各部との、接続構成を示した図である。図4に示すように、制御部60は、CPU等の演算処理部61、RAM等のメモリ62、およびハードディスクドライブ等の記憶部63を有するコンピュータにより構成されている。また、制御部60は、上述した巻き出し部11、巻き取り部13、蛇行補正部10C、蛇行補正部10D、4つのヘッドユニット21〜24、増粘用光照射部30、定着用光照射部40、吸引ファン55Bおよびニップローラ14と、シャッタ機構52A、53Aと、吸気ファン101と、排気ファン54Aと、それぞれ電気的に接続されている。制御部60は、記憶部63に記憶されたコンピュータプログラムPをメモリ62に一時的に読み出し、当該コンピュータプログラムPに基づいて、演算処理部61が演算処理を行うことにより、上記の各部を動作制御する。これにより、画像記録装置1における印刷処理が進行する。
また、制御部60は、画像記録装置1の外部に設置されたサーバ2と、電気的に接続されている。サーバ2には、印刷対象となる画像データDが保存されている。印刷処理時には、搬送機構10により被印刷基材91が搬送されるとともに、制御部60が、指定された画像データDをサーバ2から読み出し、当該画像データDに基づいて、各ヘッドユニット21〜24から各色のインクを吐出する。その結果、画像データDに対応する画像が、被印刷基材91の表面に記録される。
<2.印刷処理について>
続いて、上記の画像記録装置1における印刷処理について、説明する。この画像記録装置1において印刷処理を行うときには、巻き出し部11から巻き取り部13へ向けて、被印刷基材91が連続的に搬送される。そして、被印刷基材91の長手方向の各部に、インクの吐出や光照射等の諸処理が、順次に行われる。
続いて、上記の画像記録装置1における印刷処理について、説明する。この画像記録装置1において印刷処理を行うときには、巻き出し部11から巻き取り部13へ向けて、被印刷基材91が連続的に搬送される。そして、被印刷基材91の長手方向の各部に、インクの吐出や光照射等の諸処理が、順次に行われる。
図5は、印刷処理の流れを示すフローチャートである。図5は、被印刷基材91の長手方向の一部分に着目したときに、当該一部分(以下、「着目部分」と称する)が順次に受ける処理の流れを示すフローチャートである。なお、画像記録装置1が停止しているとき、つまり、図5の処理の開始時においては、シャッタ機構52A、53Aは、搬入口52および搬出口53を閉鎖している。
制御部60は、まず、吸気ファン101および排気ファン54Aの駆動を開始する(ステップS1)。次に、制御部60は、吸気ファン101および排気ファン54Aの駆動を開始してから所定時間経過後に、シャッタ機構52A、53Aを駆動し、搬入口52および搬出口53を開放する(ステップS2)。吸気ファン101および排気ファン54Aの駆動直後は、チャンバ50の内部空間51の圧力と、外装ハウジング100内におけるチャンバ50の外部の圧力との差は小さい。このため、所定時間経過して圧力差が大きくなるまで、搬入口52および搬出口53を開放することなく待機する。そして、圧力差が大きくなってから、搬入口52および搬出口53を開放することで、図3で説明した気流を確実に発生させることができる。これにより、内部空間51から搬入口52および搬出口53を通ってチャンバ52の外部へ、インクのミストを含んだ空気が流れ出ることを防止できる。
続いて、制御部60は、ニップローラ14の駆動を開始する(ステップS3)。これにより、被印刷基材91は、巻き出し部11から繰り出され、搬送方向の下流側へ搬送される。また、防止用基材92は、基材重合部10Aと、基材剥離部10Bとの間において、ループ状に搬送される。
被印刷基材91の着目部分が基材重合部10Aに到達すると、被印刷基材91の着目部分の裏面に、防止用基材92が重ね合わされる(ステップS4)。その状態で、被印刷基材91および防止用基材92は、複数の搬送ローラ12により案内されつつ、チャンバ50の内部空間51へ搬入される。
防止用基材92が重ね合わされた被印刷基材91の着目部分が、チャンバ50の内部空間51へ搬入され、画像記録部20の下方へ到達すると、画像記録部20は、着目部分の表面に向けて、各ヘッドユニット21〜24の複数のノズル202からインクを吐出する(ステップS5)。これにより、被印刷基材91の着目部分の表面に、カラー画像が形成される。上述の通り、ステップS4において吐出されるインクは、紫外線硬化型のインクである。
次に、増粘用光照射部30は、被印刷基材91の着目部分に向けて、第1照射光を照射する(ステップS6)。ここでは、継続的に点灯する複数のLED光源31の下方を、被印刷基材91の着目部分が通過することで、着目部分の表面に付着したインクの粘度が増加し、インクが半硬化の状態となる。
続いて、被印刷基材91の着目部分が、チャンバ50の内部空間51から搬出され、定着用光照射部40に到達すると、定着用光照射部40は、着目部分の記録面に向けて、第2照射光を照射する(ステップS7)。これにより、着目部分の表面に付着したインクが硬化して、着目部分の表面にインクが定着する。
その後、被印刷基材91の着目部分が基材剥離部10Bに到達すると、被印刷基材91から防止用基材92が剥離される(ステップS8)。その後、被印刷基材91の着目部分は、巻き取り部13へ回収される。また、被印刷基材91の着目部分から剥離された防止用基材92は、基材重合部10Aへ搬送される。
画像記録装置1による印刷処理を続ける場合(ステップS9:NO)、ステップS4以降の処理が繰り返される。画像記録装置1の印刷処理を終了する場合(ステップS9:YES)、搬送機構10による搬送を停止して、シャッタ機構52A、53Aが搬入口52および搬出口53を閉鎖する(ステップS10)。その後、制御部60は、シャッタ機構52A、53Aが搬入口52および搬出口53を閉鎖してから所定時間経過後に、吸気ファン101および排気ファン54Aの駆動を停止する(ステップS11)。これにより、画像記録装置1が動作していないときに、外装ハウジング100内にインクのミストが浮遊することを防止できる。その後、他の部材の動作を停止することで、印刷処理が終了する。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、被印刷基材91および防止用基材92の搬送経路は、上記の実施形態で説明した経路に限定されない。また、チャンバ50に設ける搬入口52および搬出口53の位置は、上記の実施形態に限定されない。例えば、上記の実施形態では、チャンバ50に対し、鉛直方向に沿って被印刷基材91および防止用基材92を下方から上方へ搬入しているが、水平方向に搬入してもよい。また、上記の実施形態では、チャンバ50から、鉛直方向に沿って被印刷基材91および防止用基材92を上方から下方へ搬出しているが、水平方向に搬出してもよい。また、搬入口52および搬出口53をチャンバ50の上部に設け、チャンバ50に対し、鉛直方向に沿って被印刷基材91および防止用基材92を上方から下方へ搬入し、鉛直方向に沿って被印刷基材91および防止用基材92を下方から上方へ搬出してもよい。
また、上記の実施形態では、吸気ファン101および排気ファン54Aを用いて、チャンバ50の内部空間51内に気流を発生させているが、気流を発生させる方法はこれに限定されない。例えば、コンプレッサを用いてもよいし、エアポンプを用いてもよい。
さらに、上記の実施形態のシャッタ機構52A、53Aは、画像記録装置1の異常時、例えば、停電などで電源がオフとなると、搬入口52および搬出口53を閉鎖するようにしてもよい。また、シャッタ機構52A、53Aを設けなくてもよい。
上記の実施形態では、防止用基材92は、ニップローラ14により搬送されている。しかしながら、防止用基材92は、重ね合わされた被印刷基材91との摩擦力を利用して、搬送されるようにしてもよい。すなわち、ニップローラ14は、被印刷基材91および防止用基材92のうち、被印刷基材91のみに搬送力を与えるものであってもよい。具体的には、被印刷基材91の搬送経路のうち、基材剥離部10Bよりも下流側の位置に、ニップローラ14を設けてもよい。
また、上記の実施形態では、画像記録部20が4つのヘッドユニット21〜24を有していた。しかしながら、画像記録部20が有するヘッドユニットの数は、1〜3つであってもよく、5つ以上であってもよい。例えば、C,M,Y,Kの各色に加えて、特色のインクを吐出するヘッドユニットが設けられていてもよい。また、上記の実施形態では、各ヘッドユニット21〜24が、2つの記録ヘッド22を有していた。しかしながら、各ヘッドユニットが有する記録ヘッドの数は、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
上記の実施形態では、増粘用光照射部30の光源として、複数のLED光源を用いていた。しかしながら、LED光源に代えて、他の光源を用いてもよい。
また、上記の実施形態では、画像記録部20から吐出されるインクとして、紫外線硬化型のインクを用いていた。しかしながら、紫外線以外の光(例えば可視光)により硬化する光硬化型のインクを用いてもよい。あるいは、水溶性のインクを用いてもよい。
また、上記の実施形態では、画像記録装置1が単一の増粘用光照射部30を有していた。しかしながら、画像記録装置1は、複数の増粘用光照射部30を有していてもよい。例えば、各ヘッドユニット21〜24の搬送方向の直後に、増粘用光照射部30が設けられていてもよい。そのようにすれば、インクの吐出から半硬化までの時間を、より短縮することができる。したがって、インクの拡がりによる印刷品質の低下を、より抑制できる。
また、搬送機構および画像記録装置の細部の形状については、本願の各図と相違していてもよい。また、上記の実施形態または変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 :画像記録装置
2 :サーバ
10 :搬送機構
10A:基材重合部
10B:基材剥離部
20 :画像記録部
21〜24:ヘッドユニット
30 :増粘用光照射部
40 :定着用光照射部
50 :チャンバ
51 :内部空間
52 :搬入口
52A:シャッタ機構
53 :搬出口
53A:シャッタ機構
54 :排気口
54A:排気ファン
60 :制御部
91 :被印刷基材
92 :防止用基材
101:吸気ファン
201:記録ヘッド
202:ノズル
2 :サーバ
10 :搬送機構
10A:基材重合部
10B:基材剥離部
20 :画像記録部
21〜24:ヘッドユニット
30 :増粘用光照射部
40 :定着用光照射部
50 :チャンバ
51 :内部空間
52 :搬入口
52A:シャッタ機構
53 :搬出口
53A:シャッタ機構
54 :排気口
54A:排気ファン
60 :制御部
91 :被印刷基材
92 :防止用基材
101:吸気ファン
201:記録ヘッド
202:ノズル
Claims (9)
- 帯状の第1基材を、長手方向に沿う搬送方向に搬送する搬送機構と、
前記搬送機構により搬送される前記第1基材の搬送経路途中に設けられ、外部から隔離された内部空間と、前記内部空間へ第1基材を搬入する搬入口と、前記内部空間から第1基材を搬出する搬出口と、前記内部空間の気体を外部へ排気する排気口とを有するチャンバと、
前記内部空間に設けられ、前記第1基材の表面にインクを吐出するノズルと、
前記内部空間から前記排気口を介して外部へ流れる気流を発生させる気流発生部と、
を備え、
前記搬送機構は、
前記搬送方向において前記チャンバよりも上流側で、前記第1基材よりも幅広で帯状の第2基材を前記第1基材の裏面に重ね合わせ、前記第1基材と前記第2基材とを重ねた状態で、前記搬入口から前記内部空間へ搬入する、
画像記録装置。 - 請求項1に記載の画像記録装置であって、
前記気流発生部は、
前記チャンバの前記内部空間の圧力を、前記チャンバの外部よりも低くする、
画像記録装置。 - 請求項1または請求項2に記載の画像記録装置であって、
前記搬送機構および前記チャンバを収容する筐体、
をさらに備え、
前記チャンバの前記排気口は、前記内部空間の気体を前記筐体外部へ排気する、
画像記録装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の画像記録装置であって、
前記チャンバの前記搬入口および前記搬出口それぞれを開閉するシャッタ機構、
をさらに備え、
前記シャッタ機構は、
前記気流発生部の動作時に、前記搬入口および前記搬出口それぞれを開放し、
前記気流発生部は、前記シャッタ機構が前記搬入口および前記搬出口それぞれを閉鎖するときに、動作を停止する。
画像記録装置。 - 請求項4に記載の画像記録装置であって、
前記シャッタ機構は、
前記気流発生部の動作が開始してから所定時間経過後に、前記搬入口および前記搬出口それぞれを開放し、
前記気流発生部は、
前記シャッタ機構が前記搬入口および前記搬出口それぞれを閉鎖してから所定時間経過後に、動作を停止する、
画像記録装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の画像記録装置であって、
前記搬送機構は、
前記搬送方向において前記チャンバよりも下流側で、前記第1基材と前記第2基材とを剥離する、
画像記録装置。 - 請求項6に記載の画像記録装置であって、
前記搬送機構は、
前記第1基材から剥離した前記第2基材を、前記搬送方向において前記チャンバよりも上流側に搬送して、前記第1基材に重ね合わせる、
画像記録装置。 - 請求項1から請求項7に記載の画像記録装置であって、
前記インクは、紫外線硬化型のインクであり、
前記ノズルより前記搬送方向の下流側において、紫外線を含み、前記インクを増粘させる第1照射光を、前記第1基材の表面に照射する増粘用光照射部と、
前記増粘用光照射部より前記搬送方向の下流側において、紫外線を含み、前記インクを前記第1基材の表面に定着させる第2照射光を、前記第1基材の表面に照射する定着用光照射部と、
を備える、
画像記録装置。 - 帯状の第1基材の表面にインクを吐出して、画像を記録する画像記録方法であって、
a)前記第1基材を、搬送機構により長手方向に沿う搬送方向に搬送する工程と、
b)帯状で、前記第1基材よりも幅広の第2基材を前記第1基材の裏面に重ね合わせて搬送する工程と、
c)重ね合わせた前記第1基材と前記第2基材とを、外部から隔離されたチャンバの内部空間へ搬入する工程と、
d)前記内部空間に設けられたノズルから、前記第1基材の表面にインクを吐出する工程と、
e)前記内部空間から、前記チャンバに設けられた排気口を介して外部へ流れる気流を発生させる工程と、
f)インク吐出後に、前記内部空間から前記第1基材および前記第2基材を搬出する工程と、
を備える画像記録方法。
Priority Applications (2)
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JP2018051171A JP2019162751A (ja) | 2018-03-19 | 2018-03-19 | 画像記録装置および画像記録方法 |
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JP6701768B2 (ja) * | 2016-02-04 | 2020-05-27 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、及び印刷方法 |
-
2018
- 2018-03-19 JP JP2018051171A patent/JP2019162751A/ja active Pending
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2019
- 2019-02-28 WO PCT/JP2019/007845 patent/WO2019181418A1/ja active Application Filing
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102248612B1 (ko) * | 2020-10-15 | 2021-05-06 | (주)앤픽스시스템즈 | 특수소재용 연속 uv인쇄장치 및 그 인쇄방법 |
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