JP2019162583A - 水処理システムおよび水処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉末活性炭の注入率の最適化を図ることができる水処理システムおよび水処理方法を提供することである。【解決手段】原水中の溶解性有機物を粉末活性炭により吸着除去する第1処理を行う第1処理装置と、前記原水中の濁質を凝集剤により凝集沈降させる第2処理を行う第2処理装置とを備える水処理システムであって、前記第1処理装置に流入する前記原水の水質に基づき、前記第2処理における前記原水に対する前記凝集剤の注入率を求める凝集剤注入率演算手段と、前記第1処理装置に流入する前記原水の紫外線吸光度を測定するUV測定器によって測定された前記原水の紫外線吸光度UV0と、前記凝集剤の注入率とに基づき、前記第1処理装置において必要な前記原水に対する前記粉末活性炭の注入率を求める活性炭注入率演算手段と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、水処理システムおよび水処理方法に関する。
河川や湖沼、貯水池等から取水した被処理水(原水)には、フミン等の溶解性の天然有機物(溶解性有機物)が含まれている。
一方、浄水場では、鉄・マンガン等の金属類の除去や消毒処理を目的として、次亜塩素酸ナトリウム等の薬品剤が注入されるが、溶解性有機物を含む原水の場合、溶解性有機物と薬品剤が化学反応してトリハロメタン類やハロ酢酸類(消毒副生成物)を生成する。これら消毒副生成物は発癌性物質であるため、生成を抑制する必要がある。
多くの浄水場では、原水中の溶解性有機物を除去するために、粉末活性炭を注入している。この粉末活性炭を用いた溶解性有機物の除去方法では、被処理水の水質に応じて粉末活性炭の注入率を決定する必要がある。
粉末活性炭の注入率を決定する方法としては、ジャーテスト(ビーカーテスト)が用いられることが多い。ジャーテストとは、被処理水を複数のビーカーに採水し、その採水した複数の被処理水にそれぞれ異なる量の粉末活性炭を注入して、溶解性有機物の除去率などを評価して、良好な効果を得られたものから粉末活性炭の最低限の注入率を求める方法である。
しかしながら、ジャーテストによって粉末活性炭の注入率を決定する方法は、被処理水の水質の変化に追随した粉末活性炭の注入が非常に難しく、注入率の過不足が生じるおそれがある。またジャーテストは、粉末活性炭の最適な注入率を求めるのに時間を要するため、粉末活性炭の最適な注入率が得られたときには、被処理水の水質が変化している可能性もある。
また、実際に投入する粉末活性炭の注入率を決定する際は、ジャーテストによって得られた注入率よりも安全側で注入率を決定するため過剰注入となってしまう。
粉末活性炭は、凝集剤、硫酸、次亜塩素酸ナトリウム等の他の薬品に比べ単価が非常に高い。そのため、粉末活性炭の過剰注入は、薬品コストの急騰を招くおそれがあり、経済的な観点からも、粉末活性炭の過剰注入を抑制し、被処理水の水質の変化に応じた粉末活性炭の最適な注入率を制御する方法が望まれている。
粉末活性炭注入率を制御する方法として、例えば、粉末活性炭注入後の処理水における微粉炭の状態を観察し、その観察結果をフィードバック信号として、前段にある活性炭の注入率の演算部に送ることで、目標とする設定流出濁度となるよう、粉末活性炭の注入率を制御する制御方法がある。
しかしながら、このような従来の方法は、被処理水の水質については考慮されておらず、粉末活性炭の注入率の最適化を図る上で精度が不十分であった。
特許第4153893号公報
本発明が解決しようとする課題は、粉末活性炭の注入率の最適化を図ることができる水処理システムおよび水処理方法を提供することである。
本発明の実施形態の水処理システムは、原水中の溶解性有機物を粉末活性炭により吸着除去する第1処理を行う第1処理装置と、前記原水中の濁質を凝集剤により凝集沈降させる第2処理を行う第2処理装置とを備える水処理システムであって、前記第1処理装置に流入する前記原水の水質に基づき、前記第2処理における前記原水に対する前記凝集剤の注入率を求める凝集剤注入率演算手段と、前記第1処理装置に流入する前記原水の紫外線吸光度を測定するUV測定器によって測定された前記原水の紫外線吸光度UVと、前記凝集剤の注入率とに基づき、前記第1処理装置において必要な前記原水に対する前記粉末活性炭の注入率を求める活性炭注入率演算手段とを含むことを特徴とした水処理システムである。
実施形態の水処理システムを利用した水処理施設の構成を示す概略図。 実施形態の、活性炭注入率演算手段の構成図。 実施形態の水処理方法の流れを説明するフローチャート。 原水中のDOC(溶解性有機体炭素濃度)と、原水の波長260nmにおける紫外線吸光度である原水UVの関係を示す図。 ろ過処理水中のDOC(溶解性有機体炭素濃度)と、ろ過処理水の波長260nmにおける紫外線吸光度であるろ過水UVの関係を示す図。 図5のデータを用いた、UVSVの決定方法(ステップS41)、目標処理率RUVの算出方法(ステップS42)を説明する図。 凝集剤注入率IPACを変化させた際の、目標処理率RUVと粉末活性炭注入率IACPの関係を示す図。 原水pHと目標処理率RUVの関係を示す図。 粉末活性炭単独処理、凝集剤単独処理および両者を併用した処理の3パターンの処理におけるDOC(溶解性有機体炭素濃度)の除去率を示す図。
以下、実施形態の水処理システムおよび水処理方法を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の水処理システム1を、急速ろ過方式の水処理施設に適用した例を示す。なお本実施形態の水処理システムは、急速ろ過方式の水処理施設に限らず、如何なる方式の水処理施設にも適用可能である。例えば、膜ろ過方式や砂ろ過方式の水処理設備に適用可能である。
まず、図1に示す水処理システム1の構成について説明する。
本実施形態の水処理システム1は、原水中の溶解性有機物を粉末活性炭により吸着除去する処理(第1処理)を行う第1処理装置と、前記原水中の濁質を凝集剤により凝集沈降させる処理(第2処理)を行う第2処理装置を備えるものである。
具体的には、水処理システム1は、着水井10、粉末活性炭混和池20、粉末活性炭注入装置21、凝集剤混和池30、凝集剤注入装置31、フロック形成池40、沈澱池50、ろ過池60、粉末活性炭注入率演算手段70、凝集剤注入率演算手段80を備えている。
着水井10は、水処理システム1によって処理する被処理水(原水)を貯留するものである。着水井10は、配管によって粉炭混和池20に接続されており、原水は、着水井10から配管を介して粉炭混和池20に導かれる。着水井10と粉炭混和池20とを接続する配管には、原水の水質を測定する水質測定装置11、原水の紫外線吸光度を測定するUV計測器12、流量計13が備えられている。
水質測定装置11には、濁度Tb、アルカリ度Alk、水温TR、pHを測定する各計測器11a〜11dが備えられており、これら各種水質を測定した後に、測定されたデータを粉末活性炭注入率演算手段70および凝集剤注入率演算手段80に送信する。またUV計測器12も、測定したデータを粉炭注入率演算手段70に送信する。
粉末活性炭混和池(以下、粉炭混和池ともいう。)20は、着水井10から供給された原水に含まれる溶解性有機物を、粉末活性炭注入装置(以下、粉炭注入装置ともいう。)21から注入される粉末活性炭によって吸着除去する第1処理を施すものである。
粉炭注入装置21には、粉末活性炭が貯留されている。また、粉炭注入装置21には後述する粉炭注入率演算手段70が接続されており、この粉炭注入率演算手段70の制御に基づき、粉末活性炭を粉炭混和池20の混和水に対して注入する。
凝集剤混和池30は、原水に含まれる粘土質、細菌、藻類等の懸濁物質(濁質)および粉炭混和池20で注入された粉末活性炭を凝集剤注入装置31から注入される凝集剤によって凝集させ、微細なフロックを生成させるものである。凝集剤混和池20には、撹拌機が設けられている。撹拌機は、例えばフラッシュミキサを用いることができる。
凝集剤混和池30には、pH測定器32が備えられており、凝集剤が注入された混和水のpHデータが後述する凝集剤注入率演算手段80に送信される。
凝集剤注入装置31には、凝集剤が貯留されている。また、凝集剤注入装置31には後述する凝集剤注入率演算手段80が接続されており、この凝集剤注入率演算手段80の制御に基づき、凝集剤を凝集剤混和池30の混和水に対して注入する。凝集剤としては、アルミニウム系凝集剤及び鉄系凝集剤を用いることが好ましい。アルミニウム系凝集剤の例としては、硫酸アルミニウム(硫酸バンド)、ポリ塩化アルミニウム(PAC)などが挙げられる。また、鉄系凝集剤の例としては、塩化鉄、硫酸鉄、およびポリシリカ鉄などが挙げられる。
フロック形成池40は、凝集剤混和池30から供給された混和水に含まれる微細なフロックのサイズを成長させる。本実施形態では、フロック形成池40は、例えば3つの撹拌池を有している。
沈澱池50は、フロック形成池40の下流に設けられ、フロック形成池40で成長したフロックを沈澱分離するためのものである。沈澱池50内では所定時間以上フロック混和水を滞留させる。これによってフロック混和水中のフロックが沈降し、沈澱池50の下部に沈澱する。沈澱池50で沈澱したフロックは、汚泥として沈澱池50の底部から排出されて処理される。
ろ過池60は、沈澱池50の下流に設けられている。ろ過池60には、沈澱池50において所定時間以上滞留させて得られた上澄み水が供給される。ろ過池60に供給された上澄み水は、ろ過池60に形成されたろ過層を通過することにより、沈澱池50で沈澱除去されなかった微小なフロックが除去され、ろ過処理水(清浄水)として排水される。
ろ過池60からろ過処理水を排出する配管には、ろ過処理水の紫外線吸光度を測定するUV計測器61が備えられている。
水処理システム1は、粉末活性炭注入率演算手段70と凝集剤注入率演算手段80とを備えている。なお、粉末活性炭注入率演算手段70、凝集剤注入率演算手段80はコンピュータの中央演算装置の機能として実現される。
まず、粉末活性炭注入率演算手段70について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態の粉末活性炭注入率演算手段70の構成を示す模式図である。
粉炭注入率演算手段70(以下、粉炭注入率演算手段ともいう。)は、第1処理前の原水の紫外線吸光度を測定するUV測定器によって測定された原水の紫外線吸光度UVと、凝集剤の注入率IPACとに基づき、第1処理において必要な原水に対する粉末活性炭の注入率IACPを求めるものである。
粉末活性炭注入率演算手段70は、第2処理後の目標水質に対応する紫外線吸光度UVSV決定部71、目標処理率RUV算出部72、粉末活性炭注入率IACP演算部73、粉末活性炭注入量qACP演算部74を有する。
紫外線吸光度UVSV決定部(UVSV決定部)71は、フロック形成池40にて原水中の濁質を凝集沈降させる処理(第2処理)の後における処理水中の溶解性有機体炭素濃度DOCと紫外線吸光度UVとの関係から、第2処理後の目標水質に対応する紫外線吸光度UVSVを決定し目標処理率算出部72に出力する。ここでいう「目標水質」とは、目標とする第2処理後の原水中の溶解性有機体炭素濃度DOC(目標DOC)を意味する。原水中の溶解性有機体炭素濃度DOCと紫外線吸光度UVとの関係については後述する。
目標処理率算出部72は、UVSV決定部71で決定されたUVSVと、UV計測器12から送信された原水の紫外線吸光度UVとの比である、目標処理率RUV(UVSV/UV)を算出し、粉末活性炭注入率演算部73に出力する。目標処理率RUVの算出方法は後述する。
粉末活性炭注入率演算部(以下、粉炭注入率演算部ともいう。)73には、凝集剤注入率IPAC、粉末活性炭混和池における被処理水の滞留時間t、原水pH及び粉末活性炭注入率IACPを変数とする、溶解性有機物の目標処理率RUVの関係式fが予め読み込まれている。この関係式fは、粉末活性炭注入率IACPを演算するにあたり予め求めておくものであり、その詳しい導出方法については後述する。
粉炭注入率演算部73には、水質測定装置11で測定された原水pH、凝集剤注入率演算手段80によって演算された凝集剤注入率IPAC、ならびに滞留時間tが入力される。粉炭注入率演算部73は、これら入力値と、前述の関係式fに基づき、粉末活性炭注入率IACPを求め、粉末活性炭注入量演算手段74に出力する。
粉末活性炭注入量演算手段(以下、粉炭注入量演算部ともいう。)74は粉炭注入率演算部73によって演算された注入率IACPと、流量計13によって計測された原水流量QRに応じた粉炭注入量qACPを演算し、粉末活性炭注入装置21に送信する。
次に、凝集剤注入率演算手段80について説明する。
凝集剤注入率演算手段80は、第1処理前の原水の水質に基づき、第2処理における原水に対する凝集剤の注入率IPACを求めるものである。具体的には、水質測定装置11およびpH測定器32による測定結果に基づいて凝集剤の注入率IPACを求め、凝集剤注入装置31に送信する。なお、凝集剤注入率演算手段80と凝集剤注入装置31との間に、凝集剤注入量の演算部を設け、凝集剤注入率演算手段80で求めた凝集剤の注入率IPACと、流量計13によって計測された原水流量QRに応じた凝集剤注入量を演算して凝集剤注入装置31に送信する構成としてもよい。
次に、本実施形態の水処理システムを用いた水処理方法について説明する。
本実施形態の水処理方法は、原水中の溶解性有機物を粉末活性炭により吸着除去する第1処理と、前記原水中の濁質を凝集剤により凝集沈降させる第2処理とを順次行う際に、第2処理における原水に対する凝集剤の注入率IPACを求める凝集剤注入率演算工程と、第1処理において必要な原水に対する粉末活性炭の注入率IACPを求める活性炭注入率演算工程と、を行う。そして、決定された凝集剤の注入率IPAC及び粉末活性炭の注入率IACPに基づき、第1処理及び第2処理を行う。
以下、各工程について図3を参照しながら詳述する。
凝集剤注入率演算工程における、凝集剤の注入率IPACの具体的な求め方は特に限定しない。すなわち、第2処理における濁質除去を主眼に決定してよく、その決定方法は、用いる水処理設備や各種装置等によって最適な方法を適宜選択すればよい。
以下、本実施形態の水処理システムに好適な凝集剤注入率IPACの演算方法の一例を説明する。
まず、第1処理前、すなわち粉末活性炭混和池20への導入前の原水の水質に基づき、第2処理における原水に対する前記凝集剤の注入率IPACを求める(凝集剤注入率演算工程:ステップS20)。ステップS20は、凝集剤注入率演算手段80において行われる。
凝集剤注入率IPACに影響を及ぼす因子は、水処理設備や各種装置等によって最適なものが変化する場合がある。そのため、凝集剤注入率IPACを求める場合の指標は適宜決定してよいが、一例として、原水の濁度Tb、アルカリ度Alk及び水温TRと、第1処理後の原水に凝集剤を添加した混和水のpHが挙げられる。
本実施形態では、例えば、下記式(1)に示す演算式によって凝集剤注入率IPACを求めることとする。なお、原水の濁度Tb、アルカリ度Alk及び水温TRは、水質測定装置11で測定されたものである。
PAC=f(Tb,Alk,TR,pH) ・・・(1)
なお、第2処理を行う際、求められた凝集剤の注入率IPACに基づき、凝集剤が注入されるが、具体的には、下記式(2)によってその注入量qPACが算出され、この注入量qPACと原水流量QRに基づき、凝集剤注入装置31から凝集剤が注入される。
PAC=IPAC×QR ・・・(2)
次に、第1処理前の原水の波長260nmにおける紫外線吸光度UVをUV計測器12によって測定する(UV測定工程:ステップS30)。
原水やろ過処理水中の溶解性有機物の代表的な指標であるDOC(溶解性有機体炭素濃度(mg/l))と、原水またはろ過処理水の波長260nmにおける紫外線吸光度である原水UV、ろ過水UV(abs/cm)は、図4、5に示すように、強い相関関係があり、直線で近似できるとの知見を得た。そのため、本実施形態では、この相関関係に基づき、粉末活性炭の注入率IACPを求める際の指標の1つとして、この原水UV、ろ過水UVを用いることとする。なお、図4は、第1処理前の原水のデータであり、縦軸は原水のDOC(溶解性有機体炭素濃度(mg/l))、横軸はUV計測器12で測定された原水UV(abs/cm)を示している。図5は、第2処理後のろ過処理水のデータであり、縦軸はろ過処理水のDOC(溶解性有機体炭素濃度(mg/l))、横軸はUV計測器61で測定されたろ過水UV(abs/cm)を示している。
以下、原水UVと、凝集剤の注入率IPACとに基づいた粉末活性炭の注入率IACPの演算方法(活性炭注入率演算工程:ステップS40)について説明する。
活性炭注入率演算工程(ステップS40)は具体的には、第2処理後におけるろ過処理水の目標水質に対応する紫外線吸光度UVSV(目標UVSV)を決定する工程(ステップS41)と、原水UVと、目標UVSVとの比である目標処理率RUV(UVSV/UV)を算出する工程(ステップS42)と、目標処理率RUV、凝集剤注入率IPAC等に基づき粉末活性炭注入率IACPを求める工程(ステップS43)とを有する。
まず、ステップS41にて、第2処理後におけるろ過処理水の目標水質に対応する目標UVSVを決定する。ステップS41は、紫外線吸光度UVSV決定部71にて行う。
ろ過水の水質を評価する指標(目標水質)は種々あるが、上記でも説明したように、溶解性有機物の代表的な指標であるDOCと、原水UVまたはろ過水UVには相関関係があることから、この相関関係に基づき目標UVSVを決定する。すなわち、本実施形態では、図6に示すように、予め取得したDOCとUVとの関係を示すデータ(図5)に基づいて、ろ過水の目標DOC値に対応するろ過水の目標UVSVを決定することとする。
具体的には、図5のデータを用いてUVSVを決定する場合、図6に示すように、例えば目標とする溶解性有機体炭素濃度DOC(目標DOC)が「1mg/l」の場合、ろ過水の目標UVSVは「0.014abs/cm」となる。
次に、ステップS41で決定した目標UVSVと、UV計測器12で測定した原水UVとの比である目標処理率RUV(UVSV/UV)を算出する(ステップS42)。ステップS42は、目標処理率算出部72にて行う。
ここで、活性炭注入率演算工程(ステップS40)では、予め、凝集剤注入率IPAC、粉末活性炭の滞留時間t、原水pH及び粉末活性炭注入率IACPを変数とする、目標処理率RUVの関係式f(下記式(3))を求めておく。
RUV=f(IACP,t,pH,IPAC) ・・・(3)
目標処理率RUVの関係式fの変数として、凝集剤注入率IPACを用いる理由について説明する。
これまで、粉末活性炭による溶解性有機物の除去率の評価(除去特性)は、原水の水質や、活性炭の注入率等の第1処理でのみで行われており、後段で注入する凝集剤による影響は未知であった。しかし、本発明者の鋭意調査の結果、図7に示すように、凝集剤の注入率の変化によって、同じ粉炭注入率であっても溶解性有機物の除去率(処理率RUV)も変化するとの新たな知見を得た。すなわち、溶解性有機物を粉末活性炭により吸着除去する第1処理と、濁質を凝集剤により凝集沈降させる第2処理とを順次行うような、粉炭・凝集剤併用による水処理方法の場合、溶解性有機物の除去性能に対し、粉末活性炭の注入量は勿論、凝集剤およびその量も影響を及ぼすことが分かった。換言するに、本来、粉末活性炭によって除去していた溶解性有機物を、凝集剤による第2処理段階でも除去できることを見出した。具体的には、図7から読み取れるように、凝集剤の注入率IPACが大きくなるほど、溶解性有機物の除去性能への影響は顕著となり、目標に設定したRUVを達成すべく、従来まで必要とされてきた粉炭の量が、凝集剤による除去性能向上によって、大幅に削減することができ、粉炭注入率IACPの適切かつ高精度な制御が可能となる。
凝集剤による溶解性有機物の除去性能向上のメカニズムは、以下のように推察される。
図9に、<1>粉末活性炭単独処理(5mg/l注入;処理時間1hr)、<2>凝集剤(PAC)単独処理(10mg/l注入;処理時間1hr)、および<3>粉末活性炭5(mg/l)注入⇒急速撹拌5分混和⇒凝集剤(PAC)10(mg/l)注入⇒25分緩速撹拌⇒30分静置処理、の3パターンの処理における、DOC(溶解性有機体炭素濃度)除去率(=1−処理後DOC/処理前DOC)を示す。なお図中において処理<1>は「粉炭5単独(1h)」、処理<2>は「PAC10単独(1h)」、処理<3>は「粉炭5⇒急撹⇒PAC10⇒緩撹⇒沈殿」と記載している。
図示したように、<1>粉末活性炭単独処理および<2>凝集剤単独処理では溶解性有機物の除去は軽微であるのに対し、両者を併用した<3>の場合にはDOC除去率は大幅に向上する結果となった。これは、粉末活性炭の存在下においては、溶解性有機物は活性炭の表面に濃化して存在すると推測され、その表面濃化した溶解性有機物は、凝集剤による凝集沈降において、粉末活性炭とともに除去されるものと考えらえる。ちなみに、凝集剤による凝集沈降は一般的に、主として濁質を凝集沈降させるものであり、溶解性有機物は除去対象ではない。しかし、粉末活性炭を用いた吸着除去と凝集剤による凝集沈降を併用すると、溶解性有機物の一部を凝集剤による凝集沈降により除去できる。これにより、従来まで必要とされていた粉末活性炭の量を、凝集沈降で除去できる分だけ削減することができる。
本実施形態における目標処理率RUVの関係式fは、上記説明してきた、本発明者らによって得られた、粉炭・凝集剤併用による、溶解性有機物の除去性能向上効果が得られるとの新たな知見に基づき導出されたものである。
なお、図8に示すように、原水pHとRUVの関係から、粉末活性炭による溶解性有機物の吸着性能は、pHが低いほど高くなることも明らかになった。このことから、目標処理率RUVの関係式fの変数として、pHも用いることとする。
次に、ステップS42で算出した前記目標処理率RUV、凝集剤注入率IPAC、滞留時間t、原水pHに基づき、関係式fから粉末活性炭注入率IACPの演算式(下記式(4))を導出し、粉末活性炭注入率IACPを求める(ステップS43)。ステップS43は、粉末活性炭注入率演算部73にて行う。
ACP=f(RUV,t,pH,IPAC) ・・・(4)
なお、第1処理を行う際、求められた粉末活性炭注入率IACPに基づき、粉末活性炭が注入されるが、具体的には、下記式(5)によってその注入量qACPが算出され、この注入量qACPと原水流量QRに基づき、粉炭注入装置21から粉末活性炭が注入される。
ACP=IACP×QR ・・・(5)
本実施形態の水処理方法は、以上説明した凝集剤注入率演算工程と、活性炭注入率演算工程によって求められた、凝集剤注入率IPACと粉末活性炭注入率IACPに基づき、第1処理及び第2処理を行うものである。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、粉炭・凝集剤併用によって溶解性有機物を除去する場合に、まず、粉炭注入率演算手段で、原水UVと、目標UVSVとの比である目標処理率RUV(UVSV/UV)を算出し、この算出した目標処理率RUV、凝集剤注入率IPAC、粉炭の滞留時間t、原水pHに基づき、予め求めておいた関係式fから粉末活性炭注入率IACPを演算し、その注入率に基づいて粉炭の注入量を制御するため、処理水の水質の変化に応じた粉末活性炭の最適な注入率を制御できるとともに、無駄な粉末活性炭注入を抑制でき、経済性に優れた水処理システムおよび水処理方法を実現できる。
すなわち、本実施形態の水処理方法および水処理システムによれば、上記してきた、溶解性有機物除去に対する粉炭と凝集剤の併用効果を考慮した粉炭注入を行うことで、従来まで必要とされてきた粉炭量を大幅に削減することができるとともに、粉炭注入率の適切かつ高精度な制御が可能となる。
なお、本実施形態では、粉末活性炭の残存状態の評価指標として波長260nmにおける紫外線吸光度(UV)を用いている。本発明者らは、本実施形態のような、粉末活性炭表面に濃化した溶解性有機物を、凝集剤によって粉末活性炭を捉えることで除去する方法の下では、当該評価指標としてUVを採用することで、適切かつ高精度の評価を実施できることを見出した。つまり、UVを用いて原水または被処理水の状態を評価した上で粉炭注入率を求めることで、原水の水質変動に追随した高精度の粉炭注入および溶解性有機物の除去が可能になる。また結果的に、粉炭の注入不足によるろ過水の溶解性有機物濃度の目標超過や、過剰注入による薬品費の無駄を防止することができる。
上述した実施形態における水処理システムの機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…水処理システム、10…着水井、11…水質測定装置、11a…濁度計、11b…pH測定器、11c…アルカリ度計、11d…水温計、12…UV計測器、13…流量計、20…粉末活性炭混和池(粉炭混和池)、21…粉末活性炭注入装置(粉炭注入装置)、30…凝集剤混和池、31…凝集剤注入装置、32…pH測定器、40…フロック形成池、50…沈澱池、60…ろ過池、61…UV計測器、70…粉末活性炭注入率演算手段(粉炭注入率演算手段)、71…紫外線吸光度UVSV決定部、72…目標処理率(RUV)算出部、73…粉末活性炭注入率演算部(粉炭注入率演算部)、74…粉末活性炭注入量演算部、80…凝集剤注入率演算手段

Claims (8)

  1. 原水中の溶解性有機物を粉末活性炭により吸着除去する第1処理を行う第1処理装置と、前記原水中の濁質を凝集剤により凝集沈降させる第2処理を行う第2処理装置とを備える水処理システムであって、
    前記第1処理装置に流入する前記原水の水質に基づき、前記第2処理における前記原水に対する前記凝集剤の注入率を求める凝集剤注入率演算手段と、
    前記第1処理装置に流入する前記原水の紫外線吸光度を測定するUV測定器によって測定された前記原水の紫外線吸光度UVと、前記凝集剤の注入率とに基づき、前記第1処理装置において必要な前記原水に対する前記粉末活性炭の注入率を求める活性炭注入率演算手段と、
    を含む、水処理システム。
  2. 前記活性炭注入率演算手段は、
    前記第2処理装置の処理水の目標水質に対応する紫外線吸光度UVSVを決定するUVSV決定部と、
    前記原水の紫外線吸光度UVと、前記目標水質に対応する紫外線吸光度UVSVとの比である目標処理率(UVSV/UV)を算出する目標処理率算出部と、
    算出した前記目標処理率、前記凝集剤注入率、前記第1処理装置における前記原水の滞留時間、ならびに前記第1処理前の前記原水のpHに基づき前記粉末活性炭注入率を求める粉末活性炭注入率演算部と、を有する、
    請求項1に記載の水処理システム。
  3. 前記目標水質は溶解性有機体炭素濃度である、
    請求項1または2に記載の水処理システム。
  4. 前記第1処理装置に流入する前記原水の水質である、濁度、アルカリ度または水温の少なくとも1つを計測する水質測定装置と、
    前記第1処理装置の処理水に前記凝集剤を添加した混和水のpHを測定するpH測定器と、をさらに備え、
    前記凝集剤注入率演算手段は、
    前記水質測定装置および前記pH測定器による測定結果に基づき、前記第2処理装置における前記原水に対する前記凝集剤の注入率を求める、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の水処理システム。
  5. 原水中の溶解性有機物を粉末活性炭により吸着除去する第1処理と、前記原水中の濁質を凝集剤により凝集沈降させる第2処理とを行う水処理方法であって、
    前記第1処理前の原水の水質に基づき、前記第2処理における前記原水に対する前記凝集剤の注入率を求め、
    前記第1処理前の原水の紫外線吸光度UVと、前記凝集剤の注入率に基づき、前記第1処理において必要な前記原水に対する前記粉末活性炭の注入率を求める、水処理方法。
  6. 前記第2処理の目標水質に対応する紫外線吸光度UVSVを決定し、
    前記原水の紫外線吸光度UVと、前記UVSVとの比である前記目標処理率(UVSV/UV)を算出し、
    算出した前記目標処理率、前記凝集剤注入率、前記第1処理における前記原水の滞留時間、前記原水pHに基づき、前記粉末活性炭注入率を求める、
    請求項5に記載の水処理方法。
  7. 前記目標水質は溶解性有機体炭素濃度である、
    請求項5または6に記載の水処理方法。
  8. 前記第1処理前の原水の水質である濁度、アルカリ度または水温の少なくとも1つを計測し、
    前記第1処理の処理水に前記凝集剤を添加した混和水のpHを計測し、
    前記濁度、前記アルカリ度または前記水温の少なくとも1つと、前記混和水のpHに基づき、前記第2処理における前記原水に対する前記凝集剤の注入率を求める、
    請求項5から7のいずれか一項に記載の水処理方法。
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