JP2019160769A - 端子取付構造 - Google Patents

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マルット ムシッカチャイ
Maruth Musigchai
マルット ムシッカチャイ
高立 山本
Takatatsu Yamamoto
高立 山本
上原 建彦
Tatsuhiko Uehara
建彦 上原
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Abstract

【課題】ボルトの締結部に影響を与えることなく、端子の回り止めを行うことができる端子取付構造を提供する。【解決手段】固定部材3上に配置され固定部材3から外方に向けて突出されナット5が締結される締結部7を有するボルト9と、締結部7が一体に設けられ固定部材3に固定される環状の座面部11と、締結部7が挿通される孔部13を有する端子15と、端子15に設けられ座面部11の周方向の所定位置に配置される接続部17とを備えた端子取付構造1において、座面部11に、座面部11の周方向等間隔に配置された複数の係合部19を設け、端子15に、複数の係合部19のうち少なくとも1つと係合可能で係合部19と係合した状態で接続部17を所定位置に保持させる被係合部21を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、端子取付構造に関する。詳細には、固定部材上に座面部を介して固定されたボルトのナットが締結される締結部に孔部を挿通して配置される端子の端子取付構造に関する。
従来、端子取付構造としては、固定部材としてのボディ上に配置されボディから外方に向けて突出されナットが締結される締結部としてのねじ軸部を有するボルトと、ねじ軸部が一体に設けられボディに固定される環状の座面部としての円板部と、ねじ軸部が挿通される孔部としての係止孔を有する端子と、端子に設けられ円板部の周方向の所定位置に配置される接続部としてのバレル部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この端子取付構造では、ねじ軸部の付け根部分に、外縁形状が正多角形状に形成された回り止め部が設けられ、端子の係止孔の孔縁形状が、回り止め部の各頂点に対応する部位が係止孔の中心から遠い外側頂点と、係止孔の中心から近い内側頂点とが周方向にほぼ等角度間隔で配置された正多角形上に形成されている。
このような端子取付構造では、ボルトのねじ軸部に端子の係止孔を挿通し、端子の係止孔を回り止め部に配置させ、ねじ軸部にナットを締結し、端子をボルトに固定する。
このナットの締結による端子の連れ回りは、ボルトの回り止め部と端子の係止孔との係合によって防止されており、外側頂点と内側頂点との間のストッパ部が回り止め部と面当たりすることで、係止孔の変形を抑制している。
特開2015−60687号公報
しかしながら、上記特許文献1のような端子取付構造では、ボルトの締結部の付け根部分に回り止め部が設けられているので、1つの軸部に対して、ねじ形状と、回り止め部としての多角形状とを形成させる必要があり、ボルトの締結部が複雑化していた。
加えて、ボルトの締結部の付け根部分に回り止め部を形成してしまうと、締結部へのナットの締結を終了したとしても、端子までナットが到達することができないため、ナットを締結部より長く形成する必要があるなど、ナットの大幅な設計変更が必要となる。
そこで、この発明は、ボルトの締結部に影響を与えることなく、端子の回り止めを行うことができる端子取付構造の提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、固定部材上に配置され前記固定部材から外方に向けて突出されナットが締結される締結部を有するボルトと、前記締結部が一体に設けられ前記固定部材に固定される環状の座面部と、前記締結部が挿通される孔部を有する端子と、前記端子に設けられ前記座面部の周方向の所定位置に配置される接続部と、前記座面部に設けられ前記座面部の周方向等間隔に配置された複数の係合部と、前記端子に設けられ複数の前記係合部のうち少なくとも1つと係合可能で前記係合部と係合した状態で前記接続部を所定位置に保持させる被係合部とを有することを特徴とする端子取付構造である。
この端子取付構造では、ボルトの座面部に、座面部の周方向等間隔に配置された複数の係合部が設けられているので、ボルトの締結部に端子の回り止めに関係する構造を設ける必要がない。
また、端子には、複数の係合部のうち少なくとも1つと係合可能で係合部と係合した状態で接続部を所定位置に保持させる被係合部が設けられているので、ボルトの締結部にナットを締結させたときに、係合部と被係合部との係合によって、端子の回り止めを行うことができる。
従って、このような端子取付構造では、端子の被係合部と係合する係合部がボルトの座面部に設けられているので、ボルトの締結部に影響を与えることなく、端子の回り止めを行うことができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の端子取付構造であって、前記座面部は、外周が正多角形状に形成され、前記係合部は、前記座面部の外周に位置する複数の角部と、隣り合う前記角部の間の辺部とを有し、前記被係合部は、複数の前記角部のうち1つの前記角部と係合可能な隅部と、前記隅部と一体に設けられ前記辺部と平行に形成され前記辺部と係合可能な一対の平面部とを有することを特徴とする。
この端子取付構造では、座面部が、外周が正多角形状に形成され、係合部が、座面部の外周に位置する複数の角部と、隣り合う角部の間の辺部とを有するので、端子の接続部を所定位置に固定した場合、固定部材に座面部を固定する形態によっては、被係合部に対して座面部の角部が位置する場合と、被係合部に対して座面部の辺部が位置する場合とがある。
これに対して、被係合部は、複数の角部のうち1つの角部と係合可能な隅部と、隅部と一体に設けられ辺部と平行に形成され辺部と係合可能な一対の平面部とを有する。
このため、被係合部に対して座面部の角部が位置する場合には、角部と隅部とが係合し、端子の接続部を所定位置に保持して、端子の回り止めを行うことができる。
一方、被係合部に対して座面部の辺部が位置する場合には、辺部と一対の平面部とが係合し、端子の接続部を所定位置に保持して、端子の回り止めを行うことができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の端子取付構造であって、前記係合部は、前記座面部の外周に突設された複数の凸部を有し、前記被係合部は、前記凸部と係合可能な凹部を有することを特徴とする。
この端子取付構造では、係合部が、座面部の外周に突設された複数の凸部を有し、被係合部は、凸部と係合可能な凹部を有するので、端子の接続部を所定位置に配置した状態で、複数の凸部のうちいずれかの凸部に対して凹部を係合させることで、端子の接続部を所定位置に保持して、端子の回り止めを行うことができる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の端子取付構造であって、前記係合部は、前記座面部から前記端子に向けて突設された複数の突起部を有し、前記被係合部は、複数の前記突起部を挿入可能な複数の穴部を有することを特徴とする。
この端子取付構造では、係合部が、座面部から端子に向けて突設された複数の突起部を有し、被係合部が、複数の突起部を挿入可能な複数の穴部を有するので、端子の接続部を所定位置に配置した状態で、複数の突起部を複数の穴部に挿入することで、端子の接続部を所定位置に保持して、端子の回り止めを行うことができる。
加えて、複数の突起部を複数の穴部に挿入することにより、端子の回転方向における係合箇所を増大させることができ、安定して端子の回り止めを行うことができる。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の端子取付構造であって、前記係合部は、前記座面部に前記端子と反対側に向けて設けられた複数の係合凹部を有し、前記被係合部は、複数の前記係合凹部に挿入可能な複数の係合突片を有することを特徴とする。
この端子取付構造では、係合部が、座面部に端子と反対側に向けて設けられた複数の係合凹部を有し、被係合部が、複数の係合凹部に挿入可能な複数の係合突片を有するので、端子の接続部を所定位置に配置した状態で、複数の係合突片を複数の係合凹部に挿入することで、端子の接続部を所定位置に保持して、端子の回り止めを行うことができる。
加えて、複数の係合突片を複数の係合凹部に挿入することにより、端子の回転方向における係合箇所を増大させることができ、安定して端子の回り止めを行うことができる。
本発明によれば、ボルトの締結部に影響を与えることなく、端子の回り止めを行うことができる端子取付構造を提供することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る端子取付構造の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る端子取付構造の上面図である。 本発明の第1実施形態に係る端子取付構造の上面図である。 (a)は図2の状態のときのボルトの上面図である。(b)は図3の状態のときのボルトの上面図である。 本発明の第1実施形態に係る端子取付構造の端子の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る端子取付構造の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る端子取付構造の斜視図である。 (a)は図7の上面図である。(b)は図7の下面図である。 本発明の第2実施形態に係る端子取付構造の他例を示す斜視図である。 (a)は図9の上面図である。(b)は図9の下面図である。 本発明の第2実施形態に係る端子取付構造の他例を示す斜視図である。 (a)は図11の上面図である。(b)は図11の下面図である。 本発明の第3実施形態に係る端子取付構造の分解斜視図である。 (a)は本発明の第3実施形態に係る端子取付構造の上面図である。(b)は本発明の第3実施形態に係る端子取付構造の下面図である。 本発明の第3実施形態に係る端子取付構造において周辺部材が配置されたときの上面図である。 本発明の第3実施形態に係る端子取付構造のナットの斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る端子取付構造の分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る端子取付構造の斜視図である。 (a)は本発明の第4実施形態に係る端子取付構造の端子の下面図である。(b)は本発明の第4実施形態に係る端子取付構造の端子の側面図である。
図1〜図19を用いて本発明の実施の形態に係る端子取付構造について説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5を用いて第1実施形態について説明する。
本実施の形態に係る端子取付構造1は、固定部材3上に配置され固定部材3から外方に向けて突出されナット5が締結される締結部7を有するボルト9と、締結部7が一体に設けられ固定部材3に固定される環状の座面部11と、締結部7が挿通される孔部13を有する端子15と、端子15に設けられ座面部11の周方向の所定位置に配置される接続部17とを備えている。
そして、座面部11には、座面部11の周方向等間隔に配置された複数の係合部19が設けられ、端子15には、複数の係合部19のうち少なくとも1つと係合可能で係合部19と係合した状態で接続部17を所定位置に保持させる被係合部21が設けられている。
また、座面部11は、外周が正多角形状に形成され、係合部19は、座面部11の外周に位置する複数の角部23と、隣り合う角部23,23の間の辺部24とを有する。
そして、被係合部21は、複数の角部23のうち1つの角部23と係合可能な隅部25と、隅部25と一体に設けられ辺部24と平行に形成され辺部24と係合可能な一対の平面部27,27とを有する。
図1〜図5に示すように、ボルト9は、車両ボディなどの固定部材3上に配置され、締結部7と、座面部11とを備えている。
締結部7は、固定部材3の表面上から上方に向けて突出するように配置され、外周がナット5を締結可能にねじ形状に形成されている。
この締結部7には、軸方向の一端側(ここでは固定部材3側)に座面部11が連続する一部材で設けられている。
座面部11は、平板状に形成され、外周が正多角形状(ここでは正六角形状)に形成されている。
この座面部11は、固定部材3の表面に対して、溶接などの固定手段を介して固定され、ボルト9を固定部材3に固定させる。
このように固定部材3に固定されたボルト9の締結部7には、ナット5を介して端子15が電気的に接続(ここでは接地)される。
端子15は、導電性材料からなり、機器などに接続された電線29の端末部に設けられ、接続部17と、端子部31とを備えている。
接続部17は、電線29の導体部や絶縁被覆に加締められる一対の圧着片や一対の加締め片を有する。
この接続部17は、一対の圧着片を電線29の導体部に圧着することで、端子15が電線29と電気的に接続され、一対の加締め片を電線29の絶縁被覆に加締めることで、端子15が電線29に固定される。
このような接続部17は、端子部31と連続する一部材で形成されている。
端子部31は、平板状に形成され、中央部にボルト9の締結部7を挿通可能なように、孔部13が端子部31を貫通して設けられている。
この端子部31は、孔部13にボルト9の締結部7を挿通した状態で、締結部7にナット5を締結することにより、端子15とボルト9とを電気的に接続すると共に、端子15をボルト9に固定する。
このようなナット5の締結による端子15のボルト9への固定において、端子15の回り止めが行われていない場合、締結部7へのナット5の締結によって、端子部31が連れ回りしてしまい、端子15の接続部17が座面部11の周方向の所定位置から移動しようとして、接続部17に負荷がかかってしまう。
このような端子15の回り止めを行うために、ボルト9の締結部7に回り止め構造を設けてしまうと、締結部7へのナット5の締結による端子15の固定における設計と、端子15の回り止めにおける設計とを独立して行うことができず、締結部7やナット5などの形状が複雑化していた。
そこで、端子15の回り止めを行うために、ボルト9の座面部11には、複数の係合部19が設けられ、端子15の端子部31には、被係合部21が設けられている。
複数の係合部19は、座面部11の外周に形成された正多角形のそれぞれの角部23と、隣り合う角部23,23をそれぞれ連結する平面状に形成された辺部24となっている。
このため、複数の係合部19は、正多角形の角部23と、辺部24とであるので、座面部11の周方向に等間隔に配置されていることになる。
この複数の係合部19としての角部23のうちいずれか1つの角部23、或いは隣り合う角部23,23の間の辺部24には、端子15の端子部31に設けられた被係合部21が係合される。
ここで、座面部11は、固定部材3に対して回転規制部などが設けられていないので、座面部11を固定部材3に固定するときには、固定部材3に対する座面部11の角部23及び辺部24の配置位置は定められていない。
なお、固定部材3に対して座面部11の回転を規制する回転規制部などを設けてもよいが、回転規制部の増加、座面部11を固定部材3に固定する際の回転規制部の位置合わせなど、高コスト化してしまうので好ましくない。
このため、端子15の接続部17を所定位置に固定、すなわち電線29の引出方向を固定した場合、被係合部21に対して、座面部11の角部23が位置する場合(例えば図4(a)参照)と、座面部11の隣り合う角部23,23の間の辺部24が位置する場合(例えば図4(b)参照)とがあり、いずれの場合においても、端子15の回り止めを行う必要がある。
そこで、被係合部21は、端子15の端子部31と連続する一部材で端子部31から座面部11側に向けて延設された隅部25と、一対の平面部27,27とを備えている。
隅部25は、座面部11の角部23と係合可能なように、角部23の角度と同一の傾斜角度を有している。
この隅部25は、座面部11の角部23と係合した状態で、締結部7に対する端子部31のいずれの回転方向への移動を規制する。
このような隅部25により、被係合部21に対して座面部11の角部23が位置する場合(図2参照)には、隅部25が角部23と係合し、端子15の回り止めを行うことができる。
一対の平面部27,27は、隅部25の両端部から隅部25の傾斜角度を保持して延設された後、座面部11の隣り合う角部23,23の間の辺部24と係合可能なように辺部24と平行に延設され、隅部25と連続する一部材でそれぞれ形成されている。
この一対の平面部27,27は、座面部11の隣り合う角部23,23の間の辺部24と係合した状態で、締結部7に対する端子部31のいずれの回転方向への移動を規制する。
このような一対の平面部27,27により、被係合部21に対して座面部11の隣り合う角部23,23の間の辺部24が位置する場合(図3参照)には、一対の平面部27,27と辺部24とが係合し、端子15の回り止めを行うことができる。
このように端子15の接続部17を所定位置に保持して端子15の回り止めを行う構造を、ボルト9の座面部11と端子15とに設けることにより、ボルト9の締結部7に影響を与えることがない。
このため、ボルト9の締結部7やナット5の形状が複雑化することがなく、低コスト化することができる。
加えて、締結部7へのナット5の締結による端子15の固定における設計と、端子15の回り止めにおける設計とを独立して行うことができ、端子15の接続信頼性を安定化し、端子15の回り止めを安定化することができる。
このような端子取付構造1では、ボルト9の座面部11に、座面部11の周方向等間隔に配置された複数の係合部19が設けられているので、ボルト9の締結部7に端子15の回り止めに関係する構造を設ける必要がない。
また、端子15には、複数の係合部19のうち少なくとも1つと係合可能で係合部19と係合した状態で接続部17を所定位置に保持させる被係合部21が設けられているので、ボルト9の締結部7にナット5を締結させたときに、係合部19と被係合部21との係合によって、端子15の回り止めを行うことができる。
従って、このような端子取付構造1では、端子15の被係合部21と係合する係合部19がボルト9の座面部11に設けられているので、ボルト9の締結部7に影響を与えることなく、端子15の回り止めを行うことができる。
また、座面部11は、外周が正多角形状に形成され、係合部19が、座面部11の外周に位置する複数の角部23と、隣り合う角部23,23の間の辺部24とを有するので、端子15の接続部17を所定位置に固定した場合、固定部材3に座面部11を固定する形態によっては、被係合部21に対して座面部11の角部23が位置する場合と、被係合部21に対して座面部11の辺部24が位置する場合とがある。
これに対して、被係合部21は、複数の角部23のうち1つの角部23と係合可能な隅部25と、隅部25と一体に設けられ辺部24と平行に形成され辺部24と係合可能な一対の平面部27,27とを有する。
このため、被係合部21に対して座面部11の角部23が位置する場合には、角部23と隅部25とが係合し、端子15の接続部17を所定位置に保持して、端子15の回り止めを行うことができる。
一方、被係合部21に対して座面部11の辺部24が位置する場合には、辺部24と一対の平面部27,27とが係合し、端子15の接続部17を所定位置に保持して、端子15の回り止めを行うことができる。
(第2実施形態)
図6〜図12を用いて第2実施形態について説明する。
本実施の形態に係る端子取付構造101は、係合部19が、座面部11の外周に突設された複数の凸部103を有し、被係合部21が、凸部103と係合可能な凹部105を有する。
なお、第1実施形態と同様の構成には、第1実施形態と同様の符号を記し、機能説明については第1実施形態を参照するものとして省略するが、第1実施形態と同様の構成であるので、得られる作用・効果については第1実施形態と同等である。
図6〜図8に示すように、複数の係合部19は、座面部11の外周から外方に向けて突設された複数の凸部103からなる。
この複数の凸部103は、座面部11の周方向に等間隔に配置され、複数の凸部103のうちいくつかの凸部103に、端子15の接続部17の所定位置で、端子15の端子部31に設けられた被係合部21が係合される。
被係合部21は、端子15の端子部31と連続する一部材で端子部31から座面部11側に向けて延設され、複数の凸部103のうちいくつかの凸部103とそれぞれ係合可能なように、熊手状に形成された凹部105からなる。
この被係合部21は、端子15の接続部17の所定位置で、複数の凸部103のうちいくつかの凸部103とそれぞれ係合し、締結部7に対する端子部31のいずれの回転方向への移動を規制する。
このように座面部11の周方向等間隔に複数の凸部103を設けることにより、固定部材3(図1参照)に対して座面部11がどのように固定されても、端子15の接続部17の所定位置に対して、複数の凸部103の配置位置を同様の形態とすることができる。
このような複数の凸部103に対して、端子15の接続部17の所定位置に合わせて、端子15の凹部105をいくつかの凸部103に係合させることで、ボルト9の締結部7に影響を与えることなく、端子15の接続部17を所定位置に保持して、端子15の回り止めを行うことができる。
なお、図9,図10に示すように、係合部19を、座面部11の外周に突設される複数の凸部の数を増大させた複数の凸部103aとし、被係合部21を、複数の凸部103aのうちいくつかの凸部103aに跨って係合される凹部105aとしてもよい。
このような凸部103aと凹部105aとの係合であっても、端子15の接続部17を所定位置に保持して、端子15の回り止めを行うことができる。
また、図11,図12に示すように、係合部19を、座面部11の外周に周方向に連続して山形に突設された複数の凸部103bとし、被係合部21を、隣り合う凸部103b,103bの間に係合される凹部105bとしてもよい。
このような凸部103bと凹部105bとの係合であっても、端子15の接続部17を所定位置に保持して、端子15の回り止めを行うことができる。
このような端子取付構造101では、係合部19が、座面部11の外周に突設された複数の凸部103を有し、被係合部21が、凸部103と係合可能な凹部105を有するので、端子15の接続部17を所定位置に配置した状態で、複数の凸部103のうちいずれかの凸部103に対して凹部105を係合させることで、端子15の接続部17を所定位置に保持して、端子15の回り止めを行うことができる。
(第3実施形態)
図13〜図16を用いて第3実施形態について説明する。
本実施の形態に係る端子取付構造201は、係合部19が、座面部11から端子15に向けて突設された複数の突起部203を有し、被係合部21が、複数の突起部203を挿入可能な複数の穴部205を有する。
なお、他の実施形態と同様の構成には、他の実施形態と同様の符号を記し、機能説明については他の実施形態を参照するものとして省略するが、他の実施形態と同様の構成であるので、得られる作用・効果については他の実施形態と同等である。
図13〜図16に示すように、複数の係合部19は、締結部7の周囲を囲うように、座面部11の端子15側の面から端子15側に向けて突設された複数の突起部203からなる。
この複数の突起部203は、座面部11の周方向に等間隔に配置され、複数の突起部203の全てに、端子15の接続部17の所定位置で、端子15の端子部31に設けられた被係合部21が係合される。
被係合部21は、端子15の端子部31の複数の突起部203と対応する位置に配置され、複数の突起部203を挿入可能なように、端子部31を貫通して形成された複数の穴部205からなる。
この被係合部21は、端子15の接続部17の所定位置で、複数の突起部203がそれぞれ挿入されて係合され、締結部7に対する端子部31のいずれの回転方向への移動を規制する。
このように座面部11の周方向等間隔に複数の突起部203を設けることにより、固定部材3に対して座面部11がどのように固定されても、端子15の接続部17の所定位置に対して、複数の突起部203の配置位置を同様の形態とすることができる。
このような複数の突起部203に対して、端子15の接続部17の所定位置に合わせて、端子15の複数の穴部205を全ての突起部203に係合させることで、ボルト9の締結部7に影響を与えることなく、端子15の接続部17を所定位置に保持して、端子15の回り止めを行うことができる。
加えて、複数の突起部203と複数の穴部205とは、座面部11の周方向の複数箇所で係合するので、端子15の回り止めを安定して行うことができる。
さらには、複数の突起部203と複数の穴部205とは、座面部11の外周に張り出すことがないので、例えば、図15に示すように、座面部11の外周に車両ボディなどの周辺部材207が配置されているような限られた配置スペースであっても、端子15の回り止めを行うことができる。
なお、ボルト9の締結部7に締結されるナット5には、穴部205に挿入された突起部203との干渉を避けるために、周方向に連続して形成された溝部209が設けられているが、突起部203の突出長さを穴部205の深さより小さく設定した場合には、ナット5に溝部209を設けなくともよい。
このような端子取付構造201では、係合部19が、座面部11から端子15に向けて突設された複数の突起部203を有し、被係合部21が、複数の突起部203を挿入可能な複数の穴部205を有するので、端子15の接続部17を所定位置に配置した状態で、複数の突起部203を複数の穴部205に挿入することで、端子15の接続部17を所定位置に保持して、端子15の回り止めを行うことができる。
加えて、複数の突起部203を複数の穴部205に挿入することにより、端子15の回転方向における係合箇所を増大させることができ、安定して端子15の回り止めを行うことができる。
(第4実施形態)
図17〜図19を用いて第4実施形態について説明する。
本実施の形態に係る端子取付構造301は、係合部19が、座面部11に端子15と反対側に向けて設けられた複数の係合凹部303を有し、被係合部21が、複数の係合凹部303に挿入可能な複数の係合突片305を有する。
なお、他の実施形態と同様の構成には、他の実施形態と同様の符号を記し、機能説明については他の実施形態を参照するものとして省略するが、他の実施形態と同様の構成であるので、得られる作用・効果については他の実施形態と同等である。
図17〜図19に示すように、複数の係合部19は、座面部11の外周側の縁部に、座面部11の端子15側の面から端子15と反対側に向けて設けられた複数の係合凹部303からなる。
この複数の係合凹部303は、座面部11の周方向に等間隔に配置され、複数の係合凹部303の全てに、端子15の接続部17の所定位置で、端子15の端子部31に設けられた被係合部21が係合される。
被係合部21は、端子15の端子部31の複数の係合凹部303と対応する位置に配置され、複数の係合凹部303に挿入可能なように、端子部31の座面部11側の面から端子15側に向けて突設された複数の係合突片305からなる。
この被係合部21としての複数の係合突片305は、端子15の接続部17の所定位置で、複数の係合凹部303にそれぞれ挿入されて係合され、締結部7に対する端子部31のいずれの回転方向への移動を規制する。
このように座面部11の周方向等間隔に複数の係合凹部303を設けることにより、固定部材3に対して座面部11がどのように固定されても、端子15の接続部17の所定位置に対して、複数の係合凹部303の配置位置を同様の形態とすることができる。
このような複数の係合凹部303に対して、端子15の接続部17の所定位置に合わせて、端子15の複数の係合突片305を全ての係合凹部303に係合させることで、ボルト9の締結部7に影響を与えることなく、端子15の接続部17を所定位置に保持して、端子15の回り止めを行うことができる。
加えて、複数の係合凹部303と複数の係合突片305とは、座面部11の周方向の複数箇所で係合するので、端子15の回り止めを安定して行うことができる。
さらには、複数の係合凹部303と複数の係合突片305とは、座面部11の外周に張り出すことがないので、座面部11の外周に車両ボディなどの周辺部材207(図15参照)が配置されているような限られた配置スペースであっても、端子15の回り止めを行うことができる。
なお、複数の係合凹部303は、座面部11の外周側に設けられているが、これに限らず、例えば、複数の突起部203(図13参照)のように、複数の係合凹部303を締結部7の周囲を囲うように設け、複数の係合突片305を端子15の複数の係合凹部303と対応する位置に設けるようにしてもよい。
このような場合であっても、複数の係合凹部303と複数の係合突片305とが、座面部11の外周に張り出すことがなく、限られた配置スペースで、端子15の回り止めを行うことができる。
このような端子取付構造301では、係合部19が、座面部11に端子15と反対側に向けて設けられた複数の係合凹部303を有し、被係合部21が、複数の係合凹部303に挿入可能な複数の係合突片305を有するので、端子15の接続部17を所定位置に配置した状態で、複数の係合突片305を複数の係合凹部303に挿入することで、端子15の接続部17を所定位置に保持して、端子15の回り止めを行うことができる。
加えて、複数の係合突片305を複数の係合凹部303に挿入することにより、端子15の回転方向における係合箇所を増大させることができ、安定して端子15の回り止めを行うことができる。
なお、本発明の実施の形態に係る端子取付構造では、座面部の正多角形状が六角形状とされているが、これに限らず、座面部を正五角形以下、或いは正七角形以上としてもよい。
また、係合部としての角部、凸部、突起部と、係合凹部と、被係合部としての隅部及び一対の辺部、凹部、穴部と、係合突片とは、それぞれ独立して設けられた構造を示しているが、これに限らず、例えば、係合部が角部と突起部とを有し、被係合部が隅部及び一対の辺部と穴部とを有する構造にするなど、複数の構造を複合して設けてもよい。
1,101,201,301…端子取付構造
3…固定部材
5…ナット
7…締結部
9…ボルト
11…座面部
13…孔部
15…端子
17…接続部
19…係合部
21…被係合部
23…角部
24…辺部
25…隅部
27…平面部
103…凸部
105…凹部
203…突起部
205…穴部
303…係合凹部
305…係合突片

Claims (5)

  1. 固定部材上に配置され前記固定部材から外方に向けて突出されナットが締結される締結部を有するボルトと、
    前記締結部が一体に設けられ前記固定部材に固定される環状の座面部と、
    前記締結部が挿通される孔部を有する端子と、
    前記端子に設けられ前記座面部の周方向の所定位置に配置される接続部と、
    前記座面部に設けられ前記座面部の周方向等間隔に配置された複数の係合部と、
    前記端子に設けられ複数の前記係合部のうち少なくとも1つと係合可能で前記係合部と係合した状態で前記接続部を所定位置に保持させる被係合部と、
    を有することを特徴とする端子取付構造。
  2. 請求項1記載の端子取付構造であって、
    前記座面部は、外周が正多角形状に形成され、
    前記係合部は、前記座面部の外周に位置する複数の角部と、隣り合う前記角部の間の辺部とを有し、
    前記被係合部は、複数の前記角部のうち1つの前記角部と係合可能な隅部と、前記隅部と一体に設けられ前記辺部と平行に形成され前記辺部と係合可能な一対の平面部とを有することを特徴とする端子取付構造。
  3. 請求項1又は2記載の端子取付構造であって、
    前記係合部は、前記座面部の外周に突設された複数の凸部を有し、
    前記被係合部は、前記凸部と係合可能な凹部を有することを特徴とする端子取付構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の端子取付構造であって、
    前記係合部は、前記座面部から前記端子に向けて突設された複数の突起部を有し、
    前記被係合部は、複数の前記突起部を挿入可能な複数の穴部を有することを特徴とする端子取付構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の端子取付構造であって、
    前記係合部は、前記座面部に前記端子と反対側に向けて設けられた複数の係合凹部を有し、
    前記被係合部は、複数の前記係合凹部に挿入可能な複数の係合突片を有することを特徴とする端子取付構造。
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