JP2019157746A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランクシャフトの軸線方向において、補機とインタークーラとの間のスペース内にスロットルバルブ機構を配置する。【解決手段】シリンダブロック13の外面には、スロットルバルブ機構60が配置されている。スロットルバルブ機構60に対してクランクシャフト16の軸線方向一方側には、オルタネータ56が隣接して配置されている。また、スロットルバルブ機構60に対してクランクシャフト16の軸線方向他方側には、インタークーラ51が隣接して配置されている。スロットルバルブ機構60は、吸気通路の一部を区画するスロットルボディ61を備えている。スロットルボディ61には、吸気通路を開閉するバタフライ型のバルブが回動可能に支持されている。スロットルボディ61の外面には、バルブの回動軸に連結されたアクチュエータ63が固定されている。バルブの回動軸の軸線方向は、クランクシャフト16の軸線方向に直交している。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に関する。
特許文献1には、シリンダブロックの外面に沿って、吸気を冷却するためのインタークーラや吸気の流量を制御するためのスロットルバルブ機構が取り付けられた内燃機関が開示されている。特許文献1の内燃機関では、シリンダブロックの外面のうち、クランクシャフトの軸線方向の略中央にスロットルバルブ機構が配置されている。そして、スロットルバルブ機構に対してクランクシャフトの軸線方向一方側に隣接するように、インタークーラが配置されている。
特開2012−251533号公報
特許文献1の内燃機関のような構造において、クランクシャフトの回転によって駆動される各種の補機がシリンダブロックの外面に沿うように取り付けられていることが一般的である。そして、この種の補機のうちの一部の補機については、スロットルバルブ機構に対して、クランクシャフトの軸線方向他方側に隣接して配置されることがある。この場合、スロットルバルブ機構は、クランクシャフトの軸線方向において、補機とインタークーラとの間の限られたスペース内に配置される必要がある。
上記課題を解決するための内燃機関は、シリンダブロックの外面に沿うように配置されたスロットルバルブ機構と、前記シリンダブロックの外面に沿うとともに、前記スロットルバルブ機構に対してクランクシャフトの軸線方向一方側に隣接するように配置されたインタークーラと、前記シリンダブロックの外面に沿うとともに、前記スロットルバルブ機構に対して前記クランクシャフトの軸線方向他方側に隣接するように配置された補機とを備えている内燃機関であって、前記スロットルバルブ機構は、吸気通路の一部を区画するスロットルボディと、前記スロットルボディに回動可能に支持されるとともに前記吸気通路を開閉するバタフライ型のバルブと、前記スロットルボディの外面に固定されるとともに前記バルブの回動軸に連結されて前記バルブを駆動するアクチュエータとを備え、前記バルブの回動軸の軸線方向は、前記クランクシャフトの軸線方向に直交している。
上記構成において、アクチュエータの少なくとも一部は、スロットルボディの外部においてバルブの回動軸方向に位置する。そのため、スロットルバルブ機構において、バルブの回動軸方向の寸法を短くするのに限界があり、バルブの回動軸方向におけるスロットルバルブ機構の寸法が大きくなりがちである。上記構成では、バルブの回動軸方向がクランクシャフトの軸線方向に対して直交しているため、クランクシャフトの軸線方向においてインタークーラと補機との間のスペースが小さくても、このスペースにスロットルバルブを配置させやすい。
内燃機関の正面図。 スロットルバルブ機構の周辺構成を示す断面図。
以下、本発明が適用された車両の内燃機関100について図1及び図2にしたがって説明する。以下の説明では、内燃機関100が車両に搭載されているものとし、車両の上下方向を、内燃機関100の上下方向として説明する。
図1に示すように、内燃機関100は、外部から吸気を導入するための吸気管25を備えている。吸気管25における第1吸気管26の下流端は、ターボチャージャ40におけるコンプレッサ41が固定されている。コンプレッサ41は、上流側から流入した吸気を圧縮して下流側に供給する。
ターボチャージャ40におけるコンプレッサ41には、吸気管25における第2吸気管27の上流端が接続されている。吸気管25における第2吸気管27の下流端には、上流側から流入した吸気を冷却する水冷式のインタークーラ51が固定されている。インタークーラ51には、吸気管25における第3吸気管28の上流端が固定されている。吸気管25における第3吸気管28の下流端には、流通する吸気量を制御するスロットルバルブ機構60が固定されている。
スロットルバルブ機構60には、シリンダブロック13の内部の気筒に吸気を導入するための吸気マニホールド21の上流端が固定されている。吸気マニホールド21の下流端は、シリンダヘッド12に固定されている。吸気マニホールド21の内部空間は、シリンダヘッド12を介してシリンダブロック13の内部の気筒に連通している。
シリンダヘッド12には、シリンダブロック13の内部の気筒から排気を排出するための排気マニホールドの上流端が固定されている。排気マニホールドの内部空間は、シリンダヘッド12を介してシリンダブロック13の内部の気筒に連通している。なお、図1では、排気マニホールドを図示していない。
排気マニホールドの下流端には、排気を外部に排出するための排気管35が固定されている。排気管35における第1排気管36の上流端は、排気マニホールドの下流端に固定されている。排気管35における第1排気管36の下流端には、ターボチャージャ40におけるタービン42が固定されている。ターボチャージャ40におけるタービン42には、排気管35における第2排気管37の上流端が固定されている。なお、図1では、インタークーラ51よりも吸気上流側の部分及びシリンダヘッド12よりも排気下流側の部分を概略的に図示している。
図1に示すように、内燃機関100におけるシリンダブロック13は、全体として四角柱形状になっている。図示は省略するが、シリンダブロック13の内部には、円筒状の気筒が4つ区画されており、各気筒内には、当該気筒内を往復運動するピストンがそれぞれ配置されている。
シリンダブロック13の下面には、全体として四角箱型形状のクランクケース14が固定されている。シリンダブロック13とクランクケース14との間には、クランクシャフト16が回転可能に支持されている。クランクシャフト16の軸線方向は、4つの気筒の並設方向(図1における左右方向)に沿って延びている。クランクシャフト16は、シリンダブロック13の気筒内のピストンの往復運動によって回転する。クランクケース14の下面には、有底で箱状のオイルパン15が固定されている。オイルパン15の内部には、エンジンオイルが貯留されている。
シリンダブロック13の上面には、全体として四角柱形状のシリンダヘッド12が固定されている。シリンダヘッド12の内部には、シリンダブロック13の各気筒に吸気を導入するための吸気ポートが4つ区画されている。内燃機関100の上下方向及びクランクシャフト16の軸線方向のいずれに対しても直交する方向(図1において紙面厚み方向)を、内燃機関100の幅方向としたとき、各吸気ポートは、シリンダヘッド12の幅方向に対向する一対の側面のうちの一方側(図1における紙面手前側)の面に開口している。
シリンダヘッド12の内部には、シリンダブロック13の各気筒から排気を排出するための排気ポートが4つ区画されている。各排気ポートは、シリンダヘッド12の幅方向に対向する一対の側面のうちの他方側(図1における紙面奥側)の面に開口している。この排気ポートは、上述した排気マニホールドに接続されている。
シリンダヘッド12の上面には、当該シリンダヘッド12の上面を覆うヘッドカバー11が固定されている。ヘッドカバー11とシリンダヘッド12とで区画される空間内には、吸気バルブや排気バルブを開閉駆動するための図示しない動弁機構が収容されている。
シリンダヘッド12の幅方向に対向する一対の側面のうちの一方側(図1における紙面手前側)の面には、吸気マニホールド21が固定されている。吸気マニホールド21における上流側の部分は筒状の集合管22になっており、吸気マニホールド21における集合管22よりも下流側の部分は4つの分岐管23に分岐している。4つの分岐管23は、クランクシャフト16の軸線方向(図1における左右方向)に沿うように並んでいる。また、集合管22の上流端は、クランクシャフト16の軸線方向において、4つの分岐管23の中央よりも僅かに一方側(図1における左側)に位置している。
集合管22の上流側の部分は、概ね内燃機関100の上下方向に沿って延びている。集合管22は、下流側(図1における上側)ほど、内燃機関100の幅方向におけるシリンダヘッド12側に向かうように湾曲している。分岐管23は、概ね内燃機関100の幅方向に沿って延びている。
集合管22におけるクランクシャフト16の軸線方向の寸法は、上流側から下流側に向かうに連れて大きくなっている。換言すると、集合管22のうちのクランクシャフト16の軸線方向一方側(図1における左側)の壁面22aと集合管22のうちのクランクシャフト16の軸線方向他方側(図1における右側)の壁面22bとは、下流側(図1における上側)ほど、クランクシャフト16の軸線方向において互いに離れるように延びている。また、集合管22のうちの他方側の壁面22bは、上下方向に対して略一様な傾きになるように略直線状に延びている。また、集合管22のうちの一方側の壁面22aは、上下方向に対して、下流側(図1における上側)ほど傾きが大きくなるように略円弧状に延びている。したがって、集合管22の上流端から4つの分岐管23のうちのクランクシャフト16の軸線方向一方側の端に位置する第1分岐管23aの下流端までの内部空間は、集合管22の上流端から4つの分岐管23のうちのクランクシャフト16の軸線方向他方側の端に位置する第4分岐管23dの下流端までの内部空間に比べて湾曲するように延びている。
図1に示すように、吸気マニホールド21よりも下方には、スロットルバルブ機構60が配置されている。スロットルバルブ機構60は、全体として四角柱形状のスロットルボディ61を備えている。スロットルボディ61における幅方向他方側(図1における紙面奥側)の面は、シリンダブロック13の幅方向に対向する一対の側面のうちの一方側(図1における紙面手前側)の面に沿っている。本実施形態では、スロットルボディ61がシリンダブロック13に固定されている。図2に示すように、スロットルボディ61内には、断面視略円形状の連通孔61aが区画されている。連通孔61aは、内燃機関100の上下方向に延びており、スロットルボディ61を上下方向に貫通している。スロットルボディ61の上面には、吸気マニホールド21の集合管22の下端(上流端)が固定されている。連通孔61aは、吸気マニホールド21における集合管22の内部空間に連通している。
図2に示すように、スロットルボディ61の連通孔61aには、吸気管25の第3吸気管28の内部空間が連通している。本実施形態では、吸気管25の内部空間、スロットルボディ61の連通孔61a、吸気マニホールド21の内部空間、及びシリンダヘッド12の吸気ポートによって、吸気が流通する吸気通路Aが構成されている。
図1に示すように、スロットルバルブ機構60よりもクランクシャフト16の軸線方向他方側(図1における右側)には、インタークーラ51が配置されている。インタークーラ51は、内燃機関100の上下方向において、スロットルバルブ機構60と略同じ位置に配置されている。なお、インタークーラ51とスロットルバルブ機構60との間には他の装置や機構が配置されてなく、インタークーラ51とスロットルバルブ機構60とは隣接している。インタークーラ51は、全体として四角箱形状になっている。インタークーラ51における幅方向他方側(図1における紙面奥側)の面は、シリンダブロック13の幅方向に対向する一対の側面のうちの一方側(図1における紙面手前側)の面に沿っている。本実施形態では、インタークーラ51がシリンダブロック13に固定されている。
インタークーラ51及びスロットルボディ61に下方には、吸気管25における第3吸気管28が配置されている。第3吸気管28は、幅方向一方側(図1における紙面手前側)から視たときに略U字形状になっている。第3吸気管28の下流端は、スロットルボディ61の下面に固定されている。第3吸気管28の上流端は、インタークーラ51の下面に固定されている。
図1に示すように、シリンダブロック13の幅方向に対向する一対の側面のうちの一方側(図1における紙面手前側)の面には、クランクシャフト16の回転によって発電するオルタネータ56が配置されている。オルタネータ56は、スロットルバルブ機構60よりもクランクシャフト16の軸線方向一方側(図1における左側)に配置されている。オルタネータ56は、上下方向において、スロットルバルブ機構60と略同じ位置に配置されている。なお、オルタネータ56とスロットルバルブ機構60との間には他の装置や機構が配置されてなく、オルタネータ56とスロットルバルブ機構60とは隣接している。オルタネータ56は、略円柱形状のハウジング56aを備えている。本実施形態では、ハウジング56aがシリンダブロック13に固定されている。ハウジング56aには、略円棒形状の軸部56bが回転可能に支持されている。軸部56bは、図示しないプーリ及びベルトによってクランクシャフト16に連結されている。本実施形態では、オルタネータ56がスロットルバルブ機構60に対して隣接する補機である。なお、オルタネータ56はスロットルバルブ機構60に対して隣接していることで、オルタネータ56は吸気マニホールド21の近くに位置している。具体的には、オルタネータ56の一部は、吸気マニホールド21における集合管22のうちの一方側の壁面22aによって囲まれた部分に位置している。
オルタネータ56よりも下方には、クランクシャフト16の回転によって冷却水を圧送するウォーターポンプ57が配置されている。ウォーターポンプ57は、略円柱形状のハウジング57aを備えている。本実施形態では、ハウジング57aがシリンダブロック13に固定されている。ハウジング57aには、略円棒形状の軸部57bが回転可能に支持されている。軸部57bは、図示しないプーリ及びベルトによってクランクシャフト16に連結されている。
ウォーターポンプ57よりも下方には、クランクシャフト16の回転によって車室空間に供給するための空気を圧送するエアコンプレッサ58が配置されている。エアコンプレッサ58は、略円柱形状のハウジング58aを備えている。本実施形態では、ハウジング58aがクランクケース14に固定されている。ハウジング58aには、略円棒形状の軸部58bが回転可能に支持されている。軸部58bは、図示しないプーリ及びベルトによってクランクシャフト16に連結されている。
次に、スロットルバルブ機構60の周辺構成について具体的に説明する。
図2に示すように、スロットルボディ61における連通孔61aには、吸気通路Aを開閉するバタフライ型のバルブ62が配置されている。バルブ62は、スロットルボディ61に回動可能に支持されている略丸棒形状の回動軸62cを備えている。回動軸62cの軸線方向は、内燃機関100の幅方向(図2における紙面厚み方向)に沿っている。すなわち、回動軸62cの軸線方向は、クランクシャフト16の軸線方向及び上下方向のいずれに対しても直交している。
回動軸62cからは、当該回動軸62cの径方向外側に向かって略半円板形状の第1弁体62aが延びている。また、回動軸62cからは、当該回動軸62cの径方向外側に向かって略半円板形状の第2弁体62bが延びている。第2弁体62bは、回動軸62cを挟んで第1弁体62aの延設方向とは反対方向に向かって延びている。バルブ62を正面視したときに、第1弁体62a及び第2弁体62bは、全体として円形状になっている。
図1に示すように、スロットルボディ61における幅方向一方側(図1における紙面手前側)の面には、バルブ62を駆動するアクチュエータ63が固定されている。アクチュエータ63は、電動モータ63aと、当該電動モータ63aの出力軸の回転を減速して伝達する減速機構63bとを備えている。減速機構63bは、複数のギア等により構成されている。減速機構63bは、回動軸62cに対して、幅方向一方側(図1における紙面手前側)に位置している。換言すると、減速機構63bは、幅方向から視たときに、回動軸62cと重なっている。電動モータ63aは、減速機構63bに対して、クランクシャフト16の軸線方向一方側(図1における左側)に位置している。電動モータ63aの出力軸は、減速機構63bを介して、バルブ62における回動軸62cの幅方向一方側(図1における紙面手前側)の端部に連結されている。
図2に二点鎖線で示すように、電動モータ63aの出力軸の回転によってバルブ62の回動軸62cが周方向一方側(図2における反時計回り側)に回動して、連通孔61aの軸線方向に直交する方向(図2における左右方向)に対して第1弁体62a及び第2弁体62bの面方向が沿っていると、バルブ62が閉状態になる。
一方、図2に実線で示すように、電動モータ63aの出力軸の回転によってバルブ62の回動軸62cが周方向他方側(図2における時計回り側)に回動して、連通孔61aの軸線方向に直交する方向(図2における左右方向)に対して第1弁体62a及び第2弁体62bの面方向が傾くと、バルブ62が開状態になる。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
図1に示すように、スロットルバルブ機構60は、クランクシャフト16の軸線方向において、オルタネータ56とインタークーラ51との間のスペースに配置されている。ここで、オルタネータ56やインタークーラ51の大きさによっては、スロットルバルブ機構60を両者の間のスペースに配置できないことがある。また、スロットルバルブ機構60を配置するために、オルタネータ56やインタークーラ51をクランクシャフト16の軸線方向の外側に配置させることがある。このようにオルタネータ56やインタークーラ51の配置を変更するとクランクシャフト16の軸線方向における内燃機関100の大きさが大きくなるおそれがある。
ここで、スロットルバルブ機構60においては、アクチュエータ63における減速機構63bは、スロットルボディ61の外部においてバルブ62の回動軸62cの軸線方向一方側(図1における紙面手前側)に位置している。そのため、バルブ62の回動軸62cの軸線方向(図1における紙面厚み方向)におけるスロットルバルブ機構60の寸法は、バルブ62の回動軸62cの軸線方向及び連通孔61aの延設方向のいずれにも直交する方向(図1における左右方向)におけるスロットルバルブ機構60の寸法に比べて大きくなっている。仮に、スロットルバルブ機構60におけるバルブ62の回動軸62cの軸線方向がクランクシャフト16の軸線方向(図1における左右方向)に沿っていると、スロットルバルブ機構60の長手方向がクランクシャフト16の軸線方向に沿うことになる。そのため、この場合には、オルタネータ56とインタークーラ51との間のスペースにスロットルバルブ機構60を配置しにくくなる。
これに対して、本実施形態では、スロットルバルブ機構60におけるバルブ62の回動軸62cの軸線方向がクランクシャフト16の軸線方向(図1における左右方向)に対して直交している。そのため、本実施形態では、バルブ62の回動軸62cの軸線方向がクランクシャフト16の軸線方向に沿っている構成に比べて、オルタネータ56とインタークーラ51との間のスペースが小さくても、両者の間のスペースにスロットルバルブ機構60を配置させやすい。
ところで、図1に示すように、オルタネータ56が吸気マニホールド21の近くに位置していることで、吸気マニホールド21における集合管22のうちの一方側の壁面22aは、上下方向に対して、下流側(図1における上側)ほど傾きが大きくなるように略円弧状に延びている。そして、集合管22の上流端から第1分岐管23aの下流端までの内部空間は、集合管22の上流端から第4分岐管23dの下流端までの内部空間に比べて湾曲するように延びている。そのため、集合管22の上流端から第1分岐管23aの下流端までの内部空間を流通する吸気量は、集合管22の上流端から第4分岐管23dの下流端までの内部空間を流通する吸気量に比べて少なくなりやすい。その結果、シリンダブロック13における第1分岐管23a側の気筒に流入する吸気量とシリンダブロック13における第4分岐管23d側の気筒に流入する吸気量との差が過度に大きくなることがある。
これに対して、本実施形態では、図2に二点鎖線で示すバルブ62の閉状態においてクランクシャフト16の軸線方向他方側(第4分岐管23d側)に位置する第1弁体62aが、図2に実線で示すバルブ62の開状態において上流側に回動される。また、図2に二点鎖線で示すバルブ62の閉状態においてクランクシャフト16の軸線方向一方側(第1分岐管23a側)に位置する第2弁体62bが、図2に実線で示すバルブ62の開状態において下流側に回動される。そして、図2に実線で示すように、バルブ62が全開状態ではない開状態である場合、バルブ62の上流側の吸気が、第1弁体62a及び第2弁体62bによって、下流側に位置する第2弁体62bの先端側に案内される。そのため、スロットルボディ61の連通孔61aにおけるバルブ62よりも下流側の部分において、クランクシャフト16の軸線方向一方側の吸気量は、クランクシャフト16の軸線方向他方側の吸気量に比べて多くなりやすい。すると、吸気マニホールド21の内部空間においても、クランクシャフト16の軸線方向一方側(第1分岐管23a側)の吸気量が、クランクシャフト16の軸線方向他方側(第4分岐管23d側)の吸気量に比べて多くなりやすい。これにより、本実施形態では、バルブ62が開状態の場合に第1弁体62aが下流側に回動されて第2弁体62bが上流側に回動される構成に比べて、シリンダブロック13における第1分岐管23a側の気筒に流入する吸気量とシリンダブロック13における第4分岐管23d側の気筒に流入する吸気量との差を小さくできる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、バルブ62の回動軸62cの軸線方向は変更できる。例えば、バルブ62の回動軸62cの軸線方向は、クランクシャフト16の軸線方向に直交していれば、内燃機関100の幅方向に対して傾いていてもよい。
・上記実施形態において、スロットルバルブ機構60の構成は適宜変更できる。例えば、アクチュエータ63における電動モータ63a及び減速機構63bが回動軸62cに対して幅方向一方側に位置し、電動モータ63a及び減速機構63bが、内燃機関100の幅方向から視たときに回動軸62cと重なる位置にあってもよい。
・上記実施形態において、スロットルバルブ機構60に対して隣接する補機は適宜変更できる。例えば、スロットルバルブ機構60に対してクランクシャフト16の軸線方向一方側にウォーターポンプ57やエアコンプレッサ58が隣接している場合には、ウォーターポンプ57やエアコンプレッサ58がスロットルバルブ機構60に対して隣接する補機である。
・上記実施形態において、スロットルバルブ機構60、インタークーラ51、オルタネータ56、及びウォーターポンプ57は、シリンダブロック13以外に固定されていてもよい。例えば、スロットルバルブ機構60が直接シリンダブロック13に固定されていなくても、インタークーラ51や吸気マニホールド21がシリンダブロック13やシリンダヘッド12に固定されていれば、スロットルバルブ機構60をシリンダブロック13の外面に沿って配置できる。また、インタークーラ51、オルタネータ56、及びウォーターポンプ57は、シリンダヘッド12やクランクケース14等に固定されていてもよい。同様に、エアコンプレッサ58は、シリンダヘッド12やシリンダブロック13等に固定されていてもよい。
・上記実施形態において、インタークーラ51は、空冷式のインタークーラを採用してもよい。
・上記実施形態において、バルブ62の回動方向は適宜変更できる。例えば、吸気マニホールド21における集合管22の内部空間から4つの分岐管23の内部空間に流通する吸気量が略同じである場合には、バルブ62の開状態において第1弁体62aが下流側に回動され、第2弁体62bが上流側に回動されてもよい。
・上記実施形態において、シリンダブロック13の内部の気筒数は適宜変更できる。例えば、シリンダブロック13の内部の気筒数は3つや6つであってもよい。この場合、シリンダヘッド12の内部の吸気ポートや排気ポートの数、吸気マニホールド21の形状、及び排気マニホールドの形状等を、シリンダブロック13の内部の気筒数に合わせて変更すればよい。
A…吸気通路、11…ヘッドカバー、12…シリンダヘッド、13…シリンダブロック、14…クランクケース、15…オイルパン、16…クランクシャフト、21…吸気マニホールド、22…集合管、22a…壁面、22b…壁面、23…分岐管、23a…第1分岐管、23d…第4分岐管、25…吸気管、26…第1吸気管、27…第2吸気管、28…第3吸気管、35…排気管、36…第1排気管、37…第2排気管、40…ターボチャージャ、41…コンプレッサ、42…タービン、51…インタークーラ、56…オルタネータ、56a…ハウジング、56b…軸部、57…ウォーターポンプ、57a…ハウジング、57b…軸部、58…エアコンプレッサ、58a…ハウジング、58b…軸部、60…スロットルバルブ機構、61…スロットルボディ、61a…連通孔、62…バルブ、62a…第1弁体、62b…第2弁体、62c…回動軸、63…アクチュエータ、63a…電動モータ、63b…減速機構、100…内燃機関。

Claims (1)

  1. シリンダブロックの外面に沿うように配置されたスロットルバルブ機構と、
    前記シリンダブロックの外面に沿うとともに、前記スロットルバルブ機構に対してクランクシャフトの軸線方向一方側に隣接するように配置されたインタークーラと、
    前記シリンダブロックの外面に沿うとともに、前記スロットルバルブ機構に対して前記クランクシャフトの軸線方向他方側に隣接するように配置された補機とを備えている内燃機関であって、
    前記スロットルバルブ機構は、
    吸気通路の一部を区画するスロットルボディと、前記スロットルボディに回動可能に支持されるとともに前記吸気通路を開閉するバタフライ型のバルブと、前記スロットルボディの外面に固定されるとともに前記バルブの回動軸に連結されて前記バルブを駆動するアクチュエータとを備え、
    前記バルブの回動軸の軸線方向は、前記クランクシャフトの軸線方向に直交している
    ことを特徴とする内燃機関。
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