JP2019157502A - 路盤構築方法 - Google Patents

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【課題】路盤材のコストを抑え、路盤材を敷きつめるために輸送トラックで砕石場から路盤材の敷設部まで運び込む煩雑さを抑制するトンネル路盤構築方法を提供する。【解決手段】小型・高性能のインパクトクラッシャをトンネル切羽近傍に配置し、400mmφ岩石ズリを40mmφまで破砕して、これを整地用もしくはインバート工の埋戻し用として利用する。また、前記インパクトクラッシャはクローラにより走行自在とされている。【選択図】図1

Description

本発明は路盤構築方法に係り、特にトンネル内に形成される路盤面を形成する路盤材をトンネル岩石から作り上げる路盤構築方法に関する。
山岳トンネル工事において発生する岩石ズリは、従来、ダンプズリ出し工法や延伸コンベヤ工法にて、トンネル坑外に排出され、予め確保された捨て場に運んで滞積処理されている。特許文献1にはショベルにより切り出されたズリを、ズリ積部を経由して、コンベヤに引き渡し、コンベヤから台車に積込んで軌道上を走らせて排出することが開示されている。また、特許文献2には切羽から出たズリを、一旦、山積みとし、これをホッパーに投入してコンベヤに送り、コンベヤ走行により作業坑口に送る搬出方法が開示されている。また、特許文献3には、切羽から出たズリをコンベヤに載せる手前で、破砕機により粉砕する方法が採られ、これをコンベヤで坑口まで搬送する方法が開示されている。
また、一方で、トンネル整地用として、あるいはインバート工の埋戻し用としての路盤材は、近隣の砕石場から購入している。路盤材を敷きつめるために、輸送トラックで砕石場から購入した路盤材を積み込んで、トンネル内の路盤材の敷設部まで運び込んでいたものである。
特開平05−79057号公報 特開2002−4777号公報 特開平11−62485号公報
本発明は、トンネル内で使用する整地用の敷石材や埋戻し材として、近隣の砕石場から購入している路盤材のコストを抑え、路盤材を敷きつめるために輸送トラックで砕石場から路盤材の敷設部まで運び込む煩雑さを抑制することを目的とする。
本発明に係るトンネル路盤材の構築方法は、上記従来の問題点を解決するために、小型・高性能のインパクトクラッシャをトンネル切羽近傍に配置し、岩石ズリを最大粒度40mmφまで破砕して、これを整地用もしくはインバート工の埋戻し用として利用することを特徴とする。
この場合において、前記インパクトクラッシャはクローラにより走行自在とされていることを特徴とする。
坑内のインバート工で発生した岩石ズリをその場で路盤材にすることにより、切羽までの整地用および道路トンネルではインバート工の埋戻し用として使用できる。鉄道トンネルでは埋戻しが無いため、その分を延伸コンベヤにて坑外に排出する。その際にも、積載物が小さいため、延伸コンベヤへの負荷が低減できる。この結果、路盤材を購入するコストを抑え、輸送のためにトラックを使用することがなくなり、結果的に全体コストの抑制効果が向上するものとなる。
本発明に係るトンネル路盤材の構築方法が適用されるトンネル縦断面図である。 トンネル横断面図である。 実施形態に適用されるインパクトクラッシャの側面図である。 同インパクトクラッシャの背面図である。 同インパクトクラッシャの断面図である。
以下に本発明に係るトンネル路盤材の構築方法の実施形態を、図面を参照して、詳細に説明する。なお、図面は実施形態に過ぎず、その技術思想を変えない限り、改変は自由である。
これは山岳トンネルの構築に利用した例である。トンネル10は、図2のトンネル横断面に示されるように、トンネル床面にインバート工14が施工され、トンネル側壁および天井に覆工コンクリート12が敷設される。そして、インバート工14の上面に埋戻し用路盤材16が敷設されるものとなっている。
作業現場で示せば、図1に示される。前方を切羽面18、後方の坑口20としたときに、切羽面18の近傍位置を作業場として、移動可能なインパクトクラッシャ22が配置され、このインパクトクラッシャ22に岩石ズリ24を投入する油圧ショベル26が後方に配置されている。インパクトクラッシャ22と油圧ショベル26の配置箇所は、掘ったばかりの掘削路面28上とされ、その上面部に整地部路盤材30を敷設している。その後方の一段低い箇所にインバート工14が敷設され、上面に埋戻し用路盤材16が敷設されている。インバート工14の前端面付近では、インバート工14の施工前の高さで油圧ブレーカ32が配置され、油圧ブレーカ32は前方の掘削路面28を掘削して、岩石ズリ24を掘り出している。
このような状況下で、インパクトクラッシャ22は、移動可能なクローラ34を有し、幅500mm×長さ3650mmの2本のクローラをつないで、その中間にクラッシャを搭載した架台36を4ヵ所で取り付ける構造とされ、クラッシャ破砕時の動荷重を受ける強度を有する構造とされる。2本のクローラ34をつないだ走行装置の幅は2.5mとし、セルフローダで輸送できるサイズとしている。このクローラ34による移動は、本体から3mの有線コントローラにて、2基のクローラ駆動油圧モータを操作して行うものとしている。
油圧ショベル26により岩石ズリ24をインパクトクラッシャ22の投入シュート38が投入するが、岩石ズリ投入機として、0.4m3バックホー(油圧ショベル)のバケット幅800mmでの投入を想定して、投入部を□1500mmとして投入時の荷こぼれを防止している。また、フロアーレベルからの最低投入高さを3mとして、原料投入を容易にしている。さらに、セルフローダでの輸送を考慮して本機との着脱が簡易な構造としている。
また、クラッシャ部40は、図5に示されるように、上部から投入された岩石ズリ24を高速回転している打撃板42で反発板44に衝突させて破砕するようにしている。打撃板42の周速を変えることと、打撃板42と反発板44の隙間を調整することにより、破砕産物の粒度を変えることができる。セルフローダで輸送する場合には、モータ結線を外して、そのままの状態で取り外し、トラック輸送ができる。
このようにして破砕した岩石ズリ24は、最大粒度が400mmφとされるが、これを路盤材16、30に適する最大粒度40mmφの大きさまで破砕され、排出コンベヤ46により排出される。ここで排出コンベヤ46は、幅750mm×長さ8000mmのポータブルコンベヤをクラッシャ排出シュート48下に取り付けており、排出シュート48の先で折り曲げ角度17度で持ち上げる構造となっている。コンベヤ排出部50の高さは2mで、15トンのクラッシャ破砕産物を滞積できる。クラッシャ排出シュートの先に粉塵防止用ミスト噴霧装置を取り付けることできる。また、コンベヤ長さを8mとしており、幅の狭い鉄道トンネルでも旋回できるようにしている。
架台36には、油圧ユニット52が搭載され、クローラ駆動モータ用油圧ポンプ、オイルタンク、ファンクーラ、油圧ユニットと制御盤を有する構造である。
本機架台上に設置し、セルフローダで輸送する場合でも、取り外さない様な形状としている。
このようなインパクトクラッシャ22は、小型・高性能破砕機であり、最大粒度400mmφの岩石ズリ24を破砕して、最大粒度40mmφの路盤材16、30を50t/hの生産能力をもって製造できる。
坑内のインバート工14で発生した岩石ズリ24をその場で路盤材16,30とすることにより、切羽までの整地部路盤材30および道路トンネルではインバート工14の埋戻し用路盤材16として使用できる。鉄道トンネルでは埋戻しが無いため、その分を延伸コンベヤにて坑外に排出する。その際にも、積載物が小さいため、延伸コンベヤへの負荷が低減できる。
トンネル切羽に設置されている400Vの配電箱から本機設置の制御盤に電気を供給して、移動や破砕を行う電気駆動である。破砕時のレベル出しは事前に坑外・坑内で本機により製造した路盤材を敷いておき、その上をクローラで数度敷き固めることで行う。短期のレンタル使用にも対応できるように設計されており、簡易な分解・組立とセルフローダで輸送できる構造としている。
このように、本実施形態では、この廃棄処理されている岩石ズリ24をトンネル坑外や坑内で破砕して、路盤材を製造することにより、捨て場の縮小・捨て場までの輸送コストの低減・路盤材購入コストの低減、砕石場からトンネル工事現場までのダンプ輸送によるCO2発生量の低減等、様々なメリットを提供できる。
さらに、従来は、坑内作業のインバート工で発生する岩石ズリもダンプ輸送しているが、本実施形態ではインバートのすぐ傍において、その場で路盤材16,30を製造することにより、ダンプ輸送を中止することができ、坑内作業の効率化や坑内環境を改善することができる。
10……トンネル、12……覆工コンリート、14……インバート工、16……埋戻し用路盤材、18……切羽面、20……坑口、22……インパクトクラッシャ、24……岩石ズリ、26……油圧ショベル、28……掘削路面、30……整地部路盤材、32……油圧ブレーカ、34……クローラ、36……架台、38……投入シュート、40……クラッシャ部、42……打撃板、44……反発板、46……排出コンベヤ、48……排出シュート、50……コンベヤ排出部、52……油圧ユニット。

本発明に係るトンネル路盤材の構築方法は、上記従来の問題点を解決するために、山岳トンネルの掘削工事において小型・高性能のインパクトクラッシャをトンネル切羽近傍に配置し、インバート工で発生した最大400mmφの岩石ズリを最大粒度40mmφまで破砕して、この最大粒度40mmφまで破砕された岩石ズリを整地用もしくはインバート工の埋戻し用として利用することを特徴とする。
この場合において、前記インパクトクラッシャはクローラにより走行自在とされていることを特徴とする。

Claims (2)

  1. 小型・高性能のインパクトクラッシャをトンネル切羽近傍に配置し、岩石ズリを最大粒度40mmφまで破砕して、これを整地用もしくはインバート工の埋戻し用として利用することを特徴とするトンネル路盤構築方法。
  2. 前記インパクトクラッシャはクローラにより走行自在とされていることを特徴とするトンネル路盤構築方法。
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