JP2019151420A - 情報通信端末、プログラム、エレベータの群管理システム - Google Patents

情報通信端末、プログラム、エレベータの群管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の出発階及び行先階を、出発階から行先階に向かう方向とは反対方向に出発するエレベータに割り当てる場合における、エレベータの利用者の不安を抑制可能な情報通信端末、プログラム、及びエレベータの群管理システムを提供する。【解決手段】情報通信端末の制御部は、群管理制御装置から、当該情報通信端末を所持する利用者により当該情報通信端末を利用して乗車前に登録された出発階及び行先階に対する割当号機の識別情報と、割当号機の現在階の情報と、停止予定階の情報とを受信したした場合、割当号機のかごが行先階に到着したことを示す行先階到着情報を受信するまでの間、出発階の情報及び行先階の情報、並びに受信した識別情報、現在階の情報、及び停止予定階の情報を含むかごの運行経路情報を表示部に表示させ、群管理制御装置から、かごが出発階に到着したことを示す出発階到着情報を受信したときに、表示部に、利用者にかごへの乗車を促す乗車案内情報を表示させる。【選択図】図8C

Description

本発明は、情報通信端末、プログラム、及びエレベータの群管理システムに関する。
特許文献1は、行先階登録部から出発階及び行先階の情報を受信したときに、複数台のエレベータのうちのいずれかのエレベータを割り当てるエレベータシステムを開示している。また、特許文献1では、出発階から行先階に向かう方向と同じ方向に出発するエレベータだけでなく、反対方向に出発するエレベータにも割り当てを行うことを開示している。
特許第5921012号公報
特許文献1に記載のエレベータシステムでは、例えば5階に、その上の6階を行先階とする乗客と、下の4階を行先階とする乗客とがいるとした場合、まず「6階に行くお客様はご乗車下さい」と乗車案内し、その後「4階に行くお客様はご乗車下さい」と乗車案内する。このように1つの出発階において、上の階床に向かうエレベータの乗車案内と下の階床に向かうエレベータの乗車案内との両方が行われると、これらの利用者は、本当に乗車してよいか不安を抱く可能性がある。つまり、利用者の利便性の面で課題がある。
本発明は、利用者の出発階及び行先階を、出発階から行先階に向かう方向とは反対方向に出発するエレベータに割り当てる場合における、エレベータの利用者の不安を抑制可能な情報通信端末、プログラム、及びエレベータの群管理システムを提供する。
本発明の第1の態様において、情報通信端末が提供される。
情報通信端末は、
無線通信を行う無線通信部と、
画像を表示する表示部と、
制御部と、を備える。
制御部は、
複数台のエレベータの運行を統合的に制御する群管理制御装置から無線通信部を用いて無線通信により情報を逐次受信し、
群管理制御装置から、当該情報通信端末を所持する利用者により当該情報通信端末を利用して乗車前に登録された出発階及び行先階に対して複数台のエレベータの中から割り当てられた割当号機の識別情報と、割当号機のかごが現在位置する現在階の情報と、かごが現在階から行先階に到着するまでに途中で停止する停止予定階の情報とを含むかごの運行経路情報を受信した場合、かごが行先階に到着したことを示す行先階到着情報を受信するまでの間、運行経路情報を表示部に表示させ、
群管理制御装置から、かごが出発階に到着したことを示す出発階到着情報を受信したときに、表示部に、利用者にかごへの乗車を促す乗車案内情報を表示させる。
本発明の第2の態様において、プログラムが提供される。
プログラムは、
無線通信を行う無線通信部と画像を表示する表示部とを有するコンピュータに、
複数台のエレベータの運行を統合的に制御する群管理制御装置から無線通信部を用いて無線通信により情報を逐次受信する機能、
群管理制御装置から、当該コンピュータを所持する利用者により当該コンピュータを利用して乗車前に登録された出発階及び行先階に対して複数台のエレベータの中から割り当てられた割当号機の識別情報と、割当号機のかごが現在位置する現在階の情報と、かごが現在階から行先階に到着するまでに途中で停止する停止予定階の情報とを含むかごの運行経路情報を受信した場合、かごが行先階に到着したことを示す行先階到着情報を受信するまでの間、運行経路情報を表示部に表示させる機能、及び
群管理制御装置から、かごが出発階に到着したことを示す出発階到着情報を受信したときに、表示部に、利用者にかごへの乗車を促す乗車案内情報を表示させる機能、を実現させる。
本発明の第3の態様において、エレベータの群管理システムが提供される。
エレベータの群管理システムは、
無線通信を行う無線通信装置と、
複数台のエレベータの運行を統合的に制御するとともに、情報通信端末を所持する利用者により情報通信端末を利用して乗車前に登録された出発階及び行先階を複数台のエレベータのうちのいずれかに割り当てる群管理制御装置と、を備える。
群管理制御装置は、
出発階及び行先階を複数台のエレベータのうちのいずれかに割り当てたときに、割当号機の識別情報と、割当号機のかごが現在位置する現在階の情報と、かごが現在階から行先階に到着するまでに途中で停止する停止予定階の情報とを含むかごの運行経路情報を割当号機のかごが行先階に到着するまでの間情報通信端末から利用者に報知させるために、運行経路情報を無線通信装置を用いて情報通信端末に送信するとともに、
かごが出発階に到着したときに、情報通信端末から利用者にかごへの乗車を促す乗車案内情報を報知させるために、かごが出発階に到着したことを示す出発階到着情報を無線通信装置を用いて情報通信端末に送信する。
本発明によれば、割当号機の識別情報とともに、出発階、行先階、現在階、及び停止予定階の情報が情報通信端末に送信され、利用者にかごの運行経路情報が報知される。また、かごが出発階に到着したときに、利用者にかごへの乗車を促す乗車案内情報を報知させるための出発階到着情報が情報通信端末に送信され、情報通信端末において、利用者に到着したかごへの乗車を促す案内が表示される。そのため、利用者は、乗車前に、運行経路情報に基づいて、割当号機のかごが出発階から行先階に向かう方向と同じ方向に出発するのか、出発階から行先階に向かう方向とは反対方向に出発するのかを認識することができるとともに、割当号機のかごに乗車案内にしたがって乗車すればよい。そのため、利用者の出発階及び行先階に対して、出発階から行先階に向かう方向と同じ方向に出発するエレベータと、出発階から行先階に向かう方向とは反対方向に出発するエレベータとを区別せずにエレベータの割当てを行った場合でも、利用者に不安を抱かせることを抑制でき、利用者の利便性を向上させることができる。
実施の形態1におけるエレベータシステムが適用されるビル(建物)の各階床における機器配置を示す概略平面図 実施の形態1におけるエレベータの群管理システムの構成の一例を示したブロック図 実施の形態1における乗場行先階登録装置の構成の一例を示したブロック図 実施の形態1におけるエレベータ制御装置の構成の一例を示したブロック図 実施の形態1における情報通信端末の構成の一例を示したブロック図 セレクティブコレクティブ方式と逆方向乗車許容方式とを比較して説明した図 情報通信端末の表示部における表示例を示した図 情報通信端末の表示部における表示例を示した図 情報通信端末の表示部における表示例を示した図 情報通信端末の表示部における表示例を示した図 情報通信端末の表示部における表示例を示した図 情報通信端末の表示部における表示例を示した図 情報通信端末の表示部における表示例を示した図 情報通信端末の表示部における表示例を示した図 情報通信端末の表示部における表示例を示した図 情報通信端末の表示部における表示例を示した図 情報通信端末の表示部における表示例を示した図 群管理制御装置の動作の一例を示したフローチャート 群管理制御装置の動作の一例を示したフローチャート 情報通信端末の動作の一例を示したフローチャート 情報通信端末の動作の一例を示したフローチャート 情報通信端末の表示部における第1の他の表示の例を示した図 情報通信端末の表示部における第1の他の表示の例を示した図 情報通信端末の表示部における第1の他の表示の例を示した図 情報通信端末の表示部における第1の他の表示の例を示した図 情報通信端末の表示部における第2の他の表示の例を示した図 情報通信端末の表示部における第2の他の表示の例を示した図 情報通信端末の表示部における第2の他の表示の例を示した図 情報通信端末の表示部における第2の他の表示の例を示した図
本発明の実施の形態に係る情報通信端末、プログラム、エレベータの群管理システム、及びエレベータシステムについて図面を参照して説明する。
1.構成
1−1.エレベータシステムの概要
図1は、実施の形態1におけるエレベータシステムが適用されるビル(建物)の各階床における機器配置を示す概略平面図である。
本実施の形態に係るエレベータシステムは、複数台のエレベータ(A号機〜F号機。以下適宜「号機」という)60A〜60Fと、群管理システムとを含む。エレベータの群管理システムは、エレベータ60A〜60Fの運行を統合的に制御する。本実施の形態では、一例としてA号機からF号機の6台のエレベータ60A〜60Fが設けられた構成を例示しているが、これに限られない。各エレベータ60A〜60Fの乗車用開口がエレベータホール(エレベータ乗場)側に設けられており、利用者はエレベータホールからエレベータ60A〜60Fに乗車する。なお、複数台のエレベータ60A〜60Fは互いに同一または類似の構成を有する。そのため、構成等の説明において区別する必要がない場合、適宜、各エレベータを「エレベータ60」という。
実施の形態
各階のエレベータホールの近傍には、乗場行先階登録装置30A(〜30Z)及び無線通信装置90A(〜90Z)が配置されている。複数台の乗場行先階登録装置30A〜30Zは互いに同一または類似の構成を有する。そのため、構成等の説明において区別する必要がない場合、適宜、各乗場行先階登録装置を「乗場行先階登録装置30」という。また、複数台の無線通信装置90A〜90Zは互いに同一または類似の構成を有する。そのため、構成等の説明において区別する必要がない場合、適宜、各無線通信装置を「無線通信装置90」という。
本実施の形態におけるエレベータの群管理システムは、利用者がエレベータ60のかごに乗車する前に予め乗場行先階登録装置30を利用して行先階(及び出発階)を登録する行先階登録方式を採用している。そして群管理システムは、予め登録された行先階についての呼び(行先階呼び)を複数台のエレベータ60のうちのいずれかに割り当てて、割り当てたエレベータ(以下適宜「割当号機」という)の号機名(割当号機の識別情報(割当号機識別情報)の内容の一例)を乗場行先階登録装置30から利用者に報知し、割当号機に利用者を乗車させるように構成されている。
また、本実施の形態におけるエレベータの群管理システムでは、行先階(及び出発階)の登録を、利用者が所持している情報通信端末100−1〜100―n(以下適宜、区別せず「情報通信端末100」という)を利用して行うことが可能に構成されている。具体的な制御については、後述する。
1−2.エレベータの群管理システムの構成
1−2−1.概要
図2は、実施の形態1におけるエレベータの群管理システムの構成の一例を示したブロック図である。
本実施の形態におけるエレベータの群管理システムは、群管理制御装置10と、複数台の乗場行先階登録装置30A〜30Zと、複数台のエレベータ制御装置40A〜40Fと、複数台の無線通信装置90A〜90Zとを有する。
エレベータの群管理システムは、群管理システムを構成する各装置間で通信を行いながら、各号機に対する新規の行先階呼びの割当制御を行う。各装置は、情報伝送可能なネットワークを介して接続されている。ネットワークは、例えばEthernet(登録商標)等のLAN(Local Area Network)により構成され、各装置間での各種の情報の送受信は、TCP/IP等の各種のプロトコルにしたがって行われる。ネットワーク上に接続されている前述の各装置は、装置間において、各装置が有する入出力インタフェースにより、TCP/IP等の各種のプロトコルにしたがった通信による信号伝送(情報伝送)が可能である。なお、群管理システムを構成する各装置間は、他の信号形式のネットワークや、専用の信号網を介して接続されてもよい。
各エレベータ(各号機)60A〜60Fは、かご、巻上機(モータ)、釣合おもり等を有する。
1−2−2.群管理制御装置
群管理制御装置10は、複数台のエレベータ60A〜60Fの運行を統合的に制御する。
群管理制御装置10は、コンピュータを利用して構成され、制御部11と、記憶部12と、入出力インタフェース13とを備える。
記憶部12は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施の形態の群管理制御装置10の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
制御部11は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部11は、記憶部12から読み出した上記プログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、群管理制御装置10における後述する各種の機能を実現する。
入出力インタフェース13は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース13は、群管理制御装置10が、乗場行先階登録装置30(30A〜30Z)、エレベータ制御装置40(40A〜40F)、及び無線通信装置90(90A〜90Zとの間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース13は、制御部11から出力される信号を所定の形式の信号に変換して乗場行先階登録装置30、エレベータ制御装置40、及び無線通信装置90に出力する。また、入出力インタフェース13は、乗場行先階登録装置30、エレベータ制御装置40、及び無線通信装置90から入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部11に出力する。
1−2−3.乗場行先階登録装置
図3は、実施の形態1における乗場行先階登録装置の構成の一例を示したブロック図である。
乗場行先階登録装置30は、利用者が行先階の登録を行うための装置である。乗場行先階登録装置30は、制御部31と、記憶部32と、入出力インタフェース33と、表示部34と、操作部35とを備える。
記憶部32は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施の形態の乗場行先階登録装置30の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
制御部31は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部31は、記憶部32から読み出した上記プログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、乗場行先階登録装置30における後述する各種の機能を実現する。
入出力インタフェース33は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース33は、乗場行先階登録装置30が、群管理制御装置10との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース33は、制御部31から出力された信号を所定の形式の信号に変換して群管理制御装置10に出力する。また、入出力インタフェース33は、群管理制御装置10から入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部31に出力する。
操作部35は、利用者が乗場行先階登録装置30を操作する際に用いられるインタフェースである。操作部35は、操作内容に応じた信号を制御部31に出力する。操作部35は、例えば行先階の入力に用いられるテンキー等を含む。
表示部34は、制御部31から出力される表示信号に基づく画像等の表示を行う。表示部34は、例えば液晶ディスプレイパネルや有機ELディスプレイパネル等により構成される。
操作部35は、表示部34に重ねて設けられたタッチパネルにより構成されてもよい。この場合、制御部31は、表示部34にテンキー等を表示させ、タッチパネルからなる操作部35に対する操作に基づいて行先階の入力を受け付ける。
1−2−4.エレベータ制御装置
エレベータ制御装置40(40A〜40F)は、エレベータ60(60A〜60F)毎に設けられている。エレベータ制御装置40は、群管理制御装置10からの制御信号にしたがって、対応するエレベータ60の巻上機(モータ)等の動作を制御して、エレベータ60のかごを上昇、下降、停止させる。また、エレベータ制御装置40は、対応するエレベータ60のかご状態を検知し、検知したかご状態を示す情報(信号)等を群管理制御装置10に出力する。かご状態には、かごが現在位置している階床(以下適宜「現在階」という)、かごが現在運転している方向(以下適宜「現在運転方向」という)、ドアの開閉状態等が含まれる。なお、複数台のエレベータ制御装置40A〜40Fは互いに同一または類似の構成を有する。そのため、以下、各エレベータ制御装置を区別せずに「エレベータ制御装置40」という場合がある。
図4は、実施の形態1におけるエレベータ制御装置の構成の一例を示したブロック図である。
各エレベータ制御装置40(エレベータ制御装置40A〜40F)は、制御部41と、記憶部42と、入出力インタフェース43と、を備える。
記憶部42は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施形態のエレベータ制御装置40の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
制御部41は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部41は、記憶部42から読み出した上記プログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、エレベータ制御装置40における各種の機能を実現する。
入出力インタフェース43は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース43は、エレベータ制御装置40が群管理制御装置10との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース43は、制御部41から出力された信号を所定の形式の信号に変換して群管理制御装置10に出力する。また、入出力インタフェース43は、群管理制御装置10から入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部41に出力する。
1−2−5.無線通信装置
図1、図2に戻り、無線通信装置90(90A〜90Z)は、例えば無線LANのアクセスポイントであり、ビルの各階床のエレベータホールあるいはその近傍に配置され、例えば有線LANを介して群管理制御装置10に接続される。無線通信装置90(90A〜90Z)は、無線により、群管理制御装置10と情報通信端末100との間の通信を可能とする。情報通信端末100とアクセスポイントとの間の接続は、例えばWi―fi(登録商標)規格に基づいて行うことができる。なお、無線通信装置90は、各エレベータ60のかごの中にも配置されてもよい。これにより、利用者が割当号機のかごに乗車した後も、情報通信端末100は群管理制御装置10と安定した通信を行うことができる。
1−2−6.情報通信端末
図5は、実施の形態1における情報通信端末の構成の一例を示したブロック図である。
情報通信端末100は、例えば、利用者の所持するスマートフォン等の携帯型コンピュータに専用のアプリケーションプログラムが導入(インストール)されることにより構成される。情報通信端末100は、制御部101、記憶部102、表示部104、操作部105、無線通信部106を有する。なお、情報通信端末100は専用端末として構成されてもよい。
記憶部102は、例えばRAM、ROM等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施の形態の情報通信端末100の各種機能を実現するためのプログラムを含む。例えば、プログラムは、OSや、OS上で動作し、スマートフォン等の携帯型コンピュータを、運行経路情報を受信して表示する情報通信端末100として機能させるアプリケーションプログラムを含む。アプリケーションプログラムは、利用者が起動操作を行ったときに起動させてもよいし、常時動作させておいてもよい。なお、本発明におけるプログラムは、上記のようにOS上で動作するアプリケーションプログラムとして実現されてもよいし、OSを介さずハードウェア上で直接動作する専用プログラムとして実現されてもよい。
制御部101は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部101は、記憶部102から読み出した上記プログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、情報通信端末100における後述する各種の機能を実現する。
無線通信部106は、Wi−fi(登録商標)等の無線LANの諸規格に基づく無線通信を実行する。無線通信部106は、IEEEで規定された3G、4G、5G等の通信規格に基づく無線通信を実行するように構成されてもよい。また、無線通信部106は、Bluetooth(登録商標)等の無線通信規格に基づく無線通信を実行するように構成されてもよい。
操作部105は、利用者が情報通信端末100を操作する際に用いられるインタフェースである。操作部105は、操作内容に対応する信号を制御部101に出力する。
表示部104は、制御部101から出力される表示信号に基づく表示を行う。
操作部105は、表示部104に重ねて設けられたタッチパネルにより構成されてもよい。
1−3.セレクティブコレクティブ方式と逆方向乗車許容方式
図6は、セレクティブコレクティブ方式と逆方向乗車許容方式とを比較して説明した図である。
従来、行先階登録方式を採用したエレベータシステムでは、登録された行先階の割当方式として、セレクティブコレクティブ方式が広く用いられている。
セレクティブコレクティブ方式は、利用者の移動方向と同じ方向で出発するエレベータに利用者が乗車することを前提とする方式である。しかし、この方式の場合、例えば以下のような非効率な運転が行われることがある。
すなわち、図6に示すように、あるかごが現在7階に位置して下方向に運転しており、かつ2階を行先階とするかご呼びが登録されているものとする。また、1階のエレベータ乗場で、1階から7階に向かう利用者が待ち、2階のエレベータ乗場で、2階から6階に向かう利用者が待っているものとする。このような状況のときにセレクティブコレクティブ方式では、7階から下方向に運転中に、2階を行先階とする乗客の降車のために2階でかごを停止させ、1階から7階に向かう利用者の乗車及び降車のために1階と7階でかごを停止させ、2階から6階に向かう利用者の乗車及び降車のために2階と6階でかごを停止させる。したがって、合計5回の停止が発生する。
一方、逆方向乗車許容方式では、7階から下方向に運転中に、7階から2階に向かう乗客の降車のために2階でエレベータを停止させたときに、2階から6階に向かう乗客を乗車させるようにすれば、1階から上方向に運転中に2階で停止させる必要がなくなり、エレベータのかごの停止回数を1回減らし、合計4回とすることができる。これにより、エレベータの運行効率を向上させることができる。
しかし、2階から6階に向かう乗客にとっては、エレベータの出発方向が、2階から6階に向かう方向とは逆方向となる。そのため、2階から6階に向かう乗客は、本当に乗車してよいのか不安を持つ可能性がある。つまり、利用者の利便性において課題があった。
この課題を解決するため、本実施の形態では、利用者の出発階及び行先階を、出発階から行先階に向かう方向とは反対方向に出発するエレベータに割り当てる場合における、エレベータの利用者の不安を抑制可能な情報通信端末、プログラム、及びエレベータの群管理システムを提供する。具体的には、各利用者が所持する情報通信端末を利用して出発階及び行先階の登録が行われたときは、逆方向乗車を許容する割当方式(逆方向乗車許容方式)によりエレベータの割当を行うとともに、利用者毎に最適化した運行経路案内及び乗車案内を行うようにする。また、逆方向乗車許容方式で割当を行った場合には、割当号機のかごが、出発階から、行先階に向かう方向とは反対方向に出発することとなるため、利用者が不安を持たないように、かごが行先階(目的階)に到着するまで運行経路案内を行うことが重要である。そのため、本実施の形態では、かごが行先階(目的階)に到着するまで運行経路案内を行う。
一方、情報通信端末を利用せずに、乗場行先階登録装置30の操作部35を利用して出発階及び行先階の登録が行われたときは、上記のような運行経路の案内を行うことができないため、逆方向乗車を許容しない通常の割当方式(セレクティブコレクティブ方式に基づく割当方式)によりエレベータの割当を行い、割当号機名を乗場行先階登録装置30の表示部34に表示させる。
2.動作
本実施の形態のエレベータの群管理システム及び情報通信端末の動作について説明する。
2−1.情報通信端末における表示動作
利用者により情報通信端末100に対してアプリケーションプログラムの起動操作がなされたときの情報通信端末100の表示動作を説明する。
図7A、図7B、図7Cは、情報通信端末の表示部における表示例を示した図である。
利用者により情報通信端末100に対してアプリケーションプログラムの起動操作がなされると、情報通信端末100は、図7Aに示す出発階・行先階入力画面を表示部104に表示させる。出発階・行先階入力画面には、出発階の入力枠と、行先階の入力枠が表示される。出発階の入力枠がタッチされると、例えば1、2、3…などの選択肢が登録されたプルダウンメニューが表示される。いずれかの選択肢がタッチされると、タッチされた選択肢の階床値が出発階の入力枠内に表示される。また、行先階の入力枠がタッチされると、例えば1、2、3…などの選択肢が登録されたプルダウンメニューが表示される。いずれかの選択肢がタッチされると、タッチされた選択肢の階床値が出発階の入力枠内に表示される。出発階の入力枠と行先階の入力枠内への階床の入力が完了したことを検知すると、情報通信端末100は、群管理制御装置10に、図7Bの出発階・行先階入力画面で入力された出発階及び行先階の情報と、情報通信端末100の識別情報(以下「端末識別情報」という)を送信する。端末識別情報は、情報通信端末100を識別するための識別情報である。端末識別情報は、割当号機識別情報、及び後述する運行経路情報を当該情報通信端末100に送信するために用いられる。端末識別情報は、当該エレベータの群管理システムに接続される情報通信端末100を識別できる情報であればどのようなものでもよい。例えば、端末識別情報は、ビル管理者が利用者の情報通信端末100に対して付与した識別情報であってもよいし、情報通信端末100のシリアルナンバ、MACアドレス、電話番号等であってもよい。また、端末識別情報は、IMEI(International Mobile Equipment Identity)やIMSI(International Mobile Subscriber Identity)であってもよい。
なお、上述した出発階及び行先階の入力方法及び入力画面は一例であり、端末識別情報と出発階及び行先階とを紐付けて群管理制御装置10に伝送できればどのような入力方法や入力画面でもよい。例えば、出発階及び行先階を情報通信端末100のアプリケーションプログラム上で利用者が予め登録しておき、アプリケーションプログラムを起動させたときに、図7Aの画面を表示することなく、図7Bの画面を表示し、出発階及び行先階の情報と、情報通信端末100の端末識別情報とを自動で送信するようにしてもよい。
送信した出発階、行先階、及び端末識別情報に対する応答として、群管理制御装置10から、割当号機識別情報を受信すると(S105でYES)、制御部101は、表示部104に、図7Cに示す割当号機案内画面を表示させる(S106)。割当号機案内画面には、割当号機識別情報が示す割当号機名が表示される。図7Cでは、「B」号機が割り当てられた例を示している。割当号機案内画面は、例えば数秒程度の一定時間表示してもよい。これにより、利用者に乗車すべきエレベータを適切に認識させることができる。
制御部101は、図7Cの割当号機案内画面を表示後、表示部104に、割当号機の運行経路情報を表示させる処理を行う。以下、図8A〜図8Dを参照して詳しく説明する。
図8A、図8B、図8C、図8Dは、情報通信端末の表示部における表示例を示した図である。
制御部101は、群管理制御装置10から、割当号機識別情報、割当号機の現在階、現在運転方向、出発階、行先階、及び停止予定階の情報を受信すると、表示部104に、運行経路図を表示させる。図8Aは、運行経路画面の一例を示す。ここで、現在階の情報は、割り当てられたエレベータのかごが現在位置する階床(現在階)を示す情報である。現在運転方向の情報は、割り当てられたエレベータのかごの現在の運転方向(走行している方向または走行しようとしている方向。上方向/下方向)を示す情報である。停止予定階の情報は、割り当てられたエレベータのかごが現在位置する階床(現在階)から行先階に到着するまでに途中で停止する全ての階床(停止予定階)を示す情報である。
図8Aに示す運行経路画面では、下部に出発階及び行先階が表示され、その上方に、運行経路図が示される。運行経路図では、かごが移動する通路を略長方形の環状の通路で示している。かごが実際に移動する通路(昇降路)は、上下方向に直線的に延びる1本の通路であるが、運行経路図では、利用者が運行状態を直感的に理解しやすいように、略長方形の環状の通路で表現している。また、環状通路上で、かごを右回り(時計回り)に進ませるようにしている。そのため、環状通路のうち右側の縦通路には下降中のかごが示され、左側の縦通路には上昇中のかごが示される。
環状通路上には、割当号機のかごの現在階を示すオブジェクト「□」と、出発階を示すオブジェクト「◎」と、途中停止階を示すオブジェクト「○」と、行先階を示すオブジェクト「●」とが、それぞれの階床に応じて、上にある階床ほど上側の位置に表示される。なお、途中停止階がない場合は、途中停止階を示すオブジェクト「○」は表示されないことは言うまでもない。出発階を示すオブジェクト「◎」、途中停止階を示すオブジェクト「○」、及び行先階を示すオブジェクト「●」の横に、各々の階床を示す文字が表示される。本例では、オブジェクト「◎」、「○」、及び「●」の横に、「2F」、「1F」、及び「8F」がそれぞれ表示されている。
また、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の中に割当号機名を示す文字が表示される。図8Aの例では、割当号機がB号機であることを示す文字「B」が表示されている。なお、A号機、C号機、D号機、E号機、またはF号機である場合は、文字「A」、「C」、「D」、「E」、または「F」が表示される。
また、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の上または下に隣接して、かごの現在運転方向が上方向であることを示すオブジェクト「▲」、またはかごの現在運転方向が下方向であることを示すオブジェクト「▼」が表示される。図8Aの例では、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の下に隣接して、かごの現在運転方向が下方向であることを示すオブジェクト「▼」が表示されている。なお、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の横に、かごの現在階を示す文字をあわせて表示してもよい。
また、環状通路上には、出発階を示すオブジェクト「◎」から行先階を示すオブジェクト「●」に至る乗車区間を示す矢印が表示される。さらに、出発階を示すオブジェクト「◎」の横には、利用者を示す人型のマークが表示される。
図8Aに示す運行経路画面を見た利用者は、運行経路上のかごの現在階を示すオブジェクト「□」の位置及びその中の文字に基づいて、B号機のかごが現在7階付近にあって、下方向に運転していることを理解できる。また、出発階を示すオブジェクト「◎」から行先階を示すオブジェクト「●」に至る乗車区間を示す矢印に基づいて、B号機のかごが出発階の2階から下方向に出発する際に、B号機のかごに乗車すべきことを理解できる。さらに、「1F」という文字とともに表示された途中停止階を示すオブジェクト「○」に基づいて、B号機が1階で途中停止することを理解できる。
ここで、割当号機が行先階に到着するまでの間、割当号機のかごの現在階、停止予定階、及び現在運転方向のいずれかに変化がある都度、群管理制御装置10から、情報通信端末100に、現在階、停止予定階、及び現在運転方向のうち変化があったものについて更新した情報が送信される。また、割当号機が出発階に到着したとき、群管理制御装置10から情報通信端末100に乗車案内信号が送信される。さらに、割当号機が行先階に到着したとき、群管理制御装置10から情報通信端末100に終了信号が送信される。更新された現在階、停止予定階、または現在運転方向の情報を受信した場合、制御部101は、表示部104に、更新された現在階、停止予定階、現在運転方向の情報に基づいて、エレベータの運行経路画面を更新表示させる。以下、その例を説明する。
図8Bに示す運行経路画面では、図8Aに示す運行経路画面に対して、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の位置が5階付近に変化している。図8Bの運行経路画面を見た利用者は、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の位置の変化に基づいて、B号機のかごが現在5階付近にまで進んできていることを理解できる。なお、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の位置は、例えば1階床毎に変化させる。
図8Cに示す運行経路画面では、図8Bに示す運行経路画面に対して、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の位置が2階に変化している。また、かごの現在階を示すオブジェクト「□」と出発階を示すオブジェクト「◎」とが重ねて表示される。さらに、B号機に乗車することを促す「B号機に乗車下さい!」という乗車案内が表示される。図8Cの運行経路画面を見た利用者は、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の位置が2階に変化し、かごの現在階を示すオブジェクト「□」と出発階を示すオブジェクト「◎」とが重なったことで、乗車すべきB号機が出発階である2階に到着したことを理解できる。また、「B号機に乗車下さい!」という乗車案内が表示されたことで、行先階とは反対の下方向に出発するエレベータではあるが、B号機に乗車すべきであることを適切に認識できる。なお、上記に加え、「B号機に乗車下さい!」という文字を点滅させたり、音声案内を行ったり、情報通信端末100の有するバイブレーション機能を作動させたりしてもよい。これにより、利用者は、B号機に乗車すべきことをより適切に認識できる。
図8Dに示す運行経路画面では、図8Cに示す運行経路画面に対して、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の位置が左側の縦通路(上方向の通路)の2階付近に変化している。オブジェクト「□」の内部には、号機名に代えて、利用者を示すマークが表示される。また、図8Cで表示されていた出発階を示すオブジェクト「◎」及び文字「2F」は、既に通過した後であり、消去されている。また、途中停止階を示すオブジェクト「○」及び文字「1F」についても、1階を既に通過した後であり、消去されている。図8Dを見た利用者は、B号機のかごが上方向に走行中で、現在2階付近にまで進んできており、行先階である8階まで途中停止階がないことを理解できる。そして、この後、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の位置は、行先階である8階まで1階床ずつ変化し、B号機が行先階である8階に到着すると、行先階に到着をしたことを案内(例えば、「8階に到着、降車下さい!」)して、自動的にアプリケーションプログラムが終了し、運行経路画面の表示が完了する。なお、上記に加え、「8階に到着、降車下さい!」という文字を点滅させたり、音声案内を行ったり、情報通信端末100の有するバイブレーション機能を作動させたりしてもよい。これにより、利用者は、8階で降車すべきことをより適切に認識できる。
図8A〜図8Dでは割当号機が端階の1階を経由する例を示したが、本発明における運行経路画面の表示は、割当号機が端階の1階を経由しない場合にも適用できる。図8E〜図8Hに示す運行経路画面は、その一例を示す図であって、現在階が7階、出発階が3階、行先階が9階、停止予定階が2階の場合の図8A〜図8Dにそれぞれ対応する図である。これらの運行経路画面を見た利用者は、上述した各種のオグジェクトに基づいて、B号機のかごが現在7階付近にあって下方向に運転しており、B号機のかごが出発階の3階から下方向に出発する際に、B号機のかごに乗車すべきことを理解できる。さらに、「2F」という文字とともに表示された途中停止階を示すオブジェクト「○」に基づいて、B号機が端階の1階を経由することなく、2階で途中停止して、2階で上方向に折り返すことを理解できる。そして、その後、9階の行先階に向かうことを理解できる。
2−2.群管理制御装置の動作
2−2−1.群管理制御装置の基本動作
図9は、群管理制御装置の動作の一例を示したフローチャートである。図9のフローチャートは、群管理制御装置10が行先階割当依頼を受信したときに行われる基本的な処理の一例を示している。
群管理制御装置10は、乗場行先階登録装置30から行先階割当依頼を受信したか否かを判断する(S11)。行先階割当依頼は、出発階及び行先階の情報を含む指令である。行先階割当依頼には、送信元の情報として乗場行先階登録装置30の識別情報(以下「登録装置識別情報」という)が付加されている。登録装置識別情報は、当該エレベータシステムが配置されるビル内の乗場行先階登録装置30を識別できる情報であればどのようなものでもよい。例えば、登録装置識別情報は、乗場行先階登録装置30のシリアルナンバ、MACアドレス、IPアドレス等でもよい。
乗場行先階登録装置30から行先階割当依頼を受信した場合(S11でYES)、群管理制御装置10は、受信した行先階割当依頼に対して割り当てるエレベータ(割当号機)を、逆方向出発を許容しない割当方式(セレクティブコレクティブ方式に基づく割当方式)を用いて決定する(S12)。逆方向出発を許容しない割当方式(セレクティブコレクティブ方式に基づく割当方式)では、割当号機の決定は、例えばエレベータシステムの運行効率が向上するように行われる。
ここで、群管理制御装置10は、割当号機のかごの現在位置(現在位置する階床)を、割当号機に対応するエレベータ制御装置40から随時送信されてくる現在位置を示す信号に基づいて常時把握している。また、群管理制御装置10は、全てのエレベータについて、未応答の呼びに応答するための運行予定を管理しており、これらに基づき現在運転方向及び停止予定階を常時把握している。これらに基づいて、群管理制御装置10は、割当号機のかごの現在階、現在運転方向、及び停止予定階の情報を生成する。
群管理制御装置10は、割り当てたエレベータの識別情報(割当号機識別情報)を、登録装置識別情報に対応する乗場行先階登録装置30に送信し(S13)、ステップS11の判断に戻る。
乗場行先階登録装置30から行先階割当依頼を受信していない場合(S11でNO)、群管理制御装置10は、情報通信端末100から行先階割当依頼を受信したか否かを判断する(S14)。行先階割当依頼は、乗場行先階登録装置30からの行先階割当依頼同様に、出発階及び行先階の情報を含む指令である。なお、情報通信端末100からの行先階割当依頼には、行先階割当依頼の送信元を示す情報として情報通信端末100の識別情報(端末識別情報)が付加されている。端末識別情報は、前述したように、当該エレベータシステムに接続される情報通信端末100を識別できる情報であればどのようなものでもよい。
情報通信端末100から行先階割当依頼を受信した場合(S14でYES)、群管理制御装置10は、受信した行先階割当依頼に対して割り当てるエレベータ(割当号機)を、逆方向出発を許容する割当方式(逆方向乗車許容方式)を用いて決定する(S15)。
群管理制御装置10は、割り当てたエレベータの識別情報(割当号機識別情報)を、端末識別情報に対応する情報通信端末100に送信する(S16)。
群管理制御装置10は、情報通信端末100から受信した行先階割当依頼用の運行経路情報送信処理(図10)を起動し、運行経路情報送信処理に対して、行先階割当依頼の送信元の情報通信端末100の端末識別情報、割当号機識別情報、利用者の出発階、行先階、及び乗車方向の情報を受け渡す(S17)。これにより、行先階割当依頼を受信した情報通信端末100に対しての運行経路情報送信処理が実行される。群管理制御装置10は、ステップS17で運行経路情報送信処理を起動後、異なる乗場行先階登録装置30や情報通信端末100での行先階割当依頼の発生に備え、ステップS11の判断に戻る。図10のフローチャートによる運行経路情報送信処理は、図9のフローチャートによる処理と並行して実行される。
ステップS11に戻った後、ステップS14で異なる情報通信端末100から行先階割当依頼を受信したと判断した場合(S14でYES)、異なる情報通信端末100から受信した行先階割当依頼用に、別途、運行経路情報送信処理(図10)を起動し、この運行経路情報送信処理に対して、行先階割当依頼の送信元の情報通信端末100の端末識別情報、割当号機識別情報、利用者の出発階、行先階、及び乗車方向の情報を受け渡す(S17)。このように、運行経路情報送信処理(図10)は、異なる複数の情報通信端末100から行先階割当依頼を受信する毎に起動される。行先階割当依頼の発生間隔によっては、複数の運行経路情報送信処理(図10)が、並行して実行される場合がある。
ここで、乗車方向とは、利用者に割り当てられた割当号機のかごが、利用者の出発階から出発する際に向かう方向(上方向または下方向)である。本実施の形態では、出発階から行先階へ向かう方向とは逆方向に出発するエレベータへの乗車を許容する割当を行うため、乗車方向は、出発階から行先階へ向かう方向とは逆方向となる場合がある。
2−2−2.群管理制御装置における運行経路情報送信処理
図10は、群管理制御装置の動作の一例を示したフローチャートである。図10のフローチャートは、群管理制御装置における運行経路情報送信処理の一例を示している。このフローチャートによる運行経路情報送信処理は、前述したように、図9のフローチャートのステップS17の処理が実行されたときに起動される。そして、起動された運行経路情報送信処理は、当該処理に係る割当号機のかごが行先階に到着するまでの間実行される。
群管理制御装置10は、行先階割当依頼の送信元の情報通信端末100を所持する利用者が乗車したか否かを示す乗車フラグを「OFF」に設定する(S21)。乗車フラグが「OFF」であることは、利用者がまだ乗車していないことを示し、乗車フラグが「ON」であることは、利用者が乗車したこと(利用者が乗車したと想定されること)を示す。
群管理制御装置10は、行先階割当依頼の送信元の情報通信端末100に、その端末識別情報に基づいて、割当号機の運行経路情報を送信する(S22)。また、群管理制御装置10は、送信した運行経路情報の内容を端末識別情報と紐付けて記憶部12に記憶させる。運行経路情報には、割当号機識別情報、割当号機のかごの現在階、現在運転方向、出発階、行先階、及び停止予定階の情報が含まれる。ここで、利用者の出発階及び行先階は、端末識別情報に対応する情報通信端末100から受信した行先階割当依頼に含まれていた出発階及び行先階である。停止予定階は、割当号機のかごが上記出発階から乗車方向にしたがって行先階へ向かう途中で停止する予定の階床である。停止予定階は、割当号機において既に登録されている他の行先階呼びの出発階及び停止予定階に基づいて設定される。
群管理制御装置10は、割当号機のかごの現在階が利用者の出発階と同じ、かつかごの現在運転方向が利用者の乗車方向と同じか否かを判断する(S23)。つまり、割当号機のかごが利用者の出発階に利用者の乗車方向で到着したか否かを判断する。なお、群管理制御装置10は、割当号機のかごの現在階及び現在運転方向を、割当号機のエレベータ制御装置40から送信されてくる現在階及び現在運転方向の情報に基づいて把握できる。
かごの現在階が利用者の出発階と同じ、かつかごの現在運転方向が利用者の乗車方向と同じである場合(S23でYES)、群管理制御装置10は、端末識別情報に対応する情報通信端末100に、乗車案内信号を送信し(S24)、乗車フラグを「ON」に設定する(S25)。なお、乗車フラグを「ON」にするに際し、利用者が実際に乗車したことを検知してもよいが、検知用のセンサ等が必要となるため、本実施の形態では利用者が実際に乗車したか否かは不問としている。
乗車フラグを「ON」に設定した場合(S25)、またはステップS23の条件が成立しない場合(S23でNO)、群管理制御装置10は、割当号機のかごの現在階が変化したか否かを判断する(S26)。例えば、群管理制御装置10は、割当号機のかごの最新の現在階の情報と、端末識別情報に対応する情報通信端末100に送信済の現在階の情報とを記憶部12から読み出して比較し、両者の現在階が異なる場合、割当号機のかごの現在階が変化したと判断する。
割当号機のかごの現在階が変化した場合(S26でYES)、群管理制御装置10は、端末識別情報に対応する情報通信端末100に、割当号機のかごの最新の現在階の情報を送信する(S27)。また、群管理制御装置10は、送信した現在階の情報を端末識別情報と紐付けて記憶部12に記憶させる。
群管理制御装置10は、割当号機のかごの停止予定階が変化したか否かを判断する(S28)。例えば、群管理制御装置10は、割当号機のかごの最新の停止予定階の情報と、端末識別情報に対応する情報通信端末100に送信済の停止予定階の情報とを記憶部12から読み出して比較し、両者の停止予定階が異なる場合、割当号機のかごの停止予定階が変化したと判断する。
割当号機のかごの停止予定階が変化した場合(S28でYES)、群管理制御装置10は、端末識別情報に対応する情報通信端末100に、割当号機のかごの最新の停止予定階の情報を送信する(S29)。また、群管理制御装置10は、送信した停止予定階の情報を端末識別情報と紐付けて記憶部12に記憶させる。
群管理制御装置10は、割当号機のかごの現在運転方向が変化したか否かを判断する(S30)。例えば、群管理制御装置10は、割当号機のかごの最新の現在運転方向の情報と、端末識別情報に対応する情報通信端末100に送信済の現在運転方向の情報とを記憶部12から読み出して比較し、両者の現在運転方向が異なる場合、割当号機のかごの現在運転方向が変化したと判断する。
割当号機のかごの現在運転方向が変化した場合(S30でYES)、群管理制御装置10は、端末識別情報に対応する情報通信端末100に、割当号機の最新の現在運転方向の情報を送信する(S31)。また、群管理制御装置10は、送信した現在運転方向の情報を端末識別情報と紐付けて記憶部12に記憶させる。
群管理制御装置10は、乗車フラグが「ON」、かつ割当号機のかごの現在階が利用者の行先階と同じか否かを判断する(S32)。つまり、割当号機が出発階を通過した後、利用者の行先階に到着したか否かを判断する。
乗車フラグが「ON」、かつ割当号機のかごの現在階が利用者の行先階と同じである場合(S32でYES)、群管理制御装置10は、端末識別情報に対応する情報通信端末100に終了信号を送信し(S33)、端末識別情報に対応する情報通信端末100への運行経路情報送信処理を終了する。
これに対し、ステップS32の条件が成立しない場合(S32でNO)、群管理制御装置10は、ステップS23に戻ってその判断を実行する。
2−3.情報通信端末の動作
図11A、図11Bは、情報通信端末の動作の一例を示したフローチャートである。図11Aのフローチャートによる処理は、利用者により情報通信端末100に対してアプリケーションプログラムの起動操作がなされたときに実行される。
利用者により情報通信端末100に対してアプリケーションプログラムの起動操作がなされると、まず、情報通信端末100の制御部101は、無線通信装置90を介して、群管理制御装置10に対する通信の接続処理を行う(S101)。
通信が確立すると、情報通信端末100の制御部101は、出発階・行先階入力画面を表示部104に表示させる(S102)。前述した図7Aの出発階・行先階入力画面はその一例である。
情報通信端末100の制御部101は、利用者による出発階及び行先階の入力が完了したか否かを判断する(S103)。例えば、情報通信端末100の制御部101は、図7Bで一例として説明したように、出発階及び行先階の入力枠へ出発階及び行先階が入力されると、出発階及び行先階の入力が完了したと判断する。
情報通信端末100の制御部101は、群管理制御装置10に、入力された出発階及び行先階の情報を含む行先階割当依頼を送信する(S104)。なお、行先階割当依頼には、送信元の情報として、情報通信端末100の識別情報(端末識別情報)が付加される。
情報通信端末100の制御部101は、群管理制御装置10から割当号機識別情報を受信したか否かを判断する(S105)。
群管理制御装置10から割当号機識別情報を受信していない場合(S105でNO)、情報通信端末100の制御部101は、ステップS105の判断を再度実行する。
群管理制御装置10から割当号機識別情報を受信した場合(S105でYES)、情報通信端末100の制御部101は、表示部104に、割当号機案内画面を表示させる(S106)。前述した図7Cの割当号機案内画面はその一例である。割当号機案内画面は、利用者が割当号機を適切に認識できる程度の一定時間表示されてもよい。
続いて、情報通信端末100の制御部101は、図11Bのフローチャートに基づく運行経路画面の表示処理を行う。
すなわち、情報通信端末100の制御部101は、群管理制御装置10から、割当号機の運行経路情報を受信したか否かを判断する(S111)。運行経路情報には、前述の通り、割当号機識別情報、かごの現在階、現在運転方向、及び停止予定階の情報、利用者の出発階、及び行先階の情報が含まれる。
運行経路情報を受信していない場合(S111でNO)、情報通信端末100の制御部101は、ステップS111の判断を再度実行する。
運行経路情報を受信した場合(S111でYES)、情報通信端末100の制御部101は、受信した運行経路情報(割当号機識別情報、かごの現在階、現在運転方向、及び停止予定階の情報、利用者の出発階、及び行先階の情報)の内容を表示部104に表示させる(S112)。前述した図8Aの運行経路画面はその一例である。
情報通信端末100の制御部101は、群管理制御装置10から乗車案内信号を受信したか否かを判断する(S113)。
乗車案内信号を受信した場合(S113でYES)、情報通信端末100の制御部101は、表示部104に、乗車案内を表示させる(S114)。例えば、図8Cで説明したように、運行経路画面上に乗車案内を表示させる。
乗車案内を表示させた場合(S114)、またはステップS113の条件が成立しなかった場合(S113でNO)、情報通信端末100の制御部101は、群管理制御装置10から割当号機のかごの現在階の情報を受信したか否かを判断する(S115)。
割当号機のかごの現在階の情報を受信した場合(S115でYES)、情報通信端末100の制御部101は、表示部104における現在階の表示を更新する(S116)。例えば、図8Bで説明したように、運行経路画面上の現在階の表示を更新する。
現在階の表示を更新した場合、またはステップS115の条件が成立しなかった場合(S115でNO)、情報通信端末100の制御部101は、群管理制御装置10から割当号機のかごの停止予定階の情報を受信したか否かを判断する(S117)。
割当号機のかごの停止予定階の情報を受信した場合(S117でYES)、情報通信端末100の制御部101は、表示部104における停止予定階の表示を更新する(S118)。例えば、図8Dで説明したように、運行経路画面上の停止予定階の表示を更新する。
停止予定階の表示を更新した場合(S118)、またはステップS117の条件が成立しなかった場合(S117でNO)、情報通信端末100の制御部101は、群管理制御装置10から割当号機のかごの現在運転方向の情報を受信したか否かを判断する(S119)。
割当号機のかごの現在運転方向の情報を受信した場合(S119でYES)、情報通信端末100の制御部101は、表示部104における現在運転方向の表示を更新する(S120)。例えば、図8Dで説明したように、運行経路画面上の現在運転方向の表示を更新する。
割当号機のかごの現在運転方向の表示を更新した場合(S120)、またはステップS119の条件が成立しなかった場合(S119でNO)、情報通信端末100の制御部101は、群管理制御装置10から終了信号を受信したか否かを判断する(S121)。
終了信号を受信した場合(S121でYES)、情報通信端末100の制御部101は、アプリケーションプログラムの終了処理を実行する(S122)。
終了信号を受信していない場合(S121でNO)、情報通信端末100の制御部101は、ステップS113に戻る。
(第1の他の例)
図12A、図12B、図12C、図12Dは、情報通信端末の表示部における第1の他の表示の例を示した図である。
図12A〜図12Dの運行経路画面では、割当号機の運行条件を図8A〜図8Dの場合と同じにして、表示態様のみ異ならせている。図12Aに示す運行経路画面では、割当号機のかごが移動する範囲に含まれる全ての階床名が上下方向(縦方向)に並べて表示される。また、割当号機のかごの現在階を示すかご状のオブジェクト「□」と、出発階を示すオブジェクト「◎」と、途中停止階を示すオブジェクト「○」と、行先階を示すオブジェクト「●」とが、該当する階床の横に表示される。
また、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の中に割当号機名を示す文字が表示される。図12Aの例では、割当号機がB号機であることを示す文字「B」が表示されている。
また、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の上または下に隣接して、かごの現在運転方向が上方向であることを示すオブジェクト「↑」(上向きの破線の矢印)、またはかごの現在運転方向が下方向であることを示すオブジェクト「↓」(下向きの破線の矢印)が表示される。図8Aの例では、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の下に、かごの現在運転方向が下方向であることを示すオブジェクト「↓」(下向きの破線の矢印)が表示されている。
また、これらのオブジェクトを、割当号機のかごが運行する順に結んだ線が表示される。図12Aの例では、7階の横に、割当号機のかごの現在階を示すオブジェクト「□」が表示され、2階の横に出発階を示すオブジェクト「◎」が表示され、1階の横に途中停止階を示すオブジェクト「○」が表示され、8階の横に行先階を示すオブジェクト「●」が表示されている。
また、運行経路上には、出発階を示すオブジェクト「◎」から行先階を示すオブジェクト「●」に至る乗車区間を示すオブジェクト(実線の曲折した矢印)が表示される。
図12Aに示す運行経路画面を見た利用者は、かごの現在階を示すオブジェクト「□」の位置及びその中の文字に基づいて、B号機のかごが現在7階付近にあることを理解できる。また、現在階を示すオブジェクト「□」から出発階を示すオブジェクト「◎」に至る破線の矢印に基づいて、B号機のかごが下方向に運転していることを理解できる。また、出発階を示すオブジェクト「◎」から行先階を示すオブジェクト「●」に至る乗車区間を示す矢印に基づいて、B号機のかごが出発階の2階から下方向に出発する際に、B号機のかごに乗車すべきことを理解できる。さらに、「1F」の横に表示された途中停止階を示すオブジェクト「○」に基づいて、B号機が1階で途中停止することを理解できる。
図12B〜図12Dについては具体的な説明は省略するが、図8A〜図8Dと同じ運転状況を示している。例えば、図12Cでは「乗車下さい!」という乗車案内が表示されることで、利用者は安心して逆方向に向かう割当号機に安心して乗車できる。
図12A〜図12Dで示したような表示態様であっても、図8A〜図8Dで説明したのと同様の効果が得られる。
(第2の他の例)
図13A、図13B、図13C、図13Dは、情報通信端末の表示部における第2の他の表示の例を示した図である。
図13A〜図13Dの運行案内画面では、割当号機の運行条件を図8A〜図8Dの場合と同じにして、表示態様のみ異ならせて表示している。具体的には、図13A〜図13Dに示す運行案内画面では、出発階、行先階、途中停止階、現在階、割当号機名、現在運転方向、乗車案内等を文字のみで表示する。このような態様でも、利用者に運行案内を適切に行うことができる。また、運行案内画面を文字で構成したことで、画面を容易に構成できるとともに、明確に情報を伝達できる。
3.まとめ
(1)本実施の形態において、情報通信端末100が提供される。
情報通信端末100は、
無線通信を行う無線通信部106と、
画像を表示する表示部104と、
制御部101と、を備える。
制御部101は、
複数台のエレベータ60の運行を統括的に制御する群管理制御装置10から無線通信部の無線通信により情報を逐次受信し、
群管理制御装置10から、当該情報通信端末100を所持する利用者により当該情報通信端末100を利用して乗車前に登録された出発階及び行先階に対して複数台のエレベータ60の中から割り当てられた割当号機の識別情報と、割当号機のかごが現在位置する現在階の情報と、かごが現在階から行先階に到着するまでに途中で停止する停止予定階の情報とを含むかごの運行経路情報を受信した場合、かごが行先階に到着したことを示す終了信号(行先階到着情報)を受信するまでの間、かごの運行経路情報を表示部104に表示させ、
群管理制御装置10から、かごが出発階に到着したことを示す乗車案内信号(出発階到着情報)を受信したときに、表示部104に、利用者にかごへの乗車を促す乗車案内情報を表示させる。
これにより、割当号機の識別情報とともに、出発階、行先階、現在階、及び停止予定階の情報が情報通信端末100に送信され、利用者にかごの運行経路情報が報知される。また、かごが出発階に到着したときに、利用者にかごへの乗車を促す乗車案内情報を報知させるための乗車案内信号(出発階到着情報)が情報通信端末100に送信され、情報通信端末100において、利用者に到着したかごへの乗車を促す案内が表示される。そのため、利用者は、乗車前に、運行経路情報に基づいて、割当号機のかごが出発階から行先階に向かう方向と同じ方向に出発するのか、出発階から行先階に向かう方向とは反対方向に出発するのかを認識することができるとともに、割当号機のかごに乗車案内にしたがって乗車すればよい。そのため、利用者の出発階及び行先階に対して、出発階から行先階に向かう方向と同じ方向に出発するエレベータと、出発階から行先階に向かう方向とは反対方向に出発するエレベータとを区別せずにエレベータの割当てを行った場合でも、利用者に不安を抱かせることを抑制でき、利用者の利便性を向上させることができる。
(2)本実施の形態の情報通信端末100において、
制御部101は、群管理制御装置10から、更新された現在階の情報を受信したときに、表示部104に、表示中の現在階の情報に代えて、更新された現在階の情報を表示させる。
これにより、割当号機のかごが行先階に到着するまでの間、割当号機のかごの最新の現在階を利用者に案内できる。そのため、利用者の利便性をより向上させることができる。
(3)本実施の形態の情報通信端末100において、
制御部101は、群管理制御装置10から、更新された停止予定階の情報を受信したときに、表示部104に、表示中の停止予定階の情報に代えて、更新された停止予定階の情報を表示させる。
これにより、割当号機のかごが行先階に到着するまでの間、割当号機のかごの最新の停止予定階を利用者に案内できる。そのため、利用者の利便性をより向上させることができる。
(4)本実施の形態の情報通信端末100において、
制御部101は、運行経路情報を、運行経路図状に表示させる。
これにより、利用者に、エレベータのかごの運行状態を直感的に認識させることができる。
(5)本実施の形態の情報通信端末100において、
群管理制御装置10は、利用者の出発階から行先階に向かう方向と同じ方向に出発するエレベータと、利用者の出発階から行先階に向かう方向とは反対方向に出発するエレベータの中から、利用者を乗車させる割当号機を決定する。
本実施の形態の情報通信端末100によれば、エレベータの群管理制御装置10が、出発階から行先階に向かう方向と同じ方向に出発するエレベータと、出発階から行先階に向かう方向とは反対方向に出発するエレベータとを区別せずに、割り当てるエレベータを決定するように構成されている場合でも、利用者に不安を抱かせることを抑制でき、利用者の利便性を向上させることができる。
(6)〜(10)本実施の形態において、無線通信を行う無線通信部106と画像を表示する表示部104とを有する情報通信端末100(コンピュータ)に、本実施の形態の情報通信端末100の上述した各種の機能を実現させるアプリケーションプログラム(プログラムの一例)が提供される。なお、本発明におけるプログラムは、OS上で動作するアプリケーションプログラムとして実現されてもよいし、OSを介さずハードウェア上で直接動作する専用プログラムとして実現されてもよい。
(11)本実施の形態において、エレベータの群管理システムが提供される。
エレベータの群管理システムは、
無線通信を行う無線通信装置90と、
複数台のエレベータ60の運行を統合的に制御するとともに、情報通信端末100を所持する利用者により情報通信端末100を利用して乗車前に登録された出発階及び行先階を複数台のエレベータ60のうちのいずれかに割り当てる群管理制御装置10と、を備える。
群管理制御装置10は、
出発階及び行先階を複数台のエレベータ60のうちのいずれかに割り当てたときに、割当号機の識別情報と、割当号機のかごが現在位置する現在階の情報と、かごが現在階から行先階に到着するまでに途中で停止する停止予定階の情報とを含むかごの運行経路情報をかごが行先階に到着するまでの間情報通信端末から前記利用者に報知させるために、かごの運行経路情報を無線通信装置90を用いて、情報通信端末100に送信するとともに、
かごが出発階に到着したときに、情報通信端末100から利用者にかごへの乗車を促す乗車案内情報を報知させるために、かごが出発階に到着したことを示す乗車案内信号(出発階到着情報)を、無線通信装置90を用いて、情報通信端末100に送信する。
これにより、上述のように、利用者の出発階及び行先階に対して、出発階から行先階に向かう方向と同じ方向に出発するエレベータと、出発階から行先階に向かう方向とは反対方向に出発するエレベータとを区別せずに、エレベータの割当てを行った場合でも、利用者に不安を抱かせることを抑制でき、利用者の利便性を向上させることができる。
(12)本実施の形態のエレベータの群管理システムにおいて、
群管理制御装置10は、かごの現在階に変化が生じたときは、無線通信装置90を用いて、情報通信端末100に、更新した現在階の情報を送信する。
これにより、割当号機のかごが行先階に到着するまでの間、割当号機のかごの最新の現在階を利用者に案内できる。そのため、利用者の利便性をより向上させることができる。
(13)本実施の形態のエレベータの群管理システムにおいて、
群管理制御装置10は、かごの途中停止階に変化が生じたときは、無線通信装置90を用いて、情報通信端末100に、更新した途中停止階の情報を送信する。
これにより、割当号機のかごが行先階に到着するまでの間、割当号機のかごの最新の停止予定階を利用者に案内できる。そのため、利用者の利便性をより向上させることができる。
(14)本実施の形態のエレベータの群管理システムにおいて、
群管理制御装置10は、利用者の出発階から行先階に向かう方向と同じ方向に出発するエレベータと、利用者の出発階から行先階に向かう方向とは反対方向に出発するエレベータの中から、利用者を乗車させる割当号機を決定する。
これにより、エレベータのかごの停止回数を減らすことができる。
(15)本実施の形態のエレベータの群管理システムにおいて、
エレベータ乗場に、利用者による行先階の登録を受け付ける乗場行先階登録装置30が配置され、
群管理制御装置10は、行先階の登録が乗場行先階登録装置30を利用して行われたときは、複数台のエレベータ60のうち、利用者の出発階から行先階に向かう方向と同じ方向に出発するエレベータの中から、利用者を乗車させる割当号機を決定し、
決定した割当号機の識別情報を乗場行先階登録装置30に送信する。
これにより、エレベータ乗場に配置された乗場行先階登録装置30を利用して行先階及び出発階を登録した利用者に対しては、行先階から出発階に向かう方向とは反対方向に出発するエレベータについては排除して、割り当てるエレベータが決定される。そのため、そのような利用者に対して、逆方向乗車に伴う不安を抱かせることを回避できる。
(他の実施の形態)
前記実施の形態において、本発明の複数の態様を説明した。しかし、本発明の具体的態様は、上述した実施の形態に限られず、これらの実施の形態を組み合わせたものとすることもできる。
前記実施の形態では、出発階、行先階、及び端末識別情報を情報通信端末から群管理制御装置に無線LANを介して直接送信する例を説明した。しかし、本発明における無線通信はこれに限定されない。本発明における無線通信は、例えば、通信事業者が提供する3G、4G、5G等の通信規格にしたがって行われてもよい。また、本発明における無線通信は、Bluetooth(登録商標)等の通信規格にしたがって行われてもよい。その場合、無線通信部として、これらの無線通信を行うことが可能な公知のデバイスを利用することができる。
前記実施の形態では、群管理制御装置から、かごの運行経路情報として、出発階及び行先階の情報についても送信する。しかし、ここで送信される出発階及び行先階は、情報通信端末側から送信した出発階及び行先階と同じであるため、送信した出発階及び行先階を情報通信端末において記憶しておき、この内容を運行経路の表示時に用いることで、出発階及び行先階の情報を群管理制御装置10から送信しないように構成してもよい。また、割当号機の識別情報に関しても、運行経路情報を受信する前に一度受信を行っているため、受信済の割当号機識別情報を情報通信端末において記憶しておき、この内容を運行経路の表示時に用いることで、群管理制御装置10から割当号機識別情報を送信しないように構成してもよい。また、図7Bの出発階・行先階入力画面の表示後、図7Cの割当号機案内画面を表示することなく、図8Aの運行経路情報画面を表示してもよい。この場合でも、図8Aの運行経路情報画面に、割当号機識別情報が表示されるため、利用者は割当号機を把握することができる。
前記実施の形態では、群管理制御装置は、情報通信端末または乗場行先階登録装置から行先階及び出発階の情報を取得する。しかし、本発明において、群管理制御装置は、情報通信端末、乗場行先階登録装置以外の装置から行先階及び出発階の情報を取得してもよい。例えば、群管理制御装置は、ビル内への利用者の入館を管理するセキュリティゲートのICカードリーダに接続されるセキュリティサーバから、利用者の行先階及び出発階の情報を取得してもよい。この場合、セキュリティサーバの記憶部に、利用者の所持する情報通信端末(ICカード機能を有する)の識別情報に紐付けて行先階及び出発階を記憶させておく。また、カードリーダに情報通信端末がかざされたときに、カードリーダで情報通信端末(ICカード機能を有する)の識別情報を読み取り、セキュリティサーバの制御部は、読み取られた識別情報に紐づけられている行先階及び出発階の情報を記憶部から読み出して群管理制御装置に送信する。群管理制御装置は、セキュリティサーバから受信した出発階及び行先階を複数台のエレベータのうちのいずれかに、逆方向乗車を許容する割当方式で割り当てて、以後、情報通信端末または乗場行先階登録装置から行先階及び出発階の情報を取得した場合と同様の制御を行う。すなわち、群管理制御装置は、割当号機の識別情報と、割当号機のかごが現在位置する現在階の情報と、かごが現在階から行先階に到着するまでに途中で停止する停止予定階の情報とを含むかごの運行経路を割当号機のかごが行先階に到着するまでの間情報通信端末から利用者に報知させるために、かごの運行経路情報を無線通信装置を用いて情報通信端末に送信する。また、群管理制御装置は、かごが出発階に到着したときに、情報通信端末から利用者にかごへの乗車を促す乗車案内情報を報知させるために、かごが出発階に到着したことを示す乗車案内信号(出発階到着情報)を、無線通信装置を用いて、情報通信端末に送信する。一方、カードリーダにICカードがかざされたときは、群管理制御装置は、乗場行先階登録装置のテンキー等を利用して行先階の登録が行われたときと同様に、複数台のエレベータのうちのいずれかに、逆方向乗車を許容しない割当方式で割り当てる。そして、群管理制御装置は、割当号機の識別情報をセキュリティゲートの表示器に送信し、表示器に割当号機の識別情報を表示させる。
なお、乗場行先階登録装置に併設してICカードリーダを設け、当該ICカードリーダをセキュリティサーバに接続した場合にも、本発明は適用可能である。この場合、群管理制御装置は、当該ICカードリーダに情報通信端末またはICカードがかざされたときに、セキュリティゲートのICカードリーダに情報通信端末またはICカードがかざされたときと同様の制御を行う。
前記実施の形態では、本発明を、6台のエレベータを有するエレベータシステムに適用した例を示した。しかし、本発明は、2〜5台のエレベータあるいは7台以上のエレベータを有するエレベータシステムにも適用可能である。
また、前記実施の形態では、本発明に係る情報通信端末をスマートフォン等の携帯型コンピュータに適用した例を示した。しかし、本発明に係る情報通信端末は、これ以外に、タブレット型コンピュータ、ノートブック型コンピュータ等の通信可能な携帯機器にも適用できる。
10 群管理制御装置
11 制御部
12 記憶部
13 入出力インタフェース
30、30A〜30Z 乗場行先階登録装置
31 制御部
32 記憶部
33 入出力インタフェース
34 表示部
35 操作部
36 リーダ
40、40A〜40F エレベータ制御装置
60、60A〜60F エレベータ
90 無線通信装置
100、100−1〜100−n 情報通信端末
101 制御部
102 記憶部
104 表示部
105 操作部
106 無線通信部

Claims (15)

  1. 無線通信を行う無線通信部と、
    画像を表示する表示部と、
    制御部と、を備えた情報通信端末であって、
    前記制御部は、
    複数台のエレベータの運行を統合的に制御する群管理制御装置から前記無線通信部を用いて無線通信により情報を逐次受信し、
    前記群管理制御装置から、当該情報通信端末を所持する利用者により当該情報通信端末を利用して乗車前に登録された出発階及び行先階に対して前記複数台のエレベータの中から割り当てられた割当号機の識別情報と、前記割当号機のかごが現在位置する現在階の情報と、前記かごが前記現在階から前記行先階に到着するまでに途中で停止する停止予定階の情報とを含む前記かごの運行経路情報を受信した場合、前記かごが前記行先階に到着したことを示す行先階到着情報を受信するまでの間、前記かごの運行経路情報を前記表示部に表示させ、
    前記群管理制御装置から、前記かごが前記出発階に到着したことを示す出発階到着情報を受信したときに、前記表示部に、前記利用者に前記かごへの乗車を促す乗車案内情報を表示させる、
    情報通信端末。
  2. 前記制御部は、前記群管理制御装置から、更新された現在階の情報を受信したときに、前記表示部に、表示中の現在階の情報に代えて、更新された現在階の情報を表示させる、
    請求項1に記載の情報通信端末。
  3. 前記制御部は、前記群管理制御装置から、更新された停止予定階の情報を受信したときに、前記表示部に、表示中の停止予定階の情報に代えて、更新された停止予定階の情報を表示させる、
    請求項1または2に記載の情報通信端末。
  4. 前記制御部は、前記運行経路情報を運行経路図状に表示させる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報通信端末。
  5. 前記群管理制御装置は、前記利用者の前記出発階から前記行先階に向かう方向と同じ方向に出発するエレベータと、前記利用者の前記出発階から前記行先階に向かう方向とは反対方向に出発するエレベータの中から、前記利用者を乗車させる割当号機を決定する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報通信端末。
  6. 無線通信を行う無線通信部と画像を表示する表示部とを有するコンピュータに、
    複数台のエレベータの運行を統合的に制御する群管理制御装置から前記無線通信部を用いて無線通信により情報を逐次受信する機能、
    前記群管理制御装置から、当該コンピュータを所持する利用者により当該コンピュータを利用して乗車前に登録された出発階及び行先階に対して前記複数台のエレベータの中から割り当てられた割当号機の識別情報と、前記割当号機のかごが現在位置する現在階の情報と、前記かごが前記現在階から前記行先階に到着するまでに途中で停止する停止予定階の情報とを含む前記かごの運行経路情報を受信した場合、前記かごが前記行先階に到着したことを示す行先階到着情報を受信するまでの間、前記かごの運行経路情報を前記表示部に表示させる機能、及び
    前記群管理制御装置から、前記かごが前記出発階に到着したことを示す出発階到着情報を受信したときに、前記表示部に、前記利用者に前記かごへの乗車を促す乗車案内情報を表示させる機能、を実現させる、
    プログラム
  7. 前記コンピュータに、さらに、
    前記群管理制御装置から、更新された現在階の情報を受信したときに、前記表示部に、表示中の現在階の情報に代えて、更新された現在階の情報を表示させる機能を実現させる、
    請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記コンピュータに、さらに、
    前記群管理制御装置から、更新された停止予定階の情報を受信したときに、前記表示部に、表示中の停止予定階の情報に代えて、更新された停止予定階の情報を表示させる機能を実現させる、
    請求項6または7に記載のプログラム。
  9. 前記運行経路情報を前記表示部に表示させる機能において、前記運行経路に関する情報を運行経路図状に表示させる、
    請求項6から8のいずれか1項に記載のプログラム。
  10. 前記群管理制御装置は、前記利用者の前記出発階から前記行先階に向かう方向と同じ方向に出発するエレベータと、前記利用者の前記出発階から前記行先階に向かう方向とは反対方向に出発するエレベータの中から、前記利用者を乗車させる割当号機を決定する、
    請求項6から9のいずれか1項に記載のプログラム。
  11. 無線通信を行う無線通信装置と、
    複数台のエレベータの運行を統合的に制御するとともに、情報通信端末を所持する利用者により前記情報通信端末を利用して乗車前に登録された出発階及び行先階を複数台のエレベータのうちのいずれかに割り当てる群管理制御装置と、を備え、
    前記群管理制御装置は、
    前記出発階及び前記行先階を前記複数台のエレベータのうちのいずれかに割り当てたときに、割当号機の識別情報と、前記割当号機のかごが現在位置する現在階の情報と、前記かごが前記現在階から前記行先階に到着するまでに途中で停止する停止予定階の情報とを含む前記割当号機のかごの運行経路情報を前記かごが前記行先階に到着するまでの間前記情報通信端末から前記利用者に報知させるために、前記かごの運行経路情報を前記無線通信装置を用いて前記情報通信端末に送信するとともに、
    前記かごが前記出発階に到着したときに、前記情報通信端末から前記利用者に前記かごへの乗車を促す乗車案内情報を報知させるために、前記かごが前記出発階に到着したことを示す出発階到着情報を前記無線通信装置を用いて前記情報通信端末に送信する、
    エレベータの群管理システム。
  12. 前記群管理制御装置は、前記かごの現在階に変化が生じたときは、前記無線通信装置を用いて、前記情報通信端末に、更新した現在階の情報を送信する、
    請求項11に記載のエレベータの群管理システム。
  13. 前記群管理制御装置は、前記かごの途中停止階に変化が生じたときは、前記無線通信装置を用いて、前記情報通信端末に、更新した停止予定階の情報を送信する、
    請求項11または12に記載のエレベータの群管理システム。
  14. 前記群管理制御装置は、前記利用者の前記出発階から前記行先階に向かう方向と同じ方向に出発するエレベータと、前記利用者の前記出発階から前記行先階に向かう方向とは反対方向に出発するエレベータの中から、前記利用者を乗車させる割当号機を決定する、
    請求項11から13のいずれか1項に記載のエレベータの群管理システム。
  15. エレベータ乗場に、利用者による行先階の登録を受け付ける乗場行先階登録装置が配置され、
    前記群管理制御装置は、行先階の登録が前記乗場行先階登録装置を利用して行われたときは、前記複数台のエレベータのうち、前記利用者の前記出発階から前記行先階に向かう方向と同じ方向に出発するエレベータの中から、前記利用者を乗車させる割当号機を決定し、
    決定した割当号機の識別情報を前記乗場行先階登録装置に送信する、
    請求項11から14のいずれか1項に記載のエレベータの群管理システム。
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