JP2016113237A - エレベーターシステム及びエレベーターシステムの管理方法 - Google Patents

エレベーターシステム及びエレベーターシステムの管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】やむなく予約変更を余儀なくされた場合に、その変更理由を利用者に案内報知できるようにしたエレベーターシステム及びその管理方法を提供する。【解決手段】本発明のエレベーターシステムは、複数台のエレベーターの運行管理を行う運行管理制御部と、乗場に設置され、利用者の行先階へのサービス要求の入力情報を読み取り、運行管理制御部へ送信する行先階読取部と、行先階読取部より送信された前記入力情報に基づいて、複数台のエレベーターの中から最適な割当エレベーターを決定する行先階登録処理部と、を有するエレベーターシステムであって、行先階登録処理部によって決定された割当エレベーターを変更する割当変更処理部と、割当変更処理部が割当エレベーターを変更した際に、利用者に対して少なくとも変更理由の案内報知を行う案内報知処理部と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、エレベーターシステム及びエレベーターシステムの管理方法に関し、特に、利用者が乗場から行先階を予約可能なエレベーターシステム及びその管理方法に関する。
複数台のエレベーターを一括管理する群管理システムにおいて、エレベーターの利用者が乗車前に行先呼びを登録する方式がある。その行先呼びの登録は、乗場に設置された乗場行先階登録装置によって行われる。乗場行先階登録装置における登録方式には、テンキーボタン方式、行先階ボタン方式、カードリーダー等による自動登録など様々な方式が存在する。
行先呼びを登録する方式の大きな特徴として、乗車前に行先呼びを登録することで、利用者を円滑に複数の乗りかご(エレベーター)のいずれかに振り分け、同一の停止階で降りる乗客を一つの乗りかごへ振り分けることが可能となることを挙げることができる。この特徴により、乗車時の混雑を軽減させ、運行効率の向上を図ることができる。また、乗りかご内での釦操作が不要となるため、利便性の向上にも寄与できる。
複数台のエレベーターを一括管理する群管理システムにおいて、行先呼びを登録する方式を採用する従来技術として、特許文献1や特許文献2に記載の技術がある。
特許文献1には、「群管理装置は、見直し条件を満たす乗場行先呼びについては、登録直後に割当かごの最終決定を行わない。また、割当かご報知装置は、群管理装置が、見直し条件を満たす乗場行先呼びの割当かごを最終決定すると、その割当かごとその乗場行先呼びに対応する行先階とに関する情報のみを、表示器に所定時間表示する。」と記載されている。
特許文献2には、「割当かご見直し手段は、割当かご見直し処理を終了すると、修正後の見直し登録情報セットの内容に基づき、登録行先階乗場呼び管理部内における仮割当かご登録情報の内容を変更する。すなわち、割当かご見直し手段は、見直し後の新たな仮割当かご登録情報の登録及び見直し前の仮割当かご登録情報の消去を併せて行う。」と記載されている。
国際公開第2013/080276号 国際公開第2010/032623号
上述したように、特許文献1や特許文献2に記載の従来技術は、時々刻々変化する運行状況の中で最終的な割当かご(割当エレベーター)を利用者に案内するようにしている。しかしながら、これらの従来技術では、最終かごを決定した後、故障等により、やむなく予約変更を余儀なくされる状況下において、その変更理由の案内報知については考慮されていない。そのため、突然の予約変更はやむを得ないにしても、その変更理由がわからないが故に利用者を不快にさせる懸念がある。
そこで、本発明は、予約変更を余儀なくされた場合に、その変更理由を利用者に案内報知できるようにしたエレベーターシステム及びその管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、
複数台のエレベーターの運行管理を行う運行管理制御部と、
乗場に設置され、利用者の行先階へのサービス要求の入力情報を読み取り、運行管理制御部へ送信する行先階読取部と、
行先階読取部より送信された前記入力情報に基づいて、複数台のエレベーターの中から最適な割当エレベーターを決定する行先階登録処理部と、
を有するエレベーターシステムであって、
行先階登録処理部によって決定された割当エレベーターを変更する割当変更処理部と、
割当変更処理部が割当エレベーターを変更した際に、利用者に対して少なくとも変更理由の案内報知を行う案内報知処理部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、やむなく予約変更を余儀なくされた場合に、利用者に対してその変更理由を案内報知することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係るエレベーターシステムのシステム構成を示すブロック図の例である。 乗場レイアウトの一例を示す概略斜視図の例である。 乗場全体のレイアウトの一例を示す概略平面図の例である。 乗場行先階登録装置付き仕様における乗場全体のレイアウトの一例を示す概略平面図の例である。 乗場行先階登録装置及び行先階変更登録装置付き仕様における乗場全体のレイアウトの一例を示す概略平面図の例である。 乗場案内報知部の表示画面の表示内容の一例を示す図(その1)の例である。 乗場案内報知部の表示画面の表示内容の一例を示す図(その2)の例である。 乗場案内報知部にて表示する号機異常状態の内容の表示例を示す図の例である。 本発明の一実施形態に係るエレベーターシステムにおいて実行される管理方法の基本動作の流れを示すフローチャートの例である。 出発階/行先階別の割当変更処理の一例を示すフローチャート(その1)の例である。 出発階/行先階別の割当変更処理の一例を示すフローチャート(その2)の例である。 出発階別の割当変更処理の一例を示すフローチャートの例である。 割当変更後の号機案内処理の一例を示すフローチャートの例である。 異常号機の案内表示処理の一例を示すフローチャートの例である。 割当変更によって追加されたD号機の停止階表示灯の表示状態の一例を示す図の例である。 割当変更保留画面の表示内容の一例を示す図の例である。 割当変更案内画面の表示内容の一例を示す図の例である。 利用者が持ち込む携帯端末を用いて運行状況や運行状況の変化を案内する構成を採る場合の案内画面の一例を示す図の例である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)について図面を用いて詳細に説明する。本発明は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値等は例示である。本明細書及び図面において、同一の構成要素又は実質的に同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付することとし、重複する説明は省略する。
<本発明の一実施形態に係るエレベーターシステム>
本発明の一実施形態に係るエレベーターシステムは、複数台のエレベーターを一括管理するとともに、利用者(利用客)が乗場から行先階を予約可能な群管理システムの構成を採っている。本実施形態では、ICタグや利用者によって持ち込まれる情報端末等から情報読取装置を介して行先階を登録する方式や、テンキー形式などの登録装置によって行先階を登録する方式を例に挙げて説明を行うものとする。但し、本実施形態において記載する内容は本発明を実施するための一例であり、これに限られるものではない。
[システム構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るエレベーターシステムのシステム構成を示すブロック図の例である。本実施形態に係るエレベーターシステム100は、乗場行先階読取部1と、乗場行先階変更読取部2と、入出力制御部3と、乗場案内報知部4と、エレベーター制御部5と、停止階案内部6と、エレベーター部7と、群管理制御部8と、を備えるシステム構成となっている。
(エレベーター部の構成)
そして、本実施形態では、群管理制御部8による制御の下に、エレベーター部7のN台のエレベーター7_1,…,7_nを一括管理する構成となっている。以下では、エレベーター部7の個々のエレベーターを「号機」と記述する場合もある。エレベーター7_1,…,7_nは、例えば、昇降路内に設置された乗りかご71と釣合い錘72とが主ロープ73の両端に結合され、当該主ロープ73が巻上機の綱車74やプーリ75に巻き掛けられた周知の構成となっている。
(乗場行先階読取部の機能)
乗場行先階読取部1には、乗場行先階登録入力部1A及び行先階記憶部1Bが備えられている。乗場行先階読取部1は、乗場行先階登録部の一例であり、行先階読取部11及び報知部12の各機能を備えている。行先階読取部11は、利用者の行先階へのサービス要求等の入力情報を読み取る。乗場行先階読取部1は、行先階読取部11によって読み取った行先階情報、及び乗場行先階読取部1が設置されている出発階情報を、入出力制御部3を介して群管理制御部8に送信する。また、乗場行先階読取部1は、行先階読取部11によって読み取った行先階情報を報知部12に表示し、利用者に対して行先階が正常に入力されたことを案内したり、入出力制御部3を介して群管理制御部8から受信した割当号機情報を報知部12に表示したりする役割を担う。
ここで、乗場行先階読取部1については、乗場行先階登録入力部1A内に設置した構成を採ることも可能である。すなわち、乗場行先階読取部1と乗場行先階登録入力部1Aとを一つの装置とした構成であっても良い。乗場行先階登録入力部1Aは、利用者が行先階を入力する方式として、テンキーボタンや行先階ボタンによって行先階を入力する方式を採ることができる。行先階記憶部1Bは、それぞれに行先階が記憶されているICタグや携帯電話機などの携帯端末(情報端末)である。
以下では、出発階及び行先階の少なくとも一方を意味する「出発階及び/又は行先階」を「出発階/行先階」と記述することとする。出発階/行先階の入力方法として、次のような方法を例示することができる。例えば、利用者が乗場行先階登録入力部1Aに設置されているテンキーボタンや行先階ボタンによって手動で行先階を入力する。そして、入力された行先階を行先階読取部11によって読み取り、この読み取った行先階情報を入出力制御部3へ送信する。あるいは、行先階記憶部1Bに記憶された行先階情報を、行先階読取部11によって自動的に読み取り、この読み取った行先階情報を入出力制御部3へ送信する。後者の入力方法を採る場合、行先階読取部11は、ゲートアンテナ等によって構成され、利用者によって持ち込まれたICタグや携帯端末の情報を読み取る構成となる。但し、本実施形態は、これに限られるものではない。
(乗場行先階変更読取部の機能)
乗場行先階変更読取部2は、乗場行先階読取部1と同様の構成となる。但し、乗場行先階変更読取部2は、利用者が登録した行先階を、利用者自身が変更する用途のために設置されるものである。そして、乗場行先階変更読取部2をエレベーターのドア付近に設置することで、利用者はエレベーターの到着前に行先階を変更できるようになる。乗場行先階変更読取部2にも乗場行先階読取部1と同様に、乗場行先階入力部2A及び行先階記憶部2Bが備えられている。
(入出力制御部の機能)
入出力制御部3は、入出力インターフェースである乗場行先階読取部1、乗場行先階変更読取部2及び乗場案内報知部4と群管理制御部8との間でのデータ送受信の補助の役割を担う。
(群管理制御部の機能)
群管理制御部8は、入出力制御部3から送信された行先階情報を基に、時々刻々変化する交通状況を考慮して最適な割当号機を決定する。ここで、「割当号機」とは、時々刻々変化する交通状況下において最適と判断して割り当てたエレベーター(乗りかご)を言う。そして、群管理制御部8は、決定した割当号機の情報を、入出力制御部3を介して乗場行先階読取部1や乗場案内報知部4へ送信する。
それと同時に、群管理制御部8は、割当号機に該当するエレベーター制御部5の号機制御部51_1,…,51_nへ出発階及び行先階の登録を行う。すると、号機制御部51_1,…,51_nは、登録された出発階/行先階情報を基にサービスを開始させ、乗場行先階読取部1によって行先階情報の送信が行われた階床、即ち出発階へとエレベーター7_1,…,7_nの乗りかご71を向かわせる制御を行う。また、群管理制御部8は、当該出発階における各号機に登録された行先階情報を号機制御部51_1,…,51_nへ送信し、当該行先階情報を停止階案内部6の停止階表示部(表示灯)61_1,…,61_nに表示することで、当該出発階にてどの号機がどの行先階に停止するかを案内する。
乗場行先階読取部1は、群管理制御部8から入出力制御部3を介して割当号機情報を受信すると、当該割当号機情報を報知部12によって利用者が認識できるように報知する。報知部12の報知の方法としては、液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)表示装置等のディスプレイに割当号機を表示する方法や、音声案内によって割当号機をアナウンスする方法など様々な方法が存在する。
(乗場案内報知部の機能)
乗場案内報知部4は、群管理制御部8が運行管理を行っている運行情報を表示、案内する役割を担う乗場行先階読取部1とは独立してその近傍に設置されており、乗場行先階読取部1と同様に、群管理制御部8が運行管理を行っている運行情報を表示、案内する。ここで、「運行情報」とは、例えば、各号機の位置、移動方向、戸開閉状況、出発階情報、当該出発階における各号機に登録されている行先階情報、当該出発階における各行先階における利用人数情報等である。「運行情報」には更に、各階の出発階/行先階別利用人数、特殊運行案内情報、各号機の到着予測時間等も含まれる。
乗場行先階読取部1とは独立した乗場案内報知部4にて運行情報を表示、案内することにより、利用者が行先階を入力し、割当号機を付与された後、割当号機を忘れてしまった場合においても、自分が登録した行先階情報がどの号機に登録されているか理解できる。また、各号機の運行状況を乗場において表示、案内することにより他階の利用状況がわかることから、利用者は割当号機を付与された後、自分がどの程度乗場で待っていれば各号機が到着するか理解できるため、待ち時間に対する不信感の軽減にも繋がる。
(エレベーター制御部の機能)
エレベーター制御部5の号機制御部51_1,…,51_nは、各号機7_1,…,7_nの運行を制御する。号機制御部51_1,…,51_nは、主に、昇降路内に設置された乗りかご71に対して、各階への走行指令や戸開閉指令により各号機7_1,…,7_nの運行を制御する。また、号機制御部51_1,…,51_nは、乗りかご71内に設置されたボックス内の保守スイッチのONの際の自動運転から保守運転への切り替えや、ドアに異物が挟まった際などの連続戸開閉の繰り返しを異常と判定する故障検出などの制御を行う。また、号機制御部51_1,…,51_nは、各出発階における行先階登録情報を案内する停止階案内部6の制御や、乗場設置の上下方向案内のためのランタンの点灯/点滅の制御を行う。
(停止階案内部の構成)
停止階案内部6は、停止階表示部61_1,…,61_n及び音出力案内部62_1,…,62_nを備えている。停止階案内部6は、停止階表示部61_1,…,61_n及び音出力案内部62_1,…,62_nの一方を備える構成を採ることも可能であるが、利用者の利便性の観点からすると両方を備えている方が好ましい。停止階表示部61_1,…,61_nは、エレベーター7_1,…,7_nの近傍に設置され、乗りかご(エレベーター)71が停止する階床を表示し、利用者に対して視覚を通して案内する。音出力案内部62_1,…,62_nは、エレベーター7_1,…,7_nの近傍に設置され、乗りかご71の到着時や割当を予約する時(割当予約時)にその旨を利用者に対して聴覚を通して案内する。音出力案内部62_1,…,62_nは、例えば既存の機能であるチャイムであり、乗りかご71の到着時に「ピンポン」といった到着チャイム音や、割当予約時に「ピン」という予約チャイム音などによって利用者に案内する。
(群管理制御部の構成)
群管理制御部8は、運行管理制御系(運行管理制御部)81と、学習系82と、知能系83と、を有する構成となっている。運行管理制御系81は、複数台(N台)のエレベーター7_1,…,7_nの運行管理を行う。学習系82は、日々の運行管理によって収集した情報からどの運転プログラムが最適であるかを判断する、あるいは、日々の階床別運行状況を学習することで、各出発階毎に混雑する行先階を学習し、高い需要がある階を算出する。知能系83は、学習系82によって収集された情報よりシミュレーションを行い、最適な運転プログラムを自動生成する。
群管理制御部8において、運行管理制御系81は、行先階登録処理部81_1と、利用人数集計処理部81_2と、異常状態検出処理部81_3と、割当変更処理部81_4と、案内報知処理部81_5と、の各機能部を有する。図1では、群管理制御部8の運行管理制御系81の各機能部81_1〜81_5、学習系82及び知能系83について、機能ブロックとして図示している。運行管理制御系81には、乗場行先階読取部1から入出力制御部3を介して出発階/行先階情報が送信される。
行先階登録処理部81_1は、乗場行先階読取部1から入出力制御部3を介して送信される出発階/行先階情報等の入力情報に基づいて、出発階及び行先階を登録するとともに、様々な割当評価を基に号機7_1,…,7_nの中から最適な割当号機を決定する。ここで、「割当評価」とは、最適な割当号機を決定する指標(割当指標)を言う。割当評価は、待ち時間評価、サービス完了時間評価、混雑度評価の少なくとも一つから構成される。待ち時間評価は、各号機の到着予測時間を基に出発階にN台のエレベーター7_1,…,7_nのいずれが最も早く到着するかを指標とする。サービス完了時間評価は、行先階にN台のエレベーター7_1,…,7_nのいずれが最も早く到着するかを指標とする。混雑度評価は、乗りかご(エレベーター)71内の利用人数状況を指標とする。
利用人数集計処理部81_2は、行先階登録処理部81_1による行先階の登録時に、階床別に各号機の出発時の各階利用人数を集計する。例えば、1階から5階行きの利用者が1名、4階から8階への利用者が1名現れた場合、各階の出発時の利用人数は、1階から3階が1名、4階が2名、5階から7階が1名となる。
異常状態検出処理部81_3は、各号機の異常状態を検出する。具体的には、異常状態検出処理部81_3は、主に、エレベーター制御部5の号機制御部51_1,…,51_nから送信される情報を基に、エレベーター7_1,…,7_nが異常か否かを判断する。例えば、保守運転や故障信号を受信した場合、受信した号機は、通常の運行管理が実施できなくなるため異常と判断する。また、ある階にて長時間戸開状態が続いた号機を検出した場合や、乗り合わせを禁止する特殊運転(例えば、VIP運転など)が登録された号機も同様に、通常の運行管理が実施できなくなるため異常と判断する。
また、運行状況が予想していた到着予測時間と大きく異なり、利用者が長待ちしていると判定した場合も異常と判断するようにしてもよい。この際に、異常と判断された号機については、全出発階に対して異常と判断するか、出発階毎に判断するか、のいずれでも良い。号機制御部51_1,…,51_nから異常信号を受信した場合、結果的に全出発階に対して異常と判断されるが、当該条件においては、各出発階毎に到着予測時間が異なるためである。
割当変更処理部81_4は、上記の異常と判断された号機に登録された出発階/行先階の登録を他号機へ変更する処理を行う。割当変更処理部81_4は、割当変更の際に、最適な割当号機が登録されていた出発階/行先階別に割当評価を実施する。本処理では、到着予測時間(待ち時間)、サービス完了時間、階床別利用者人数の少なくとも一つを指標として割当を行う。これにより、階床別に最適な割当変更処理を実施することができ、異常と判断された号機に登録されていた出発階/行先階毎に、確実に利用者に対してサービスを行い、且つ、本割当変更の実施時の最適な運行効率を維持することができる。
ここで最も重要なことの一つとして、割当変更処理の実施の際に、満員等により他階の利用者が登録した号機に乗車できない状況を作らないことが挙げられる。そのため、割当変更処理部81_4は、ある出発階にて割当変更を実施する際に、他階のいずれかの階床にて満員と予測される号機を割当変更対象の号機から除外する処理を行う。これにより、残った割当変更可能な号機の中から、運行効率を極力低下させない号機を選択することができるため、満員等により他階の利用者が登録した号機に乗車できない状況を作らないようにすることができる。
また、他階のいずれかの階床にて満員と予測される号機が全台の場合、ある出発階における、異常と判断された号機に登録されていた行先階の割当変更については、当該出発階に最も早く到着すると予測される号機を割当保留号機とする。すなわち、割当変更処理部81_4は、行先階登録処理部81_1による登録が一時的に不可と認識された際に割当てを保留する割当保留処理部としても機能する。割当保留号機は、当該出発階を出発時に、行先階を当該号機へ登録することで、確実に利用者を案内することができる。
案内報知処理部81_5は、時々刻々と変化する運行状況を即座に利用者へ案内するために、各乗場案内報知部4への案内情報送信指令や、行先階登録処理部81_1によって決定した割当号機情報送信指令を乗場行先階読取部1の報知部12に対して行う。案内報知処理部81_5は、先述した運行情報や、異常状態検出処理部81_3によって検出した異常情報、割当変更内容の案内も実施する。
また、乗場案内報知部4不付き仕様においても、案内報知処理部81_5は、異常状態検出処理部81_3及び割当変更処理部81_4の実施内容を案内するために、エレベーター制御部5の号機制御部51_1,…,51_nへ割当変更内容を案内するための情報を送信する。この情報の送信を受けて、号機制御部51_1,…,51_nは、停止階案内部6の停止階表示部61_1,…,61_nや音出力案内部62_1,…,62_nに対して通常と異なる制御を行う。
ここで、停止階表示部61_1,…,61_nにあっては、乗りかご71が停止する階床を表示する状態が通常であり、音出力案内部62_1,…,62_nにあっては、乗りかご71の到着時の「ピンポン」や割当予約時の「ピン」のチャイム音が通常である。そこで、号機制御部51_1,…,51_nは、停止階表示部61_1,…,61_nに対して表示灯の点灯/点滅といった通常と異なる制御を行うことにより、割当変更があった旨を利用者に案内することができる。また、号機制御部51_1,…,51_nは、音出力案内部62_1,…,62_nに対して「ピンピン」といった特殊チャイム音を出力する通常と異なる制御を行うことにより、割当変更があった旨を利用者に案内することができる。
更に、案内報知処理部81_5は、ドア付近に設置の乗場行先階読取部1の報知部12や、乗場行先階変更読取部2の報知部22に対して割当変更前の号機名及び割当変更後の号機名の各情報を送信し、これら報知部12,22にて割当変更内容を案内する構成でも良い。このように、案内報知処理部81_5は、割当変更処理部81_4による処理の下に、以前登録された利用状況に変化が生じた際に、利用者に対して確実に案内するために各出力部に対して割当変更内容を送信し、案内を実施する処理部である。ここで、割当変更内容の送信先である出力部は、乗場行先階読取部1の報知部12や、乗場行先階変更読取部2の報知部22や、乗場案内報知部4や、停止階案内部6などである。
上述した群管理制御部8の運行管理制御系81の各機能部81_1〜81_5、学習系82及び知能系83については、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することにより、ソフトウェアで実現することができる。このとき、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に記録することができる。また、上記の運行管理制御系81の各機能部81_1〜81_5、学習系82及び知能系83については、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現することもできる。
[乗場レイアウト]
図2は、乗場レイアウトの一例を示す概略斜視図の例である。図2において、乗場案内装置30は、図1の乗場案内報知部4に該当し、乗場の入口付近に設置されることで利用者へ運行案内を行う。ここでは、乗場案内装置30は自立式を想定しているが、壁掛け型、あるいは壁に対して埋込型の構成でも良い。停止階案内盤32は、図1の停止階表示部61_1,…,61_nに該当し、ドア31付近に設置され、各号機に登録された行先階情報を表示する。
図3は、乗場全体のレイアウトの一例を示す概略平面図の例である。図3において、乗場案内装置30は、各号機(エレベーター)33付近に設置され、利用者へ運行案内を行う。利用者34がICタグ35を持参する場合、当該ICタグ35は図1の行先階記憶部1Bに相当する。ここでは、乗場の入口に利用者34をチェックするゲート36が設置されている乗場レイアウトを例示している。この場合、ゲート36は図1の行先階読取部11に相当し、ICタグ35に記憶された行先階情報を自動で検出し、当該行先階情報を図1の入出力制御部3を介して群管理制御部8へ送信する。登録状況については乗場案内装置30によって表示する。これにより、利用者は自分の目的階にはどの号機に乗車すれば良いか判断可能となる。
図4は、乗場行先階登録装置付き仕様における乗場全体のレイアウトの一例を示す概略平面図の例である。図4において、乗場行先階登録装置37は、行先階読取部11、報知部12及び乗場行先階登録入力部1Aが一つにまとまった登録装置である。利用者は、乗場行先階登録装置37を利用して行先階を登録する。この登録された行先階情報は、乗場行先階登録装置37から図1の入出力制御部3を介して群管理制御部8へ送信される。また、乗場行先階登録装置37に備えられているディスプレイにて割当号機を表示する。更に、各登録状況は、乗場案内装置30によって表示する。これにより、利用者は自分の目的階にはどの号機に乗車すれば良いか判断可能となる。
図5は、乗場行先階登録装置及び行先階変更登録装置付き仕様における乗場全体のレイアウトの一例を示す概略平面図の例である。図5において、行先階変更登録装置38は、行先階読取部21、報知部22及び乗場行先階登録入力部2Aが一つにまとまった登録装置であり、ドア近傍に設置される。利用者は、行先階変更登録装置38を利用して行先階の変更及び追加登録を行う。本実施形態では、行先階変更登録装置38の報知部(図1の報知部22に相当)を利用して、交通状況の変化の案内を実施する。このときの案内方式としては、案内内容をディスプレイにて表示する方式や、音声案内による方式等が挙げられる。
図6は、乗場案内報知部4の表示画面の表示内容の一例を示す図(その1)の例である。また、図7は、乗場案内報知部4の表示画面の表示内容の一例を示す図(その2)の例である。
図6において、図6Aは、通常時の乗場案内画面である。各昇降路40内の号機位置42や、号機の移動方向を示す矢印43や、本号機が運用されているビルのサービス階41を視覚的に表現する。出発階45は、乗場案内装置30が設置されている階を示し、当該出発階における行先階登録を停止階44にて示す。このとき、わかり易いように、停止階44、出発階45は通常のサービス階と異なる色やフォントを使用することで、利用者に対して直感的に理解できる画面構成とすることができる。また、注意事項案内46を掲載することで、より利用者に対してわかり易い案内を提供することができる。
図6Bは、10階の特殊運転によってサービスを行い、戸開状態47で待機したC号機の運行状況を示している。
図6Cは、特殊運転により、C号機が割当変更対象となった状況を示している。特殊運転実施案内4aにより、C号機が特殊運転を開始したことを示し、割当変更対象号機4bを強調する。図6Bにおいて、C号機の行先階は7階と9階であったため、出発階の2階における割当変更対象行先階は7階及び9階となる。
そこで、割当変更処理を実施した際に、最も出発階に早く到着する号機はD号機と判定され、7階の行先階が割当変更される。次に、9階の行先階には、D号機は出発階に早く到着することは予想されるが、4階、5階、7階と停止するため、9階への到着が遅くなると判断される。その結果、9階への行先階へ最も早く到着すると予測される号機はA号機と判定され、9階の行先階が割当変更される。
割当変更後停止階4cは点滅表示され、新規の行先階登録とは異なる表示をすることにより、C号機を利用するはずだった利用者に対して注意喚起を促すことができる。更に、割当変更案内4dを掲載することで、より利用者に対してわかり易い案内を提供することができる。
図7において、図7Aは、図6Cとは異なり、最も出発階に早く到着する号機に対して、出発階の2階におけるC号機に登録された行先階を変更する状況を示している。このとき、割当変更号機図示4eによってC号機の行先階の変更状況を示す。また、出発階に対して1号機のみを割当対象とするため、割当変更号機案内4fのように、割当変更前の号機名と割当変更後の号機名の案内が可能となる。このとき、D号機に割当変更された行先階は、本例では、停止階44が追加されるような構成としている。但し、図6Cのように、通常の停止階44と異なり、点滅するような構成でもよい。
図7Bは、割当変更時、他階の利用状況を考慮した際に、出発階の2階における行先階7階及び9階の割当変更が不可と判断された場合の案内表示を示している。この際に、D号機が最も早く出発階の2階に到着すると予測された場合、D号機が出発階の2階に到着し、4階、5階、10階へサービス完了した後、再度出発階の2階へサービスし、7階及び9階へとサービスを実施するように割当保留を行う。そこで、割当保留対象行先階4gは、停止階44、出発階45とは異なる色やフォントで示して利用者へ案内する。更に、誤乗車を防ぐために、割当保留中は割当保留案内4hを表示することで、より利用者に対してわかり易い案内を提供する。
[号機異常状態の内容の表示例]
号機異常によって割当変更処理を実施した際に、乗場案内報知部4は、案内報知処理部81_5からの指令の下に、利用者に対して視覚的に理解し易い記号で変更理由の案内報知を行う。図8は、乗場案内報知部4にて表示する号機異常状態の内容の表示例を示す図の例である。なお、ここで挙げた号機異常状態は一例であって、号機異常状態の内容としては本例に限られるものではない。
図8Aは、号機7_1,…,7_nが特殊運転中であることを案内報知する場合の表示例である。特殊運転には、パーキング運転、専用運転、乗り合わせ禁止運転(VIP)運転などが該当する。図8Bは、号機7_1,…,7_nが故障状態にあることを案内報知する場合の表示例である。故障状態には、戸開閉繰り返し故障などが該当する。号機制御部51_1,…,51_nが戸開閉繰り返し故障などの故障を検出したときに、当該号機の故障中表示を行う。図8Cは、号機7_1,…,7_nが保守運転中であることを案内報知する場合の表示例である。保守員がエレベーターの保守点検時に使用する保守運転切替えスイッチが入力された際に、保守運転中の表示を行う。図8Dは、例えば、ある任意の階において、荷物の積み降ろし作業等により、戸開状態が長時間続いていることを案内報知する場合の表示例である。
[エレベーターシステムの管理方法]
続いて、上記構成のエレベーターシステム100において実行される管理方法(エレベーターシステムの管理方法)の基本動作について、図9〜図14のフローチャートを用いて詳細に説明する。また、以下に説明する基本動作フローは、群管理制御部8の中で、運行管理制御系81による制御の下に定期的に実行される処理フローとなる。
(基本動作フロー)
図9において、運行管理制御系81は、エレベーター制御部5の号機制御部51_1,…,51_nから送信された号機異常信号や、各号機7_1,…,7_nの位置情報、移動方向情報などの号機情報を受信する(ステップS100)。次に、運行管理制御系81は、号機制御部51_1,…,51_nから受信した号機情報に号機異常信号が含まれるか、即ち号機異常信号を検出したか否かを判定し(ステップS101)、号機異常信号を検出しなかった場合(S101のNO)、本基本動作の処理を終了する。ここで、号機の異常検出の条件は、号機制御部51_1,…,51_nから号機異常信号や特殊運転信号を検出するか、あるいは強制的に戸開している待機状態が一定時間、例えば3分以上検出された場合とする。
号機異常信号を検出した場合(S101のYES)、運行管理制御系81は、異常を検出した号機において、行先呼びの登録があるか否かを判定し(ステップS102)、行先呼びの登録がない場合(S102のNO)、ステップS106へ進む。ここで、「行先呼び」とは、出発階毎の行先階を言う。行先呼びの登録がある場合(S102のYES)、運行管理制御系81は、一時的にステップS102で判定した行先呼びがリセットされる前に保持(保留)しておく処理を行う(ステップS103)。
行先呼びの保持が完了したら、運行管理制御系81は、行先階別の割当変更処理を行う(ステップS104)。行先階別の割当変更処理の詳細については、後で図10〜図12のフローチャートを用いて説明する。行先階別の割当変更処理が終了したら、運行管理制御系81は、割当変更後の号機案内処理を行う(ステップS105)。割当変更後の号機案内処理の詳細については、後で図13のフローチャートを用いて説明する。割当変更後の号機案内処理が終了したら、運行管理制御系81は、異常号機の案内表示処理を行う(ステップS106)。異常号機の案内表示処理の詳細については、後で図14のフローチャートを用いて説明する。ステップS106の処理が終了すると、本基本動作の一連の処理が終了となる。
(行先階別の割当変更処理)
次に、図9のステップS104の処理にて実施される行先階別の割当変更処理の一例について、図10〜図12のフローチャートを用いて説明する。
まず、出発階/行先階別の割当変更処理について図10及び図11のフローチャートを用いて説明する。一例として、図7Aより、このとき割当変更対象とする出発階は2階、行先階は7階及び9階とする。
図10において、運行管理制御系81は、各号機7_1,…,7_n毎における各階の到着予測時間を算出する(ステップS200)。ここでは、予めわかっている各号機7_1,…,7_nの定格速度や加減速度等のエレベーター仕様や、停止階床数や、階間距離等のビル仕様、更に各号機の登録状況に応じて、到着予測時間を算出する。
一例として、各階間距離が全て統一されたビルにおいて、エレベーター仕様を考慮した結果、階間移動にかかる時間が例えば5秒であった場合を考える。また、行先階登録における各階の停止時間が、乗降車にかかる時間及び加減速時の時間ロスを考慮した結果、例えば10秒であると計算された場合を考える。このとき、1〜10階床のビルにおいて、1階待機で、且つ、2階から5階へ登録が決定しているエレベーターA号機の到着予測時間は、待機している1階から移動方向順に、階間移動に必要な時間が加算される。
本例においては、各階に対して1階から5秒加算され、停止する2階及び5階ではそれぞれ階間移動に必要な時間と停止時間を考慮し、15秒が加算される。これより、1階から、5秒、10秒、25秒、30秒、35秒、50秒、55秒、60秒、…となる。
各号機7_1,…,7_nの到着予測時間の算出が終了すると、運行管理制御系81は、割当変更対象の出発階を設定する(ステップS201)。本例においては、割当変更対象の出発階として2階が設定される。次に、運行管理制御系81は、割当変更対象の行先階を設定する(ステップS202)。本例においては、割当変更対象の行先階として7階が設定される。
次に、運行管理制御系81は、当該号機に割り当てられた行先呼びの利用者数n(f)を算出する(ステップS203)。fは階床を表わしている。例えば、本例においては、出発階の2階から行先階の7階への利用者が3人いた場合、n(2)=3となる。行先呼びは出発階/行先階毎に制御され、利用者数もそれに伴い、出発階/行先階毎に算出可能となる。
次に、運行管理制御系81は、利用者数nの増加時、他階の行先呼びも含めて各階出発時の利用人数nが満員と予測される号機が存在するか否かを判定する(ステップS204)。例えば、出発階の2階から行先階の7階への利用者が3名増加した際に、同一出発階の2階から乗車する人数、及び3階、4階、5階、6階から乗車する人数によって、満員と予測される号機が存在するか否かを判定する。
運行管理制御系81は、満員が予測される号機が存在しない場合(S204のNO)、ステップS206へ進み、満員が予測される号機が存在する場合(S204のYES)、満員と予測される号機について割当除外を行う(ステップS205)。満員が予測された号機を割当変更対象号機から除外することで、割当変更した際に、他階の利用者が乗車できなくなる状況を未然に防ぐことができる。
次に、運行管理制御系81は、割当可能な号機が存在するか否かを判定する(ステップS206)。ここでは、仮にステップS205にて割当除外処理を行った結果、割当変更対象号機が存在しない場合は、割当変更を一時的に保留する必要があるため、本判定処理を実施する。運行管理制御系81は、割当可能な号機が存在しない場合(S206のNO)、ステップS218へ進む。
割当可能な号機が存在する場合(S206のYES)、運行管理制御系81は、当該行先呼びの仮割当て時、停止階が増加する号機が存在するか否かを判定する(ステップS207)。本例においては、C号機の他に、出発階である2階及び行先階である7階へ停止する号機が存在する場合、同一の停止階が存在する号機に割当変更を実施することで、運行効率の低減を極力抑えることができる。
運行管理制御系81は、停止階が増加する号機が存在しない場合(S207のNO)、ステップS213へ進み、停止階が増加する号機が存在する場合(S207のYES)、出発階、行先階において全号機停止階が増加するか否かを判定する(ステップS208)。そして、出発階である2階及び行先階である7階へ停止する号機が存在しない場合(S208のNO)、ステップS213へ進む。それ以外は(S208のYES)、図11のステップS209へ進む。
図11において、運行管理制御系81は、出発階にて停止階が増加する割当可能号機が存在するか、また本条件は全号機でないかを判定する(ステップS209)。本例においては、割当可能号機の中で、出発階の2階に停止する号機が存在する場合は本条件に該当する。また、出発階の2階に停止する号機が全号機であった場合は本条件に該当しない。運行管理制御系81は、本条件に該当しない場合(S209のNO)、ステップS211へ進み、本条件に該当する場合(S209のYES)、出発階にて停止階が増加する号機について割当除外を行う(ステップS210)。
次に、運行管理制御系81は、行先階にて停止階が増加する割当可能号機が存在するか、また本条件は全号機でないかを判定する(ステップS211)。本例においては、割当可能号機の中で、行先階の7階に停止する号機が存在した場合は本条件に該当する。また、行先階の7階に停止する号機が全号機であった場合は本条件に該当しない。運行管理制御系81は、本条件に該当しない場合(S211のNO)、ステップS213へ進み、本条件に該当する場合(S211のYES)、行先階にて停止階が増加する号機について割当除外を行う(ステップS212)。
次に、運行管理制御系81は、割当可能号機内にて最も早く当該行先階に到着する号機を行先呼び割当変更する(ステップS213)。本例においては、出発階の2階から出発して、行先階の7階へ到着する号機を選択する。図7Aにおいては、エレベーターの位置及び各階への登録状況からD号機が選択される。ここで、D号機に出発階の2階、行先階の7階の行先呼びが割り当てられる。
割当変更処理が完了すると、運行管理制御系81は、割当号機において、停止階からエレベーターの位置(方向転換を含む)まで到着予測時間を増加分+10[秒]とする(ステップS214)。すなわち、ステップS200での到着予測時間の算出処理に従い、増加した停止階において、10[秒]加算する。ステップS200の算出処理で使用した一例に対して、出発階の2階、行先階の7階の呼びを追加した場合、2階の停止階は増加しないが、7階の行先階において停止階が増加する。そのため、到着予測時間は、1階から、5秒、10秒、25秒、30秒、35秒、50秒、55秒、70秒、…と7階での停止時間が考慮されるため、8階以降の到着予測時間に10[秒]加算されることとなる。
加算処理が終了すると、運行管理制御系81は、本割当号機の利用者人数に対して行先呼び利用者数を加算する(ステップS215)。本例においては、D号機に対して出発階の2階から行先階の7階までの利用人数が3人追加される。利用人数の追加処理が終了すると、運行管理制御系81は、他に割当変更対象の行先階は存在するか否かを判定する(ステップS216)。本例の場合、出発階の2階において、9階の行先階が残っている。
運行管理制御系81は、他に割当変更対象の行先階が存在しない場合(S216のNO)、図10のステップS220へ進み、存在する場合(S216のYES)、割当変更対象の行先階を設定し(ステップS217)、しかる後図10のステップS203に移行する。本例においては、行先階として9階が設定される。そして、出発階における割当変更対象となる全行先階に対して、ステップS203〜ステップS216の処理が実施される。
図10において、ステップS206の処理で割当可能な号機が存在しないと判定した場合、運行管理制御系81は、全号機内にて最も早く当該出発階に到着する号機を当該出発階の割当保留号機として決定する(ステップS218)。本処理は、ステップS206において満員混雑が予測され、割当可能号機が存在しない場合、出発階の2階をいち早く出発し、次回のサービス周期時の行先呼び登録を実施するために一時的に割当保留を行う。このとき、割当保留の対象階は、当該出発階における残された行先階が全て対象となる。ここでは、図7Bを例に挙げると、出発階の2階において、行先階の7階で割当保留を実施した場合、行先階の7階及び9階が対象となる。割当保留号機は、最も出発階に早く到着が予測されるD号機となる。
割当保留号機を決定したら、運行管理制御系81は、割当保留号機が当該出発階に到着し、出発後、対象の本行先呼びの割当てを行う(ステップS219)。本例においては、D号機が出発階の2階に到着し、戸閉後3階へ出発した時点で、ステップS218で割当保留された出発階の2階、行先階の7階及び9階の行先呼びがD号機に割り当てられる。このとき、D号機の利用人数も割当てに併せて追加される。本割当処理は、D号機が出発階に到着し、戸閉後出発することを監視するため、フローを分けて実施する構成でも良い。
本行先呼びの割当処理が終了したら、運行管理制御系81は、他に割当変更対象の行先呼びが存在するか否かを判定し(ステップS220)、存在しない場合(S220のNO)、行先階別の割当変更の一連の処理を終了する。
他に割当変更対象の行先呼びが存在する場合(S220のYES)、運行管理制御系81は、割当変更対象の出発階及び行先階を設定する(ステップS221)。仮に、C号機の出発階の4階において、5階、10階の行先階登録が存在する場合、割当変更対象の出発階の4階、行先階の5階が設定される。しかる後、ステップS203に移行し、割当変更対象号機の行先呼び全てにおいて、ステップS203〜ステップS216の処理が実施される。
以上説明した、行先階別の割当変更の一連の処理により、混雑時の割当変更の際にも利用者を確実にサービス/案内するための割当変更が可能となる。
ここで、本実施形態では、ステップS213の処理において、号機を選択する手法について、行先階に到着する時間を指標としたが、これに限られるものではない。例えば、出発階に到着する時間や、乗りかご内の利用人数の少ないかごなどを指標とする手法、またこれらを総合的に判断する総合割当指標を用いる構成でも良い。
次に、出発階別の割当変更処理について図12のフローチャートを用いて説明する。一例として、図6Cより、このとき割当変更対象とする出発階は2階、行先階は7階及び9階とする。
運行管理制御系81は、図10のステップS200の処理と同様、各号機毎の各サービス階における到着予測時間を算出し(ステップS300)、次いで図10のステップS201の処理と同様、割当変更する行先呼びの出発階を設定する(ステップS301)。
次に、運行管理制御系81は、割当変更する行先呼びの出発階における号機に割り当てた行先呼びの全ての利用者数n(f)を算出する(ステップS302)。ここでは、出発階の2階から、行先階の7階、9階の利用者を全て算出する。ここで、7階の利用者が3名、9階の利用者が2名であった場合、出発階の2階における利用者はn(2)=5となる。ここでの各階の出発時の利用人数は、n(3)=5、n(4)=5、n(5)=5、n(6)=5、n(7)=2、n(8)=2、n(9)=0となる。
続いて、運行管理制御系81は、図10のステップS204の処理と同様、各号機にて利用者数nの増加時の他階の行先呼びも含めて満員となる号機が存在するか否かを判定する(ステップS303)。運行管理制御系81は、満員になると予測される号機が存在しない場合(S303のNO)、ステップS306へ進む。また、満員になると予測される号機が存在する場合(S303のYES)、運行管理制御系81は、図10のステップS205の処理と同様、満員と予測された号機を割当除外する(ステップS304)。
次に、運行管理制御系81は、図10のステップS206の処理と同様、割当可能な号機が存在するか否かを判定する(ステップS305)。運行管理制御系81は、割当可能な号機が存在しない場合(S305のNO)、ステップS311へ進み、存在する場合(S305のYES)、割当可能号機内にて最も早く当該出発階に到着する号機に全ての行先呼び割当変更を実施する(ステップS306)。本例においては、出発階の2階における行先階の7階、9階を最も早く出発階に到着するD号機へ割当変更を実施する。
ここで、図1の乗場案内報知部4(即ち、図2の乗場案内装置30)において、割当変更によって追加されたD号機の行先階については、利用者に対して追加を強調するために点滅表示が行われる。図15において、停止階表示灯91は点滅前の表示状態を表わし、停止階表示灯92は点滅後の表示状態を表わしている。停止階表示灯91と停止階表示灯92とを繰り返し表示することで、通常の新規に受け付けた行先呼びと、割当変更による追加行先階とを切り分けて案内することが可能となる。
行先呼び割当変更が終了したら、運行管理制御系81は、図11のステップS214の処理と同様、割当号機にて運行軌跡上、増加停止階上で到着予測時間を増加分+10[秒]とする(ステップS307)。続いて、運行管理制御系81は、図11のステップS214の処理と同様、当該行先呼び利用者数を、本割当号機の利用者人数に対して加算する(ステップS308)。
次に、運行管理制御系81は、図10のステップS218の処理と同様、他に割当変更対象の行先呼びが存在するか否かを判定し(ステップS309)、存在しない場合(S309のNO)、出発階別の割当変更の一連の処理を終了する。運行管理制御系81は、他に割当変更対象の行先呼びが存在する場合(S309のYES)、割当変更対象の出発階を設定し(ステップS310)、その終了後ステップS302へ戻る。そして、運行管理制御系81は、割当変更対象号機の行先呼び全てにおいて、ステップS302〜ステップS308の処理を実施する。
運行管理制御系81は、ステップS305の処理において、割当可能な号機が存在すると判定した場合、図10のステップS220の処理と同様、全号機内にて最も早く当該出発階に到着する号機を当該出発階の割当保留号機として決定する(ステップS311)。次に、運行管理制御系81は、図10のステップS221の処理と同様、割当保留号機が当該出発階に到着し、戸閉後出発した後、対象の本行先呼びについて割当てを行い(ステップS312)、しかる後ステップS309へ移行する。
(割当変更処理後の号機案内処理)
次に、図9のステップS105の処理にて実施される割当変更処理後の号機案内処理の一例について、図13のフローチャートを用いて説明する。
まず、運行管理制御系81は、割当変更に伴う割当保留号機が有るか否かを判定する(ステップS400)。割当変更処理内で割当保留時の案内方法と、割当変更時の案内方法とは異なるため、本処理によって案内方法の判別を行う。運行管理制御系81は、割当変更に伴う割当保留号機が無い場合(S400のNO)、ステップS407へ進む。
割当変更に伴う割当保留号機が有る場合(S400のYES)、運行管理制御系81は、乗場案内盤(乗場案内報知部4)付き仕様か否かを判定する(ステップS401)。そして、乗場案内盤付き仕様の場合(S401のYES)、運行管理制御系81は、割当変更対象階にて、割当保留号機名、停止階名、保留時の注意事項を案内する(ステップS402)。これは、図7Bに示した案内等を実施するための処理である。
また、運行管理制御系81は、乗場案内盤付き仕様で無い場合(S401のNO)、割当変更対象階にて、停止階案内部6の音出力案内部62_1,…,62_n(図1参照)によって割当変更があった旨を案内する(ステップS403)。音出力案内部62_1,…,62_nの音による案内としては、到着チャイム音や予約チャイム音などの通常のチャイム音と異なる特殊チャイム音にて割当変更があった旨を案内する。このように、通常のチャイム音とは異なる特殊チャイム音を利用することで、乗場案内盤不付き仕様であっても割当変更が実行された旨を利用者に対して案内することができる。
次に、運行管理制御系81は、行先階変更登録装置38付き仕様か否かを判定し(ステップS404)、行先階変更登録装置38付き仕様で無い場合(S404のNO)、ステップS406に進む。また、行先階変更登録装置38付き仕様の場合(S404のYES)、運行管理制御系81は、行先階変更用登録装置38に対して割当保留案内指令を行う(ステップS405)。
ステップS405では、例えば、図5においてドア付近に設置されている行先階変更登録装置38に装備されているディスプレイやスピーカーを利用し、ドア付近において割当号機で待機している利用者に対して割当保留の旨を案内する。その際に、必ず割当保留号機が一度出発した後の、2回目のサービス時に乗車することを利用者に対して案内する。例えば、図16に示すような、割当変更保留画面をディスプレイに表示することによって案内を実施する。
図16の割当変更保留画面は、行先階変更登録装置38に装備されているディスプレイに表示する割当保留号機案内の一例である。割当保留の際には、1回目に保留号機が出発階到着時に乗車するのでなく、2回目のサービス時に乗車するように案内しなくてはならない。そのため、図16の割当変更保留画面に示すように、保留理由を含む例えば「かご内混雑のため、次回のエレベーター到着時にご乗車願います。」といった表示にて案内報知を行うようにする。また、行先階変更登録装置38に装備されているスピーカーによる音声案内にて、「C号機に登録された行先階7階、9階の利用者の方は2回目のD号機サービス時にご乗車ください。」といった案内を実施する構成でも良い。このような音声による案内報知によれば、視覚障害者に対応できるようになる。
ここで、図1の乗場案内報知部4(即ち、図2の乗場案内装置30)において、割当変更によって追加されたD号機の行先階については、利用者に対して追加を強調するために点滅表示が行われる。図15において、停止階表示灯91は点滅前の表示状態を表わし、停止階表示灯92は点滅後の表示状態を表わしている。停止階表示灯91と停止階表示灯92とを繰り返し表示することで、通常の新規に受け付けた行先呼びと、割当変更による追加行先階とを切り分けて案内することが可能となる。
図15において、停止階表示灯93は、図7BにおけるD号機の停止階表示灯であり、1回目の出発階サービス前の表示状態を表わしている。停止階表示灯94は、D号機が出発階の2階を出発する時の点滅前の表示状態を表わしており、割当保留されていた行先階の表示を行う。停止階表示灯95は、D号機が出発階の2階を出発する時の点滅後の表示状態を表わしている。割当保留されていた行先階を強調するために、停止階表示灯94と停止階表示灯95とを繰り返し表示することで、通常の新規に受付けた行先呼びと、割当変更による追加行先階とを切り分けて案内することが可能となる。
次に、運行管理制御系81は、割当保留対象号機出発時、割当保留対象階を停止階案内部6の停止階表示部(表示灯)61_1,…,61_n(図1参照)によって案内する(ステップS406)。停止階表示部61_1,…,61_nに割当変更階を出力するタイミングは割当保留号機が出発階に到着し、戸閉後他階へ出発した後とする。これにより、利用者の誤乗車を未然に防止することができる。ステップS406の処理の終了後、割当変更処理後の号機案内の一連の処理を終了する。
運行管理制御系81は、ステップS400の処理において、割当変更に伴う割当保留号機が無いと判定した場合には、乗場案内盤(乗場案内報知部4)付き仕様か否か判定する(ステップS407)。そして、乗場案内盤付き仕様の場合(S407のYES)、運行管理制御系81は、割当変更対象階にて、割当保留号機名、停止階名、保留時の注意事項を案内する(ステップS408)。これは、図6C、図7Aに示した案内等を実施するための処理である。
また、運行管理制御系81は、乗場案内盤付き仕様で無い場合(S407のNO)、割当変更対象階にて、停止階案内部6の音出力案内部62_1,…,62_n(図1参照)によって割当変更があった旨を案内する(ステップS409)。音出力案内部62_1,…,62_nの音による案内としては、通常とは異なる特殊チャイム音にて割当変更があった旨を案内する。このように、通常とは異なる特殊チャイム音を利用することで、乗場案内盤不付きの仕様であっても割当変更が実行された旨を利用者に対して案内することができる。
次に、運行管理制御系81は、行先階変更登録装置38付き仕様か否かを判定し(ステップS410)、行先階変更登録装置38付き仕様で無い場合(S410のNO)、ステップS412に進む。また、行先階変更登録装置38付き仕様の場合(S410のYES)、運行管理制御系81は、行先階変更用登録装置38に割当保留案内指令を行う(ステップS411)。
ステップS411では、例えば、図5においてドア付近に設置されている行先階変更登録装置38に装備されているディスプレイやスピーカーを利用し、ドア付近において割当号機で待機している利用者に対して割当保留の旨を案内する。具体的には、図17の割当変更案内画面に示すように、例えば「行先階を変更する場合は、キーパッドを操作してください。」といった表示を行うことによって案内を実施する。
図17の割当変更案内画面は、行先階変更登録装置38に装備されているディスプレイに表示する割当変更案内の一例である。ディスプレイは、通常は、別のデフォルト画面が表示されているか、あるいは省電力化のために表示無しの状態にある。この状態において、行先階変更登録装置38は、割当変更案内指令を受信した場合に、割当変更前号機(本例では、C号機)と割当変更後号機名(本例では、D号機)とを表示し、利用者に対して案内を行う。また、行先階変更登録装置38に装備されているスピーカーによる音声案内にて、「C号機に登録された行先階7階、9階がD号機に変更されました。」といった案内を実施する構成でも良い。このような音声による案内報知によれば、視覚障害者に対応できるようになる。
次に、運行管理制御系81は、停止階案内部6の停止階表示部61_1,…,61_n(図1参照)の表示灯の点滅によって追加された停止階を案内する(ステップS412)。追加された行先階のみを点滅することにより、利用者に対して新規行先呼びとの区別をつけた案内を実施することができる。ステップS412の処理の終了後、割当変更処理後の号機案内の一連の処理が終了となる。
(異常号機の案内処理)
次に、図9のステップS106の処理にて実施される異常号機の案内処理の一例について、図14のフローチャートを用いて説明する。
まず、運行管理制御系81は、乗場案内盤(乗場案内報知部4)付き仕様か否かを判定し(ステップS500)、乗場案内盤付き仕様で無い場合(S500のNO)、異常号機の案内のための本処理を終了する。乗場案内盤付き仕様の場合(S500のYES)、運行管理制御系81は、割当変更対象号機が保守運転か否かを判定し(ステップS501)、保守運転で無い場合(S501のNO)、ステップS503に進む。
保守運転の場合(S501のYES)、運行管理制御系81は、割当変更対象号機が保守運転であることを案内する(ステップS502)。この案内処理では、例えば図8Cに示すような、利用者に対して視覚的に理解し易い記号にて号機異常状態の内容表示を行うことにより、利用者へ割当変更時の変更理由(割当変更対象号機の状態)を案内する。ステップS502の処理の終了後、異常号機の案内の一連の処理が終了となる。
運行管理制御系81は、ステップS501の処理において、保守運転で無いと判定した場合、割当変更対象号機は特殊運転であるか否かを判定し(ステップS503)、特殊運転でない場合(S503のNO)、ステップS505へ進む。特殊運転の場合(S503のYES)、運行管理制御系81は、割当変更対象号機が特殊運転であることを案内する(ステップS504)。この案内処理では、例えば図8Aに示すような、利用者に対して視覚的に理解し易い記号にて号機異常状態の内容表示を行うことにより、利用者へ割当変更時の変更理由(割当変更対象号機の状態)を案内する。ステップS504の処理の終了後、異常号機の案内の一連の処理が終了となる。
運行管理制御系81は、ステップS503の処理において、特殊運転でない場合と判定した場合、割当変更対象号機は他階において長時間戸開状態で待機したか否かを判定する(ステップS505)。そして、運行管理制御系81は、長時間戸開状態での待機の場合(S505のYES)、割当変更対象号機が長待ち検出に伴う割当変更であることを案内する(ステップS506)。この案内処理では、例えば図8Dに示すような、利用者に対して視覚的に理解し易い記号にて号機異常状態の内容表示を行うことにより、利用者へ割当変更時の変更理由(割当変更対象号機の状態)を案内する。
また、運行管理制御系81は、長時間戸開状態での待機でない場合(S505のNO)、割当変更対象号機が故障中であることを案内する(ステップS507)。この案内処理では、例えば図8Bに示すような、利用者に対して視覚的に理解し易い記号にて号機異常状態の内容表示を行うことにより、利用者へ割当変更時の変更理由(割当変更対象号機の状態)を案内する。ステップS506及びステップS507の処理の終了後、異常号機の案内の一連の処理が終了となる。
[本実施形態の作用、効果]
以上説明した本実施形態に係るエレベーターシステムあるいはその評価方法によれば、次のような作用、効果を得ることができる。まず、本実施形態では、割当号機を変更した際に、利用者に対して少なくとも変更理由の案内報知を行うようにしたことで、やむなく予約変更を余儀なくされた場合に、利用者に対してその変更理由を案内報知することができる。また、利用者に対して視覚的に理解し易い記号(図8参照)で変更理由を案内することで、割当変更の発生原因(割当変更対象号機の状態)を利用者に容易に理解して頂くことできる。これにより、変更理由がわからないが故に利用者を不快にさせる、というようなことを未然に防止できる。
また、本実施形態では、利用者が目的とする行先階を入力した際の入力情報及び運行管理制御系81が運行管理を行っている運行情報を案内する乗場案内報知部4を乗場に設置する構成を採っている。これにより、利用者が行先階を入力し、割当号機を付与された後、割当号機を忘れてしまった場合においても、自分が登録した行先階情報がどの号機に登録されているか理解できる。また、乗場案内報知部4が案内報知処理部81_5からの指令を受けて割当変更の際の変更理由の案内報知を行うことで、乗場案内報知部4を通して利用者に確実に変更理由を案内することができる。また、変更理由に加えて、変更前の号機名及び変更後の号機名の案内報知を行うことで、利用者の利便性を向上できる。
また、本実施形態では、割当変更処理部81_4において、割当変更の際に、割当号機が登録されていた出発階/行先階別に、到着予測時間(待ち時間)、サービス完了時間、階床別利用者人数の少なくとも一つを指標とする割当評価を実施するようにしている。これにより、階床別に最適な割当変更処理を実施することができ、異常と判断された号機に登録されていた出発階/行先階毎に、確実に利用者に対してサービスを行い、且つ、本割当変更の実施時の最適な運行効率を維持することができる。
また、本実施形態では、利用者による入力情報や行先階登録処理部81_1の登録情報に基づいて、各階の出発時の乗降人数を集計する利用人数集計処理部81_2を備える構成を採っている。そして、割当変更処理部81_4において、割当変更の際に、利用人数集計処理部81_2の集計結果に基づいて、いずれかの階にて満員と予測される号機を、割当変更対象号機から除外するようにしている。これにより、残った割当変更可能号機の中から、運行効率を極力低下させない号機を選択することができるため、満員等により他階の利用者が登録した号機に乗車できない状況を作らないようにすることができる。
また、本実施形態では、割当変更処理部81_4において、割当変更の際に、利用人数集計処理部81_2の集計結果に基づいて、いずれかの階にて満員と予測される号機が全台である場合に一時的に割当保留を行い、その割当保留した号機名を案内報知するようにしている。これにより、利用者の利便性を向上できる。
また、本実施形態では、乗りかご71が停止する階床を表示する停止階表示部61_1,…,61_nや、乗りかご71の到着時や割当予約時にその旨を音で案内する音出力案内部62_1,…,62_nをエレベーター7_1,…,7_nの近傍に設置する構成を採っている。そして、停止階表示部61_1,…,61_nにおいて、割当号機の変更の際に、通常の停止階表示とは異なる表示で割当変更した旨を案内するようにしている。また、音出力案内部62_1,…,62_nにおいて、通常の乗りかご到着時や割当予約時とは異なる音で割当変更した旨を案内するようにしている。これにより、乗場案内報知部4不付き仕様のシステム構成の場合であっても、利用者に対して割当変更があった旨を確実に案内報知することができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例を含む。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、図15の停止階表示灯の表示例、図16の割当変更保留画面の表示例、及び、図17の割当変更案内画面の表示例により、新たに乗場案内報知部4を設けなくとも、割当変更の際に利用者への変更理由の案内報知を実現可能となる。その結果、割当変更可能な行先階登録装置付き群管理システムを、より安価で簡易的なシステムとして実現することが可能となる。
また、上記した実施形態では、割当変更の理由の案内報知として、新たに乗場案内報知部4を設けて運行状況等を提示する方式や、既存の登録装置や停止階表示灯を利用して運行状況の変化を案内する方式を例示したが、本発明はこれらの方式に限られるものではない。例えば、入出力制御部3とサーバーを接続し、利用者が持ち込む携帯端末を用いて、エレベーターの運行状況や運行状況の変化を案内する構成でも良い。このとき、案内画面は、図18に示す割当変更携帯画面90のようになり、携帯端末等の様々な入出力インターフェースでも、送受信するデータが決まれば、本実施形態に係るエレベーターシステム100によって交通状況の案内が実現可能となる。
1・・・乗場行先階読取部、1A,2A・・・乗場行先階読取部、1B,2B・・・行先階記憶部、2・・・乗場行先階変更読取部、3・・・入出力制御部、4・・・乗場案内報知部、5・・・エレベーター制御部、6・・・停止階案内部、7・・・エレベーター部、7_1,…,7_n・・・エレベーター(号機)、8・・・群管理制御部、11,21・・・行先階読取部、12,22・・・報知部、51_1,…,51_n・・・号機制御部、61_1,…,61_n・・・停止階表示部(表示灯)、62_1,…,62_n・・・音出力案内部、81・・・運行管理制御系(運行管理制御部)、81_1・・・行先階登録処理部、81_2・・・利用人数集計処理部、81_3・・・異常状態検出処理部、81_4・・・割当変更処理部、81_5・・・案内報知処理部、100・・・エレベーターシステム

Claims (12)

  1. 複数台のエレベーターの運行管理を行う運行管理制御部と、
    乗場に設置され、利用者の行先階へのサービス要求の入力情報を読み取り、前記運行管理制御部へ送信する行先階読取部と、
    前記行先階読取部より送信された前記入力情報に基づいて、前記複数台のエレベーターの中から最適な割当エレベーターを決定する行先階登録処理部と、
    を有するエレベーターシステムであって、
    前記行先階登録処理部によって決定された前記割当エレベーターを変更する割当変更処理部と、
    前記割当変更処理部が前記割当エレベーターを変更した際に、利用者に対して少なくとも変更理由の案内報知を行う案内報知処理部と、
    を備えることを特徴とするエレベーターシステム。
  2. 複数台のエレベーターの運行管理を行う運行管理制御部と、
    乗場に設置され、利用者の行先階へのサービス要求の入力情報を読み取り、前記運行管理制御部へ送信する行先階読取部と、
    前記行先階読取部より送信された前記入力情報に基づいて、前記複数台のエレベーターの中から最適な割当エレベーターを決定する行先階登録処理部と、
    を有するエレベーターシステムであって、
    前記行先階読取部より送信された前記入力情報に対して、前記行先階登録処理部による登録が一時的に不可と認識された際に割当てを保留する割当保留処理部と、
    前記割当保留処理部が前記行先階へのサービス要求に対して割当て保留を行った場合、利用者に対して少なくとも保留理由の案内報知を行う案内報知処理部と、
    を備えることを特徴とするエレベーターシステム。
  3. 乗場に設置され、利用者が目的とする行先階を入力した際の入力情報及び前記運行管理制御部が運行管理を行っている運行情報を案内する乗場案内報知部を備え、
    前記乗場案内報知部は、前記案内報知処理部からの指令を受けて前記変更理由、或いは前記保留理由の案内報知を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベーターシステム。
  4. 前記案内報知処理部又は前記乗場案内報知部は、前記変更理由、或いは前記保留理由に加えて、変更前のエレベーター名及び変更後のエレベーター名の案内報知を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベーターシステム。
  5. 前記割当変更処理部は、割当変更の際に、前記割当エレベーターが登録されていた出発階及び/又は行先階別に割当評価を実施する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターシステム。
  6. 前記割当評価は、出発階に前記複数台のエレベーターのいずれが最も早く到着するかを指標とする待ち時間評価、行先階に前記複数台のエレベーターのいずれが最も早く到着するかを指標とするサービス完了時間評価、エレベーター内の利用人数状況を指標とする混雑度評価の少なくとも一つから構成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のエレベーターシステム。
  7. 利用者による前記入力情報や前記行先階登録処理部の登録情報に基づいて、各階の出発時の乗降人数を集計する利用人数集計処理部を備え、
    前記割当変更処理部は、割当変更の際に、前記利用人数集計処理部の集計結果に基づいて、いずれかの階にて満員と予測されるエレベーターを、割当変更の対象から除外する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターシステム。
  8. 利用者による前記入力情報や前記行先階登録処理部の登録情報に基づいて、各階の出発時の乗降人数を集計する利用人数集計処理部を備え、
    前記割当変更処理部は、割当変更の際に、前記利用人数集計処理部の集計結果に基づいて、いずれかの階にて満員と予測されるエレベーターが全台である場合に一時的にエレベーターの割当保留を行い、
    前記案内報知処理部又は前記乗場案内報知部は、前記割当保留したエレベーター名を案内報知する
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベーターシステム。
  9. 前記乗場案内報知部は、利用者に対して視覚的に理解し易い記号で前記変更理由の案内報知を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベーターシステム。
  10. エレベーターの近傍に設置され、エレベーターが停止する階床を表示する停止階表示部を備え、
    前記割当変更処理部が前記割当エレベーターを変更した際に、
    前記停止階表示部は、通常の停止階表示とは異なる表示で割当変更した旨を案内する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターシステム。
  11. エレベーターの近傍に設置され、エレベーターの到着時や割当予約時にその旨を利用者に対して音で案内する音出力案内部を備え、
    前記割当変更処理部が前記割当エレベーターを変更した際に、
    前記音出力案内部は、通常のエレベーターの到着時や割当予約時の音とは異なる音で割当変更した旨を案内する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターシステム。
  12. 複数台のエレベーターの運行管理を行う運行管理制御部と、
    利用者によって入力された行先階を前記運行管理制御部へ登録し、前記複数台のエレベーターの中から最適な割当エレベーターを決定する行先階登録処理部と、
    を有するエレベーターシステムの管理方法であって、
    前記行先階登録処理部によって決定された前記割当エレベーターの変更が可能であり、
    前記割当エレベーターを変更した際に、利用者に対して少なくとも変更理由の案内報知を行う
    ことを特徴とするエレベーターシステムの管理方法。
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