JP2019151289A - ウォッシャホース支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】取り付けられたウォッシャホースが他と干渉することを防止できるとともに、車体に対してウォッシャホースを組み付ける組付作業を容易に行うことができるウォッシャホース支持構造を提供することを目的とする。【解決手段】車幅方向Wに対して分割できる分割型カウルグリル1に、ウォッシャホース40を支持する構造であって、分割型カウルグリル1の車幅方向Wの左側である第一カウルグリル2には、前方においてリブ形状部30が設けられ、リブ形状部30には、車幅方向Wに沿って延びるメインホース41Lを係止する第一係止部34と、一方側に折り返されたメインホース41Rを係止する第二係止部35とが備えられた。【選択図】図4

Description

この発明は、分割型カウルグリルにおいて、ウォッシャ液が流れるウォッシャホースを支持するウォッシャホース支持構造に関する。
一般に自動車のフロント側やリア側に取り付けられたウインドウガラスの外面に付着した汚れは、カウルグリルに配索されたウォッシャホースを流れるウォッシャ液をウォッシャノズルからウインドウガラスの外面に向けて吐出し、ワイパで払拭することで落とされる。このようにウォッシャ液を吐出するウォッシャノズルは、一般的に車幅方向の左右に一つずつ配置されている。
近年、このカウルグリルは、車幅方向に対して左右の分割体(第一カウルグリル及び第二カウルグリル)に分割でき、それぞれ独立して車体に取り付けられる分割型カウルグリルで構成されることがある。この場合、ウォッシャホースは第一カウルグリルにのみ取り付けられて納品され、それぞれの分割体を車体に取り付け、ウォッシャホースを第二カウルグリルに配索させている。しかしながら、この第一カウルグリルを搬送する場合に、組み付けられたウォッシャホースが邪魔となったり、他と干渉して損傷したりすることがあった。
これに対して、例えば、分割可能なウォッシャホースを支持するとともに、一端がそれぞれのウォッシャノズルに接続された分割体を車両に取り付け、ジョイント部でウォッシャホースの他端同士を接続して支持するウォッシャホース支持構造が特許文献1に開示されている。
この特許文献1に記載のウォッシャホース支持構造によると、搬送時には、分割されたウォッシャホースをそれぞれの分割体に支持させることができるため、組み付けられたウォッシャホースが邪魔となったり、他と干渉して損傷したりすることが防止できるとされている。
しかしながら、この特許文献1に開示されたウォッシャホースの支持構造では、分割体同士を組み付ける場合に、分割されたウォッシャホース同士を連結させる作業が必要であるため、分割型カウルグリルの組付作業が煩雑になるといった問題があった。
特開2005−153710号公報
この発明は、上述のような課題に鑑みてなされたもので、取り付けられたウォッシャホースが他と干渉することを防止できるとともに、分割型カウルグリルを組み付ける組付作業を容易に行うことができるウォッシャホース支持構造を提供することを目的とする。
この発明は、車幅方向に対して分割できる分割型カウルグリルに、ウォッシャホースを支持するウォッシャホース支持構造であって、前記分割型カウルグリルの車幅方向の一方側である第一カウルグリルには、前方においてリブ形状部が設けられ、該リブ形状部には、車幅方向に沿って延びる前記ウォッシャホースの一方側を係止する第一係止部と、一方側に折り返された前記ウォッシャホースの他方側を係止する第二係止部とが備えられたことを特徴とする。
前記リブ形状部は、一のリブで形成された場合や、複数のリブが連結して形成された場合を含む。また前記リブ形状部は、前記第一係止部と前記第二係止部とが前後方向に並んで配置される構成や、幅方向に並んで配置される構成、上下方向に並んで配置される構成、あるいはこれらの組み合わせた構成を含む。
上述の前方において前記リブ形状部が設けられとは、前記第一係止部及び前記第二係止部が前記ウォッシャホースを係止できる構成であれば、前方においてどのように設けられていてもよく、例えば前記第一カウルグリルの前方において上方又は下方に前記リブ形状部が立設された構成などを含む。
この発明により、取り付けられた前記ウォッシャホースが他と干渉することを防止できるとともに、分割型カウルグリルを組み付ける組付作業を容易に行うことができる。
詳述すると、前記第一カウルグリルに対して前記ウォッシャホースの一方側を第一係止部に係止させるとともに、前記ウォッシャホースの他方側を折り返して前記第二係止部に係止させることができるため、車幅方向に沿って伸びる前記ウォッシャホースの折り返した状態で第一カウルグリルに係止させることができる。これにより、例えば前記第一カウルグリルを搬送する場合などに、前記ウォッシャホースの他方側が前記第一カウルグリルから飛び出すことがなく、他と干渉することを防止できる。
また、特許文献1に開示されたウォッシャホースの支持構造のように、分割されているウォッシャホース同士を接続させる必要がなく、前記車体に対する組付作業を容易に行うことができる。
さらにまた、前記第一係止部と前記第二係止部とが備えられた前記リブ形状部が前記第一カウルグリルの前方に設けられているため、前記第一カウルグリルの剛性を向上させることができる。
さらにまた、分割されたウォッシャホースを連結するためのジョイント部を設ける必要がないため、部品点数を削減できる。したがって、前記ジョイント部をウォッシャホースに取り付ける工程や前記ウォッシャホース同士を連結させる工程を削減できるとともに、コストを削減できる。
この発明の態様として、前記リブ形状部は、前記第一係止部が備えられた前方リブと、前記前方リブの後方に配置され、前記第二係止部が備えられた後方リブとで構成され、前記前方リブと前記後方リブとが連結されてもよい。
この発明により、前記第一係止部と前記第二係止部の配置位置が明確となる。したがって、前記ウォッシャホースの一方側を前記第一係止部に係止させることができる。
またこの発明の態様として、前記ウォッシャホースは、折り返された前記第二係止部に係止されるメインホースと、該メインホースから分岐される分岐ホースとで構成され、前記第一カウルグリルの前端部に設けられた、ボンネットシールを取り付けるボンネットシール取付部に、前記分岐ホースを保持する保持部が設けられてもよい。
前記保持部は、車幅方向に対して、前記第一係止部よりも一方側又は他方側に設けられている場合、前記分岐ホースの分岐部分と前記第一係止部との間に設けられている場合を含む。
この発明により、前記保持部に前記分岐ホースを保持させることができる。したがって、例えば前記第一カウルグリルを搬送する場合などに、前記分岐ホースが飛び出して邪魔になることがなく、また分岐ホースが他と干渉して損傷することを防止できる。
また、前記第一カウルグリルを車体に取り付けて、前記分岐ホースを例えばウォッシャノズルなどに連結した後に、前記保持部が形成された前記ボンネットシール取付部には前記ボンネットシールが取り付けられるため、前記保持部が前記ボンネットシールで隠されることとなる。これにより、前記カウルグリルの見栄えに悪影響を及ぼすことも防止できる。
またこの発明の態様として、前記保持部は、前記ボンネットシール取付部を貫通する貫通孔で構成されてもよい。
この発明よると、前記ボンネットシール取付部には、貫通孔で形成された前記保持部の外周を囲繞する外周縁が形成されるため、前記ボンネットシール取付部の剛性が低下することを抑制できる。
またこの発明の態様として、前記保持部は、前記分岐ホースが前記ウォッシャホースと分岐する分岐部分の近傍に配置されてもよい。
この発明により、前記保持部に保持された前記分岐ホースにおける、前記分岐部分から前記保持部までの遊びを減少させることができるため、前記分岐部分から前記保持部までの間において、前記分岐ホースが他と引っ掛かることを防止できる。したがって、確実に前記分岐ホースを前記保持部に保持させることができ、前記分岐ホースが前記保持部から外れることや、前記分岐ホースが他と干渉して損傷することなどを防止できる。
またこの発明の態様として、前記第一カウルグリルは、フロントウインドウの前縁部の上側からボンネットの後縁部の下方にわたって延びる後壁部と、該後壁部の前縁部から下側へ延びる前壁部とで一体に構成され、前記第一係止部は、前記前壁部と前記後壁部とをまたがって配置されていてもよい。
この発明により、前記第一カウルグリルが、前記上方からの衝撃を吸収することができるとともに、前記前壁部と前記後壁部とを補強して剛性を向上させることができる。
またこの発明は、車幅方向に対して分割できる分割型カウルグリルに、ウォッシャホースを支持するウォッシャホース支持構造であって、前記分割型カウルグリルの車幅方向の一方側である第一カウルグリルは、車幅方向に沿って延びる前記ウォッシャホースの前記一方側を係止する一方側係止部と、前端部に設けられたボンネットシールを取り付けるボンネットシール取付部における前記一方側の端部近傍に、折り返された前記ウォッシャホースの他方側を係止する端部側係止部が備えられたことを特徴とする。
前記端部側係止部は、前記ボンネットシール取付部の端部を切り欠いた切欠きで形成された場合や、前記ボンネットシール取付部を貫通する貫通孔で形成された場合を含む。
この発明により、取り付けられた前記ウォッシャホースが他と干渉することを防止できるとともに、分割型カウルグリルの組付作業を容易に行うことができる。
詳述すると、前記一方側係止部で前記ウォッシャホースの一方側を係止できるとともに、折り返された前記ウォッシャホースの他方側を前記端部側係止部に係止させることができるため、例えば前記第一カウルグリルを搬送する場合などに、前記ウォッシャホースの他方側が他と干渉することを防止できる。
また、前記第一カウルグリルを車両の本体に取り付ける際に、前記端部側係止部に係止させた前記ウォッシャホースの他方側を車幅方向に沿って配索するだけでよく、前記ウォッシャホースが分割されている場合のように、ウォッシャホース同士を接続させる必要がない。そのため、前記分割型カウルグリルの組付作業を容易に行うことができる。
また、前記第一カウルグリルを車体に取り付け、例えば前記ウォッシャホースの他端側を前記タンクなどに連結した後、前記ボンネットシール取付部に前記ボンネットシールが取り付けられるため、前記端部側係止部が前記ボンネットシールで隠される。これにより、前記カウルグリルの見栄えに悪影響を及ぼすことも防止できる。
またこの発明の態様として、前記端部側係止部は、ボンネットシール取付部における前記一方側の端部を切り欠いた切欠係止部で構成されてもよい。
この発明により、前記ウォッシャホースの他方側を、前記ボンネットシール取付部における前記一方側の端部に一方側から係止させることができるため、前記一方側端部に前記ウォッシャホースの他方側を容易に取り付けることができる。
この発明によれば、取り付けられたウォッシャホースが他と干渉することを防止できるとともに、前記分割型カウルグリルを組み付ける組付作業を容易に行うことができるウォッシャホース支持構造を提供することができる。
車両前部の要部を示す外観図。 図1中のA−A矢視断面図。 分割型カウルグリルの概略平面図。 第一カウルグリルの概略斜視図。 リブ形状部の拡大概略斜視図。 端部側係止部の拡大概略斜視図。 図2中のB−B矢視断面図。 図2中のC−C矢視断面図。 他の実施形態におけるA−A矢視断面図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は車両前部100の要部を示す外観図を示し、図2は車両前部100の断面図である図1中のA−A断面図を示し、図3は分割型カウルグリル1の概略平面図を示し、図4は第一カウルグリル2の概略斜視図を示す。
図5は第一カウルグリル2に設けたリブ形状部30を拡大表示した拡大斜視図を示し、図6はボンネットシール取付部23の端部に設けられた切欠係止部25を拡大表示した概略斜視図を示し、図7は図3中のB−B断面図を示し、図8は図3中のC−C断面図を示す。
図1に示すように、車両前部100におけるエンジンルームEの車幅方向Wの外側には、車両の車両前後方向Lに延びる車体剛性部材としての左右一対のフロントサイドフレーム110(右側のみ図示)が設けられており、左右一対のフロントサイドフレーム110の車幅方向Wの外側かつ上方には車両前後方向Lに延びる左右一対のエプロンレインフォースメント120,120が設けられている。
車体前部の左右各側において、それぞれに対応するフロントサイドフレーム110とエプロンレインフォースメント120との間には、フロントサスペンション装置の上部を支持するサスペンションタワー部130が取り付けられている。
エンジンルームEの上部には、エンジンルームEの上部開口を閉蓋するボンネット140(図2参照)が設けられ、ボンネット140はエプロンレインフォースメント120,120の後端近傍において不図示のヒンジ部材により、後端部を支点として開閉自在に支持されている。
エンジンルームEの後部には、図1及び図2に示すように、エンジンルームEと車室とを区画するダッシュパネル150が車幅方向Wに設けられており、このダッシュパネル150の前方上部には、車幅方向Wに沿って延びるいわゆるオープンカウル構造のカウルボックス200が設けられている。
カウルボックス200は、ダッシュパネル150の上方に配設されるカウルパネル210と、ダッシュパネル150の前方においてカウルパネル210と接合されたカウルメンバ220(カウルフロントパネル)と、カウルメンバ220の前方においてカウルメンバ220と接合されたカウルレインフォースメント230(以下、「カウルレイン230」と略記する。)とで構成されている。
カウルパネル210は、図2に示すように、断面視略S字形状に形成され、上方側を形成する上面形成部211が緩衝材(図示省略)を介してフロントウインドウ160を車幅方向Wに沿って支持しており、下方側を形成する下面形成部212がフロントウインドウ160の上面から前方に延設されるフランジ部151と接合されている。
カウルメンバ220は、図2に示すように、車両前後方向Lから視た断面において中央部分が下方に窪んだ凹状形状をしており、後方において車両前後方向Lに延出する後端フランジ部221と、後端フランジ部221の前端から下方に傾斜するスラント部222と、スラント部222の前端から前方に延出する底面部223と、カウルレイン230の前端から上方に立設する壁部224と、壁部224の上端から前方に延出する前端フランジ部225とで構成されている。
このカウルメンバ220は、後端フランジ部221は、カウルパネル210の下面形成部212と接合固定されることで、カウルパネル210を介してダッシュパネル150に支持されている。
カウルメンバ220の前方において配設されたカウルレイン230は、断面視で略L字状に形成されており、車両前後方向Lに延設するレイン後方フランジ部231と、レイン後方フランジ部231の前端から立設するレイン壁部232と、レイン壁部232の上端から前方に延設するレイン前方フランジ部233とで構成されている。
このように構成されたカウルレイン230は、レイン後方フランジ部231が底面部223と接合されるとともに、レイン前方フランジ部233が前端フランジ部225の底面と接合することで、カウルメンバ220の前方部分を下方から支持するとともに、車幅方向Wに沿って延びるカウル閉断面Sを形成している。
このように構成されたカウルボックス200の上部には、図1及び図2に示すように、フロントウインドウ160の前端からボンネット140の後端側下方にわたるとともに、カウルボックス200に支持されている分割型カウルグリル1が車幅方向Wに沿って形成されている。
この分割型カウルグリル1には、図1及び図3に示すように、エンジンルームEにおける右側に配置されたウォッシャ液を貯蓄する貯液タンク(図示省略)に、一端が接続されたウォッシャホース40が配索されている。なお、ウォッシャホース40の他端は分割型カウルグリル1の上方に備えられた2つのワイパ50に接続されている。
ウォッシャホース40は、車幅方向Wに沿って配置された所定の内径を有する樹脂製のチューブであり、メインホース41と、メインホース41から分岐された分岐ホース42と、メインホース41と分岐ホース42との分岐部分である分岐部43とで構成されている。
メインホース41は、一端が貯液タンクと接続されているとともに、他端が左側に配置されたワイパ50と接続されている。
分岐ホース42は、車幅方向Wの中央部分よりも左側においてメインホース41から分岐したホースであり、内孔がメインホース41と挿通している。また、分岐ホース42の他端が右側に配置されたワイパ50と接続されている。これにより、貯液タンクに貯めたウォッシャ液をワイパ50に流すことができる。
ワイパ50は、図3に示すように、図示しないワイパモータの駆動を伝達するピボット51と、ピボット51と連結されたワイパアーム52と、ワイパアーム52の先端側に連結されたワイパブレード53とで構成されている。
ワイパアーム52は、一端がピボット51に固定された筒状体であり、メインホース41を接続することで筒状体の内部にウォッシャ液を流すことができるように構成されている。
ワイパブレード53は、ワイパアーム52の他端側(先端側)に連結された棒状体であり、下方側にはフロントウインドウ160に対して接触するように払拭ゴム(図示省略)が取り付けられている。また、ワイパブレード53は中空状の筒状体で形成されおり、ワイパアーム52を流れるウォッシャ液を流すことができる。
このように構成されたワイパ50は、ワイパアーム52がピボット51を枢動軸として枢動することにより、フロントウインドウ160を払拭することができる。その際、メインホース41から流れてきたウォッシャ液を、ワイパアーム52を介してワイパブレード53から吹き出すことで、フロントウインドウ160に付着した汚物を落とすことができる。
このウォッシャホース40を配索する分割型カウルグリル1は、図3に示すように、車幅方向Wの中間部分において左右に分割可能に形成されている。ここで、分割された分割型カウルグリル1の左側を第一カウルグリル2と、右側を第二カウルグリル3とする。
以下、第一カウルグリル2の構成について、図2乃至図8に基づいて説明する。
第一カウルグリル2は、フロントウインドウ160の前縁部の上側からボンネット140の後縁部の下方にわたって延びる後壁部10と、後壁部10の前縁部から下側へ延びるとともに、カウル閉断面Sの上方に設けられた前壁部20とで構成されている。
後壁部10は、例えば、ポリプロピレン(PP材)などの合成樹脂で構成された略板状体であって、図2に示すように、車両前後方向Lにおける断面視にて上方に向けて凸状となるように形成されており、表面には外気導入用のスリット状の開口(図示省略)が形成されている(図7及び図8参照)。
この後壁部10は、前方上側に向けて傾斜するように立設した前端壁部11と、前端壁部11の下端から後方に延びる溝底部12と、溝底部12の後端から上方に立設する溝壁部13と、溝壁部13の上端から後方上側に延びる凸状部14と、凸状部14の後端から後方下側に向けて傾斜した後方側縦壁部15と、後方側縦壁部15の下端から後方に向けて延びる後端縁部16とで構成されており(図7及び図8参照)、凸状部14における左側端部及び車幅方向Wの中央部分やや右側には、上下方向に貫通したピボット用貫通孔17が設けられている。
このピボット用貫通孔17は、ピボット51が挿通可能な大きさで形成されており、組立時において、ピボット51を貫通させた後に、ワイパブレード53を連結させたワイパアーム52をピボット51に接続し、ワイパ50を車体に取り付けることができる。
溝底部12は、後壁部10の前端側において前方上側に向けて立設された前端壁部11の下端から後方に向けて延設しており、溝底部12の後端には、溝壁部13が後方上側に立設されている。なお、溝底部12は、車両前後方向Lにおいてウォッシャホース40の外径よりも長くなるように形成されている。
この溝底部12は、前端壁部11と溝壁部13とで、車幅方向Wに沿った凹状の溝部Gを形成し、メインホース41を溝部Gに沿って配索できる。
また、溝部Gには、メインホース41を固定する固定部18が車幅方向Wに沿って所定の間隔を隔てて2つ形成されているとともに、固定部18同士の間には溝底部12から立設するリブ形状部30が設けられている。
リブ形状部30は、図3〜図5に示すように、溝部Gに沿って配索するウォッシャホース40の分岐部分である分岐部43の近傍に形成された、平面視略クランク形状をしたリブである。このリブ形状部30は、前方側に設けられた前方リブ31と、後方側に設けられた後方リブ32と、前方リブ31の後端と後方リブ32の前端とを連結するリブ連結部33とで構成されている。
前方リブ31は、図5及び図7に示すように、溝底部12から上方に立設するとともに、前端が前端壁部11と連結している板状体であり、第一カウルグリル2における車幅方向Wの中央部分において、主面が車幅方向Wを向くように形成されている。
また、前方リブ31の上方には、上端が開口するとともに、メインホース41の外径と略同径となる側面視略円形状に切り欠かれた第一係止部34が備えられている。
前方リブ31の構成について詳述すると、前方リブ31は、図5、図7に示すように、前方側に配置された前方リブ第一片31aと、後方側に配置された前方リブ第二片31bと、前方リブ第一片31aと前方リブ第二片31bとの下方を連結する前方リブ下端31cとで一体に構成され、前方リブ第一片31aと前方リブ第二片31bと前方リブ下端31cとでメインホース41を係止する第一係止部34を形成している。
前方リブ第一片31aは、前端が前端壁部11と連結するとともに、上端が後方に向かうにつれて上方に傾斜するように形成している。また前方リブ第一片31aの後端上端は、後方下側に向けて傾斜している。なお、前方リブ第一片31aの後端中央には、メインホース41の外径と略同径の円弧が形成されている。
前方リブ第二片31bは、上端が後方に向かうにつれて上方に傾斜するように形成され、また前方リブ第二片31bの前端上方は、車両前後方向Lに対する傾斜角θ1が前方リブ第一片31aの後端が形成する傾斜角θ2よりも大きくなるように傾いている。また、前方リブ第二片31bの後方端部は、車両前後方向Lに対する傾斜角θ3が、前端壁部11が形成する傾斜角θ4よりも大きくなるように形成されている。
なお、分岐ホース42の前端中央には、前方リブ第一片31aに形成された円弧と同径の円弧が形成されている。
この前方リブ第一片31aと前方リブ第二片31bとは、前方上側が開いた第一係止部34の開口を形成している。具体的には、前方リブ第一片31aと前方リブ第二片31bの上端部分の間隔I1が、メインホース41の外径よりも大きくなるように形成され、前方リブ第一片31aと前方リブ第二片31bとが最接近する箇所の間隔I2が、メインホース41の外径よりも小さくなるように形成されている。
前方リブ下端31cは、下端が溝底部12と連結されており、上端には前方リブ第一片31aに形成された円弧と同径の円弧が形成されている。
なお、本実施形態において、前方リブ31は分岐部43よりも左側に形成されているが、必ずしもこの位置である必要はなく、分岐部43よりも右側に配置されていてもよい。
後方リブ32は、前方リブ31よりも右側に配置され、主面が車幅方向Wを向くように形成された板状のリブであり、溝底部12から上方に立設するとともに、後端が溝壁部13と連結している。また、後方リブ32の上方には、メインホース41の外径と略同径である側面視円形状に切り欠かれた第二係止部35が備えられている。
後方リブ32の構成について詳述すると、後方リブ32は、図8に示すように、前方側に配置された後方リブ第一片32aと、後方リブ第一片32aの後方側に配置された後方リブ第二片32bと、後方リブ第一片32aと後方リブ第二片32bとの下方を連結する後方リブ下端32cとで一体に構成され、後方リブ第一片32aと後方リブ第二片32bと後方リブ下端32cとでメインホース41を係止する第二係止部35を形成している。
後方リブ第一片32aは、後方リブ第二片32bの後端よりも後方に配置されているとともに、車両前後方向Lの長さが前方リブ第二片31bよりも短くなるように形成されている。また、後方リブ第一片32aの前端は、前方リブ第二片31bの後端と平行となるように傾斜しており、後方リブ第一片32aの後端上方は、後方下側に向けて緩く傾斜している。なお、後方リブ第一片32aの後端中央には、メインホース41の外径と略同径の円弧が形成されている。
後方リブ第二片32bは、上端が後方に向かうにつれて上方に傾斜しており、後端部分が溝壁部13及び凸状部14と一体となるように連結して形成されている。また前方リブ第二片31bの前端は、車両前後方向Lに対する傾斜角が後方リブ第一片32aの後端が形成する傾斜角と略等しくなるように前方に緩く傾いて形成されている。なお、分岐ホース42の下方中央には、前方リブ第一片31aに形成された円弧と同径の円弧が形成されている。
この前方リブ第一片31aと前方リブ第二片31bは、第二係止部35の開口部分を形成している。詳しくは、上端部分の間隔I3が、間隔I1よりも短くなるように形成されるとともに、前方リブ第一片31aと前方リブ第二片31bとが最接近する箇所の間隔I4は、間隔I2よりもわずかに大きくなるように形成されている。
後方リブ下端32cは、下端が溝底部12と連結されているとともに、後端が溝壁部13と連結しており、上端に後方リブ第一片32aに形成された円弧と同径の円弧が形成されている。
このような前方リブ第一片31aと前方リブ第二片31bと後方リブ下端32cとで構成された第二係止部35は、上端に設けられた開口が第一係止部34に比べて狭く形成され、また、後方リブ第一片32aと後方リブ第二片32bが最接近する位置における間隔I4は第一係止部34における間隔I2よりも広くなるように形成されている。
前方リブ31と後方リブ32とを連結するリブ連結部33は、図3に示すように、前方リブ31の後端と後方リブ32の前端とを、車幅方向Wに対して傾斜するように連結するリブであり、底面が溝底部12と一体に構成されている。
後壁部10よりも前方側に配置されている前壁部20は、ガラス繊維入りのポリプロピレンによって形成されており、エンジンルームEからの熱に対する耐性を有する。この前壁部20は、図2、図4〜図8に示すように、前端壁部11の前方に対向配置された前壁本体部21と、前壁本体21の下方側と連結する前壁フランジ部22と、前壁フランジ部22の上端から前方に延設するボンネットシール取付部23とで構成されている。
前壁本体21は、図2及び図8に示すように、前端壁部11と略同じ傾斜角度で傾斜しており、中間部には後方上側に延出して後壁部10の前部に取り付けられる前壁側取付片21aが設けられている。
前壁フランジ部22は、前壁本体21の下方側から前方に延出するフランジであり、図2に示すように、カウル閉断面Sを構成する前端フランジ部225を介してカウルレイン230と接合されている。
ボンネットシール取付部23は、図7及び図8に示すように、前壁本体21の上方から前方に突出する板状体であり、分割型カウルグリル1を車体に取り付けた後にボンネットシール60が取り付けられる(図3参照)。
またボンネットシール取付部23は、図4〜6に示すように、車幅方向Wの略中央部分において上下方向に貫通したホース用貫通孔24と、車幅方向Wの左側端部を切り欠いた切欠係止部25とが備えられている。
ホース用貫通孔24は、図4及び図5に示すように、分岐部43の近傍であって分岐部43よりも右側の位置でボンネットシール取付部23を上下方向に貫通させた貫通孔であり、短手方向の長さは、メインホース41の外径よりも一回り大きく形成されている。
切欠係止部25は、図6に示すように、ボンネットシール取付部23の左側端部を車幅方向Wに沿って略円形状に切り欠いた切欠き部であり、その円形の外径はメインホース41と略同径となるように形成されている。
第二カウルグリル3の基本構成は、後壁部10に形成された溝部Gにリブ形状部30が設けられていること及び、ピボット用貫通孔17が設けられていること、ボンネットシール取付部23にホース用貫通孔24及び切欠係止部25が形成されていることを除き、第一カウルグリル2の構成と同じであるため、詳細は割愛する。
次に、このように構成された第一カウルグリル2に対して、ウォッシャホース40を組み付ける組付方法について簡単に説明する。
分岐部43が前方リブ31の右側に配置されるようにメインホース41の一方側(左側)であるメインホース41Lを第一係止部34に係止させ、メインホース41を溝部Gに沿って配索するとともに、固定部18でメインホース41を固定する。
そして、右側に延びたメインホース41の他方側(右側)であるメインホース41Rが第一カウルグリル2から飛び出さないように、メインホース41Rを折り返すとともに、折り返されたメインホース41Rを第二係止部35に係止させる。その後、メインホース41Rの端部側を切欠係止部25に係止させるとともに、分岐ホース42をホース用貫通孔24に挿通させて固定する。これにより、ウォッシャホース40を第一カウルグリル2に組み付けることができる。
ここでリブ形状部30は、後方リブ32が前方リブ31よりも右側に配置された平面視略クランク形状に形成されているとともに、第一係止部34の開口が第二係止部35の開口よりも広く形成されているため、第一係止部34と第二係止部35の区別が明確となり、第一係止部34にメインホース41Lを間違うことなく係止することができる。
また、車両前後方向Lに離れて配置された前方リブ31と後方リブ32とが、車幅方向Wに沿って所定の間隔を隔てて配置されているため、第二係止部35にメインホース41を係止させる場合に、後方リブ第一片32aが前方に傾くことを前方リブ31が妨げることがなく、容易にメインホース41Rを第二係止部35に係止させることができる。
さらにまた、車両前後方向Lの長さを短くすることで前方に弾性変形しやすく形成された後方リブ第一片32aを、リブ連結部33を介して前方リブ第二片31bと連結していることで、前方リブ31及び後方リブ32の剛性を向上させるとともに、メインホース41が第一係止部34及び第二係止部35から抜けることを防止できる。
このように構成されたウォッシャホース支持構造は、車幅方向Wに対して分割できる分割型カウルグリル1に、ウォッシャホース40を支持する構造であって、分割型カウルグリル1の車幅方向Wの一方側(左側)である第一カウルグリル2には、前方においてリブ形状部30が設けられ、リブ形状部30には、車幅方向Wに沿って延びるウォッシャホース40の(メインホース41L)を係止する第一係止部34と、一方側に折り返されたウォッシャホース40(メインホース41R)を係止する第二係止部35とが備えられたことにより、取り付けられたウォッシャホース40が他と干渉することを防止できるとともに、分割型カウルグリル1を組み付ける組付作業を容易に行うことができる。
詳述すると、第一カウルグリル2に対してメインホース41Lを第一係止部34に係止させるとともに、メインホース41Rを折り返して第二係止部35に係止させることができるため、車幅方向Wに沿って伸びるメインホース41を折り返した状態で第一カウルグリル2に係止させることができる。これにより、例えば第一カウルグリル2を搬送する場合に、メインホース40Rが第一カウルグリル2から飛び出すことがなく、他と干渉することを防止できる。
また、第一カウルグリル2及び第二カウルグリル3を車両本体に取り付ける場合、第二係止部35に係止させたメインホース41の右側端部を、エンジンルームEの右側に備えたウォッシャ液を貯蓄する貯液タンクなどに連結するだけでよく、ウォッシャホースが分割されている場合のように、ウォッシャホース同士を接続させる必要がない。したがって、分割型カウルグリル1の組付作業を容易に行うことができる。
さらにまた、第一係止部34と第二係止部35とが備えられたリブ形状部30が第一カウルグリル2の前方に設けられているため、第一カウルグリル2の剛性を向上させることができる。
また、車幅方向Wに分割された第一カウルグリル2と第二カウルグリル3に対して分割したウォッシャホースが取り付けられた場合のように、それぞれのウォッシャホースを連結するためのジョイント部を設ける必要がないため、部品点数を削減できる。したがって、ジョイント部を取り付ける工程やウォッシャホース同士を連結させる工程を削減できるとともに、コストを削減できる。
加えて、第一カウルグリル2と第二カウルグリル3に取り付けられたウォッシャホース同士をジョイント部で連結する場合において、ジョイント部の接続が緩くなるなどに起因してウォッシャホースを流れるウォッシャ液が途中で漏出するおそれがあるが、本発明ではそのようなウォッシャ液の漏出の心配がなく、確実にウォッシャ液をウインドウガラスに吐出できる。
また、リブ形状部30は、第一係止部34が備えられた前方リブ31と、前方リブ31の後方に配置され、第二係止部35が備えられた後方リブ32とで構成され、前方リブ31と後方リブ32とが連結されていることにより、第一係止部34と第二係止部35の配置位置が明確となる。このため、メインホース41Lを間違えることなく第一係止部34に係止させることができる。
また、ウォッシャホース40は、折り返されて第二係止部35に係止されるメインホース41と、メインホース41から分岐される分岐ホース42とで構成され、第一カウルグリル2の前端部に、ボンネットシール60を取り付けるボンネットシール取付部23が設けられ、ボンネットシール取付部23は、分岐ホース42を保持するホース用貫通孔24が設けられることにより、ホース用貫通孔24に分岐ホース42を保持させることができる。したがって、例えば搬送する場合などに、分岐ホース42が邪魔にならず、また他と干渉して損傷することを防止できる。
さらにまた、第一カウルグリル2を車体に取り付けて、分岐ホース42をウォッシャノズルなどに連結した後、ホース用貫通孔24が形成されたボンネットシール取付部23にはボンネットシール60が取り付けられるため、ホース用貫通孔24がボンネットシール60で隠されることとなる。これにより、分割型カウルグリル1の見栄えに悪影響を及ぼすことも防止できる。
さらにまた、ホース用貫通孔24は、ボンネットシール取付部23を貫通する貫通孔で構成されることにより、ホース用貫通孔24の外周を囲繞する外周縁が形成され、ボンネットシール取付部23の剛性が低下することを抑制できる。
また、ホース用貫通孔24は、分岐ホース42がメインホース41と分岐する分岐部分である分岐部43の近傍に配置されていることにより、ホース用貫通孔24に保持された分岐ホース42における、分岐部分からホース用貫通孔24までの遊びを減少させることができる。これにより、分岐部分からホース用貫通孔24までの間において、分岐ホース42が他と引っ掛かることを防止でき、確実に分岐ホース42をホース用貫通孔24に保持させることができるとともに、分岐ホース42がホース用貫通孔24から外れることや、分岐ホース42が他と干渉して損傷することなどを防止できる。
また、車幅方向Wに対して分割できる分割型カウルグリル1に、ウォッシャホース40を支持する構造であって、分割型カウルグリル1の車幅方向Wの左側である第一カウルグリル2は、車幅方向Wに沿って延びるメインホース41を係止する第一係止部34と、前端部に設けられたボンネットシール60を取り付けるボンネットシール取付部23における左側の端部近傍に、右側から折り返されたメインホース41を係止する切欠係止部25が備えられたことにより、取り付けられたメインホース41が他と干渉することを防止できるとともに、分割型カウルグリル1の組付作業を容易に行うことができる。
詳述すると、第一係止部34でメインホース41Lを係止することができるとともに、折り返されたメインホース41Lを切欠係止部25に係止することができるため、例えば第一カウルグリル2を搬送する場合などに、メインホース41Rが他と干渉することを防止できる。
また、第一カウルグリル2を車体に取り付けて、メインホース41RをエンジンルームEの右側に設けられた貯液タンクなどに連結した後は、ボンネットシール取付部23にボンネットシール60が取り付けられるため、切欠係止部25がボンネットシール60で隠される。これにより、分割型カウルグリル1の見栄えに悪影響を及ぼすことも防止できる。
また、切欠係止部25は、ボンネットシール取付部23における右側端部を切り欠いて構成されることにより、メインホース41Rを、ボンネットシール取付部23における左側端部に左側から係止させることができる。すなわち、容易にメインホース41を切欠係止部25に取り付けることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
保持部は、ホース用貫通孔24に対応し、
一方側係止部は、第一係止部34に対応し、
端部側係止部は、切欠係止部25に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、本実施形態において、リブ形状部30は、平面視クランク状に形成されているが、この形状に限定されず、車両前後方向Lに沿った一つのリブで形成されてもよい。
またリブ形状部30は、第一係止部34と第二係止部35とが車両前後方向Lに並んで配置される構成や、図9に示すように、上下方向に第一係止部34と第二係止部35が並んで配置されたリブ形状部30aで構成されてもよい。
詳述すると、図9に示すように、リブ形状部30aは前端が前端壁部11と連結するとともに、溝底部12から立設された一枚の板状体であり、下方側に第一係止部34が備えられるとともに、上方側に第二係止部35が一体に構成されている。
このように構成することにより、必ずメインホース41Lを第一係止部34に係止させた後に、折り返したメインホース41Rを第二係止部35に係止させることができるため、係止位置を間違えるといった問題が生じないことに加え、車体に分割型カウルグリル1を搭載した後に、意図せずにメインホース41が第一係止部34から外れたとしても第二係止部35に係止されることとなるため、ウォッシャホースの離脱を防止できる。
また本実施形態において、リブ形状部30は第一カウルグリル2の前方において上方に立設するように形成されているが、下方に向けて立設するように形成しウォッシャホース40を背面に配索してもよい。
また、本実施形態において、ホース用貫通孔24は、車幅方向Wに対して第一係止部34よりも右側に設けられているが、左側に設けられてもよいし、分岐部43と第一係止部34との間に設けられてもよい。
さらに、本実施形態では、切欠係止部25がボンネットシール取付部23の左側端部を内側に円形状に切り欠いた切欠きで構成されているが、例えばボンネットシール取付部23を上下方向に貫通する貫通孔で形成されてもよい。
また、本実施形態では、第一カウルグリル2は、後壁部10と前壁部20とで構成されているが、例えば、後壁部10と前壁部20とが一体に構成されていてもよい。さらには、第一係止部34が、一体に構成された後壁部10と前壁部20前壁とをまたがって配置されていてもよい。
これにより、第一カウルグリル2が、上方からの衝撃を吸収することができるとともに、前壁と後壁の補強を行うことができる。
1 分割型カウルグリル
2 第一カウルグリル
10 後壁部
20 前壁部
23 ボンネットシール取付部
24 ホース用貫通孔
25 切欠係止部
30 リブ形状部
31 前方リブ
32 後方リブ
34 第一係止部
35 第二係止部
40 ウォッシャホース
41 メインホース
42 分岐ホース
60 ボンネットシール
160 フロントウインドウ
W 車幅方向

Claims (8)

  1. 車幅方向に対して分割できる分割型カウルグリルに、ウォッシャホースを支持するウォッシャホース支持構造であって、
    前記分割型カウルグリルの車幅方向の一方側である第一カウルグリルには、
    前方においてリブ形状部が設けられ、
    該リブ形状部には、
    車幅方向に沿って延びる前記ウォッシャホースの一方側を係止する第一係止部と、
    一方側に折り返された前記ウォッシャホースの他方側を係止する第二係止部とが備えられた
    ウォッシャホース支持構造。
  2. 前記リブ形状部は、
    前記第一係止部が備えられた前方リブと、
    前記前方リブの後方に配置され、前記第二係止部が備えられた後方リブとで構成され、
    前記前方リブと前記後方リブとが連結された
    請求項1に記載のウォッシャホース支持構造。
  3. 前記ウォッシャホースは、折り返されて前記第二係止部に係止されるメインホースと、該メインホースから分岐される分岐ホースとで構成され、
    前記第一カウルグリルの前端部に設けられた、ボンネットシールを取り付けるボンネットシール取付部に、前記分岐ホースを保持する保持部が設けられた
    請求項1又は請求項2に記載のウォッシャホース支持構造。
  4. 前記保持部は、
    前記ボンネットシール取付部を貫通する貫通孔で構成された
    請求項3に記載のウォッシャホース支持構造。
  5. 前記保持部は、
    前記分岐ホースが前記ウォッシャホースと分岐する分岐部分の近傍に配置された
    請求項3又は請求項4に記載のウォッシャホース支持構造。
  6. 前記第一カウルグリルは、
    フロントウインドウの前縁部の上側からボンネットの後縁部の下方にわたって延びる後壁部と、
    該後壁部の前縁部から下側へ延びる前壁部とで一体に構成され、
    前記第一係止部は、前記前壁部と前記後壁部とをまたがって配置されている
    請求項1乃至請求項5のうちのいずれかに記載のウォッシャホース支持構造。
  7. 車幅方向に対して分割できる分割型カウルグリルに、ウォッシャホースを支持するウォッシャホース支持構造であって、
    前記分割型カウルグリルの車幅方向の一方側である第一カウルグリルは、
    車幅方向に沿って延びる前記ウォッシャホースの前記一方側を係止する一方側係止部と、
    前端部に設けられたボンネットシールを取り付けるボンネットシール取付部における前記一方側の端部近傍に、折り返された前記ウォッシャホースの他方側を係止する端部側係止部が備えられた
    ウォッシャホース支持構造。
  8. 前記端部側係止部は、
    ボンネットシール取付部における前記一方側の端部を切り欠いた切欠係止部で構成された
    請求項7に記載のウォッシャホース支持構造。
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