JP2010047136A - カウルトップガーニッシュ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両のフロントフード2とフロントガラス3の間に配置され、車両後方側の後半部20の裏面20Uから突出する係合部21がカウルトップパネル15の被係合部22に係合するカウルトップガーニッシュ1であって、後半部20の裏側に配置したウォッシャホースHを後半部20と共に挟持する挟持部31を前記係合部21に設け、係合部21が被係合部22に係合すると、挟持部31にウォッシャホースHに対する挟持力が生じる。
【選択図】図4
Description
車両のフロントフードとフロントガラスの間に配置され、車両後方側の後半部の裏面から突出する係合部がカウルトップパネルの被係合部に係合するカウルトップガーニッシュに関する。
従来、ウォッシャホースを車体に支持させる手段として、特許文献1に開示されているように、カウルトップガーニッシュの側端に樹脂製のリングを一体成形し、基部を捩った状態の前記リングにウォッシャホースを挿通させ、これにより、ウォッシャホースを車体に支持させるという手段があった。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、部品点数を少なくすることができ、限られたスペースであってもウォッシャホースを確実に固定することができるカウルトップガーニッシュを提供する点にある。
車両のフロントフードとフロントガラスの間に配置され、車両後方側の後半部の裏面から突出する係合部がカウルトップパネルの被係合部に係合するカウルトップガーニッシュであって、
前記後半部の裏側に配置したウォッシャホースを前記後半部と共に挟持する挟持部を前記係合部に設け、
前記係合部が前記被係合部に係合すると、前記挟持部に前記ウォッシャホースに対する挟持力が生じる点にある。(請求項1)
前記挟持部に、前記カウルトップパネルに当接する当接部を設け、
前記係合部が前記被係合部に係合すると、前記当接部が前記カウルトップパネルから押圧されて前記挟持部に前記挟持力が生じる構成では次の作用を奏することができる。(請求項2)
自重による反力で前記当接部が前記カウルトップパネルから押圧されると、挟持力を生じさせるための構造をより簡素化することができる。(請求項3)
前記係合部を車幅方向に間隔を空けて並ぶ複数のリブで構成し、
前記後半部の裏面に対向する対向部を前記複数のリブの車両前方側の端縁に架け渡し、
前記対向部よりも上方に位置する前記複数のリブの車両前方側の端縁と、前記後半部の裏面と対向する前記対向部の対向面とを前記挟持部の挟持面に構成し、
前記対向部と前記後半部が対向する方向で、前記対向面とは反対側の前記対向部の面を前記当接部の当接面に構成してあると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
そして、前記対向部よりも上方に位置する前記複数のリブの車両前方側の端縁と、前記後半部の裏面と対向する前記対向部の対向面とを前記挟持部の挟持面に構成し、
前記対向部と前記後半部が対向する方向で、前記対向面とは反対側の前記対向部の面を前記当接部の当接面に構成してあるから、構造を簡素化することができる。(請求項4)
前記後半部の裏面と、この裏面に対向する前記挟持部の挟持面との間隔を前記ウォッシャホースの径よりも小さく設定し、
前記ウォッシャホースを前記後半部の裏面と挟持面との間に、前記後半部の弾性力に抗して挿入してあると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
前記挟持面に、前記ウォッシャホースを嵌合させる嵌合凹部を形成してあると、挟持状態のウォッシャホースの位置ずれを回避することができる(請求項6)。
前記ウォッシャホースがベンチレータ開口部を迂回するように前記挟持部を配置して、前記ベンチレータ開口部からウォッシャホースが見えないようにしてあると、カウルトップガーニッシュの外観を良くすることができる。(請求項7)
部品点数を少なくすることができ、限られたスペースであってもウォッシャホースを確実に固定することができるカウルトップガーニッシュを提供することができた。
図5は、樹脂で成形されたカウルトップガーニッシュ1を備えた自動車(車両に相当)の全体斜視図、図6はフロントフード2を開いた状態の自動車の前部を示す図である。図5,図6に示すように、フロントガラス3とフロントフード2の間に配置したカウルトップガーニッシュ1でカウル部4を覆ってある。
図4(a),図4(b)に示すようにカウルトップガーニッシュ1は、前上がりの下壁11と、下壁11の前端部から立ち上がる前壁12と、下側に凸の断面「く」の字状の上壁13とを備えている。下壁11の前端部11Aは前壁12の下端部よりも車両前上方側に突出しており、この下壁11の前端部11Aにゴム状弾性体から成るフードシールが取り付けられる。
3 フロントガラス
15 カウルトップパネル
20 車両後方側の後半部
20U 後半部の裏面
21 係合部
22 被係合部(係合孔)
26 ベンチレータ開口部
31 挟持部
31K 挟持面
32 当接部
32M 当接面
33 嵌合凹部
34 リブ
34T リブの車両前方側の端縁
35 対向部
35M 対向面
H ウォッシャホース
Fr 車両前方側
Claims (7)
- 車両のフロントフードとフロントガラスの間に配置され、車両後方側の後半部の裏面から突出する係合部がカウルトップパネルの被係合部に係合するカウルトップガーニッシュであって、
前記後半部の裏側に配置したウォッシャホースを前記後半部と共に挟持する挟持部を前記係合部に設け、
前記係合部が前記被係合部に係合すると、前記挟持部に前記ウォッシャホースに対する挟持力が生じるカウルトップガーニッシュ。 - 前記挟持部に、前記カウルトップパネルに当接する当接部を設け、
前記係合部が前記被係合部に係合すると、前記当接部が前記カウルトップパネルから押圧されて前記挟持部に前記挟持力が生じる請求項1記載のカウルトップガーニッシュ。 - 自重による反力で前記当接部が前記カウルトップパネルから押圧される請求項2記載のカウルトップガーニッシュ。
- 前記係合部を車幅方向に間隔を空けて並ぶ複数のリブで構成し、
前記後半部の裏面に対向する対向部を前記複数のリブの車両前方側の端縁に架け渡し、
前記対向部よりも上方に位置する前記複数のリブの車両前方側の端縁と、前記後半部の裏面と対向する前記対向部の対向面とを前記挟持部の挟持面に構成し、
前記対向部と前記後半部が対向する方向で、前記対向面とは反対側の前記対向部の面を前記当接部の当接面に構成してある請求項2又は3に記載のカウルトップガーニッシュ。 - 前記後半部の裏面と、この裏面に対向する前記挟持部の挟持面との間隔を前記ウォッシャホースの径よりも小さく設定し、
前記ウォッシャホースを前記後半部の裏面と挟持面との間に、前記後半部の弾性力に抗して挿入してある請求項1〜4のいずれか一つに記載のカウルトップガーニッシュ。 - 前記挟持面に、前記ウォッシャホースを嵌合させる嵌合凹部を形成してある請求項5記載のカウルトップガーニッシュ。
- 前記ウォッシャホースがベンチレータ開口部を迂回するように前記挟持部を配置して、前記ベンチレータ開口部から前記ウォッシャホースが見えないようにしてある請求項1〜6のいずれか一つに記載のカウルトップガーニッシュ。
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- 2008-08-22 JP JP2008213567A patent/JP5240446B2/ja active Active
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