JP2019148669A - 投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投影面上のフリッカを低減する。【解決手段】光変調素子により照明光を変調して画像を投影する投影装置1は、光源部10と、光源部10からの青色光の少なくとも一部を青色光とは波長が異なる黄色光に変換する波長変換素子である蛍光体12と、外部から投影装置1に供給される電力の周波数である電力周波数を検出する周波数検出部17と、周波数検出部17が検出した電力周波数に基づいて決定した回転周波数により蛍光体12を回転させる制御部19と、光源部10からの青色光の一部と蛍光体12により変換された黄色光を光変調素子により変調した画像光を投影する投影部15とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、投影装置に関する。
光源にレーザを用いる投影装置において、蛍光体等の波長変換素子に光源が発する光を照射して光の波長を変化させる技術が知られている。蛍光体に光を照射する場合、レンズ等を用いて光を収束させることにより、蛍光体が高温になる。蛍光体の温度が蛍光体の耐熱温度以上になることを抑制するために、蛍光体を塗布した回転板(以下、蛍光体という)を回転させて放熱を行う手法がある。蛍光体を回転させた状態で光を照射すると、蛍光体の回転周波数に応じたフリッカが発生することがある。
一般的な投影装置において、フリッカを視認できない回転数で蛍光体を回転させているが、蛍光体の回転数と、光源のPWM(Pulse Width Modulation)制御の周波数との組み合わせにより、投影画面上にノイズ(例えば横筋)が発生する場合がある。特許文献1には、蛍光体の回転周波数と、光源のPWM制御の周波数とを制御し、回転周波数と光源の周波数との組み合わせで発生する画面上のノイズを低減する技術が開示されている。
特開2012−103398号公報
ところで、商用電源の周波数に同期した電圧リプルの影響で、投影装置の各部の電圧が変動し、商用電源の周波数に同期して光源の光量が変動する場合がある。このような場合、特許文献1に開示された技術を用いたとしても、商用電源の電圧リプルの影響に伴うフリッカが発生してしまうという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、投影面上のフリッカを低減することができる投影装置を提供することを目的とする。
本発明の投影装置は、光変調素子により照明光を変調して画像を投影する投影装置であって、光源と、前記光源からの第1の光の少なくとも一部を該第1の光とは波長が異なる第2の光に変換する波長変換素子と、外部から前記投影装置に供給される電力の周波数である電力周波数を検出する周波数検出手段と、前記周波数検出手段が検出した前記電力周波数に基づいて決定した回転周波数により前記波長変換素子を回転させる制御手段と、前記光源からの第1の光の一部と前記波長変換素子により変換された第2の光を前記光変調素子により変調した画像光を投影する投影手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、投影面上のフリッカを低減することができるという効果を奏する。
投影装置の機能構成を示す図である。 蛍光体周辺部の構成を示す図である。 光源部の光量と蛍光体の回転周波数との関係を説明するための図である。 投影装置が実行する処理のフローチャートである。 第2の実施形態における光源部の光量と蛍光体の回転周波数との関係を説明するための図である。 第2の実施形態に係る投影装置が実行する処理のフローチャートである。
<第1の実施形態>
[投影装置の概要]
商用電源の電圧リプルの影響に伴うフリッカは、蛍光体の回転数に対応する回転周波数が商用電源の周波数の整数倍の周波数と一致する場合、又は回転周波数が電力周波数から所定の周波数範囲内に含まれない場合、人に認識されにくい。そこで、第1の実施形態に係る投影装置は、商用電源の周波数を検出し、商用電源の周波数の整数倍の周波数、又は回転周波数が商用電源の周波数から所定の周波数範囲に含まれない周波数で回転させる。このようにすることで、投影装置は、商用電源の電圧リプルの影響に伴うフリッカが人に認識されにくい周波数で蛍光体を回転させることができる。その結果、投影装置は投影面上のフリッカを低減できる。
なお、本実施形態においては、投影装置に電力を供給する電源として商用電源を想定している。そのため、電圧リプルは、商用電源の周波数成分(50Hz又は60Hz)に起因するAC(Alternating Current)リプルであるものとして説明とする。
[投影装置1の機能構成]
図1は、投影装置1の機能構成を示す図である。投影装置1は、光源部10と、光源駆動部11と、蛍光体12と、蛍光体駆動部13と、冷却部14と、投影部15と、電源部16と、周波数検出部17と、記憶部18と、制御部19とを備える。
光源部10は、光を発する光源である。光源部10は、例えば青色レーザダイオードを有するレーザ発振器であり、青色光を発する。光源駆動部11は、光源部10を駆動して光源部10を発光させる。
蛍光体12は、光源部10からの第1の光である青色光の少なくとも一部を青色光とは波長が異なる第2の光である黄色光に変換する波長変換素子である。蛍光体12は、例えば、光の波長を変化させる蛍光体粒子をバインダーに混ぜ、金属基盤に塗布した蛍光体ホイールである。蛍光体12は、蛍光体12に光が入射すると、入射した光の波長と異なる蛍光を発する。本実施形態における蛍光体12は、光源部10が発した青色光と異なる黄色光を発する。蛍光体12は、蛍光体駆動部13に接続され、蛍光体駆動部13が駆動することにより回転する。
蛍光体駆動部13は、蛍光体12を回転させるデバイスであり、例えばモーターである。
冷却部14は、蛍光体12に向けて送風することにより蛍光体12を冷却する。冷却部14は、例えば送風ファンである。
投影部15は、液晶パネルやデジタルミラーデバイス(DMD)などの光変調素子、複数のレンズを含む投影光学系、及び複数のレンズそれぞれを駆動する複数のアクチュエータを有する。投影部15は、光源部10からの第1の光の一部と蛍光体12により変換された第2の光(照明光)を光変調素子により変調して生成した画像光(合成光)を、投影光学系を通して投影することにより画像を投影する投影手段である。
ここで、図1において破線で囲った蛍光体周辺部Aの構成について説明する。図2は、蛍光体周辺部Aの構成を示す図である。光学系OSは、複数のレンズと、複数のミラーM1及びM2とを備える。ミラーM1は、光源部10が発した青色光の一部を透過させ、青色光の一部を反射する。また、ミラーM1は、青色ではない色の光を反射する。
光源部10から発した青色光の一部は、複数のレンズとミラーM1とを通過して蛍光体12に入射する。また、ミラーM1で透過せずにミラーM1で反射された青色光はミラーM2に入射する。蛍光体12に入射した青色光の一部は、蛍光体12により波長が変換され、黄色光に変換される。変換された黄色光は、ミラーM1で反射されてミラーM2に入射する。ミラーM2に入射する青色光及び黄色光は、合成されて白色光となる。合成された白色光は、投影部15に入射する。そして、投影部15は、蛍光体12により光源部10を発した光の波長が変化した後の黄色光と、光源部10が発した青色光とが合成された白色光を用いて画像を投影する。
電源部16は、商用電源を所定の電圧に変換し、投影装置1の各部に電力を供給する。例えば、電源部16は、商用電源の電圧を光源部10の定格電圧に変換した電力を光源部10に供給する。周波数検出部17は、外部から投影装置1に供給される電力の周波数である電力周波数を検出する。以下の説明においては、周波数検出部17は、電力周波数として50Hzを検出したものとする。
記憶部18は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含む記憶媒体である。記憶部18は、制御部19が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部18は、光源部10の光量と、蛍光体12を回転させる周波数の初期値である初期周波数とを関連付けて記憶する。
制御部19は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部19は、記憶部18に記憶されたプログラムを実行することにより、投影装置1の各部を制御する。制御部19は、光源部10の駆動電力設定値を取得し、取得した駆動電力設定値に基づいて光源駆動部11を制御することにより、駆動電力設定値に対応する光量の光を光源部10に発生させる。制御部19は、蛍光体12の回転周波数と光源部10が発する光の光量とに基づく冷却性能で冷却するように冷却部14を制御する。例えば、制御部19は、光源部10の光量が大きいほど高い冷却性能で蛍光体12を冷却するように冷却部14を制御する。
制御部19は、蛍光体駆動部13を制御して、蛍光体12を回転させる。制御部19は、周波数検出部17が検出した電力周波数に基づいて決定した回転周波数により蛍光体12を回転させる。例えば、制御部19は、電力周波数の整数倍の周波数で蛍光体12を回転させる。また、制御部19は、電力周波数の整数倍の周波数より大きい所定の周波数範囲及び当該周波数より小さい所定の周波数範囲に含まれない回転周波数により蛍光体12を回転させる。所定の周波数範囲は、例えば、投影部15が投影する光にフリッカが発生するフリッカ発生周波数範囲である。フリッカ発生周波数は、電力周波数の整数倍の周波数より20Hz低い周波数以上、電力周波数の整数倍の周波数より20Hz高い周波数以下の周波数である。制御部19は、電力周波数の整数倍の周波数よりも20Hz以上低い周波数、又は電力周波数の整数倍の周波数よりも20Hz以上高い回転周波数で蛍光体12を回転させる。このようにすることで、制御部19は、商用電源の電圧リプルの影響に伴うフリッカが人に認識されない周波数で蛍光体12を回転させることができる。
制御部19は、光源部10の光量に関連付けられた蛍光体12の初期周波数が記憶部18に記憶されている場合、初期周波数以上の回転周波数で蛍光体12を回転させる。例えば、制御部19は、蛍光体12の初期周波数と電力周波数との関係に基づいて、初期周波数以上の回転周波数で回転させる。具体的には、制御部19は、初期周波数と電力周波数との関係に基づいて回転周波数で回転させる。より具体的には、制御部19は、初期周波数が電力周波数の整数倍の周波数よりも高く、かつ電力周波数の整数倍の周波数から所定の周波数範囲内である場合、回転周波数を所定の周波数範囲よりも高い周波数で回転させる。また、制御部19は、初期周波数が電力周波数の整数倍の周波数以下であり、かつ電力周波数の整数倍の周波数から所定の周波数範囲内である場合、回転周波数を電力周波数の整数倍の周波数で回転させる。
図3は、光源部10の光量と蛍光体12の回転周波数との関係を説明するための図である。図3において、横軸は光量を示し、縦軸は回転周波数を示す。図3において、電力周波数(50Hz)の整数倍(図3においては2倍)の周波数(100Hz)を1点鎖線で示す。また、図3において、電力周波数の整数倍の周波数(100Hz)より所定の周波数(20Hz)低い周波数(80Hz)と、電力周波数の整数倍の周波数(100Hz)より所定の周波数(20Hz)高い周波数(120Hz)とを2点鎖線で示す。図3の破線Rは、光量に関連付けて記憶部18に記憶された蛍光体12の初期周波数を示すグラフである。図3において、実線は、蛍光体12の回転周波数を示すグラフである。
図3の中括弧で示す領域L1は、初期周波数が100Hzよりも高く、かつ120Hz以下である領域を示す。また、中括弧で示す領域L2は、初期周波数が100Hz以下であり、かつ80Hzより大きい領域を示す。
制御部19は、初期周波数が領域L1内である場合、図3の実線で示すように、蛍光体12を120Hzで回転させる。制御部19は、初期周波数が領域L1内である場合に、120Hzよりも高く、かつ電力周波数の3倍の周波数(150Hz)より20Hz低い130Hz未満の周波数で蛍光体12を回転させてもよい。制御部19は、初期周波数が領域L2内である場合、図3の実線で示すように、蛍光体12を電力周波数の整数倍の周波数である100Hzで回転させる。このようにすることで、制御部19は、商用電源の電圧リプルの影響に伴うフリッカが人に認識されない回転周波数で蛍光体12を回転させることができ、投影面上のフリッカの発生を低減できる。
[投影装置1が実行する処理]
以下、図4を参照しながら投影装置1が実行する処理の流れを説明する。図4は、投影装置1が実行する処理のフローチャートである。
ステップS1において、制御部19は、投影装置1の光源部10を点灯させる点灯指示があるか否かを判定する。制御部19は、点灯指示がない場合(ステップS1でNo)、点灯指示があるまで待機する。制御部19は、点灯指示がある場合(ステップS1でYes)、ステップS2に移行する。
ステップS2において、制御部19は、周波数検出部17に商用電源の電力周波数を検出させる。ステップS3において、制御部19は、光源部10の光量に対応する駆動電力設定値を取得する。そして、ステップS4において、制御部19は、蛍光体12の回転周波数を、取得した駆動電力設定値に対応する光量に関連付けられた初期周波数に設定する。
続いて、ステップS5において、制御部19は、決定した回転周波数が、検出した電力周波数の整数倍の周波数より大きく、かつ電力周波数の整数倍の周波数に対して20Hz以下の周波数範囲内であるか否かを判定する。制御部19は、周波数範囲内であると判定すると(ステップS5でYes)、ステップS6に移行する。ステップS6において、制御部19は、蛍光体12の回転周波数を電力周波数の整数倍の周波数に対して20Hz高い周波数に変更し、ステップS9に移行する。
制御部19は、周波数範囲内ではないと判定すると(ステップS5でNo)、ステップS7に移行する。ステップS7において、制御部19は、決定した回転周波数が、検出した電力周波数の整数倍の周波数以下、かつ電力周波数の整数倍の周波数に対して20Hz以内の周波数範囲内であるか否かを判定する。制御部19は、周波数範囲内であると判定すると(ステップS7でYes)、ステップS8に移行する。ステップS8において、制御部19は、蛍光体12の回転周波数を電力周波数の整数倍の周波数に変更し、ステップS9に移行する。制御部19は、周波数範囲内ではないと判定すると(ステップS7でNo)、ステップS9に移行する。
ステップS9において、制御部19は、設定された回転周波数で蛍光体12を回転させる。次に、ステップS10において、制御部19は、蛍光体12の回転周波数と光源部10の駆動電力設定値とに基づく冷却性能で冷却するように冷却部14を制御する。続いて、ステップS11において、制御部19は、光源駆動部11を制御して、取得した駆動電力設定値で光源部10を点灯させる。
そして、ステップS12において、制御部19は、光源部10の消灯指示の有無を判定する。制御部19は、消灯指示がないと判定すると(ステップS12でNo)、ステップS2に移行する。制御部19は、消灯指示があると判定すると(ステップS12でYes)、光源駆動部11を制御して光源部10を消灯させ、本処理を終了する。
(変形例1)
制御部19は、常に、周波数検出部17が検出した電力周波数の整数倍の周波数を蛍光体12の回転周波数に決定してもよい。この場合、制御部19は、常に電力周波数の整数倍の回転周波数で蛍光体12を回転させる。このようにすることでも、制御部19は、フリッカが人に認識されない周波数で蛍光体12を回転させることができる。
(変形例2)
以上の説明においては、投影装置1に電力を供給する電源が商用電源であるものとしたが、これに限らず、投影装置1に電力を供給する電源は、スイッチング電源であってもよい。この場合、投影装置1は、スイッチング電源のスイッチング周波数を取得し、スイッチング周波数の整数倍の周波数、又はスイッチング周波数から所定の周波数範囲に含まれない周波数で蛍光体12を回転させる。このようにすることで、投影装置1は、スイッチング周波数に起因するスイッチングリプルの影響に伴うフリッカが人に認識されない周波数で蛍光体12を回転させることができる。
[第1の実施形態に係る投影装置1の効果]
以上説明したように、第1の実施形態に係る投影装置1は、商用電源の電力周波数を検出し、商用電源の電力周波数の整数倍の周波数で蛍光体を回転させる。または、投影装置は、蛍光体の回転周波数が商用電源の電力周波数から所定の周波数範囲に含まれない回転周波数で蛍光体を回転させる。このように、投影装置は、商用電源の電圧リプルの影響に伴うフリッカが人に認識されない周波数で蛍光体を回転させる。そのため、投影装置は、投影面上のフリッカを低減できる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態に係る投影装置1は、商用電源の電圧リプルの影響に伴うフリッカが発生させないために、記憶部18に記憶された初期周波数以上の回転周波数で蛍光体12を回転させた。これに限らず、投影装置1は、初期周波数以下の回転周波数で蛍光体12を回転させてもよい。この場合、投影装置1は、蛍光体12の回転数が減少して放熱能力が低下することにより、蛍光体12を放熱することができなくなるおそれがある。そこで、第2の実施形態に係る投影装置1は、蛍光体12の回転周波数が初期周波数未満である場合に、より大きな強度で蛍光体12を冷却する。このようにすることで、投影装置1は、商用電源の電圧リプルの影響に伴うフリッカが人に認識されることを抑制しながら、蛍光体12を冷却することができる。
[第2の実施形態に係る投影装置1の機能構成]
以下、第2の実施形態に係る投影装置1の機能構成について、第1の実施形態と異なる点について説明し、同様の点については適宜省略する。
第2の実施形態に係る投影装置1の制御部19は、光源部10の光量に関連付けられた蛍光体12の初期周波数以下の回転周波数で回転させる。例えば、制御部19は、蛍光体12の初期周波数と電力周波数との関係に基づいて決定した初期周波数以下の回転周波数で回転させる。具体的には、制御部19は、蛍光体12の初期周波数が電力周波数の整数倍の周波数以上であり、かつ電力周波数の整数倍の周波数から所定の周波数範囲内である場合、電力周波数の整数倍の回転周波数で蛍光体12を回転させる。また、制御部19は、初期周波数が電力周波数の整数倍の周波数未満であり、かつ電力周波数の整数倍の周波数から所定の周波数範囲内である場合、所定の周波数範囲未満の回転周波数で回転させる。
制御部19は、蛍光体12の回転周波数と光源部10の光量とに基づく冷却設定で冷却部14を制御する。例えば、制御部19は、蛍光体12の回転周波数が初期周波数未満である場合に、回転周波数が初期周波数よりも高い場合に比べて大きな強度で波長変換素子を冷却するように冷却部14を制御する。具体的には、制御部19は、回転周波数が初期周波数未満である場合に、記憶部18に記憶された光量に関連付けられた冷却部14による初期冷却性能よりも高い性能で蛍光体12を冷却するように冷却部14を制御する。より具体的には、制御部19は、初期冷却性能に対応するファンの回転数よりも大きな回転数で冷却部14を回転させる。
図5は、第2の実施形態における光源部10の光量と蛍光体12の回転周波数との関係を説明するための図である。図5は、図3と同様の図であるので、図3と異なる点について説明する。
制御部19は、初期周波数が中括弧L1で示す領域である場合、図5の実線で示すように、蛍光体12を電力周波数の整数倍の周波数である100Hzで回転させる。制御部19は、初期周波数が中括弧L2で示す領域である場合、図3の実線で示すように、蛍光体12を80Hzで回転させる。制御部19は、初期周波数が領域L2内である場合に、80Hzよりも低く、かつ電力周波数の1倍の周波数(50Hz)より20Hz高い70Hz以上の周波数で蛍光体12を回転させてもよい。そして、制御部19は、回転周波数が初期周波数未満である場合、初期冷却性能よりも高い性能で蛍光体12を冷却するように冷却部14を制御する。
[第2の実施形態に係る投影装置1が実行する処理]
以下、図6を参照しながら投影装置1が実行する処理の流れを説明する。図6は、第2の実施形態に係る投影装置1が実行する処理のフローチャートである。
ステップS21からステップS24までの処理は、図4のフローチャートのステップS1からステップS4までの処理と同様なので説明を省略する。
制御部19は、決定した回転周波数が、検出した電力周波数の整数倍の周波数より大きく、かつ電力周波数の整数倍の周波数から20Hz以下の周波数範囲内であるか否かを判定する。制御部19は、周波数範囲内であると判定すると(ステップS25でYes)、ステップS26に移行する。ステップS26において、制御部19は、蛍光体12の回転周波数を電力周波数の整数倍の周波数に変更し、ステップS29に移行する。
制御部19は、周波数範囲内ではないと判定すると(ステップS25でNo)、ステップS27に移行する。ステップS27において、制御部19は、決定した回転周波数が、検出した電力周波数の整数倍の周波数以下、かつ電力周波数の整数倍の周波数から20Hz以内の周波数範囲内であるか否かを判定する。制御部19は、周波数範囲内であると判定すると(ステップS27でYes)、ステップS28に移行する。ステップS28において、制御部19は、蛍光体12の回転周波数を電力周波数の整数倍の周波数から20Hz低い周波数未満の周波数に変更し、ステップS29に移行する。制御部19は、周波数範囲内ではないと判定すると(ステップS27でNo)、ステップS29に移行する。
ステップS29において、制御部19は、設定された回転周波数で蛍光体12を回転させる。次に、ステップS30において、制御部19は、蛍光体12の回転周波数と光源部10の駆動電力とに基づく冷却設定で冷却部14を制御する。制御部19は、蛍光体12の回転周波数が初期周波数未満である場合、初期冷却性能より高い冷却性能となるように冷却部14を制御する。制御部19は、回転周波数が初期周波数である場合、初期冷却性能となるように冷却部14を制御する。
続いて、ステップS31において、制御部19は、光源駆動部11を制御して取得した駆動電力設定値で光源部10を点灯させる。そして、ステップS32において、制御部19は、光源部10の消灯指示の有無を判定する。制御部19は、消灯指示がないと判定すると(ステップS32でNo)、ステップS22に移行する。制御部19は、消灯指示があると判定すると(ステップS32でYes)、光源駆動部11を制御して光源部10を消灯させ、本処理を終了する。
[第2の実施形態に係る投影装置1の効果]
以上説明したように、投影装置1は、初期周波数以下の回転周波数で蛍光体12を回転させ、蛍光体12の回転周波数が初期周波数未満である場合に、より大きな強度で蛍光体12を冷却する。このようにすることで、投影装置1は、商用電源の電圧リプルの影響に伴うフリッカが人に認識されることを抑制しながら、蛍光体12を冷却することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
1 投影装置
10 光源部
12 蛍光体
14 冷却部
15 投影部
17 周波数検出部
18 記憶部
19 制御部

Claims (12)

  1. 光変調素子により照明光を変調して画像を投影する投影装置であって、
    光源と、
    前記光源からの第1の光の少なくとも一部を該第1の光とは波長が異なる第2の光に変換する波長変換素子と、
    外部から前記投影装置に供給される電力の周波数である電力周波数を検出する周波数検出手段と、
    前記周波数検出手段が検出した前記電力周波数に基づいて決定した回転周波数により前記波長変換素子を回転させる制御手段と、
    前記光源からの第1の光の一部と前記波長変換素子により変換された第2の光を前記光変調素子により変調した画像光を投影する投影手段と、
    を有することを特徴とする投影装置。
  2. 前記制御手段は、前記電力周波数の整数倍の周波数で前記波長変換素子を回転させる、又は、当該周波数より大きい所定の周波数範囲及び当該周波数より小さい前記所定の周波数範囲に含まれない前記回転周波数により前記波長変換素子を回転させることを特徴とする、
    請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記制御手段は、前記電力周波数の整数倍の周波数で前記波長変換素子を回転させる、又は、当該周波数より大きい前記投影手段が投影する光にフリッカが発生するフリッカ発生周波数範囲及び当該周波数より小さい前記フリッカ発生周波数範囲に含まれない前記回転周波数により前記波長変換素子を回転させることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の投影装置。
  4. 前記制御手段は、前記電力周波数の整数倍の周波数よりも20Hz以上低い周波数、又は前記電力周波数の整数倍の周波数よりも20Hz以上高い前記回転周波数で前記波長変換素子を回転させることを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の投影装置。
  5. 前記光源の光量と、前記波長変換素子を回転させる周波数の初期値である初期周波数とを関連付けて記憶する記憶手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記初期周波数と前記電力周波数との関係に基づいて決定した前記回転周波数で前記波長変換素子を回転させることを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の投影装置。
  6. 前記制御手段は、前記光量に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記初期周波数が前記電力周波数の整数倍の周波数よりも高く、かつ前記電力周波数の整数倍の周波数から所定の周波数範囲内である場合、前記所定の周波数範囲よりも高い前記回転周波数で前記波長変換素子を回転させることを特徴とする、
    請求項5に記載の投影装置。
  7. 前記制御手段は、前記光量に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記初期周波数が前記電力周波数の整数倍の周波数以下であり、かつ前記電力周波数の整数倍の周波数から所定の周波数範囲内である場合、前記電力周波数の整数倍の前記回転周波数で前記波長変換素子を回転させることを特徴とする、
    請求項6に記載の投影装置。
  8. 前記制御手段は、前記光量に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記初期周波数が前記電力周波数の整数倍の周波数以上であり、かつ前記電力周波数の整数倍の周波数から所定の周波数範囲内である場合、前記電力周波数の整数倍の前記回転周波数で前記波長変換素子を回転させることを特徴とする、
    請求項5に記載の投影装置。
  9. 前記制御手段は、前記光量に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記初期周波数が前記電力周波数の整数倍の周波数未満であり、かつ前記電力周波数の整数倍の周波数から所定の周波数範囲内である場合、前記所定の周波数範囲未満の前記回転周波数で前記波長変換素子を回転させることを特徴とする、
    請求項8に記載の投影装置。
  10. 前記波長変換素子を冷却する冷却手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記回転周波数が前記初期周波数未満である場合に、前記回転周波数が前記初期周波数よりも高い場合に比べて高い冷却性能で前記波長変換素子を冷却するように前記冷却手段を制御することを特徴とする、
    請求項5から9のいずれか一項に記載の投影装置。
  11. 前記波長変換素子を冷却する冷却手段をさらに有し、
    前記記憶手段は、前記光量に関連付けて前記冷却手段による初期冷却性能を記憶し、
    前記制御手段は、前記回転周波数が前記初期周波数未満である場合に、前記初期冷却性能よりも高い性能で前記波長変換素子を冷却するように前記冷却手段を制御することを特徴とする、
    請求項5から9のいずれか一項に記載の投影装置。
  12. 前記制御手段は、前記電力周波数の整数倍の前記回転周波数で前記波長変換素子を回転させることを特徴とする、
    請求項1に記載の投影装置。


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