JP2017151140A - 駆動制御装置、プロジェクタ、駆動制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】装置に重い負荷をかけることなく、また利用者に不快感を与えることなく、映像を投写する。【解決手段】蛍光体ホイール110を回転させるホイール駆動部120と、蛍光体ホイール110に対して、光を照射する検出光発生部130と、検出光発生部130から照射され、蛍光体ホイール110で反射した光を検知する光センサ140と、光センサ140が検知した光の強度に基づいて、ホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させる回転速度を制御するホイール駆動制御部150とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、駆動制御を行う駆動制御装置、プロジェクタ、駆動制御方法およびプログラムに関し、特に、蛍光体ホイールの駆動制御を行う駆動制御装置、プロジェクタ、駆動制御方法およびプログラムに関する。
一般的なプロジェクタ等の投写装置に搭載されたレーザーダイオードから発生するレーザー光(励起光)の出力は一定である。このような投写装置には、複数に分割した蛍光体を貼り合わせたディスクを回転して、励起光による蛍光を発生させる蛍光体ホイールが具備されている。この蛍光体ホイールにおいて、分割された蛍光体のつなぎ目の隙間や、蛍光体の表面の傷、厚みのばらつきを持つものもある。そのような蛍光体ホイールでは、出力が一定の励起光が当たる位置によっては、蛍光の強度に強弱が発生する。この蛍光の強度の強弱は、ディスクが回転しているため、一定周期で発生する。これにより励起光が照射された蛍光にばらつきが生じ、光源全体の出力に一定周期の強弱が発生し、プロジェクタの投写画面にフリッカーが発生してしまう。このようなフリッカーが発生した投写画面は、利用者に不快感を与えてしまう。
そこで、蛍光体ホイールを高速で回転させることで、フリッカーの発生周期を高速にして、このフリッカーを視覚的に目立たなくさせる方法が考えられている。また、プロジェクタの投写画面の品質を高品質とするために、蛍光体の一部に欠陥領域があることにより蛍光の強度が所定の強度よりも弱い場合、その領域を避けて励起光を照射させる技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
そこで、蛍光体ホイールを高速で回転させることで、フリッカーの発生周期を高速にして、このフリッカーを視覚的に目立たなくさせる方法が考えられている。また、プロジェクタの投写画面の品質を高品質とするために、蛍光体の一部に欠陥領域があることにより蛍光の強度が所定の強度よりも弱い場合、その領域を避けて励起光を照射させる技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、蛍光体ホイールを高速で回転させると、ホイールモータの寿命を縮めてしまうことや、高速回転による耳障りな高周波のノイズが生じてしまうという問題点がある。また、特許文献1に記載された技術においては、励起光の照射タイミングを制御して励起光の照射を停止させる期間が発生することから、フリッカーを視覚的に目立たせなくさせることは困難であるという問題点がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する駆動制御装置、プロジェクタ、駆動制御方法およびプログラムを提供することである。
本発明の駆動制御装置は、
蛍光体ホイールを回転させるホイール駆動部と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する検出光発生部と、
前記検出光発生部から照射され、前記蛍光体ホイールで反射した光を検知する光センサと、
前記光センサが検知した光の強度に基づいて、前記ホイール駆動部が前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御するホイール駆動制御部とを有する。
また、本発明のプロジェクタは、
蛍光体ホイールを回転させるホイール駆動部と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する検出光発生部と、
前記検出光発生部から照射され、前記蛍光体ホイールで反射した光を検知する光センサと、
前記光センサが検知した光の強度に基づいて、前記ホイール駆動部が前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御するホイール駆動制御部とを有する駆動制御装置と、
画像に応じた励起光を前記蛍光体ホイールへ照射する励起光発生部と、
前記励起光発生部から前記蛍光体ホイールへ照射された励起光から発生した蛍光を投写する投写部とを有する。
また、本発明の駆動制御方法は、
蛍光体ホイールを回転させる処理と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する処理と、
前記蛍光体ホイールに対して照射されて該蛍光体ホイールで反射した光を検知する処理と、
前記検知した光の強度に基づいて、前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御する処理と行う。
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
蛍光体ホイールを回転させる手順と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する手順と、
前記蛍光体ホイールに対して照射されて該蛍光体ホイールで反射した光を検知する手順と、
前記検知した光の強度に基づいて、前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御する手順とを実行させる。
蛍光体ホイールを回転させるホイール駆動部と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する検出光発生部と、
前記検出光発生部から照射され、前記蛍光体ホイールで反射した光を検知する光センサと、
前記光センサが検知した光の強度に基づいて、前記ホイール駆動部が前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御するホイール駆動制御部とを有する。
また、本発明のプロジェクタは、
蛍光体ホイールを回転させるホイール駆動部と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する検出光発生部と、
前記検出光発生部から照射され、前記蛍光体ホイールで反射した光を検知する光センサと、
前記光センサが検知した光の強度に基づいて、前記ホイール駆動部が前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御するホイール駆動制御部とを有する駆動制御装置と、
画像に応じた励起光を前記蛍光体ホイールへ照射する励起光発生部と、
前記励起光発生部から前記蛍光体ホイールへ照射された励起光から発生した蛍光を投写する投写部とを有する。
また、本発明の駆動制御方法は、
蛍光体ホイールを回転させる処理と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する処理と、
前記蛍光体ホイールに対して照射されて該蛍光体ホイールで反射した光を検知する処理と、
前記検知した光の強度に基づいて、前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御する処理と行う。
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
蛍光体ホイールを回転させる手順と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する手順と、
前記蛍光体ホイールに対して照射されて該蛍光体ホイールで反射した光を検知する手順と、
前記検知した光の強度に基づいて、前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御する手順とを実行させる。
以上説明したように、本発明においては、装置に重い負荷をかけることなく、また利用者に不快感を与えることなく、映像を投写することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の駆動制御装置の実施の一形態を示す図である。本形態における駆動制御装置100は図1に示すように、蛍光体ホイール110と、ホイール駆動部120と、検出光発生部130と、光センサ140と、ホイール駆動制御部150とを有している。なお、図1には、本発明の駆動制御装置100が具備する構成要素のうち、本実施の形態に関わる主要な構成要素の一例を示す。
蛍光体ホイール110は、回転可能なホイール基盤上に蛍光体層が積層され、レーザーダイオードから発生する励起光が当てられると、蛍光を発生させる。
ホイール駆動部120は、ホイール駆動制御部150から出力された電圧に基づいて、蛍光体ホイール110を回転させる。
検出光発生部130は、蛍光体ホイール110に対して、光を一定の出力で照射する。検出光発生部130は、蛍光体ホイール110に励起光が照射される位置とは異なる位置であって、蛍光体ホイール110に励起光が照射される位置と同じ円周上にある位置に光を照射する。検出光発生部130が光を照射する具体的な位置については、後述する。また、検出光発生部130は、小規模な赤外線発光素子であっても良い。
光センサ140は、検出光発生部130から照射され、蛍光体ホイール110で反射した光を検知する。光センサ140は、検出した光の強度を電気信号(電圧値情報)へ変換し、変換した電気信号をホイール駆動制御部150へ出力する。
ホイール駆動制御部150は、光センサ140が検知した光の強度に基づいて、ホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させる速度を制御する。具体的には、ホイール駆動制御部150は、光センサ140から出力されてきた電気信号が示す電圧値に基づいて、ホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させる速度を制御する。このとき、ホイール駆動制御部150は、光センサ140が検知した光の強度(電圧値)があらかじめ設定された閾値よりも低くなったタイミングに応じたタイミングで、ホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させる速度を速い速度へ変化させる。その後、ホイール駆動制御部150は、光センサ140が検知した光の強度(電圧値)があらかじめ設定された閾値以上となったタイミングに応じたタイミングで、ホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させる速度を元に戻す。ホイール駆動制御部150は、ホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させる速度を変化させる場合、その変化後の回転速度に応じた電圧をホイール駆動部120へ出力する。また、ホイール駆動制御部150は、蛍光体ホイール110に励起光が照射される蛍光体ホイール110上の位置と、検出光発生部130が光を照射する蛍光体ホイール110上の位置との位置関係に基づいて、蛍光体ホイール110を回転させる速度を変化させるタイミングを制御する。これについても、具体的に後述する。
蛍光体ホイール110は、回転可能なホイール基盤上に蛍光体層が積層され、レーザーダイオードから発生する励起光が当てられると、蛍光を発生させる。
ホイール駆動部120は、ホイール駆動制御部150から出力された電圧に基づいて、蛍光体ホイール110を回転させる。
検出光発生部130は、蛍光体ホイール110に対して、光を一定の出力で照射する。検出光発生部130は、蛍光体ホイール110に励起光が照射される位置とは異なる位置であって、蛍光体ホイール110に励起光が照射される位置と同じ円周上にある位置に光を照射する。検出光発生部130が光を照射する具体的な位置については、後述する。また、検出光発生部130は、小規模な赤外線発光素子であっても良い。
光センサ140は、検出光発生部130から照射され、蛍光体ホイール110で反射した光を検知する。光センサ140は、検出した光の強度を電気信号(電圧値情報)へ変換し、変換した電気信号をホイール駆動制御部150へ出力する。
ホイール駆動制御部150は、光センサ140が検知した光の強度に基づいて、ホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させる速度を制御する。具体的には、ホイール駆動制御部150は、光センサ140から出力されてきた電気信号が示す電圧値に基づいて、ホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させる速度を制御する。このとき、ホイール駆動制御部150は、光センサ140が検知した光の強度(電圧値)があらかじめ設定された閾値よりも低くなったタイミングに応じたタイミングで、ホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させる速度を速い速度へ変化させる。その後、ホイール駆動制御部150は、光センサ140が検知した光の強度(電圧値)があらかじめ設定された閾値以上となったタイミングに応じたタイミングで、ホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させる速度を元に戻す。ホイール駆動制御部150は、ホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させる速度を変化させる場合、その変化後の回転速度に応じた電圧をホイール駆動部120へ出力する。また、ホイール駆動制御部150は、蛍光体ホイール110に励起光が照射される蛍光体ホイール110上の位置と、検出光発生部130が光を照射する蛍光体ホイール110上の位置との位置関係に基づいて、蛍光体ホイール110を回転させる速度を変化させるタイミングを制御する。これについても、具体的に後述する。
図2は、図1に示した駆動制御装置100がプロジェクタに搭載された場合のプロジェクタの一形態を示す図である。
図1に示した駆動制御装置100が搭載されたプロジェクタ200は図2に示すように、駆動制御装置100と、励起光発生部210と、投写部220とを有している。なお、図2には、本発明のプロジェクタ200が具備する構成要素のうち、本実施の形態に関わる主要な構成要素の一例を示す。
駆動制御装置100は、蛍光体ホイール110と、ホイール駆動部120と、検出光発生部130と、光センサ140と、ホイール駆動制御部150とを有している。それぞれの構成要素の動作は、図1に示したものと同じである。
励起光発生部210は、プロジェクタ200が投写する画像に応じた励起光を蛍光体ホイール110へ照射する。励起光発生部210は、レーザーダイオードである。
投写部220は、励起光発生部210から蛍光体ホイール110へ照射された励起光から発生した蛍光をスクリーン等へ投写する。
図1に示した駆動制御装置100が搭載されたプロジェクタ200は図2に示すように、駆動制御装置100と、励起光発生部210と、投写部220とを有している。なお、図2には、本発明のプロジェクタ200が具備する構成要素のうち、本実施の形態に関わる主要な構成要素の一例を示す。
駆動制御装置100は、蛍光体ホイール110と、ホイール駆動部120と、検出光発生部130と、光センサ140と、ホイール駆動制御部150とを有している。それぞれの構成要素の動作は、図1に示したものと同じである。
励起光発生部210は、プロジェクタ200が投写する画像に応じた励起光を蛍光体ホイール110へ照射する。励起光発生部210は、レーザーダイオードである。
投写部220は、励起光発生部210から蛍光体ホイール110へ照射された励起光から発生した蛍光をスクリーン等へ投写する。
図3は、図2に示した蛍光体ホイール110への光の照射および反射の様子の一例を示す図である。図3に示すように、励起光発生部210から照射された励起光は、蛍光体ホイール110に当たると、蛍光が投写部220へ照射される。検出光発生部130から照射された検出光は、蛍光体ホイール110に当たると、反射光が光センサへ反射される。
図4は、図1に示した蛍光体ホイール110への励起光の照射位置と検出光の照射位置との一例を示す図である。
図4に示すように、蛍光体ホイール110上の励起光発生部210が励起光を照射する位置と、検出光発生部130が検出光を照射する位置とが、互いに異なる位置である。また、検出光発生部130が検出光を照射する位置は、蛍光体ホイール110の回転軸を中心とした、蛍光体ホイール110に励起光が照射される位置が存在する円の円周上にある位置である。つまり、検出光発生部130が検出光を照射する位置は、回転した蛍光体ホイール110に励起光が照射される領域(図4に破線で示した円周)となる円周上に存在する。
また、図4に示すように、蛍光体ホイール110上に蛍光体のつなぎ目の隙間がある場合、その隙間の前後の領域に対して励起光発生部210が励起光を照射する時間においては、蛍光体ホイール110の回転速度を速くする必要がある。検出光発生部130が隙間に検出光を照射すると、その反射光の強度は、他の領域のものよりも弱くなる。この性質を用いて、検出光発生部130が蛍光体ホイール110に検出光を照射し、光センサ140が蛍光体ホイール110からの反射光の検知し、その反射光の強度に基づいて、隙間の位置を特定する。この方法を用いれば、隙間の位置だけではなく、大きな傷のある箇所、蛍光体層の厚みが他の領域と異なる箇所等も特定することができる。
また、励起光発生部210が励起光を照射する位置と、検出光発生部130が検出光を照射する位置とが異なるため、ホイール駆動制御部150は、その互いの相対位置に基づいて、蛍光体ホイール110の回転速度を変更する(速くする、元に戻す)タイミングを算出する。このタイミングの算出には、蛍光体ホイール110の回転の中心から見た、励起光発生部210が励起光を照射する位置と、検出光発生部130が検出光を照射する位置との間の角度および回転速度を用いるものであっても良い。
図4に示すように、蛍光体ホイール110上の励起光発生部210が励起光を照射する位置と、検出光発生部130が検出光を照射する位置とが、互いに異なる位置である。また、検出光発生部130が検出光を照射する位置は、蛍光体ホイール110の回転軸を中心とした、蛍光体ホイール110に励起光が照射される位置が存在する円の円周上にある位置である。つまり、検出光発生部130が検出光を照射する位置は、回転した蛍光体ホイール110に励起光が照射される領域(図4に破線で示した円周)となる円周上に存在する。
また、図4に示すように、蛍光体ホイール110上に蛍光体のつなぎ目の隙間がある場合、その隙間の前後の領域に対して励起光発生部210が励起光を照射する時間においては、蛍光体ホイール110の回転速度を速くする必要がある。検出光発生部130が隙間に検出光を照射すると、その反射光の強度は、他の領域のものよりも弱くなる。この性質を用いて、検出光発生部130が蛍光体ホイール110に検出光を照射し、光センサ140が蛍光体ホイール110からの反射光の検知し、その反射光の強度に基づいて、隙間の位置を特定する。この方法を用いれば、隙間の位置だけではなく、大きな傷のある箇所、蛍光体層の厚みが他の領域と異なる箇所等も特定することができる。
また、励起光発生部210が励起光を照射する位置と、検出光発生部130が検出光を照射する位置とが異なるため、ホイール駆動制御部150は、その互いの相対位置に基づいて、蛍光体ホイール110の回転速度を変更する(速くする、元に戻す)タイミングを算出する。このタイミングの算出には、蛍光体ホイール110の回転の中心から見た、励起光発生部210が励起光を照射する位置と、検出光発生部130が検出光を照射する位置との間の角度および回転速度を用いるものであっても良い。
図5は、図1に示した検出光発生部130が照射する検出光の強度と時間との関係の一例を示す図である。図1に示した検出光発生部130は図5に示すように、時間に対して一定の強度の検出光を蛍光体ホイール110へ照射する。
図6は、図1に示したホイール駆動制御部150における制御方法の詳細を説明するための図である。
図6の上段の図は、図1に示した光センサ140が検出する反射光の強度から算出された電圧と、時間との関係の一例を示している。ここで、蛍光体ホイール110の一部に蛍光体のつなぎ目の隙間や傷があると、図6の上段の図に示すように、その部分に検出光発生部130からの検出光が照射される時間(図6中、「A」)、光センサ140が検出する反射光の強度が減少する(弱くなる)。
図6の中段の図は、図1に示したホイール駆動制御部150が、ホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させるためにホイール駆動部120に対して出力する電圧と時間との関係の一例を示している。ホイール駆動制御部150は、励起光発生部210が励起光を照射する位置と検出光発生部130が検出光を照射する位置との間の距離と、現在の回転速度とに基づいて、光センサ140が反射光の強度が減少したことを検知してからその強度の減少の要因となった位置(例えば、隙間。以下、隙間位置と称する)が励起光の照射位置に到達するまでの時間を算出する。ホイール駆動制御部150は、この算出時間と、光センサ140が反射光の強度が減少したことを検知した時刻とに基づいて、隙間位置が励起光の照射位置に到達する時刻(タイミング)を算出する。また、ホイール駆動制御部150は、ホイール駆動部120のモータの応答時間を、隙間位置が励起光の照射位置に到達する時刻から差し引き、差し引いた時刻になるとホイール駆動部120へ現在よりも高い電圧値を出力する。ホイール駆動制御部150がホイール駆動部120へ現在よりも高い電圧値を出力する時間は、ホイール駆動部120のモータの応答時間と上述した「A」とを加算した時間となる。「A」を経過した後、ホイール駆動制御部150は、通常の値の電圧をホイール駆動部120へ出力する。
図6の下段の図は、図1に示したホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させる回転速度となる回転数と時間との関係の一例を示している。ホイール駆動部120は、通常の値の電圧値に対応する回転数(例えば、7200rpmに相当する回転数)で蛍光体ホイール110を回転させている。ホイール駆動部120は、ホイール駆動制御部150から出力されてきた電圧値が高い値となったタイミングで蛍光体ホイール110を回転させるモータを加速させ、ホイール駆動制御部150が算出した、隙間位置が励起光の照射位置に到達する時刻に、ホイール駆動制御部150から出力されてきた電圧値に相当する回転数(例えば、10800rpmに相当する回転数)で蛍光体ホイール110を回転させる。ホイール駆動部120は、上述した「A」の時間、ホイール駆動制御部150から出力されてきた電圧値に相当する回転数で蛍光体ホイール110を回転させる。このとき、ホイール駆動部120は、「A」以上の「B」の時間、ホイール駆動制御部150から出力されてきた電圧値に相当する回転数で蛍光体ホイール110を回転させるものであっても良い。この「B」は、図4に示したように、例えば、隙間から所定の幅の前後の領域を励起光が照射される時間であっても良い。その後、ホイール駆動部120は、ホイール駆動制御部150から出力されてきた、通常の値の電圧値に対応する回転数(例えば、7200rpmに相当する回転数)で蛍光体ホイール110を回転させる。
図6の上段の図は、図1に示した光センサ140が検出する反射光の強度から算出された電圧と、時間との関係の一例を示している。ここで、蛍光体ホイール110の一部に蛍光体のつなぎ目の隙間や傷があると、図6の上段の図に示すように、その部分に検出光発生部130からの検出光が照射される時間(図6中、「A」)、光センサ140が検出する反射光の強度が減少する(弱くなる)。
図6の中段の図は、図1に示したホイール駆動制御部150が、ホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させるためにホイール駆動部120に対して出力する電圧と時間との関係の一例を示している。ホイール駆動制御部150は、励起光発生部210が励起光を照射する位置と検出光発生部130が検出光を照射する位置との間の距離と、現在の回転速度とに基づいて、光センサ140が反射光の強度が減少したことを検知してからその強度の減少の要因となった位置(例えば、隙間。以下、隙間位置と称する)が励起光の照射位置に到達するまでの時間を算出する。ホイール駆動制御部150は、この算出時間と、光センサ140が反射光の強度が減少したことを検知した時刻とに基づいて、隙間位置が励起光の照射位置に到達する時刻(タイミング)を算出する。また、ホイール駆動制御部150は、ホイール駆動部120のモータの応答時間を、隙間位置が励起光の照射位置に到達する時刻から差し引き、差し引いた時刻になるとホイール駆動部120へ現在よりも高い電圧値を出力する。ホイール駆動制御部150がホイール駆動部120へ現在よりも高い電圧値を出力する時間は、ホイール駆動部120のモータの応答時間と上述した「A」とを加算した時間となる。「A」を経過した後、ホイール駆動制御部150は、通常の値の電圧をホイール駆動部120へ出力する。
図6の下段の図は、図1に示したホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させる回転速度となる回転数と時間との関係の一例を示している。ホイール駆動部120は、通常の値の電圧値に対応する回転数(例えば、7200rpmに相当する回転数)で蛍光体ホイール110を回転させている。ホイール駆動部120は、ホイール駆動制御部150から出力されてきた電圧値が高い値となったタイミングで蛍光体ホイール110を回転させるモータを加速させ、ホイール駆動制御部150が算出した、隙間位置が励起光の照射位置に到達する時刻に、ホイール駆動制御部150から出力されてきた電圧値に相当する回転数(例えば、10800rpmに相当する回転数)で蛍光体ホイール110を回転させる。ホイール駆動部120は、上述した「A」の時間、ホイール駆動制御部150から出力されてきた電圧値に相当する回転数で蛍光体ホイール110を回転させる。このとき、ホイール駆動部120は、「A」以上の「B」の時間、ホイール駆動制御部150から出力されてきた電圧値に相当する回転数で蛍光体ホイール110を回転させるものであっても良い。この「B」は、図4に示したように、例えば、隙間から所定の幅の前後の領域を励起光が照射される時間であっても良い。その後、ホイール駆動部120は、ホイール駆動制御部150から出力されてきた、通常の値の電圧値に対応する回転数(例えば、7200rpmに相当する回転数)で蛍光体ホイール110を回転させる。
以下に、図1に示した駆動制御装置100における駆動制御方法について説明する。図7は、図1に示した駆動制御装置100における駆動制御方法を説明するためのフローチャートである。
まず、ホイール駆動制御部150は、所定の速度でホイール駆動部120が蛍光体ホイール110を回転させるための値の電圧をホイール駆動部120へ出力する。これにより、ホイール駆動部120は所定の速度で蛍光体ホイール110を回転させる(ステップS1)。
続いて、検出光発生部130が蛍光体ホイール110に対して検出光を照射する(ステップS2)。すると、光センサ140が、検出光発生部130から照射されて蛍光体ホイール110で反射した反射光の光強度を測定する(ステップS3)。光センサ140は測定した光強度を電圧値へ変換する(ステップS4)。光センサ140は、変換した電圧値をホイール駆動制御部150へ通知する。
ホイール駆動制御部150は、光センサ140から通知された電圧値と、あらかじめ設定された閾値とを比較し、光センサ140から通知された電圧値が閾値よりも低いかどうかを判定する(ステップS5)。ホイール駆動制御部150は、光センサ140から通知された電圧値が閾値よりも低くはないと判定した場合、ステップS1の処理を行う。
一方、ホイール駆動制御部150は、光センサ140から通知された電圧値が閾値よりも低いと判定した場合は、蛍光体ホイール110に励起光が照射される蛍光体ホイール上の位置と、検出光発生部130が光を照射する蛍光体ホイール110上の位置との位置関係に基づいて、蛍光体ホイール110を回転させる速度を変化させるタイミングを算出する(ステップS6)。このとき、ホイール駆動制御部150は、蛍光体ホイール110を回転させる速度を速くさせるタイミングと、元に戻す(遅くする)タイミングとを算出する。ホイール駆動制御部150は、蛍光体ホイール110を回転させる速度を元に戻す(遅くする)タイミングを、上述した位置関係と、光センサ140から通知された電圧値が閾値よりも低い値が続いている時間とに基づいて算出する。
ホイール駆動制御部150は、算出した蛍光体ホイール110を回転させる速度を速くさせるタイミングになったと判別すると(ステップS7)、ホイール駆動制御部150は、ホイール駆動部120へ出力している電圧を現在の電圧値よりも高い所定の電圧値のものへ変化させて出力する(ステップS8)。すると、ホイール駆動部120は、蛍光体ホイール110を現在の回転速度よりも速い回転速度で回転させる。
その後、ホイール駆動制御部150は、算出した蛍光体ホイール110を回転させる速度を元の速度に戻すタイミングになったと判別すると(ステップS9)、ホイール駆動制御部150は、ホイール駆動部120へ出力している電圧を現在の電圧値よりも低い元の電圧値のものへ変化させて出力する。すると、ホイール駆動部120は、蛍光体ホイール110を現在の回転速度よりも遅い元の回転速度で回転させる(ステップS10)。
続いて、検出光発生部130が蛍光体ホイール110に対して検出光を照射する(ステップS2)。すると、光センサ140が、検出光発生部130から照射されて蛍光体ホイール110で反射した反射光の光強度を測定する(ステップS3)。光センサ140は測定した光強度を電圧値へ変換する(ステップS4)。光センサ140は、変換した電圧値をホイール駆動制御部150へ通知する。
ホイール駆動制御部150は、光センサ140から通知された電圧値と、あらかじめ設定された閾値とを比較し、光センサ140から通知された電圧値が閾値よりも低いかどうかを判定する(ステップS5)。ホイール駆動制御部150は、光センサ140から通知された電圧値が閾値よりも低くはないと判定した場合、ステップS1の処理を行う。
一方、ホイール駆動制御部150は、光センサ140から通知された電圧値が閾値よりも低いと判定した場合は、蛍光体ホイール110に励起光が照射される蛍光体ホイール上の位置と、検出光発生部130が光を照射する蛍光体ホイール110上の位置との位置関係に基づいて、蛍光体ホイール110を回転させる速度を変化させるタイミングを算出する(ステップS6)。このとき、ホイール駆動制御部150は、蛍光体ホイール110を回転させる速度を速くさせるタイミングと、元に戻す(遅くする)タイミングとを算出する。ホイール駆動制御部150は、蛍光体ホイール110を回転させる速度を元に戻す(遅くする)タイミングを、上述した位置関係と、光センサ140から通知された電圧値が閾値よりも低い値が続いている時間とに基づいて算出する。
ホイール駆動制御部150は、算出した蛍光体ホイール110を回転させる速度を速くさせるタイミングになったと判別すると(ステップS7)、ホイール駆動制御部150は、ホイール駆動部120へ出力している電圧を現在の電圧値よりも高い所定の電圧値のものへ変化させて出力する(ステップS8)。すると、ホイール駆動部120は、蛍光体ホイール110を現在の回転速度よりも速い回転速度で回転させる。
その後、ホイール駆動制御部150は、算出した蛍光体ホイール110を回転させる速度を元の速度に戻すタイミングになったと判別すると(ステップS9)、ホイール駆動制御部150は、ホイール駆動部120へ出力している電圧を現在の電圧値よりも低い元の電圧値のものへ変化させて出力する。すると、ホイール駆動部120は、蛍光体ホイール110を現在の回転速度よりも遅い元の回転速度で回転させる(ステップS10)。
このように、例えば、蛍光体のつなぎ目の隙間や大きな傷のある箇所に励起光が当たる期間のみ蛍光体ホイール110の回転数を速くして、蛍光の強弱を目立たなくさせることで、投写画面に発生するフリッカーを抑えることができる。これにより、蛍光体ホイール110の回転数を常に高速にする必要がなくなり、モータの寿命に対しても有利であり、高周波のノイズが発生する時間も極短期間となる。
また、検出光発生部130が発生する検出光は、蛍光体ホイール110に積層された蛍光体の状態(つなぎ目や傷等)を検出するだけのものである。そのため、検出光発生部130と光センサ140とは、小規模の赤外線発光素子と光センサとで構成することができ、小さく、安価な構成で実現することができる。また、励起光の漏れ光成分を利用する構成でも安価な構成が実現できる。
また、光センサ140が、検出光発生部130から照射されて蛍光体ホイール110で反射した反射光を検出する感度を上げることで、蛍光体の厚みのばらつきによる蛍光の不均一性を原因としたフリッカーを抑えることができる。この場合、厚い箇所は速く回転させ、薄い箇所は遅く回転させるというように、回転数を変調させる。
また、検出光発生部130が発生する検出光は、蛍光体ホイール110に積層された蛍光体の状態(つなぎ目や傷等)を検出するだけのものである。そのため、検出光発生部130と光センサ140とは、小規模の赤外線発光素子と光センサとで構成することができ、小さく、安価な構成で実現することができる。また、励起光の漏れ光成分を利用する構成でも安価な構成が実現できる。
また、光センサ140が、検出光発生部130から照射されて蛍光体ホイール110で反射した反射光を検出する感度を上げることで、蛍光体の厚みのばらつきによる蛍光の不均一性を原因としたフリッカーを抑えることができる。この場合、厚い箇所は速く回転させ、薄い箇所は遅く回転させるというように、回転数を変調させる。
上述した駆動制御装置100に設けられた各構成要素が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を駆動制御装置100にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを駆動制御装置100に読み込ませ、実行するものであっても良い。駆動制御装置100にて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)、Blu−ray(登録商標) Discなどの移設可能な記録媒体の他、駆動制御装置100に内蔵されたROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリやHDD(Hard Disk Drive)等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、駆動制御装置100に設けられたCPU(Central Processing Unit)にて読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
上記の実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)蛍光体ホイールを回転させるホイール駆動部と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する検出光発生部と、
前記検出光発生部から照射され、前記蛍光体ホイールで反射した光を検知する光センサと、
前記光センサが検知した光の強度に基づいて、前記ホイール駆動部が前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御するホイール駆動制御部とを有する駆動制御装置。
(付記2)前記検出光発生部は、回転した前記蛍光体ホイールに励起光が照射される領域であって、該励起光が照射される位置とは異なる位置に前記光を照射する、付記1に記載の駆動制御装置。
(付記3)前記ホイール駆動制御部は、前記蛍光体ホイールに励起光が照射される該蛍光体ホイール上の位置と、前記検出光発生部が光を照射する前記蛍光体ホイール上の位置との位置関係に基づいて、前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を変化させるタイミングを制御する、付記2に記載の駆動制御装置。
(付記4)前記ホイール駆動制御部は、前記光センサが検知した光の強度が所定の閾値よりも弱くなったタイミングに応じたタイミングで、前記ホイール駆動部が前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を速い速度へ変化させ、その後、前記光センサが検知した光の強度が所定の閾値よりも弱くなくなったタイミングに応じたタイミングで、前記ホイール駆動部が前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を元に戻す、付記1から3のいずれか1項に記載の駆動制御装置。
(付記5)前記検出光発生部は、前記蛍光体ホイールに対して、赤外線を照射する、付記1から4のいずれか1項に記載の駆動制御装置。
(付記6)付記1から5のいずれか1項に記載の駆動制御装置と、
画像に応じた励起光を前記蛍光体ホイールへ照射する励起光発生部と、
前記励起光発生部から前記蛍光体ホイールへ照射された励起光から発生した蛍光を投写する投写部とを有するプロジェクタ。
(付記7)前記励起光発生部は、レーザーダイオードである、付記6に記載のプロジェクタ。
(付記8)蛍光体ホイールを回転させる処理と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する処理と、
前記蛍光体ホイールに対して照射されて該蛍光体ホイールで反射した光を検知する処理と、
前記検知した光の強度に基づいて、前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御する処理と行う駆動制御方法。
(付記9)コンピュータに、
蛍光体ホイールを回転させる手順と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する手順と、
前記蛍光体ホイールに対して照射されて該蛍光体ホイールで反射した光を検知する手順と、
前記検知した光の強度に基づいて、前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御する手順とを実行させるためのプログラム。
(付記1)蛍光体ホイールを回転させるホイール駆動部と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する検出光発生部と、
前記検出光発生部から照射され、前記蛍光体ホイールで反射した光を検知する光センサと、
前記光センサが検知した光の強度に基づいて、前記ホイール駆動部が前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御するホイール駆動制御部とを有する駆動制御装置。
(付記2)前記検出光発生部は、回転した前記蛍光体ホイールに励起光が照射される領域であって、該励起光が照射される位置とは異なる位置に前記光を照射する、付記1に記載の駆動制御装置。
(付記3)前記ホイール駆動制御部は、前記蛍光体ホイールに励起光が照射される該蛍光体ホイール上の位置と、前記検出光発生部が光を照射する前記蛍光体ホイール上の位置との位置関係に基づいて、前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を変化させるタイミングを制御する、付記2に記載の駆動制御装置。
(付記4)前記ホイール駆動制御部は、前記光センサが検知した光の強度が所定の閾値よりも弱くなったタイミングに応じたタイミングで、前記ホイール駆動部が前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を速い速度へ変化させ、その後、前記光センサが検知した光の強度が所定の閾値よりも弱くなくなったタイミングに応じたタイミングで、前記ホイール駆動部が前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を元に戻す、付記1から3のいずれか1項に記載の駆動制御装置。
(付記5)前記検出光発生部は、前記蛍光体ホイールに対して、赤外線を照射する、付記1から4のいずれか1項に記載の駆動制御装置。
(付記6)付記1から5のいずれか1項に記載の駆動制御装置と、
画像に応じた励起光を前記蛍光体ホイールへ照射する励起光発生部と、
前記励起光発生部から前記蛍光体ホイールへ照射された励起光から発生した蛍光を投写する投写部とを有するプロジェクタ。
(付記7)前記励起光発生部は、レーザーダイオードである、付記6に記載のプロジェクタ。
(付記8)蛍光体ホイールを回転させる処理と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する処理と、
前記蛍光体ホイールに対して照射されて該蛍光体ホイールで反射した光を検知する処理と、
前記検知した光の強度に基づいて、前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御する処理と行う駆動制御方法。
(付記9)コンピュータに、
蛍光体ホイールを回転させる手順と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する手順と、
前記蛍光体ホイールに対して照射されて該蛍光体ホイールで反射した光を検知する手順と、
前記検知した光の強度に基づいて、前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御する手順とを実行させるためのプログラム。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
100 駆動制御装置
110 蛍光体ホイール
120 ホイール駆動部
130 検出光発生部
140 光センサ
150 ホイール駆動制御部
200 プロジェクタ
210 励起光発生部
220 投写部
110 蛍光体ホイール
120 ホイール駆動部
130 検出光発生部
140 光センサ
150 ホイール駆動制御部
200 プロジェクタ
210 励起光発生部
220 投写部
Claims (9)
- 蛍光体ホイールを回転させるホイール駆動部と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する検出光発生部と、
前記検出光発生部から照射され、前記蛍光体ホイールで反射した光を検知する光センサと、
前記光センサが検知した光の強度に基づいて、前記ホイール駆動部が前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御するホイール駆動制御部とを有する駆動制御装置。 - 請求項1に記載の駆動制御装置において、
前記検出光発生部は、回転した前記蛍光体ホイールに励起光が照射される領域であって、該励起光が照射される位置とは異なる位置に前記光を照射する駆動制御装置。 - 請求項2に記載の駆動制御装置において、
前記ホイール駆動制御部は、前記蛍光体ホイールに励起光が照射される該蛍光体ホイール上の位置と、前記検出光発生部が光を照射する前記蛍光体ホイール上の位置との位置関係に基づいて、前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を変化させるタイミングを制御する駆動制御装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の駆動制御装置において、
前記ホイール駆動制御部は、前記光センサが検知した光の強度が所定の閾値よりも弱くなったタイミングに応じたタイミングで、前記ホイール駆動部が前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を速い速度へ変化させ、その後、前記光センサが検知した光の強度が所定の閾値よりも弱くなくなったタイミングに応じたタイミングで、前記ホイール駆動部が前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を元に戻す駆動制御装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の駆動制御装置において、
前記検出光発生部は、前記蛍光体ホイールに対して、赤外線を照射する駆動制御装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の駆動制御装置と、
画像に応じた励起光を前記蛍光体ホイールへ照射する励起光発生部と、
前記励起光発生部から前記蛍光体ホイールへ照射された励起光から発生した蛍光を投写する投写部とを有するプロジェクタ。 - 請求項6に記載のプロジェクタにおいて、
前記励起光発生部は、レーザーダイオードであるプロジェクタ。 - 蛍光体ホイールを回転させる処理と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する処理と、
前記蛍光体ホイールに対して照射されて該蛍光体ホイールで反射した光を検知する処理と、
前記検知した光の強度に基づいて、前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御する処理と行う駆動制御方法。 - コンピュータに、
蛍光体ホイールを回転させる手順と、
前記蛍光体ホイールに対して、光を照射する手順と、
前記蛍光体ホイールに対して照射されて該蛍光体ホイールで反射した光を検知する手順と、
前記検知した光の強度に基づいて、前記蛍光体ホイールを回転させる回転速度を制御する手順とを実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016030861A JP2017151140A (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | 駆動制御装置、プロジェクタ、駆動制御方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016030861A JP2017151140A (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | 駆動制御装置、プロジェクタ、駆動制御方法およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017151140A true JP2017151140A (ja) | 2017-08-31 |
Family
ID=59741751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016030861A Pending JP2017151140A (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | 駆動制御装置、プロジェクタ、駆動制御方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017151140A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019148669A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | キヤノン株式会社 | 投影装置 |
-
2016
- 2016-02-22 JP JP2016030861A patent/JP2017151140A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019148669A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | キヤノン株式会社 | 投影装置 |
JP7086637B2 (ja) | 2018-02-26 | 2022-06-20 | キヤノン株式会社 | 投影装置 |
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