JP4422769B2 - 情報記録装置及び情報記録用プログラム - Google Patents

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Description

本願は、情報記録装置及び情報記録用プログラムの技術分野に属し、より詳細には、光学的に記録された記録情報を担持する記録ピットを用いて、文字、画像等の外部から視認可能な視認可能部分を形成する情報記録装置及び情報記録用プログラムの技術分野に属する。
近年、CD(Compact Disc)又はDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクが記録可能な記録媒体として広く一般化している。
そして、当該光ディスクに対する情報記録の応用例として、微小な記録ピットを情報記録面に形成して情報を記録することに加えて、例えば下記特許文献1又は2に例示されるように、情報記録面における可視光の反射率の違いを用いて、人が視認可能な画像又は文字(以下、当該画像又は文字を単に可視情報と称する)を当該情報記録面に書き込むことが行われている。この場合、当該可視情報を用いて例えばその光ディスクに記録されている情報の名称等を書き込めば、別途ラベル等を情報記録面と反対の面に貼り付ける等の手間が省けたり、或いは実際に光ディスクに記録されている情報の名称とラベル等に表示されている情報の名称とが齟齬することを防止することができる等の利点がある。
ここで、下記特許文献1又は2に記載されている従来技術では、記録トラックが形成される部分以外の部分を上記可視情報の記録に充てていたため、本来記録ピットを用いて記録されるべき情報の記録特性(再生特性)に悪影響を与えたり、或いは可視情報専用の領域を情報記録用の領域とは別個に設ける必要があることで光ディスク自体としての本来の記録容量を低下させる場合があるといった問題点があった。
そこで、これらの問題点に鑑み、例えば下記特許文献3に記載されているように、光ディスク上において情報を担持している上記記録ピットの形状を可視情報を記録する領域とそれ以外の領域とで変化させることで、本来光ディスクに記録されるべき情報が記録される領域と上記可視情報が記録される領域とを当該光ディスク上において重複させることも行われていた。ここで、当該記録ピットの形状の変化は、具体的には、可視情報を記録する領域とそれ以外の領域とで記録用の光ビームの強度を切り換えることで実現されている。
特開2005−92935 特開2005−182859 特開平6−36514号公報(第4図)
しかしながら、上記特許文献3に記載された技術では、本来記録されるべき情報に対応する記録ピットを形成することが可能な一定の範囲内で光ビームの強度を変化させることとなるため、光ディスク自体の記録特性に起因して当該範囲が狭い場合等には、本来の記録特性に影響を与える(すなわち、記録特性の維持のために許容される光ビームの強度変化の範囲を越えてその強度が変化する)場合があると言う問題点があった。
また、当該強度変更が可能な範囲内で当該強度を変化させるのでは、可視情報として視認できる程度に反射率を変えることができず、結果として可視情報が視認できる程度には明確に書き込めない場合があると言う問題点もあった。
そこで、本願は上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、光ディスク等の記録媒体上の記録領域を無駄にすることなく良好な記録特性をもって記録情報を当該記録媒体に記録することができると共に、視認可能部分をも明瞭に当該記録媒体上に形成することが可能な情報記録装置及び当該情報記録処理に用いられる情報記録用プログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、光学的に記録された記録情報を光ディスク等の記録媒体上において担持する記録ピットを用いて、外部から視認可能な視認可能部分を当該記録媒体上に形成する情報記録装置において、前記記録ピットを前記記録媒体上に形成するための光ビームを駆動信号に基づいて出射する出射部等の出射手段と、前記駆動信号を生成する記録条件制御部等の駆動手段と、前記視認可能部分に形成される前記記録ピットである視認記録ピットを前記記録媒体上に形成する際の前記光ビームの強度及び前記駆動信号の波形を示す視認出射条件と、前記視認記録ピット以外の前記記録ピットを前記記録媒体上に形成する際の前記光ビームの強度及び前記駆動信号の波形を示す通常出射条件であって前記強度及び前記波形の夫々について前記視認出射条件とは異なる通常出射条件と、を、前記記録媒体上における前記視認可能部分の位置又は大きさの少なくともいずれか一方を示す視認可能部分情報に基づいて切り換えつつ前記駆動信号を生成するように前記駆動手段を制御する制御信号生成部等の制御手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、光学的に記録された記録情報を光ディスク等の記録媒体上において担持する記録ピットを用いて、外部から視認可能な視認可能部分を当該記録媒体上に形成する情報記録装置であって、前記記録ピットを前記記録媒体上に形成するための光ビームを駆動信号に基づいて出射する出射部等の出射手段と、前記駆動信号を生成する記録条件制御部等の駆動手段と、を備える情報記録装置に含まれるコンピュータを、請求項1から8のいずれか一項に記載の制御手段として機能させる。
第1実施形態に係る情報記録装置の概要構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報記録装置の細部構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報記録装置における記録処理を示すフローチャート(I)である。 第1実施形態に係る情報記録装置における記録処理を示すフローチャート(II)である。 第1実施形態に係る情報記録装置における記録処理に供される駆動信号の波形を例示する図である。 第1実施形態に係る情報記録装置における記録処理に供される光ビームの記録パワー及びパルス幅を例示する図であり、(a)は記録パワーとジッター値の関係を示す図であり、(b)はその変化を示すグラフ図である。 第1実施形態に係る情報記録装置における記録処理におり記録情報の記録及び視認可能部分の形成が行われた光ディスクの具体例を示す図である。 第2実施形態に係る情報記録装置の細部構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る情報記録装置における記録処理を示すフローチャートである。 変形形態に係る情報記録装置の概要構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 駆動部
2 出射部
3 受光部
4 スライダ部
5 再生特性測定部
6 半径位置検出部
7 アドレス情報検出部
8 角度情報生成部
9 メモリ
10 制御信号生成部
11 制御位置演算部
12 記録パワー選択部
13、20 記録条件制御部
14 記録データ容量確認部
15 システム制御部
13A 最大記録パワー設定部
13B 最小記録パワー設定部
13C、20C 第2ストラテジ設定部
13D、20D 第1ストラテジ設定部
13E、20E スイッチ
20A 第1ストラテジ用記録パワー設定部
20B 第2ストラテジ用記録パワー設定部
30 アドレス位置算出部
100、200 情報記録装置
S0、S1、S2 パルス
A2 視認可能部分
A1、A3 未記録領域
B 光ビーム
DK 光ディスク
PU ピックアップ
次に、本願を実施するための最良の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、光学的に情報を記録することが可能な記録媒体としての光ディスク上に記録ピットを形成することにより情報を記録すると共に、当該記録ピットの形状の変化に起因する反射率の変化により、光ディスクの外部から視認可能な視認可能部分(上記可視情報を構成する視認可能部分)を当該光ディスクの情報記録面に形成する情報記録装置に対して本願を適用した場合の実施の形態である。
(I)第1実施形態
始めに、本願に係る第1実施形態について、図1乃至図6を用いて説明する。
なお、図1は第1実施形態に係る情報記録装置の概要構成を示すブロック図であり、図2は当該情報記録装置の細部構成を示すブロック図であり、図3及び図4は当該情報記録装置の動作を示すフローチャートであり、図5乃至図7は当該情報記録装置の作用効果を例示する図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る情報記録装置100は、上記記録可能な光ディスクDKが装填される駆動部1と、受光部3及び出射手段としての出射部2を含むピックアップPUと、スライダ部4と、再生特性測定部5と、半径位置検出部6と、アドレス情報検出部7と、角度情報生成部8と、メモリ9と、制御手段としての制御信号生成部10と、制御位置演算部11と、記録パワー選択部12と、駆動手段としての記録条件制御部13と、記録データ容量確認部14と、システム制御部15と、により構成されている。
次に、全体動作を説明する。
先ず、駆動部1は、システム制御部15からの制御信号Scに基づき、当該駆動部1に固定されている光ディスクDKを回転させると共に、当該光ディスクの回転角度を示す回転角度情報Saを生成して角度情報生成部8へ出力する。
一方、半導体レーザ等よりなる出射部2は、記録条件制御部13からの駆動信号Sp(後述するようにパルス状の波形を有している)により示される記録パワー(記録強度)を有する光ビームBを当該光ディスクDKの情報記録面に照射して上記記録ピットを形成する処理等を行う。
光ディテクタ等からなる受光部3は、光ビームBの上記情報記録面からの反射光を受光し、当該受光した反射光の強度に対応する受光信号Sdを生成して再生特性測定部5及びアドレス情報検出部7に出力する。
なお、ピックアップPU自体は、システム制御部15からの制御信号Scに基づくスライダ部4の動作により光ディスクDKの半径方向に移動する。このとき、スライダ部4は、半径位置検出部6においてピックアップPUの光ディスクDKの半径方向の位置を検出する際に用いられる位置信号Sposを生成して当該半径位置検出部6に出力する。
そして、半径位置検出部6は、当該位置信号Sposに基づき、ピックアップPUの光ディスクDKの半径方向の位置を示す半径位置情報Srposを生成し、制御信号生成部10及び制御位置演算部11に出力する。
他方、受光信号Sdが入力されているアドレス情報検出部7は、当該受光信号Sdに基づき、現在光ビームBが照射されている光ディスクDK上のプリアドレスを検出し、当該検出された位置を示すプリアドレス情報Sadrを生成して角度情報生成部8に出力する。
これにより、角度情報生成部8は、当該プリアドレス情報Sadr及び上記角度情報Saに基づき、現在光ビームBが照射されている光ディスクDK上の位置の、当該光ディスクDKにおいて予め設定されている基準位置からの角度(光ディスクDKの中心を中心とする角度)を示す角度情報Sangを生成して制御信号生成部10へ出力する。
そして、制御信号生成部10は、当該角度情報Sang及び上記半径位置情報Srposに基づき、光ビームBの光ディスクDK上の照射位置をピックアップPU自体の光ディスクDKの半径方向の位置と共に常に認識する。これにより、制御信号生成部10は、制御位置演算部11から出力されてくる後述する制御位置情報Scalと上記認識している光ビームBの照射位置とに基づき、上記駆動信号Spの振幅及びパルス波形を変更するタイミング等を示す記録条件制御信号Scrを生成し、記録条件制御部13に出力する。
次に、再生特性測定部5は、可視情報の書き込み並びに情報の記録(すなわち、本願に係る記録ピットの形成)を実際に行う前に実行されるOPC(Optical Power Control)動作時に出力されてくる受光信号Sdに基づき、当該OPC動作時に光ディスクDKに記録されたOPC用情報の再生特性を検出し、再生特性信号Sppとしてメモリ9に出力する。
ここで、当該OPC動作とは、上記実際の書き込み等に用いられる光ビームBの記録パワー及びパルス幅(すなわち、駆動信号Spの振幅に相当する記録パワー及び当該駆動信号Spのパルス幅に相当するパルス幅)を設定するために光ディスクDKに対して行われる事前の試し書き動作であり、予め設定された上記OPC用情報を実際に光ディスクDKに記録し、その後当該OPC用情報を検出して再生することにより、当該OPC用情報記録時における光ビームBの記録パワー及びパルス幅等を評価する動作である。
これにより、メモリ9は、上記OPC動作時に記録条件制御部13から出力されてくる駆動信号Spにおける振幅及びパルス幅と、それに対応する上記再生特性信号Sppの内容と、を対応付け、光ビームBの記録パワー及びパルス幅に関する評価表を読み出し可能に記憶する。
そして、記録パワー選択部12は、メモリ9に記憶されている上記評価表をメモリ情報Smとして必要に応じて読み出し、上記OPC用情報の再生特性(より具体的には、例えば当該OPC用情報の再生時に含まれているジッタの量)が予め設定されている判定基準に照らして良好と判断される範囲における最小の記録パワー並びに最大の記録パワーを選択し、パワー選択情報Sselとして記録条件制御部13に出力する。
なお、当該パワー選択情報Sselには、上記最小の記録パワーを示す最小パワー選択情報Sseliと上記最大の記録パワーを示す最大パワー選択情報Sselaが含まれている。また、当該最小パワー選択情報Sseliには、当該最小の記録パワーを示す情報の他に当該最小の記録パワーに対応して変更すべき駆動信号Spのパルス幅(すなわち、光ビームBのパルス幅)を示す情報も含まれている。更に、当該最大パワー選択情報Sselaには、当該最大の記録パワーを示す情報の他に当該最大の記録パワーに対応して変更すべき駆動信号Spのパルス幅を示す情報も含まれている。
ここで、当該最大記録パワーと最小記録パワーに夫々対応してパルス幅が変更される駆動信号Spのパルスは、例えば光ディスクDKがDVDである場合、最小の記録ピットに相当するパルス幅、又は最小の記録ピット及び二番目に小さい記録ピット双方に夫々相当する二つのパルス幅、のいずれか一方で足りる。
これにより、記録条件制御部13は、実際の上記記録ピットの形成時において、上記OPC動作時にパワー選択情報Sselにより選択された二種類の記録パワー及びパルス幅のうち、いずれか一方の記録パワー及びパルス幅を用いて光ビームBを出射すべく、上記記録ピットを形成して光ディスクDKに記録させるべき記録情報Srに対して変調処理等を施し、上記駆動信号Spを生成してピックアップPU内の出射部2にのみ出力する。
なお、記録ピット形成時における当該記録パワー及びパルス幅の選択は、制御信号生成部10から出力されてくる記録条件制御信号Scrにより示されるタイミングで実行される。
また、上記OPC動作時においては、記録条件制御部13は、当該OPC動作時において段階的に変更すべき光ビームBの強度を示す上記駆動信号Spを、実際に記録すべき記録情報Srとは無関係に生成し、上記出射部2及びメモリ9に出力する。
一方、記録データ容量確認部14は、実際に光ディスクDKに記録すべき上記記録情報Sr全体の情報量を確認し、当該情報量を示す確認情報Svolを制御位置演算部11に出力する。
これにより、制御位置演算部11は、上記半径位置情報Srpos、可視情報として光ディスクDKに記録情報Srと共に記録すべき画像等の情報である表示画像情報Sv及び上記確認情報Svolに基づき、当該可視情報を形成すべく光ディスクDK上の領域(部分)を特定すると共に、当該可視情報を形成する際に光ビームBの記録パワー及びパルス幅を切り換える光ディスクDK上の位置(光ディスクDKの半径方向の位置及び上記基準位置からの角度により示される位置)を示す上記制御位置情報Scalを生成して制御信号生成部10に出力し、当該可視情報の書き込み及び記録情報Srの記録に供させる。
これと並行して、システム制御部15は、上記各構成部材の動作を統括制御すべく、当該統括制御のための制御信号Scを上記各構成部材毎に生成し、夫々出力する。また、情報記録装置100全体の動作状態は図示しない表示部において表示され、更に情報記録装置100において実行させるべき動作を指示するための操作は、図示しない操作部において実行される。そして、当該操作に基づき、システム制御部15が上記統括制御を実行する。
次に、本願に係る上記記録条件制御部13の細部構成について、図2を用いて説明する。
図2に示すように、第1実施形態に係る記録条件制御部13は、最大記録パワー設定部13Aと、最小記録パワー設定部13Bと、第2ストラテジ設定部13Cと、第1ストラテジ設定部13Dと、スイッチ13Eと、により構成されている。
この構成において、最小記録パワー設定部13Bには、上記記録パワー選択部12から出力されてくる最小パワー選択情報Sseliにより示される光ビームBの最小記録パワーが記憶され、更に第1ストラテジ設定部13Dには、当該最小パワー選択情報Sseliにより示される駆動信号Spのパルス幅を示す情報が記憶される。
また、最大記録パワー設定部13Aには、上記記録パワー選択部12から出力されてくる最大パワー選択情報Sselaにより示される光ビームBの最大記録パワーが記憶され、更に第2ストラテジ設定部13Cには、当該最大パワー選択情報Sselaにより示される駆動信号Spのパルス幅を示す情報が記憶される。
一方、スイッチ13Eは、制御信号生成部10から出力されてくる記録条件制御信号Scrに基づき、記録情報Srの出力先を切り換え、第1ストラテジ設定部13D又は第2ストラテジ設定部13Cのいずれか一方に出力する。
なお、当該切り換えのタイミングとして具体的には、後述する記録情報Srの記録処理の実施中において、それを担持する記録ピットを形成しない期間に当該切り換えを行うことが望ましい。
そして、スイッチ13Eを介して記録情報Srが第1ストラテジ設定部13Dに出力されたときは、当該第1ストラテジ設定部13Dは、当該記録情報Srに対応して出射部2を駆動するためのパルス波形を有するストラテジ信号Str1を生成する。このとき、当該ストラテジ信号Str1におけるパルス幅は、その時に第1ストラテジ設定部13Dに記憶されている駆動信号Spのパルス幅に相当するように設定される。
これにより、最小記録パワー設定部13Bは、第1ストラテジ設定部13Dから出力されて来たストラテジ信号Str1における振幅を、その時に最小記録パワー設定部13Bに記憶されている記録パワーに相当する振幅に変更し、上記最小パワー選択情報Sseliにより示されていた記録パワーに相当する振幅を有する駆動信号Spを生成して上記出射部2に出力する。
他方、スイッチ13Eを介して記録情報Srが第2ストラテジ設定部13Cに出力されたときは、当該第2ストラテジ設定部13Cは、当該記録情報Srに対応して出射部2を駆動するためのパルス波形を有するストラテジ信号Str2を生成する。このとき、当該ストラテジ信号Str2におけるパルス幅は、その時に第2ストラテジ設定部13Cに記憶されている駆動信号Spのパルス幅に相当するように設定される。
これにより、最大記録パワー設定部13Aは、第2ストラテジ設定部13Cから出力されて来たストラテジ信号Str2における振幅を、その時に最大記録パワー設定部13Aに記憶されている記録パワーに相当する振幅に変更し、上記最大パワー選択情報Sselaにより示されていた記録パワーに相当する振幅を有する駆動信号Spを生成して上記出射部2に出力する。
次に、上述した構成を備える情報記録装置100において実行される、本願に係る可視情報の記録処理及び記録情報Srの記録処理について、具体的に図3乃至図5を用いて説明する。
本願に係る各情報の記録処理においては、先ず、光ディスクDKの情報記録面において可視情報に相当する視認可能部分を形成する範囲を特定する。
すなわち、図3に示すように、記録情報Srに併せた可視情報の記録が開始されると、最初に記録データ容量確認部14において光ディスクDKに記録すべき記録情報Sr全体の情報量を確認する(ステップS1)と共に、例えば使用者により設定される当該記録情報Srの光ディスクDK上における記録開始位置を、受光信号Sdに基づく当該光ディスクDK上において検出する(ステップS2)。
そして、夫々検出された記録開始位置及び情報量に基づき、光ディスクDK上において記録情報Srが記録される領域を算出する(ステップS3)。
次に、当該領域内に上記画像情報Svに相当する可視情報(視認可能部分)が収まるか否か、すなわち、当該領域の面積が当該視認可能部分の面積以上であるか否かを確認する(ステップS4)。そして、当該領域の面積が当該視認可能部分の面積以上であるときは(ステップS4;YES)、記録情報Srを光ディスクDK上において担持する記録ピットをもって画像情報Svに相当する視認可能部分を形成することが可能であるとして、当該画像情報Svに対応する上記制御位置情報Scalを制御位置演算部11において生成し(ステップS5)、後述する記録情報Srの記録処理に移行する。
一方、ステップS4の判定において、記録情報Srが記録される領域の面積が視認可能部分の面積未満であるときは(ステップS4;NO)、記録情報Srを光ディスクDK上において担持する記録ピットをもって画像情報Svに相当する視認可能部分を形成することができないこととなるので、次に、記録情報Srの光ディスクDK上における記録位置を光ディスクDK上において変更可能か否かを記録情報Sr全体の情報量等に基づいて確認し(ステップS7)、その変更が可能であるときは(ステップS7;YES)、再度当該記録情報Srの記録開始位置を再検出し(ステップS6)上記ステップS3の処理に戻って上述して来た処理を当該新たな記録開始位置について繰り返す。
他方、ステップS7の判定において、記録情報Srの光ディスクDK上の記録位置を変更することができない場合は(ステップS7;NO)、最早記録情報Srの記録処理に併せて視認可能領域を形成することは不可能であるので、その旨を図示しない表示部等において表示する等して使用者に告知すると共に(ステップS8)、以降当該記録情報Srのみについて記録処理を実行すべく、後述する図4に示す処理に移行する。
次に、図3に示す視認可能部分の形成範囲の特定後に実行される実際の記録処理について説明する。
図4に示すように、当該記録処理においては、始めに、実際に当該記録処理に供される光ディスクDKに対して従来と同様の処理により上記OPC動作を実行し(ステップS10)、当該OPC動作に用いられたOPC用情報の再生特性を、例えば当該OPC用情報を再生した信号内に含まれているジッターの量を検出する等して再生特性測定部5において確認する(ステップS11)。そして、予め設定された許容範囲内の再生特性が得られる光ビームBの記録パワーの範囲を特定する(ステップS12)。
次に、ステップS12の処理において特定された範囲内における最大の記録パワーを第1実施形態に係る光ビームBの最大記録パワーとし、更に当該範囲内における最小の記録パワーを第1実施形態に係る光ビームBの最小記録パワーとして記録パワー選択部12において選択し(ステップS13)、夫々を示す上記パワー選択情報Sselを生成して記録条件制御部13に出力する。
次に、選択された各記録パワーに対応して予め設定されているパルス幅の変更度合いを参照することで、上記最小記録パワーに対応する駆動信号Spのパルス幅(図4において「第1ストラテジ」と示す)及び上記最大記録パワーに対応する駆動信号Spのパルス幅(図4において「第2ストラテジ」と示す)を夫々設定し、当該設定されたパルス幅を夫々示す上記パワー選択情報Sselを生成して記録条件制御部13に出力する(ステップS14)。
以上の動作により、記録情報Srの記録処理と可視情報に相当する視認可能部分の形成とを併せ実行するための記録パワー及びパルス幅の設定が終了する。ここで、当該視認可能部分を形成する際の光ビームBを上記最小記録パワー及びそれに対応するパルス幅とするように設定する(この場合は、視認可能部分以外の部分を形成する際の光ビームBは上記最大記録パワー及びそれに対応するパルス幅とされることになる)か、或いは、当該視認可能部分を形成する際の光ビームBを上記最大記録パワー及びそれに対応するパルス幅とするように設定する(この場合は、視認可能部分以外の部分を形成する際の光ビームBは上記最小記録パワー及びそれに対応するパルス幅とされることになる)か、は、情報記録装置100の製造時等において任意に選択することができるものである。
なお、最大記録パワー及びそれに対応するパルス幅と、最小記録パワー及びそれに対応するパルス幅と、の具体例としては、例えば図5に示すように、最大記録パワーPmaxに対応する駆動信号Spの最小パルスS2(図5において一点鎖線で示す)のパルス幅を、従来技術における駆動信号Spに相当する駆動信号のパルスS0(図5において破線で示す)のパルス幅より小さくすることが好ましく、更に最小記録パワーPminに対応する駆動信号Spの最小パルスS1(図5において実線で示す)のパルス幅を、当該従来技術における駆動信号のパルスS0のパルス幅より大きくすることが好ましい。
より具体的な値として、例えば図6(a)に例示するような強度とジッター値との関係が上記特許文献3に示す従来技術において得られている場合、図5に示すように記録パワーに応じてパルス幅を変えることで、再生特性の改善(ジッター値の低減)を得ることができる。そして、再生特性としての許容範囲がジッター値に換算して9%以下と予め設定されている場合、第1実施形態の構成によれば、最大記録パワー値として18.0ミリワットを用いることができ、また最小記録パワー値として14.5ミリワットを用いること(その差は3.5ミリワット)ができる。ここで、最大記録パワー値と最小記録パワー値との差が大きいほど可視情報としての視認可能部分を他の部分に対して鮮明に形成することができることから、従来技術の場合(図6に示す例では、最大記録パワー値としては17.0ミリワット、最小記録パワー値としては15.0ミリワットを夫々採用し得る(その差は2.0ミリワットに過ぎない))に比して、予め設定されている記録特性(再生特性)を維持しつつより鮮明に可視情報を記録情報Srと共に記録し得ることとなる。
なお、本願発明者らの実験によれば、図6(b)に例示するように、第1実施形態に係るパルス幅(図6(b)において、最小記録パワーに対応するパルス幅を「■第1STG」、最大記録パワーに対応するパルス幅を「▲第2STG」と夫々示す)を採用することで、夫々図6(b)に示すような記録特性(再生特性)の改善を図ることができることが判明している。
また、図5に示す例では、駆動信号Spの最小パルスのパルス幅を本願に基づいて変更する場合について説明したが、これに限らず、当該最小パルスに加えて、又は当該最小パルスに代えて、当該最小パルスより長いパルスのパルス幅を本願に基づいて変更するように構成することもできる。
上記ステップS10乃至S14の動作により第1実施形態に係る最大記録パワー及びパルス幅並びに最小記録パワー及びパルス幅が設定された後は、記録情報Srの情報記録装置100への入力を開始し(ステップS15)、当該記録情報Srの記録処理を開始する。このときの光ビームBの記録パワー及びパルス幅は、上記最大記録パワー及びそれに対応するパルス幅か、上記最小記録パワー及びそれに対応するパルス幅か、のいずれか一方であることになる。
そして、当該記録情報Srの記録処理を行いつつ、光ビームBの照射位置が、上記ステップS5において求められた光ビームBの記録パワー及びパルス幅を切り換える半径位置に到達したか否かを監視する(ステップS16)。これにより、当該照射位置が未だ記録パワー及びパルス幅を切り換えるべき半径位置に到達していないときは(ステップS16;NO)、記録すべき記録情報Srの全てを記録し終わったか否かを監視しつつ記録情報Srの記録処理を継続し(ステップS19)、当該記録処理が全て終了したときは(ステップS19;YES)、第1実施形態に係る全ての記録処理を終了すると共に、未だ記録情報Srを全て記録し終わっていないときは(ステップS19;NO)、上記ステップS16に戻って記録情報Srの記録処理を継続する。
一方、ステップS16の判定において当該照射位置が記録パワー及びそれに対応するパルス幅を切り換える半径位置に到達したときは(ステップS16;YES)、当該半径位置に対応する角度情報を制御位置演算部11からの上記制御位置情報Scalにより確認し(ステップS17)、現在の照射位置に対応する角度位置と比較しつつ、記録パワー及びそれに対応するパルス幅を切り換える角度において当該切換を行って(ステップS18)、記録情報Srの記録を継続すべく上記ステップS19に移行し、これ以後、上記ステップS19を経てステップS16に係る処理が記録終了(ステップS19;YES)となるまで繰り返される。なお、この繰り返し処理においては、同一の半径位置であっても、角度の変化に応じて記録条件が複数回(通常は偶数回)変更される場合もあり得ることになる。
以上説明したように、第1実施形態に係る情報記録装置100の動作によれば、視認可能部分に相当する記録ピットを光ディスクDK上に形成する場合と視認可能部分以外の部分に相当する記録ピットを光ディスクDK上に形成する場合とで、光ビームBの記録パワー及び駆動信号Spの波形の双方を異ならせるように夫々設定されて光ビームBが出射されるので、視認可能部分の形成と記録情報Srの記録特性(再生特性)の維持とを両立しつつ記録情報Sr記録用の記録ピットを用いて視認可能部分を形成することで、光ディスクDK上の記録領域を無駄にすることなく良好な記録特性をもって記録情報Srを記録すると共に、視認可能部分を明瞭に形成することができる。
なお、第1実施形態に係る情報記録装置100を用いた場合の例を、図7に示す。図7中の記録情報Srが記録されている部分A2には、記録情報Srが併せて記録された視認可能部分とそれ以外の記録情報Srが記録されているのみの記録済部分とが交互に2度ずつ形成されていることが鮮明に視認可能となっている。
また、記録情報Srの記録において記録ピットを形成しない期間に条件の切り換えを行うので、当該条件の切換遷移期間中に記録ピットが形成されることによる記録情報Srの記録特性の悪化を防止することができる。
更に、視認可能部分に相当する駆動信号Spのパルス波形と、それ以外の部分に相当する駆動信号Spのパルス波形と、の間において、視認可能部分に相当する光ビームBの記録パワーと、それ以外の部分に相当する光ビームBの記録パワーと、の差異に対応してパルス幅が相違しているので、記録情報Srの記録特性を良好に維持しつつ記録ピットを用いた視認可能部分を形成することができる。
更にまた、各条件としてのパルス波形の夫々が、少なくとも最も小さい記録ピットに相当するパルス波形であるので、効果的に記録ピットの態様を変化させて視認可能部分を形成することができる。
また、視認可能部分に相当する光ビームBの記録パワーが従来の最適強度よりも強く、且つ視認可能部分以外の部分に相当する光ビームBの記録パワーが当該最適強度よりも弱い場合、又はこの逆の場合のいずれであっても、視認可能部分以外の部分との対比で視覚上より明瞭に当該視認可能部分を形成することができる。
更に、視認可能部分に相当する光ビームBの記録パワーが従来の最適強度よりも強く且つ視認可能部分以外の部分に相当する光ビームBの記録パワーが当該最適強度よりも弱い場合で、視認可能部分に相当する光ビームBのパルス幅が従来よりも小さく且つ視認可能部分以外の部分に相当する光ビームBのパルス幅が従来よりも大きいとき、又は、視認可能部分に相当する光ビームBの記録パワーが従来の最適強度よりも弱く且つ視認可能部分以外の部分に相当する光ビームBの記録パワーが当該最適強度よりも強い場合で、視認可能部分に相当する光ビームBのパルス幅が従来よりも大きく且つ視認可能部分以外の部分に相当する光ビームBのパルス幅が従来よりも小さいとき、のいずれであっても、視認可能部分以外の部分との対比で視覚上より明瞭に当該視認可能部分を形成することができる。
更に、記録条件制御部13内において、記録情報Srの実際の記録前に光ビームBを照射して各条件を設定するので、実際に記録情報Srが記録される光ディスクDKに対して最適な各条件を夫々設定することができる。
(II)第2実施形態
次に、本願に係る他の実施形態である第2実施形態について、図8乃至図9を用いて説明する。なお、図8は第2実施形態に係る情報記録装置における記録条件制御部の概要構成を示すブロック図であり、図9は当該情報記録装置における第2実施形態に係るOPC動作を示すフローチャートである。
また、第2実施形態に係る情報記録装置における図8に示す部分以外の構成は、第1実施形態に係る情報記録装置100の構成と同様であるので、細部の説明は省略する。更に、第2実施形態に係る記録処理において、図9に示す処理以外の部分(第1実施形態に係る記録処理における図3に示す部分及び図4に示すステップS15乃至S19の部分)においては、当該第1実施形態に係る記録処理と同様の処理が実行されるので、細部の説明は省略する。
上述した第1実施形態においては、当該第1実施形態に係るOPC動作(図4ステップS10乃至S14参照)において、先ず最大記録パワー及び最小記録パワーを決定した(図4ステップS13参照)上で、夫々に対応するパルス幅を決定した(図4ステップS14参照)が、以下に説明する第2実施形態では、先ず視認可能部分を形成する際のパルス幅とそれ以外の部分を形成する際のパルス幅が夫々別個に予め決められており、夫々のパルス幅と実際に記録情報Srが記録される光ディスクDKとの関係で各パルス幅に対応する記録パワーを夫々決定する。
すなわち、第2実施形態に係る記録条件制御部20は、図8に示すように、上記予め決定されているパルス幅を夫々記憶している第1ストラテジ設定部20D及び第2ストラテジ設定部20Cと、第1ストラテジ用記録パワー設定部20Bと、第2ストラテジ用記録パワー設定部20Aと、スイッチ20Eと、により構成されている。
この構成において、第1ストラテジ用記録パワー設定部20Bには、上記記録パワー選択部12から出力されてくる第1ストラテジ用選択情報Sseli'により示される光ビームBの記録パワーが記憶される。
また、第2ストラテジ用記録パワー設定部20Aには、上記記録パワー選択部12から出力されてくる第2ストラテジ用選択情報Ssela'により示される光ビームBの記録パワーが記憶される。
一方、スイッチ20Eは、第1実施形態に係るスイッチ13Eと同様に、制御信号生成部10から出力されてくる記録条件制御信号Scrに基づき、記録情報Srの出力先を切り換え、第1ストラテジ設定部20D又は第2ストラテジ設定部20Cのいずれか一方に出力する。
そして、スイッチ20Eを介して記録情報Srが第1ストラテジ設定部20Dに出力されたときは、当該第1ストラテジ設定部20Dは、当該記録情報Srに対応して出射部2を駆動するためのパルス波形を有するストラテジ信号Str1'を生成する。このとき、当該ストラテジ信号Str1'におけるパルス幅は、上記した当該第1ストラテジ設定部20Dに予め記憶されている駆動信号Spのパルス幅に相当するように設定される。
これにより、第1ストラテジ用記録パワー設定部20Bは、第1ストラテジ設定部20Dから出力されて来たストラテジ信号Str1'における振幅を、その時に第1ストラテジ用記録パワー設定部20Bに記憶されている記録パワー(すなわち、第1ストラテジ設定部20Dに予め記憶されているパルス幅に最適な記録パワー)に相当する振幅に変更し、上記第1ストラテジ用選択情報Sseli'により示されていた記録パワーに相当する振幅を有する駆動信号Spを生成して上記出射部2に出力する。
他方、スイッチ20Eを介して記録情報Srが第2ストラテジ設定部20Cに出力されたときは、当該第2ストラテジ設定部20Cは、当該記録情報Srに対応して出射部2を駆動するためのパルス波形を有するストラテジ信号Str2'を生成する。このとき、当該ストラテジ信号Str2'におけるパルス幅は、上記した当該第2ストラテジ設定部20Cに予め記憶されているパルス幅に相当するように設定される。
これにより、第2ストラテジ用記録パワー設定部20Aは、第2ストラテジ設定部20Cから出力されて来たストラテジ信号Str2'における振幅を、その時に第2ストラテジ用記録パワー設定部20Aに記憶されている記録パワー(すなわち、第2ストラテジ設定部20Cに予め記憶されているパルス幅に最適な記録パワー)に相当する振幅に変更し、上記第2ストラテジ用選択情報Ssela'により示されていた記録パワーに相当する振幅を有する駆動信号Spを生成して上記出射部2に出力する。
次に、第2実施形態に係るOPC動作について、図9を用いて説明する。
図9に示すように、第2実施形態に係るOPC動作においては、夫々のパルス幅に対応する最適な記録パワーを設定するための処理が同時並行的に実行される。
すなわち、第1実施形態に係る記録処理におけるステップS1乃至S8の処理(図3参照)が終了すると、第1ストラテジ設定部20Dに予め記憶されているパルス幅(視認可能部分又はそれ以外の部分のいずれか一方形成用のパルス幅)の駆動信号Spを用いて従来と同様のOPC動作及び再生特性の確認を行い(ステップS20、S21)、最も再生特性が良好な時の記録パワーを第1ストラテジ設定部20Dに予め記憶されているパルス幅に最適な記録パワーとして設定する(ステップS22)と共に、第2ストラテジ設定部20Cに予め記憶されているパルス幅(視認可能部分又はそれ以外の部分のいずれか他方形成用のパルス幅)の駆動信号Spを用いて従来と同様のOPC動作及び再生特性の確認を行い(ステップS30、S31)、最も再生特性が良好な時の記録パワーを第2ストラテジ設定部20Cに予め記憶されているパルス幅に最適な記録パワーとして設定し(ステップS32)、その後、第1実施形態に係るステップS15以降の処理(図4参照)に移行する。
これ以降は、第1実施形態に係る記録処理と同様の記録処理が実行され、視認可能部分の形成を含む記録情報Srの記録処理が実行される。
以上説明した第2実施形態に係る情報記録装置における記録処理によっても、第1実施形態に係る情報記録装置100における記録処理と同様の効果を奏することができる。
(III)変形形態
次に、本願に係る変形形態について、図10を用いて説明する。なお、図10は変形形態に係る情報記録装置の概要構成を示すブロック図であり、第1実施形態に係る情報記録装置100と同様の構成部材については、同様の部材番号を付して細部の説明を省略する。
上述した各実施形態においては、光ビームBの記録パワー及びそれに対応するパルス幅を切り換えるタイミングに相当する光ディスクDK上の位置を、角度情報生成部8からの角度情報Sangを用いて制御信号生成部10において判定する構成としたが、以下に説明する変形形態においては、当該位置を、光ディスクDKに予め記録されているアドレス情報(すなわち、光ディスクDKの情報記録面における記録位置を示すアドレス情報)を用いて判定する。
すなわち、変形形態に係る情報記録装置200は、図10に示すように、第1実施形態に係る情報記録装置100における角度情報生成部8に代えてアドレス位置算出部30を備えている。
この構成において、当該アドレス位置算出部30は、アドレス情報検出部7から出力されてくるプリアドレス情報Sadr、半径位置検出部6から出力されてくる半径位置情報Srpos及び駆動部1から出力されてくる回転角度情報Saに基づき、プリアドレスの光ディスクDK上の位置(半径位置および基準からの角度)を把握し、アドレス位置情報Sacalとして制御位置演算部11へ出力する。
これにより、制御位置演算部11は、可視情報として光ディスクDKに記録情報Srと共に記録すべき画像等の情報である表示画像情報Sv、上記確認情報Svol並びに上記アドレス位置情報Sacalに基づき、当該可視情報を形成すべく光ディスクDK上の領域を当該光ディスクDKのアドレス情報として特定すると共に、当該可視情報を形成する際に光ビームBの記録パワー及びパルス幅を切り換える光ディスクDK上のアドレスを示す上記制御アドレス情報Scal’を生成して制御信号生成部10に出力する。
そして、制御信号生成部10は、上記プリアドレス情報Sadrに基づき、光ビームBの光ディスクDK上の照射位置を常に認識する。これにより、制御信号生成部10は、制御位置演算部11から出力されてくる上記制御アドレス情報Scal’と上記認識している光ビームBの照射アドレスとに基づき、上記駆動信号Spの振幅及びパルス波形を変更するタイミング等を示す記録条件制御信号Scrを生成し、記録条件制御部13に出力する。
上述した以外の変形形態に係る記録処理は、例えば第1実施形態に係る情報記録装置100における記録処理と同様であるので、細部の説明は省略する。
以上説明した変形形態に係る情報記録装置200における記録処理によっても、上述した各実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、図3及び図4又は図9に示すフローチャートに対応するプログラムを、フレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又はインターネット等を介して取得して記録しておき、これらを汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、当該コンピュータを各実施形態に係る制御信号生成部10等として活用することも可能である。

Claims (9)

  1. 光学的に記録された記録情報を記録媒体上において担持する記録ピットを用いて、外部から視認可能な視認可能部分を当該記録媒体上に形成する情報記録装置において、
    前記記録ピットを前記記録媒体上に形成するための光ビームを駆動信号に基づいて出射する出射手段と、
    前記駆動信号を生成する駆動手段と、
    前記視認可能部分に形成される前記記録ピットである視認記録ピットを前記記録媒体上に形成する際の前記光ビームの強度及び前記駆動信号の波形を示す視認出射条件と、前記視認記録ピット以外の前記記録ピットを前記記録媒体上に形成する際の前記光ビームの強度及び前記駆動信号の波形を示す通常出射条件であって前記強度及び前記波形の夫々について前記視認出射条件とは異なる通常出射条件と、を、前記記録媒体上における前記視認可能部分の位置又は大きさの少なくともいずれか一方を示す視認可能部分情報に基づいて切り換えつつ前記駆動信号を生成するように前記駆動手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記記録ピットの大きさが前記記録情報の内容に基づいて変化することにより当該記録ピットに当該記録情報が担持されると共に、前記波形はパルス波形であり、
    前記視認出射条件としての前記パルス波形及び前記通常出射条件としての前記パルス波形の夫々は、少なくとも最も小さい前記記録ピットを前記記録媒体上に形成する際の最大の記録パワーに基づき決定されたパルス波形と最小の記録パワーに基づき決定されたパルス波形であることを特徴とする情報記録装置。
  2. 請求項1に記載の情報記録装置において、
    前記制御手段は、前記視認出射条件を適用した前記駆動信号の生成と、前記通常出射条件を適用した前記駆動信号の生成と、の切り換えを、前記記録媒体への前記記録情報の記録において前記記録ピットを形成しない期間に行うように前記駆動手段を制御することを特徴とする情報記録装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報記録装置において、
    前記視認出射条件としての前記パルス波形と、前記通常出射条件としての前記パルス波形と、の間においては、前記視認出射条件としての前記強度と、前記通常出射条件としての前記強度と、の差異に対応してパルス幅が相違していることを特徴とする情報記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の情報記録装置において、
    前記視認出射条件としての前記強度は前記記録ピットを形成する際の最適強度よりも強い強度であり、
    前記通常出射条件としての前記強度は前記最適強度よりも弱い強度であることを特徴とする情報記録装置。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載の情報記録装置において、
    前記視認出射条件としての前記強度は前記記録ピットを形成する際の最適強度よりも弱い強度であり、
    前記通常出射条件としての前記強度は前記最適強度よりも強い強度であることを特徴とする情報記録装置。
  6. 請求項3または5に記載の情報記録装置において、
    前記視認出射条件としての前記強度が前記通常出射条件としての前記強度よりも強い強度であり、
    前記視認出射条件としての前記パルス波形におけるパルス幅が前記通常出射条件としての前記パルス波形におけるパルス幅よりも小さいパルス幅であることを特徴とする情報記録装置。
  7. 請求項3または6に記載の情報記録装置において、
    前記視認出射条件としての前記強度が前記通常出射条件としての前記強度よりも弱い強度であり、
    前記視認出射条件としての前記パルス波形におけるパルス幅が前記通常出射条件としての前記パルス波形におけるパルス幅よりも大きいパルス幅であることを特徴とする情報記録装置。
  8. 請求項1乃至3、及び5乃至8のいずれか一項に記載の情報記録装置において、
    前記記録情報の前記記録媒体への記録前において前記光ビームを前記記録媒体に照射することにより前記視認出射条件及び前記通常出射条件を夫々別個に設定する設定手段を更に備えることを特徴とする情報記録装置。
  9. 光学的に記録された記録情報を記録媒体上において担持する記録ピットを用いて、外部から視認可能な視認可能部分を当該記録媒体上に形成する情報記録装置であって、前記記録ピットを前記記録媒体上に形成するための光ビームを駆動信号に基づいて出射する出射手段と、前記駆動信号を生成する駆動手段と、を備える情報記録装置に含まれるコンピュータを、請求項1乃至3、及び5乃至8のいずれか一項に記載の制御手段として機能させることを特徴とする情報記録用プログラム。
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