JP2019148356A - 給湯器 - Google Patents

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洋介 佐光
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Abstract

【課題】風呂熱交換器においてドレンが発生することを抑えることができる給湯器を提供すること。【解決手段】給湯器10は、バーナ203、204と給湯熱交換器206と風呂熱交換器207とを有する燃焼装置201と、風呂熱交換器207と浴槽50とを接続する第1管路691および第2管路692を有する浴槽の配管系統600と、給湯熱交換器206により生成された湯を第2管路692へ導く注湯管643、644と、湯の量を制御する湯量サーボ224と、制御装置70と、を備える。制御装置70は、燃焼装置201により生成された湯を浴槽50に供給する湯張り動作を実行する際に、風呂熱交換器207の内部の湯を空気に置換する空気置換動作を実行した後、湯張り動作における湯張り設定温度に応じて湯量サーボ224を制御するとともに第2管路692のみを用いて浴槽50に湯を供給する制御を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、給湯器に関する。
特許文献1には、熱交換器からの湯とバイパス路からの水とを混合して任意の設定温度の出湯を行ういわゆるバイパスミキシング方式の給湯器が開示されている。特許文献1に記載された給湯器は、バイパス水量を可変制御するバイパス弁と、熱交換器による焚き上げ温度やバイパス弁の開度を制御する制御手段と、を備える。特許文献1に記載されたような給湯単能器や、風呂熱交換器およびバーナの組と給湯熱交換器およびバーナの組とが別々に設けられたいわゆる二缶二水の給湯器は、給湯中に熱交換器が結露しないようにするために、熱交換器では高温の湯を作り、バイパスサーボを用いて給湯熱交換器で作った湯に上水を混ぜることで、例えば浴槽内に供給する設定温度の湯を作っている。
給湯器に対しては、33℃程度の低い温度で湯張りを行いたいという要望がある。二缶二水の給湯器が33℃の湯張り設定温度の湯張り動作を実行すると、湯張り動作中の給湯出湯温度は、33℃である。そのため、給湯熱交換器の温度は、給湯熱交換器が結露しない温度に保持される。
一方で、風呂熱交換器および給湯熱交換器が共通のバーナにより加熱される一缶二水の給湯器が湯張り動作を実行すると、給湯熱交換器において加熱された水は、風呂熱交換器において再加熱される。そのため、給湯熱交換器において加熱された水の温度は、風呂熱交換器においてさらに上昇する。そのため、一缶二水の給湯器が33℃の湯張り設定温度の湯張り動作を実行する際に、給湯出湯温度が33℃であると、33℃以上の湯が浴槽に供給される。これに対して、風呂熱交換器における再加熱を考慮し、給湯出湯温度を33℃よりも低い温度に設定することが一策として挙げられる。
特開平7−190395号公報
しかし、給湯出湯温度を33℃よりも低い温度(例えば30℃)に設定すると、33℃よりも低い温度の湯が給湯熱交換器から風呂熱交換器に流れる。そうすると、湯張り動作中に風呂熱交換器が結露し、風呂熱交換器においてドレンが発生するおそれがある。風呂熱交換器にドレンが発生すると、給湯器の寿命が短くなるおそれがある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、風呂熱交換器においてドレンが発生することを抑えることができる給湯器を提供することを目的とする。
前記課題は、本発明によれば、ガスの燃焼により水を加熱するバーナと、水供給源から供給された水を前記バーナにより加熱し湯を生成する給湯熱交換器と、前記給湯熱交換器に隣接され前記給湯熱交換器および浴槽の少なくともいずれかから供給された水を前記バーナにより加熱し湯を生成する風呂熱交換器と、を有する燃焼装置と、前記風呂熱交換器と前記浴槽とを接続して前記風呂熱交換器と前記浴槽との間において水を循環させる第1管路および第2管路を有する浴槽の配管系統と、前記給湯熱交換器により生成された湯を前記第2管路へ導く注湯管と、前記給湯熱交換器から前記注湯管へ導かれる湯の量を制御する湯量サーボと、前記燃焼装置と前記湯量サーボとの動作を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記燃焼装置により生成された湯を前記浴槽に供給する湯張り動作を実行する際に、前記風呂熱交換器の内部の湯を空気に置換する空気置換動作を実行した後、前記湯張り動作における湯張り設定温度に応じて前記湯量サーボを制御するとともに前記第2管路のみを用いて前記浴槽に湯を供給する制御を実行することを特徴とする給湯器により解決される。
前記構成によれば、制御装置は、燃焼装置により生成された湯を浴槽に供給する湯張り動作を実行する際に、風呂熱交換器の内部の湯を空気に置換する空気置換動作を実行する。これにより、風呂熱交換器の内部の配管は、空気で満たされる。湯張り設定温度が33℃程度の低い温度である場合には、制御装置は、空気置換動作を実行した後、湯張り動作における湯張り設定温度(33℃程度)に応じて湯量サーボを制御するとともに、第2管路のみを用いて浴槽に湯を供給する制御を実行する。そのため、湯張り動作中において、風呂熱交換器の内部の配管が空気で満たされた状態のままで、給湯熱交換器により生成された湯は、注湯管を通り、風呂熱交換器に導かれることなく浴槽に供給される。また、給湯熱交換器により生成された湯は、風呂熱交換器には導かれないため、風呂熱交換器において再加熱されない。そのため、制御装置は、給湯出湯温度を湯張り設定温度(33℃程度)と同じ温度に設定することができる。そのため、湯張り動作中では、風呂熱交換器の温度が比較的高い温度に保持される。これにより、風呂熱交換器においてドレンが発生することを抑えることができる。また、給湯器の寿命が短くなることを抑えることができる。
好ましくは、前記制御装置は、前記空気置換動作において、前記湯張り動作を開始してから前記第1管路および前記第2管路を通して所定量の湯を前記浴槽へ供給した後、前記湯量サーボを閉じる制御を実行することにより前記風呂熱交換器の内部の湯を前記第2管路へ導き前記空気に置換することを特徴とする。
前記構成によれば、制御装置は、湯張り動作を開始してから所定量の湯を浴槽へ供給した後に湯量サーボを閉じる一連の動作により、風呂熱交換器の内部の湯を第2管路へ導き空気に置換する空気置換動作を実行することができる。
好ましくは、前記第2管路に配置され前記第2管路を通して前記浴槽の内部の水を前記風呂熱交換器へ送る風呂ポンプと、前記第2管路に配置され前記浴槽の内部の水位を検出する水位センサと、をさらに備え、前記制御装置は、前記空気置換動作において、前記水位センサの検出信号に基づいて前記浴槽の内部の水が所定水位に下がったことを検知すると、前記給湯熱交換器により生成された湯を前記風呂熱交換器の内部へ導き前記風呂熱交換器の内部の配管を洗浄する配管洗浄動作を実行し、前記配管洗浄動作を終了した後、前記風呂ポンプを駆動させて前記風呂熱交換器の内部の湯を前記浴槽の内部に排出し前記空気に置換することを特徴とする。
前記構成によれば、浴槽の栓が抜かれて浴槽の内部の水が所定水位に下がると、制御装置は、給湯熱交換器により生成された湯を風呂熱交換器の内部へ導き、風呂熱交換器の内部の配管を洗浄する配管洗浄動作を実行する。そして、制御装置は、配管洗浄動作を終了した後、風呂ポンプを駆動させて風呂熱交換器の内部の湯を浴槽の内部に排出し空気に置換する空気置換動作を実行することができる。
本発明によれば、風呂熱交換器においてドレンが発生することを抑えることができる給湯器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る給湯器を表す配管図である。 本実施形態に係る給湯器の配管の概略図である。 本実施形態の第1空気置換動作を説明する模式図である。 本実施形態の第2空気置換動作を説明する模式図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る給湯器を表す配管図である。
本実施形態の給湯器10は、ガス湯沸かし部20と、制御装置70と、を備える。ガス湯沸かし部20と浴槽50とは、配管や各種の弁等を介して相互に連結されている。制御装置70と、ガス湯沸かし部20などの制御対象と、の電気的な接続は、図面の簡単化のために省略している。給湯器10は、例えば集合住宅の各住戸や戸建て住宅等に設置される。
図1に示すように、水供給源(例えば水道)から供給された水は、給水管151を通じてガス湯沸かし部20に供給される。給水管151は、水フィルタ兼水道栓152を介して第1水導入管153に接続されている。第1水導入管153は、水量センサ116と、バイパスサーボ114と、を介して、第2水導入管154に接続されている。
なお、本願明細書において、単に「水」という場合には、加熱されていない冷水だけではなく、加熱された温水あるいは湯が「水」に含まれることがある。
図1に示すように、ガス湯沸かし部20は、燃焼装置201と、中和器231と、ドレンタンク233と、風呂ポンプ235と、浴槽の配管系統600と、湯量サーボ224と、第1注湯管643と、第2注湯管644と、を有する。本発明の「注湯管」は、本実施形態の第1注湯管643および第2注湯管644の少なくともいずれかに相当する。燃焼装置201の燃焼室202には、第1バーナ203と、第2バーナ204と、給湯潜熱熱交換器205と、給湯熱交換器206と、風呂熱交換器207と、が設けられている。また、燃焼装置201には、点火プラグ215と、フレームロッド216と、過熱防止装置(温度ヒューズ)217と、が取り付けられている。
第1バーナ203および第2バーナ204は、給湯熱交換器206および風呂熱交換器207の近傍に設けられ、給湯熱交換器206および風呂熱交換器207を加熱する。給湯熱交換器206は、多数のフィンを有し、第1バーナ203および第2バーナ204の少なくともいずれかにより加熱される。風呂熱交換器207は、給湯熱交換器206と同様に、多数のフィンを有し、第1バーナ203および第2バーナ204の少なくともいずれかにより加熱される。風呂熱交換器207は、給湯熱交換器206に比べると小さく、給湯熱交換器206に隣接して配置されている。
給湯潜熱熱交換器205は、給湯熱交換器206および風呂熱交換器207の上側に設けられ、燃焼室202の排ガスに含まれる潜熱を回収する。すなわち、給湯潜熱熱交換器205は、第1バーナ203および第2バーナ204の少なくともいずれかの燃焼により給湯熱交換器206および風呂熱交換器207が熱交換を行った後の燃焼排気と接触する位置に設けられている。このようにして、燃焼装置201は、第1バーナ203および第2バーナ204の少なくともいずれかの燃焼により、燃焼装置201に供給された水を加熱することができる。
燃焼室202には、燃焼ファン208と、ガス管601と、が接続されている。ガス管601は、第1ガス分岐管602および第2ガス分岐管603を介して燃焼室202に接続されている。燃焼ファン208は、第1バーナ203および第2バーナ204の燃焼に必要な空気を燃焼室202に送る。ガス管601は、第1ガス分岐管602と、第2ガス分岐管603と、に分岐している。ガス管601は、第1ガス分岐管602を介して、第1バーナ203に対して燃焼に必要なガスを導く。また、ガス管601は、第2ガス分岐管603を介して、第2バーナ204に対して燃焼に必要なガスを導く。図1の給湯器10は、筐体内において給湯熱交換器206および風呂熱交換器207が燃焼室202において共通のバーナ(第1バーナ203および第2バーナ204)により加熱されるいわゆる一缶二水の給湯器である。
ガス管601には、元ガス電磁弁211と、ガス比例弁212と、が設けられている。第1ガス分岐管602には、第1ガス電磁弁213が設けられている。第2ガス分岐管603には、第2ガス電磁弁214が設けられている。元ガス電磁弁211は、第1バーナ203および第2バーナ204に対するガスの供給および停止を制御する。ガス比例弁212は、対応する第1バーナ203および第2バーナ204への供給燃料量を弁開度でもって制御する。第1ガス電磁弁213および第2ガス電磁弁214は、対応する第1バーナ203および第2バーナ204への燃料供給・停止を制御する。
燃焼装置201の燃焼室202には、ドレン(水)の受け部としての給湯受け皿225がさらに設けられている。燃焼室202において燃焼排気中に存在する水蒸気が比較的低い温度の給湯潜熱熱交換器205の表面で結露し滴下すると、滴下したドレンは、給湯受け皿225に溜められる。給湯受け皿225は、ドレン排出管639を通して中和器231に接続されている。
中和器231は、中和器水位電極232を有し、ドレン排出管639を通して給湯受け皿225から導かれたドレンの中和処理を行う。ドレンタンク233は、水位電極234を有し、中和器231により中和処理されたドレンを貯留する。ドレンタンク233から溢れたドレンは、排水口233Bと、強制ドレン排出口233Cと、から適宜排水される。制御装置70は、ガス湯沸かし部20の各制御対象に電気的に接続されており、ガス湯沸かし部20の各制御対象の動作を制御する。
次に、ガス湯沸かし部20と、浴槽50と、の配管による相互の接続について、図1を参照して説明する。
〔浴槽の配管系統600〕
給湯器10では、ガス湯沸かし部20は、浴槽50に対して浴槽の配管系統600を介して接続されている。浴槽の配管系統600は、第1管路691と、第2管路692と、を有する。第1管路691および第2管路692は、風呂熱交換器207と浴槽50とを接続して、風呂熱交換器207と浴槽50との間において水を循環させる。
第1管路691は、風呂熱交換器207の出口管609と、風呂往き管619と、を有する。風呂往き管619は、必ずしも風呂熱交換器207の出口管609と明確に区別されていなくともよく、風呂熱交換器207の出口管609と一体的に形成されていてもよい。第1管路691を流れる水は、風呂熱交換器207から浴槽50に向かって流れる。第1管路691の上流側の端部の風呂熱交換器207の出口管609は、風呂熱交換器207の内部において、風呂熱交換器207の入口管608に接続されている。第1管路691の下流側の風呂往き管619の端部は、浴槽50に接続されている。風呂往き管619には、風呂往きサーミスタ256と、水抜栓299と、が設けられている。
第2管路692は、風呂戻り管625と、風呂ポンプ出口管614と、風呂熱交換器207の入口管608と、を有する。風呂ポンプ出口管614は、必ずしも風呂熱交換器207の入口管608と明確に区別されていなくともよく、風呂熱交換器207の入口管608と一体的に形成されていてもよい。風呂ポンプ235が駆動している場合において、第2管路692を流れる水は、風呂ポンプ235から風呂熱交換器207に向かって流れる。第2管路692の下流側の端部は、風呂熱交換器207の内部において、風呂熱交換器207の出口管609に接続されている。第2管路692の風呂戻り管625は、循環金具(図示せず)を介して浴槽50に接続されている。
風呂戻り管625には、風呂戻りサーミスタ257と、水抜栓298と、が設けられている。風呂戻りサーミスタ257は、風呂戻り管625を流れる水の温度を検出する。風呂ポンプ出口管614には、風呂水量スイッチ253と、水位センサ254と、が設けられている。風呂水量スイッチ253は、水が風呂ポンプ出口管614を流れていることを検出する。水位センサ254は、浴槽50内の水位を検出する。
〔燃焼装置の配管系統〕
第2水導入管154は、給湯潜熱熱交換器205の入口管604に接続されている。第2水導入管154は、必ずしも給湯潜熱熱交換器205の入口管604と明確に区別されていなくともよく、給湯潜熱熱交換器205の入口管604と一体的に形成されていてもよい。第2水導入管154を流れる水は、給湯潜熱熱交換器205の入口管604に導かれる。第2水導入管154には、水量センサ116が設けられている。水量センサ116は、第2水導入管154を流れる水の流量を検出する。バイパスサーボ114は、第1水導入管153と、第2水導入管154と、給湯バイパス管611と、の接続部に設けられ、給湯バイパス管611と第2水導入管154とに導かれる水の比率を制御する。給湯バイパス管611は、一方の端部において第1水導入管153と第2水導入管154との接続部に接続され、他方の端部において給湯熱交換器206の出口管607に接続されている。バイパスサーボ114で制御できる第2水導入管154側の比率の下限値は、20〜25%位である。比率制御範囲のより広い(下限値を小さく出来る)バイパスサーボ114は、高価である。さらに、万が一、第2水導入管154側の比率が0%となってしまうと、火災等の事故につながる。そのため、安全確保の面でも、第2水導入管154側の比率の下限値が20〜25%位のバイパスサーボ114を用いることが好ましい。
給湯潜熱熱交換器205の入口管604は、給湯潜熱熱交換器205の出口管605に接続されている。給湯潜熱熱交換器205の入口管604は、必ずしも給湯潜熱熱交換器205の出口管605と明確に区別されていなくともよく、給湯潜熱熱交換器205の出口管605と一体的に形成されていてもよい。給湯潜熱熱交換器205の出口管605には、給湯潜熱熱交換器205の出口管605から分岐した給湯熱交換器206の入口管606が接続されている。給湯熱交換器206の入口管606には、水管サーミスタ218が設けられている。水管サーミスタ218は、給湯熱交換器206の入口管606を流れる水の温度を検出する。
給湯熱交換器206の入口管606は、給湯熱交換器206の出口管607に接続されている。給湯熱交換器206の入口管606は、必ずしも給湯熱交換器206の出口管607と明確に区別されていなくともよく、給湯熱交換器206の出口管607と一体的に形成されていてもよい。給湯熱交換器206の出口管607には、熱交換サーミスタ219と、給湯サーミスタ223と、湯量サーボ224と、水抜弁292と、が設けられている。熱交換サーミスタ219は、給湯熱交換器206の出口管607を流れる水であって、給湯熱交換器206を通過した直後の水の温度を検出する。給湯サーミスタ223は、給湯熱交換器206の出口管607を流れる水であって、湯量サーボ224側の水の温度を検出する。湯量サーボ224は、給湯管612および第1注湯管643に導かれる湯の量を制御する。
注湯電磁弁266は、第1注湯管643を介して湯量サーボ224に接続されている。第1注湯管643には、湯量センサ294が設けられている。湯量センサ294は、第1注湯管643を通る湯量を検出する。第1注湯管643は、注湯電磁弁266と、逆止弁267と、逆止弁295と、を介して、第2注湯管644に接続されている。第2注湯管644は、風呂ポンプ出口管614に接続されている。具体的には、第2注湯管644は、風呂ポンプ235と風呂熱交換器207との間における風呂ポンプ出口管614に接続されている。大気開放弁303は、管路666を介して第1水導入管153に接続され、管路667を介して排水口233Bに接続されている。
次に、本実施形態に係る給湯器10の基本動作について、図1を参照して、順に説明する。
〔給湯動作〕
給湯器10の給湯動作を説明する。
給湯動作は、水供給源(例えば水道)から供給された水を加熱し、給湯栓に供給する動作である。給湯栓が開かれると、制御装置70は、バイパスサーボ114を制御する。そうすると、水供給源から供給される水の圧力によって、水が第1水導入管153および第2水導入管154を流れ、ガス湯沸かし部20に供給される。水供給源から供給される水の温度は、例えば約15℃程度である。
ガス湯沸かし部20に供給される水の温度が給湯設定温度よりも低い場合には、制御装置70は、給湯動作の制御を実行し、燃焼装置201を作動させる。すなわち、燃焼装置201の内部を流れる水は、第1バーナ203および第2バーナ204の少なくともいずれかにより加熱される。給湯潜熱熱交換器205において加熱された水の温度は、例えば約30℃程度である。そして、給湯熱交換器206において加熱された水の温度は、例えば約70℃程度である。
加熱された水(湯)は、給湯熱交換器206の出口管607を通り、バイパスサーボ114により給湯バイパス管611に導かれた水と例えば49:51で混合し、湯量サーボ224を介して給湯栓に供給される。給湯栓に導かれる水の温度は、70℃×0.49+15℃×0.51で混合される結果、例えば約42℃程度である。制御装置70は、出口管607を流れる水の温度が70℃と一致するように、第1バーナ203および第2バーナ204の出力を制御する。このときのバイパスサーボ114の第2水導入管154側の開度は、下限値である20〜25%より大きいので、制御範囲内である。
〔湯張り動作〕
給湯器10の湯張り動作を説明する。
湯張り動作は、水供給源(例えば水道)から供給された水を加熱し、浴槽50に供給する動作である。
使用者が自動ボタン(図示せず)を押すと、制御装置70は、湯張り動作の制御を実行する。湯張り動作において、制御装置70は、注湯電磁弁266を開く。そうすると、水供給源から供給される水の圧力によって、水が第1水導入管153および第2水導入管154を流れ、ガス湯沸かし部20に供給される。水供給源から供給される水の温度は、例えば約15℃程度である。
ガス湯沸かし部20に供給される水の温度が湯張り設定温度よりも低い場合には、制御装置70は、湯張り動作の制御を実行し、燃焼装置201を作動させる。燃焼装置201において加熱された水(湯)は、給湯熱交換器206の出口管607を通り、湯量サーボ224に導かれる。給湯潜熱熱交換器205において加熱された水の温度は、例えば約30℃程度である。給湯熱交換器206において加熱された水の温度は、例えば約70℃程度である。また、給湯器に対しては、約33℃程度の低い温度で湯張りを行いたいという要望がある。そこで、給湯器10が33℃の湯張り設定温度の湯張り動作を実行する場合には、給湯熱交換器206において加熱される水の温度は、約33℃程度である。この詳細については、後述する。
湯量サーボ224に導かれた水は、第1注湯管643を流れ、注湯電磁弁266と、逆止弁267と、逆止弁295と、を介して、第2注湯管644に導かれる。第2注湯管644に導かれた水は、風呂ポンプ出口管614に流れる。風呂ポンプ出口管614に導かれた水は、第2注湯管644と風呂ポンプ出口管614との接続部700から風呂ポンプ235と風呂熱交換器207との両方向に向かって流れる。接続部700から風呂ポンプ235に向かって流れた水は、第2管路692のうちの風呂ポンプ出口管614および風呂戻り管625を流れ、循環金具(図示せず)を介して浴槽50に供給される。一方で、接続部700から風呂熱交換器207に向かって流れた水は、第2管路692のうちの風呂ポンプ出口管614および風呂熱交換器207の入口管608と、第1管路691のうちの風呂熱交換器207の出口管609および風呂往き管619と、を流れ、循環金具(図示せず)を介して浴槽50に供給される。
浴槽50に導かれる水の温度は、例えば約42℃程度である。あるいは、前述したように、浴槽50に導かれる水の温度は、例えば約33℃程度である場合がある。制御装置70は、浴槽50に供給される水の温度が、湯張り設定温度と一致するように、バイパスサーボ114の比率と、第1バーナ203および第2バーナ204の出力と、を制御する。そして、制御装置70は、浴槽50の内部の水位が循環金具(図示せず)よりも上になると、湯張り動作を一時中断し、浴槽50の内部の水位を確認する。続いて、制御装置70は、浴槽50の内部の水位が設定水位になるまで湯張り動作の制御を実行する。
〔追い焚き動作〕
給湯器10の追い焚き動作を説明する図である。
追い焚き動作は、浴槽50の内部の水を循環させて加熱し、加熱された水を浴槽50に戻す動作である。
使用者が自動ボタン(図示せず)を押し、湯張り動作が完了すると、制御装置70は、浴槽50の内部の水位を確認し、浴槽50の内部の水の温度が設定温度と一致するように追い焚き動作の制御を実行する。あるいは、使用者が追い焚きボタン(図示せず)を押すと、制御装置70は、浴槽50の内部の水の温度が設定温度と一致するように追い焚き動作の制御を実行する。
制御装置70が追い焚き動作の制御を実行すると、風呂ポンプ235が駆動する。そうすると、浴槽50の内部の水は、風呂戻り管625を流れ、風呂ポンプ235を介して風呂ポンプ出口管614および風呂熱交換器207の入口管608に導かれる。
風呂熱交換器207を流れる水は、第1バーナ203および第2バーナ204の少なくともいずれかにより加熱される。風呂熱交換器207において加熱された水の温度は、例えば約60℃程度である。風呂熱交換器207において加熱された水は、第1管路691のうちの風呂熱交換器207の出口管609および風呂往き管619を流れて、浴槽50の内部に供給される。
図2は、本実施形態に係る給湯器の配管の概略図である。
なお、図2に示す構成要素が図1に示す構成要素と同じである場合には、その構成要素に同じ符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
図2に示すように、接続部700は、風呂ポンプ出口管614と、第2注湯管644と、が互いに接続された部分である。風呂ポンプ235は、接続部700と、浴槽50と、の間に配置されている。
第2注湯管644を流れた水は、接続部700において、水の流れS1と、水の流れS2と、に分かれる。水の流れS1は、接続部700から風呂熱交換器207に向かって流れる水の流れである。水の流れS2は、接続部700から風呂ポンプ235に向かって流れる水の流れである。ここで、風呂熱交換器207の内部を流れる水に生ずる圧力損失(以下、説明の便宜上、単に「圧損」ともいう)は、風呂熱交換器207などの熱交換器が設けられていない管路を流れる水に生ずる圧損よりも大きい。そのため、風呂ポンプ235が接続部700と浴槽50との間に配置されていない場合には、水の流れS1において生ずる圧損は、水の流れS2において生ずる圧損に比べて大きい。
これに対して、本実施形態に係る給湯器10では、風呂ポンプ235は、接続部700からみて風呂熱交換器207の側ではなく、浴槽50の側に配置されている。すなわち、風呂ポンプ235は、接続部700と浴槽50との間に配置されている。これにより、本実施形態に係る給湯器10では、水の流れS1において生ずる圧損は、水の流れS2において生ずる圧損と略同程度に設定されている。すなわち、接続部700から風呂熱交換器207に向かって流れる水の流量は、接続部700から風呂ポンプ235に向かって流れる水の流量と略同程度である。なお、風呂ポンプ235が接続部700と浴槽50との間に配置されている場合であっても、水の流れS1において生ずる圧損は、水の流れS2において生ずる圧損よりも大きい。図1に関して前述したように、制御装置70は、湯張り動作を行う際には、接続部700から風呂ポンプ235と風呂熱交換器207との両方向に向かって流れる湯を用いて浴槽50の湯張りを行うことができる。このため、片側の配管経路を用いる湯張り動作の場合に比べて、浴槽50の湯張り時間が短くなる。
次に、図2において、33℃の湯張り設定温度の湯張り動作が実行される場合を説明する。
給湯器10においては、湯張り設定温度が33℃の低い温度に設定される場合がある。この場合において、比較例に係る給湯器では、湯張り動作中に風呂熱交換器が結露し、風呂熱交換器においてドレンが発生するおそれがある。すなわち、比較例の制御装置が33℃の湯張り設定温度の湯張り動作を実行すると、水供給源から供給された水は、給水管151を通じて、矢印K1、K2で示すように給湯熱交換器206と、給湯バイパス管611と、を通る。給湯熱交換器206を通る水は、給湯熱交換器206において加熱され、例えば70℃の湯になる。給湯熱交換器206から流出した70℃の湯は、給湯バイパス管611を流れた水と混合して例えば30℃の湯となり、矢印K3、K4で示すように第1注湯管643および第2注湯管644を介して接続部700に導かれる。このときのバイパスサーボ114では、例えば70℃×0.27+15℃×0.73で水が混合される。すなわち、このときのバイパスサーボ114の第2水導入管154側の開度は下限値の20〜25%に近くなる。そのため、制御の余裕が少ない。このような場合において、給水温度が僅かに変化すると、水が混合しても30℃を超えてしまう場合がある。そのような場合には、制御装置70は、出口管607を流れる水の温度を70℃より下げなければならなくなる。すなわち、給湯熱交換器206の温度が下がり、結露が発生しやすい状態となる。
水の流れS1の例えば30℃の湯は、接続部700から風呂熱交換器207を通ることにより再加熱されて、例えば36℃になり、風呂熱交換器207の出口管609および風呂往き管619を通じて浴槽50内に供給される。一方で、水の流れS2の例えば30℃の湯は、風呂ポンプ出口管614の一部および風呂戻り管625を通じて浴槽50内に供給される。風呂往き管619を介して浴槽50に供給された36℃の湯と、風呂戻り管625を介して浴槽50に供給された30℃の湯と、は浴槽50内で互いに混合し、33℃の湯となる。これにより、33℃の湯張りが行われる。
しかし、比較例に係る給湯器では、33℃の湯張り設定温度の湯張り動作が実行されると、前述したように、30℃程度の湯が風呂熱交換器207を通る。前述したように、給湯熱交換器206の温度が下がり、結露が発生しやすい状態となっている状態で、風呂熱交換器207を低い温度の30℃程度の湯が通ると、本実施形態に係る給湯器10のように給湯熱交換器206と風呂熱交換器207とが一体となっている一缶二水型の熱交換器では、湯張り動作中に風呂熱交換器が結露し、風呂熱交換器においてドレンが発生するおそれがある。そうすると、給湯器の寿命が短くなるおそれがある。
これに対して、本実施形態に係る給湯器10の制御装置70は、33℃の湯張り設定温度の湯張り動作を実行する際に、風呂熱交換器207の内部の湯を空気ARに置換する空気置換動作を実行した後、湯張り設定温度(33℃)に応じて湯量サーボ224を制御するとともに第2管路692のみを用いて浴槽50に湯を供給する制御を実行する。ここでいう「第2管路692のみ」とは、具体的には、接続部700と風呂ポンプ235との間の風呂ポンプ出口管614、および風呂戻り管625である。
本実施形態に係る給湯器10によれば、制御装置70が33℃の湯張り設定温度の湯張り動作を実行する際に空気置換動作を実行するため、風呂熱交換器207の内部の配管は、空気ARで満たされる。そして、制御装置70は、空気置換動作を実行した後、湯張り動作における湯張り設定温度(33℃)に応じて湯量サーボ224を制御するとともに、第2管路692のみを用いて浴槽50に湯を供給する制御を実行する。そのため、湯張り動作中において、風呂熱交換器207の内部の配管が空気ARで満たされた状態のままで、給湯熱交換器206により生成された湯は、第1注湯管643および第2注湯管644を通り、風呂熱交換器207に導かれることなく浴槽50に供給される。また、給湯熱交換器206により生成された湯は、風呂熱交換器207には導かれないため、風呂熱交換器207において再加熱されない。そのため、制御装置70は、給湯出湯温度を湯張り設定温度(33℃)と同じ温度に設定することができる。そのため、湯張り動作中では、風呂熱交換器207の温度が比較的高い温度に保持される。これにより、風呂熱交換器207においてドレンが発生することを抑えることができる。また、給湯器10の寿命が短くなることを抑えることができる。
次に、上述した空気置換動作を、図面を参照して説明する。空気置換動作は、風呂熱交換器207の内部の配管から湯を抜いて空気ARに置換し、風呂熱交換器207の内部の配管を空気ARで満たす動作である。
〔第1空気置換動作〕
図3は、本実施形態の第1空気置換動作を説明する模式図である。
第1空気置換動作では、まず、制御装置70は、湯張り動作を開始するときに、浴槽50内に残り湯があるか否かを水位センサ254で確かめる。このために、制御装置70は、給水管151から10リットル(L)程度の所定量の水を風呂戻り管625と、風呂ポンプ出口管614と、風呂熱交換器207の入口管608と、風呂熱交換器207の出口管609と、風呂往き管619と、に流して、これらの配管内を水で満たす。そして、制御装置70は、注湯電磁弁266を閉めることで水(湯)の供給を一旦止め、水位センサ254の検出信号に基づいて浴槽50内の水位を確認する。制御装置70は、浴槽50内の水位が低いと判断したら、図1に関して前述した湯張り動作により、浴槽50内に多量の湯を送り込み浴槽50の湯張りを行う。
このとき、制御装置70が注湯電磁弁266を閉めて水(湯)の供給を停止すると、図3に示す矢印Rのように、風呂熱交換器207の内部の湯は、風呂熱交換器207の入口管608および風呂ポンプ出口管614を風呂ポンプ235へ向かって流れる。すなわち、図2に関して前述したように、水の流れS1において生ずる圧損は、水の流れS2において生ずる圧損に比べて大きい。そのため、制御装置70が湯量サーボ224を閉めて水の流れを止めると、慣性の法則により、相対的に圧損の大きい水の流れS1は、相対的に圧損の小さい水の流れS2の方向に向かって流れる。この際に、浴槽50内には10Lの水しか存在していないので、浴槽50の循環金具から風呂往き管619を通じて風呂熱交換器207内へ空気ARが吸い込まれる。
このため、風呂熱交換器207の内部の湯は、風呂熱交換器207から抜かれて空気ARに置換される。すなわち、接続部700からみて風呂ポンプ235の側を流れる水に生ずる圧損は、接続部700からみて風呂熱交換器207の側を流れる水に生ずる圧損に比べて小さいので、風呂熱交換器207の内部に残っている湯は、図3の矢印Rの方向に抜かれて空気ARに置換される。これにより、風呂熱交換器207の内部の配管は、空気ARで満たされる。
そして、制御装置70は、第1空気置換動作を実行した後、湯張り動作における湯張り設定温度(33℃)に応じて湯量サーボ224を制御するとともに、第2管路692のみを用いて浴槽50に湯を供給する制御を実行する。つまり、制御装置70は、33℃の湯張り設定温度の湯張り動作を実行する場合には、湯量サーボ224の開度を絞る制御を実行し、接続部700から風呂熱交換器207に向かって湯が流れることを抑制する。言い換えれば、制御装置70は、湯量サーボ224の開度を絞り、風呂熱交換器207にかかる水圧を低く抑えて、風呂熱交換器207の内部の空気ARを押し出さないように制御する。風呂熱交換器207は、接続部700に対して上方に位置する(図1参照)。風呂ポンプ235は、接続部700に対して下方に位置する(図1参照)。水圧を低く抑えることで、少量の湯が接続部700に対して供給される。このとき、湯水は、重力により優先的に風呂ポンプ235に供給され、風呂熱交換器207の内部の空気ARを押し出すことはない。これにより、湯張り動作中において、風呂熱交換器207の内部の配管が空気ARで満たされた状態のままで、給湯熱交換器206により生成された湯は、第1注湯管643および第2注湯管644を通り、風呂熱交換器207に導かれることなく浴槽50に供給される。すなわち、いわゆる片搬送の湯張りが行われる。これにより、図2に関して前述したように、風呂熱交換器207においてドレンが発生することを抑えることができる。また、給湯器10の寿命が短くなることを抑えることができる。さらに、本実施形態に係る給湯器10によれば、制御装置70は、湯張り動作を開始してから所定量の湯を浴槽50へ供給した後に湯量サーボ224を閉じる一連の動作により、風呂熱交換器207の内部の湯を第2管路692へ導き空気ARに置換する第1空気置換動作を実行することができる。
湯量サーボ224の開度によっては、接続部700から風呂熱交換器207に向かって湯が流れることがある。この場合には、第1バーナ203および第2バーナ204の燃焼による熱が給湯熱交換器206の内部の水だけではなく風呂熱交換器207の内部の水に供給される。そのため、接続部700から風呂熱交換器207に向かって湯が流れ始めると、熱交換サーミスタ219(図1参照)の検出温度が低下する。制御装置70は、熱交換サーミスタ219の検出温度の低下を検知すると、湯量サーボ224を閉めて水(湯)の供給を停止するとともに、このときの湯量サーボ224の開度を記憶する制御を実行する。これによれば、制御装置70は、記憶された湯量サーボ224の開度に基づいて、接続部700から風呂熱交換器207に向かって湯が流れることをより確実に抑制することができる。
もし、制御装置70が湯量サーボ224を閉めて水(湯)の供給を停止しても、風呂熱交換器207の内部の湯が空気ARに置換されない場合には、制御装置70は、42℃の湯と水とを交互に風呂熱交換器207に流す制御を実行する。具体的には、制御装置70は、風呂熱交換器207に対して先に注水して、風呂熱交換器207が結露しそうなときに、後から42℃の湯を風呂熱交換器207注湯する制御を実行する。制御装置70は、この動作を繰り返して実行することにより、風呂熱交換器207の内部の湯が空気ARに置換されない場合であっても、結露しようとする風呂熱交換器207を42℃の湯の熱で乾燥させつつ、33℃の湯張り設定温度の湯張り動作を実行することができる。
なお、制御装置70は、通常の例えば42℃程度の湯張り設定温度の湯張り動作を実行する場合には、湯張り時間が短くなるように、湯量サーボ224の開度を33℃の湯張り設定温度の湯張り動作の場合よりも大きい開度に設定し、風呂往き管619と、風呂戻り管625と、の両方を用いて、いわゆる両搬送の湯張りを行う。
〔第2空気置換動作〕
図4は、本実施形態の第2空気置換動作を説明する模式図である。
第2空気置換動作では、まず、制御装置70は、水位センサ254の検出信号に基づいて浴槽50の栓が抜かれ浴槽50の内部の水が所定水位に下がったことを検知すると、給湯熱交換器206により生成された湯を風呂熱交換器207の内部へ導き風呂熱交換器207の内部の配管を洗浄する配管洗浄動作を実行する。例えば、給湯器10の使用者が入浴後に浴槽50内から残り湯を抜くと、制御装置70は、水位センサ254の検出信号に基づいて、湯が浴槽50の内部から抜かれたことを検知することができる。制御装置70は、水位センサ254の検出信号に基づいて、湯が浴槽50の内部から抜かれたことを検知し、浴槽50の内部の水位が循環金具の位置以下に低下したことを検知すると、給湯熱交換器206により生成された例えば48℃以上の湯を、接続部700を介して、風呂戻り管625と、風呂ポンプ出口管614と、風呂熱交換器207の入口管608と、風呂熱交換器207の出口管609と、風呂往き管619と、に導く。これにより、風呂熱交換器207の内部の配管を洗浄する配管洗浄動作が実行される。
これによれば、制御装置70は、入浴剤などが第1管路691および第2管路692の配管内に残っている場合であっても、第1管路691および第2管路692の配管内を洗浄することができるとともに、48℃以上の高温の湯により第1管路691および第2管路692の配管内を殺菌することができる。言い換えれば、制御装置70は、入浴剤などが風呂熱交換器207の内部の配管内に残っている場合であっても、風呂熱交換器207の内部の配管を洗浄することができるともに、48℃以上の高温の湯により風呂熱交換器207の内部の配管を殺菌することができる。そして、制御装置70は、浴槽50の内部の水位が循環金具の位置よりも低下し、循環金具が空気中に出てから、配管洗浄用の湯を止め、配管洗浄動作を終了する。
風呂熱交換器207の内部の配管の洗浄が終了した後に、制御装置70は、風呂ポンプ235を駆動させて、風呂熱交換器207の内部の湯を浴槽50の内部に排出し空気ARに置換する。これにより、風呂熱交換器207の内部の配管は、空気ARで満たされる。
なお、風呂熱交換器207の内部の配管の洗浄が終了した後に、制御装置70が風呂ポンプ235を駆動させると、第1管路691および第2管路692に存在する湯に空気ARが混入する。ここで、風呂熱交換器207は、風呂戻り管625、風呂ポンプ出口管614および風呂往き管619よりも高い位置に設けられている。そのため、第1管路691および第2管路692に存在する湯に混入した空気ARは、時間が経過すると風呂熱交換器207の内部の配管に集まる。そのため、風呂ポンプ235の駆動により風呂熱交換器207の内部の配管の湯のすべてが排出されなくとも、風呂ポンプ235の駆動は、風呂熱交換器207の内部の湯が空気ARに置換される第2空気置換動作を誘発することができる。
そして、制御装置70は、第2空気置換動作を実行した後、湯張り動作における湯張り設定温度(33℃)に応じて湯量サーボ224を制御するとともに、第2管路692のみを用いて浴槽50に湯を供給する制御を実行する。これは、図3に関して前述した通りである。これにより、図2および図3に関して前述したように、風呂熱交換器207においてドレンが発生することを抑えることができる。また、給湯器10の寿命が短くなることを抑えることができる。
なお、図3に関して前述した第1空気置換動作の場合と同様に、制御装置70は、通常の例えば42℃程度の湯張り設定温度の湯張り動作を実行する場合には、湯張り時間が短くなるように、湯量サーボ224の開度を33℃の湯張り設定温度の湯張り動作の場合よりも大きい開度に設定し、風呂往き管619と、風呂戻り管625と、の両方を用いて、いわゆる両搬送の湯張りを行う。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。上記実施形態の構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせたりすることができる。
10・・・給湯器、 20・・・ガス湯沸かし部、 50・・・浴槽、 70・・・制御装置、 114・・・バイパスサーボ、 116・・・水量センサ、 151・・・給水管、 152・・・水フィルタ兼水道栓、 153・・・第1水導入管、 154・・・第2水導入管、 201・・・燃焼装置、 202・・・燃焼室、 203・・・第1バーナ、 204・・・第2バーナ、 205・・・給湯潜熱熱交換器、 206・・・給湯熱交換器、 207・・・風呂熱交換器、 208・・・燃焼ファン、 211・・・元ガス電磁弁、 212・・・ガス比例弁、 213・・・第1ガス電磁弁、 214・・・第2ガス電磁弁、 215・・・点火プラグ、 216・・・フレームロッド、 217・・・過熱防止装置、 218・・・水管サーミスタ、 219・・・熱交換サーミスタ、 223・・・給湯サーミスタ、 224・・・湯量サーボ、 225・・・給湯受け皿、 231・・・中和器、 232・・・中和器水位電極、 233・・・ドレンタンク、 233B・・・排水口、 233C・・・強制ドレン排出口、 234・・・水位電極、 235・・・風呂ポンプ、 253・・・風呂水量スイッチ、 254・・・水位センサ、 256・・・風呂往きサーミスタ、 257・・・風呂戻りサーミスタ、 266・・・注湯電磁弁、 267・・・逆止弁、 292・・・水抜弁、 294・・・湯量センサ、 295・・・逆止弁、 298、299・・・水抜栓、 303・・・大気開放弁、 600・・・浴槽の配管系統、 601・・・ガス管、 602・・・第1ガス分岐管、 603・・・第2ガス分岐管、 604・・・給湯潜熱熱交換器の入口管、 605・・・給湯潜熱熱交換器の出口管、 606・・・給湯熱交換器の入口管、 607・・・給湯熱交換器の出口管、 608・・・風呂熱交換器の入口管、 609・・・風呂熱交換器の出口管、 611・・・給湯バイパス管、 612・・・給湯管、 614・・・風呂ポンプ出口管、 619・・・風呂往き管、 625・・・風呂戻り管、 639・・・ドレン排出管、 643・・・第1注湯管、 644・・・第2注湯管、 666、667・・・管路、 691・・・第1管路、 692・・・第2管路、 700・・・接続部、 AR・・・空気

Claims (3)

  1. ガスの燃焼により水を加熱するバーナと、水供給源から供給された水を前記バーナにより加熱し湯を生成する給湯熱交換器と、前記給湯熱交換器に隣接され前記給湯熱交換器および浴槽の少なくともいずれかから供給された水を前記バーナにより加熱し湯を生成する風呂熱交換器と、を有する燃焼装置と、
    前記風呂熱交換器と前記浴槽とを接続して前記風呂熱交換器と前記浴槽との間において水を循環させる第1管路および第2管路を有する浴槽の配管系統と、
    前記給湯熱交換器により生成された湯を前記第2管路へ導く注湯管と、
    前記給湯熱交換器から前記注湯管へ導かれる湯の量を制御する湯量サーボと、
    前記燃焼装置と前記湯量サーボとの動作を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記燃焼装置により生成された湯を前記浴槽に供給する湯張り動作を実行する際に、前記風呂熱交換器の内部の湯を空気に置換する空気置換動作を実行した後、前記湯張り動作における湯張り設定温度に応じて前記湯量サーボを制御するとともに前記第2管路のみを用いて前記浴槽に湯を供給する制御を実行することを特徴とする給湯器。
  2. 前記制御装置は、前記空気置換動作において、前記湯張り動作を開始してから前記第1管路および前記第2管路を通して所定量の湯を前記浴槽へ供給した後、前記湯量サーボを閉じる制御を実行することにより前記風呂熱交換器の内部の湯を前記第2管路へ導き前記空気に置換することを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
  3. 前記第2管路に配置され前記第2管路を通して前記浴槽の内部の水を前記風呂熱交換器へ送る風呂ポンプと、
    前記第2管路に配置され前記浴槽の内部の水位を検出する水位センサと、
    をさらに備え、
    前記制御装置は、前記空気置換動作において、前記水位センサの検出信号に基づいて前記浴槽の内部の水が所定水位に下がったことを検知すると、前記給湯熱交換器により生成された湯を前記風呂熱交換器の内部へ導き前記風呂熱交換器の内部の配管を洗浄する配管洗浄動作を実行し、前記配管洗浄動作を終了した後、前記風呂ポンプを駆動させて前記風呂熱交換器の内部の湯を前記浴槽の内部に排出し前記空気に置換することを特徴とする請求項1に記載の給湯器。

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