JP2019148015A - 衣服内送風装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願は、吹出口が塞がれることによる性能の低下を可及的に抑制した衣服内送風装置を提供することを課題とする。【解決手段】衣服内送風装置であって、電動のファンを内蔵しており、着用者の腰に装着されると吹出口が該着用者の上衣内に配置される状態となるファン本体部と、吹出口の吹き出し方向側において、吹出口から吹き出た空気の流路に沿うように形成される接触部であり、着用者の身体側に位置する第1接触部と、流路の中心を間に挟んで第1接触部の反対側に位置する第2接触部と、を有するスペーサと、を備え、スペーサは、少なくとも第1接触部と第2接触部との間の部分に、吹出口から吹き出る空気の吹き出し方向に対し横向きに開口する開口部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、衣服内送風装置に関する。
近年、着用者に清涼感を与える目的で空気を衣服内へ送風する衣服内送風装置が用いられている。衣服内送風装置の形態には各種のものが存在するが、既存の作業着に取り付け可能な形態としては、例えば、上下別々のいわゆる2ピースと呼ばれる作業着の腰のベルトに取り付けて用いる形態が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。上下別々の作業着の腰のベルトに取り付けられた衣服内送風装置は、上衣と下衣の隙間から取り込んだ外気を上衣内へ送り込むことにより、着用者に清涼感を与える。
特開2017−166344号公報
衣服内送風装置は、電動モータで回転するファンを内蔵しており、吸込口から吸い込んだ外気を上衣内の吹出口から吹き出す。上衣内の高温多湿の空気は、衣服内送風装置の吹出口から吹き出される空気に押され、着用者の首と上衣との間の隙間から外へ排出される。しかし、衣服内送風装置を着用する作業者は、様々な姿勢で作業を行うので、上衣を構成する布が衣服内送風装置の吹出口を塞ぐことがある。衣服内送風装置の吹出口が塞がれると、吹出口を通る空気の流通が阻害されるため、風量の低下や消費電力の増加、清涼感の低下といった各種懸念が生じる。
また、着用者の清涼感に鑑みれば、上衣内の高温多湿の空気が上衣内で局部的に残留しないように、上衣内へ吹き出される空気が衣服内送風装置の吹出口から幅広い方向へ吹き出ることが望まれる。しかし、例えば、衣服内送風装置の吹出口に風向調整用のルーバーを設けて空気を幅広い方向へ吹き出させると、吹出口から吹き出る気流の流速自体は低下するので、清涼感の不足を感じる着用者が現れる可能性がある。また、吹出口の付近には上衣を構成する布があるため、例えば、空気が幅広い方向へ吹き出ている吹出口が局部的に塞がれると、当該部分から吹き出ていた方向への空気の流れが失われ、上衣内の比較的広い範囲で気流が滞ることになる。また、吹出口に風向調整用のルーバーを設けると、吹出口の構造が複雑になる。
そこで、本願は、吹出口が塞がれることによる性能の低下を可及的に抑制した衣服内送風装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、吹出口の吹き出し方向側にスペーサを設けることにし、当該スペーサには、着用者の身体側に位置する第1接触部と、その反対側に位置する第2接触部との間の部分に、吹出口から吹き出る空気の吹き出し方向に対し横向きに開口する開口部を設けることにした。
詳細には、衣服内送風装置であって、電動のファンを内蔵しており、着用者の腰に装着されると吹出口が該着用者の上衣内に配置される状態となるファン本体部と、吹出口の吹き出し方向側において、吹出口から吹き出た空気の流路に沿うように形成される接触部で
あり、着用者の身体側に位置する第1接触部と、流路の中心を間に挟んで第1接触部の反対側に位置する第2接触部と、を有するスペーサと、を備え、スペーサは、少なくとも第1接触部と第2接触部との間の部分に、吹出口から吹き出る空気の吹き出し方向に対し横向きに開口する開口部を有する。
ここで、着用者の腰に装着されるとは、該着用者の上衣の下端を形成する裾付近にファン本体部が配置されることを意図する概念である。よって、衣服内送風装置には、ファン本体部が胴体の後側で腰付近に装着される形態のみならず、例えば、胴体の前側、左側、或いは右側で腰付近に装着される形態も含まれる。
また、接触部とは、接触する可能性が比較的高い部位を意図する概念であり、当該部位と他の部位との境界を明確に画定する概念ではない。例えば、第1接触部であれば、スペーサのうち着用者の身体に比較的接触しやすい部位を意味するのであり、衣服内送風装置が着用者に着用されている状態において、当該着用者の身体に常に接触し続けていることを要することを意味するものではない。また、例えば、第2接触部であれば、スペーサのうち着用者の上衣に比較的接触しやすい部位を意味するのであり、衣服内送風装置が着用者に着用されている状態において、当該着用者の上衣に常に接触し続けていることを要することを意味するものではない。
上記の衣服内送風装置では、スペーサが設けられているため、吹出口の吹き出し方向側が着用者の身体と上衣とに挟まれても、吹出口は上衣の布に塞がれない。そして、スペーサでは、着用者の身体に第1接触部が接触し、着用者の上衣に第2接触部が接触する状態となる。よって、吹出口の吹き出し方向側において、吹出口から吹き出た空気の流路に沿うように形成されるこれらの第1接触部および第2接触部との間には、吹出口から吹き出た空気が通過するための空間が保持される。また、スペーサには、少なくとも第1接触部と第2接触部との間の部分に、吹出口から吹き出る空気の吹き出し方向に対し横向きに開口する開口部が設けられているため、第1接触部が着用者の身体に接触し、第2接触部が上衣に接触していても、当該開口部を通じて上衣内へ流れる空気の流通経路が確保される。
したがって、ファン本体部のファンが作動することにより吸込口に吸い込まれた外気は、上記のように、吹出口から上衣内へ吹き出される。吹出口から上衣内へ吹き出された空気は、上衣内の各部へ行き渡る。上衣内の各部へ行き渡った空気は、上衣内の高温多湿の空気を外へ排出する。この結果、着用者は、上記の衣服内送風装置を使用していない時よりも清涼感を得ることができる。
なお、スペーサは、周面に開口部を有する筒状体であってもよい。このようなスペーサであれば、着用者の身体と上衣との間に挟まれても、周面に設けられている開口部のうち、第1接触部の部分と第2接触部の部分以外の開口部については身体や上衣に塞がれないため、当該開口部を通じて上衣内へ流れる空気の流通経路が確保される。
また、スペーサは、格子状であってもよい。このようなスペーサであれば、着用者の身体と上衣との間に挟まれても、第1接触部と第2接触部との間隔が、格子を構成する構造材の支持構造によって保持されるため、上衣が着用者の身体に密着しても、第1接触部と第2接触部との間には、吹出口から吹き出た空気が通過するための空間が保持される。
また、スペーサは、ファン本体部に対し着脱自在であってもよい。スペーサは、着用者の身体と上衣との間にあるため、衣服内送風装置の使用中に予期せぬ荷重が加わる可能性がある。この点、スペーサがファン本体部に対し着脱自在であれば、スペーサが荷重等により破損した場合であっても、スペーサのみを交換可能である。
上記の衣服内送風装置であれば、吹出口が塞がれることによる性能の低下を可及的に抑制することが可能である。
図1は、本実施形態に係る衣服内送風装置を示した斜視図である。 図2は、衣服内送風装置の使用状態を示した図である。 図3は、衣服内送風装置の付近において着用者の身体と上衣とが密着している状態における気流の様子を示した図である。 図4は、スペーサの変形例を示した図である。 図5は、消費電力を比較したグラフである。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本発明の実施形態の一例であり、本発明の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
図1は、本実施形態に係る衣服内送風装置を示した斜視図である。衣服内送風装置1は、着用者の腰に装着される装置であり、電動のファンを内蔵するファン本体部2と、ファン本体部2の吹出口3側に取り付けられるスペーサ4とを備える。ファン本体部2には、ファンのモータへ電力を供給するバッテリ用のケーブルが設けられる。そして、ファン本体部2に内蔵のファンは、着用者が身に付けるバッテリから供給される電力で作動する。
スペーサ4は、ファン本体部2に対し着脱自在であってもよいし、或いは、ファン本体部2と一体形成されていてもよい。スペーサ4がファン本体部2に対し着脱自在であれば、例えば、スペーサ4が破損した場合にスペーサ4のみを交換することができる。
ファン本体部2は、内蔵されているファンの回転軸を中心とした外周面を有する略円筒状のケーシング5を有する。ファン本体部2は、ケーシング5の下部に設けられた吸気口6から外気を吸引し、ケーシング5の上部に設けられた吹出口3から空気を吹き出す。ファン本体部2には、着用者の腰に固定するためのベルトクリップ7が設けられている。ベルトクリップ7は、側面視U字状の金属製のクリップであり、例えば、着用者の下衣に取り付けられたベルトに引っ掛けることができる。また、ファン本体部2には、着用者の上衣の裾を止めるためのウェアクリップ8が設けられている。ウェアクリップ8は、側面視J字状の金属製のクリップであり、例えば、着用者の上衣の裾をウェアクリップ8とケーシング5との間に挟んだ状態で保持する。よって、ファン本体部2は、例えば、上下別々のいわゆる2ピースと呼ばれる作業着を着用する着用者の腰のベルトにベルトクリップ7で装着され、上衣の裾がウェアクリップ8で止められた状態になると、上衣と下衣の隙間から着用者の衣服の外側へ吸気口6が露出し、着用者の上衣内に吹出口3が配置された状態となる。したがって、ファン本体部2は、上衣と下衣の隙間から吸気口6を通じて外気を取り込み、吹出口3から上衣内へ空気を吹き出すことができる。
次に、スペーサ4について説明する。スペーサ4は、ファン本体部2に設けられている吹出口3から空気の吹き出し方向へ向かって延設される筒状の部材である。スペーサ4は、吹出口3から空気の吹き出し方向へ向かうにつれて徐々に先細る形態となっており、全体的に格子状の部材である。
スペーサ4は、ファン本体部2に取り付けられた状態で使用されるので、衣服内送風装置1が着用者の腰に装着されると、スペーサ4の一部分が着用者の体に接触し、その反対側の部分が着用者の上衣に接触する状態となる。そこで、以下においては、スペーサ4の
うち、着用者の体に比較的接触しやすい部位を第1接触部9と呼び、その反対側の上衣に比較的接触しやすい部位を第2接触部10と呼ぶことにする。
第1接触部9は、吹出口3の吹き出し方向側において、吹出口3から吹き出た空気の流路に沿うように形成される部位であり、スペーサ4のうち着用者の身体側の部分、換言すると、スペーサ4のうちベルトクリップ7が設けられている側の部分に位置する。一方、第2接触部10は、第1接触部9と同様に、吹出口3の吹き出し方向側において、吹出口3から吹き出た空気の流路に沿うように形成される部位であるが、第1接触部9とは異なり、吹出口3から吹き出た空気の流路の中心を間に挟んで第1接触部9の反対側に位置する。したがって、衣服内送風装置1が着用者の腰に装着されて、スペーサ4が着用者の身体と上衣との間に挟まれた状態になると、第1接触部9は着用者の身体に接触し、第2接触部10は上衣に接触した状態になる。
また、スペーサ4は、全体的に格子状の部材であるため、第1接触部9と第2接触部10との間の部分を含む全域に渡って、吹出口3から吹き出る空気の吹き出し方向に対しほぼ横向きに開口する開口部11を有する。また、スペーサ4は、ファン本体部2の吹出口3の部分を取り囲むようにしてファン本体部2に嵌合する環状基部12を有する。また、スペーサ4は、スペーサ4の上端部分に位置する環状端部16を有する。また、スペーサ4は、環状基部12の全周に渡って離散的に環状基部12から立設されて環状端部16へ至る棒状部分13と、当該棒状部分13に対し直交する状態で棒状部分13同士を離散的に繋ぐ環状部分14とによって構成される格子部15を有する。故に、開口部11は、格子部15を構成する棒状部分13と環状部分14とによって画定されると言える。
このように構成されるスペーサ4では、吹出口3の吹き出し方向側が着用者の身体と上衣とに挟まれても、吹出口3が上衣の布に塞がれない。例えば、着用者の姿勢に追従して上衣が着用者の身体に密着しても、スペーサ4の部分では、着用者の身体に第1接触部9が接触し、着用者の上衣に第2接触部10が接触する。そして、第1接触部9と第2接触部10との間隔が、格子部15を構成する棒状部分13や環状部分14の支持構造によって保持されるため、上衣が着用者の身体に密着しても、第1接触部9と第2接触部10との間には、吹出口3から吹き出た空気が通過するための空間が保持される。また、スペーサ4には、第1接触部9と第2接触部10との間の部分を含む全域に渡って開口部11が形成されているため、格子部15のうち第1接触部9と第2接触部10の部分にある開口部11が着用者の身体や上衣に塞がれても、第1接触部9と第2接触部10との間の部分にある開口部11、換言すると、着用者の身体や上衣に塞がれていない開口部11を通じて流れる空気の流通経路が確保される。
図2は、衣服内送風装置1の使用状態を示した図である。衣服内送風装置1は、例えば、着用者17の腰に装着される。衣服内送風装置1は、上下別々の上衣18と下衣19を着用した着用者17が下衣19のベルト通しに挿通しているベルト20に固定されてもよいし、或いは、下衣19の上端部分に直接固定されてもよい。図2(A)は、衣服内送風装置1の付近において、着用者17の身体21と上衣18との間が比較的空いている状態を示した図である。また、図2(B)は、衣服内送風装置1の付近において、着用者17の身体21と上衣18とが密着している状態を示した図である。
図2(A)では、着用者17の身体21と上衣18との間が比較的空いているため、吹出口3から吹き出た空気は、概ね直進状態を保ったまま上衣18内の上方へ向かって流れる。また、図2(B)では、衣服内送風装置1の付近において着用者17の身体21と上衣18とが密着しているが、第1接触部9と第2接触部10との間の部分にある開口部11を通じて流れる空気の流通経路が確保されている。よって、衣服内送風装置1の付近において着用者17の身体21と上衣18とが密着している状態では、図2(B)を見ると
判るように、吹出口3から吹き出た空気は、スペーサ4内で横向きに進路を変えて開口部11から吹き出ている。
図3は、衣服内送風装置1の付近において着用者17の身体21と上衣18とが密着している状態における気流の様子を示した図である。衣服内送風装置1の付近において着用者17の身体21と上衣18とが密着している場合、図3に示されるように、スペーサ4のうち第1接触部9の部分にある開口部11が身体21に塞がれ、スペーサ4のうち第2接触部10の部分にある開口部11が上衣18に塞がれる。しかし、スペーサ4の全域に設けられている開口部11のうち、第1接触部9と第2接触部10との間の部分にある開口部11は、身体21にも上衣18にも塞がれていない。よって、吹出口3から吹き出た空気は、第1接触部9と第2接触部10との間の部分にある、身体21にも上衣18にも塞がれていない開口部11を通じて上衣18内へ流れる。
したがって、ファン本体部2のファンが作動することにより吸気口6に吸い込まれた外気は、上記のように、吹出口3から上衣18内へ吹き出される。吹出口3から上衣18内へ吹き出された空気は、上衣18内の各部へ行き渡る。上衣18内の各部へ行き渡った空気は、上衣18内の高温多湿の空気を主に着用者17の首と上衣18との間の隙間から外へ排出する。この結果、着用者17の皮膚から排出される汗などにより、上衣18の外側よりも高温多湿になった上衣18内の空気は、吹出口3から吹き出される空気に置換される。このため、着用者17は、衣服内送風装置1を使用していない時よりも清涼感を得ることができる。
なお、ファン本体部2に装着するスペーサ4は、例えば、次のように変形することもできる。図4は、スペーサ4の変形例を示した図である。スペーサ4は、例えば、図4(A)に示されるように、環状基部12から環状端部16へ向かうにつれて先細る形態の筒状の部材であり、六角形の開口部11が筒状の部材の周面に設けられたものであってもよい。また、スペーサ4は、例えば、図4(B)に示されるように、環状基部12から環状端部16へ至るまで同径の筒状の部材であり、上記実施形態よりも大きい開口部11が筒状の部材の周面に設けられたものであってもよい。また、スペーサ4は、例えば、図4(C)に示されるように、網状の部材によって微細な開口部11が筒状の部材の周面に設けられたものであってもよい。また、スペーサ4は、例えば、図4(D)に示されるように、円形の開口部11が筒状の部材の周面に設けられたものであってもよい。また、スペーサ4は、例えば、図4(E)に示されるように、環状基部12から環状端部16へ至る大きさの開口部11が筒状の部材の周面に設けられたものであってもよい。また、スペーサ4は、例えば、図4(F)に示されるように、筒状の部材の周面のうち、第1接触部9や第2接触部10に相当する部位以外の、第1接触部9と第2接触部10との間の部分にのみ開口部11がに設けられたものであってもよい。また、スペーサ4は、例えば、環状端部16を省略したり、その他各種の形態にしてもよい。スペーサ4は、例えば、押圧すると外れる蓋を各開口部11に一体成型したものであり、着用者17が好みに応じて任意の箇所の開口部11の蓋を取り除くことが可能なものであってもよい。
図5は、消費電力を比較したグラフである。ファン本体部2からスペーサ4を取り外してスペーサ4を省略した状態の衣服内送風装置1では、着用者17の姿勢の変化により吹出口3が塞がれる場合があるため、ファン本体部2に内蔵されているモータの負荷が通気抵抗を受けて増大し、例えば、図5のグラフにおいて「スペーサなし」の棒グラフを「塞ぎなし」と「塞ぎあり」とで見比べると判るように、吹出口3が塞がれると消費電力が通常より高くなる。この点、ファン本体部2にスペーサ4を取り付けた状態の衣服内送風装置1では、着用者17の姿勢が変化しても吹出口3が塞がれないため、例えば、図5のグラフにおいて「スペーサあり」の棒グラフを「塞ぎなし」と「塞ぎあり」とで見比べると判るように、吹出口3が塞がれても消費電力が殆ど変化しない。よって、スペーサ4をフ
ァン本体部2に取り付けた衣服内送風装置1であれば、スペーサ4が無いものに比べて、着用者17が身に付けるバッテリの電力消費を抑制し、衣服内送風装置1をより長時間稼働させることができる。
1・・衣服内送風装置:2・・ファン本体部:3・・吹出口:4・・スペーサ:5・・ケーシング:6・・吸気口:7・・ベルトクリップ:8・・ウェアクリップ:9・・第1接触部:10・・第2接触部:11・・開口部:12・・環状基部:13・・棒状部分:14・・環状部分:15・・格子部:16・・環状端部:17・・着用者:18・・上衣:19・・下衣:20・・ベルト:21・・身体:

Claims (4)

  1. 電動のファンを内蔵しており、着用者の腰に装着されると吹出口が該着用者の上衣内に配置される状態となるファン本体部と、
    前記吹出口の吹き出し方向側において、前記吹出口から吹き出た空気の流路に沿うように形成される接触部であり、前記着用者の身体側に位置する第1接触部と、前記流路の中心を間に挟んで前記第1接触部の反対側に位置する第2接触部と、を有するスペーサと、を備え、
    前記スペーサは、少なくとも前記第1接触部と前記第2接触部との間の部分に、前記吹出口から吹き出る空気の吹き出し方向に対し横向きに開口する開口部を有する、
    衣服内送風装置。
  2. 前記スペーサは、周面に前記開口部を有する筒状体である、
    請求項1に記載の衣服内送風装置。
  3. 前記スペーサは、格子状である、
    請求項1または2に記載の衣服内送風装置。
  4. 前記スペーサは、前記ファン本体部に対し着脱自在である、
    請求項1から3の何れか一項に記載の衣服内送風装置。
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