JP2019147579A - 包装袋 - Google Patents
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Abstract
Description
特に手が乾燥しやすい乾季においては、年配者がそのような包装袋を開封しなければならない事態に遭遇した時などに、薄いフィルムを左右に広げて開封することは、非常に大変な作業になっていた。
この引裂き開封性において、引裂き開封部が左端から右端まできれいに切れると共に、引裂き開封部に段差を生じさせ、手指で容易に摘んで開口することができる包装袋が求められていた。
前記積層体の一方の外層に、前記端縁熱接着部の一方の外縁を起点として、当該起点と前記端縁熱接着部に平行する方向の位置を同じくする他方の外縁を終点として連続する第1切目線と、
前記積層体の他方の外層に、前記端縁熱接着部の一方の外縁を起点として前記端縁熱接着部に平行する方向の位置を同じくする他方の外縁を終点とする第2切目線を形成し、
前記第1切目線は包装袋の平面視状態において包装袋の略中央部において起点と終点とを結ぶ仮想直線を想定した時に、前記仮想直線に対して上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されていることを特徴とする包装袋を提案している。
しかしながら、切れ目線は、包装袋の落下強度や保存環境に耐える一定の強度が必要なので、必ずしも切れ目線に沿って引き裂くことができるとは限らない。
この為、切れ目線の途中で引き裂かれる位置がずれて、表裏で同じ位置で引き裂かれたり、あらぬ方向に引き裂き走る場合があり、必ずしも開封しやすくはならないといった問題があった。
中央の辺を破断して開封可能な辺とし、
破断して開封可能な辺の内側両端シール部外縁に開封開始点を有し、
前側フィルム、後側フィルム、それぞれに、一方の開封開始点を起点とし、他方の開封開始点を終点とした、中央易開封破断線を有し、
中央易開封破断線は、その中央において、左右の開封開始点を結ぶ直線に対し、上側、あるいは下側に、前フィルム側と後フィルム側で、異なる方向にずれた段差付き易開封破断線とし、
前記段差付き易開封破断線の左右、および上下に、段差の開始部近傍に向けて傾斜、あるいは屈曲した易開封補助破断線を有していることを特徴とする包装袋である。
特に、開封する中央易開封破断線からずれて破断し始めても、傾斜した易開封補助破断線によって、中央段差付き易開封破断線側に破断の方向が修正され、著しく破断する位置がずれることがない。
図1は、本発明に係る包装袋の一例を示す全体図である。
本発明の包装袋1は、積層フィルムからなる前フィルム101、後フィルム102をシーラント面同士で重ね合わせ、周囲に天シール部11、左側シール部12、右側シール部13、および底シール部14を有した包装袋1で、内部に内容物を収納する収納部10を備えている。
この図1で示す包装袋1の一例は、底部が底面フィルム141を融着したガゼットを有するスタンディングパウチで、自立性を持たせた包装袋になっているが、必ずしもガゼットにする必要はない。
開封開始点3は、切り欠き、あるいは切り込み、又は点状の脆弱部など、引き裂きのきっかけになり、手で容易に破断し始めることができる開始点によって形成されている。
左側シール部12に形成された左開封開始点31と、右側シール部13に形成された右開封開始点32との間には、一方の開封開始点を起点とし、他方の開封開始点を終点とした
、中央易開封破断線30を形成する。
中央易開封破断線30は、その中央において、左右の開封開始点を結ぶ直線Lから、上側、あるいは下側に、前側と後側で、別々の方向にずれた段差付き易開封破断線33を有している。この段差Dは、0.25mm以上であることが望ましい。段差が0.25mm以上であると、前側と後側で0.5mm以上の差が生じ、上側に大きく残った前フィルム101、あるいは、後フィルム102の端部を引掛けて前後のフィルムを引き離し、各々のフィルムを容易につかむことができる。
易開封補助破断線は、段差を有する範囲の内側から伸びる長い易開封第1補助破断線41と、段差を有する範囲の外側から伸びる短い易開封第2補助破断線42と、を有し、中央易開封破断線30の上側、あるいは下側に、前フィルム101側と後フィルム102側で、別々の方向に形成されている。
半抜きにするには、ビク刃やロータリー刃など、抜き刃よりも浅くした刃を当てて、基材フィルムの厚み未満の深さで切り込みを入れる。もちろん、実線状でも、破線状であってもかまわない。
レーザー光線で走査した再溶融破断線は、2軸延伸フィルムであるポリエチレンテレフタレートフィルムやポリアミドフィルム、ポリプロピレンフィルムなどを基材としたフィルムに使用できる。2軸延伸フィルムに、例えば、波長10.6μmの炭酸ガスレーザーを20〜50ワットの出力で、500〜5000mm/秒の速度で、線状に走査して再溶融することによって、2軸延伸された樹脂同士の繋がりを破壊した易破断線である。
このような破断線は、手で容易に破断線に沿って引き裂き易くなっている。
この咬合具は、雄部材と雌部材とを咬合することができ、咬合すると、前フィルム101と後フィルム102とが結合したようになって、開封部を閉じて密封することができるので、開封破断線が引き裂かれた後も、再封可能としている。
この咬合具2は、上端が、左右の開封開始点を結ぶ直線からの距離Hを、3mm以上離した内側に備えることが望ましい。
の図である。
前面の中央易開封破断線30は、左端は左開封開始点31から始まり、左シール部12近傍では天シール11に平行な前面左中央易開封破断線301からなる。
しかし、前面段差付き易開封破断線33にさしかかると、右上に傾斜した前面左傾斜線331となる。
前面左傾斜線331の先には、左右の開封開始点を結ぶ直線Lに段差Dの高さ上方の平行な直線の前面中央段差付き易開封破断線330になり、さらに、右下に傾斜した前面右傾斜線332と続き、天シール11に平行な前面右中央易開封破断線302となって、右開封開始点32に繋がる。
前面易開封補助破断線は、前面中央段差付き易開封破断線330の左右両側内側の直線L側近傍から左右シール部手前に伸びる前面の易開封第1補助破断線41と、
左右傾斜線の外側近傍から左右シール部手前に伸びる前面の易開封第2補助破断線42と、から構成されている。
前面左易開封第1補助破断線411は、起点が段差の前面左傾斜部331より右側で前面中央段差付き易開封破断線330左端部近傍の点を起点に、左側面シール12手前を終点として、前面中央易開封破断線30と交差しない斜線、あるいは曲線によって形成されている。前面易開封第1補助破断線41は、図2−1のように、楕円の一部を切り取った形状が特に好ましい。
前面右易開封第1補助破断線412は、起点が段差の前面右傾斜部332より左側で前面中央段差付き易開封破断線330右端部近傍の点を起点に、右側面シール13手前を終点として、前面中央易開封破断線30と交差しない曲線によって形成されている。
前面左易開封第2補助破断線421は、起点が前面中央段差付き易開封破断線330の段差側左外側で段差以下の高さの点であって、かつ、前面中央易開封破断線30から離れた左右方向が前面左傾斜部331範囲内の点を起点に、左側面シール12手前を終点として、前面中央易開封破断線30と交差しない斜線、あるいは曲線で形成されている。前面開封第2補助破断線42は、この図2−1のように、楕円の一部を切り取った形状が特に好ましい。
前面右易開封第2補助破断線422は、起点が前面中央段差付き易開封破断線330の段差側右外側で段差以下の高さの点であって、かつ、前面中央易開封破断線30から離れた左右方向が前面右傾斜部332範囲内の点を起点に、右側面シール13手前を終点として、前面中央易開封破断線30と交差しない曲線で形成されている。
咬合具2が、左右の開封開始点を結ぶ直線Lから内側に離した距離Hは、3mm以上とすることが好ましい。
距離Hを3mm未満にすると、中央易開封破断線に沿って開封開始点から包装袋1を引き裂く時に、溶着した咬合具2と包装袋1との溶着部に無理な力が掛かり、その境界付近で破袋するなどの恐れが生じやすい。
後面中央易開封破断線300は、左端は右開封開始点32から始まり、右シール部13近傍では天シール11に平行な後面左中央易開封破断線303からなる。
しかし、後面段差付き易開封破断線34にさしかかると、右下に傾斜した後面左傾斜線341となる。
後面左傾斜線341の先には、左右の開封開始点を結ぶ直線Lに段差Dの高さ下方の平行な直線の後面中央段差付き易開封破断線340になり、さらに、右上に傾斜した後面右傾斜線342と続き、天シール11に平行な後面右中央易開封破断線304となって、左開封開始点31に繋がる。
易開封補助破断線は、後面中央段差付き易開封破断線340の左右両側内側の直線L側近傍から左右シール部手前に伸びる易開封第1補助破断線41と、
左右傾斜線の外側近傍から左右シール部手前に伸びる易開封第2補助破断線42と、から構成されている。
後面左易開封第1補助破断線413は、起点が段差の後面左傾斜部341より右側で後面中央段差付き易開封破断線340左端部近傍の点を起点に、右側面シール13手前を終点として、後面中央易開封破断線300と交差しない曲線によって形成されている。後面も、易開封第1補助破断線41は、楕円の一部を切り取った形状が特に好ましい。
後面右易開封第1補助破断線414は、起点が段差の後面右傾斜部342より左側で後面中央段差付き易開封破断線340右端部近傍の点を起点に、左側面シール12手前を終点として、後面中央易開封破断線300と交差しない曲線によって形成されている。
後面左易開封第2補助破断線423は、起点が後面中央段差付き易開封破断線340の段差側左外側で段差以下の高さの点であって、かつ、後面中央易開封破断線300から離れた左右方向が後面左傾斜部341範囲内の点を起点に、右側面シール13手前を終点として、後面中央易開封破断線300と交差しない曲線で形成されている。後面の開封第2補
助破断線42も、楕円の一部を切り取った形状が特に好ましい。
後面右易開封第2補助破断線424は、起点が後面中央段差付き易開封破断線340の段差側右外側の段差以下の高さの点であって、かつ、後面中央易開封破断線300から離れた左右方向が後面右傾斜部342範囲内の点を起点に、左側面シール12手前を終点として、後面中央易開封破断線300と交差しない曲線で形成されている。
第1実施形態例に比べ、この第2実施形態例では、前面左易開封第1補助破断線411は、起点が段差の前面左傾斜部331より右側で前面中央段差付き易開封破断線330左端部近傍の点であって、かつ、直線Lよりも段差側に高い点を起点に、左側面シール12手前を終点として、前面中央易開封破断線30と交差しない曲線によって形成されている。
第1実施形態例に比べ、この第2実施形態例では、後面左易開封第1補助破断線413は、起点が段差の後面左傾斜部341より右側で後面中央段差付き易開封破断線340左端部近傍の点であって、かつ、直線Lよりも段差側に低い点を起点に、右側面シール13手前を終点として、後面中央易開封破断線300と交差しない斜線、あるいは曲線によって形成されている。
第1実施形態例に比べ、この第3実施形態例では、前面左易開封第1補助破断線411は、起点が前面中央段差付き易開封破断線330左端と中央との間の点であって、かつ、直線Lよりも段差側に高い点を起点に、左側面シール12手前を終点として、前面中央易開封破断線30と交差しない曲線によって形成されている。
第1実施形態例に比べ、この第3実施形態例では、後面左易開封第1補助破断線413は
、起点が後面中央段差付き易開封破断線340左端と中央との間の点であって、かつ、直線Lよりも段差側に低い点を起点に、右側面シール13手前を終点として、後面中央易開封破断線300と交差しない斜線、あるいは曲線によって形成されている。
第1実施形態例に比べ、この第4実施形態例では、前面左易開封第2補助破断線421は、起点が前面中央段差付き易開封破断線330の段差の範囲内で、かつ、段差より高く、前面中央易開封破断線30から外側に離れた点を起点に、左側面シール12手前を終点として、前面中央易開封破断線30と交差しない曲線で形成されている。
第1実施形態例に比べ、この第4実施形態例では、後面左易開封第2補助破断線423は、起点が後面中央段差付き易開封破断線340の段差範囲内で、かつ、段差より低く、後面中央易開封破断線300から下側に離れた点を起点に、右側面シール13手前を終点として、後面中央易開封破断線300と交差しない曲線で形成されている。
第1実施形態例に比べ、この第5実施形態例では、前面左易開封第2補助破断線421は、起点が直線Lからなる前面中央易開封破断線30から上側に離れて段差よりも低く、左右方向が前面左傾斜部331の左端部よりも左側の点を起点に、左側面シール12手前を終点とした曲線で形成されている。
第1実施形態例に比べ、この第5実施形態例では、後面左易開封第2補助破断線423は、起点が直線Lからなる前面中央易開封破断線30から下側に離れて段差よりも高く、左右方向が後面左傾斜部341の左端部よりも左側の点を起点に、右側面シール13手前を終点とした曲線で形成されている。
第1実施形態例に比べ、この第6実施形態例では、前面左易開封第1補助破断線411は、起点が段差の前面左傾斜部331より右側で前面中央段差付き易開封破断線330左端部近傍の点であって、かつ、直線Lよりも段差側に高い点を起点に、左側面シール12手前を終点として、前面中央易開封破断線30と交差しない斜線によって形成されている。
第1実施形態例に比べ、この第6実施形態例では、後面左易開封第1補助破断線413は、起点が段差の後面左傾斜部341より右側で後面中央段差付き易開封破断線340左端部近傍の点であって、かつ、直線Lよりも段差側に低い点を起点に、右側面シール13手前を終点として、後面中央易開封破断線300と交差しない斜線によって形成されている。
第6実施形態例に比べ、この第7実施形態例では、左右の開封開始点を結ぶ直線Lから、上側、あるいは下側に、前側と後側で、別々の方向にずれた段差付き易開封破断線33の段差Dを大きくして、2mm以上とした実施形態例である。段差が2mm以上であると、前側と後側で4mm以上の差が生じ、上側に大きく残った前フィルム101の端部をしっかりつかむことができるので、前フィルム101を後フィルム102から引き離し、各々のフィルムを引き離して、大きく開口することができる。
第6実施形態例に比べ、この第8実施形態例では、段差付き易開封破断線33や後面段差付き易開封破断線34の形状が異なっている。
すなわち、図9−1では、左右の開封開始点を結ぶ直線Lから、上側、あるいは下側に、前側と後側で、別々の方向にずれた段差付き易開封破断線33が、の直線Lと平行な前面中央段差付き易開封破断線330や後面中央段差付き易開封破断線340がなく、前面左傾斜線と前面右傾斜線だけで形成されている。
この時、中央先端の段差Dを大きくして、上側に大きく残った前フィルム101の端部をしっかりつかむことができるので、前フィルム101を後フィルム102から引き離し、各々のフィルムを引き離して、大きく開口することができる。
第8実施形態例に比べ、この第9実施形態例では、前面左易開封第1補助破断線411は、起点が段差の前面左傾斜部331左端部より左側の点であって、かつ、直線Lよりも段差側に高い点を起点に、左側面シール12手前を終点として、前面中央易開封破断線30と交差しない斜線によって形成されている。
第8実施形態例に比べ、この第9実施形態例では、後面左易開封第1補助破断線413は、起点が段差の前面左傾斜部341左端部より左側の点であって、かつ、直線Lよりも段差反対側に高い点を起点に、右側面シール13手前を終点として、後面中央易開封破断線300と交差しない斜線によって形成されている。
300と交差しない斜線によって形成されている。
図11−1は、左開封開始点31や右開封開始点32を起点に、前面中央易開封破断線30や後面中央易開封破断線300に沿って包装袋1上部を引き裂き、天シール11側を取り除いた状態を示す後フィルム102側から見た上部の図である。
前面中央易開封破断線30は、中央が上部側に段差を有する破断線であり、他方、後面中央易開封破断線300は、中央が下方に段差を有する破断線であったので、それぞれの段差の倍が、引き裂いて現れる前フィルム101と後フィルム102との高さの差として現れる。
また、このように、天シール側が引き裂かれ、開封しても、その内側に咬合具2を有することによって、再封可能となる。
引き裂いた包装袋の開封部は、前フィルム101先端が、後フィルム102先端に対して、段差Dの2倍の高さの差があり、充分な段差ができている。
引き裂かれた開封部の下方には、咬合具2が咬合し、密封している。
使用される合成樹脂製の咬合具2は、凸条の雄部材と、凹条の雌部材とからなり、雄部材と雌部材とを互いに押し当て、咬合させるだけで、再密封可能となる。
レーザー光としては、加工するレーザー光としては、炭酸ガスレーザーや窒素レーザーなどのガスレーザーや、ルビーレーザー、YAGレーザーなどの固体レーザーなどを用いることができる。
レーザー光を線状に走らせるが、基材層を貫通しシーラント層まで達するハーフカットであることが好ましい。金属箔を用いる場合は、金属箔が破断しやすいので、金属箔の上端までハーフカットする。完全に切れなくても、2軸延伸した層が加熱され、未延伸状態になっていれば、破断しやすくなるので、結晶化温度以上、好ましくは融点近傍の温度に加熱させる。
易開封破断線は、1本の加工線でも破断可能となるが、複数の並行した脆弱線によって易開封破断線としても良い。
させるバリア層や、落下等に破袋しにくいような柔軟性を付与する層を設けることが好ましい。
特に、開封する中央易開封破断線から引き裂き位置がずれて破断し始めても、上下左右に設けた易開封補助破断線によって、中央易開封破断線側に破断の方向が修正され、著しく破断する位置がずれることがなく、確実に中央段差付き破断線位置で開封可能であり、過大な費用を掛けずに、開封性を向上させることができる。
10・・・・・・・収納部
101・・・・・・前フィルム
102・・・・・・後フィルム
11・・・・・・・天シール部
12・・・・・・・左側シール部
13・・・・・・・右側シール部
14・・・・・・・底シール部
141・・・・・・底面フィルム
2・・・・・・・・咬合具
3・・・・・・・・開封開始点
30・・・・・・・中央易開封破断線
300・・・・・・後面中央易開封破断線
301・・・・・・前面左中央易開封破断線
302・・・・・・前面右中央易開封破断線
303・・・・・・後面左中央易開封破断線
304・・・・・・後面右中央易開封破断線
31・・・・・・・左開封開始点
32・・・・・・・右開封開始点
33・・・・・・・段差付き易開封破断線
330・・・・・・前面中央段差付き易開封破断線
331・・・・・・前面左傾斜線
332・・・・・・前面右傾斜線
34・・・・・・・後面段差付き易開封破断線
340・・・・・・後面中央段差付き易開封破断線
341・・・・・・後面左傾斜線
342・・・・・・後面右傾斜線
41・・・・・・・易開封第1補助破断線
411・・・・・・前面左易開封第1補助破断線
412・・・・・・前面右易開封第1補助破断線
413・・・・・・後面左易開封第1補助破断線
414・・・・・・後面右易開封第1補助破断線
42・・・・・・・易開封第2補助破断線
421・・・・・・前面左易開封第2補助破断線
422・・・・・・前面右易開封第2補助破断線
423・・・・・・後面左易開封第2補助破断線
424・・・・・・後面右易開封第2補助破断線
D・・・・・・・・段差
L・・・・・・・・直線(左右の開封開始点を結ぶ直線)
Claims (9)
- 前側フィルムと後側フィルムとが、シーラント面を重ね合わせ、少なくとも隣り合った3辺をシールした収納可能な包装袋において、
中央の辺を破断して開封可能な辺とし、
破断して開封可能な辺の内側両端シール部外縁に開封開始点を有し、
前側フィルム、後側フィルム、それぞれに、一方の開封開始点を起点とし、他方の開封開始点を終点とした、中央易開封破断線を有し、
中央易開封破断線は、その中央において、左右の開封開始点を結ぶ直線に対し、上側、あるいは下側に、前フィルム側と後フィルム側で、異なる方向にずれた段差付き易開封破断線とし、
前記段差付き易開封破断線の左右、および上下に、段差の開始部近傍に向けて傾斜、あるいは屈曲した易開封補助破断線を有していることを特徴とする包装袋。 - 中央易開封破断線の中央において、上側、あるいは下側に、前フィルム側と後フィルム側で、異なる方向に、左右の開封開始点を結ぶ直線からずれた段差を0.25mm以上としたことを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
- 中央易開封破断線の上側、あるいは下側に、表側と後側で別々の方向に、左右の開封開始点を結ぶ直線からずれた段差の周囲において、
段差の左右両端傾斜部より内側に易開封第1補助破断線を有し、
前記易開封第1補助破断線は、起点が中央段差付き易開封破断線の左右段差傾斜開始点の内側とし、左右の側面シール手前を終点として、中央易開封破断線と交差しない斜線、あるいは曲線で形成されていることを特徴とする請求項1、又は2に記載の包装袋。 - 中央易開封破断線の上側、あるいは下側に、表側と後側で別々の方向に、左右の開封開始点を結ぶ直線からずれた段差側の左右において、
中央段差付き易開封破断線の段差側左右外側に易開封第2補助破断線を有し、
前記易開封第2補助破断線は、起点が段差以下の高さの点であって、かつ、中央易開封破断線から離れた左右方向が左右両端傾斜部範囲内、あるいは左右両端傾斜部の外側の点を起点に、左右の側面シール手前を終点として、中央易開封破断線と交差しない斜線、あるいは曲線で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装袋。 - 中央易開封破断線の上側、あるいは下側に、表側と後側で別々の方向に、左右の開封開始点を結ぶ直線からずれた段差側の左右において、
中央段差付き易開封破断線の段差側左右外側に易開封第2補助破断線を有し、
前記易開封第2補助破断線は、起点が段差より高い点であって、かつ、中央易開封破断線から離れた左右方向が左右両端傾斜部より内側の点を起点に、左右の側面シール手前を終点として、中央易開封破断線と交差しない斜線、あるいは曲線で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の包装袋。 - 中央易開封破断線、易開封補助破断線、易開封第2補助破断線がいずれも、基材フィルムをレーザー光線で走査した再溶融破断線であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の包装袋。
- 中央易開封破断線、易開封補助破断線、易開封第2補助破断線がいずれも、基材フィルムを半抜きした破断線であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の包装袋。
- 中央易開封破断線を有する開封可能な一辺において、
左右の開封開始点を結ぶ直線に平行で、かつ、中央易開封破断線より内側に、凸条の雄部
材と、凹条の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具を備え、雄部材と雌部材とを咬合することで、再封可能としたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の包装袋。 - 中央易開封破断線を有する開封可能な一辺において、
咬合具が、左右の開封開始点を結ぶ直線から3mm以上離した内側に備えたことを特徴とする請求項8に記載の包装袋。
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