JP2019143539A - 車両 - Google Patents

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Kiyohiko Okajima
清彦 岡嶋
裕亮 毎野
Yusuke Maino
裕亮 毎野
保雄 山田
Yasuo Yamada
保雄 山田
修 稲葉
Osamu Inaba
修 稲葉
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Abstract

【課題】運転者が意図的にアクセルペダルを強く踏み込んだ時に運転者に爽快感を与えることができる車両を提供する。【解決手段】車両は、アクセルペダルの踏込量(アクセルペダル開度)を検出するアクセルペダルセンサと、アクセルペダルセンサにより検出された踏込量に基づいて、踏込量が大きいほど大きな駆動力を発生するように車両の駆動源を制御する駆動源制御装置と、インストルメントパネル17に設けられた発光可能なインジケーター(42b、46、47)と、インジケーター(42b、46、47)の発光を制御する制御装置と、を備え、駆動源制御装置は、踏込量が所定の閾値(例えば、87.5%)以上の時に、閾値以下の時に比べて踏込量に対する駆動力の増大比を増加させ、制御装置は、踏込量が前記閾値以上の時に、インジケーター(42b、46、47)を発光させる。【選択図】図8

Description

本開示は、車両に関し、詳しくは、運転者が意図的にアクセルペダルを強く踏み込んだ時に運転者に爽快感を与えることができる車両に関する。
車両の駆動軸を駆動するエンジンと、電気エネルギーにより駆動軸の駆動補助を行うモータとを備えたハイブリッド車両において、登坂走行などの高負荷走行の際に、運転者の前方に配置されたシフトダウン指示ランプを点灯させてシフトダウンを行うよう報知するシフトダウン推奨手段を備えたものが公知である(特許文献1)。
アクセルペダルの誤操作に起因した問題を解消する急発進防止装置として、アクセルペダルが急激に踏み込まれた際又は一杯までベタ踏みされた際に、エンジン出力の上昇を制限するようにアクセル信号と異なる疑似アクセル信号をECUに出力する制御モードを実行し、緑インジケーターを点灯すると共に赤インジケーターを滅して制御モードへ移行したことを表示するものが公知である(特許文献2)。
特開2001−027321号公報 特開2010−095162号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術は、車両が高負荷走行状態である時にシフトダウンをするものの、通常走行時にはシフトアップ指示を行うことにより燃費の向上を図ることを前提とし、高負荷運転を避けるためのものである。
また、特許文献1記載の技術は、アクセルの誤操作による急発進を防止することはできるが、運転者が意図的に急発進したい場合にも急発進が防止されてしまう。従って、アクセルを全開にした際の急加速による爽快感を得ることはできず、スポーツカーのように運転の楽しみを味わうことを目的とした自動車には適さない。
本発明は、このような背景に鑑み、運転者が意図的にアクセルペダルを強く踏み込んだ時に運転者に爽快感を与えることができる車両を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明のある実施形態に係る車両(1)は、アクセルペダル(11)の踏込量(AP)を検出するアクセルペダルセンサ(21)と、前記アクセルペダルセンサにより検出された前記踏込量に基づいて、当該踏込量が大きいほど大きな駆動力を発生するように車両の駆動源(2、3)を制御する駆動源制御装置(10)と、インストルメントパネル(17)に設けられた発光可能なインジケーター(42b、46、47)と、前記インジケーターの発光を制御する制御装置(20)と、を備え、前記駆動源制御装置は、前記踏込量が所定の閾値(例えば、87.5%)以上の時に、前記閾値以下の時に比べて前記踏込量に対する駆動力の増大比を増加させ、前記制御装置は、前記踏込量が前記閾値以上の時に、前記インジケーターを発光させることを特徴とする。
この構成によれば、運転者によって踏込量が閾値を越えるようにアクセルペダルが強く操作されると、駆動力の増大比が増加することによって運転者に加速を体感させ、インジケーターが発光し、駆動力が増大していることを視覚の変化によって運転者に感じさせることができる。これらにより、運転者に爽快感を与えることができる。
また、上記構成において、前記駆動源は電動機(3)を含み、前記インストルメントパネル(17)に前記電動機の出力及び負荷を示すパワーメーター(42)が設けられ、前記インジケーターは前記パワーメーターの指針(42b)を含み、前記制御装置(20)は、前記踏込量(AP)が前記閾値以上の時に、前記指針の発光色の彩度を高くするとよい。
この構成によれば、運転者によって踏込量が閾値を越えるようにアクセルペダルが強く操作されると、車両の駆動力に関連するパワーメーターの指針の発光色の彩度を高くして、駆動力が増大していることを視覚の変化によって運転者に感じさせることができる。また、パワーメーターは視認性がよいため、視覚の変化を確実に運転者に感じさせることができる。
また、上記構成において、前記駆動源制御装置(10)は、前記駆動源の制御モードとしてノーマルモード及びスポーツモードを備え、前記インジケーターは、前記インストルメントパネル(17)の周縁部に帯状に設けられ、前記駆動源制御装置によって前記スポーツモードが実行されている時に発光されるアンビエント発光部(47)を含み、前記制御装置(20)は、前記踏込量(AP)が前記閾値以上の時に、前記アンビエント発光部の彩度及び明度の少なくとも一方を高くするか、前記アンビエント発光部を点滅させるとよい。
この構成によれば、運転者によって踏込量が閾値を越えるようにアクセルペダルが強く操作されると、駆動力の高さと関連するスポーツモードの実行時に発光するアンビエント発光部が視覚の変化を運転者に与えるため、運転者は駆動力が増大していることを直感的に感じることができる。また、アンビエント発光部はインストルメントパネルの周縁部の広い領域に設けられるため、視認性がよく、視覚の変化を確実に運転者に感じさせることができる。
また、上記構成において、前記アクセルペダル(11)に付与する踏込反力(Fr)を発生する踏込反力発生装置(30)を更に備え、前記踏込反力発生装置は、前記踏込量(AP)が0側から前記閾値に達する直前に、前記踏込反力の増大量を増加させるとよい。
この構成によれば、運転者は踏込量が閾値に達するようにアクセルペダルを踏み込む際に、踏込反力の増大を足に感じ、踏込量が閾値に達した時に踏み抜き感を体感する。そのため、駆動力の増大比増加による加速感やインジケーターによる視覚変化を、踏込反力の増大に関連付けることでより明確に運転者に感じさせることができる。
このように本発明によれば、運転者が意図的にアクセルペダルを強く踏み込んだ時に運転者に爽快感を与えることができる車両を提供することができる。
実施形態に係る車両の概略構成図 図1に示す車両の運転席周辺の概略斜視図 アクセル踏込量とモータの制駆動力との相関を示すグラフ 図1に示すアクセルペダル反力制御装置の概略構成図 アクセル踏込量と付勢力との相関を示すグラフ 図2に示すインストルメントパネルの(A)ノーマルモード、(B)スポーツモードの正面図 キックダウン時のインストルメントパネルの一例の正面図 キックダウン時のインストルメントパネルの他の例の正面図
以下、図面を参照して、本発明に係る車両1の実施形態について詳細に説明する。本発明に係る車両1は、駆動源としてエンジン2(内燃機関)及びモータ3(電動機)を備えたハイブリッド自動車である。エンジン2の駆動力及びモータ3の駆動力は、オートマティックトランスミッション(以下、単にトランスミッション4と記す。)、ディファレンシャル機構5及び、左右のドライブシャフト6を介して駆動輪である左右の前輪7Fに伝達される。トランスミッション4は、多段式であっても連続可変式(CVT)であってもよい。また、エンジン2の駆動力及びモータ3の駆動力は後輪7Rに伝達されてもよい。
モータ3は、走行用の電動機と回生用の発電機とを兼ねたものであり、二次電池であるバッテリ8からの電力供給とバッテリ8に対する電力供給(充電)とをインバータ9によって制御される。モータ3は、エンジン2とモータ3との協働走行やモータ3のみの単独走行の際に、バッテリ8の電気エネルギーを利用して車両1を走行させるための駆動力を発生する駆動モータとして機能すると共に、車両1の減速時に、モータ3の回生により電力を発生する発電機(ジェネレータ)として機能する。モータ3の回生時には、バッテリ8は、モータ3により発電された電力(回生エネルギー)により充電され、モータ3との間で電力の授受を行う。
車両1には、エンジン2、モータ3、トランスミッション4、ディファレンシャル機構5、バッテリ8及びインバータ9を制御するための駆動源制御装置10が搭載されている。駆動源制御装置10は、1つのユニットとして構成されてもよく、例えばエンジン2を制御するためのエンジン制御ユニット、モータ3やインバータ9を制御するためのモータジェネレータ制御ユニット、バッテリ8を制御するためのバッテリ制御ユニット、トランスミッション4を制御するためのAT制御ユニットなど複数の制御ユニットから構成されてもよい。
図2に併せて示すように、車両1には、着席した運転者の右足元近傍に左右に並んだ位置にそれぞれ踏み込み操作可能に設けられたアクセルペダル11及びブレーキペダル12や、ステアリングホイール13、車両1の走行モードを選択するためのモード選択部材14、トランスミッション4の変速モードの変更操作に供されるシフト操作部材16などの各種操作部材が運転席周りに設けられている。モード選択部材14の操作により、運転者はノーマルモードとスポーツモードとのいずれかを選択することができる。また、運転席の正面にはインストルメントパネル17が配置され、車両1の通電状態や操作状態、走行状態、走行モードなどの各種情報が表示されるようになっている。インストルメントパネル17は、駆動源制御装置10に信号線を介して接続された制御装置20によって制御される。
駆動源制御装置10には、複数の制御パラメータの制御信号が入力されるようになっている。制御信号としては、例えば、アクセルペダル11の踏込量を検出するアクセルペダルセンサ21からの踏込量(以下、アクセルペダル開度APという)、ブレーキペダル12の踏込量を検出するブレーキペダルセンサ22からの踏込量、ギヤ段(変速段)を検出するシフトポジションセンサ23からのシフト位置、車速Vを検出する車速センサ24からの車速V、バッテリ8の蓄電量(SOC:State of Charge)を測定する蓄電量センサ25からの蓄電量などである。駆動源制御装置10は、これらのセンサからの情報に基づいて、運転者によって選択された制御モード(ノーマルモード又はスポーツモード)にてエンジン2及びモータ3を制御すると共に、バッテリ8に対する充放電、トランスミッション4の変速動作を制御する。
両制御モードにおいて、駆動源制御装置10は、発進時や街中でのクルーズ時には、バッテリ8からの電力でモータ3を回転駆動し、エンジン2を駆動しないEVドライブモードでモータ3を制御する。アクセルペダル開度APが比較的大きく、力強い加速が必要とされる時は、駆動源制御装置10は、エンジン2を低燃費で運転して電気を作り出し、モータ3を回して走行するハイブリッドドライブモードでエンジン2及びモータ3を制御する。高速クルーズ時には、駆動源制御装置10は、エンジン2の出力軸をドライブシャフト6に直結するようにクラッチを繋ぐエンジンドライブモードでエンジン2を制御する。
モータ3を制御するにあたり、駆動源制御装置10は、図3に示すようにアクセルペダル開度APに応じてモータ3の駆動力及び制動力(以下、制駆動力という)を制御する。ノーマルモードでは、駆動源制御装置10は、アクセルペダル開度APが所定値以下のときに制動力を発揮し、所定値を超えると、緩やかに駆動力が増えるようにモータ3を制御する。スポーツモードでは、駆動源制御装置10は、ノーマルモードよりも小さな所定値以下のときに制動力を発揮し、所定値を超えると、ノーマルモードよりも急激に駆動力が増えるように、即ちアクセルペダル開度APの増大量に対する駆動力の増大量(図3のグラフにおける傾き)が大きくなるようにモータ3を制御する。
また、ノーマルモード及びスポーツモードの両方において、アクセルペダル開度APが所定値(例えば、87.5%)を超えると、アクセルペダル開度APが所定値以下の時に比べて急激に駆動力が増えるように駆動源制御装置10はモータ3を制御する。この際、駆動源制御装置10は、ハイブリッドドライブモードでエンジン2及びモータ3を制御するため、モータ3の出力を上げるだけでなく、エンジン2の回転数(回転速度)を高めてエンジントルクも上げる。
車両1では、アクセルペダル11と出力制御機器(スロットルバルブや燃料噴射装置)とがケーブル等によって接続されないドライブ・バイ・ワイヤ式とされている。アクセルペダル11には、アクセルペダル11に対して踏み力に抵抗する所望の踏込反力Frを付与する踏込反力発生装置30(図4)が付設されている。
図4に示すように、踏込反力発生装置30は、アクセルペダル11に付与する踏込反力Frを発生する反力アクチュエータ31と、反力アクチュエータ31に発生させる踏込反力Frを制御する反力制御ユニット32とを備える。アクセルペダル11は、下端が車体に回動自在に連結されると共に、上部にペダルアーム33が連結されており、図示しないリターンスプリングにより付勢されたペダルアーム33によって原位置側(起立側)へ常時付勢されている。反力アクチュエータ31は、回転運動型の反力モータ34と、反力モータ34の出力軸に連結された旋回アーム35とを備えており、反力モータ34が旋回アーム35に回転トルクを加えることにより、旋回アーム35をペダルアーム33に摺接させてアクセルペダル11に踏込反力Frを付与する。
反力制御ユニット32は、アクセルペダル11に対し、図5に実線で示すように、アクセルペダル11を踏み込む方向に動作させる時は大きく、戻す方向に動作させる時は小さくなるヒステリシス特性をもって踏込反力Frを与える。アクセルペダル開度APは、全開(所謂ベタ踏み)とされた時を100%とする。アクセルペダル11を踏み込む方向に動作させる時(0から大きくなる時)、反力制御ユニット32は、上記所定値である87.5%の直前に踏込反力Frの増大量を増加させる。これにより運転者は、アクセルペダル11を強く操作した際に、アクセルペダル開度APが所定値に達する前に踏込反力Frの壁を感じ、所定値に達した時にクリックのように軽くなる感触を覚える。
このように運転者は、アクセルペダル11の踏み込みによってアクセルペダル開度APが所定値(例えば、87.5%)に達すると、壁を越えたクリック感を足で覚えた後、図3に示すように駆動力が急激に増えることによって加速を体で感じると共に、エンジン2の回転数の高まり(エンジン音の増大)を聴覚で感じることで、自らの運転による車両1の加速を楽しむことができる。
図6は、インストルメントパネル17の(A)ノーマルモード、(B)スポーツモードの状態を示す正面図である。図6(A)に示すように、ノーマルモードのインストルメントパネル17には、車両1の状態を示す各種メーターからなるコンビネーションメーターが表示されている。具体的には、車速Vを示すスピードメーター41がインストルメントパネル17の右側に配置され、モータ3の出力(駆動力)及び負荷(制動力、即ち充填量)からなるモータパワーを示すパワーメーター42がインストルメントパネル17の左側に配置されている。スピードメーター41の右側にはエンジン2に供給される燃料タンク内の燃料量を示す燃料計43が配置され、パワーメーター42の左側にはバッテリ8の蓄電量を示すバッテリ残量計44が配置されている。スピードメーター41とパワーメーター42との間には、アダプティブオートクルーズやレーンキープアシストの作動状態、走行路の最高速度、平均車速、減速度D、外気温表示、オドメーター、トリップメーター等を選択的に表示するマルチインフォメーションディスプレイ45が配置されている。
スピードメーター41及びパワーメーター42は、それぞれ円弧状をなす目盛部41a、42aと、円弧の中心を回転中心とする指針41b、42bとをそれぞれ有している。これらの指針41b、42bは白色に発光している。パワーメーター42の目盛は、円弧の中心を通る水平線上の左側が0(出力及び負荷が0)とされ、0の下側が負荷、0の上側が出力とされ、水平線上の右側が最大出力となっている。パワーメーター42の出力表示部は、目盛部42aによって8つの領域に分けられている。出力の最大値の下側には、図5のアクセルペダル開度APが87.5%に達し、図3に示すモータ3の出力が急激に増える領域に入ったことを意味するキックダウンクリックを示す「KD Click」の文字が表示された発光可能なKD表示部46が設けられている。これらの各種メーター類や文字表示部は、運転者に対して情報を表示するインジケーターとして機能する。
図6(B)に示すように、スポーツモードのインストルメントパネル17には、ノーマルモードで表示された各種メーター類等が表示されることに加え、各種メーター類を取り囲むようにインストルメントパネル17の周縁部に帯状に発光するアンビエント発光部47が表示されている。アンビエント発光部47は発光・消灯可能であり、発光時にインストルメントパネル17に表示され、消灯時には見えなく、或いは見え難くなる。スポーツモード選択時、アンビエント発光部47は全体的に同一の明度をもって白色に発光する。
図7に示すように、運転者がアクセルペダル11を踏み込んでアクセルペダル開度APが87.5%を超え、パワーメーター42が7/8の目盛を超えると(キックダウン時)、パワーメーター42の指針42bが白色から、白色よりも彩度が高い赤色に変わると共に、KD表示部46が赤色に発光して「KD Click」の文字を強調する。これにより運転者は、上記のように加速を体感し且つエンジン音の増大を触覚で感じることに加え、視覚によっても車両1の加速を感じることができ、運転の爽快感を得ることができる。
この際、制御装置20がパワーメーター42の指針42bの発光色の彩度を高くすることにより、駆動力が増大していることを視覚変化によって運転者は感じることができる。また、パワーメーター42は視認性がよい位置に配置されているため、運転者は視覚の変化を確実に感じ取るとこができる。
また、アクセルペダル開度APが0側から87.5%の閾値に達する直前に、踏込反力発生装置30が踏込反力Frの増大量を増加させ、アクセルペダル開度APが閾値に達した時に踏み抜き感を運転者に体感させることにより、運転者は、駆動力の増大比の増加による加速感や、指針42bやKD表示部46等のインジケーターによる視覚変化を、踏込反力Frの増大に関連付けてより明確に感じ取ることができる。
他の例では、図8に示すように、アクセルペダル開度APが87.5%を超え、パワーメーター42が7/8の目盛を超えると(キックダウン時)、KD表示部46が赤色に発光すると共に、アンビエント発光部47のうち、運転者の視界に入り易い上側の左右の側部47aが赤色に変わって点滅する。制御装置20がこのような制御を行うことによっても、運転者は、上記の加速を体感し且つエンジン音の増大を触覚で感じることに加え、視覚によっても車両1が加速していることを感じることができ、運転の爽快感を得られる。
また、アンビエント発光部47は駆動源制御装置10がスポーツモードを実行している時に発光させる部分であることから、アンビエント発光部47が点滅することによって運転者は駆動力の増大を直感的に感じることができる。更に、アンビエント発光部47はインストルメントパネル17の周縁部の広い領域に設けられるため、視認性がよく、運転者が視覚の変化を確実に感じる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態では、図7を参照して説明したように、パワーメーター42が7/8の目盛を超えると、パワーメーター42の指針42bが白色から赤色に変わるが、制御装置20が彩度や色を変えずに明度を高くすることで指針42bを際立たせてもよく、点滅させることによって指針42bを更に際立たせてもよい。また、上記実施形態では、図8を参照して説明したように、パワーメーター42が7/8の目盛を超えると、アンビエント発光部47の左右の側部47aが赤色に変わって点滅するが、制御装置20が彩度を変えることなく明度を高くすることでアンビエント発光部47を際立たせてもよい。或いは、制御装置20がアンビエント発光部47の彩度及び明度の少なくとも一方を高くし、アンビエント発光部47を点滅させなくてもよい。更に、制御装置20が図7の表示と図8の表示とを組み合わせた制御を行ってもよい。この他、各部材や部位の具体的構成や配置、数量、角度、配色など、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。一方、上記実施形態に示した各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択することができる。
1 車両
2 エンジン(駆動源)
3 モータ(駆動源)
10 駆動源制御装置
11 アクセルペダル
17 インストルメントパネル
20 制御装置
21 アクセルペダルセンサ
30 踏込反力発生装置
42 パワーメーター
42b 指針
46 KD表示部
47 アンビエント発光部
AP アクセルペダル開度(踏込量)
Fr 踏込反力

Claims (4)

  1. アクセルペダルの踏込量を検出するアクセルペダルセンサと、
    前記アクセルペダルセンサにより検出された前記踏込量に基づいて、当該踏込量が大きいほど大きな駆動力を発生するように車両の駆動源を制御する駆動源制御装置と、
    インストルメントパネルに設けられた発光可能なインジケーターと、
    前記インジケーターの発光を制御する制御装置と、を備え、
    前記駆動源制御装置は、前記踏込量が所定の閾値以上の時に、前記閾値以下の時に比べて駆動力の増大量を増加させ、
    前記制御装置は、前記踏込量が前記閾値以上の時に、前記インジケーターを発光させることを特徴とする車両。
  2. 前記駆動源は電動機を含み、前記インストルメントパネルに前記電動機の出力及び負荷を示すパワーメーターが設けられ、
    前記インジケーターは前記パワーメーターの指針を含み、
    前記制御装置は、前記踏込量が前記閾値以上の時に、前記指針の発光色の彩度を高くすることを特徴とする請求項1に記載の車両。
  3. 前記駆動源制御装置は、前記駆動源の制御モードとしてノーマルモード及びスポーツモードを備え、
    前記インジケーターは、前記インストルメントパネルの周縁部に帯状に設けられ、前記駆動源制御装置によって前記スポーツモードが実行されている時に発光されるアンビエント発光部を含み、
    前記制御装置は、前記踏込量が前記閾値以上の時に、前記アンビエント発光部の彩度及び明度の少なくとも一方を高くするか、前記アンビエント発光部を点滅させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両。
  4. 前記アクセルペダルに付与する踏込反力を発生する踏込反力発生装置を更に備え、
    前記踏込反力発生装置は、前記踏込量が0側から前記閾値に達する直前に、前記踏込反力の増大量を増加させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両。
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