JP2019142038A - 熱転写システム - Google Patents

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Abstract

【課題】インクリボンのインク抜け部分から印字されたID情報が特定されるのを防ぐとともに外側インクリボンと内側インクリボンを効果的に接着することができる熱転写システムを提供する。【解決手段】インクリボン13を送り出す送出部16と、送出部16の下流側に配置された第1加熱体18を含む第1転写装置17と、巻取部21の近傍に設けられ、巻取部21に巻き取られたインク転写済のインクリボン13を支持層11側から加熱する第2加熱体23と、第3加熱体30とを備えている。第2加熱体23は、外側インクリボンのインク層12のインクが第1パターンと異なる第2パターンで内側インクリボンの支持層11に転写されるよう、外側インクリボンを加熱するし、さらに、第3加熱体30により外側インクリボンを加熱して、外側インクリボンと内側インクリボンを接着する。【選択図】図1

Description

本発明は、支持層とインク層とを有するインクリボンを用いて被転写体にインクを転写する熱転写システムに関する。
インクリボンを用いて、カードなどの被転写体に文字などの像を印字する転写システムが、広く普及している。インクリボンは、帯状に延びるリボン(支持層)と、リボン上に形成され、染料等を含んだインク層と、を有している。インクリボンを用いた印字においては、印字されるべき所望の像に対応したパターンで、インクが被転写体に転写される。この場合、インク転写済のインクリボンには、被転写体への転写によりインクが抜けた部分が、印字された像に対応したパターンで存在している。このため、インク転写済のインクリボンから、印字された像を特定することが可能である。従って、インクリボンを用いて、被転写体にID情報などの秘匿すべき情報を印字する場合、インク転写済のインクリボンの取り扱いに注意が必要となる。
このような問題に対応するため、例えば特許文献1において、巻取部に巻き取られた最外周のインクリボンに発熱体を押し付けて、最外周のインクリボンの内側に位置するインクリボンに固着させる熱転写システムが提案されている。
特開平8−192562号公報
しかしながら発熱体を押し付けて最外周のインクリボンを内側に位置するインクリボンに固着させても、両者の結合力が弱いと、インク転写済のインクリボンを巻き戻す際、両者が剥がれてID情報などの秘匿すべき情報が読み取られてしまう。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、転写済のインクリボンからID情報等の秘匿すべき情報を読み取ることが困難な熱転写システムを提供することを目的とする。
本発明は、支持層とインク層とを有するインクリボンを用いて被転写体にインクを転写する熱転写システムにおいて、前記インクリボンを送り出す送出部と、前記送出部の下流側に配置され、前記インクリボンの支持層側に設けられた第1加熱体を有し、前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して第1パターンで転写する第1転写装置と、前記第1転写装置の下流側に配置され、インク転写済の前記インクリボンを巻き取る巻取部と、前記巻取部の近傍に設けられ、前記巻取部に巻き取られたインク転写済の前記インクリボンに支持層側から当接して前記インクリボンを支持層側から加熱する第2加熱体と、を備え、前記第2加熱体は、インクリボンのインク層のインクが前記第1パターンと異なる第2パターンで当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写されるよう、前記インクリボンを加熱し、前記第2加熱体の上流側又は下流側の近傍に、ヒータからなる第3加熱体を設け、前記第3加熱体により当該インクリボンを加熱して前記第2加熱体により前記内側に位置するインクリボンに形成された凹凸形状に前記当該インクリボンのインク層のインクを充填して、当該インクリボンと前記内側に位置するインクリボンを接着させることを特徴とする熱転写システムである。
本発明は、前記第3加熱体は前記第2加熱体の下流側近傍に設けられていることを特徴とする熱転写システムである。
本発明は、前記第3加熱体は単一のヒータからなることを特徴とする熱転写システムである。
本発明によれば、第2加熱体は、インクリボンのインク層のインクが、第1パターンと異なる第2パターンで、当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写されるよう、インクリボンを加熱することができる。このことにより、インク転写済のインクリボンから、第1転写装置における第1パターンが特定されるのを防ぐことができる。また第3加熱体により、第2加熱体によって形成された内側に位置するインクリボンの凹凸形状に外側に位置するインクリボンのインクを充填させる。このことにより内側に位置するインクリボンと外側に位置するインクリボンを効果的に接着させることができる。
図1は、本発明の実施の形態における熱転写システムを示す図。 図2(a)は、本発明の実施の形態において、インク転写済のインクリボンを示す図、図2(b)は、本発明の実施の形態において、インクリボンのインクが第1パターンで転写された被転写体を示す図。 図3は、図2(a)に示すインク転写済のインクリボンのIII−III線に沿った断面図。 図4は、図1の熱転写システムの巻取装置を拡大して示す図。 図5は、図4に示す巻取装置の第2加熱体を矢印Vで示す方向から見た場合を示す図。 図6は、図5に示す第2加熱体およびインクリボンのVI−VI線に沿った断面図。 図7(a)(b)は、本発明の実施の形態において、外側インクリボンのインク層のインクが、内側インクリボンの支持層に第2パターンで転写される様子を示す図。 図8(a)は、図7(a)(b)に示す転写が実施された後の外側インクリボンのインク層を示す図、図8(b)は、図7(a)(b)に示す転写が実施された後の内側インクリボンの支持層を示す図。 図9は、第3加熱体の作用を示す概略図。 図10は、第2加熱体の変形例を示す図。
<本発明の実施の形態>
以下、図1乃至図9を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。はじめに図1を参照して、熱転写システム10の全体構造について説明する。
<熱転写システム>
図1に示すように、支持層11とインク層12とを有するインクリボン13を用いて被転写体14に所望パターンでインク12aを転写する熱転写システム10は、矢印R1で示す方向にインクリボン13を送り出す送出部16と、送出部16の下流側に配置された第1転写装置17と、第1転写装置17の下流側に配置され、矢印R2で示す方向にインク転写済のインクリボン13を巻き取る巻取部21と、巻取部21の近傍に設けられ、インク転写済のインクリボン13を支持層11側から加熱するロール形状の発熱体からなる第2加熱体23を含む第2転写装置22と、第2加熱体23の下流側近傍に設けられた第3加熱体30とを備えている。図1に示すように、インクリボン13は、複数のガイドロール15に沿って搬送される。ここで、図1に示す巻取部21と、第2加熱体23を含む第2転写装置22と、第3加熱体30とにより、巻取装置20が構成されている。
図1に示すように、第1転写装置17は、被転写体14を支持するプラテンロール19と、インクリボン13および被転写体14を挟んでプラテンロール19と対向するよう設けられた第1加熱体18、例えば印字ヘッドと、を有している。図1に示すように、第1加熱体18は、インクリボン13の支持層11側に設けられている。この第1加熱体18により、インクリボン13のインク層12のインク12aがID情報に対応する所定のパターン(第1パターン)で加熱され、これによって、インクリボン13のインク層12のインク12aが被転写体14に対して第1パターンで転写される。
図2(a)は、インク12aが被転写体14に第1パターンで転写された後のインクリボン13をインク層12側から見た場合を示す図であり、図2(b)は、インクリボン13のインク12aが第1パターンで転写された被転写体14を示す図である。図3は、図2(a)に示すインク転写済のインクリボン13のIII−III線に沿った断面図である。図2(a)および図3に示すように、インク転写済のインクリボン13において、インク層12は、被転写体14に転写されずに残留しているインク12aと、被転写体14に印字されたID情報に対応するインク抜け部分12bとからなる。この場合、図2(a)に示すように、インク転写済のインクリボン13におけるインク抜け部分12bのパターンは、上述の第1加熱体18における第1パターンに対応している。このため、インク抜け部分12bのパターンに基づいて、被転写体14に印字されたID情報を特定することが可能となっている。
<巻取装置>
次に図4を参照して、熱転写システム10の巻取装置20について詳細に説明する。上述のとおり、巻取装置21は、インク転写済のインクリボン13を巻き取るロール状の巻取部21と、巻取部20の近傍に設けられ、インク転写済のインクリボン13を支持層11側から加熱する第2加熱体23を含む第2転写装置(巻取装置用転写装置)22と、第2加熱体23の下流側近傍に設けられた単一ヒータからなる加熱体30とを有している。このうち第2転写装置22は、上述のようにロール形状の発熱体からなる第2加熱体23と、第2加熱体23を矢印R3で示す方向において回動可能に支持する支持機構(図示せず)と、を含んでいる。
<巻取部>
図4に示すように、本実施の形態の巻取部21においては、インクリボン13の支持層11がインク層12よりも外側に位置するようインクリボン13が巻き取られる。なお図4に示すように、本実施の形態において、巻取部21に巻き取られているインクリボン13のうち最外周に位置するインクリボン13が外側インクリボン13Aと称され、外側インクリボン13Aよりも内側で巻取部21に巻き取られ、外側インクリボン13Aに隣接しているインクリボン13が内側インクリボン13Bと称される。
<第2転写装置>
次に図5および図6を参照して、第2転写装置22の第2加熱体23について詳細に説明する。図5は、図4の第2加熱体23を矢印Vで示す方向から見た場合を示す図であり、図6は、図5に示す第2加熱体23およびインクリボン13のVI−VI線に沿った断面図である。なお、巻取部21にインクリボン13が巻き取られる際、巻き取られたインクリボン13は、実際には巻取部21のロール面に沿って湾曲するが、図6においては、便宜上、湾曲状態を無視してインクリボン13が描かれている。また図6においては、外側インクリボン13Aが第2加熱体23により押圧されて外側インクリボン13Aのインク層12の一部のインク12aが内側インクリボン13Bの支持層11に押し付けられる様子を説明するため、便宜上、外側インクリボン13Aと内側インクリボン13Bとの間に若干の隙間が描かれている。しかしながら、これに限られることはなく、外側インクリボン13Aと内側インクリボン13Bとが全面にわたって隙間無く接していてもよい。
図5および図6に示すように、第2加熱体23は、その外周に所定パターン(第2パターン)で配置された突起部23aを含んでいる。このため、図6に示すように、外側インクリボン13Aが第2加熱体23の突起部23aによって外側(支持層11側)から加熱および押圧されると、外側インクリボン13Aのインク層12に残留しているインク12aの一部が、第2パターンで、内側インクリボン13Bの支持層11上に転写される。なお、第2加熱体23の温度は、外側インクリボン13Aのインク層12のインク12aが全域にわたって溶融され、これによって外側インクリボン13Aと内側インクリボン13Bとが接着されるという現象が生じない程度に、低く設定されている。
ここで、第2加熱体23の突起部23aにおける第2パターンは、第1加熱体18における第1パターンとは異なるよう設定されている。このため、外側インクリボン13Aのインク層12に残留しているインク12aの一部を内側インクリボン13Bの支持層11上に転写することにより、外側インクリボン13Aのインク層12における、ID情報に対応する第1パターンからなるインク抜け部分12bのパターンを破壊することができる。このことにより、後に詳細に説明するように、インク抜け部分12bのパターンに基づいて被転写体14に印字されたID情報が特定されるのを防ぐことができる。
なお、巻取部21においては、巻き取りが進むにつれて、巻取部21により巻き取られているインクリボン13により構成されるロール体の外径が増加していく。このようなロール体の外径の増加に対応するため、第2加熱体23は、ロール体の半径方向(図4において矢印D1で示す方向)において移動可能となるよう支持機構(図示せず)により支持されている。また、このような支持機構によって第2加熱体23を支持することにより、巻取り駆動が停止されている場合や、第2加熱体23による加熱が不要な場合に、第2加熱体23を矢印D1方向に移動させて、巻取部21に巻き取られているインクリボン13との接触を任意に中止することが可能となる。
<第3加熱体>
次に第3加熱体30について述べる。第3加熱体30は、単一ヒータからなる。第3加熱体30は第1加熱体18あるいは第2加熱体22のようにパターンを印字するものではなく、外側インクリボン13Aを部分的に支持層11側から加熱して外側インクリボン13Aのインク層12を溶融させて外側インクリボン13Aと内側インクリボン13Bを接着させるようになっている。
<本実施の形態の作用>
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。ここでは、熱転写システム10の第1転写装置17により被転写体14にID情報が印字され、その後、インク転写済の外側インクリボン13Aのインク層12のインク12aが、第2転写装置22により第2パターンで内側インクリボン13Bの支持層11上に転写される作用について説明する。
まず被転写体14を準備し、次に、被転写体14を第1転写装置17に向けて搬送する。一方、図1に示すように、インクリボン13を、送出部16から第1転写装置17に向けて送り出す。
被転写体14が第1転写装置17の第1加熱体18とプラテンロール19との間に到達すると、第1加熱体18がインクリボン13を、ID情報に対応する第1パターンで加熱しながら被転写体14に対して押し付ける。これによって、インクリボン13のインク層12のインク12aが第1パターンで被転写体14上に転写される(第1転写工程)。このことにより、被転写体14上にID情報が印字されるとともに、インクリボン13のインク層12に、ID情報に対応したインク抜け部分12bが形成される。
第1転写装置17を経た後のインク転写済のインクリボン13は、巻取装置20の巻取部21により巻き取られる。そして、巻取部21によってインク転写済のインクリボン13が巻き取られている状態において、第2転写装置22により、外側インクリボン13Aが第2パターンで加熱される(第2転写工程)。以下、図7(a)(b)および図8(a)(b)を参照して、外側インクリボン13Aが第2転写装置22により第2パターンで加熱される作用について詳細に説明する。
はじめに、図7(a)に示すように、第2転写装置22の第2加熱体23を巻取部21とともに回転させながら、外側(支持層11側)から第2加熱体23を外側インクリボン13Aに押し付ける。これによって、外側インクリボン13Aが第2加熱体23の突起部23aによって外側から加熱される。このため、外側インクリボン13Aのインク層12に残留しているインク12aの一部が、内側インクリボン13Bの支持層11上に対して、加熱されながら押し付けられる。これによって、図7(b)において符号12cにより示すように、外側インクリボン13Aのインク層12に残留しているインク12aの一部が、内側インクリボン13Bの支持層11上に転写される。
図8(a)は、第2転写装置22による転写が行われた後の外側インクリボン13Aをインク層12側から見た場合を示す図であり、図8(b)は、第2転写装置22による転写が行われた後の内側インクリボン13Bを支持層11側から見た場合を示す図である。図8(a)に示すように、外側インクリボン13Aのインク層12には、第1転写装置17におけるID情報の印字パターンに基づく第1パターンを有するインク抜け部分12b(1)と、第2転写装置22における第2加熱体23の突起部23aの配列パターンに基づく第2パターン26を有するインク抜け部分12b(2)と、が形成されている。図8(a)に示すように、外側インクリボン13Aのインク層12には、第1パターンと第2パターン26とが混在しており、このため、ID情報に対応する第1パターンからなるインク抜け部分12b(1)のパターンが、認識不可能な程度に破壊されている。このことにより、インク抜け部分12bのパターンに基づいて被転写体14に印字されたID情報が特定されるのを防ぐことができる。
図8(b)に示すように、内側インクリボン13Bの支持層11上には、第2転写装置22によって、外側インクリボン13Aから第2パターン26でインク12cが転写されている。また図8(b)に示すように、このインク12cには、部分的に、外側インクリボン13Aのインク層12の第1パターンからなるインク抜け部分12bに基づくパターンを有するインク抜け部分12dが形成されている。しかしながら、当該インク抜け部分12dは、図8(b)に示すように、第2パターン26と重複する領域において視認されるのみであり、従って、インク抜け部分12dのパターンに基づいて、被転写体14に印字されたID情報が特定されることはない。
その後、外側インクリボン13Aは第3加熱体30まで送られ、この第3加熱体30により外側インクリボン13Aが部分的に加熱される。
次に図9により、第3加熱体30の作用について述べる。ここで図9は、第3加熱体30の作用を示す模式図である。図9に示すように、外側インクリボン13Aが第3加熱体30まで達すると、第3加熱体30により外側インクリボン13Aが部分的に加熱される。
図9において、外側インクリボン13Aおよび内側インクリボン13Bのうち、第2加熱体22により加熱された部分を符号35で示し、第2加熱体22により加熱されて内側インクリボン13Bの支持層11上に転写されるインクを符号12cで示す。
外側インクリボン13Aおよび内側インクリボン13Bのうち第2加熱体22により加熱された凹凸部分35Aは、第2加熱体22により外側インクリボン13Aおよび内側インクリボン13Bの支持層11が高温によりダメージを受けて局所的に凹凸形状35Aをもつ。
また外側インクリボン13Aの凹凸部分35に対向して、内側インクリボン13Bに転写されたインク12cが位置する。
図9に示すように、第3加熱体30により外側インクリボン13Aが部分的に加熱されると、第3加熱体30により加熱された外側インクリボン13Aの加熱部分36のインク層12が加熱され、インク層12のインク12cが溶融して内側インクリボン13Bの凹凸部分35に形成された凹凸形状35A内に充填される。
この場合、外側インクリボン13Aの加熱部分36のインクが、内側インクリボン13Bの凹凸部分35の凹凸形状35A内に入り込み、外側インクリボン13Aの加熱部分36と内側インクリボン13Bの凹凸部分35とを堅固に接着することができる。
その後、使用済のインクリボンを巻き戻す際、外側インクリボン13Aと内側インクリボン13Bとが凹凸部分35と加熱部分36において堅固に接着されるため、外側インクリボン13Aと内側インクリボン13Bのうち、いずれかのインクリボン13A、13Bが局所的に破損する。このことにより、インクリボン13A、13Bに残るID情報等の残像を復元することは困難となる。このことにより使用済のインクリボン13A、13BからID情報等を読み取ることはできず、これに加えてインクリボン13A、13Bに残るID情報等の残像を復元することも困難となる。
<本発明の変形例>
上記実施の形態において、第2加熱体22の下流側近傍に第3加熱体30を設けた例を示したが、これに限らず第3加熱体33を矢印R2方向に沿って360°近く更に移動させて、第3加熱体30を第2加熱体22の上流側近傍にもってきてもよい。
この変形例においても、上記実施の形態で説明した作用効果を奏することができる。
また、第2転写装置22がロール形状の発熱体からなる第2加熱体23を有する例を示したが、これに限らず、図10に示すように第2加熱体23は印字ヘッドからなっていてもよい。この場合、印字ヘッドの形態が特に限られることなく、例えば端面ヘッドを有し、イレースパターンを転写する印字ヘッドを用いてもよい。
10 熱転写システム
11 支持層
12 インク層
12a インク
12b インク抜け部分
12c 第2加熱体により支持層上に転写されたインク
13 インクリボン
13A 外側インクリボン
13B 内側インクリボン
14 被転写体
15 ガイドロール
16 送出部
17 第1転写装置
18 第1加熱体
19 プラテンロール
20 巻取装置
21 巻取部
21a 軸線
22 第2転写装置
23 第2加熱体
26 第2パターン
30 第3加熱体
35 凹凸部分
35A 凹凸形状
36 加熱部分

Claims (3)

  1. 支持層とインク層とを有するインクリボンを用いて被転写体にインクを転写する熱転写システムにおいて、
    前記インクリボンを送り出す送出部と、
    前記送出部の下流側に配置され、前記インクリボンの支持層側に設けられた第1加熱体を有し、前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して第1パターンで転写する第1転写装置と、
    前記第1転写装置の下流側に配置され、インク転写済の前記インクリボンを巻き取る巻取部と、
    前記巻取部の近傍に設けられ、前記巻取部に巻き取られたインク転写済の前記インクリボンに支持層側から当接して前記インクリボンを支持層側から加熱する第2加熱体と、を備え、
    前記第2加熱体は、インクリボンのインク層のインクが前記第1パターンと異なる第2パターンで当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写されるよう、前記インクリボンを加熱し、
    前記第2加熱体の上流側又は下流側の近傍に、ヒータからなる第3加熱体を設け、前記第3加熱体により当該インクリボンを加熱して前記第2加熱体により前記内側に位置するインクリボンに形成された凹凸形状に前記当該インクリボンのインク層のインクを充填して、当該インクリボンと前記内側に位置するインクリボンを接着させることを特徴とする熱転写システム。
  2. 前記第3加熱体は前記第2加熱体の下流側近傍に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の熱転写システム。
  3. 前記第3加熱体は単一のヒータからなることを特徴とする、請求項1または2に記載の熱転写システム。
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