JP2019141137A - 遊技機 - Google Patents

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Iori Miura
伊織 三浦
淳 末吉
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淳 末吉
浩明 松本
Hiroaki Matsumoto
浩明 松本
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【課題】風を用いた演出を行うことが可能な遊技機を提供する。【解決手段】スロットマシンが、取付開口部122を有する箱状に形成されたボックス部121と、取付開口部122を塞いでボックス部121に取り付けられ、音を発生させることが可能な振動板113を有するウーファー111とを備え、ボックス部121は、ボックス部121の内部とボックス部121の外部と連通させるバスレフポート123を有し、ウーファー111の振動板113を振動させてバスレフポート123に空気が流れるようにすることで、遊技者に風を感じさせる演出を行うことが可能な副制御装置をさらに備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機に関する。
遊技機の一種であるスロットマシンは、リールを回転させるリールユニットと、リールユニットの作動制御を行う主制御装置と、遊技の結果に応じてメダルを払い出す払出装置と、これらを収容する箱状の本体筐体(本体部材)と、本体筐体の前面開口部を開閉可能な前扉(開閉部材)とを備えて構成されている。また、前扉には、電飾装置やスピーカー等の演出装置と、所定の演出画像を表示可能な画像表示装置と、演出装置および画像表示装置等の制御を行う副制御装置とが取り付けられている。より多彩な演出を行うため、風を発生させることが可能な送風装置(例えば、特許文献1を参照)が取り付けられる場合もある。
特開平10−165569号公報
従来の遊技機において、風を用いた演出を行うためには、上述のように専用の送風装置が必要であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、風を用いた演出を行うことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る遊技機(例えば、実施形態におけるスロットマシン1)は、開口部を有する箱状に形成されたボックス部と、前記開口部を塞いで前記ボックス部に取り付けられ、音を発生させることが可能な振動板を有するウーファーとを備え、前記ボックス部は、前記ボックス部の内部と前記ボックス部の外部と連通させるバスレフポートを有し、前記ウーファーの前記振動板を振動させて前記バスレフポートに空気が流れるようにすることで、遊技者に風を感じさせる演出を行うことが可能な演出制御手段(例えば、実施形態における副制御装置200)をさらに備えている。
本発明によれば、送風装置を設けることなく、風を用いた演出を行うことが可能になる。
スロットマシンの正面図である。 スロットマシンの下部を示す正面拡大図である。 スロットマシンの前扉を後方から見た斜視図である。 ウーファーユニットの正面図である。 (A)は正弦波の信号波形を示すグラフであり、(B)はノコギリ波の信号波形を示すグラフである。 副制御装置の概要を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。まず、本発明に係る遊技機の一例であるスロットマシンの基本的な構成について、図1〜図3を参照して説明する。なお、以下の説明では、図3において各矢印で示す方向をそれぞれ、上下方向、前後方向、左右方向として説明する。
<スロットマシンの外部構成>
本実施形態に係るスロットマシン1は、前面(前方)が開口した箱状の筐体(図示せず)と、筐体の前面開口部に開閉可能に取り付けられた前扉2とを備えている。前扉2は、正面視において、筐体の左前部に配設されたヒンジ機構(図示せず)を用いて筐体の前面開口部に対し横開き開閉可能に取り付けられている。
前扉2の前面には、図1に示すように、上部側から順に、上パネルアセンブリ10と、下パネルアセンブリ20(図3も参照)とが設けられている。上パネルアセンブリ10の中央部には、その裏面側に配設された画像表示装置11の表示画面11aが前方を臨むように配置されており、その左右には、一対の上部演出ランプ13a,13bが配置されている。また、表示画面11aの左右下側には、一対の上部スピーカーユニット15a,15bが配置されている。表示画面11aの上方には、所定の装飾が施された装飾部材17が配置されている。
下パネルアセンブリ20の上部には、筐体内に横並びに配設された3個のリール3a,3b,3cの表面が臨むリール窓Wが設けられている。リール窓Wの下方に設けられた操作パネル21の上面側には、遊技メダル(遊技媒体)を投入するためのメダル投入口22、クレジットされた範囲内で遊技メダルをベットするためのBETスイッチユニット23、および演出に関する操作を行うための演出スイッチユニット24等が取り付けられている。操作パネル21の前面側には、全リール3a〜3cを回転開始させる際に操作されるスタートレバー(スタートスイッチ)25、および各リール3a,3b,3cの回転を個別に停止させるための3個のストップスイッチ26a,26b,26c(図中左側のストップスイッチ26aは左リール3aに対応し、中央のストップスイッチ26bは中リール3bに対応し、右側のストップスイッチ26cは右リール3cに対応する)等が取り付けられている。
メダル投入口22の内部は、投入された遊技メダルが有効に受け入れられる場合に当該遊技メダルが通過する受入通路(後述のホッパー(図示せず)に通ずる)と、投入された遊技メダルが受け入れられない場合に当該遊技メダルが通過する返却通路(後述の遊技メダル払出口41に通ずる)とに分岐しており、その分岐部にはブロッカが設けられている。このブロッカは、投入された遊技メダルが有効に受け入れられる期間においては、メダル投入口22に投入された遊技メダルを受入通路に導き、それ以外の期間においては、メダル投入口22に投入された遊技メダルを返却通路に導くように、受入通路と返却通路を選択的に、一方を開状態に他方を閉状態にできるように構成されている。
リール窓Wは、3個のリール3a〜3cが全て停止した際に、リール毎に3個の図柄、合計9個の図柄が遊技者から視認可能に表示されるように構成されている。リール3a〜3cの各中段の図柄表示領域を水平(横一直線)に結ぶ入賞ライン29は、規定数の遊技メダルがベットされることにより有効化される入賞ラインであり、有効化された入賞ライン29上に停止表示された図柄組合せにより遊技役の成立の有無が判定されるように構成されている。以下、有効化された入賞ライン29のことを、適宜「有効ライン29」と称する。
下パネルアセンブリ20の中間部には、透明な下パネルカバー31が取り付けられてお
り、その左右には、一対の下部演出ランプ32a,32bが配置されている。なお、下パネルカバー31の後面側には、所定の図柄が設けられた半透明の下パネルベースおよび下パネル照明灯(いずれも図示せず)が取り付けられており、この下パネル照明灯を点灯させることにより、下パネルベースの図柄を後面側から照明するように構成されている。
下パネルアセンブリ20の下部には、図1および図2に示すように、遊技メダルを払い出すための遊技メダル払出口41が開設されているとともに、遊技メダル払出口41に臨むようにして遊技メダルを貯留するための遊技メダル貯留皿42が設けられている。遊技メダル払出口41の右方には、その後側に配設された下部スピーカーユニット43(図3も参照)の振動板43aと位置整合して複数の小孔44が形成されている。遊技メダル払出口41の左方には、その後側に配設されたウーファーユニット100(図3も参照)の振動板113と位置整合して複数の小孔46が形成されるとともに、ウーファーユニット100のバスレフポート123と位置整合して孔部47が形成されている。なお、ウーファーユニット100は、低音域の音を発生させることが可能である。下部スピーカーユニット43は、中音域の音を発生させることが可能である。左右の上部スピーカーユニット15a,15bは、高音域の音を発生させることが可能である。
<スロットマシンの内部構成>
詳細な図示を省略するが、筐体内の下部には、遊技の結果、所定の入賞態様が構成された場合に獲得される遊技メダルを払い出すメダル払出装置(図示せず)が設けられている。メダル払出装置は、遊技メダルを検出するためのメダル検出部(図示せず)と、投入されて有効に受け入れられた遊技メダルを物理的に収容する(貯留する)ホッパー(図示せず)とを有している。また、筐体内の下部には、およびスロットマシン1に搭載された種々の装置に電力を供給する電源装置(図示せず)が設けられている。
筐体内の中央部には、リールユニット60(図1を参照)が設けられている。リールユニット60は、上述の3個のリール3a,3b,3cと、これらのリール3a〜3cをそれぞれ回転させる3個のステッピングモータ(図示せず)とを有して構成されている。リール3a〜3cはそれぞれ、透光性を有する部材により構成されており、その外周面には、複数種類の図柄が表示された、透光性を有するリールテープが貼り付けられている。また、リール3a〜3cの内面側にはそれぞれバックランプ(図示せず)が配設されており、これらのバックランプを点灯させることにより、リール窓W内に臨む各リール3a,3b,3cの領域を内面側から全体的に照明したり、停止表示された所定の図柄組合せ(例えば、有効ライン29上や、有効ライン29上とは異なる入賞ライン上に並んだ遊技役の対応図柄等)を目立たせるように各リール3a,3b,3cの一部領域のみを照明したりするように構成されている。
筐体内の上部には、遊技の進行に係る主たる制御(リール3a〜3cの駆動制御や役決定処理等を含む)を行う主制御装置(図示せず)が設けられている。なお、遊技状況に応じて遊技の興趣向上等を目的とする種々の演出制御(画像表示装置11による演出画像表示制御や、左右の上部スピーカーユニット15a,15b、下部スピーカーユニット43、ウーファーユニット100による音声発生制御等)を行う副制御装置200(図6を参照)は、前扉2における画像表示装置11の後側に設けられている。主制御装置と副制御装置200はケーブルハーネスを用いて電気通信可能に接続されており、これら装置間の情報伝達は、主制御装置から副制御装置200への一方向のみ行うことが可能となっている。
<遊技を行うための基本操作>
スロットマシン1で遊技を行うには、まず実際にメダル投入口22に遊技メダルを投入することによりベットするか、BETスイッチユニット23を操作してクレジットの範囲
内で規定数の遊技メダルをベットすることにより、入賞ライン29を有効化する。例えば、3枚の遊技メダルがベットされると入賞ライン29が有効化されるように構成されるが、規定数を適宜変更したり、遊技メダルのベット数に応じて有効化される入賞ラインを変更したりするようにしてもよい。
次に、遊技者がスタートレバー25を操作すると、ベット数が確定する(ベットされた遊技メダルが遊技の用に供される)とともに、役決定処理が行われ、その後、最小遊技時間(1つの遊技において全リールが回転開始してから、次の遊技において全リールを回転開始させるまでに最低限確保しなければならないとされる時間(例えば、4.1秒間)の
こと)が経過したことを確認した後、各リール3a〜3cが回転を開始し、リール3a〜3cの外周表面に表示された複数種類の図柄がリール窓W内を上下に(通常、上から下に)移動表示される。そして、リール3a〜3cの回転が所定の速度に達して定速回転となると各ストップスイッチ26a〜26cが有効化され(ストップスイッチの操作が有効に受付け可能とされ)、遊技者が左ストップスイッチ26aを操作すると左リール3aの回転が停止し、中ストップスイッチ26bを操作すると中リール3bの回転が停止し、右ストップスイッチ26cを操作すると右リール3cの回転が停止するように構成されている。
ここで、有効ライン29上に停止表示された図柄組合せが予め定めた入賞態様(遊技メダルを獲得することができる遊技役の対応図柄)となっている場合には、各入賞態様に対応した枚数の遊技メダルがメダル払出装置(図示せず)により払い出されるか、またはクレジットとして加算される。
<ウーファーユニットの構成>
次に、本実施形態に係るウーファーユニット100の構成について図4〜図5を参照して説明する。ウーファーユニット100は、図4に示すように、ウーファー111と、ボックス部121とを有して構成される。ウーファー111は、低音域の音を発生させるためのスピーカーであり、フレーム112と、振動板113と、ボイスコイル(図示せず)と、マグネット(図示せず)等を用いて構成される。
ボックス部121は、樹脂材料を用いて箱状に形成される。ボックス部121の前部下側に、取付開口部122が形成される。取付開口部122は、ウーファー111のフレーム112の外周形状に合わせた矩形状に開口形成される。ウーファー111は、ウーファー固定ネジ126を用いて、取付開口部122を前方から塞ぐようにしてボックス部121の前部下側に取り付け固定される。ボックス部121の前部下側における取付開口部122の右方に、バスレフポート123が形成される。バスレフポート123は、遊技メダルの外径よりも小さい内径を有する孔状に形成され、バスレフポート123からボックス部121の内部(後側)に向けてダクト124が延設されるようになっている。バスレフポート123は、ダクト124を介してボックス部121の内部とボックス部121の外部とを連通させる。これにより、ウーファー111の振動板113から後方(ボックス部121の内部)に発せられる音は、ボックス部121のダクト124およびバスレフポート123を通って前方に放音される。
ボックス部121は、ウーファー111およびバスレフポート123を前方に向けて、下パネルアセンブリ20の下部における遊技メダル貯留皿42の後側に取り付けられる。前述したように、下パネルアセンブリ20の下部には、ウーファー111の振動板113と位置整合して複数の小孔46が形成される。ウーファー111の振動板113は、複数の小孔46を介して、遊技メダル貯留皿42の前方側に部分的に露出する。また、下パネルアセンブリ20の下部には、バスレフポート123と位置整合して孔部47が形成される。バスレフポート123は、この孔部47を介して遊技メダル貯留皿42の前方側に露
出する。
ボックス部121の上部に、ウーファー111と副制御装置200とを電気的に接続させる接続ケーブル127が取り付けられる。副制御装置200は、図6に概要を示すが、サブメイン制御基板211と、サブサブ制御基板221とを有して構成される。サブメイン制御基板211には、主に演出の管理に関する各種の演算処理を行うサブメインCPU212と、制御プログラム等を記憶した読出し専用の記憶装置であるROM213と、情報の書込み及び読出しが可能な記憶装置であるRWM214とが配設されており、ROM213に記憶された制御プログラムに従って各駆動回路等が動作することにより、スロットマシン1における画像演出、音声演出、ランプ演出等の管理に関する制御が行われるようになっている。なお、上記ROM213及びRWM214は不揮発性の記憶装置であり、電力が供給されない場合でも記憶している情報を保持し得るように構成されている。また、サブメインCPU212は、不図示のインターフェイス回路を介して、サブサブ制御基板221に各種信号を送信するとともに、サブサブ制御基板221から各種信号を受信するように構成されている。
サブサブ制御基板221には、主に、画像演出、音声演出、ランプ演出等の制御に関する各種の演算処理を行うサブサブCPU222と、制御プログラム等を記憶した読出し専用の記憶装置であるROM223と、情報の書込み及び読出しが可能な記憶装置であるRWM224とが配設されており、ROM223に記憶された制御プログラムに従って各駆動回路等が動作することにより、画像演出、音声演出、ランプ演出等に関する制御等が行われるようになっている。なお、上記ROM223及びRWM224は不揮発性の記憶装置であり、電力が供給されない場合でも記憶している情報を保持し得るように構成されている。
サブサブCPU222には、各種スピーカーユニット(左右の上部スピーカーユニット15a,15b、下部スピーカーユニット43、ウーファーユニット100)から発生させる音声等の種類や音量を制御するスピーカー制御回路が設けられている。サブサブCPU222は、ROM223に記憶された音声データに基づく音声出力信号を、サブサブ制御基板221に配設されたデジタルアンプ225を介して、左右の上部スピーカーユニット15a,15b、下部スピーカーユニット43、ウーファーユニット100に送信する。
副制御装置200(サブサブCPU222)から各種スピーカーユニットに送信される通常の音声出力信号は、例えば図5(A)および図5(B)に示すように、正弦波やノコギリ波(のこぎり波:鋸歯状波とも称される)等を用いて生成される。また、副制御装置200からウーファーユニット100(ウーファー111)に送信される特定の音声出力信号は、図5(B)に示すように、例えば周波数が55Hzのノコギリ波を用いて生成される。この特定の音声出力信号は、遊技者に風を感じさせる演出を行う際に用いられる。副制御装置200からウーファー111にノコギリ波の音声出力信号が送信され、ウーファー111の振動板113が振動すると、振動板113がボックス部121の内部の空気を押圧するタイミングで、バスレフポート123から間欠的に空気(風)が流出するようになっている。このようにして、バスレフポート123から流出する空気(風)がスロットマシン1の前方に位置する遊技者に到達することで、遊技者に風を感じさせる演出を行うことが可能になる。
遊技者に風を感じさせる演出を行うタイミングは、例えば、スタートレバー25が操作されて役決定処理が行われ、大当り(例えば、ボーナスやAT等)に当選した場合等である。なお、(大当りの状態でない)通常時においてボーナスやAT等に当選した場合には相対的に多い頻度で、遊技者に風を感じさせる演出を行う。一方、ATを継続する場合や
ボーナス後にATを開始する場合には相対的に少ない頻度で、遊技者に風を感じさせる演出を行う。これにより、遊技メダル貯留皿42におけるバスレフポート123の前方に遊技メダルが貯留されている状態で、バスレフポート123から遊技メダルに向けて空気(風)が流出し、遊技者に風を感じさせる演出効果が低下するのを防止することができる。なお、ボーナス中においては、例えば第1種特別役物が連続して作動することにより、通常よりも遊技メダルを獲得しやすい遊技状態となる。AT中においては、(成立した)小役の押し順を報知することにより、通常よりも遊技メダルを獲得しやすい遊技状態となる。
以上のように構成されるスロットマシン1において、副制御装置200からウーファーユニット100(ウーファー111)に通常の音声出力信号が送信されると、(通常の)音声出力信号に応じてウーファー111の振動板113が振動する。ウーファー111の振動板113から前方に発せられる音は、下パネルアセンブリ20の複数の小孔46を通って前方に放音される。ウーファー111の振動板113から後方(ボックス部121の内部)に発せられる音は、ボックス部121のダクト124およびバスレフポート123を通り、下パネルアセンブリ20の孔部47を通って前方に放音される。
副制御装置200からウーファー111に特定の音声出力信号(例えば周波数が55Hzのノコギリ波)が送信されると、(特定の)音声出力信号に応じてウーファー111の振動板113が振動する。ウーファー111の振動板113から前方に発せられる音は、下パネルアセンブリ20の複数の小孔46を通って前方に放音される。ウーファー111の振動板113から後方(ボックス部121の内部)に発せられる音は、ボックス部121のダクト124およびバスレフポート123を通り、下パネルアセンブリ20の孔部47を通って前方に放音される。またこのとき、振動板113がボックス部121の内部の空気を押圧するタイミングで、バスレフポート123から間欠的に空気(風)が流出し、スロットマシン1の前方に位置する遊技者に到達する。このように、特定の音声出力信号として、例えば周波数が55Hzに設定されたノコギリ波を用いることで、送風装置を設けることなく、遊技者に風を感じさせる演出を行うことが可能になる。
<本実施形態における特徴構成>
本実施形態では、取付開口部122を有する箱状に形成されたボックス部121と、取付開口部122を塞いでボックス部121に取り付けられ、音を発生させることが可能な振動板113を有するウーファー111とを備え、ボックス部121は、ボックス部121の内部とボックス部121の外部と連通させるバスレフポート123を有し、ウーファー111の振動板113を振動させてバスレフポート123に空気が流れるようにすることで、遊技者に風を感じさせる演出を行うことが可能な副制御装置200をさらに備えている。これにより、送風装置を設けることなく、風を用いた演出を行うことが可能になる。
なお、遊技者に風を感じさせる演出を行うための(特定の)音声出力信号として、ノコギリ波に限らず、正弦波を使用することも可能である。但し、ノコギリ波を使用した方が、正弦波を使用した場合よりも、小さな負荷で同様の風の演出効果を得ることができる。本願の発明者は、ノコギリ波を使用した場合と、正弦波を使用した場合において、周波数を55Hzとし、消費電力を60Wとし、音声出力信号の送信時間を10秒間として比較実験を行った。この比較実験の結果、正弦波を使用した場合におけるウーファー111のボイスコイルの温度が149℃であるのに対し、ノコギリ波を使用した場合におけるウーファー111のボイスコイルの温度が98℃であることが分かった。これから分かるように、ノコギリ波を使用した方が、正弦波を使用した場合よりも、小さな負荷で同様の風の演出効果を得ることができるため、ウーファー111の耐久性を向上させ、ウーファー111の消費電力を低減させることが可能になる。また、正弦波を使用した場合、バスレフ
ポート123から継続的に空気(風)が流出するのに対し、ノコギリ波を使用した場合、バスレフポート123から間欠的に空気(風)が流出することが分かった。そのため、ノコギリ波を使用した方が、正弦波を使用した場合よりも、遊技者は風が強く出ているように感じるため、遊技者に通常とは異なる状態(大当りの状態等)であることを容易に感じさせることができる等、遊技者に対する風の演出効果を高めることができる。
また、バスレフポート123は、遊技メダル貯留皿42の後側に設けられた孔部47を介して遊技メダル貯留皿42の前方側に露出し、バスレフポート123の内径は、遊技メダルの外径よりも小さくなっている。これにより、遊技メダル貯留皿42に貯留された遊技メダルがバスレフポート123を通ってボックス部121の内部に入ってしまうことを防止することができる。
上述の実施形態において、遊技者に風を感じさせる演出を行うための(特定の)音声出力信号として、周波数が55Hzのノコギリ波が用いられているが、これに限られるものではない。例えば、周波数が65Hz、45Hz、35Hz、25Hz等のノコギリ波を用いてもよく、周波数が20Hz〜70Hzの範囲もしくはこの中間の範囲のノコギリ波を用いることが可能である。
上述の実施形態において、本実施形態の遊技機の一例として、遊技メダルを使用するスロットマシン(回胴式遊技機)1を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、遊技球を使用する回胴式遊技機や、雀球遊技機、アレンジボール機、パチンコ機、カジノマシン等についても同様に適用し、同様の効果を得ることができる。
1 スロットマシン(遊技機)
2 前扉
5 筐体
100 ウーファーユニット
111 ウーファー
112 フレーム
113 振動板
121 ボックス部
122 取付開口部
123 バスレフポート
124 ダクト
200 副制御装置

Claims (2)

  1. 開口部を有する箱状に形成されたボックス部と、
    前記開口部を塞いで前記ボックス部に取り付けられ、音を発生させることが可能な振動板を有するウーファーとを備え、
    前記ボックス部は、前記ボックス部の内部と前記ボックス部の外部と連通させるバスレフポートを有し、
    前記ウーファーの前記振動板を振動させて前記バスレフポートに空気が流れるようにすることで、遊技者に風を感じさせる演出を行うことが可能な演出制御手段をさらに備えることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技媒体を貯留可能な貯留部を備え、
    前記バスレフポートは、前記ボックス部における前記開口部の周辺部に設けられ、
    前記ボックス部は、前記ウーファーおよび前記バスレフポートを前方に向けて、前記貯留部の後側に取り付けられ、
    前記バスレフポートは、前記貯留部の後側に設けられた孔部を介して前記貯留部の前方側に露出し、
    前記バスレフポートの内径は、遊技媒体の外径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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