JP2019139961A - 積層電極体の製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長尺状のセパレータ材の上に電極を載置する際に、セパレータ材のしわの上に電極が載置されることを抑制し、セパレータ材と電極との間の相対的な位置の精度を向上させる。【解決手段】セパレータ43と電極41とを積層した単位電極体44が複数積層された構造を有する積層電極体の製造装置100は、長尺状のセパレータ材40を一方向に送るセパレータ材送り部23と、セパレータ材40の電極載置予定位置に気体を吹き付ける気体吹き付け部24と、気体が吹き付けられたセパレータ材40の幅方向の位置を認識する認識部として機能する第2の撮像部25と、第2の撮像部25によって認識されたセパレータ材40の幅方向の位置に基づいて、セパレータ材40の上に電極を載置する電極載置部26と、セパレータ材40と電極41とを接着する接着部29と、セパレータ材40を電極41の周囲で切断して、単位電極体44を作製する切断部30とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、セパレータと電極とを積層した単位電極体が複数積層された構造を有する積層電極体の製造装置に関する。
電池の電極体として、正極と負極がセパレータを介して交互に複数積層された構造を有する積層電極体が知られている。
そのような積層電極体の製造方法として、特許文献1には、長尺状のセパレータ材、正極、長尺状のセパレータ材および負極を順に積層してから所定の形状となるように切断して単位構造体を作製し、作製した単位構造体を複数積層することによって、積層電極体を製造する方法が記載されている。
特表2015−528629号公報
ここで、特許文献1の積層電極体の製造方法において、長尺状のセパレータ材にしわが生じる場合がある。しわは、特に、厚みが薄いセパレータ材を用いると生じやすくなる。
しわのあるセパレータ材の上に電極が載置されて、その後の工程で電極とセパレータ材が接着されると、セパレータにしわが残る状態となり、品質不良の要因となる。また、電極を載置したときにしわが伸びても、しわがセパレータ材の幅方向に伸びると、セパレータ材の幅方向の端部に対する電極の相対的な位置が変化してしまい、単位構造体を積層したときに、積層ずれが生じるという問題が発生する。
本発明は、上記課題を解決するものであり、長尺状のセパレータ材の上に電極を載置する際に、セパレータ材のしわの上に電極が載置されることを抑制し、セパレータ材と電極との間の相対的な位置の精度を向上させることができる積層電極体の製造装置を提供することを目的とする。
本発明の積層電極体の製造装置は、
セパレータと電極とを積層した単位電極体が複数積層された構造を有する積層電極体の製造装置において、
長尺状のセパレータ材を一方向に送るセパレータ材送り部と、
前記セパレータ材の電極載置予定位置に気体を吹き付ける気体吹き付け部と、
気体が吹き付けられた前記セパレータ材の幅方向の位置を認識する認識部と、
前記認識部によって認識された前記セパレータ材の幅方向の位置に基づいて、前記セパレータ材の上に前記電極を載置する電極載置部と、
前記セパレータ材と、その上に載置された前記電極とを接着する接着部と、
前記セパレータ材を前記電極の周囲で切断して、前記単位電極体を作製する切断部と、
を備えることを特徴とする。
前記認識部は、前記セパレータ材の幅方向における端部の位置を認識できるように、少なくとも前記セパレータ材の前記端部を撮像する撮像装置であってもよい。
上述した積層電極体の製造装置は、
前記電極が載置されるときに、前記セパレータ材および前記電極を下から支持する支持ステージと、
前記セパレータ材の鉛直方向の位置が前記支持ステージの上面よりも高い位置となるように、前記セパレータ材の鉛直方向の位置を調整する位置調整部と、
をさらに備えていてもよい。
前記支持ステージは、気体が吹き付けられた前記セパレータ材を吸着する吸着機構を有していてもよい。
本発明の積層電極体の製造装置によれば、長尺状のセパレータ材に気体を吹き付けてしわを伸ばしてから、セパレータ材の幅方向の位置を認識し、認識されたセパレータ材の幅方向の位置に基づいて、セパレータ材の上に電極を載置するので、セパレータ材のしわの上に電極が載置されることを抑制し、かつ、セパレータ材と電極との間の相対的な位置の精度を向上させることができる。その結果、複数の単位電極体が位置ずれなく積層された積層電極体を製造することが可能になる。
積層電極体の構造を示す断面図である。 一実施形態における積層電極体の製造装置の構成を示す側面図である。 補助ローラおよび支持ステージが設けられている位置の拡大図である。 電極を載置する位置を説明するための平面図である。 一実施形態における積層電極体の製造装置の要部の動作を説明するための図である。
以下に本発明の実施形態を示して、本発明の特徴とするところを具体的に説明する。
まず初めに、積層電極体の製造装置によって製造される積層電極体の構造について説明する。積層電極体は、例えば、リチウムイオン電池などの電池に用いられる。
図1は、積層電極体10の構造を示す断面図である。積層電極体10は、正極11と負極12がセパレータ13を介して交互に複数積層された構造を有する。
正極11は、アルミニウムなどの金属箔からなる正極集電体と、正極集電体の両面に形成された正極活物質層とを備える。正極活物質層には、正極活物質として例えばコバルト酸リチウムを含有することができる。積層電極体10の積層方向における最も外側に正極が存在する場合、最も外側に位置する正極は、正極集電体の片面にのみ正極活物質層が形成されている構成であってもよい。
負極12は、銅などの金属箔からなる負極集電体と、負極集電体の両面に形成された負極活物質層とを備える。負極活物質層には、負極活物質として例えば黒鉛を含有することができる。積層電極体10の積層方向における最も外側に負極が存在する場合、最も外側に位置する負極は、負極集電体の片面にのみ負極活物質層が形成されている構成であってもよい。負極12の形状および大きさは、正極11の形状および大きさと同じであってもよいし、異なっていてもよい。
セパレータ13は、例えば、絶縁性に優れたポリプロピレン製の微多孔性薄膜によって構成することができる。
上述したような構造を有する積層電極体10は、例えば、セパレータ13に正極11が接着した単位電極体と、セパレータ13に負極12が接着した単位電極体とを交互に複数積層することにより作製することができる。
図2は、一実施形態における積層電極体の製造装置100の構成を示す側面図である。一実施形態における積層電極体の製造装置100は、搬送部21と、第1の撮像部22と、セパレータ材送り部23と、気体吹き付け部24と、第2の撮像部25と、電極載置部26と、補助ローラ27と、支持ステージ28と、接着部29と、切断部30とを備える。
搬送部21は吸着部21aを有し、ベルトコンベア31で運ばれてくる電極41を、吸着部21aで吸着し、位置補正ステージ32上に搬送する。電極41は、正極11または負極12である。
吸着部21aは、後述する第1の撮像部22によって、位置補正ステージ32と搬送部21によって挟まれた状態の電極41を、搬送部21の上方から撮像できるように、少なくとも一部が透明な部位を有する。吸着部21aは、全てが透明であってもよい。
第1の撮像部22は、搬送部21によって位置補正ステージ32上に載置され、位置補正ステージ32と搬送部21の吸着部21aとで挟まれた状態の電極41を、吸着部21aの透明な部位を介して上方から撮像する。このとき、撮像画像中の電極41の位置および傾きが把握できるのであれば、電極41の全てを撮像する必要はなく、その一部、例えば端部が撮像できればよい。
位置補正ステージ32は、図2の紙面と直交する方向であるY軸方向、および、位置補正ステージ32の中心軸C1周りの回転方向であるθ方向に移動可能なように構成されている。位置補正ステージ32は、第1の撮像部22によって撮像された電極41の画像に基づいて、Y軸方向およびθ方向のうちの少なくとも一方向に移動することによって、位置補正ステージ32上の電極41の位置および傾きを補正できるように構成されている。
なお、位置補正ステージ32の移動は、図示しないアクチュエータによって行われる。
セパレータ材送り部23は、ロール状に巻かれている長尺状のセパレータ材40を巻き出して、一方向に送る。ただし、セパレータ材送り部23は、セパレータ材40の送り動作と停止動作を繰り返すように構成されている。より具体的には、セパレータ材送り部23は、セパレータ材40を所定の距離だけ送ると一旦停止させ、その後再び所定の距離だけ送るような態様で、間欠的にセパレータ材40を一方向に送るように構成されている。
ここでは、セパレータ材40を間欠的に所定の距離ずつ送る距離を1ピッチと呼ぶ。すなわち、セパレータ材送り部23は、セパレータ材40を1ピッチ送ると一旦停止させ、その後再び1ピッチ送るように構成されている。
補助ローラ27は、セパレータ材40の鉛直方向の位置が後述する支持ステージ28の上面よりも高い位置となるように、セパレータ材40の鉛直方向の位置を調整する位置調整部として機能する。
図3は、補助ローラ27および支持ステージ28が設けられている位置の拡大図である。補助ローラ27は、支持ステージ28よりも、セパレータ材40の送り方向手前に設けられている。
図3に示すように、補助ローラ27の上端27Cは、支持ステージ28の上面28Cよりも高い位置に位置する。これにより、補助ローラ27の上端27Cに当接して一方向に送り出されるセパレータ材40と、支持ステージ28の上面28Cとの間には、隙間が生じる。
位置補正ステージ32上で位置および傾きが補正された電極41は、後述する電極載置部26によって、セパレータ材40の上、より詳しくは、セパレータ材40のうち、支持ステージ28の上方に位置する部分の上に載置される。
気体吹き付け部24は、セパレータ材40の電極載置予定位置に気体を吹き付ける。気体は、例えば圧縮空気である。気体の吹き付け前にセパレータ材40にしわが生じていたとしても、気体を吹き付けることにより、しわを伸ばすことができる。これにより、セパレータ材40のしわの上に電極41が載置されることを抑制することができる。
支持ステージ28は、セパレータ材40の下方に位置し、電極41が載置されるときに、セパレータ材40および電極41を下から支持する。
また、支持ステージ28は、気体吹き付け部24によって気体が吹き付けられたセパレータ材40を吸着する吸着機構を有する。支持ステージ28によって吸着されることにより、気体が吹き付けられたセパレータ材40は、しわが伸びた状態で位置固定される。ここでは、セパレータ材40を吸引することによって吸着する。
支持ステージ28によるセパレータ材40の吸着は、セパレータ材送り部23によるセパレータ材40の送り動作が停止しているときに行われる。支持ステージ28によってセパレータ材40が吸着されているときに、後述する電極載置部26によって電極41の載置が行われる。
支持ステージ28および補助ローラ27は、後述する接着部29と一体的に移動可能に構成されている。
第2の撮像部(撮像装置)25は、気体が吹き付けられたセパレータ材40の幅方向の位置を認識する認識部として機能する。すなわち、第2の撮像部25は、セパレータ材40の幅方向の位置を認識するために、気体が吹き付けられ、支持ステージ28によって吸着されたセパレータ材40の幅方向の端部を少なくとも撮像する。このセパレータ材40の幅方向端部は、電極41の載置位置の幅方向端部である。
電極載置部26は、位置補正ステージ32上で位置および傾きが補正された電極41を吸着し、第1の撮像部22によって撮像された電極41の画像、および、第2の撮像部25によって撮像されたセパレータ材40の端部の画像に基づいて、セパレータ材40の上に電極41を載置する。
図4は、電極41を載置する位置を説明するための平面図である。ただし、図4では、電極41のタブを省略している。
電極載置部26は、第2の撮像部25によって認識されたセパレータ材40の幅方向(Y軸方向)の位置に基づいて、セパレータ材40の幅方向端部40Tから所定の距離S1の位置に、電極41の端部41Tが位置するように、電極41を載置する。
上述したように、電極41が載置される前に、セパレータ材40は、気体吹き付け部24によって気体が吹き付けられているので、しわが伸びた状態となっている。これにより、セパレータ材40のしわの上に電極41が載置されることを抑制することができる。
また、セパレータ材40は、気体吹き付け部24によって気体が吹き付けられた後、支持ステージ28によって吸着されている。これにより、しわが伸びた状態のセパレータ材40の位置が固定されるので、セパレータ材40のしわの上に電極41が載置されることをより効果的に抑制することができ、かつ、セパレータ材40の幅方向端部40Tに対する電極41の相対的な位置を精度よく調整した状態で、電極41を載置することができる。
また、電極載置部26は、第1の撮像部22によって撮像された電極41の画像に基づいて、位置補正ステージ32上の電極41のX軸方向の位置ずれを認識し、認識した位置ずれを補正するように、セパレータ材40の上に電極41を載置する。これにより、X軸方向における電極41の位置ずれが補正されるので、セパレータ材40の上に置かれる複数の電極41間の距離を一定に保つことができる。
上述したように、補助ローラ27によって、支持ステージ28の上面28Cとセパレータ材40との間には、隙間が生じるように構成されている。また、補助ローラ27は、その上端27Cにおいてセパレータ材40と線接触している。したがって、電極載置部26がセパレータ材40の上に電極41を載置する際、セパレータ材40は、電極41の下面に倣って動きやすい状態となっている。
これにより、仮にセパレータ材40にしわが生じていたとしても、電極41がセパレータ材40を介して支持ステージ28の上に載置されるときにしわが伸びるので、セパレータ材40のしわの上に電極41が載置されることをさらに抑制することができる。
接着部29は、ヒーターを内蔵しており、セパレータ材40上に載置された電極41を、その上側および下側から挟み込むことにより、加熱しながら加圧する熱圧着の方法で、電極41をセパレータ材40に接着する。
なお、電極41をセパレータ材40に接着する方法が熱圧着に限定されることはなく、熱圧着以外の方法により接着してもよい。
本実施形態では、セパレータ材40上に載置された電極41が接着部29によって挟み込まれた状態で、セパレータ材40が1ピッチ移動し、セパレータ材40とともに接着部29も1ピッチ移動するように構成されている。支持ステージ28および補助ローラ27は、接着部29と一体的に移動可能に構成されているため、接着部29が1ピッチ移動するときに、支持ステージ28および補助ローラ27も1ピッチ移動する。
すなわち、接着部29は、セパレータ材40と電極41とを挟み込んだ状態で1ピッチ移動する間に、セパレータ材40と電極41との接着を行う。セパレータ材40が1ピッチ移動し、接着が完了すると、接着部29は、次の電極41の接着を行うために、元の位置へと戻る。
切断部30は、切断刃30aを有しており、切断刃30aによって、セパレータ材40を電極41の周囲で切断する。これにより、セパレータ43に電極41が接着された単位電極体44が作製される。
なお、切断部30によってセパレータ材40を切断する位置よりもセパレータ材40の送り方向手前の位置において、セパレータ材40の下に、長尺状のPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを供給するようにしてもよい。その場合、PETフィルムは、セパレータ43に電極41が接着された単位電極体44を搬送するためのキャリアフィルムとして機能するとともに、セパレータ材40の切断時に下敷きとして機能する。
この後、単位電極体44は、図示しない搬送装置によって、図示しない単位電極体用ステージへと搬送されて位置補正が行われる。位置補正後の単位電極体44は、図示しない積層ステージへと搬送される。
なお、単位電極体用ステージが位置補正機能を有しておらず、単位電極体の位置の認識だけを行い、積層ステージに搬送して積層する際に、単位電極体の位置補正を行うようにしてもよい。
上述した動作が繰り返し行われることにより、積層ステージ上に複数の単位電極体44が積層される。そして、積層された複数の単位電極体44が圧着されて、積層電極体が作製される。
図5は、本実施形態における積層電極体の製造装置100の要部の動作を説明するための図である。
搬送部21は、ベルトコンベア31上の電極41を吸着部21aで吸着し、位置補正ステージ32上に搬送する。第1の撮像部22は、搬送部21によって位置補正ステージ32上に載置され、位置補正ステージ32と搬送部21の吸着部21aとで挟まれた状態の電極41を、吸着部21aの透明な部位を介して上方から撮像する(図5(a)参照)。
気体吹き付け部24は、セパレータ材40の電極載置予定位置に気体を吹き付ける。電極載置部26は、電極41をピックアップするために、位置補正ステージ32へと移動する。また、1ピッチ移動しながら電極41の接着を行った接着部29は、次の電極41の接着を行うために、元の位置へと戻る(図5(a)参照)。
位置補正ステージ32は、第1の撮像部22によって撮像された電極41の画像に基づいて、Y軸方向およびθ方向のうちの少なくとも一方向に移動して、位置補正ステージ32上の電極41の位置および傾きを補正する。また、搬送部21は、次の電極41をピックアップするために、ベルトコンベア31へと移動する(図5(b)参照)。
支持ステージ28は、気体が吹き付けられたセパレータ材40を吸着する。第2の撮像部25は、気体が吹き付けられ、支持ステージ28によって吸着されたセパレータ材40の幅方向の端部を少なくとも撮像する。接着部29は、電極41とセパレータ材40の接着を開始する(図5(b)参照)。
電極載置部26は、位置補正ステージ32上で位置および傾きが補正された電極41を吸着し、セパレータ材40の上に載置するために移動を開始する。搬送部21は、ベルトコンベア31上の電極41を吸着部21aで吸着する(図5(c)参照)。
セパレータ材送り部23は、セパレータ材40を1ピッチ送る。接着部29、支持ステージ28および補助ローラ27は、セパレータ材40とともに、1ピッチ移動する(図5(c)参照)。セパレータ材送り部23は、セパレータ材40を1ピッチ送ると、セパレータ材40の送り動作を停止する。
搬送部21は、吸着部21aで吸着した電極41を位置補正ステージ32へと搬送する(図5(d)参照)。
電極載置部26は、第1の撮像部22で撮像された電極41の画像、および、第2の撮像部25で撮像されたセパレータ材40の端部の画像に基づいて、停止しているセパレータ材40の上に電極41を載置する(図5(d)参照)。
上述したように、電極載置部26は、第1の撮像部22で撮像された電極41の画像に基づいて、電極41のX軸方向の位置ずれを補正するとともに、第2の撮像部25で撮像されたセパレータ材40の端部の画像に基づいて、セパレータ材40の端部に対する電極41のY軸方向の位置ずれを補正して、セパレータ材40の上に電極41を載置する。
接着部29は、電極41とセパレータ材40との接着を完了する。電極41とセパレータ材40との接着完了後に、接着部29とセパレータ材40とを剥離するために、例えば、セパレータ材40の下方から空気を吹き付けるようにしてもよい。
以後、上述した動作、すなわち、図5(a)〜図5(d)に示す動作が繰り返し行われる。
上述のように、本実施形態における積層電極体の製造装置によれば、セパレータ材のしわの上に電極が載置されることを抑制して、単位電極体におけるセパレータ材と電極との相対的な位置精度を向上させることが可能になる。これにより、複数の単位電極体が精度よく積層された積層電極体を製造することが可能になる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
例えば、気体が吹き付けられたセパレータ材40の幅方向の位置は、第2の撮像部25がセパレータ材40の幅方向の端部を撮像することによって認識するものとして説明したが、別の方法により認識するようにしてもよい。
支持ステージ28は、気体吹き付け部24によって気体が吹き付けられたセパレータ材40を吸着する吸着機構を有していなくてもよい。ただし、気体が吹き付けられたセパレータ材40を吸着することにより、セパレータ材40のしわが伸びた状態で、その位置が固定され、セパレータ材40と、その上に載置される電極41との相対的な位置関係を精度よく決定することが可能になるので、支持ステージ28は、吸着機構を有していることが好ましい。
10 積層電極体
11 正極
12 負極
13 セパレータ
21 搬送部
22 第1の撮像部22
23 セパレータ材送り部
24 気体吹き付け部
25 第2の撮像部
26 電極載置部
27 補助ローラ
28 支持ステージ
29 接着部
30 切断部
31 ベルトコンベア
32 位置補正ステージ
40 セパレータ材
41 電極
43 セパレータ
44 単位電極体
100 積層電極体の製造装置

Claims (4)

  1. セパレータと電極とを積層した単位電極体が複数積層された構造を有する積層電極体の製造装置において、
    長尺状のセパレータ材を一方向に送るセパレータ材送り部と、
    前記セパレータ材の電極載置予定位置に気体を吹き付ける気体吹き付け部と、
    気体が吹き付けられた前記セパレータ材の幅方向の位置を認識する認識部と、
    前記認識部によって認識された前記セパレータ材の幅方向の位置に基づいて、前記セパレータ材の上に前記電極を載置する電極載置部と、
    前記セパレータ材と、その上に載置された前記電極とを接着する接着部と、
    前記セパレータ材を前記電極の周囲で切断して、前記単位電極体を作製する切断部と、
    を備えることを特徴とする積層電極体の製造装置。
  2. 前記認識部は、前記セパレータ材の幅方向における端部の位置を認識できるように、少なくとも前記セパレータ材の前記端部を撮像する撮像装置であることを特徴とする請求項1に記載の積層電極体の製造装置。
  3. 前記電極が載置されるときに、前記セパレータ材および前記電極を下から支持する支持ステージと、
    前記セパレータ材の鉛直方向の位置が前記支持ステージの上面よりも高い位置となるように、前記セパレータ材の鉛直方向の位置を調整する位置調整部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の積層電極体の製造装置。
  4. 前記支持ステージは、気体が吹き付けられた前記セパレータ材を吸着する吸着機構を有することを特徴とする請求項3に記載の積層電極体の製造装置。
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