JP6962163B2 - 積層電極体の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、セパレータに電極が接着された単位電極体が複数積層された構造を有する積層電極体の製造装置に関する。
電池の電極体として、正極と負極がセパレータを介して交互に複数積層された構造を有する積層電極体が知られている。
そのような積層電極体の製造方法として、特許文献1には、長尺状のセパレータ材、正極、長尺状のセパレータ材および負極を順に積層してから所定の形状となるように切断して単位構造体を作製し、作製した単位構造体を複数積層することによって、積層電極体を製造する方法が記載されている。
特表2015−528629号公報
ここで、セパレータ材の下にフィルムを配置して切断するようにした場合、セパレータ材を切断して作製される単位構造体を搬送装置によってピックアップして所定の位置まで搬送する際に、セパレータとフィルムが静電気力によって密着し、単位構造体をセパレータから分離しにくくなる可能性がある。また、単位構造体をフィルムから無理に剥がそうとすると、電極がセパレータから剥がれてしまう可能性もある。そのような問題は、上述した単位構造体ではなく、セパレータに電極が接着された単位電極体でも生じる。
本発明は、上記課題を解決するものであり、フィルム上の単位電極体を別の位置まで搬送する際に、フィルムから単位電極体を容易に分離することを可能とする積層電極体の製造装置を提供することを目的とする。
本発明の積層電極体の製造装置は、
セパレータに電極が接着された単位電極体が複数積層された構造を有する積層電極体の製造装置において、
長尺状のセパレータ材を一方向に送るセパレータ材送り装置と、
前記セパレータ材に前記電極を置く電極載置装置と、
前記セパレータ材と前記電極とを接着する接着装置と、
前記セパレータ材の送り速度と同じ速度で、前記セパレータ材の下に長尺状のフィルムを供給するフィルム供給装置と、
前記フィルムの上に積層されている前記セパレータ材を前記電極の周囲で切断して、前記単位電極体を作製する切断装置と、
前記単位電極体を吸着して所定の位置まで搬送する搬送装置と、
切断後の前記セパレータ材とともに前記フィルムを下方へと導くためのガイド部材と、
前記搬送装置が前記単位電極体を吸着した状態で、前記単位電極体の少なくとも一部が前記フィルムと接しているときに、前記セパレータ材の送り方向と逆方向または下方に前記ガイド部材を駆動するガイド部材駆動装置と、
を備えることを特徴とする。
前記搬送装置は、前記単位電極体を吸着した状態で、前記セパレータ材の送り速度と同じ速度で前記セパレータ材の送り方向に移動するように構成されていてもよい。
また、前記セパレータ材送り装置は、前記セパレータ材の送り動作と停止動作を繰り返すように構成されており、
前記ガイド部材駆動装置は、前記セパレータ材が停止する前に、前記ガイド部材を前記セパレータ材の送り方向と逆方向または下方に駆動するように構成されていてもよい。
前記搬送装置は、前記セパレータ材の送り方向における、前記セパレータ材および前記フィルムと一体的に移動可能な装置との間の距離が変化しないような態様で、前記セパレータ材および前記フィルムと一体的に移動可能な装置と連結されていてもよい。
前記セパレータ材および前記フィルムと一体的に移動可能な装置は、積層されている前記セパレータ材および前記フィルムをクランプし、クランプしているときに前記セパレータ材および前記フィルムと一体的に移動するクランプ装置であってもよい。
前記ガイド部材駆動装置は、前記ガイド部材を前記セパレータ材の送り方向と逆方向に移動させるように構成されており、
前記単位電極体の搬送先であるステージと、
前記ガイド部材が前記セパレータ材の送り方向と逆方向に移動するのに合わせて、前記ステージを前記セパレータ材の送り方向と逆方向に移動させるステージ移動装置と、
をさらに備えていてもよい。
本発明の積層電極体の製造装置によれば、ガイド部材によって、切断後のセパレータ材およびフィルムは下方へと導かれ、搬送装置が単位電極体を吸着した状態で、単位電極体の少なくとも一部がフィルムと接しているときに、セパレータ材の送り方向と逆方向または下方にガイド部材を駆動するように構成されているので、フィルムから単位電極体を容易に分離することができる。
積層電極体の構造を示す断面図である。 第1の実施形態における積層電極体の製造装置の構成を示す側面図である。 搬送装置が単位電極体を吸着して、位置補正ステージに搬送するまでの動作を説明するための図である。 第2の実施形態における積層電極体の製造装置の要部の構成を示す側面図である。 第2の実施形態における積層電極体の製造装置において、搬送装置が単位電極体を吸着して、位置補正ステージに搬送するまでの動作の一部を説明するための図である。 図5に続いて、搬送装置が単位電極体を位置補正ステージに搬送するまでの動作を説明するための図である。 ガイドローラ駆動装置がガイドローラを下方に駆動している様子を示す図である。 搬送装置がガイドレールに沿って下降することによって、単位電極体を位置補正ステージ上に載置する構成を示す図である。
以下に本発明の実施形態を示して、本発明の特徴とするところを具体的に説明する。
まず初めに、積層電極体の製造装置によって製造される積層電極体の構造について説明する。積層電極体は、例えば、リチウムイオン電池などの電池に用いられる。
図1は、積層電極体10の構造を示す断面図である。積層電極体10は、正極11と負極12がセパレータ13を介して交互に複数積層された構造を有する。
正極11は、アルミニウムなどの金属箔からなる正極集電体と、正極集電体の両面に形成された正極活物質層とを備える。正極活物質層には、正極活物質として例えばコバルト酸リチウムを含有することができる。積層電極体10の積層方向における最も外側に正極が存在する場合、最も外側に位置する正極は、正極集電体の片面にのみ正極活物質層が形成されている構成であってもよい。
負極12は、銅などの金属箔からなる負極集電体と、負極集電体の両面に形成された負極活物質層とを備える。負極活物質層には、負極活物質として例えば黒鉛を含有することができる。積層電極体10の積層方向における最も外側に負極が存在する場合、最も外側に位置する負極は、負極集電体の片面にのみ負極活物質層が形成されている構成であってもよい。負極12の形状および大きさは、正極11の形状および大きさと同じであってもよいし、異なっていてもよい。
セパレータ13は、例えば、絶縁性に優れたポリプロピレン製の微多孔性薄膜によって構成することができる。
上述したような構造を有する積層電極体10は、例えば、セパレータ13に正極11が接着した単位電極体と、セパレータ13に負極12が接着した単位電極体とを交互に複数積層することにより作製することができる。
<第1の実施形態>
図2は、第1の実施形態における積層電極体の製造装置100の構成を示す側面図である。第1の実施形態における積層電極体の製造装置100は、セパレータ材送り装置21と、電極載置装置22と、接着装置23と、フィルム供給装置24と、切断装置25と、搬送装置26と、ガイドローラ27と、ガイドローラ駆動装置28と、回収装置29と、位置補正ステージ30とを備える。
セパレータ材送り装置21は、ロール状に巻かれている長尺状のセパレータ材40を巻き出して、一方向に送る。ただし、セパレータ材送り装置21は、セパレータ材40の送り動作と停止動作を繰り返すように構成されている。より具体的には、セパレータ材送り装置21は、セパレータ材40を所定の距離だけ送ると一旦停止させ、その後再び所定の距離だけ送るような態様で、間欠的にセパレータ材40を一方向に送るように構成されている。
電極載置装置22は、所定のピックアップ位置でピックアップした電極41を運搬し、長尺状のセパレータ材40の上に置く。電極載置装置22は、セパレータ材40が停止しているときに電極41を置く。電極41は、正極および負極のうちのいずれか一方である。
上述したように、セパレータ材送り装置21は、セパレータ材40を所定の距離だけ送ると一旦停止させるので、セパレータ材40の上に置かれた複数の電極41間の間隔は、略等間隔となる。
本実施形態では、セパレータ材40を有効に活用するため、セパレータ材40上に載置される電極41間の距離を狭くしている。ここでは、セパレータ材40上に載置された隣接する電極41間の距離を1ピッチと呼ぶ。
接着装置23は、ヒーターを内蔵しており、セパレータ材40上に載置された電極41を、その上側および下側から挟み込むことにより、加熱しながら加圧する熱圧着の方法で、電極41をセパレータ材40に接着する。
なお、電極41をセパレータ材40に接着する方法が熱圧着に限定されることはなく、熱圧着以外の方法により接着してもよい。
フィルム供給装置24は、セパレータ材40の送り速度と同じ速度で、セパレータ材40の下に、長尺状のPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム42を供給する。PETフィルム42は、セパレータ材40の切断時に、下敷きとして機能する。したがって、フィルム供給装置24は、少なくとも、後述する切断装置25によってセパレータ材40が切断される位置よりも、セパレータ材40の送り方向手前の位置において、PETフィルム42をセパレータ材40の下に供給する。
なお、下敷きとして機能するフィルムがPETフィルムに限定されることはない。
切断装置25は、切断刃25aを有しており、切断刃25aによって、セパレータ材40を電極41の周囲で切断する。これにより、セパレータ43に電極41が接着された単位電極体44が作製される。
搬送装置26は、単位電極体44を吸着して所定の位置まで搬送する。本実施形態では、搬送装置26は、単位電極体44を位置補正ステージ30まで搬送する。
搬送装置26は、少なくとも単位電極体44がPETフィルム42から分離されるまでの間は、単位電極体44を吸着した状態で、セパレータ材40の送り速度と同じ速度で、セパレータ材40の送り方向と同じ水平方向に移動する。
ガイドローラ27は、セパレータ材40の切断位置よりもセパレータ材40の送り方向の前方に位置し、切断後のセパレータ材40が密着したPETフィルム42を下方へと導くためのガイド部材である。ただし、切断後のセパレータ材40が密着したPETフィルム42を下方へと導くためのガイド部材がローラに限定されることはない。
なお、ガイドローラ27に沿ってPETフィルム42が導かれる下方には、鉛直下方だけでなく、セパレータ材40の送り方向前方であって、かつ、下方である斜め下方も含まれるものとする。図1では、PETフィルム42を鉛直下方に導く例を示している。
ガイド部材駆動装置であるガイドローラ駆動装置28は、搬送装置26が単位電極体44を吸着した状態で、単位電極体44の少なくとも一部がPETフィルム42と接しているときに、セパレータ材40の送り方向と逆方向にガイドローラ27を駆動する。後述する回収装置29は、長尺状のPETフィルム42に所定の張力が加わるように、ガイドローラ27の移動に応じて、PETフィルム42を巻き取る。
これにより、単位電極体44のセパレータ43と密着しているPETフィルム42は、下方へと引っ張られるので、単位電極体44のセパレータ43をPETフィルム42から容易に分離することができる。
回収装置29は、切断後のセパレータ材40が密着しているPETフィルム42を巻き取って回収する。回収装置29による巻き取り動作は、セパレータ材送り装置21によるセパレータ材40の送り動作、および、フィルム供給装置24によるPETフィルム42の供給動作と同期している。
図3は、搬送装置26が単位電極体44を吸着して、位置補正ステージ30に搬送するまでの動作を説明するための図である。
搬送装置26は、セパレータ材40が停止しているときに、単位電極体44を吸着する(図3(a))。搬送装置26の1ピッチ前の位置において、切断装置25は、セパレータ材40を電極41の周囲で切断する。
セパレータ材送り装置21は、セパレータ材40を一方向に送る。セパレータ材40の送り動作と同期して、フィルム供給装置24は、PETフィルム42を供給し、回収装置29は、PETフィルム42および切断後のセパレータ材40を巻き取る。搬送装置26は、単位電極体44を吸着した状態で、セパレータ材40の送り速度と同じ速度で、セパレータ材40の送り方向と同じ水平方向に移動する(図3(b))。
なお、セパレータ材40が一方向に移動している間、切断装置25は、上方に避難している。
ガイドローラ駆動装置28は、単位電極体44を吸着した搬送装置26が1ピッチ移動して停止する前に、セパレータ材40の送り方向と逆方向にガイドローラ27を駆動する(図3(b))。ガイドローラ27の駆動を開始する前は、単位電極体44のセパレータ43の少なくとも一部がPETフィルム42と接している。また、回収装置29は、長尺状のPETフィルム42に所定の張力が加わるように、PETフィルム42を巻き取る。
ここで、ガイドローラ27が固定されている状態では、単位電極体44を吸着した搬送装置26が1ピッチ移動しても、単位電極体44の少なくとも一部がPETフィルム42と接している。このため、この状態では、単位電極体44のセパレータ43とPETフィルム42とが静電気力によって密着した状態となっている。
しかしながら、本実施形態における積層電極体の製造装置100では、単位電極体44を吸着した搬送装置26が1ピッチ移動して停止する前に、ガイドローラ27をセパレータ材40の送り方向と逆方向に駆動するので、単位電極体44のセパレータ43とPETフィルム42とを確実に分離することができる。
また、搬送装置26は、単位電極体44を吸着した状態で、セパレータ材40の送り速度と同じ速度でセパレータ材40の送り方向に移動するように構成されているので、単位電極体44を吸着した状態で上方に移動する構成と比べて、単位電極体44のセパレータ43がPETフィルム42から無理に分離されることを防ぐことができる。これにより、セパレータ43とPETフィルム42が密着した状態で、電極41がセパレータ43から剥がれてしまうことを防ぐことができる。
また、搬送装置26がセパレータ材40の送り方向に移動することにより、ガイドローラ27の頂点で、単位電極体44のセパレータ43とPETフィルム42とを確実に分離することができる。
また、単位電極体44を吸着した搬送装置26が1ピッチ移動して停止する前に、単位電極体44とPETフィルム42とを分離することができるので、搬送装置26は、停止することなく、単位電極体44を位置補正ステージ30へと搬送することができる。これにより、1つの単位電極体を作製するための時間を短縮することができる。
なお、単位電極体44のセパレータ43とPETフィルム42とが分離された後、ガイドローラ駆動装置28は、ガイドローラ27を元の位置に戻す。
搬送装置26は、PETフィルム42から分離された単位電極体44を位置補正ステージ30上に搬送する(図3(c)参照)。この後、位置補正ステージ30上で、単位電極体44の位置補正が行われ、位置補正後の単位電極体44は、図示しない積層ステージへと搬送される。
上述した動作が繰り返し行われることにより、積層ステージ上に複数の単位電極体44が積層される。この後、積層された複数の単位電極体44が圧着されて、積層電極体が作製される。
<第2の実施形態>
第1の実施形態における積層電極体の製造装置100では、単位電極体44を吸着した搬送装置26は、セパレータ材40の送り速度と同じ速度で、セパレータ材40の送り方向に移動するように制御されている。
これに対して、第2の実施形態における積層電極体の製造装置100Aでは、搬送装置26は、セパレータ材40およびPETフィルム42と一体的に移動可能な装置と連結されている。ここでは、セパレータ材40およびPETフィルム42と一体的に移動可能な装置が、後述するクランプ装置であるものとして説明する。これにより、搬送装置26は、PETフィルム42の送り速度と同じ速度でPETフィルム42の送り方向に移動する。
図4は、第2の実施形態における積層電極体の製造装置100Aの要部の構成を示す側面図である。
クランプ装置50は、長尺状のセパレータ材40の上に載置された、隣接する電極41の間において、セパレータ材40とPETフィルム42とをクランプする。クランプ装置50は、セパレータ材40およびPETフィルム42をクランプしているときに、セパレータ材40およびPETフィルム42が一方向に移動する際に、同じ速度で同じ方向に移動する。これにより、セパレータ材40とPETフィルム42を一方向に移動させるときに、両者の間の位置ずれを抑制することができる。
なお、第1の実施形態における積層電極体の製造装置100が上記クランプ装置50を備えていてもよい。
搬送装置26は、セパレータ材40の送り方向におけるクランプ装置50との間の距離が変化しないような態様で、連結部材51を介して、クランプ装置50と連結されている。これにより、クランプ装置50がセパレータ材40およびPETフィルム42と一体的に移動すると、搬送装置26も一体的に移動する。
搬送装置26は、セパレータ材40の送り方向においては、クランプ装置50と一体的に移動するが、鉛直方向には独立して移動可能に構成されている。すなわち、搬送装置26は、連結部材51と連結されているスライド軸52に沿って、鉛直方向に移動可能に構成されている。
ステージ移動装置55は、ガイドローラ27がセパレータ材40の送り方向と逆方向に移動するのに合わせて、位置補正ステージ30をセパレータ材40の送り方向と逆方向に移動させる。
以下では、図5および図6を参照しながら、搬送装置26が単位電極体44を吸着して、位置補正ステージ30に搬送するまでの動作を説明する。
搬送装置26は、セパレータ材40が停止しているときに、スライド軸52に沿って下降し、単位電極体44を吸着する(図5(a))。搬送装置26の1ピッチ前の位置において、切断装置25は、セパレータ材40を電極41の周囲で切断する。
セパレータ材送り装置21は、セパレータ材40を一方向に送る。セパレータ材40の送り動作と同期して、フィルム供給装置24は、PETフィルム42を供給し、回収装置29は、PETフィルム42および切断後のセパレータ材40を巻き取る。また、クランプ装置50は、セパレータ材40とPETフィルム42とをクランプした状態で、セパレータ材40およびPETフィルム42と同じ速度で同じ方向に移動する。
これにより、搬送装置26は、単位電極体44を吸着した状態で、セパレータ材40の送り速度と同じ速度で、セパレータ材40の送り方向と同じ水平方向に移動する(図5(b))。
なお、セパレータ材40が一方向に移動している間、切断装置25は、上方に避難している。
ガイドローラ駆動装置28は、単位電極体44を吸着した搬送装置26が1ピッチ移動して停止する前に、セパレータ材40の送り方向と逆方向にガイドローラ27を駆動する(図5(c))。ガイドローラ27の駆動を開始する前は、単位電極体44のセパレータ43の少なくとも一部がPETフィルム42と接している。
このとき、ステージ移動装置55は、ガイドローラ27の移動に合わせて、位置補正ステージ30をガイドローラ27の移動方向と同じ方向、すなわち、セパレータ材40の送り方向と逆方向に移動させる(図5(c))。
これにより、搬送装置26が単位電極体44を位置補正ステージ30まで搬送する時間が短くなるので、単位電極体44の作製時間を短縮することができる。また、搬送装置26が単位電極体44を位置補正ステージ30まで搬送する距離を短くすることができるので、隣接する電極41間の距離、すなわち、1ピッチの距離を短くすることができ、生産性を向上させることができる。
1ピッチ移動したセパレータ材40が停止しているときに、搬送装置26は、スライド軸52に沿って下降し、単位電極体44の吸着を解除して、位置補正ステージ30上に単位電極体44を載置する(図6(a))。
続いて、位置補正ステージ30上に単位電極体44を載置すると、搬送装置26は、スライド軸52に沿って上昇する。クランプ装置50は、セパレータ材40とPETフィルム42のクランプを解除する(図6(b))。
元の位置に戻るため、クランプ装置50は、セパレータ材40の送り方向と逆方向に移動する。これにより、搬送装置26もセパレータ材40の送り方向と逆方向に移動し、次に搬送する単位電極体44の真上の位置で停止する(図6(c))。
この後、クランプ装置50は、セパレータ材40とPETフィルム42とをクランプし、切断装置25は、セパレータ材40を電極41の周囲で切断する。また、搬送装置26は、スライド軸52に沿って下降し、単位電極体44を吸着する。
以後、上述した動作が繰り返し行われる。
第2の実施形態における積層電極体の製造装置100Aによれば、搬送装置26は、セパレータ材40およびPETフィルム42と一体的に移動するクランプ装置50と連結されているので、セパレータ材40およびPETフィルム42の動きと完全に同期させることができる。これにより、PETフィルム42に密着しているセパレータ43と、搬送装置26が吸着している電極41との間の位置ずれがなくなるので、電極41がセパレータ43から剥がれることを抑制することができる。
また、搬送装置26を駆動するための駆動源が不要となるので、構造を簡素化することができ、コストを低減することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
上述した実施形態では、ガイドローラ駆動装置28は、ガイドローラ27を、セパレータ材40の送り方向と逆方向に駆動するものとして説明したが、ガイドローラ27を下方に駆動するように構成されていてもよい。
図7は、ガイドローラ駆動装置28がガイドローラ27を下方に駆動している様子を示す図である。ガイドローラ27を下方に駆動する場合、図7に示すように、積層されているセパレータ材40およびPETフィルム42を支持するための補助ローラ60を設ける必要がある。
このように、ガイドローラ駆動装置28がガイドローラ27を下方に駆動するように構成されていても、セパレータ材40の送り方向と逆方向に駆動する場合と同様に、単位電極体44のセパレータ43とPETフィルム42とを確実に分離することができる。
また、ガイドローラ駆動装置28は、ガイドローラ27を斜め下方、すなわち、セパレータ材40の送り方向と逆方向であって、かつ、下方に駆動するように構成されていてもよい。この場合も、単位電極体44のセパレータ43とPETフィルム42とを確実に分離することができる。
なお、本明細書において、「ガイドローラ27を下方に駆動」には、「ガイドローラ27を斜め下方に駆動」も含まれるものとする。
第1の実施形態における積層電極体の製造装置100において、第2の実施形態における積層電極体の製造装置100Aと同様に、ガイドローラ27の移動に合わせて、位置補正ステージ30をガイドローラ27の移動方向と同じ方向、すなわち、セパレータ材40の送り方向と逆方向に移動させるようにしてもよい。
第2の実施形態における積層電極体の製造装置100Aにおいて、搬送装置26は、クランプ装置50と連結されているものとして説明した。しかしながら、搬送装置26は、セパレータ材40およびPETフィルム42と一体的に移動可能な装置と連結されていればよいので、連結先がクランプ装置50に限定されることはない。
第2の実施形態における積層電極体の製造装置100Aにおいて、搬送装置26は、スライド軸52に沿って下降することによって、吸着した単位電極体44を位置補正ステージ30上に載置するように構成されていたが、単位電極体44を位置補正ステージ30上に載置する方法がこの方法に限定されることはない。
図8は、搬送装置26がガイドレール80に沿って下降することによって、単位電極体44を位置補正ステージ30上に載置する構成を示す図である。搬送装置26は、カムフォロア81を介してガイドレール80と連結されており、ガイドレール80の延伸方向に沿って移動可能に構成されている。図8に示すように、ガイドレール80は、位置補正ステージ30に向かって搬送装置26が下降するように、途中から下方に曲がった形状を有する。
図8に示す構成によれば、セパレータ材40、PETフィルム42、および、クランプ装置50が一方向に移動するだけで、単位電極体44を吸着した搬送装置26を位置補正ステージ30に向かって下降させることができるので、制御を簡易化することができる。
上述した実施形態において、搬送装置26は、吸着した単位電極体44を位置補正ステージ30まで搬送し、位置補正ステージ30上で、単位電極体44の位置補正が行われるものとして説明した。しかし、搬送装置26が、吸着した単位電極体44を、位置補正機能を有しないステージへと搬送するように構成されていてもよい。この場合、搬送先のステージでは、例えば、単位電極体44の位置の認識だけが行われる。
10 積層電極体
11 正極
12 負極
13 セパレータ
21 セパレータ材送り装置
22 電極載置装置
23 接着装置
24 フィルム供給装置
25 切断装置
26 搬送装置
27 ガイドローラ
28 ガイドローラ駆動装置
29 回収装置
30 位置補正ステージ
40 セパレータ材
41 電極
42 PETフィルム
43 セパレータ
44 単位電極体
50 クランプ装置
51 連結部材
52 スライド軸
55 ステージ移動装置
60 補助ローラ
80 ガイドレール
81 カムフォロア
100 第1の実施形態における積層電極体の製造装置
100A 第2の実施形態における積層電極体の製造装置

Claims (6)

  1. セパレータに電極が接着された単位電極体が複数積層された構造を有する積層電極体の製造装置において、
    長尺状のセパレータ材を一方向に送るセパレータ材送り装置と、
    前記セパレータ材に前記電極を置く電極載置装置と、
    前記セパレータ材と前記電極とを接着する接着装置と、
    前記セパレータ材の送り速度と同じ速度で、前記セパレータ材の下に長尺状のフィルムを供給するフィルム供給装置と、
    前記フィルムの上に積層されている前記セパレータ材を前記電極の周囲で切断して、前記単位電極体を作製する切断装置と、
    前記単位電極体を吸着して所定の位置まで搬送する搬送装置と、
    切断後の前記セパレータ材とともに前記フィルムを下方へと導くためのガイド部材と、
    前記搬送装置が前記単位電極体を吸着した状態で、前記単位電極体の少なくとも一部が前記フィルムと接しているときに、前記セパレータ材の送り方向と逆方向または下方に前記ガイド部材を駆動するガイド部材駆動装置と、
    を備えることを特徴とする積層電極体の製造装置。
  2. 前記搬送装置は、前記単位電極体を吸着した状態で、前記セパレータ材の送り速度と同じ速度で前記セパレータ材の送り方向に移動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の積層電極体の製造装置。
  3. 前記セパレータ材送り装置は、前記セパレータ材の送り動作と停止動作を繰り返すように構成されており、
    前記ガイド部材駆動装置は、前記セパレータ材が停止する前に、前記ガイド部材を前記セパレータ材の送り方向と逆方向または下方に駆動することを特徴とする請求項1または2に記載の積層電極体の製造装置。
  4. 前記搬送装置は、前記セパレータ材の送り方向における、前記セパレータ材および前記フィルムと一体的に移動可能な装置との間の距離が変化しないような態様で、前記セパレータ材および前記フィルムと一体的に移動可能な装置と連結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の積層電極体の製造装置。
  5. 前記セパレータ材および前記フィルムと一体的に移動可能な装置は、積層されている前記セパレータ材および前記フィルムをクランプし、クランプしているときに前記セパレータ材および前記フィルムと一体的に移動するクランプ装置であることを特徴とする請求項4に記載の積層電極体の製造装置。
  6. 前記ガイド部材駆動装置は、前記ガイド部材を前記セパレータ材の送り方向と逆方向に移動させるように構成されており、
    前記単位電極体の搬送先であるステージと、
    前記ガイド部材が前記セパレータ材の送り方向と逆方向に移動するのに合わせて、前記ステージを前記セパレータ材の送り方向と逆方向に移動させるステージ移動装置と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の積層電極体の製造装置。
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