JP2019138118A - ウインドレギュレータ - Google Patents
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Abstract
Description
ウインドガラスが設けられ、前記ウインドガラスの開閉方向に沿って移動可能なキャリアと、
前記キャリアを前記開閉方向に沿って駆動する駆動機構とを有したウインドレギュレータにおいて、
前記ウインドレギュレータは、
前記ウインドガラスが閉方向に下がるのを防止するストッパを有し、
該ストッパは、
前記ウインドガラスが全開状態以外の所定の位置で停止しているときに、前記ウインドガラスまたは前記キャリアに係合可能であり、
前記キャリアに、
前記キャリアが前記駆動機構により駆動される時に、前記ストッパと前記ウインドガラスまたは前記キャリアとの係合を解除する係合解除機構を設けたことを特徴とする。
前記ウインドレギュレータは、
前記ウインドガラスが閉方向に下がるのを防止するストッパを有し、
該ストッパは、
前記ウインドガラスが全開状態以外の所定の位置で停止しているときに、前記ウインドガラスまたは前記キャリアに係合可能であり、
前記キャリアに、
前記キャリアが前記駆動機構により駆動される時に、前記ストッパと前記ウインドガラスまたは前記キャリアとの係合を解除する係合解除機構を設けたことにより、
前記ウインドガラスが全開状態以外の所定の位置で停止しているときに、ウインドガラスを開方向に下げようとしても、ウインドガラスまたはキャリアがストッパに係合し、ウインドガラスが閉方向に下がるのを防止する。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
2つの偏光板を相対移動させ、第1偏光板の領域(A)と、第2偏光板の領域(A)とが重なり、第1偏光板の領域(B)と、第2偏光板の領域(B)とが重なった場合、光は透過する。
このように、第1偏光板、第2偏光板の領域(A)と領域(B)との重なりを変えることで、光の透過/遮断を変えることができるようになっている。
次に、図面を用いて実施形態を説明する。最初に図1−図3を用いて実施形態のウインドレギュレータの構成を説明する。図1は実施形態のウインドレギュレータの分解斜視図、図2は図1のウインドレギュレータの上部を矢印II方向から見た分解斜視図、図3は図1のウインドレギュレータを組み付け、矢印III方向から見た斜視図である。
これらの図において、ウインドガラスの開閉方向(図において、矢印U(上昇)方向、矢印D(下降)方向)に沿って設けられたガイドレール1には、ウインドガラスが設けられるキャリア4が移動可能に係合する。
また、キャリア4はシュー3とシュー3に設けられた調光ブラインド機構7とからなる。また、ウインドガラスは、前述した第1偏光板と第2偏光板とからなり、調光ブラインド機構7により、第1偏光板と第2偏光板との重なりが変えられるようになっている。
<ガイドレール1>
ガイドレール1は、基部1aと、基部1aの幅方向の一方の端部から折曲した第1壁部1bと、基部1の幅方向の他方の端部から第1壁部1b同じ方向に折曲した第2壁部1cとを有し、断面形状が略コ字形となっている。そして、シュ−3に形成された溝3a(図1参照)に第2壁部1cが嵌合し、シュー3はガイドレール1に沿って移動可能となっている。
図2に示すように、ガイドレール1の上部の第1壁部1bは切り取られ、切り取られた部分にはブラケット9が取り付けられている。このブラケット9は、ガイドレール1の上部の基部1aに重なるように取り付けられる基部9aと、基部9aの下部より折曲され、ガイドレール1の第1壁部1bと直交し、第1壁部1bに接続される第3壁部9bと、基部9aの側部より折曲され、第3壁部9bに接続される第4壁部9cとからなっている。
<駆動機構5>
図1、図3に示すように、ガイドレール1の基部1aの下部には、ブラケット11が取り付けられている。このブラケット11には、ドラム13とドラム13を正転/逆転させるモータユニット(モータと減速機とが一体化したもの)15が設けられている。モータユニット15は、3組のボルト17、ナット19を用いてブラケット11に取り付けられている。
ドラム13から出たロアワイヤ23は、ガイドレール1の下部に設けられたガイド29を介して、シュー3に接続されている。
尚、アッパワイヤ21とシュー3との接続、ロアワイヤ23とシュー3との接続の詳細は後述する。
<調光ブラインド機構7>
図1、図2に示すように、シュー3には、一方の面(図1では裏面、図2では上面)に前述した第1偏光板が取り付けられたプライマリベース31が、ボルト32を用いて取り付けられている。プライマリベース31に隣接して、セカンダリベース33が配置されている。このセカンダリベース33の一方の面(図1では裏面、図2では上面)には前述した第2偏光板が取り付けられている。セカンダリベース33には、ウインドガラスの昇降方向に沿って、シュー3方向に折曲された2つのガイド壁部33b、ガイド壁部33cが形成されている。一方、シュー3には、ガイド壁部33b、ガイド壁部33cが当接可能なガイド壁部当接面3b、ガイド壁部当接面が形成されている。尚、ガイド壁部33cが当接可能なシュー3のガイド壁部当接面は、図示されていない。更に、セカンダリベース33には、ウインドガラスの開閉方向と交差する方向に長い長穴33aが形成されている。
ブラインドレバー43と同軸上で回転可能に設けられた第1レバー45は、アッパワイヤ(第1ワイヤ)21が接続される第1ワイヤ接続部45dを有するワイヤ接続アーム部45aと、ブラインドレバー43のロックアーム部43bと当接可能な当接折曲げ部45cが形成された当接アーム部45bとを有している。そして、アッパワイヤ21が引かれる(ドラム13に巻き取られる)と、第1レバー45は、当接アーム部45bの当接折曲げ部45cがブラインドレバー43のロックアーム部43bと当接可能となっている。
プライマリベース31の他方の面(図1では表面、図2では下面)上で、第1ボルト41と異なる位置には、第2ボルト61が立設され、この第2ボルト61には、基部側から第2レバー63、ロックレバー65が回転可能に設けられている。また、第2レバー63とロックレバー65との間には、円環状のシム67が設けられている。
ロックレバー65は、ガイドレール1のガイドGに当接可能なガイドアーム部65aと
,ブラインドレバ43ーのロックアーム部43bと当接可能で、当接することによりブラインドレバー43の回転を拘束するブラインドレバー拘束アーム部65bと、後述するガイドレール1に設けられたストッパと当接可能なストッパアーム部65cを有している。
ロックレバー65と同軸上で回転可能に設けられた第2レバー63は、ロアワイヤ(第2ワイヤ)23が接続される第2ワイヤ接続部63cを有するワイヤ接続アーム部63aと、先端が折り曲げられてロックレバー65のガイドアーム部65aに当接可能で、ガイドアーム部65aのローラ73がガイドレール1のガイド部Gから離れる方向に押圧接可能なロックレバー開放アーム部63bとを有している。
<ウインドガラスの下がり防止機構>
ガイドレール1の上部には、ブラケット91が取り付けられ、このブラケット91にはワッシャ93と、前述したロックレバー65のストッパ部65eが当接(係合)可能なストッパピン(ストッパ)95が取り付けられている。
<調光ブラインド機構7、ウインドガラスの下がり防止機構の作動>
ここで、図4−図8を用いて、調光ブラインド機構7と、ウインドガラスの下がり防止機構の作動を説明する。
(上昇作動時(上死点拘束まで))
図4を用いて説明する。
上死点以外の箇所では、ロックレバーばね75の付勢力(図において矢印R方向)により、ロックレバー65はガイドアーム部65aのローラ73がガイドレール1のガイド部Gの第1ガイドG1に当接している。
(上死点拘束後)
図5を用いて説明する。ここで、若干ウインドガラスを下降させる。即ち、ドラム13がロアワイヤ(第2ワイヤ)23を巻き取る。すると、ロアワイヤ23に接続された第2レバー63のロックレバー開放アーム部63bがロックレバー65のガイドアーム部65aを押し、ロックレバー65が若干回転する。すると、ブラインドレバー43に設けられたボルト44の小径部44cの周面と、ロックレバー65のブラインドレバー拘束アーム部65bの溝65dの周面との間に発生する摩擦力が低下し、ロックレバー65は、ロックレバーばね75に付勢力によりR方向に回転し、ガイドレール1のガイド部Gの第1ガイドG2に当接する。更に、ロックレバー65の回転により、ブラインドレバー拘束アーム部65bの溝65dとブラインドレバー43に設けられたボルト44の小径部44cとの係合も解除される(セカンダリベース33が下降可能な状態となる)。
(調光ブラインド機構作動)
図6を用いて説明する。次に、若干ウインドガラスを上昇させる。即ち、ドラム13がアッパワイヤ(第1ワイヤ)21を巻き取る。アッパワイヤ21に接続された第1レバー45の当接アーム部45bは、ブラインドレバー43のロックアーム部43bに設けられたボルト44の大径部44bを押し、ブラインドレバー43は回転する。このブラインドレバー43の回転により、そのセカンダリベース接続アーム部43aに接続されたセカンダリベース33が下降し、調光ブラインド機構7が作動する。よって、第1偏光板と第2偏光板との重なりが変わり、光の遮蔽状態に変わる。
また、ロックレバー65は、回転していないので、ストッパ部65eが、ガイドレール1のストッパピン95に当接(係合)可能であり、ウインドガラスの下がり防止機構の作動は続行している。
(調光ブラインド機構解除)
図7を用いて説明する。
更に、第2レバー63のワイヤ接続アーム部63aがブラインドレバー43のボルト44を押し、ブラインドON作動時とは逆方向にブラインドレバー43は回転し、セカンダリベース33が上昇し、調光ブラインド機構7が解除される。よって、第1偏光板と第2偏光板との重なりが変わり、光の透過状態に復帰する。
また、ロックレバー65は、回転していないので、ストッパ部65eが、ガイドレール1のストッパピン95に当接(係合)可能であり、ウインドガラスの下がり防止機構の作動は続行している。
(下降作動時)
図8を用いて説明する。
即ち、第2レバー63、ロックレバー65とで、ストッパピン95とキャリア4のロックレバー65ーのストッパ部65eとの係合を解除する係合解除機構が構成されている。
(1) 第1偏光板,該第1偏光板に少なくとも部分的に重なる位置に配置された第2偏光板からなるウインドガラスと、第1偏光板と第2偏光板との重なりを変えることで光の透過/遮蔽を切り替える調光ブラインド機構7を有することにより、第1偏光板と第2偏光板との重なりを変えることで、光の透過/遮断を切り替えることができるので、透過状態を保持するのに電気が不要であり、省エネルギーとなる。
(3) シュー3にアッパワイヤ(第1ワイヤ)21が接続された第1レバー45と、アッパワイヤ21を張る方向に第1レバー45を付勢する第1ばね49と、ロアワイヤ(第2ワイヤ)23が接続された第2レバー63と、ロアワイヤ23を張る方向に第2レバー63を付勢する第2ばね77とでアッパワイヤ21とロアワイヤ23とのたるみを取ることができるので、構成が簡単である。
3 シュー
65 ロックレバー
95 ストッパピン
Claims (2)
- ウインドガラスが設けられ、前記ウインドガラスの開閉方向に沿って移動可能なキャリアと、
前記キャリアを前記開閉方向に沿って駆動する駆動機構とを有したウインドレギュレータにおいて、
前記ウインドレギュレータは、
前記ウインドガラスが閉方向に下がるのを防止するストッパを有し、
該ストッパは、
前記ウインドガラスが全開状態以外の所定の位置で停止しているときに、前記ウインドガラスまたは前記キャリアに係合可能であり、
前記キャリアに、
前記キャリアが前記駆動機構により駆動される時に、前記ストッパと前記ウインドガラスまたは前記キャリアとの係合を解除する係合解除機構を設けたことを特徴とするウインドレギュレータ。 - 前記キャリアが移動可能に係合するガイドレールは、
前記ウインドガラスの開閉方向に沿った第1ガイドと、該第1ガイドに連設され、前記ガイドレールの幅方向で前記第1ガイドと異なる位置にある第2ガイドとからなるガイドを有し、
前記キャリアは、
前記キャリアが駆動されているときは、前記第1ガイドに案内され、前記ストッパと当接不能、前記キャリアが全開状態以外で停止すると、前記第1ガイドから前記第2ガイドに移動して、前記ウインドガラスが開方向の力を受けると前記ストッパと当接可能となるロックレバーを有する
ことを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018024941A JP2019138118A (ja) | 2018-02-15 | 2018-02-15 | ウインドレギュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019138118A true JP2019138118A (ja) | 2019-08-22 |
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ID=67693307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018024941A Pending JP2019138118A (ja) | 2018-02-15 | 2018-02-15 | ウインドレギュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0663770U (ja) * | 1993-02-16 | 1994-09-09 | 日本ケーブル・システム株式会社 | ウインドレギュレータ用ストッパ |
JP2002322865A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-11-08 | Mitsuba Corp | ウインドレギュレータ |
JP2004099014A (ja) * | 2002-07-19 | 2004-04-02 | Nippon Cable Syst Inc | スライドドアの中間ストッパ装置および窓ガラスの検出機構 |
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2018
- 2018-02-15 JP JP2018024941A patent/JP2019138118A/ja active Pending
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JPH0663770U (ja) * | 1993-02-16 | 1994-09-09 | 日本ケーブル・システム株式会社 | ウインドレギュレータ用ストッパ |
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