JP2019138118A - ウインドレギュレータ - Google Patents

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武田 徳英
Tokuhide Takeda
徳英 武田
和也 横山
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和也 横山
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Abstract

【課題】盗難防止性が向上するウインドレギュレータを提供することを課題とする。【解決手段】ウインドガラスが閉方向に下がるのを防止するストッパピン(ストッパ)95を有し、ストッパピン95は、ウインドガラスが全開状態以外の所定の位置で停止しているときに、ウインドガラスまたはキャリア4に係合可能であり、キャリア4に、キャリア4が駆動機構により駆動される時に、ストッパピン95とウインドガラスまたはキャリア4との係合を解除する係合解除機構を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤを用いてウインドガラスを開閉するウインドレギュレータに関し,更に詳しくは、ガラスの下がりを防止する機構を有したウインドレギュレータに関する。
ワイヤがアームを用いてウインドガラスを開閉するウインドレギュレータに関しては、様々な提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許6184323号公報
近年、車両の盗難防止性を向上させることが望まれている。ウインドレギュレータにおいては、ウインドガラスが全閉状態または、全開状態と全閉状態との間の中間位置で停止しているときに、ウインドガラスに対して開方向の大きな力を加えると、ウインドが開方向に移動してしまう場合があり、盗難防止性が低いという問題点ある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、盗難防止性が向上するウインドレギュレータを提供することにある。
上述した課題のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したウインドレギュレータは、
ウインドガラスが設けられ、前記ウインドガラスの開閉方向に沿って移動可能なキャリアと、
前記キャリアを前記開閉方向に沿って駆動する駆動機構とを有したウインドレギュレータにおいて、
前記ウインドレギュレータは、
前記ウインドガラスが閉方向に下がるのを防止するストッパを有し、
該ストッパは、
前記ウインドガラスが全開状態以外の所定の位置で停止しているときに、前記ウインドガラスまたは前記キャリアに係合可能であり、
前記キャリアに、
前記キャリアが前記駆動機構により駆動される時に、前記ストッパと前記ウインドガラスまたは前記キャリアとの係合を解除する係合解除機構を設けたことを特徴とする。
本発明の他の特徴は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
本発明のウインドレギュレータによれば、
前記ウインドレギュレータは、
前記ウインドガラスが閉方向に下がるのを防止するストッパを有し、
該ストッパは、
前記ウインドガラスが全開状態以外の所定の位置で停止しているときに、前記ウインドガラスまたは前記キャリアに係合可能であり、
前記キャリアに、
前記キャリアが前記駆動機構により駆動される時に、前記ストッパと前記ウインドガラスまたは前記キャリアとの係合を解除する係合解除機構を設けたことにより、
前記ウインドガラスが全開状態以外の所定の位置で停止しているときに、ウインドガラスを開方向に下げようとしても、ウインドガラスまたはキャリアがストッパに係合し、ウインドガラスが閉方向に下がるのを防止する。
よって、盗難防止性が向上する。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
実施形態のウインドレギュレータの分解斜視図である。 図1のウインドレギュレータの上部を矢印II方向から見た分解斜視図である。 図1のウインドレギュレータを組み付け、矢印III方向から見た斜視図である。 ウインドガラスの上昇作動時(上死点拘束まで)の作動を説明する構成図である。 ウインドガラスの上死点拘束後の作動を説明する構成図である。 調光ブラインド機構が作動し,光の遮断が行われた時の作動を説明する構成図である。 調光ブラインド機構が解除され,光の透過が行われた時の作動を説明する構成図である。 ウインドガラスの下降作動時の作動を説明する構成図である。
先ず、本実施形態に用いられるウインドガラス説明を行う。本実施形態のウインドガラスは、ガラスに偏光フィルム(光学フィルム)を貼った2枚の偏光板、第1偏光板、第2偏光板からなっている。第1偏光板と第2偏光板は相対移動可能に設けられている。更に、偏光板に貼られる偏光フィルムは、同じ大きさで、異なる性質を有した2つの領域(A,B)を有し、この2つの領域(A,B)は相対移動方向に沿って交互に配置されている(ABABABAB……)。
そして、一方の領域(A)での透過軸は平行で、他方の領域(B)の透過軸は非平行となっている。
2つの偏光板を相対移動させ、第1偏光板の領域(A)と、第2偏光板の領域(A)とが重なり、第1偏光板の領域(B)と、第2偏光板の領域(B)とが重なった場合、光は透過する。
また、第1偏光板の領域(A)と、第2偏光板の領域(B)とが重なり、第1偏光板の領域(B)と、第2偏光板の領域(A)とが重なった場合、光は遮断される。
このように、第1偏光板、第2偏光板の領域(A)と領域(B)との重なりを変えることで、光の透過/遮断を変えることができるようになっている。
尚、第1偏光板と第2偏光板とは、ガラスに偏光フィルムを貼ったもの以外に、樹脂で形成されたものでもよい。
次に、図面を用いて実施形態を説明する。最初に図1−図3を用いて実施形態のウインドレギュレータの構成を説明する。図1は実施形態のウインドレギュレータの分解斜視図、図2は図1のウインドレギュレータの上部を矢印II方向から見た分解斜視図、図3は図1のウインドレギュレータを組み付け、矢印III方向から見た斜視図である。
尚、本実施形態能印度レギュレータは、車両の運転席、助手席以外のドアに設けられるウインドレギュレータであり、ウインドガラスの開閉方向は、上下方向である。
これらの図において、ウインドガラスの開閉方向(図において、矢印U(上昇)方向、矢印D(下降)方向)に沿って設けられたガイドレール1には、ウインドガラスが設けられるキャリア4が移動可能に係合する。
キャリア4は駆動機構5により駆動され、ガイドレール1に沿って移動する。
また、キャリア4はシュー3とシュー3に設けられた調光ブラインド機構7とからなる。また、ウインドガラスは、前述した第1偏光板と第2偏光板とからなり、調光ブラインド機構7により、第1偏光板と第2偏光板との重なりが変えられるようになっている。
<ガイドレール1>
ガイドレール1は、基部1aと、基部1aの幅方向の一方の端部から折曲した第1壁部1bと、基部1の幅方向の他方の端部から第1壁部1b同じ方向に折曲した第2壁部1cとを有し、断面形状が略コ字形となっている。そして、シュ−3に形成された溝3a(図1参照)に第2壁部1cが嵌合し、シュー3はガイドレール1に沿って移動可能となっている。
ガイドレール1はブラケット2、後述するブラケット11を用いて、ドアインナパネル等に取り付けられる。
図2に示すように、ガイドレール1の上部の第1壁部1bは切り取られ、切り取られた部分にはブラケット9が取り付けられている。このブラケット9は、ガイドレール1の上部の基部1aに重なるように取り付けられる基部9aと、基部9aの下部より折曲され、ガイドレール1の第1壁部1bと直交し、第1壁部1bに接続される第3壁部9bと、基部9aの側部より折曲され、第3壁部9bに接続される第4壁部9cとからなっている。
そして、ガイドレール1の第1壁部1bと、ブラケット9の第4壁部9cは、後述するガイドレール1のガイドGとして機能し、ガイドレール1の第1壁部1bは、ウインドガラスの昇降方向(開閉方向)に沿った第1ガイドG1、ブラケット9の第4壁部9cは、第1ガイドG1に連設され、ガイドレール1の幅方向で第1ガイドG1と異なる位置にある第2ガイドG2として機能する。
<駆動機構5>
図1、図3に示すように、ガイドレール1の基部1aの下部には、ブラケット11が取り付けられている。このブラケット11には、ドラム13とドラム13を正転/逆転させるモータユニット(モータと減速機とが一体化したもの)15が設けられている。モータユニット15は、3組のボルト17、ナット19を用いてブラケット11に取り付けられている。
モータユニット15の出力軸15aには、ドラム13が取り付けられている。ドラム13の周面には、螺旋状の溝13aが形成され、この溝13aにアッパワイヤ(第1ワイヤ)21と、ロアワイヤ(第2ワイヤ)23とが巻回されている。そして、ドラム13が正転すると、ドラム13からアッパワイヤ21が繰り出され、ドラム13へロアワイヤ23が巻き取られる。逆に、ドラム13が逆転すると、ドラム13にアッパワイヤ21が巻き取られ、ドラム13からロアワイヤ23が繰り出されるようになっている。
ドラム13から出たアッパワイヤ21は、ガイドレール1の上部に、ピン25を用いて設けられたプーリ27を介して、シュー3に接続されている。
ドラム13から出たロアワイヤ23は、ガイドレール1の下部に設けられたガイド29を介して、シュー3に接続されている。
即ち、プーリ27とシュー3と間のアッパワイヤ21と、ガイド29とシュー3との間のロアワイヤ23とは、ガイドレール1に沿って(ウインドガラスの昇降方向に沿って)移動する。
尚、アッパワイヤ21とシュー3との接続、ロアワイヤ23とシュー3との接続の詳細は後述する。
そして、モータユニット15により、ドラム13が正転すると、ドラム13からアッパワイヤ21が繰り出され、ドラム13へロアワイヤ23が巻き取られ、シュー3は下降する。逆に、ドラム13が逆転すると、ドラム13にアッパワイヤ21が巻き取られ、ドラム13からロアワイヤ23が繰り出され、シュー3は上昇する。
<調光ブラインド機構7>
図1、図2に示すように、シュー3には、一方の面(図1では裏面、図2では上面)に前述した第1偏光板が取り付けられたプライマリベース31が、ボルト32を用いて取り付けられている。プライマリベース31に隣接して、セカンダリベース33が配置されている。このセカンダリベース33の一方の面(図1では裏面、図2では上面)には前述した第2偏光板が取り付けられている。セカンダリベース33には、ウインドガラスの昇降方向に沿って、シュー3方向に折曲された2つのガイド壁部33b、ガイド壁部33cが形成されている。一方、シュー3には、ガイド壁部33b、ガイド壁部33cが当接可能なガイド壁部当接面3b、ガイド壁部当接面が形成されている。尚、ガイド壁部33cが当接可能なシュー3のガイド壁部当接面は、図示されていない。更に、セカンダリベース33には、ウインドガラスの開閉方向と交差する方向に長い長穴33aが形成されている。
プライマリベース31の他方の面(図1では表面、図2では下面)には、シュー3に形成された貫通穴3cを挿通する第1ボルト41が立設されている。シュー3の貫通穴3cから突出した第1ボルト41には、シュー3側の基部側からブラインドレバー43、第1レバー45が回転可能に設けられている。また、ブラインドレバ−43と第1レバー45との間には、円環状のシム47が設けられている。
ブラインドレバー43は、セカンダリベース33方向に延出したセカンダリベース接続アーム部43aと、セカンダリベース接続アーム部43aと異なる方向に延出するロックアーム部43bとを有している。
ブラインドレバー43と同軸上で回転可能に設けられた第1レバー45は、アッパワイヤ(第1ワイヤ)21が接続される第1ワイヤ接続部45dを有するワイヤ接続アーム部45aと、ブラインドレバー43のロックアーム部43bと当接可能な当接折曲げ部45cが形成された当接アーム部45bとを有している。そして、アッパワイヤ21が引かれる(ドラム13に巻き取られる)と、第1レバー45は、当接アーム部45bの当接折曲げ部45cがブラインドレバー43のロックアーム部43bと当接可能となっている。
第1レバー45は、一端部がプライマリベース31に係止され、中間部が第1ボルト41を巻回し、他端部が第1レバー45に係止される第1ばね(トーションばね)49により、アッパワイヤ(第1ワイヤ)21を張る方向、および当接アーム部45bの当接折曲げ部45cがブラインドレバー43のロックアーム部43bから離反する方向に付勢されている。
ブラインドレバー43のセカンダリベース接続アーム部43aには、穴43cが形成されている。スペーサ51を介してセカンダリベース33の長穴33aを挿通し、ブラインドレバー43の穴43cに取り付けられるボルト53により、ブラインドレバー43とセカンダリベース33とは接続されている。
よって、ブラインドレバー43の回転により、セカンダリベース33は、ガイド壁部33b、ガイド壁部33cが、シュー3のガイド壁部当接面3b、ガイド壁部当接面3cに当接しながら、ウインドガラスの開閉方向に移動可能となっている。
プライマリベース31の他方の面(図1では表面、図2では下面)上で、第1ボルト41と異なる位置には、第2ボルト61が立設され、この第2ボルト61には、基部側から第2レバー63、ロックレバー65が回転可能に設けられている。また、第2レバー63とロックレバー65との間には、円環状のシム67が設けられている。
即ち、シュー3に設けられた第1レバー45と、プライマリベース31に設けられた第2レバー63とは、ウインドガラスの厚み方向でオフセットして設けられている。
ロックレバー65は、ガイドレール1のガイドGに当接可能なガイドアーム部65aと
,ブラインドレバ43ーのロックアーム部43bと当接可能で、当接することによりブラインドレバー43の回転を拘束するブラインドレバー拘束アーム部65bと、後述するガイドレール1に設けられたストッパと当接可能なストッパアーム部65cを有している。
本実施形態では、ガイドアーム部65aの先端部にピン69、スペーサ71を用いてローラ73を設け、このローラ73がガイドレール1のガイドGに当接可能とした。また、本実施形態のブラインドレバー43のロックアーム部43bの先端部には、ボルト44が立設されている。このボルト44の頭部44aは、大径部44bと、大径部44bより径が小さく、首部44d側に形成された小径部44cとからなっている。ブラインドレバー拘束アーム部65bの先端部には、ボルト44の小径部44cの円周面が隙間なく当接するような円弧面を有する溝65dが形成されている。ストッパアーム部65cの先端は折り曲げられ、後述するストッパピン(ストッパ)に当接可能なストッパ部65eが形成されている。
ロックレバー65は、一端部がプライマリベース31に係止され、他端部がストッパアーム部65cに係止されたロックレバーばね75により、ガイドアーム部65aのローラ73がガイドレール1のガイド部Gに当接する方向に付勢されている。
ロックレバー65と同軸上で回転可能に設けられた第2レバー63は、ロアワイヤ(第2ワイヤ)23が接続される第2ワイヤ接続部63cを有するワイヤ接続アーム部63aと、先端が折り曲げられてロックレバー65のガイドアーム部65aに当接可能で、ガイドアーム部65aのローラ73がガイドレール1のガイド部Gから離れる方向に押圧接可能なロックレバー開放アーム部63bとを有している。
第2レバー63は、一端部がプライマリベース31に係止され、中間部が第2ボルト61を巻回し、他端部が第2レバー63に係止される第2ばね(トーションばね)77により、ロアワイヤ23を張る方向およびロックレバー開放アーム部63bがロックレバー65から離れる方向に付勢されている。
本実施桁例では、第1レバー45,第2レバー63は、第1レバー45の第1ワイヤ接続部45dと、第2レバー63の第2ワイヤ接続部63cとが、第1ボルト(第1レバー45の回転軸)41と第2ボルト(第2レバー63の回転軸)61との間に位置するように形成した。
<ウインドガラスの下がり防止機構>
ガイドレール1の上部には、ブラケット91が取り付けられ、このブラケット91にはワッシャ93と、前述したロックレバー65のストッパ部65eが当接(係合)可能なストッパピン(ストッパ)95が取り付けられている。
<調光ブラインド機構7、ウインドガラスの下がり防止機構の作動>
ここで、図4−図8を用いて、調光ブラインド機構7と、ウインドガラスの下がり防止機構の作動を説明する。
図4はウインドガラスの上昇作動時(上死点拘束まで)の作動を説明する構成図、図5はウインドガラスの上死点拘束後の作動を説明する構成図、図6は調光ブラインド機構が作動し、光の遮断が行われた時の作動を説明する構成図、図7は調光ブラインド機構の作動が解除され,光の透過が行われた時の作動を説明する構成図、図8はウインドガラスの下降作動時の作動を説明する構成図である。
(上昇作動時(上死点拘束まで))
図4を用いて説明する。
シュー3に設けられるウインドガラスは、シュー3に設けられた調光ブラインド機構7により、光の透過状態にある。
上死点以外の箇所では、ロックレバーばね75の付勢力(図において矢印R方向)により、ロックレバー65はガイドアーム部65aのローラ73がガイドレール1のガイド部Gの第1ガイドG1に当接している。
ウインドガラスの上昇、即ち、ドラム13がアッパワイヤ(第1ワイヤ)21を巻き取ると、アッパワイヤ21に接続された第1レバー45の当接アーム部45bは、ブラインドレバー43のロックアーム部43bに設けられたボルト44の大径部44bを押し、ボルト44の小径部44cは、ロックレバー65のブラインドレバー拘束アーム部65bの溝65dを押す。このロックレバー65が受ける力Fは、ロックレバー65の回転軸である第2ボルト61の軸方向であり、ロックレバー65には回転モーメントが発生しないようになっている。
そして、図4に示すように、スライダ3が上死点まで移動し、ドラム13のアッパワイヤ(第1ワイヤ)21の巻き取りが停止しても、ブラインドレバー43に設けられたボルト44の小径部44cの周面と、ロックレバー65のブラインドレバー拘束アーム部65bの溝65dの周面との間に発生する摩擦力により、ロックレバーばね75によりR方向に付勢されているロックレバー65はその位置を保持する。
また、ロックレバー65は、そのストッパ部65eが、ガイドレール1のストッパピン95に当接(係合)できない位置にあり、ウインドガラスの下がり防止機構は作動していない。
(上死点拘束後)
図5を用いて説明する。ここで、若干ウインドガラスを下降させる。即ち、ドラム13がロアワイヤ(第2ワイヤ)23を巻き取る。すると、ロアワイヤ23に接続された第2レバー63のロックレバー開放アーム部63bがロックレバー65のガイドアーム部65aを押し、ロックレバー65が若干回転する。すると、ブラインドレバー43に設けられたボルト44の小径部44cの周面と、ロックレバー65のブラインドレバー拘束アーム部65bの溝65dの周面との間に発生する摩擦力が低下し、ロックレバー65は、ロックレバーばね75に付勢力によりR方向に回転し、ガイドレール1のガイド部Gの第1ガイドG2に当接する。更に、ロックレバー65の回転により、ブラインドレバー拘束アーム部65bの溝65dとブラインドレバー43に設けられたボルト44の小径部44cとの係合も解除される(セカンダリベース33が下降可能な状態となる)。
また、ロックレバー65は、そのストッパ部65eが、ガイドレール1のストッパピン95に当接(係合)可能な位置まで回転し、ウインドガラスに開方向の力が作用しても、ロックレバー65のストッパ部65eが、ガイドレール1のストッパピン95に当接(係合)し、ウインドガラスの下がりを防止するウインドガラスの下がり防止機構の作動となる。
(調光ブラインド機構作動)
図6を用いて説明する。次に、若干ウインドガラスを上昇させる。即ち、ドラム13がアッパワイヤ(第1ワイヤ)21を巻き取る。アッパワイヤ21に接続された第1レバー45の当接アーム部45bは、ブラインドレバー43のロックアーム部43bに設けられたボルト44の大径部44bを押し、ブラインドレバー43は回転する。このブラインドレバー43の回転により、そのセカンダリベース接続アーム部43aに接続されたセカンダリベース33が下降し、調光ブラインド機構7が作動する。よって、第1偏光板と第2偏光板との重なりが変わり、光の遮蔽状態に変わる。
また、この時、ドラム13からロアワイヤ23が繰り出されることにより、第2ばね77に付勢されている第2レバー63は、ロアワイヤ23のたるみを取る方向(ロアワイヤ23を張る方向)に回転する。
また、ロックレバー65は、回転していないので、ストッパ部65eが、ガイドレール1のストッパピン95に当接(係合)可能であり、ウインドガラスの下がり防止機構の作動は続行している。
(調光ブラインド機構解除)
図7を用いて説明する。
ウインドガラスを下降させる。ドラム13がロアワイヤ(第2ワイヤ)23を巻き取る。すると、ロアワイヤ23に接続された第2レバー63が回転する。
更に、第2レバー63のワイヤ接続アーム部63aがブラインドレバー43のボルト44を押し、ブラインドON作動時とは逆方向にブラインドレバー43は回転し、セカンダリベース33が上昇し、調光ブラインド機構7が解除される。よって、第1偏光板と第2偏光板との重なりが変わり、光の透過状態に復帰する。
この時、ブラインドレバー43の回転により、また、ドラム13からアッパワイヤ21が繰り出されることにより、第1ばね49に付勢されている第1レバー45は、アッパワイヤ21のたるみを取る方向(アッパワイヤ21を張る方向)に回転する。
また、ロックレバー65は、回転していないので、ストッパ部65eが、ガイドレール1のストッパピン95に当接(係合)可能であり、ウインドガラスの下がり防止機構の作動は続行している。
(下降作動時)
図8を用いて説明する。
ウインドガラスの下降を続行する。ドラム13がロアワイヤ(第2ワイヤ)23を巻き取る。すると、ロアワイヤ23に接続された第2レバー63が回転し、ロックレバー開放アーム部63bがロックレバー65のガイドアーム部65aを押し、ロックレバー65が回転し、ガイドアーム部65aのローラ73が、ガイドレール1のガイド部Gの第1ガイドG1に当接可能となる。また、ロックレバー65の回転により、ブラインドレバー拘束アーム部65bの溝65dとブラインドレバー43に設けられたボルト44の小径部44cとが再び係合し、セカンダリベース33の下降が禁止される。
また、ロックレバー65は、そのストッパ部65eが、ガイドレール1のストッパピン95に当接できないx位置に回転し、ウインドガラスの下がり防止機構は作動が停止する。
即ち、第2レバー63、ロックレバー65とで、ストッパピン95とキャリア4のロックレバー65ーのストッパ部65eとの係合を解除する係合解除機構が構成されている。
上記構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 第1偏光板,該第1偏光板に少なくとも部分的に重なる位置に配置された第2偏光板からなるウインドガラスと、第1偏光板と第2偏光板との重なりを変えることで光の透過/遮蔽を切り替える調光ブラインド機構7を有することにより、第1偏光板と第2偏光板との重なりを変えることで、光の透過/遮断を切り替えることができるので、透過状態を保持するのに電気が不要であり、省エネルギーとなる。
(2) 調光ブラインド機構7は、ロックレバー65を有し、ロックレバー65がウインドガラスが全閉状態となると第1ガイドG1から第2ガイドG2へ移動することにより、第1偏光板と第2偏光板との重なりを変えることにより、機構が簡易となる。
(3) シュー3にアッパワイヤ(第1ワイヤ)21が接続された第1レバー45と、アッパワイヤ21を張る方向に第1レバー45を付勢する第1ばね49と、ロアワイヤ(第2ワイヤ)23が接続された第2レバー63と、ロアワイヤ23を張る方向に第2レバー63を付勢する第2ばね77とでアッパワイヤ21とロアワイヤ23とのたるみを取ることができるので、構成が簡単である。
(4) 第1レバー45と、第2レバー63とは、ウインドガラスの厚さ方向にオフセットして設けられているので、キャリア4が小型でも、第1レバー45の回転平面と、第2レバー63の回転平面とが異なっているので、第1レバー45と第2レバー63との干渉を防ぐことができる。
(5) 第1レバー45,第2レバー63は、第1レバー45の第1ワイヤ接続部45dと、第2レバー63の第2ワイヤ接続部63cとが、第1ボルト(第1レバー45の回転軸)41と第2ボルト(第2レバー63の回転軸)61との間に位置するように形成したことにより、キャリア4の省スペース化を図ることができる。
(6) ウインドガラスの開閉方向に沿って設けられたガイドレール1と、ガイドレール1に移動可能に係合し、ウインドガラスが設けられるシュー3と、シュー3を駆動する駆動機構とを有し、シュー3、ウインドガラス以外の部分にストッパピン95を設け、シュー3に、ウインドガラスが全閉状態以外の時には、ストッパピン95と当接不能、ウインドガラスが全閉状態となると移動してストッパピン95と当接可能となるロックレバー65を設けたことにより、全閉状態のウインドガラスに、外部から閉方向に移動させようとする力が作用しても、移動しにくい。
尚、本発明は上記実施形態に限定するものではない。上記実施形態では、ウインドガラスが全閉状態において、キャリア4のロックレバー65が、ガイドレール1に設けられたストッパピン(ストッパ)95に当接し、ウインドガラスが開方向に下がるのを防止するようにしたが、全閉状態に限定するものではない。ウインドガラスが全開状態以外の所定の位置で停止しているときに、ウインドガラスが開方向に下がるのを防止するように、ストッパピン(ストッパ)95を設けてもよい。
1 ガイドレール
3 シュー
65 ロックレバー
95 ストッパピン

Claims (2)

  1. ウインドガラスが設けられ、前記ウインドガラスの開閉方向に沿って移動可能なキャリアと、
    前記キャリアを前記開閉方向に沿って駆動する駆動機構とを有したウインドレギュレータにおいて、
    前記ウインドレギュレータは、
    前記ウインドガラスが閉方向に下がるのを防止するストッパを有し、
    該ストッパは、
    前記ウインドガラスが全開状態以外の所定の位置で停止しているときに、前記ウインドガラスまたは前記キャリアに係合可能であり、
    前記キャリアに、
    前記キャリアが前記駆動機構により駆動される時に、前記ストッパと前記ウインドガラスまたは前記キャリアとの係合を解除する係合解除機構を設けたことを特徴とするウインドレギュレータ。
  2. 前記キャリアが移動可能に係合するガイドレールは、
    前記ウインドガラスの開閉方向に沿った第1ガイドと、該第1ガイドに連設され、前記ガイドレールの幅方向で前記第1ガイドと異なる位置にある第2ガイドとからなるガイドを有し、
    前記キャリアは、
    前記キャリアが駆動されているときは、前記第1ガイドに案内され、前記ストッパと当接不能、前記キャリアが全開状態以外で停止すると、前記第1ガイドから前記第2ガイドに移動して、前記ウインドガラスが開方向の力を受けると前記ストッパと当接可能となるロックレバーを有する
    ことを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータ。
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