JP2019137395A - インホイールモータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の車輪ハブ軸受を使用可能なインホイールモータ駆動装置を提供する。【解決手段】インホイールモータ駆動装置10は、内輪12、外輪13、および内輪と外輪の環状隙間に配置される複数の転動体を有し、車輪のロードホイールWの内空領域に収容される車輪ハブ軸受部11と、内輪を駆動するモータ回転軸と、ロードホイールWよりも小径であってロードホイールWの内空領域に収容され、第1ボルト62で外輪13に固定され、第2ボルト15で本体ケーシング39に固定されるハブアタッチメント61とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、車輪の内部に配置されるインホイールモータ駆動装置に関し、特に車輪に連結されるハブ輪を回転自在に支持する車輪ハブ軸受部に関する。
特許第5872358号公報(特許文献1)で駆動ユニットと称するインホイールモータは、車輪のロードホイールと結合する内輪と、転動体を介して内輪を支持するベアリングケースを有する。これらの内外輪は車輪ハブ軸受を構成する。特許文献1のベアリングケースはボルトでナックルに固定される。またインホイールモータの減速機ケースもボルトでナックルに固定される。
特開2016―187252号公報(特許文献2)に記載されるインホイールモータは、車輪と結合する内輪と、転動体を介して内輪を支持する外輪部材を有する。これらの内外輪は車輪ハブ軸受を構成する。特許文献2の外輪部材はボルトで減速部ケーシングに直接に固定される。
特許第5872358号公報 特開2016―187252号公報
特許文献1において、ベアリングケースは軸線方向外側に配置され、減速機ケースは軸線方向内側に配置され、ベアリングケースと減速機ケースの間にナックルが介在する。そうするとインホイールモータの軸線方向に関し特許文献1のナックルの軸線方向厚みが大きく、ナックルを薄肉にすることでインホイールモータの軸線方向寸法を短縮する余地があった。
特許文献2において、外輪部材は軸線方向外側に配置され、減速部ケーシングは軸線方向内側に配置され、軸線方向に延びるボルトが外輪部材を貫通して減速部ケーシングに螺合する。したがって外輪部材と減速部ケーシングの間に何ら部材が介在せず、インホイールモータの軸線方向寸法が短縮される。しかしながら車輪が負担する軸重が、減速部ケーシングに入力される場合がある。そうすると減速部ケーシングが変形して、減速部内部で減速部ケーシングに支持される歯車軸のミスアライメントが発生し、インホイールモータの騒音および振動が悪化する虞がある。
1つの対策として特許文献2の減速部ケーシングの壁厚を大きくすることが考えられるが、インホイールモータの軸線方向寸法が増加してしまう。他の対策として、内輪および外輪部材の径寸法を大きくして、車輪ハブ軸受のピッチ円直径(PCD)を大きくしたり、ボルトを外径側に移設したりすることが考えられるが、車輪ハブ軸受の専用設計が必要となりコストアップを招く。
本発明は、上述の実情に鑑み、車輪ハブ軸受のピッチ円直径を変化させることなく、既存の車輪ハブ軸受を使用可能なインホイールモータ駆動装置を提供することを目的とする。
この目的のため本発明によるインホイールモータ駆動装置は、内輪、外輪、および内輪と外輪の環状隙間に配置される複数の転動体を有し、内輪に固定されるロードホイールの内空領域に収容される車輪ハブ軸受部と、内輪を駆動するモータ部と、ロードホイールよりも小径であってロードホイール内空領域に収容され、第1ボルトで外輪に固定され、第2ボルトでモータ部のモータ回転軸を収容するケーシングに固定されるハブアタッチメントとを備える。
かかる本発明によれば、ハブアタッチメントは一方で第1ボルトにより外輪に固定され、他方で第2ボルトによりケーシングに固定されることから、ケーシングは外輪に直接に固定されない。したがって軸重がケーシングに入力されず、モータ回転軸および歯車軸のミスアライメントが生じない。また外輪がハブアタッチメントを介してケーシングに固定されるため、外輪の径寸法および車輪ハブ軸受のピッチ円直径(PCD)を大きくしなくても、ハブアタッチメントの径寸法を大きくすれば第2ボルトを外輪よりも外径側に配置することができる。したがって既存の車輪ハブ軸受でインホイールモータ駆動装置を製造することができ、コスト上有利である。あるいは車輪ハブ軸受部を従来よりも小径化することができる。また第1ボルトおよび/または第2ボルトの頭部を車幅方向外側とし、軸部を車幅方向内側とすることにより、ハブアタッチメントおよび/または車輪ハブ軸受部を車幅方向外側から取り付けおよび取り外すことができ、インホイールモータ駆動装置の組立作業および分解作業の作業効率が向上する。本発明によれば、外輪の形状とケーシングの形状が対応せず両者を直接的に結合できない場合であっても、ハブアタッチメントが両者間に介在して間接的に結合することができる。
モータ回転軸を収容するケーシングは、モータ部のロータおよびステータも収容するが、それ以外の部品、例えば複数の歯車および回転要素からなる減速機構、を収容してもよい。モータ回転軸が出力する回転を減速して内輪に伝達する減速部を、モータ部に隣接して設け、モータ部のケーシングおよび減速部のケーシングを共通化してもよい。この場合、ハブアタッチメントは第2ボルトでモータ部のケーシングあるいは減速部のケーシングに固定される。第1および第2ボルトの位置関係は特に限定されない。本発明の一つの局面では、車輪ハブ軸受部の軸線を中心として、第2ボルトが第1ボルトよりも外径側に配置される。かかる局面によれば、外輪の外径をハブアタッチメントの外径よりも小さくすることができる。
本発明の好ましい局面として、モータ回転軸に連結される入力軸、車輪ハブ軸受部の内輪に連結される出力軸、および出力軸と結合する出力歯車を有し、入力軸の回転を減速して出力軸へ伝達する減速部をさらに備え、車輪ハブ軸受部の軸線方向にみて、第1ボルトは出力歯車と重なるよう配置される。かかる局面によれば、外輪の外径を出力歯車の外径よりも小さくすることができ、車輪ハブ軸受部を径方向に小径化できる。なお車輪ハブ軸受部の軸線方向にみて第1ボルトは出力歯車と重なるよう配置されるとは、軸線から第1ボルトまでの距離が、当該軸線を中心とする出力歯車の歯先円の半径よりも小さいことをいう。
本発明のさらに好ましい局面として、車輪ハブ軸受部の軸線方向にみて、第2ボルトは出力歯車よりも外径側に配置される。かかる局面によれば第2ボルトを周方向に離隔して多数配置することができる。また第2ボルトと螺合する雌ねじ孔が出力歯車から離隔することから、該雌ねじ孔が形成されるケーシング部分を、他のケーシング部分よりも厚肉にして、ケーシングの剛性を部分的に大きくすることができる。したがって仮に軸重が第2ボルトに伝達しても、ケーシングの変形を防止することができる。なお車輪ハブ軸受部の軸線方向にみて第2ボルトは出力歯車よりも外径側に配置されるとは、軸線から第2ボルトまでの距離が、当該軸線を中心とする出力歯車の歯先円の半径よりも大きいことをいう。
本発明の一つの局面としてハブアタッチメントは、ケーシングと嵌合して、減速部の出力軸と同軸に位置決めされる。かかる局面によれば、インホイールモータ駆動装置の組立作業においてハブアタッチメントがケーシングに対して自ずと位置決めされるので、組立作業が効率化する。また組立精度が向上する。ハブアタッチメントとケーシングの嵌合として、例えばインローにより、両者の凹部と凸部が嵌合して組み立てられる。
本発明の一つの局面として外輪は、ケーシングと嵌合して、減速部の出力軸と同軸に位置決めされる。かかる局面によれば、インホイールモータ駆動装置の組立作業において外輪がケーシングに対して自ずと位置決めされるので、組立作業が効率化する。外輪とケーシングの嵌合として、例えばインローにより、両者の凹部と凸部が嵌合して組み立てられる。
本発明の一つの局面として、外径領域にブレーキ摩擦面を有し内径領域を車輪ハブ軸受部の内輪に固定されるブレーキディスクをさらに備え、第1ボルトおよび第2ボルトの少なくとも一部が、ブレーキディスクのブレーキ摩擦面よりも内径側に配置される。かかる局面によれば、車輪ハブ軸受部を径方向に小径化できる。かかる局面として例えば車輪ハブ軸受部の軸線方向にみて、ブレーキディスクの内径領域と第1ボルトまたは第2ボルトの少なくとも一部が重なる。ブレーキディスクのブレーキ摩擦面よりも内径側に配置されるボルトの本数は特に限定されない。第1ボルトおよび第2ボルトのいずれか一方がブレーキ摩擦面よりも内径側に配置されてもよい。
本発明の一つの局面として、ブレーキディスクの内径領域は外径領域よりも軸線方向一方に配置され、ブレーキディスクはこれら内径領域と外径領域を接続する環状段差をさらに有し、これら環状段差および内径領域は円筒状の内空領域を区画するハット部を構成し、第1ボルトおよび第2ボルトの少なくとも一部が、ハット部の内空領域に配置される。かかる局面によれば、ブレーキディスクの軸線方向位置と第1ボルトまたは第2ボルトの軸線方向位置を重ねることができる。したがってブレーキディスクを含むインホイールモータ駆動装置を軸線方向に小径化できる。なお、第1ボルトおよび第2ボルトの少なくとも一部とは、ボルト端部、例えばボルト頭部、がハット部の内空領域に収容されることをいう。ハット部の内空領域に配置されるボルトの種類・本数は特に限定されない。第1ボルトおよび第2ボルトのいずれか一方がハット部の内空領域に配置されてもよい。
このように本発明によれば、既存の車輪ハブ軸受を利用してインホイールモータ駆動装置を製造することができる。また軸重が車輪ハブ軸受からケーシングに直接入力されず、ケーシングの変形を防止できる。
本発明の一実施形態になるインホイールモータ駆動装置を示す模式的な展開断面図である。 同実施形態の内部を示す模式的な断面図である。 同実施形態を示す模式的な正面図である。 同実施形態の車輪ハブ軸受部を示す模式的な縦断面図である。 同実施形態を車幅方向外側からみた状態を示す図である。 図5中の車輪ハブ軸受部および減速部ケーシングの正面部分を取り出して示す図である。 図6に示す構造をインホイールモータ駆動装置の内部側からみた状態を示す図である。 図6に示す構造の斜視図である。 図8に示す構造の分解斜視図である。 図7に示す構造に歯車を取り付けた状態を示す図である。 ボルトで連結される箇所を示す断面図である。 同実施形態の車輪ハブ軸受部を取り出して示す断面図である。 同実施形態を示す斜視図である。 センサ取付箇所を示す断面図である。 本実施形態のインホイールモータ駆動装置およびその周辺構造を車両後方からみた状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態になるインホイールモータ駆動装置を示す展開断面図である。図1において、紙面右側は車幅方向内側(インボード側)を表し、紙面左側は車幅方向外側(アウトボード側)を表す。なお図1で表される断面は、図2および図3に示す軸線Mおよび軸線Nを含む平面と、軸線Nおよび軸線Oを含む平面を、この順序で接続した展開平面である。
図2は同実施形態の内部を示す模式的な断面図であり、図1中II―IIでインホイールモータ駆動装置を切断し、断面を矢の方向にみた状態を表す。図3は同実施形態を示す模式的な正面図であり、車幅方向外側からインホイールモータ駆動装置をみた状態を表す。図面の煩雑さを回避にするため図2では、各歯車を歯先円で表す。図2および図3において、紙面右側は車両後方を表し、紙面左側は車両前方を表し、紙面上側は車両上方を表し、紙面下側は車両下方を表す。図2および図3では、軸線O方向に車幅方向外側(アウトボード側)から車幅方向内側(インボード側)をみている。
図4は同実施形態の車輪ハブ軸受部を示す縦断面図であり、軸線Oを含む平面で車輪ハブ軸受部を切断したときの切断面を表す。図面の煩雑を避けるため図4では、ブレーキディスクおよびロードホイールを半分のみ表す。
図1に示すように、インホイールモータ駆動装置10は、図示しない車輪の中心に設けられる車輪ハブ軸受部11と、車輪を駆動するモータ部21と、モータ部の回転を減速して車輪ハブ軸受部11に伝達する減速部31とを備える。モータ部21および減速部31は、車輪ハブ軸受部11の軸線Oからオフセットして配置される。軸線Oは車幅方向に延び、車軸に一致する。軸線O方向位置に関し、車輪ハブ軸受部11はインホイールモータ駆動装置10の軸線方向一方(アウトボード側)に配置され、モータ部21はインホイールモータ駆動装置10の軸線方向他方(インボード側)に配置され、減速部31はモータ部21よりも軸線方向一方に配置され、減速部31の軸線方向位置が車輪ハブ軸受部11の軸線方向位置と重なる。
インホイールモータ駆動装置10は、電動車両の車輪を駆動する車両用モータ駆動装置である。インホイールモータ駆動装置10は、図示しない車体に連結される。インホイールモータ駆動装置10は、電動車両を時速0〜180km/hで走行させることができる。
車輪ハブ軸受部11は、回転内輪・固定外輪とされ、図示しないロードホイールと結合する回転輪(ハブ輪)としての内輪12と、内輪12の外径側に同軸に配置される固定輪としての外輪13と、内輪12と外輪13との間の環状空間に配置される複数の転動体14を有する。
図1を参照して、外輪13は本体ケーシング39の正面部分39fに形成される開口39pを貫通する。本体ケーシング39とは、減速部31の外郭を含むケーシングをいい、減速部31の回転要素を収容する。正面部分39fは、本体ケーシング39のうち減速部31の軸線O方向一方端を覆うケーシング壁部である。正面部分39fには、開口39pの開口縁に沿って円筒部39cが形成される。円筒部39cは正面部分39fの外壁面から軸線O方向一方へ突出する。かかる突出長が大きいほど、開口39pの軸線方向長は大きくなる。
外輪13の外周面には周方向で異なる位置に複数の外輪突出部13gがさらに設けられる。外輪13のうち外輪突出部13gよりも軸線O方向他方側の円筒領域は、正面部分39fの開口39pに差し込まれる。このとき外輪突出部13gの軸線O方向他方面が円筒部39cの先端と当接し、外輪13は軸線O方向に位置決めされる。
ここで附言すると図4を参照して、外輪13の軸線O方向他方側の外周面13bの外径寸法と、開口39pの内径寸法を略同一とし、外輪13を開口39pにぴったりと嵌合させるとよい。ここで外周面13bと開口39pの嵌合はタイト嵌合であってもよい。このように外輪13が本体ケーシング39と嵌合することにより、車輪ハブ軸受部11は減速部31の出力軸38と同軸に位置決めされる。
外径方向に突出する各外輪突出部13gには貫通孔13hが穿設される。また外輪突出部13gの軸線O方向他方側にはハブアタッチメント61が隣接して配置される。ハブアタッチメント61は、軸線O方向を板厚とする板部材であり、軸線Oに沿って延びる中心孔を有し、該中心孔に本体ケーシング39の円筒部39cが差し込まれる。このとき円筒部39cの外周面がハブアタッチメント61の内周面61nと嵌合する。ハブアタッチメント61は軸線O方向一方の各外輪突出部13gと軸線O方向他方の正面部分39fの間に介在する。
ハブアタッチメント61には雌ねじ孔61fが複数形成される。雌ねじ孔61fは、ハブアタッチメント61の内径側部分に形成され、周方向に間隔を空けて複数配置される。ハブアタッチメント61の各雌ねじ孔61fおよび外輪13の各貫通孔13hは、軸線Oと平行に延び、互いに一致する。外輪13の貫通孔13hおよびハブアタッチメント61の雌ねじ孔61fには軸線O方向一方側から第1ボルト62が通され、第1ボルト62の軸部は外輪13の貫通孔13hを貫通し、ハブアタッチメント61の雌ねじ孔61fに螺合し、第1ボルト62の頭部が外輪突出部13gに当接する。これにより、外輪13は第1ボルト62によってハブアタッチメント61に確りと取付固定される。
内輪12は、外輪13よりも長い筒状体であり、外輪13の中心孔に通される。外輪13からインホイールモータ駆動装置10の外部へ突出する内輪12の軸線O方向一方端部には、結合部12fが形成される。結合部12fは周方向に間隔をあけて設けられる突起であり、ブレーキディスクBDおよび図示しない車輪と同軸に結合するための結合部を構成する。内輪12は、結合部12fで車輪のロードホイールと結合し、車輪と一体回転する。
内輪12および外輪13間の環状空間には、複数列の転動体14が配置される。内輪12の軸線O方向中央部の外周面は、第1列に配置される複数の転動体14の内側軌道面を構成する。内輪12の軸線O方向他方端部外周には内側軌道輪12rが嵌合する。内側軌道輪12rの外周面は、第2列に配置される複数の転動体14の内側軌道面を構成する。外輪13の軸線O方向一方端部の内周面は、第1列の転動体14の外側軌道面を構成する。外輪13の軸線O方向他方端部の内周面は、第2列の転動体14の外側軌道面を構成する。内輪12および外輪13間の環状空間には、シール材16がさらに介在する。シール材16は環状空間の両端を封止して、塵埃および異物の侵入を阻止する。内輪12の軸線O方向他方端の中心孔には減速部31の出力軸38が差し込まれて嵌合する。かかる嵌合は、スプライン嵌合あるいはセレーション嵌合である。スプライン嵌合の場合には、内輪12および出力軸38の相対回転を禁止するが、内輪12および出力軸38間には径方向隙間があり、この径方向隙間は内輪12および出力軸38が若干の折れ角で相対的に傾斜することを許容する。
図3には、インホイールモータ駆動装置10の内輪12と結合するブレーキディスクBDおよび車輪のロードホイールWを示す。インホイールモータ駆動装置10はロードホイールWの内空領域に収容される。ただしモータ部21はロードホイールWの内空領域から車幅方向内側へはみ出してもよい。ロードホイールWは金属製であり、外径側で図示しないゴムタイヤと嵌合する。
内輪12の外径は結合部12fで最大となり、周方向に隣り合う結合部12f,12f間で最小になる。外輪13の外径は外輪突出部13gで最大になる。外輪13の外径は周方向に隣り合う外輪突出部13g,13g間で最小になる。内輪12および外輪13の最大外径はロードホイールWの内径よりも小さい。
図3に示すようにハブアタッチメント61には、外径方向に突出する突出部61gが形成される。突出部61gは周方向に間隔をあけて複数配置される。突出部61gは本実施形態では突出部61gが外径側に向かって細くなり、ハブアタッチメント61が星形とされる。軸線Oに関し、外輪突出部13gよりも外径側に位置する。これによりハブアタッチメント61は外輪13よりも大径にされる。
図1および図4に示すように各突出部61gには、軸線Oと平行に延びる雌ねじ孔61hが形成される。ハブアタッチメント61よりも軸線O方向他方に位置する正面部分39fには貫通孔39hが形成される。貫通孔39hおよび雌ねじ孔61hは、軸線Oと平行に延び、互いに一致する。雌ねじ孔61hには雌ねじが形成される。貫通孔39hには軸線O方向他方から第2ボルト15が通され、第2ボルト15の先端部が貫通孔61hの雌ねじに螺合する。これによりハブアタッチメント61は第2ボルト15によって本体ケーシング39に確りと取付固定される。
なお図3には、第2ボルト15を図略し、ハブアタッチメント61を貫通する雌ねじ孔61hを表す。図示しない変形例として、複数の雌ねじ孔61h,61h・・・のうちの幾つかでは雌ねじを設けず、代わりに貫通孔39hに雌ねじを設けておき、軸線O方向一方から第2ボルトを雌ねじ孔61hに通し、貫通孔39hの雌ねじに螺合させてもよい。本実施形態の雌ねじ孔61fは周方向等間隔に配置され、雌ねじ孔61hも周方向等間隔に配置される。ただし雌ねじ孔61fの周方向位置と雌ねじ孔61hの周方向位置は異なる。雌ねじ孔61fは突出部61gよりも内径側に配置される。
本実施形態において第1ボルト62と第2ボルト15の締結順序は特に限定されない。
本体ケーシング39の壁厚は概ね均一であるが、正面部分39fの壁厚は均一ではなく、貫通孔39hが形成される部分が他の部分よりも肉厚に形成される。かかる肉厚部分39gは後述する出力歯車37よりも外径側に配置される。
図3に示すようにハブアタッチメント61は軸線Oを中心として回転対称な星形であり、突出部61gで最大外径とされ、周方向に隣り合う突出部61g,61gで最小外径とされる。ハブアタッチメント61の最大外径は、ロードホイールWの内径よりも小さく、車輪ハブ軸受部11とともにロードホイールWの内空領域に収容される(図4)。
第1ボルト62は軸線Oを中心として周方向等間隔に複数配置される。第2ボルト15も同様である。車輪ハブ軸受部11の中心になる軸線Oに関し、第2ボルト15は第1ボルト62よりも外径側に配置される。図3には出力歯車37の歯先円を破線で表す。第1ボルト62は出力歯車37の歯先円よりも内径側に配置され、軸線O方向にみて出力歯車37と重なる。これに対し第2ボルト15は出力歯車37の歯先円よりも外径側に配置される。本実施形態によれば、第1ボルト62の締結が車幅方向外側から行われ、第2ボルト15の締結が車幅方向内側から行われることから、インホイールモータ駆動装置10の組立に関する作業性が良い。
ハブアタッチメント61につき附言すると、中心領域61cの軸線O方向一方端面は外輪突出部13gの軸線O方向他方端面と当接する。中心領域61cの軸線O方向他方端面は正面部分39fと対向するかあるいは接触する。第1ボルト62と螺合する雌ねじ孔は中心領域61cに形成される。このため中心領域61cは外輪突出部13gと結合する。また突出部61gの軸線O方向位置と外輪突出部13gの軸線O方向位置が重なる。
第1ボルト62の頭部は外輪突出部13gの軸線O方向一方端面に当接する。第2ボルト15の頭部は突出部61gの軸線O方向一方端面に当接する。そして第1ボルト62の頭部の軸線O方向位置と第2ボルト15の頭部の軸線O方向位置が重なる。
内輪12の結合部12fと外輪突出部13gは軸線O方向に離隔し、結合部12fおよび外輪突出部13g間に第1ボルト62の頭部が配置される。結合部12fに取付固定されるブレーキディスクBDは、環状段差BHを境界として、外径領域および内径領域を含む。内径領域が軸線O方向一方側に配置され、外径領域は軸線O方向他方側に配置される。外径領域の両端面は摩擦面となる。内径領域および環状段差BHはハット部を構成する。ハット部は円筒状の内空領域を区画する。結合部12fと、第1ボルト62の頭部と、第2ボルト15の頭部は、環状段差BHよりも内径側に配置されることから、ハット部の内空領域に収容される。このためハット部の内空領域に配置される部品の軸線O方向位置と、ブレーキディスクBDの外径領域の軸線O方向位置が重なり、軸線O方向寸法の短縮化に資する。
図4に二点鎖線の楕円で囲まれる第2ボルト15は、ロードホイールWの内空領域に完全に収容される。また第2ボルト15は、第1ボルト62よりも長くされる。そして第1ボルト62の軸線O方向位置と第2ボルト15の軸線O方向位置が重なる。また出力歯車37の軸線O方向位置と第2ボルト15の軸線O方向位置が重なる。
外輪13の軸線O方向他方領域の外周面13bは開口39pの内周面と嵌合する。外周面13bには環状溝が形成され、当該環状溝にシール材19が配置される。シール材19は例えばOリングであり、全周で開口39pの内周面と接触して、開口39pの内周面と外周面13bとの隙間を封止する。
図1に示すようにモータ部21は、モータ回転軸22、ロータ23、ステータ24、およびモータケーシング29を有し、この順序でモータ部21の軸線Mから外径側へ順次配置される。モータ部21は、インナロータ、アウタステータ形式のラジアルギャップモータであるが、他の形式の電動モータであってもよい。例えば図示しなかったがモータ部21はアキシャルギャップモータであってもよい。モータケーシング29はステータ24の外周を包囲する。モータケーシング29の軸線M方向一方端は本体ケーシング39の背面部分39bと結合する。モータケーシング29の軸線M方向他方端は、板状のモータケーシングカバー29vで封止される。背面部分39bは、本体ケーシング39のうち減速部31の軸線M方向(軸線O方向)他方端を覆うケーシング壁部である。
本体ケーシング39およびモータケーシング29は、インホイールモータ駆動装置10の外郭をなすケーシングを構成する。以下の説明において本体ケーシング39およびモータケーシング29の一部を、単にケーシングともいう。
ステータ24は円筒形状のステータコア25と、該ステータコア25に巻回されたコイル26を含む。ステータコア25はリング状の鋼板を軸線M方向に積層してなる。
モータ回転軸22の両端部は、転がり軸受27,28を介して、本体ケーシング39の背面部分39bと、モータ部21のモータケーシングカバー29vに回転自在に支持される。モータ回転軸22のうち軸線方向一方端部22eを除いた大部分は、モータケーシング29内に配置される。軸線方向一方端部22eは本体ケーシング39内に配置される。つまりモータ回転軸22はインホイールモータ駆動装置10のケーシングに収容される。
モータ回転軸22およびロータ23の回転中心になる軸線Mは、車輪ハブ軸受部11の軸線Oと平行に延びる。つまりモータ部21は、車輪ハブ軸受部11の軸線Oから離れるようオフセットして配置される。例えば図2に示すようにモータ部の軸線Mは、軸線Oから車両前後方向にオフセットして、具体的には軸線Oよりも車両前方、に配置される。
減速部31は、モータ部21のモータ回転軸22と同軸に結合する入力軸32と、入力軸32の外周面に同軸に設けられる入力歯車33と、複数の中間歯車34,36と、これら中間歯車34,36の中心と結合する中間軸35と、車輪ハブ軸受部11の内輪12に連結される出力軸38と、出力軸38の外周面に同軸に設けられる出力歯車37と、これら複数の歯車および回転軸を収容する本体ケーシング39を有する。本体ケーシング39は減速部31の外郭をなすことから減速部ケーシングともいう。
入力歯車33は外歯のはすば歯車である。入力軸32は中空構造であり、この中空孔32hにモータ回転軸22の軸線方向一方端部22eが差し込まれて相対回転不可能にスプライン嵌合(セレーションも含む、以下同じ)する。入力軸32は入力歯車33の両端側で、転がり軸受32a,32bを介して、本体ケーシング39の正面部分39fおよび背面部分39bに回転自在に支持される。
減速部31の中間軸35の回転中心になる軸線Nは軸線Oと平行に延びる。中間軸35の両端は、転がり軸受35a,35bを介して、本体ケーシング39の正面部分39fおよび背面部分39bに回転自在に支持される。中間軸35の軸線N方向他方端部には、第1中間歯車34が同軸に設けられる。中間軸35の軸線N方向中央領域には、第2中間歯車36が同軸に設けられる。
ここで附言すると、第1中間歯車34の軸線N方向他方端面には凹部が形成され、かかる凹部内に軸受35bが収納される。これにより軸受35bの軸線N方向位置と第1中間歯車34の歯面の軸線N方向位置とが重なり、中間軸35の長さが短縮される。
第1中間歯車34および第2中間歯車36は、外歯のはすば歯車であり、第1中間歯車34の径が第2中間歯車36の径よりも大きい。大径の第1中間歯車34は、第2中間歯車36よりも軸線N方向他方側に配置されて、小径の入力歯車33と噛合する。小径の第2中間歯車36は、第1中間歯車34よりも軸線N方向一方側に配置されて、大径の出力歯車37と噛合する。
中間軸35の軸線Nは、図2に示すように、軸線Oおよび軸線Mよりも上方に配置される。また中間軸35の軸線Nは、軸線Oよりも車両前方、軸線Mよりも車両後方に配置される。減速部31は、車両前後方向に間隔を空けて配置されて互いに平行に延びる軸線O,N,Mを有する3軸の平行軸歯車減速機であり、2段変速とされる。
説明を図1に戻すと出力歯車37は外歯のはすば歯車であり、出力軸38の軸線O中央部に同軸に設けられる。出力軸38は軸線Oに沿って延びる。出力軸38の軸線O方向一方端部は、内輪12の中心孔に差し込まれて相対回転不可能に嵌合する。出力軸38の軸線O方向中央部は、図4に示す外周面13bよりも外径側で転がり軸受38aを介して、本体ケーシング39の正面部分39fに回転自在に支持される。出力軸38の軸線O方向他方端部は、転がり軸受38bを介して、本体ケーシング39の背面部分39bに回転自在に支持される。
図1に示すように減速部31は、小径の駆動歯車と大径の従動歯車の噛合、即ち入力歯車33と第1中間歯車34の噛合、また第2中間歯車36と出力歯車37の噛合、により入力軸32の回転を減速して出力軸38に伝達する。減速部31の入力軸32から出力軸38までの回転要素は、モータ部21の回転を内輪12に伝達する駆動伝達経路を構成する。
本体ケーシング39は、これまで説明した正面部分39fおよび背面部分39bの他、筒状部分を含む。当該筒状部分は、互いに平行に延びる軸線O、N、Mを取り囲むように減速部31の内部部品を覆う。板状の正面部分39fは、減速部31の内部部品を軸線方向一方側から覆い、筒状部分の一方端と結合する。板状の背面部分39bは、減速部31の内部部品を軸線方向他方側から覆い、筒状部分の他方端と結合する。本体ケーシング39の背面部分39bは、モータケーシング29と結合し、減速部31の内部空間およびモータ部21の内部空間を仕切る隔壁でもある。モータケーシング29は本体ケーシング39に支持されて、本体ケーシング39から軸線方向他方側へ突出する。
本体ケーシング39は、減速部31の内部空間を区画し、減速部31の全ての回転要素(回転軸および歯車)を内部空間に収容する。図2に示すように本体ケーシング39の下部は、オイル貯留部41とされる。オイル貯留部41の高さ位置はモータ部21の下部の高さ位置と重なる。本体ケーシング39の内部空間の下部を占めるオイル貯留部41には、モータ部21および減速部31を潤滑する潤滑油が貯留する。
入力軸32と、中間軸35と、出力軸38は、上述した転がり軸受によって両持ち支持される。これらの転がり軸受32a,35a,38a,32b,35b,38bはラジアル軸受である。
インホイールモータ駆動装置10外部から上述したコイル26に電力が供給されると、モータ部21のロータ23が回転し、モータ回転軸22から減速部31に回転を出力する。減速部31はモータ部21から入力軸32に入力された回転を減速し、出力軸38から車輪ハブ軸受部11へ出力する。車輪ハブ軸受部11の内輪12は、出力軸38と同じ回転数で回転し、内輪12に取付固定される図示しない車輪(ロードホイールW)を駆動する。
図15は、本実施形態のインホイールモータ駆動装置およびその周辺構造を車両後方からみた状態を示す図である。ロードホイールWの内空領域に配置されるインホイールモータ駆動装置10は、サスペンション装置100を介して車体(図示せず)に連結されている。サスペンション装置100は、たとえばストラット式サスペンション装置であり、車幅方向に延びるロアアーム101と、ロアアーム101よりも上方に配置されて上下方向に延びるダンパ102とを含む。
ロアアーム101は、車幅方向内側端101b,101cで図示しない円筒形状のゴムブッシュを介して車体側メンバに回動可能に連結され、車幅方向内側端101b,101cを基端とし、車幅方向外側端101dを遊端として上下方向に揺動可能である。車幅方向外側端101dはボールジョイント103を介してインホイールモータ駆動装置10の下部に連結される。インホイールモータ駆動装置10は、ロアアーム101に対して方向自在に向きを変えることができる。
ダンパ102は、図示しないコイルスプリングの軸線に沿って上下方向に延び、コイルスプリングとともにストラット式サスペンション装置のストラットを構成する。なおダンパ102およびコイルスプリングはショックアブソーバともいう。ダンパ102の下端はインホイールモータ駆動装置10の上部と結合する。ダンパ102の図略された上端は車体側メンバに連結される。
図5は、本実施形態のインホイールモータ駆動装置を車幅方向外側からみた状態を示す図である。図6は、図5中の車輪ハブ軸受部および本体ケーシングの正面部分を取り出して示す図である。図7は、図6に表される構造をインホイールモータ駆動装置の内部からみた状態を示す図であり、減速部ケーシングの正面部分を車幅方向内側からみた状態に相当する。
本体ケーシング39の正面部分39fは1部材からなるカバーであり、背面部分39bに付き合わせて固定される突合面39vを有する。突合面39vは、正面部分39fの外周に沿って周回するように延びる平面である。正面部分39fおよび背面部分39bは、互いに突き合せられて内部空間を区画し、減速部31の外郭を構成することから、減速部ケーシングともいう。
図8は、図6に示す構造を示す斜視図であり、車輪ハブ軸受部11および正面部分39fを表す。図9は、図8に対応する分解斜視図である。図9に示すように、本体ケーシング39の正面部分39fからみて車両外側にはハブアタッチメント61が隣接配置される。正面部分39fに形成される貫通孔39hには、車両内側からボルト15を通される。このためボルト15の頭部15bは、本体ケーシング39側(車両内側)に配置される。さらにボルト15の軸部15cは、ハブアタッチメント61に形成される雌ねじ孔61hに螺合する。
本実施形態によれば、雌ねじ孔61f,61hを鋼製のハブアタッチメント61に設けることから、雌ねじ孔61f,61hの強度を確保することができ、ねじ締結の信頼性が向上する。もしアルミニウム製またはアルミニウム合金製の正面部分39fに雌ねじ孔を設ける場合、雌ねじ孔61hの強度を確保できない。
本実施形態では、複数のボルト15、具体的には5本、でハブアタッチメント61を本体ケーシング39に固定する。これらのボルト頭部15bのうちの幾つか、具体的には図7に示すように3本のボルト15a,15a,15a、は本体ケーシング39の内側に配置され、突合面39vで囲繞される。正面部分39fの内壁面には、円形凹部39jが形成される。円形凹部39jはボルト15aの頭部15bを収容する。
図10は、図7に示す構造に歯車を取り付けた状態を示す図であり、軸線O方向他方(インボード側)からみている。図11は、ボルト15aで連結される箇所を示す断面図であり、図10中のA−A断面で連結箇所を切断し、切断面を矢の方向にみた状態を表す。軸線O方向にみて、ボルト15aは減速部31と重なる位置に配置される。図11を参照して、各ボルト15aの頭部15bは、蓋部材17によって覆われる。
蓋部材17は板部17bと、板部17bに立設される円筒部17cと、円筒部17cの外周面に設けられるシール部17dを含む。板部17bには貫通孔17hが形成され、貫通孔17hにはボルト18が通される。ボルト18は、正面部分39fの内壁面に形成される有底の雌ねじ孔39kと螺合する。
円筒部17cは円形凹部39jに嵌合する。シール部17dは円形凹部39jの内周面に接触し、円形凹部39jを封止する。これによりボルト15aは、蓋部材17によって減速部31の内部空間と隔離されている。内部空間の潤滑油は、ボルト15aが貫通する貫通孔39hを通り、外部へ滲出することを防止される。
図12は、本実施形態の車輪ハブ軸受部を取り出して示す断面図であり、図4の車輪ハブ軸受部を具体的に表す。出力軸38の軸線O方向他方端には、オイルポンプ42が設けられる。オイルポンプ42は、出力軸38に駆動され、オイル貯留部41(図2)から吸入した潤滑油を、モータ部21および減速部31の内部に供給する。これにより潤滑油はインホイールモータ駆動装置10内部を循環する。
内輪12と出力軸38がスプライン嵌合する場合、内輪12と出力軸38の相対回転は規制されるが、内輪12と出力軸38の間には径方向に開いた隙間がある。このため、出力軸38は軸線Oに対して傾くことを許容される。かかる隙間にはグリースが封入される。
スプライン嵌合部分51よりも軸線O方向他方にはシール材53が設けられる。シール材53は、例えばOリングであり、出力軸38の外周面および内輪12の内周面の環状隙間を封止する。これによりスプライン嵌合部分51に存在するグリースはシール材53を超えて減速部31内部へ流出することがない。また減速部31内部の潤滑油も、シール材53を超えてスプライン嵌合部分51へ流出することがない。
シール材53とスプライン嵌合部分51の間で、内輪12および出力軸38間には、位置規制部材52が介挿される。位置規制部材52は、樹脂製または金属製のC字状部材である。位置規制部材52によってシール材53は、軸線O方向一方へ移動してスプライン嵌合部分51に噛み込まれることを防止される。
シール材53よりも軸線O方向他方で、内輪12および出力軸38間には、位置規制部材54が介挿される。位置規制部材54は、断面C字状の樹脂製または金属製部材であり、シール材53に隣接する筒状部分と、この筒状部分の他端に形成されて歯車37の軸線O方向一方端面に接触するフランジ部分とを含む。位置規制部材54によってシール材53は、内輪12および出力軸38間から軸線O方向他方へ抜け出すことを防止される。
位置規制部材52,54は別部材であるが、変形例として位置規制部材52,54は互いに結合した1部材であってもよい。
図13は、本実施形態のインホイールモータ駆動装置を示す斜視図である。ハブアタッチメント61には、ブラケット63を介して、車輪速センサ64が固定される。ブラケット63は、ボルト65によって、凹状の連結座部61d(図8)に設けられる。連結座部61dにはボルト65と螺合する雌ねじ孔61eが形成される。本実施形態の連結座部61dは、周方向で隣り合う突出部61g,61g間に設けられる。
図14は、車輪速センサの取付箇所を示す断面図である。車輪速センサ64は、ブラケット63から車幅方向外側(軸線O方向一方)へ突出し、その先端が被検出部66と対向する。本実施形態の車輪速センサ64は、軸線Oと平行に突出する。被検出部66はリングであり、ブレーキディスクBDの内径領域および環状段差BHで区画される凹状のハット部に設けられる。なお車輪速センサ64も、ハット部に配置される。このように車輪速センサ64はブレーキディスクBDに覆われて、飛び石等の飛来物から保護される。
ブラケット63は車輪速センサ64の根元を支持する。車輪速センサ64の根元はセンサケーブル67の一端と接続する。センサケーブル67は、ブラケット63よりも車両内側(軸線O方向他方)へ延び、図示しない他端でアンチスキッドブレーキシステムに接続される。
アンチスキッドブレーキシステムは、車輪(すなわちブレーキディスクBD)の回転速度を監視し、制動時における車輪ロックを防止する。
本実施形態の車輪速センサ64は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製等の本体ケーシング39に支持されるのではなく、鋼製のハブアタッチメント61に支持される。鋼製部材はアルミニウム製部材よりも熱変形が小さいので、車輪速センサ64に関する検出精度の影響を少なくすることができる。
また車輪速センサ64は、車軸(軸線O)と平行な姿勢で相手材に取り付けられることから、取付位置に関する誤差が少ない。さらに車輪速センサ64と被検出部66のギャップを小さくして、検出精度を向上させることができる。
ところで本実施形態のインホイールモータ駆動装置10は、内輪12、外輪13、および内輪12と外輪13の環状隙間に配置される複数の転動体14を有し、内輪12に固定されるロードホイールWの内空領域に収容される車輪ハブ軸受部11と、回転を出力するモータ部21と、モータ部21が出力する回転を減速して内輪12へ伝達する減速部31と、ロードホイールWよりも小径であってロードホイールWの内空領域に収容され第1ボルト62で外輪13に固定され、第2ボルト15で減速部31の本体ケーシング39に固定されるハブアタッチメント61とを備える。
本実施形態によれば、ハブアタッチメント61は一方で第1ボルト62により外輪13に固定され、他方で第2ボルト15により本体ケーシング39に固定されることから、外輪13は本体ケーシング39に直接に固定されない。したがって軸重がインホイールモータ駆動装置10のケーシングに入力されず、モータ回転軸22および中間軸35(歯車軸)のミスアライメントが生じない。また外輪13がハブアタッチメント61を介して本体ケーシング39に固定されるため、外輪13の径寸法および車輪ハブ軸受部11のピッチ円直径(PCD)を大きくしなくても、ハブアタッチメント61の径寸法を大きくすれば第2ボルト15を外輪13よりも外径側に配置することができる。したがって既存の車輪ハブ軸受を車輪ハブ軸受部11に使用してインホイールモータ駆動装置10を製造することができ、コスト上有利である。あるいは車輪ハブ軸受部11を従来よりも小径化することができる。また第1ボルト62および第2ボルト15の頭部が車幅方向外側へ指向し、軸部が車幅方向内側へ指向することから、ハブアタッチメント61および車輪ハブ軸受部11を軸線O方向一方側から取り付けおよび取り外すことができる。したがって車幅方向外側からインホイールモータ駆動装置の組立作業および分解作業を行い得て、作業効率が向上する。
また車輪ハブ軸受部11の軸線Oを中心として第2ボルト15は第1ボルト62よりも外径側に配置されることから、外輪13の最大外径をハブアタッチメント61の最大外径よりも小さくすることができる。
また図3に示すように減速部31は、内輪12と同軸に連結される出力軸38、および出力軸38に同軸に設けられる出力歯車37を有し、車輪ハブ軸受部11の軸線O方向にみて第1ボルト62は出力歯車37と重なるよう配置される。これにより外輪13の最大外径を出力歯車37の外径よりも小さくすることができる。
また車輪ハブ軸受部11の軸線O方向にみて、第2ボルト15は出力歯車37よりも外径側に配置されることから、第2ボルト15を周方向に離隔して多数配置することができる。また第2ボルト15が貫通する貫通孔39hが出力歯車37から外径側へ離隔することから、該貫通孔39hが形成される肉厚部分39gを、本体ケーシング39の他のケーシング部分よりも肉厚にして、本体ケーシング39の剛性を部分的に大きくすることができる。したがって仮に軸重が第2ボルト15に伝達しても、本体ケーシング39の変形を防止することができる。
またハブアタッチメント61の内周面61nは、本体ケーシング39の円筒部39cと嵌合して、減速部31の出力軸38と同軸に位置決めされることから、インホイールモータ駆動装置10の組立作業においてハブアタッチメント61が本体ケーシング39に対して自ずと位置決めされて組立効率および組立精度が向上する。
また外輪13の外周面13bは、本体ケーシング39の開口39pと嵌合して、減速部31の出力軸38と同軸に位置決めされることから、インホイールモータ駆動装置10の組立作業において外輪13が本体ケーシング39に対して自ずと位置決めされて組立効率および組立精度が向上する。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明になるインホイールモータ駆動装置は、電気自動車およびハイブリッド車両において有利に利用される。
10 インホイールモータ駆動装置、 11 車輪ハブ軸受部、
12 内輪、 12f 結合部、 13 外輪、
13b 外周面、 13g 外輪突出部、 14 転動体、
15 第2ボルト、 21 モータ部、 22 モータ回転軸、
23 ロータ、 24 ステータ、 29 モータケーシング、
31 減速部、 32 入力軸、 33 入力歯車、
37 出力歯車、 38 出力軸、 39 本体ケーシング、
39c 円筒部、 39f 正面部分、 39g 肉厚部分、
39h 貫通孔、 39p 開口、 61 ハブアタッチメント、
61c 中心領域、 61g 突出部、 61i テーパ面、
62 第1ボルト、 BD ブレーキディスク、BH 環状段差、
M,N,O 軸線、 W ロードホイール。

Claims (8)

  1. 内輪、外輪、および前記内輪と前記外輪の環状隙間に配置される複数の転動体を有し、
    前記内輪に固定されるロードホイールの内空領域に配置される車輪ハブ軸受部と、
    前記内輪を駆動するモータ部と、
    前記ロードホイールよりも小径であって前記内空領域に収容され、第1ボルトで前記外輪に固定され、第2ボルトで前記モータ部のモータ回転軸を収容するケーシングに固定されるハブアタッチメントとを備える、インホイールモータ駆動装置。
  2. 前記車輪ハブ軸受部の軸線を中心として、前記第2ボルトは前記第1ボルトよりも外径側に配置される、請求項1に記載のインホイールモータ駆動装置。
  3. 前記モータ回転軸に連結される入力軸、前記内輪に連結される出力軸、および前記出力軸と結合する出力歯車を有し、前記入力軸の回転を減速して前記出力軸へ伝達する減速部をさらに備え、
    前記車輪ハブ軸受部の軸線方向にみて、前記第1ボルトは前記出力歯車と重なるよう配置される、請求項2に記載のインホイールモータ駆動装置。
  4. 前記車輪ハブ軸受部の軸線方向にみて、前記第2ボルトは前記出力歯車よりも外径側に配置される、請求項3に記載のインホイールモータ駆動装置。
  5. 前記ハブアタッチメントは、前記ケーシングと嵌合して、前記減速部の前記出力軸と同軸に位置決めされる、請求項3または4に記載のインホイールモータ駆動装置。
  6. 前記外輪は、前記ケーシングと嵌合して、前記減速部の前記出力軸と同軸に位置決めされる、請求項3〜5のいずれかに記載のインホイールモータ駆動装置。
  7. 外径領域にブレーキ摩擦面を有し、内径領域を前記内輪に固定されるブレーキディスクをさらに備え、
    前記第1ボルトおよび前記第2ボルトのうち少なくとも一部が、前記ブレーキ摩擦面よりも内径側に配置される、請求項1〜6のいずれかに記載のインホイールモータ駆動装置。
  8. 前記内径領域は、前記外径領域よりも軸線方向一方に配置され、
    前記ブレーキディスクは、前記内径領域と前記外径領域を接続する環状段差をさらに有し、
    前記環状段差および前記内径領域は円筒状の内空領域を区画するハット部を構成し、
    前記第1ボルトおよび前記第2ボルトのうち少なくとも一部が、前記ハット部の前記内空領域に配置される、請求項7に記載のインホイールモータ駆動装置。
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