JP2014206193A - 駆動ユニット - Google Patents

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Takashi Seo
崇志 瀬尾
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Abstract

【課題】駆動力を伝達しつつ変位を吸収するユニットの小型化を容易に達成すること。
【解決手段】車両用インホイールモータユニットは、筒状のスリーブ側嵌合部(第1内歯部56、第2内歯部57)と、軸状のシャフト側嵌合部(第1外歯部52、第2外歯部54)と、を有する変位吸収機構Bを持つ。この車両用インホイールモータユニットにおいて、変位吸収機構Bのスリーブ側嵌合部(第1内歯部56、第2内歯部57)を、入力側部材である駆動出力軸10と出力側部材であるホイールハブ軸70のうち、少なくとも何れか一方の部材に対して一体化構造とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、筒状のスリーブ側嵌合部と、軸状のシャフト側嵌合部と、を有する変位吸収機構を持つ駆動ユニットに関する。
従来、筒状のスリーブ側嵌合部と、軸状のシャフト側嵌合部と、を有する変位吸収機構を持つ駆動ユニットが知られている。変位吸収機構は、ハブベアリングの変位/傾きを、駆動ユニット本体に有するギヤトレインやモータへ伝達することを防止/抑制することにより、ギヤ噛み合い部やモータへの影響を防止/抑制する機構である(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−190440号公報
しかしながら、特許文献1に記載された駆動ユニットにあっては、筒状のスリーブ側嵌合部を一体とする構造になっている。このため、筒状のスリーブ側嵌合部が独立部品の構成となり、他の部品と一体化できないことにより、小型化を図ることが困難である、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、駆動力を伝達しつつ変位を吸収するユニットの小型化を容易に達成する駆動ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、筒状のスリーブ側嵌合部と、軸状のシャフト側嵌合部と、を有する変位吸収機構を持つ。
この駆動ユニットにおいて、前記変位吸収機構のスリーブ側嵌合部を、入力側部材と出力側部材のうち、少なくとも何れか一方の部材に対して一体化構造とした。
ここで、「一体化構造」とは、入力側部材と出力側部材のうち、少なくとも何れか一方の部材そのものにスリーブ側嵌合部を形成したものだけでなく、別体でスリーブ側嵌合部を形成した部品を用意し、入力側部材と出力側部材のうち、少なくとも何れか一方の部材に、別体部品を一体に固定したものを含む。
よって、入力側部材と出力側部材のうち、少なくとも何れか一方の部材に対して、変位吸収機構のスリーブ側嵌合部が一体化構造とされる。
例えば、スリーブ側嵌合部を独立のスリーブ部品に形成する場合、強度を確保しようとすると径方向に大型のスリーブ部品となるし、変位吸収性能を確保しようとするとスリーブ部品の周りに隙間が必要であり、レイアウトが非効率となる。
これに対し、筒状のスリーブ側嵌合部が、入力側部材と出力側部材の少なくとも一方の部材と一体化する構成としたことで、独立のスリーブ部品が不要であり、変位吸収性能を高めるように構成してもレイアウトが効率的となる。
この結果、駆動力を伝達しつつ変位を吸収するユニットの小型化を容易に達成することができる。
実施例1における車両用インホイールモータユニット(駆動ユニットの一例)の全体断面を示す全体断面図である。 実施例1における車両用インホイールモータユニットを駆動ユニット本体と変位吸収機構とホイール構造に分けた構成を示す分解断面図である。 実施例1における車両用インホイールモータユニットの変位吸収機構とその周辺を拡大して示した拡大断面図である。 変位吸収機構でのハブベアリングの変位/傾きを吸収する変位吸収作用を説明するもので、(a)は変位無し時、(b)は平行変位時、(c)は傾き変位時、(d)は軸方向変位時を示す作用説明図である。 実施例2における車両用インホイールモータユニットの変位吸収機構とその周辺を拡大して示した拡大断面図である。 実施例3における車両用インホイールモータユニットの変位吸収機構とその周辺を拡大して示した拡大断面図である。
以下、本発明の駆動ユニットを実現する最良の形態を、図面に示す実施例1〜実施例3に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
実施例1における車両用インホイールモータユニット(駆動ユニットの一例)の構成を、[全体システムの概略構成]、[駆動ユニット本体の詳細構成]、[変位吸収機構の詳細構成]、[ホイール構造の詳細構成]、[変位吸収機構のスリーブ構造詳細構成]に分けて説明する。
[全体システムの概略構成]
車両用インホイールモータユニットの全体断面を示す図1に基づき、全体システムの概略構成を説明する。
前記車両用インホイールモータユニットは、電気自動車の左右後輪等に適用され、図1に示すように、駆動ユニット本体Aと、変位吸収機構Bと、ホイール構造Cと、を備えている。
前記駆動ユニット本体Aは、左右後輪等のそれぞれに設定される駆動源としての機能を持ち、モータジェネレータMGと、ギヤトレインGTと、を有する。モータジェネレータMGの力行時には、三相交流の電流をステータ9に巻き付けたステータコイル9bに印加することで、ロータ8を一体に有するモータ軸6を回転し、モータ軸6の回転をギヤトレインGTにより減速して駆動出力軸10から出力する。モータジェネレータMGの回生時には、駆動出力軸10から入力される回転を、ギヤトレインGTにより増速してモータ軸6及びロータ8を回転することで、ロータ8にエアギャップを介して配置されたステータ9のステータコイル9bに三相交流の電流が発生する。
前記変位吸収機構Bは、ハブベアリング71の変位/傾きを駆動ユニット本体AのモータジェネレータMGやギヤトレインGTへ伝達することを防止/抑制する機能を持ち、ギヤカップリング軸50を有する。このギヤカップリング軸50は、駆動ユニット本体Aからの駆動出力軸10と、アクスルケース72(ケース部材)に対しハブベアリング71により支持されたホイールハブ軸70を、変位吸収可能に連結する。
前記ホイール構造Cは、各輪のタイヤやブレーキ機構を取り付ける機能を持ち、ホイールハブ軸70を有する。このホイールハブ軸70は、アクスルケース72に対し、複列アンギュラベアリング構造によるハブベアリング71により回転可能に支持され、ホイールハブ軸70のフランジ部70aには、ブレーキディスク73及びタイヤホイール74が固定される。また、ホイールハブ軸70は、駆動ユニット本体Aの駆動出力軸10に対し、変位吸収機構Bを介して連結される。
[駆動ユニット本体の詳細構成]
図2は、車両用インホイールモータユニットを駆動ユニット本体Aと変位吸収機構Bとホイール構造Cに分けた構成を示す。以下、図1及び図2に基づき、駆動ユニット本体Aの詳細構成を説明する。
前記駆動ユニット本体Aは、ユニットケース部材に、三相交流の埋込磁石同期モータ構造によるモータジェネレータMGと、遊星歯車式減速ギヤ機構によるギヤトレインGTと、を内蔵することで構成される。
前記ユニットケース部材は、ユニットケース1と、ユニットカバー2と、モータ軸側カバー3と、出力軸側カバー4と、を有して構成される。ユニットカバー2は、ユニットケース1の一端側にボルト固定され、モータ軸側カバー3は、モータ軸6の一端側を塞ぐようにユニットカバー2にボルト固定される。出力軸側カバー4は、駆動出力軸10の一部を駆動ユニット本体Aから突出させるようにユニットケース1の他端側にボルト固定される。
そして、出力軸側カバー4の端部位置にはオイルシール5が装着され、オイルシール5のシール部分を駆動出力軸10の外周面に対して所定のシール圧にて接触させている。つまり、出力軸側カバー4とオイルシール5を、駆動ユニット本体Aとハブベアリング71を隔離する隔壁構造部材としている。
前記モータジェネレータMGは、モータ軸6と、ロータフランジ7と、ロータ8と、ステータ9と、を有して構成される。モータ軸6は、一端部がユニットカバー2に対し第1ベアリング11を介して回転可能に支持され、他端部が駆動出力軸10に対し第2ベアリング12を介して相対回転可能に支持される。ロータ8は、モータ軸6に固定されたロータフランジ7に嵌装され、図外の永久磁石を埋設した積層鋼板により構成される。ステータ9は、ユニットケース1の内面に固定される共にロータ8に対しエアギャップを介して配置され、打ち抜き積層鋼板によるステータティース9aのそれぞれにステータコイル9bを巻き付けることで構成される。
なお、ステータコイル9bには、U相・V相・W相に分けた接続端子15を介してハーネスが接続される。また、モータ軸6には、ギヤトレインGTのギヤ噛み合い部やベアリング等の必要部位を潤滑する潤滑油が供給される軸芯油路16が形成される。
前記ギヤトレインGTは、ロータフランジ7を挟んだ図1の右側スペースに配置され、サンギヤ17と、大ピニオン18と、小ピニオン19と、ピニオンキャリア20と、リングギヤ21と、を有する。そして、入力回転を減速して出力する遊星歯車式減速ギヤ機構を、リングギヤ固定・サンギヤ入力・ピニオンキャリア出力とすることにより構成している。サンギヤ17は、モータ軸6に一体に形成され、大ピニオン18と噛み合う。大ピニオン18と小ピニオン19は、隣接して一体構成され、ピニオンキャリア20に対して回転可能に支持される。リングギヤ21は、ユニットケース1に対しセレーション結合により回転方向に固定され、小ピニオン19と噛み合う。
前記ピニオンキャリア20と一体に駆動出力軸10が設けられる。この駆動出力軸10は、一端側が小ピニオン19の内側まで軸方向に延び、他端側が出力軸側カバー4から突出するまで軸方向に延びた円筒スリーブ状に形成される。この駆動出力軸10の回転支持構造は、ピニオンキャリア20と共になされるもので、モータ軸6に対し第3ベアリング13を介して相対回転可能に支持され、出力軸側カバー4に対し第4ベアリング14を介して回転可能に支持される。
そして、駆動出力軸10の内面には、モータ軸6とギヤカップリング軸50とを隔てる位置に、隔壁シール部材22が油密状態で配置されている。つまり、隔壁シール部材22を、駆動ユニット本体Aと変位吸収機構Bを隔離する隔壁構造部材としている。
なお、ロータフランジ7を挟んだ図1の左側スペースには、モータの回転角度を検出するレゾルバ23と、図外のパーキングポールの噛み合いによりモータ軸6を固定するパークギヤ24と、が配置される。
[変位吸収機構の詳細構成]
図2は、車両用インホイールモータユニットを駆動ユニット本体Aと変位吸収機構Bとホイール構造Cに分けた構成を示し、図3は、要部である変位吸収機構の拡大断面図を示す。以下、図1〜図3に基づき、変位吸収機構Bの詳細構成を説明する。
前記変位吸収機構Bは、単独で交換可能なギヤカップリング軸50を、駆動出力軸10とホイールハブ軸70に対し、変位を吸収しつつ駆動伝達可能に嵌合することで構成される。
前記ギヤカップリング軸50は、ギヤ連結軸部51の両側位置にそれぞれ、第1外歯部52及び第1端部53と、第2外歯部54及び第2端部55と、設けて構成される。第1外歯部52は、駆動出力軸10の第1内歯部56に対して変位吸収可能にセレーション嵌合され、第1端部53は、隔壁シール部材22に対して球面接触可能とされる。第2外歯部54は、ホイールハブ軸70の第2内歯部57に対して変位吸収可能にセレーション嵌合され、第2端部55は、エンドキャップシール部材76に対して球面接触可能とされる。
前記駆動出力軸10に形成された第1内歯部56と、ホイールハブ軸70に形成された第2内歯部57は、内歯の頂面と谷面を軸方向に直線で延びる円筒形状としている。これに対し、ギヤカップリング軸50に形成された第1外歯部52と第2外歯部54は、外歯の頂面と底面を球面形状にしている。これに加え、中央部歯厚を広くし両端部に向かうにしたがって歯厚を狭くしたクラウニング形状とし(図3参照)、傾斜中心点Dと傾斜中心点Eを中心とするあらゆる方向の傾きを吸収する構造としている。第1端部53と第2端部55は、軸芯位置を最大突出面とする滑らかな球面形状とし、傾斜中心点Dと傾斜中心点Eの間に配置したハブベアリング71の変位(剛性)中心点Fに生じる変位に対しこれを吸収する構造としている。すなわち、第1外歯部52と第1内歯部56の噛み合いが、ギヤカップリング軸50と駆動出力軸10との出力軸側駆動伝達嵌合部58となり、第2外歯部54と第2内歯部57の噛み合いが、ギヤカップリング軸50とホイールハブ軸70とのハブ軸側駆動伝達嵌合部59となる(図3参照)。
なお、ギヤカップリング軸50は、全周がシールされたカップリング空間に、図外の潤滑グリースと共に装着される。
[ホイール構造の詳細構成]
図2は、車両用インホイールモータユニットを駆動ユニット本体Aと変位吸収機構Bとホイール構造Cに分けた構成を示し、図3は、変位吸収機構とその周辺を示す。以下、図1〜図3に基づき、ホイール構造Cの詳細構成を説明する。
前記ホイール構造Cは、ホイールハブ軸70と、ハブベアリング71と、アクスルケース72と、ブレーキディスク73と、タイヤホイール74と、を有して構成される。
前記ホイールハブ軸70は、ギヤカップリング軸50を介して駆動出力軸10に連結される回転部材であり、ハブベアリング71のインナーレース機能を持たせている。このホイールハブ軸70のフランジ部70aには、ブレーキディスク73及びタイヤホイール74を図外のホイールナットにより共締めにて固定するホイールボルト75が予め固定される。また、ギヤカップリング軸50の第2端部55と接触するエンドキャップシール部材76が、スプリングピン77により端部位置に固定される。なお、タイヤホイール74の外周位置には、図外のタイヤが装着される。
前記ハブベアリング71は、ホイールハブ軸70をアクスルケース72に対して支持するベアリングであり、2列のボールが背面合わせの接触角を持たせて配列させることで構成されている。このハブベアリング71は、ホイールハブ軸70をインナーレースとし、アクスルケース72をアウターレースとするベアリングであるため、ホイールハブ軸70とアクスルケース72のボール転動接触面に対し、浸炭焼き入れやショットピーニング等による表面硬化処理を施している。なお、ハブベアリング71には、潤滑のためのグリースが封入されている。
前記アクスルケース72は、ボルト78によりユニットケース1と出力軸側ケース4に対して共締めに固定されるケース部材であり、ハブベアリング71のアウターレース機能を持たせている。このアクスルケース72には、ブレーキ部品として、ホイールシリンダ79が固定されると共に、一対のブレーキシュー80,80が支持されるブレーキキャリパ81が一体に延設される。また、ブレーキディスク73を覆うと共に、ハブベアリング71への泥水の浸入を防止するスプラッシュガード82が固定される。さらに、アクスルケース72を出力軸側カバー4に固定することで、駆動ユニット本体Aとハブベアリング71との間に液体シール性を持たせた閉鎖空間90を形成し、この閉鎖空間90に車輪速を検出するABSセンサ91を配置している。ABSセンサ91は、センシング部品91aがアクスルケース72の上部位置に閉鎖空間90まで貫通して設けられ、ホイールハブ軸70に被センシング部品91bが圧入により固定される。
なお、閉鎖空間90には、外気と連通するブリーザー92が連結される(図3参照)。
[変位吸収機構のスリーブ構造詳細構成]
図3は、変位吸収機構とその周辺を示す。以下、図3に基づき、変位吸収機構Bのスリーブ構造詳細構成を説明する。
前記変位吸収機構Bは、筒状のスリーブ側嵌合部として、駆動出力軸10(入力側部材)に形成された第1内歯部56と、ホイールハブ軸70(出力側部材)に形成された第2内歯部57と、を有する。軸状のシャフト側嵌合部として、ギヤカップリング軸50の一端部に形成され、第1内歯部56と噛み合い嵌合する第1外歯部52と、ギヤカップリング軸50の他端部に形成され、第2内歯部57と噛み合い嵌合する第2外歯部54と、を有する。すなわち、変位吸収機構Bの第1内歯部56及び第2内歯部57(スリーブ側嵌合部)を、駆動出力軸10(入力側部材)とホイールハブ軸70(出力側部材)の両方の部材に対して一体に形成する構造としている。
前記駆動出力軸10は、駆動ユニット本体Aからの出力軸であって、出力軸側カバー4(ケース部材)に対し第4ベアリング(ベアリング)により支持することで、支持強度が確保されている。
前記ホイールハブ軸70は、アクスルケース72(ケース部材)に対しハブベアリング71により支持することで、支持強度が確保されている。
前記変位吸収機構Bの第1外歯部52及び第2外歯部54(シャフト側嵌合部)を有するギヤカップリング軸50(カップリング軸)を、ユニット組み立て後に組み付け可能なように、ホイールハブ軸70の軸芯位置を貫通する軸芯穴70a(開口窓)を形成している。なお、駆動出力軸10の軸芯穴とホイールハブ軸70の軸芯穴70aによりカップリング空間が形成され、スプリングピン77をホイールハブ軸70から抜き、エンドキャップシール部材76を取り外すことで、ギヤカップリング軸50を単独で交換可能な構造としている。
次に、作用を説明する。
実施例1の車両用インホイールモータユニットにおける作用を、[変位吸収機構での変位吸収作用]、[変位吸収機構でのスリーブ構造一体化作用]に分けて説明する。
[変位吸収機構での変位吸収作用]
例えば、高負荷での長期使用によりハブベアリング71のレース面摩耗が進行すると、ハブベアリング71に支持されるホイールハブ軸70が変位したり傾いたりする。このホイールハブ軸70の変位/傾きは、駆動ユニット本体AのギヤトレインGTやモータジェネレータMGへ伝達されることにより、
(1)異音・振動 :ギヤ歯の片当たりによるギヤノイズ
(2)ギヤ寿命の低下 :ギヤ歯の片当たりによる極部応力/面圧増加
(3)フリクション増加:ギヤ歯面間バックラッシ変化による損失増加
(4)モータ性能 :モータエアーギャップ変化による出力低下やトルク変動
等の問題を生じさせる。
したがって、ホイールハブ軸70の変位/傾きをギヤトレインGTやモータジェネレータMGへ伝達することを防止/抑制することにより、ギヤトレインGTのギヤ噛み合い部やモータジェネレータMGへの影響を防止/抑制する変位吸収機構Bが必要である。以下、図4に基づき、変位吸収機構Bでの変位吸収作用を説明する。
ホイールハブ軸70が、図4(a)の非変位状態から図4(b)に示すように、軸直角方向へyだけ平行変位する場合、この平行変位を出力軸側駆動伝達嵌合部58とハブ軸側駆動伝達嵌合部59による2つの自在継手作用によりギヤカップリング軸50の図示した傾斜を介して吸収することができる。よって、ホイールハブ軸70の平行変位が駆動出力軸10に影響してこれを変位させるようなことがない。
また、ホイールハブ軸70が、図4(a)の非変位状態から図4(c)に示すように、変位中心点Fの周りにθだけ傾き変位(首振り変位)する場合も、この傾き変位を出力軸側駆動伝達嵌合部58とハブ軸側駆動伝達嵌合部59による2つの自在継手作用によりギヤカップリング軸50の図示した傾斜を介して吸収することができる。よって、ホイールハブ軸70の傾き変位が駆動出力軸10に影響してこれを変位させるようなことがない。
さらに、ホイールハブ軸70が、図4(a)の非変位状態から図4(d)に示すように、軸線方向へXだけ軸方向変位した場合も、この軸方向変位を出力軸側駆動伝達嵌合部58とハブ軸側駆動伝達嵌合部59のうち、少なくとも一方によるスライド作用により吸収することができる。よって、ホイールハブ軸70の軸方向変位が駆動出力軸10に影響してこれを変位させるようなことがない。
このように、変位吸収機構Bの変位中心点F(ハブベアリング71の2列のボール中心位置)を、傾斜中心点D,Eの間の位置に配置する構成とすることで、ホイールハブ軸70が平行変位・傾き変位・軸方向変位の何れの変位を生じても、これらの変位を出力軸側駆動伝達嵌合部58とハブ軸側駆動伝達嵌合部59が確実に吸収し得る。すなわち、ホイールハブ軸70の変位が駆動出力軸10に及んでこれを対応方向へ変位させるようなことがない。
したがって、車両用インホイールモータユニットは、ホイールハブ軸70の変位が、駆動出力軸10からギヤトレインGT及びモータジェネレータMGに伝達されるのを、変位吸収機構Bによって防止することができる。この結果、上記(1)〜(4)の何れの問題をも生じさせることがない。
[変位吸収機構でのスリーブ構造一体化作用]
筒状のスリーブ側嵌合部と、軸状のシャフト側嵌合部を有する変位吸収機構を持つ駆動ユニットにおいて、スリーブ側嵌合部を別体のスリーブ部品に形成したものを比較例とする。この比較例の場合、下記の問題が生じる。
スリーブ部品が独立の部品構造となっているため、他の構造物と一体化できず小型化が困難である。
また、スリーブ部品は、変位吸収機構において最も外径が大きい部位となっているため、その周辺に配置される部品は、スリーブ部品に対しより外側位置に配置せざるを得ない。また、スリーブ部品は回転し、さらに変位吸収時は可動変位するので、その干渉を避けるために一定のクリアランスを確保しなければならない。このため、変位吸収機構の周辺の部品間隙間を大きく確保せざるを得ず、駆動ユニットに内蔵した部品レイアウトが非効率となり、駆動ユニットが大型化する。
スリーブ部品がシャフト上にフローティング配置されているため、駆動トルク変動や外部からの加振によってスリーブ部品が振動した際に、スリーブ部品とシャフトとの間にガタ打ち異音や、偏芯に伴う振動が発生する。
外径が大きいスリーブ部品が回転シャフト上に配置されているため、回転部重量増加に伴いイナーシャが大きくなり、駆動制御応答性が低い(悪い)。
また、スリーブ部品は独立した部品となり、肉厚を確保することが困難であるため、高い駆動捩り剛性の確保ができない。この点においても更に、駆動制御応答性が低くなる。
フローティングされているスリーブ部品、若しくは、入/出力部に対するシャフトの何れかが分離部位となるが、何れも駆動ユニットにおいて奥まった位置となるため、組立時の位置合わせが困難となる。この結果、駆動ユニットの組立て性が悪い。
更に、ハブベアリング取り外し状態において、駆動ユニットの本体側を閉鎖状態の構造とすることが困難であり、市場における部品交換による整備対応が取りづらいため、信頼性の確保や修理費用の低減が困難である。
ハブベアリングの傾斜角点間距離が大きくとれないため、十分な変位吸収量を確保することが困難となる。なぜなら、構造上、ハブベアリングと直列配置にせざるを得ず、変位吸収機構の傾斜角点間距離を大きく確保しようとすると、ユニット軸長が大きくなることによる。
これに対し、実施例1では、入力側部材である駆動出力軸10と出力側部材であるホイールハブ軸70のうち、少なくとも一方の部材に対して、変位吸収機構Bのスリーブ側嵌合部(る第1内歯部56、第2内歯部57)を一体に形成する一体化構造を採用した。
したがって、第1内歯部56を一体に形成した駆動出力軸10及び第2内歯部57を一体に形成したホイールハブ軸70の小型化、軽量化、これらに伴う低コスト化ができる。
下記の理由により、車両用インホイールモータユニットの小型化ができる。
・変位吸収機構Bの小型化に伴い、周辺部品レイアウトが効率的となる。
・ハブベアリング71などと並列に配置(軸上配置)できるため、軸長を大幅に低減できる。
下記の理由により、駆動制御応答性が高く(良く)なる。
・比較例のように、シャフト上に外径の大きいスリーブ部品を配置しないため、回転イナーシャが小さくなる。
・スリーブ側嵌合部である第1内歯部56及び第2内歯部57を、駆動出力軸10とホイールハブ軸70に一体化するため、高い捩り剛性を確保できる。
比較例のように、シャフト上に、慣性の大きなスリーブ部品をフローティングしなくてよいため、駆動トルク変動や外部からの加振による振動によるガタ打ち音や、偏芯による振動が低減できる。
ハブベアリング71を取り外した状態において、駆動ユニット本体A側を閉鎖構造とすることが可能となるため、市場における整備性が向上する。よって信頼性確保や修理費用の低減ができる。
実施例1では、入力側部材である駆動出力軸10と出力側部材であるホイールハブ軸70の両方の部材に対して、変位吸収機構Bのスリーブ側嵌合部である第1内歯部56及び第2内歯部57を一体に形成する一体化構造を採用した。
したがって、変位吸収機構Bの傾斜中心点間距離を大きくとることが可能となる。このため十分に大きな変位吸収量を確保することができる。
更に、傾斜中心点D,Eが2点確保できることにより、平行変位(軸直方向変位)も、吸収可能となり、いかなる形態の変位に対しても駆動ユニット本体A内部への荷重伝達を防止できる。
変位吸収機構Bのギヤカップリング軸50の両端部を嵌合構造とすることができ、且つユニットの比較的外部に近い部位に配置ができる。このため、組立て時の位置合わせが容易となり、組立て性が良好になる。
実施例1では、ホイールハブ軸70の軸芯位置を貫通する軸芯穴70a(開口窓)を形成し、ギヤカップリング軸50を、ユニット組み立て後に組み付けできる構造を採用している。
したがって、組立時に変位吸収機構Bのギヤカップリング軸50を外部から組み込みをすることが可能となり、組立て時の位置合わせが更に容易となるため、組立て性が向上する。
次に、効果を説明する。
実施例1の車両用インホイールモータユニットにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 筒状のスリーブ側嵌合部(第1内歯部56、第2内歯部57)と、軸状のシャフト側嵌合部(第1外歯部52、第2外歯部54)と、を有する変位吸収機構Bを持つ駆動ユニット(車両用インホイールモータユニット)において、
前記変位吸収機構Bのスリーブ側嵌合部(第1内歯部56、第2内歯部57)を、入力側部材(駆動出力軸10)と出力側部材(ホイールハブ軸70)のうち、少なくとも何れか一方の部材に対して一体化構造とした(図3)。
このため、駆動力を伝達しつつ変位を吸収するユニット(車両用インホイールモータユニット)の小型化を容易に達成することができる。
(2) 前記変位吸収機構Bのシャフト側嵌合部(第1外歯部52、第2外歯部54)を有するカップリング軸(ギヤカップリング軸50)を、ユニット組み立て後に組み付け可能なように、前記出力側部材(ホイールハブ軸70)側に開口窓(軸芯穴70a)を形成した(図3)。
このため、(1)の効果に加え、組立時に変位吸収機構Bのカップリング軸(ギヤカップリング軸50)を外部から組み込みをすることが可能となり、組立て性を向上させることができる。
(3) 前記変位吸収機構Bのスリーブ側嵌合部(第1内歯部56、第2内歯部57)を、入力側部材(駆動出力軸10)と出力側部材(ホイールハブ軸70)の両方の部材に対して一体化構造とした(図3)。
このため、(1)又は(2)の効果に加え、2点の傾斜中心点D,Eを確保できることにより、平行変位(軸直方向変位)・傾き変位(首振り変位)・軸方向変位が吸収可能となり、いかなる形態の変位に対しても駆動側への荷重伝達を防止することができる。
(4) 前記入力側部材は、ケース部材(出力軸側カバー4)に対しベアリング(第4ベアリング14)により支持された駆動出力軸10であり、
前記出力側部材は、ケース部材(アクスルハブ72)に対しハブベアリング71により支持されたホイールハブ軸70であり、
前記筒状のスリーブ側嵌合部は、前記駆動出力軸10と前記ホイールハブ軸70の少なくとも一方に形成した内歯部(第1内歯部56、第2内歯部57)であり、
前記軸状のシャフト側嵌合部は、ギヤカップリング軸50に形成し、前記内歯部(第1内歯部56、第2内歯部57)と噛み合い嵌合する外歯部(第1外歯部52、第2外歯部54)であり、
前記駆動ユニットは、前記駆動出力軸10と前記ホイールハブ軸70を、変位吸収機構Bを介して連結した車両用インホイールモータユニットである(図3)。
このため、(1)〜(3)の効果に加え、電気自動車に適用され、駆動力を伝達しつつ変位を吸収する車両用インホイールモータユニットの小型化を容易に達成することができる。
実施例2は、変位吸収機構Bの筒状のスリーブ側嵌合部(第2内歯部57)を、出力側部材(ホイールハブ軸70)に対して一体化構造とした例である。
まず、構成を説明する。
図5は、実施例2における車両用インホイールモータユニットの変位吸収機構とその周辺を拡大して示した拡大断面図である。以下、図5に基づき、実施例2における変位吸収機構Bのスリーブ構造詳細構成を説明する。
前記変位吸収機構Bは、筒状のスリーブ側嵌合部として、ホイールハブ軸70(出力側部材)に形成された第2内歯部57と、を有する。軸状のシャフト側嵌合部として、ギヤカップリング軸50の他端部に形成され、第2内歯部57と噛み合い嵌合する第2外歯部54と、を有する。そして、ギヤカップリング軸50の一端部は、中実軸構造の駆動出力軸10´(入力側部材)に対して、第1スプライン結合部60によりセレーション結合されている。なお、駆動出力軸10´を中実軸構造としたことに伴って隔壁シール部材22を省略している。すなわち、変位吸収機構Bの第2内歯部57(スリーブ側嵌合部)を、ホイールハブ軸70(出力側部材)に対して一体に形成する構造としている。
なお、他の構成は、実施例1と同様であるので図示並びに説明を省略する。
次に、作用を説明する。
作用については、傾斜中心点Eが1点だけになることにより、傾き変位(首振り変位)・軸方向変位が吸収可能であるが、平行変位(軸直方向変位)が吸収できない点でのみ異なり、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例2の車両用インホイールモータユニットにあっては、下記の効果を得ることができる。
(5) 前記変位吸収機構Bのスリーブ側嵌合部(第2内歯部57)を、入力側部材(駆動出力軸10)と出力側部材(ホイールハブ軸70)のうち、出力側部材(ホイールハブ軸70)に対して一体化構造とした(図5)。
このため、実施例1の(1),(2),(4)の効果に加え、隔壁シール部材22を用いることなく、駆動ユニット本体Aを閉鎖構造とすることができる。
実施例3は、変位吸収機構Bの筒状のスリーブ側嵌合部(第1内歯部56)を、入力側部材(駆動出力軸10)に対して一体化構造とした例である。
まず、構成を説明する。
図6は、実施例3における車両用インホイールモータユニットの変位吸収機構とその周辺を拡大して示した拡大断面図である。以下、図6に基づき、実施例3における変位吸収機構Bのスリーブ構造詳細構成を説明する。
前記変位吸収機構Bは、筒状のスリーブ側嵌合部として、駆動出力軸10(入力側部材)に形成された第1内歯部56を有する。軸状のシャフト側嵌合部として、ギヤカップリング軸50の一端部に形成され、第1内歯部56と噛み合い嵌合する第1外歯部52を有する。そして、ギヤカップリング軸50の他端部は、ホイールハブ軸70´(出力側部材)に対して、第2スプライン結合部61によりセレーション結合されている。なお、ホイールハブ軸70´を中実軸構造としたことに伴って開口窓としての軸芯穴70aを形成していない。すなわち、変位吸収機構Bの第1内歯部56(スリーブ側嵌合部)を、駆動出力軸10(入力側部材)に対して一体に形成する構造としている。
なお、他の構成は、実施例1と同様であるので図示並びに説明を省略する。
次に、作用を説明する。
作用については、傾斜中心点Eが1点だけになることにより、傾き変位(首振り変位)・軸方向変位が吸収可能であるが、平行変位(軸直方向変位)が吸収できない点で異なる。また、組立時に変位吸収機構Bのギヤカップリング軸50を外部から組み込みをすることができない点で異なる。他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例3の車両用インホイールモータユニットにあっては、下記の効果を得ることができる。
(6) 前記変位吸収機構Bのスリーブ側嵌合部(第1内歯部56)を、入力側部材(駆動出力軸10)と出力側部材(ホイールハブ軸70)のうち、入力側部材(駆動出力軸10)に対して一体化構造とした(図6)。
このため、実施例1の(1),(4)の効果に加え、変位吸収機構Bを、入力側部材(駆動出力軸10)と出力側部材(ホイールハブ軸70)の間に、コンパクトに配置することができる。
以上、本発明の駆動ユニットを実施例1〜3に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1〜3では、変位吸収機構Bの入力側部材(駆動出力軸10)と出力側部材(ホイールハブ軸70)のうち、少なくとも何れか一方の部材そのものにスリーブ側嵌合部(第1内歯部56、第2内歯部47)を形成することで一体化構造とする例を示した。しかし、別体でスリーブ側嵌合部を形成した部品を用意し、入力側部材(駆動出力軸10)と出力側部材(ホイールハブ軸70)のうち、少なくとも何れか一方の部材に、別体部品を一体に固定することで一体化構造とする例であっても良い。
実施例1〜3では、変位吸収構造を適用した駆動ユニットとして、車両用インホイールモータユニットの例を示した。しかし、駆動ユニットとしては、車両用インホイールモータユニット以外であって、入力側部材と出力側部材との間で駆動力を伝達しつつ変位を吸収する必要のあるユニットであれば、他の駆動ユニットの例であっても良い。
A 駆動ユニット本体
4 出力軸側カバー(ケース部材)
10,10´ 駆動出力軸(入力側部材)
14 第4ベアリング(ベアリング)
B 変位吸収機構
50 ギヤカップリング軸(カップリング軸)
52 第1外歯部(軸状のシャフト側嵌合部)
54 第2外歯部(軸状のシャフト側嵌合部)
56 第1内歯部(筒状のスリーブ側嵌合部)
57 第2内歯部(筒状のスリーブ側嵌合部)
60 第1スプライン結合部
61 第2スプライン結合部
C ホイール構造
70,70´ ホイールハブ軸(出力側部材)
70a 軸芯穴(開口窓)
71 ハブベアリング
72 アクスルケース(ケース部材)

Claims (6)

  1. 筒状のスリーブ側嵌合部と、軸状のシャフト側嵌合部と、を有する変位吸収機構を持つ駆動ユニットにおいて、
    前記変位吸収機構のスリーブ側嵌合部を、入力側部材と出力側部材のうち、少なくとも何れか一方の部材に対して一体化構造とした
    ことを特徴とする駆動ユニット。
  2. 請求項1に記載された駆動ユニットにおいて、
    前記変位吸収機構のシャフト側嵌合部を有するカップリング軸を、ユニット組み立て後に組み付け可能なように、前記出力側部材側に開口窓を形成した
    ことを特徴とする駆動ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載された駆動ユニットにおいて、
    前記変位吸収機構のスリーブ側嵌合部を、入力側部材と出力側部材の両方の部材に対して一体化構造とした
    ことを特徴とする駆動ユニット。
  4. 請求項1又は2に記載された駆動ユニットにおいて、
    前記変位吸収機構のスリーブ側嵌合部を、入力側部材と出力側部材のうち、出力側部材に対して一体化構造とした
    ことを特徴とする駆動ユニット。
  5. 請求項1に記載された駆動ユニットにおいて、
    前記変位吸収機構のスリーブ側嵌合部を、入力側部材と出力側部材のうち、入力側部材に対して一体化構造とした
    ことを特徴とする駆動ユニット。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載された駆動ユニットにおいて、
    前記入力側部材は、ケース部材に対しベアリングにより支持された駆動出力軸であり、
    前記出力側部材は、ケース部材に対しハブベアリングにより支持されたホイールハブ軸であり、
    前記筒状のスリーブ側嵌合部は、前記駆動出力軸と前記ホイールハブ軸の少なくとも一方に形成した内歯部であり、
    前記軸状のシャフト側嵌合部は、ギヤカップリング軸に形成し、前記内歯部と噛み合い嵌合する外歯部であり、
    前記駆動ユニットは、前記駆動出力軸と前記ホイールハブ軸を、変位吸収機構を介して連結した車両用インホイールモータユニットである
    ことを特徴とする駆動ユニット。
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WO2021192813A1 (ja) * 2020-03-25 2021-09-30 Ntn株式会社 インホイールモータ駆動装置

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