JP2019136956A - 液体噴射装置、液体噴射装置のメンテナンス方法 - Google Patents

液体噴射装置、液体噴射装置のメンテナンス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送ベルト上に液体噴射ヘッドのメンテナンス動作として液体を噴射する場合でも、噴射された液体により媒体が汚染される虞を低減できる液体噴射装置、液体噴射装置のメンテナンス方法を提供する。【解決手段】媒体14を媒体支持面24aに支持した状態で搬送方向Yに搬送する搬送ベルト24と、搬送ベルト24の媒体支持面24aに支持された媒体14に対して、搬送方向Yと交差する走査方向Xに移動しながらノズル面48に形成された複数のノズル47から液体を噴射する液体噴射ヘッド46と、液体噴射ヘッド46のメンテナンス動作としてノズル47から液体を噴射するフラッシング動作を、媒体14と走査方向Xにおいて間隔WDを置いて隣り合う媒体支持面24a上のフラッシング領域FAに行なわせる制御部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、プリンターなどの液体噴射装置、液体噴射装置のメンテナンス方法に関する。
液体噴射装置の一例として、例えば特許文献1のように、搬送ベルトにより記録媒体を搬送し、ノズルから液体の一例であるインクを吐出して記録媒体に印刷する印刷装置がある。こうした印刷装置のなかには、ノズルでの目詰まりを防止するために、ノズルからインクを捨て打ちする所謂フラッシングを行うものがある。印刷装置は、搬送ベルトにおける記録媒体と重ならない領域にフラッシングをしていた。
特開2015−202629号公報
フラッシングによりノズルから吐出されたインクは、搬送ベルト上の記録媒体に付着することがある。インクが記録媒体に付着すると、記録媒体を汚染してしまう虞があった。
こうした課題は、ノズルからインクを吐出して搬送ベルトにフラッシングする印刷装置に限らず、ノズルから液体を噴射して搬送ベルトにフラッシングする液体噴射装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明の目的は、搬送ベルト上に液体噴射ヘッドのメンテナンス動作として液体を噴射する場合でも、噴射された液体により媒体が汚染される虞を低減できる液体噴射装置、液体噴射装置のメンテナンス方法を提供することにある。
上記課題を解決する液体噴射装置は、媒体を媒体支持面に支持した状態で搬送方向に搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの前記媒体支持面に支持された前記媒体に対して、前記搬送方向と交差する走査方向に移動しながらノズル面に形成された複数のノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドのメンテナンス動作として前記ノズルから前記液体を噴射するフラッシング動作を、前記媒体と前記走査方向において間隔を置いて隣り合う前記媒体支持面上のフラッシング領域に行なわせる制御部と、を備える。
液体噴射装置の一実施形態の概略構成を示す模式図。 液体噴射ヘッドの底面図。 幅狭の媒体を搬送する搬送ベルトとメンテナンス機構の模式平面図。 幅広の媒体を搬送する搬送ベルトとメンテナンス機構の模式平面図。 搬送ベルトと液体噴射部の模式図。 搬送ベルトと液体噴射部の模式図。 モード選択ルーチンを示すフローチャート。 第1変更例のパターンを示す搬送ベルトの模式平面図。 第2変更例のパターンを示す搬送ベルトの模式平面図。
以下、液体噴射装置、液体噴射装置のメンテナンス方法の一実施形態を、図面を参照して説明する。液体噴射装置は、例えば、布などの媒体にインクなどの液体を噴射して印刷するインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、液体噴射装置11は、筐体12と、筐体12に開閉可能に取り付けられたカバー13と、を備える。液体噴射装置11は、媒体14を搬送する搬送部15と、液体を噴射して媒体14に印刷する液体噴射部16と、液体収容部17に収容された液体を液体噴射部16へ供給する供給機構18と、液体噴射部16を移動させる移動機構19と、を備える。
図面では、液体噴射装置11が水平面上に置かれているものとして重力の方向をZ軸で示し、Z軸と交差する面に沿う方向をX軸及びY軸で示す。X軸、Y軸、及びZ軸は、好ましくは互いに直交し、X軸とY軸は、水平面に沿う。本実施形態のX軸方向は、媒体14の幅方向であり、液体噴射部16が移動する方向である。本実施形態のY軸方向は、媒体14に印刷する印刷位置P1において媒体14を搬送する方向である。本実施形態のZ軸方向は、液体噴射部16が液体を噴射する方向である。以下の説明では、X軸方向を走査方向X、Y軸方向を搬送方向Y、Z軸方向を鉛直方向Zともいう。
次に、搬送部15の一実施形態について説明する。
搬送部15は、搬送モーター21と、搬送モーター21の駆動により回転する駆動プーリー22と、駆動プーリー22の軸線と平行な軸線を中心に回転自在な従動プーリー23と、を備える。搬送部15は、駆動プーリー22と従動プーリー23との間に掛け渡された環状の搬送ベルト24と、媒体14を搬送ベルト24に対して押し付ける加圧ローラー25を備える。加圧ローラー25は、従動プーリー23との間で媒体14を挟むように、媒体14と搬送ベルト24を従動プーリー23に押し付ける。
搬送ベルト24の内周面は、駆動プーリー22及び従動プーリー23と接している。搬送ベルト24の外周面は、媒体14を支持する媒体支持面24aとされている。本実施形態の搬送ベルト24は、媒体支持面24aに粘着剤が塗られた粘着性ベルトであり、媒体14を剥離可能に接着して支持する。搬送ベルト24は、搬送モーター21の駆動に伴って駆動プーリー22及び従動プーリー23の回りを周回運動し、媒体14を媒体支持面24aに支持した状態で搬送方向Yに搬送する。
搬送部15は、印刷された媒体14を巻き取る巻取部27と、巻取部27と搬送ベルト24との間に位置する従動ローラー28と、を備える。搬送ベルト24により搬送された媒体14は、搬送ベルト24から剥離された後、従動ローラー28を介して巻取部27に巻き取られる。
液体噴射装置11は、搬送ベルト24から剥離された媒体14を検出する剥離センサー30と、搬送部15や液体噴射部16など液体噴射装置11における各機構の駆動を統括的に制御する制御部31と、を備える。剥離センサー30は、媒体14の搬送経路沿いの位置であって、搬送ベルト24と従動ローラー28の間の位置に設けられている。剥離センサー30は、例えば発光部と受光部を備える光学センサーであり、媒体14の面と交差する方向から光を照射して媒体14との距離を検出する。制御部31は、剥離センサー30の検出結果に基づいて媒体14が搬送ベルト24から離れる剥離位置P2を検出する。制御部31は、剥離位置P2が印刷位置P1に位置する媒体14よりも鉛直方向Zの下方に位置するように巻取部27の駆動を制御する。
液体噴射装置11は、搬送ベルト24を洗浄液で洗浄するための洗浄ユニット33と、洗浄液を吸収可能な吸収ローラー34と、を備える。吸収ローラー34は、搬送ベルト24と接触する部分に液体を吸収可能な例えば布が用いられたローラーである。吸収ローラー34は、従動プーリー23と共に搬送ベルト24を挟持し、搬送ベルト24に付着した洗浄液や液体の除去を補助する。洗浄ユニット33と吸収ローラー34は、図示しない洗浄モーターの駆動により搬送ベルト24に接触する図1に示す位置と、搬送ベルト24から離間した図示しない位置との間を移動可能に設けられている。
洗浄ユニット33は、洗浄液を収容する洗浄液収容部36と、搬送ベルト24に接触して搬送ベルト24を洗浄する洗浄ブラシ37と、搬送ベルト24に付着した洗浄液や液体を除去する洗浄ワイパー38と、を備える。洗浄液は、例えば界面活性剤などの洗剤成分を含有する液体や水である。洗浄ユニット33は、複数の洗浄ワイパー38を備えてもよい。
次に、液体噴射部16及び移動機構19の一実施形態について説明する。
移動機構19は、走査方向Xに延びるように設けられた第1ガイド軸41及び第2ガイド軸42と、キャリッジモーター43と、を備える。
液体噴射部16は、第1ガイド軸41及び第2ガイド軸42に案内されて走査方向Xに往復移動可能なキャリッジ45と、キャリッジ45の下端部に取り付けられた少なくとも1つの液体噴射ヘッド46と、を備える。本実施形態のキャリッジ45には、4つの液体噴射ヘッド46が取り付けられている。キャリッジモーター43は、キャリッジ45を移動させるモーターである。
液体噴射ヘッド46は、複数のノズル47が形成されたノズル面48を有する。液体噴射ヘッド46は、ノズル面48が搬送ベルト24若しくは搬送ベルト24に支持された媒体14と鉛直方向Zに対向するように設けられている。液体噴射ヘッド46は、搬送ベルト24の媒体支持面24aに支持された媒体14に対して、搬送方向Yと交差する走査方向Xに移動しながら複数のノズル47から液体を噴射し、媒体14に印刷する。
キャリッジ45は、液体噴射ヘッド46が取り付けられたキャリッジ本体45Aと、第1ガイド軸41及び第2ガイド軸42に案内されるキャリッジベース45Bと、キャリッジベース45Bに対するキャリッジ本体45Aの位置を調整する調整機構49と、を備える。調整機構49は、例えばカムなどにより構成される。調整機構49は、キャリッジ本体45Aをキャリッジベース45Bに対して鉛直方向Zにスライド移動させる。調整機構49は、搬送方向Yおよび走査方向Xと交差する鉛直方向Zにおけるノズル面48と媒体支持面24aとの距離Lを変更する。調整機構49は、ユーザーにより操作可能としてもよいし、制御部31により駆動を制御してもよい。
次に、供給機構18の一実施形態について説明する。
液体噴射装置11は、少なくとも1つの液体収容部17が着脱自在に装着される装着部51を備える。液体噴射装置11は、装着部51に装着可能な液体収容部17の数に合わせて複数の供給機構18を備えてもよい。本実施形態では、装着部51には4つの液体収容部17が装着可能であり、液体噴射装置11は4つの供給機構18を備える。各供給機構18は、対応する液体噴射ヘッド46に液体を供給する。
複数の液体収容部17は、それぞれ種類の異なる液体を収容する。複数の液体収容部17がシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのように、それぞれ色の異なるインクを収容する場合、液体噴射部16は、液体収容部17から供給された複数色のインクを噴射して媒体14にカラー印刷する。液体収容部17は、例えばライトマゼンタ、ライトシアン、ライトイエロー、灰、オレンジ、白等の色のインクを収容してもよいし、保湿液や洗浄液を収容してもよい。液体噴射部16が噴射する液体の種類は、例えばシアン、マゼンタ、及びイエローなどの3種類としてもよいし、ブラックなどの1種類としてもよい。
供給機構18は、装着部51に装着された液体収容部17から液体噴射ヘッド46に液体を供給する供給経路53を備える。供給機構18は、液体収容部17側となる上流側から液体噴射ヘッド46側となる下流側に向かう供給方向Aに液体を流動させる。供給経路53には、供給方向Aの上流側から順に、液体を流動させる供給ポンプ54、液体中の気泡や異物を捕捉するフィルターユニット55、供給経路53の液体の流れを変化させて液体を撹拌するスタティックミキサー56、液体を貯留する液体貯留室57、及び液体の圧力を調整する圧力調整ユニット58が設けられている。
供給ポンプ54は、ポンプ室の容積が可変のダイヤフラムポンプ60と、ダイヤフラムポンプ60と液体収容部17との間に配置された吸入弁61と、ダイヤフラムポンプ60とフィルターユニット55との間に配置された吐出弁62と、を有している。吸入弁61及び吐出弁62は、下流側へのインクの流れを許容する一方、上流側へのインクの流れを阻害する一方向弁によって構成される。供給ポンプ54は、ダイヤフラムポンプ60のポンプ室の容積が増大するのに伴って液体収容部17側から吸入弁61を介して液体を吸引し、ポンプ室の容積が減少するのに伴って液体噴射ヘッド46側へ吐出弁62を介して液体を吐出する。
フィルターユニット55は、供給経路53に対して着脱可能に装着されている。フィルターユニット55は、カバー13と対応する位置に配置され、カバー13を開くことで交換可能となる。
図2に示すように、液体噴射ヘッド46は、液体噴射ヘッド46をキャリッジ45に取り付けるためのブラケット64と、複数のノズル47が開口するノズル開口面65を有するヘッド本体66と、ノズル開口面65を覆うプレート67と、を備える。
プレート67は、例えばステンレス鋼などの金属により構成され、下側から見たときに搬送方向Yを長手方向とする2つの矩形形状が搬送方向Yにずれた形状を呈している。プレート67には、少なくとも1つの貫通孔68が形成されている。本実施形態のプレート67には、搬送方向Yに長い矩形状をなす第1貫通孔68a〜第4貫通孔68dが形成されている。プレート67は、貫通孔68からノズル47が露出するように、ヘッド本体66に固定される。ノズル面48は、貫通孔68から露出するノズル開口面65及びプレート67の下面67aにより構成される。
複数の貫通孔68は、搬送方向Yに位置をずらして形成されている。貫通孔68は、搬送方向Yの下流側に位置するものから順に、第1貫通孔68a、第2貫通孔68b、第3貫通孔68c、及び第4貫通孔68dとする。第2貫通孔68bは、搬送方向Yにおいて第1貫通孔68aと第3貫通孔68cの中間の位置に位置する。第3貫通孔68cは、搬送方向Yにおいて第2貫通孔68bと第4貫通孔68dの中間の位置に位置する。
第1貫通孔68aと第3貫通孔68cは、走査方向Xにおける同じ位置に、搬送方向Yに間隔を空けて位置する。第2貫通孔68bと第4貫通孔68dは、走査方向Xにおける同じ位置に、搬送方向Yに間隔を空けて位置する。走査方向Xにおいて、第1貫通孔68a及び第3貫通孔68cは、第2貫通孔68b及び第4貫通孔68dとは異なる位置に、第2貫通孔68b及び第4貫通孔68dとは間隔を空けて位置する。
液体噴射ヘッド46は、搬送方向Yに一定ピッチで並ぶ多数個のノズル47により構成される第1ノズル群69a〜第4ノズル群69dを有する。第1ノズル群69aは第1貫通孔68aから露出し、第2ノズル群69bは第2貫通孔68bから露出し、第3ノズル群69cは第3貫通孔68cから露出し、第4ノズル群69dは第4貫通孔68dから露出する。第1ノズル群69aと、第3ノズル群69cは、走査方向Xにおいて同じ位置に形成され、搬送方向Yに一列に並ぶ。第2ノズル群69bと、第4ノズル群69dは、走査方向Xにおいて同じ位置に形成され、搬送方向Yに一列に並ぶ。
第1ノズル群69aの一部と第2ノズル群69bの一部、第2ノズル群69bの一部と第3ノズル群69cの一部、及び第3ノズル群69cの一部と第4ノズル群69dの一部は、走査方向Xから見たときに重なる。すなわち、第1ノズル群69a〜第4ノズル群69dは、走査方向Xから見たときに搬送方向Yに連続するノズル列69を構成する。1つのノズル列69は、同じ種類の液体を噴射する。液体噴射ヘッド46には、複数のノズル列69を形成してもよい。
図3に示すように、液体噴射ヘッド46は、走査方向Xに一定ピッチで4個並列に配列される。各液体噴射ヘッド46の構成は同じである。そのため、複数のノズル列69は、走査方向Xに一定ピッチで並列に配列される。すなわち、複数のノズル47は、走査方向Xに並ぶ複数のノズル列69を形成するようにノズル面48に配置されている。複数のノズル列69からは、種類の異なる複数の液体を噴射可能である。
搬送ベルト24は、液体噴射ヘッド46のメンテナンス動作であるフラッシング動作により、ノズル47から噴射された液体を受容するフラッシング領域FAを有する。フラッシング領域FAは、媒体支持面24a上の領域である。
フラッシング動作とは、ノズル47の目詰まりなどを予防または解消する目的で、印刷を目的とする媒体14への液体の噴射とは別にノズル47から液体を吐き捨てる動作である。フラッシング動作により噴射不良の原因となる異物、気泡または変質した液体を排出できる。変質した液体の一例としては、増粘したインクがある。フラッシング動作は、軽度の噴射不良を解消するために実行される。
図3に示すように、本実施形態では、媒体14を媒体支持面24aの一端側に寄せて配置するものとし、走査方向Xにおける媒体支持面24aの他端側にフラッシング領域FAを設けている。媒体支持面24aは、走査方向Xにおける任意の位置で媒体14を支持できる。そのため、例えば走査方向Xにおいて媒体支持面24aの中央に媒体14を配置し、媒体14の両側にフラッシング領域FAを設けてもよい。
図3,図4に示すように、搬送ベルト24において、媒体支持面24aが媒体14に覆われずに露出する部分の走査方向Xの大きさを露出幅WBとする。露出幅WBは、媒体14の端から搬送ベルト24の端までの大きさである。露出幅WBは、媒体14の幅や媒体14を配置する位置に応じて変化する。すなわち、図3に示すように、媒体14の幅が小さい場合には、露出幅WBは大きくなり、図4に示すように、媒体14の幅が大きい場合には、露出幅WBは小さくなる。
制御部31は、印刷データに含まれる媒体14の幅情報に基づいて露出幅WBを取得してもよいし、液体噴射装置11に媒体14の端位置を検出するセンサーを設け、センサーの検出結果に基づいて露出幅WBを取得してもよい。
走査方向Xにおいて、フラッシング領域FAの幅をフラッシング幅WFとする。フラッシング幅WFは、フラッシング動作により噴射された液体を受容するために必要な幅であり、フラッシング動作の種類に応じて変化する。制御部31は、複数種類のフラッシング動作を行ってもよい。例えば、制御部31は、図3に示すように、複数のノズル列69からまとめて液体を噴射する一斉フラッシング動作や、図4に示すように、ノズル列69ごとにタイミングをずらして液体を噴射する個別フラッシング動作を行ってもよい。
本実施形態では、制御部31は、1回のフラッシング動作で噴射する液体の量である噴射量が設定値以上の場合に一斉フラッシング動作を選択し、噴射量が設定値未満の場合に個別フラッシング動作を選択する。一斉フラッシング動作は、個別フラッシング動作に比べてフラッシング領域FAにおいて液体が付着する付着位置P3の数が多い。すなわち、制御部31は、フラッシング領域FAに噴射される液体の量が設定値以上の場合、フラッシング領域FAにおける液体の付着位置P3を設定値未満の場合より多くする。一斉フラッシング動作を行う場合の第1フラッシング幅WF1は、個別フラッシング動作を行う場合の第2フラッシング幅WF2よりも大きい。
ノズル列69は、走査方向Xにおける位置が異なる第1ノズル群69a〜第4ノズル群69dにより構成される。そのため、ノズル列69ごとに液体を噴射すると、付着位置P3には搬送方向Yに断続する断続パターンPA1が形成される。
図3,図4に示すように、フラッシング領域FAは、媒体14と走査方向Xにおいて間隔WDを置いて隣り合う。間隔WDの大きさは、制御部31により設定される。制御部31は、例えば図1に示す距離Lや液体噴射部16が走査方向Xに移動する速度に応じて間隔WDを設定する。
図5,図6に示すように、制御部31は、距離Lが第1の距離L1より長い第2の距離L2の場合、間隔WDを第1の距離L1の場合より大きくする。すなわち、制御部31は、距離Lが第1の距離L1の場合には、第1間隔WD1とし、距離Lが第2の距離L2の場合には、第1間隔WD1よりも大きい第2間隔WD2とする。
図3,図4に示すように、制御部31は、液体噴射部16が移動する速度が第1の速度より速い第2の速度の場合、間隔WDを第1の速度の場合より大きくする。すなわち、制御部31は、液体噴射部16が移動する速度が第1の速度の場合には、第1間隔WD1とし、第2の速度の場合には、第2間隔WD2とする。
図4に示すように、液体噴射装置11は、液体噴射部16のメンテナンスを行うためのメンテナンス機構70を備える。メンテナンス機構70は、ノズル47の目詰まり、液体噴射ヘッド46への気泡の混入、またはノズル47周辺への異物の付着などに起因して生じる噴射不良の予防または解消のために液体噴射部16をメンテナンスする。
メンテナンス機構70は、液体噴射ヘッド46から噴射される液体を受ける第1液体受け部71及び第2液体受け部72と、ノズル面48を払拭して清掃する清掃部材73と、液体噴射ヘッド46をクリーニングするクリーニング機構74と、を備える。第1液体受け部71及び第2液体受け部72は、走査方向Xにおいて搬送ベルト24の両側の位置に、搬送ベルト24と隣り合うように設けることが好ましい。
液体噴射部16は、印刷を行わないときや電源オフ時などに、クリーニング機構74が配置されたホーム位置で待機する。印刷を行うときは、液体噴射部16は、ホーム位置から第1液体受け部71に向かう方向である第1走査方向X1と、第1液体受け部71からホーム位置に戻る方向である第2走査方向X2に交互に移動する。
第1液体受け部71及び第2液体受け部72は、液体噴射ヘッド46が移動可能な領域に設けられる。制御部31は、フラッシング動作としてノズル47から液体を噴射するフラッシング動作を、第1液体受け部71、第2液体受け部72、及びフラッシング領域FAのうち何れかに行なわせる。制御部31は、フラッシング動作としての液体の噴射を搬送ベルト24に行う第1のモードと、第1液体受け部71及び第2液体受け部72に行う第2のモードと、を切り替える。
清掃部材73は、液体噴射ヘッド46のメンテナンス動作として、ノズル面48を払拭するワイピング動作を行う。清掃部材73は、例えばゴムや樹脂エラストマーなどの弾性部材により薄板状に形成されている。清掃部材73と液体噴射ヘッド46のうち少なくとも一方は、清掃部材73とノズル面48とが接触可能な払拭位置と、清掃部材73がノズル面48から鉛直方向Zに離間した退避位置との間で鉛直方向Zに相対移動するように構成される。清掃部材73と液体噴射ヘッド46は、払拭位置に位置した状態で液体噴射ヘッド46が走査方向Xに移動して清掃部材73を通過すると、清掃部材73が弾性変形しつつノズル面48に接触してノズル面48を払拭する。すなわち、清掃部材73は、ノズル面48に沿う走査方向Xに液体噴射部16に対して相対的に移動することによりノズル面48を払拭する。
クリーニング機構74は、吸引キャップ76と、吸引キャップ76と廃液収容部77とを接続する吸引チューブ78と、吸引キャップ76内を吸引可能な吸引ポンプ79と、を備える。吸引ポンプ79は、例えば吸引チューブ78の途中位置に設けられたチューブポンプである。吸引キャップ76と液体噴射ヘッド46のうち少なくとも一方は、ノズル47が開口する空間を閉空間とするキャッピング位置と、ノズル47が開口する空間を開放空間とする退避位置との間で、相対移動するように構成される。吸引キャップ76及び液体噴射ヘッド46がキャッピング位置に配置されることによって、キャッピングが行われる。
吸引キャップ76は、液体噴射ヘッド46に接触して全てのノズル47を一度に覆う閉空間を形成する。クリーニング機構74は、吸引キャップ76をキャッピング位置に配置して形成した閉空間に、吸引ポンプ79の駆動によって生じた負圧を作用させてノズル47から液体を吸引し、液体噴射ヘッド46のメンテナンス動作としてクリーニング動作を行う。
次に、図7に示すフローチャートを参照し、液体噴射装置11のメンテナンス方法について説明する。制御部31は、印刷開始が指示されたタイミングでモード選択ルーチンを実行し、メンテナンス動作のモードを選択する。
図7に示すように、制御部31は、ステップS101において、露出幅WBを取得し、ステップS102において、1回のフラッシング動作において噴射する液体の量である噴射量を設定する。噴射量は、液体の種類や印刷モードなどに応じて設定され、例えば乾燥しやすい液体や凝集しやすい液体を用いる場合には、噴射量を多くすることが好ましい。噴射量は、1回のフラッシング動作において液体を噴射する回数に応じて変化する。そのため、制御部31は、1回のフラッシング動作において液体を噴射する回数を設定してもよい。
ステップS103において、制御部31は、ステップS102において設定した噴射量が予め設定された設定値以上であるか否かを判断する。噴射量が設定値以上である場合には、ステップS103がYESとなり、制御部31は、ステップS104において一斉フラッシングを選択し、ステップS105において、フラッシング幅WFを第1フラッシング幅WF1とする。
ステップS103において、噴射量が設定値未満である場合には、ステップS103がNOとなり、制御部31は、ステップS106において、個別フラッシングを選択し、ステップS107において、フラッシング幅WFを第2フラッシング幅WF2とする。
ステップS108において、制御部31は、距離Lが閾値距離以上であるか否かを判断する。距離Lが閾値距離以上である場合には、ステップS108がYESとなり、ステップS109において、制御部31は、間隔WDを第2間隔WD2に設定する。距離Lが閾値距離未満である場合には、ステップS108がNOとなり、制御部31は、処理をステップS110に移行する。
ステップS110において、制御部31は、液体噴射部16が走査方向Xに移動する移動速度が閾値速度以下であるか否かを判断する。移動速度が閾値速度以下である場合には、ステップS110がYESとなり、ステップS111において、制御部31は、間隔WDを第1間隔WD1に設定する。移動速度が閾値速度よりも速い場合には、ステップS110がNOとなり、制御部31は、処理をステップS109に移行する。
ステップS112において、制御部31は、設定されたフラッシング幅WFと間隔WDの合計が、露出幅WB以下であるか否かを判断する。フラッシング幅WFと間隔WDの合計が露出幅WB以下である場合には、ステップS112がYESとなり、ステップS113において、制御部31は、第1のモードを選択する。フラッシング幅WFと間隔WDの合計が露出幅WBよりも大きい場合には、ステップS112がNOとなり、ステップS114において、制御部31は、第2のモードを選択する。
次に、選択したモードでフラッシング動作を行う場合の液体噴射装置11の作用について説明する。
液体噴射装置11が媒体14に印刷する場合には、制御部31は、距離Lや液体噴射部16が移動する速度、液体の種類などに応じてフラッシング動作の種類やフラッシングのモードを設定する。制御部31は、設定したモードに応じて走査方向Xに移動しながら媒体14に液体を噴射する印刷動作、媒体14を搬送する搬送動作、及びメンテナンス動作としてのフラッシング動作を順に実行する。
図3に示すように、第1のモードで媒体14から第1間隔WD1を置くフラッシング領域FAに一斉フラッシング動作を行う場合について説明する。
制御部31は、ホーム位置に位置する液体噴射部16をフラッシング領域FAを通過する位置まで第1走査方向X1に移動させる。制御部31は、液体噴射ヘッド46が第2液体受け部72と対向するタイミングで液体を噴射させ、第2液体受け部72にフラッシング動作を実行する。
制御部31は、第1走査方向X1に移動する液体噴射ヘッド46が媒体14と対向するタイミングで液体を噴射させて媒体14に印刷する印刷動作を実行し、液体噴射ヘッド46とフラッシング領域FAが対向するタイミングで液体を噴射させて一斉フラッシング動作を実行する。制御部31は、液体噴射ヘッド46がフラッシング領域FAを通過すると、液体噴射部16の移動を停止させ、媒体14を搬送する搬送動作を実行する。
続いて制御部31は、液体噴射部16を第2液体受け部72を通過する位置まで第2走査方向X2に移動させる。制御部31は、第2走査方向X2に移動する液体噴射ヘッド46とフラッシング領域FAが対向するタイミングで一斉フラッシング動作を実行する。制御部31は、液体噴射ヘッド46が媒体14と対向するタイミングで印刷動作を実行する。制御部31は、液体噴射ヘッド46と第2液体受け部72と対向するタイミングで液体を噴射させてフラッシング動作を実行する。制御部31は、液体噴射ヘッド46が第2液体受け部72を通過すると、液体噴射部16の移動を停止させ、媒体14を搬送する搬送動作を実行する。
制御部31は、印刷動作、フラッシング動作、及び搬送動作を順に実行し、媒体14に印刷する。フラッシング領域FAに付着した液体は、搬送ベルト24の周回運動により洗浄ユニット33に送られ、洗浄ユニット33により洗浄される。
第2のモードでフラッシング動作を行う場合は、制御部31は、フラッシング領域FAに行う一斉フラッシング動作を、第1液体受け部71に行うフラッシング動作に変更し、印刷動作、フラッシング動作、及び搬送動作を順に実行する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)フラッシング動作により噴射された液体が付着するフラッシング領域FAは、媒体14と間隔WDを置いて隣り合う。そのため、フラッシング領域FAが媒体14と間隔WDを置かずに隣り合う場合に比べ、液体が媒体14に付着する虞を低減できる。したがって、搬送ベルト24上に液体噴射ヘッド46のメンテナンス動作として液体を噴射する場合でも、噴射された液体により媒体14が汚染される虞を低減できる。
(2)フラッシング動作では、ノズル面48と媒体支持面24aとの距離Lが長いほどミストが生じやすい。発生したミストは、浮遊して媒体14に付着し、媒体14を汚染してしまうことがある。その点、媒体14とフラッシング領域FAとの間隔WDを、ノズル面48と媒体支持面24aとの距離Lに応じて変更する。すなわち、ノズル面48と媒体支持面24aとの距離Lが長い場合には、短い場合よりも媒体14とフラッシング領域FAとの間隔WDを大きくする。したがって、媒体14にミストが付着する虞を低減でき、媒体14が汚染される虞を低減できる。
(3)フラッシング領域FAに噴射される液体の量が設定値以上の場合は、設定値未満の場合よりも液体の付着位置P3を多くする。多くの付着位置P3に設定値以上の液体を分散して付着させる場合は、1つの付着位置P3に設定値以上の液体を付着させる場合に比べ、液体の体積あたりの表面積を増やすことができる。そのため、液体が蒸発しやすくなり、液体の流動性を低下させることができる。
(4)制御部31は、媒体支持面24aに液体を噴射する第1のモードと、第1液体受け部71及び第2液体受け部72に液体を噴射する第2のモードと、を切り替える。そのため、搬送ベルト24に付着した液体が媒体14に付着しやすい条件で印刷やメンテナンスを行う場合には、第2のモードに切り替えることができ、液体が媒体14に付着する虞を低減できる。
上記実施形態は以下に示す変更例のように変更してもよい。上記実施形態と下記変更例とは、任意に組み合わせてもよい。下記変更例に含まれる構成同士を任意に組み合わせてもよい。
・第1変更例
図8に示すように、液体噴射ヘッド46から噴射する複数の液体同士の粘度が異なる場合には、制御部31は、フラッシング動作において、複数の液体のうち最も粘度の高い液体を、他の液体より走査方向Xにおける媒体14側に噴射することが好ましい。
フラッシング領域FAにおいて、粘度の高い液体を他の液体よりも媒体14側に噴射するため、粘度の高い液体により粘度の低い液体が媒体14側へ移動することを制限でき、液体が媒体14に付着する虞を低減できる。
図8に示すように、制御部31は、フラッシング動作による液体の噴射によって搬送方向Yに連続するパターンの一例である連続パターンPA2を形成してもよい。例えば、粘度の高い液体により形成される連続パターンPA2は、走査方向Xにおけるフラッシング領域FAの媒体14側の端部に、搬送方向Yに連続して形成することが好ましい。
フラッシング領域FAにおける媒体14側の端部に、フラッシング動作により搬送方向Yに連続する連続パターンPA2を形成するため、連続パターンPA2によりフラッシング領域FAに付着した液体が媒体14側へ移動することを制限でき、液体が媒体14に付着する虞を低減できる。
・搬送方向Yに連続する連続パターンPA2は、フラッシング領域FAにおける任意の位置に形成してもよい。搬送ベルト24に付着した液体は、搬送ベルト24の周回運動により印刷位置P1よりも鉛直方向Zの下方に位置する洗浄ユニット33へ送られる。そのため、連続パターンPA2は、印刷位置P1に位置する部分よりも搬送方向Yの下流側に位置する部分の方が鉛直方向Zの下側に位置する。したがって、連続パターンPA2を形成する液体が流動可能な状態である場合は、重力方向における高低差により搬送方向Yの下流側へ誘導され、液体が搬送方向Yと交差する方向へ流動する虞を低減できる。
・制御部31は、フラッシング動作とは別に連続パターンPA2を形成してもよい。例えば、制御部31は、フラッシング動作を実行する前に、連続パターンPA2を形成するパターン形成動作を行ってもよい。連続パターンPA2を形成するための噴射データは、媒体14に印刷するための噴射データに組み込んでもよい。すなわち、制御部31は、媒体14への印刷動作において、媒体14の幅よりも広い印刷領域に印刷可能とし、走査方向Xにおいて媒体14から離れた位置に連続パターンPA2を形成してもよい。この場合は、走査方向Xにおいて連続パターンPA2から搬送ベルト24の端までがフラッシング領域FAとなり、制御部31は、連続パターンPA2の形成に続けてフラッシング領域FAにフラッシング動作を行ってもよい。
・第2変更例
図9に示すように、連続パターンPA2は、走査方向Xの位置を変更しながら搬送方向Yに連続させてもよい。例えば連続パターンPA2は、波型に連続させてもよいし、山型に連続させてもよい。
・搬送ベルト24は、媒体14を静電吸着して支持してもよい。例えば、液体噴射装置11は、媒体14を帯電させる帯電機構を備え、帯電した媒体14と搬送ベルト24とを静電吸着させてもよい。
・メンテナンス機構70は、液体の噴射を行わない時に液体噴射ヘッド46をキャッピングし、全てのノズル47を一度に覆う閉空間を形成する放置キャップを備えてもよい。放置キャップを備える場合は、走査方向Xにおいて搬送ベルト24側から順に第2液体受け部72、清掃部材73、クリーニング機構74、及び放置キャップの並びで設けることが好ましい。放置キャップは、印刷休止時や不使用時における液体噴射ヘッド46の各ノズル47内のインクの蒸発の抑制等に用いられ、噴射不良の発生を予防する。
・液体噴射ヘッド46は、他の液体と反応すると凝固する液体を噴射可能としてもよい。フラッシング動作では、他の液体と反応すると凝固する液体を他の液体よりもフラッシング領域FAにおける媒体14側に付着させることが好ましい。
・制御部31は、停止した液体噴射ヘッド46から液体を噴射させてフラッシング動作を行ってもよい。
・制御部31は、フラッシング動作中に搬送動作を実行してもよい。
・制御部31は、先の印刷動作を実行してから次の印刷動作を開始するまでの間に実行するフラッシング動作の回数を1回としてもよい。制御部31は、液体噴射部16の移動方向を変更する場合に、変更する前と変更した後の何れか一方でフラッシング動作を実行してもよい。
・制御部31は、間隔WDを、フラッシング動作における単位時間当たりの液体の噴射数、液体の表面張力の高さ、温度などによって変更してもよい。例えば、単位時間当たりの液体の噴射数が少ない場合、表面張力が低い場合、温度が高い場合には、間隔WDを大きくしてもよい。
・液体噴射装置11は、第1液体受け部71と第2液体受け部72のうち、少なくとも一方を備えない構成としてもよい。フラッシング動作は、搬送ベルト24に行うようにしてもよい。
・一回のフラッシング動作で噴射する噴射量は、一定としてもよい。
・フラッシング動作によりフラッシング領域FAに付着する液体の付着位置P3の数は、一定としてもよい。
・制御部31は、噴射量とは関係なく付着位置P3の数を設定してもよい。制御部31は、噴射量とは関係なくフラッシング動作の種類を設定してもよい。例えば、第1フラッシング幅WF1と第2間隔WD2の合計が露出幅WBより大きく、第2フラッシング幅WF2と第2間隔WD2の合計が露出幅WBより小さい場合には、制御部31は個別フラッシング動作を実行してもよい。
・露出幅WBと間隔WDとの差が走査方向Xにおけるノズル列69の幅よりも大きい場合は、全てのノズル列69から一斉に液体を噴射し、ノズル列69と同数の付着位置P3に液体を付着させてもよい。
・フラッシング動作において、液体噴射ヘッド46は、ノズル列69から断続的に液体を噴射し、走査方向Xにおいて異なる位置に位置する複数の付着位置P3に液体を付着させてもよい。
・媒体14とフラッシング領域FAとの間隔WDは、一定としてもよい。
・フラッシング幅WF、間隔WDは、3段階以上に変更可能としてもよい。
・間隔WDは、液体噴射部16の移動速度とは関係なく変更してもよい。間隔WDは、ノズル面48と媒体支持面24aとの距離Lに関係なく変更してもよい。
・図柄等の印刷する範囲の大きさを媒体14の走査方向Xにおける幅より大きく設定し、印刷範囲の端を媒体14の端からはみ出させて印刷するいわゆる縁なし印刷を行う場合、間隔WDは印刷範囲の端とフラッシング領域FAとが走査方向Xにおいて離れるように設定されることが好ましい。
・液体噴射装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
[思想1]
媒体を媒体支持面に支持した状態で搬送方向に搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトの前記媒体支持面に支持された前記媒体に対して、前記搬送方向と交差する走査方向に移動しながらノズル面に形成された複数のノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドのメンテナンス動作として前記ノズルから前記液体を噴射するフラッシング動作を、前記媒体と前記走査方向において間隔を置いて隣り合う前記媒体支持面上のフラッシング領域に行なわせる制御部と、
を備えることを特徴とする液体噴射装置。
この構成によれば、フラッシング動作により噴射された液体が付着するフラッシング領域は、媒体と間隔を置いて隣り合う。そのため、フラッシング領域が媒体と間隔を置かずに隣り合う場合に比べ、液体が媒体に付着する虞を低減できる。したがって、搬送ベルト上に液体噴射ヘッドのメンテナンス動作として液体を噴射する場合でも、噴射された液体により媒体が汚染される虞を低減できる。
[思想2]
前記制御部は、前記搬送方向および前記走査方向と交差する方向における前記ノズル面と前記媒体支持面との距離が第1の距離より長い第2の距離の場合、前記間隔を前記第1の距離の場合より大きくすることを特徴とする[思想1]に記載の液体噴射装置。
フラッシング動作では、ノズル面と媒体支持面との距離が長いほどミストが生じやすい。発生したミストは、浮遊して媒体に付着し、媒体を汚染してしまうことがある。その点、この構成によれば、媒体とフラッシング領域との間隔を、ノズル面と媒体支持面との距離に応じて変更する。すなわち、ノズル面と媒体支持面との距離が長い場合には、短い場合よりも媒体とフラッシング領域との間隔を大きくする。したがって、媒体にミストが付着する虞を低減でき、媒体が汚染される虞を低減できる。
[思想3]
前記制御部は、前記フラッシング領域に噴射される前記液体の量が設定値以上の場合、該フラッシング領域における前記液体の付着位置を前記設定値未満の場合より多くすることを特徴とする[思想1]又は[思想2]に記載の液体噴射装置。
この構成によれば、フラッシング領域に噴射される液体の量が設定値以上の場合は、設定値未満の場合よりも液体の付着位置を多くする。多くの付着位置に設定値以上の液体を分散して付着させる場合は、1つの付着位置に設定値以上の液体を付着させる場合に比べ、液体の体積あたりの表面積を増やすことができる。そのため、液体が蒸発しやすくなり、液体の流動性を低下させることができる。
[思想4]
前記液体噴射ヘッドが移動可能な領域に該液体噴射ヘッドから噴射される前記液体を受ける液体受け部を備え、
前記制御部は、前記フラッシング動作としての前記液体の噴射を前記搬送ベルトに行う第1のモードと、前記液体受け部に行う第2のモードと、を切り替えることを特徴とする[思想1]〜[思想3]のうち何れか一つに記載の液体噴射装置。
この構成によれば、制御部は、媒体支持面に液体を噴射する第1のモードと、液体受け部に液体を噴射する第2のモードと、を切り替える。そのため、搬送ベルトに付着した液体が媒体に付着しやすい条件で印刷やメンテナンスを行う場合には、第2のモードに切り替えることができ、液体が媒体に付着する虞を低減できる。
[思想5]
媒体を媒体支持面に支持した状態で搬送方向に搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトの前記媒体支持面に支持された前記媒体に対して、前記搬送方向と交差する走査方向に移動しながらノズル面に形成された複数のノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
を備える液体噴射装置のメンテナンス方法であって、
前記液体噴射ヘッドのメンテナンス動作として前記ノズルから前記液体を噴射するフラッシング動作を、前記媒体と前記走査方向において間隔を置いて隣り合う前記媒体支持面上のフラッシング領域に行うことを特徴とする液体噴射装置のメンテナンス方法。
この方法によれば、上記液体噴射装置と同様の効果を奏することができる。
[思想6]
前記フラッシング動作において、前記搬送方向および前記走査方向と交差する方向における前記ノズル面と前記媒体支持面との距離が第1の距離より長い第2の距離の場合、前記間隔を前記第1の距離の場合より大きくすることを特徴とする[思想5]に記載の液体噴射装置のメンテナンス方法。
この方法によれば、上記液体噴射装置と同様の効果を奏することができる。
[思想7]
前記フラッシング動作において前記フラッシング領域に噴射される前記液体の量が設定値以上の場合、該フラッシング領域における前記液体の付着位置を前記設定値未満の場合より多くすることを特徴とする[思想5]又は[思想6]に記載の液体噴射装置のメンテナンス方法。
この方法によれば、上記液体噴射装置と同様の効果を奏することができる。
[思想8]
前記液体噴射装置は、前記複数のノズルが前記走査方向に並ぶ複数のノズル列を形成するように前記ノズル面に配置されており、前記複数のノズル列から種類の異なる複数の液体を噴射可能であり、
前記フラッシング動作において、前記複数の液体のうち最も粘度の高い液体を、他の液体より前記走査方向における前記媒体側に噴射することを特徴とする[思想5]〜[思想7]のうち何れか一つに記載の液体噴射装置のメンテナンス方法。
この方法によれば、フラッシング領域において、粘度の高い液体を他の液体よりも媒体側に噴射する。そのため、粘度の高い液体により粘度の低い液体が媒体側へ移動することを制限でき、液体が媒体に付着する虞を低減できる。
[思想9]
前記走査方向において、前記フラッシング領域における前記媒体側の端部に、前記フラッシング動作による前記液体の噴射によって前記搬送方向に連続するパターンを形成することを特徴とする[思想5]〜[思想8]のうち何れか一つに記載の液体噴射装置のメンテナンス方法。
この方法によれば、フラッシング領域における媒体側の端部に、フラッシング動作により搬送方向に連続するパターンを形成する。そのため、パターンによりフラッシング領域に付着した液体が媒体側へ移動することを制限でき、液体が媒体に付着する虞を低減できる。
[思想10]
前記液体噴射装置は、前記液体噴射ヘッドが移動可能な領域に該液体噴射ヘッドから噴射される前記液体を受ける液体受け部を備え、
前記フラッシング動作としての前記液体の噴射を前記媒体支持面に行う第1のモードと、前記液体受け部に行う第2のモードと、を切り替えることを特徴とする[思想5]〜[思想9]のうち何れか一つに記載の液体噴射装置のメンテナンス方法。
この方法によれば、上記液体噴射装置と同様の効果を奏することができる。
A…供給方向、L…距離、L1…第1の距離、L2…第2の距離、FA…フラッシング領域、P1…印刷位置、P2…剥離位置、P3…付着位置、PA1…断続パターン、PA2…連続パターン(パターンの一例)、WB…露出幅、WD…間隔、WD1…第1間隔、WD2…第2間隔、WF…フラッシング幅、WF1…第1フラッシング幅、WF2…第2フラッシング幅、X…走査方向、X1…第1走査方向、X2…第2走査方向、Y…搬送方向、Z…鉛直方向、11…液体噴射装置、12…筐体、13…カバー、14…媒体、15…搬送部、16…液体噴射部、17…液体収容部、18…供給機構、19…移動機構、21…搬送モーター、22…駆動プーリー、23…従動プーリー、24…搬送ベルト、24a…媒体支持面、25…加圧ローラー、27…巻取部、28…従動ローラー、30…剥離センサー、31…制御部、33…洗浄ユニット、34…吸収ローラー、36…洗浄液収容部、37…洗浄ブラシ、38…洗浄ワイパー、41…第1ガイド軸、42…第2ガイド軸、43…キャリッジモーター、45…キャリッジ、45A…キャリッジ本体、45B…キャリッジベース、46…液体噴射ヘッド、47…ノズル、48…ノズル面、49…調整機構、51…装着部、53…供給経路、54…供給ポンプ、55…フィルターユニット、56…スタティックミキサー、57…液体貯留室、58…圧力調整ユニット、60…ダイヤフラムポンプ、61…吸入弁、62…吐出弁、64…ブラケット、65…ノズル開口面、66…ヘッド本体、67…プレート、67a…下面、68…貫通孔、68a…第1貫通孔、68b…第2貫通孔、68c…第3貫通孔、68d…第4貫通孔、69…ノズル列、69a…第1ノズル群、69b…第2ノズル群、69c…第3ノズル群、69d…第4ノズル群、70…メンテナンス機構、71…第1液体受け部、72…第2液体受け部、73…清掃部材、74…クリーニング機構、76…吸引キャップ、77…廃液収容部、78…吸引チューブ、79…吸引ポンプ。

Claims (10)

  1. 媒体を媒体支持面に支持した状態で搬送方向に搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトの前記媒体支持面に支持された前記媒体に対して、前記搬送方向と交差する走査方向に移動しながらノズル面に形成された複数のノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドのメンテナンス動作として前記ノズルから前記液体を噴射するフラッシング動作を、前記媒体と前記走査方向において間隔を置いて隣り合う前記媒体支持面上のフラッシング領域に行なわせる制御部と、
    を備えることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記制御部は、前記搬送方向および前記走査方向と交差する方向における前記ノズル面と前記媒体支持面との距離が第1の距離より長い第2の距離の場合、前記間隔を前記第1の距離の場合より大きくすることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記制御部は、前記フラッシング領域に噴射される前記液体の量が設定値以上の場合、該フラッシング領域における前記液体の付着位置を前記設定値未満の場合より多くすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記液体噴射ヘッドが移動可能な領域に該液体噴射ヘッドから噴射される前記液体を受ける液体受け部を備え、
    前記制御部は、前記フラッシング動作としての前記液体の噴射を前記搬送ベルトに行う第1のモードと、前記液体受け部に行う第2のモードと、を切り替えることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 媒体を媒体支持面に支持した状態で搬送方向に搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトの前記媒体支持面に支持された前記媒体に対して、前記搬送方向と交差する走査方向に移動しながらノズル面に形成された複数のノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    を備える液体噴射装置のメンテナンス方法であって、
    前記液体噴射ヘッドのメンテナンス動作として前記ノズルから前記液体を噴射するフラッシング動作を、前記媒体と前記走査方向において間隔を置いて隣り合う前記媒体支持面上のフラッシング領域に行うことを特徴とする液体噴射装置のメンテナンス方法。
  6. 前記フラッシング動作において、前記搬送方向および前記走査方向と交差する方向における前記ノズル面と前記媒体支持面との距離が第1の距離より長い第2の距離の場合、前記間隔を前記第1の距離の場合より大きくすることを特徴とする請求項5に記載の液体噴射装置のメンテナンス方法。
  7. 前記フラッシング動作において前記フラッシング領域に噴射される前記液体の量が設定値以上の場合、該フラッシング領域における前記液体の付着位置を前記設定値未満の場合より多くすることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の液体噴射装置のメンテナンス方法。
  8. 前記液体噴射装置は、前記複数のノズルが前記走査方向に並ぶ複数のノズル列を形成するように前記ノズル面に配置されており、前記複数のノズル列から種類の異なる複数の液体を噴射可能であり、
    前記フラッシング動作において、前記複数の液体のうち最も粘度の高い液体を、他の液体より前記走査方向における前記媒体側に噴射することを特徴とする請求項5〜請求項7のうち何れか一項に記載の液体噴射装置のメンテナンス方法。
  9. 前記走査方向において、前記フラッシング領域における前記媒体側の端部に、前記フラッシング動作による前記液体の噴射によって前記搬送方向に連続するパターンを形成することを特徴とする請求項5〜請求項8のうち何れか一項に記載の液体噴射装置のメンテナンス方法。
  10. 前記液体噴射装置は、前記液体噴射ヘッドが移動可能な領域に該液体噴射ヘッドから噴射される前記液体を受ける液体受け部を備え、
    前記フラッシング動作としての前記液体の噴射を前記媒体支持面に行う第1のモードと、前記液体受け部に行う第2のモードと、を切り替えることを特徴とする請求項5〜請求項9のうち何れか一項に記載の液体噴射装置のメンテナンス方法。
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