JP2019136700A - 芳香族化合物製造触媒の再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素より芳香族化合物を製造した際にコーク付着により性能が低下した芳香族製造触媒の再生方法を提供する。【解決手段】 ゼオライトを活性成分として有する芳香族製造触媒に炭素数2〜6の脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素を接触し芳香族化合物を製造し、コーク付着により性能低下した芳香族製造触媒に、酸素含有量2〜25重量%のガスを380〜530℃で接触し、コークの除去を行うことを特徴とする芳香族製造触媒の再生方法。【選択図】 なし

Description

本発明は、芳香族製造触媒の再生方法に関するものであり、特に脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素より芳香族炭化水素を製造した際にコーク付着により性能が低下した芳香族製造触媒の再生方法に関するものである。
ゼオライトは、触媒、担体、吸着材等として各種多様な分野に用いられている。そして、触媒としては、有機合成用触媒、排ガス触媒等の分野に展開されている。これら触媒としての利用においては、その使用の際にゼオライト自体の劣化以外にコーク(例えば炭化物等)の堆積・蓄積により、その性能が低下するという課題があった。
性能が低下した触媒の再生方法としては、エチレンからプロピレンを製造する際に、劣化した触媒を、1体積%ないし100体積%の濃度の水蒸気を含み、かつ酸素を含まない再生ガスに接触させてコークを一部残して除去する再生方法(例えば特許文献1参照。)、遷移金属及び触媒担体を含む使用済み触媒に対して、塩素及びフッ素を含むハロゲン含有流れと接触し、ハロゲン化した後に、不活性ガスと接触し、さらに、デコーキングを行う再生方法(例えば特許文献2参照。)、芳香族アルキル化反応において、失活した触媒を酸素を含むガスで付着コークを酸化させ再生する方法(例えば特許文献3参照。)、固定床気相反応で使用された触媒を酸素含有気体で再生する方法(例えば特許文献4参照。)等の方法が提案されている。
特開2011−11207公報 特開2015−510839号公報 特表2007−537028号公報 特開2001−96173号公報
特許文献1に提案の方法は、エチレンを原料としたプロピレンの製造に用いた触媒の再生方法に関するものであり、酸素を含まないガスを用いることを特徴とするものである。また、特許文献2に提案の方法は、芳香族化触媒の再生に関するものではあるが、触媒成分として遷移金属を含む触媒を再生するものであり、その再生方法としても遷移金属を再生することを目的とするものである。さらに、特許文献3,4に提案の方法においては、酸素を含むガスを用いるものではあるが、特許文献1と同様に低級炭化水素から芳香族化合物を製造する際の芳香族製造触媒の再生に関しては何ら提案はなされていない。
そして、最近の石化事情においては、低級の炭化水素より高付加価値の高級炭化水素、芳香族化合物をより効率よく生成する方法が求められており、その際には触媒も効率よく使用すること、つまり再利用して使用することが求められている。
本発明者らは、上記の課題を解決するため鋭意検討を行った結果、芳香族化の際にコーク付着により劣化した芳香族製造触媒を特定の条件下で処理することにより、芳香族製造触媒の再生が可能となりうることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、ゼオライトを活性成分として有する芳香族製造触媒に炭素数2〜6の脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素を接触し芳香族化合物を製造し、コーク付着により性能低下した芳香族製造触媒に、酸素含有量2〜25重量%のガスを380〜530℃で接触し、コークの除去を行うことを特徴とする芳香族製造触媒の再生方法に関するものである。
以下に、本発明について詳細に説明する。
本発明の芳香族製造触媒の再生方法は、芳香族化合物の製造の際にコーク付着により性能低下した芳香族製造触媒の再生に関するものであり、酸素含有量2〜25重量%のガスを380〜530℃の条件下で接触し、コークの除去を行うことにより芳香族製造触媒の再生を行うものである。
(芳香族製造触媒)
本発明の芳香族製造触媒の再生方法において、再生を行う芳香族製造触媒としては、芳香族化合物の製造の際に用いるゼオライトを活性成分として有する芳香族製造触媒であれば如何なるものであってもよい。そして、ゼオライトとしては、芳香族化合物を選択的に、かつ、長時間にわたって安定的に製造することが可能な芳香族製造触媒となることから、例えばMFI型ゼオライトを挙げることができ、更に好ましくは、下記(i)〜(iv)に示す特性を満足するMFI型ゼオライトを挙げることができる。なお、MFI型ゼオライトとしては、国際ゼオライト学会で定義される構造コードMFIに属するアルミノシリケート化合物を示すものである。
(i)メソ細孔分布曲線がピークを有するものであり、該ピークの半値幅(hw)がhw≦20nm、該ピークの極大値(μ)が10nm≦μ≦20nmであり、該ピークに相当するメソ細孔のメソ細孔容積(pv)が0.05ml/g≦pvであるメソ細孔群を有する。
(ii)回折角を2θとした粉末X線回折測定において0.1〜3度の範囲にピークを有さない。
(iii)平均粒子径(PD)がPD≦100nmである。
(iv)細孔径0.3nmから0.8nmの範囲の微分細孔容積値(dV/d(d))−ミクロ細孔の分布曲線が、極大値を有するものであり、最も微分細孔容積値(dV/d(d))の大きい値を示す細孔径が0.4〜0.5nmの範囲にある。
ここで、ミクロ細孔とは、IUPACで定義されたミクロ細孔であり、これは細孔直径が2nm以下の細孔を示す。また、メソ細孔とは、IUPACで定義されたメソ細孔であり、これは細孔直径が2〜50nmの細孔を示すものである。そして、ミクロ細孔およびメソ細孔は、液体窒素温度における一般的な窒素吸着法により測定することができる。また、窒素吸着法で得られた測定結果を解析することにより、ミクロ細孔およびメソ細孔の細孔容積の値、および細孔分布曲線を得ることができる。その解析には、例えば以下の方法を使用することができる。
ミクロ細孔については、Saito−Foley法(AIChE Journal、1991年、37巻、頁429〜436)で吸着過程を解析する。例えば、細孔直径が2nm以下に相当する範囲の窒素ガス脱着量を積算するとミクロ細孔の全細孔容積の値を得ることができる。また、最初に、縦軸が単位質量当りの窒素脱着量V(mL/g)、横軸がミクロ細孔直径d(nm)とする累積曲線を得てから、縦軸をミクロ細孔からの窒素ガス脱着量のミクロ細孔直径値での微分値(dV/d(d))とする微分細孔容積値(dV/d(d))−ミクロ細孔の分布曲線とすることにより、ミクロ細孔直径における単位質量当りの窒素脱着量の増加分のピークを得ることができる。
メソ細孔については、Barret−Joyner−Halenda法(Journal of the American Chemical Society、1951年、頁373〜380)で脱着過程を解析する。例えば、細孔直径が2nm以上50nm以下に相当する範囲の窒素ガス脱着量を積算するとメソ細孔の全細孔容積の値を得ることができる。
また、最初に、縦軸が単位質量当りの窒素脱着量V(mL/g)、横軸がメソ細孔直径D(nm)とする累積曲線を得てから、縦軸をメソ細孔からの窒素ガス脱着量のメソ細孔直径値での微分値(d(V)/d(D))とすると、メソ細孔直径における単位質量当りの窒素脱着量の増加分のピークを得ることができる。
そして、PDは、例えば外表面積から以下の式(1)を用いて算出して求めることができる。
PD=6/S(1/2.29×10+0.18×10−6) (1)
(ここで、Sは外表面積(m/g)を示すものである。)
また、式(1)における外表面積(S(m/g))は、液体窒素温度における一般的な窒素吸着法を用い、t−plot法から求めることができる。例えば、tを吸着量の厚みとするときに、tについて0.6〜1nmの範囲の測定点を直線近似し、得られた回帰直線の傾きから外表面積を求める方法である。
ゼオライトの粒子径を測定する別の方法としては、例えば走査型電子顕微鏡(SEM)や透過型電子顕微鏡(TEM)の写真から任意の粒子を10個以上選んで、その表面積平均直径を求める方法を挙げることができる。
該MFI型ゼオライトの製造方法としては、例えば上記(i)〜(iii)の特性を満足する原料であるMFI型ゼオライトの骨格中のアルミニウムをスチーム等によって脱アルミニウム化することにより製造することが可能である。その際のスチーム処理の温度は、例えば400〜900℃であることが好ましく、特に450〜800℃、更に500〜700℃であることが好ましい。また、スチームの分圧としては、0.001〜5MPaであることが好ましく、特に0.01〜0.5MPa、更に0.05〜0.2MPaであることが好ましい。スチームの濃度としては、例えば0.01〜100vol%水蒸気/希釈ガスであることが好ましい。希釈ガスは、窒素等の不活性ガス、空気、酸素、一酸化炭素、二酸化炭素、またはその混合ガス等を用いることができる。スチーム処理時間については任意に選択可能である。さらには、スチーム処理の効果を高めるため、スチーム処理を含む焼成処理の前後にイオン交換をすることが好ましい。
また、上記(i)〜(iii)の特性を満足する原料であるMFI型ゼオライトの製造方法としては、例えば以下の方法を挙げることができる。
テトラプロピルアンモニウム(以降、「TPA」とする場合もある。)水酸化物と水酸化ナトリウムの水溶液に不定形アルミノシリケートゲルを添加して懸濁させ、得られた懸濁液にMFI型ゼオライトを種晶として加え原料組成物とし、得られた原料組成物を結晶化させ、焼成することによりMFI型ゼオライトを得ることができる。
本発明における芳香族製造触媒としては、その形態として、制限されるものではなく、例えばゼオライト粉末をそのまま触媒として用いること、圧縮成型を行い特定の形状物として用いること、バインダー等と混合し成形を行い特定の形状物として用いること、等のいずれの形態として用いることも可能である。
(芳香族化合物の製造)
本発明の芳香族製造触媒の再生方法は、炭素数2〜6の脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素より芳香族化合物を製造した際の芳香族製造触媒を再生するものであり、その際の炭素数2〜6の脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素としてはその範疇に属するものであれば如何なるものを挙げることができ、例えばエタン、エチレン、プロパン、プロピレン、シクロプロパン、n−ブタン、イソブタン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテン、ブタジエン、シクロブテン、シクロブタン、n−ペンタン、1−ペンタン、2−ペンタン、1−ペンテン、2−ペンテン、3−ペンテン、n−ヘキサン、1−ヘキサン、2−ヘキサン、1−ヘキセン、2−ヘキセン、3−ヘキセン、ヘキサジエン、シクロヘキサン及びそれらの混合物等を挙げることができ、更には、石油類、例えばナフサの分解留分により得られる炭素数4の炭化水素蒸留混合物であるC4留分、炭素数5の炭化水素蒸留混合物であるC5留分、炭素数6の炭化水素蒸留混合物であるC6留分等をも挙げることができる。
芳香族化合物とする際の反応温度は特に限定されるものではなく、芳香族化合物の製造が可能であればよく、中でも、オレフィン又はアルカンの生成を抑制し、必要以上の耐熱反応装置を要しない芳香族化合物の効率的な反応となることから400〜800℃の範囲が望ましい。また、反応圧力にも制限はなく、例えば0.05MPa〜5MPa程度の圧力範囲で運転が可能である。そして、芳香族製造触媒に対する反応原料である炭素数2〜6の脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素の供給は、触媒体積に対し原料ガスの体積の比として特に制限されるものではなく、例えば1h−1〜50000h−1程度の空間速度を挙げることができる。炭素数2〜6の脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素を原料ガスとして供給する際には、該炭素数2〜6の脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素の単一ガス、混合ガス、およびこれらを窒素等の不活性ガス、水素、一酸化炭素、二酸化炭素から選ばれる単一または混合ガスにより希釈したものとして用いることもできる。
その反応形式として制限はなく、例えば固定床、輸送床、流動床、移動床、多管式反応器のみならず連続流式および間欠流式反応器、等を用いることができる。
また、製造される芳香族化合物としては、芳香族化合物と称される範疇に属するものであれば特に制限はなく、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、トリメチルベンゼン、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、ブチルベンゼン、ナフタレン、メチルナフタレン等を挙げることができ、特に、ベンゼン、トルエン、キシレンであることが好ましい。
(芳香族製造触媒の再生)
そして、本発明の芳香族製造触媒の再生方法は、芳香族化合物を製造する際に用いるゼオライトを活性成分として含む芳香族製造触媒を再生するものである。その際の芳香族製造触媒は、コークの付着により性能が低下したものである。そして、芳香族製造触媒に付着したコークは、酸素含有量2〜25重量%のガスを380〜530℃の条件下で該触媒に接触することにより、効率的に除去することが可能であり、触媒の性能を回復することが可能となり、特に再生効率に優れることから酸素含有量5〜25重量%、400〜450℃のガスを接触することが好ましい。この際のガスの酸素含有量が2重量%未満である場合、又は380℃未満である場合、コークの除去効率が悪く、触媒性能を回復することが困難となる。また、ガスの酸素含有量が25重量%を越える場合、または530℃を越える場合、触媒に含まれるゼオライト自体の劣化が発生し、触媒性能を回復することが困難となる。
該ガスとしては、酸素含有量が2〜25重量%であるもののうち、例えば空気又は酸素に窒素、アルゴン、ネオン等の不活性ガスを混合して調製したものが使用可能である。しかしながら、水蒸気によって調製したガスは、ゼオライトの比表面積低下や酸点の減少を促進し、触媒活性や触媒寿命に悪影響を与えるため、好ましくない。水蒸気未調整、水蒸気含量が極微量又は水蒸気を含まない乾燥ガスであることが好ましい。
また、再生の際のガスの供給量、再生時間としては、触媒の再生が可能であれば特に制限はなく、中でも、芳香族製造触媒に堆積したコークを効率よく除去することが可能となることから、時間当たりにガス体積/芳香族製造触媒体積=200〜700の条件で供給することが好ましく、再生時間としては、30〜65時間であることが好ましい。
本発明の芳香族製造触媒の再生方法は、芳香族化合物の製造工程から性能が低下した芳香族製造触媒を取り出し、別途再生工程として適用することが可能である。また、製造工程の一部として適用することも可能である。
本発明は、脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素より芳香族炭化水素を製造した際にコーク付着により性能が低下した芳香族製造触媒の再生方法を提供するものであり、工業的にも非常に有用なものである。
以下に、本発明を実施例により具体的に説明する。
なお、実施例により用いたMFI型ゼオライト、芳香族製造触媒は以下の方法により測定・定義した。
〜細孔分布、細孔直径、及び外表面積の測定〜
ゼオライトの細孔分布、及び、細孔直径は窒素吸着測定により測定した。
窒素吸着測定には、一般的な窒素吸着装置((商品名)BELSOAP−max、日本ベル社製)を用い、吸着側は相対圧(P/P)0.025間隔で測定した。脱着側は、相対圧0.05間隔で測定した。外表面積は、t−plot法により、吸着層の厚み(t=0.6〜1.0nm)の範囲を直線近似して求めた。細孔分布曲線の解析には日本ベル社製のBELMaster(ver.2.3.1)を用いた。
窒素吸着測定の吸着過程をSaito−Foley法(AIChE Journal、1991年、37巻、頁429〜436)により解析し、横軸が細孔ミクロ直径の常数、縦軸が窒素ガスの脱着量の微分値であるミクロ細孔の細孔分布曲線を得た。
そして、窒素吸着測定の脱着過程をBarret−Joyner−Halenda法(Journal of the American Chemical Society、1951年、頁373〜380)にて解析し、横軸が細孔直径の常数、縦軸が窒素ガスの脱着量の微分値であるメソ細孔の細孔分布曲線を得た。メソ細孔の全細孔容積は、2nm以上50nm以下の範囲の窒素ガス脱着量を積算することにより求めた。
そして、メソ細孔からの窒素ガス脱着量のメソ細孔直径値での微分値(d(V/m)/d(D))のピークの内、最大のピークをガウス関数の強度近似で解析し、そのガウス関数の中心値(μ)から標準偏差の2倍(2σ)の範囲(=μ±2σ)内の直径を有するメソ細孔を均一メソ細孔と定義した。均一メソ細孔の細孔容積は、中心値(μ)を基準として±2σの範囲の窒素ガス脱着量を積算して求めた。
〜平均粒子径の測定〜
外表面積から前記の式(1)を用いて平均粒子径を算出した。式(1)中、Sは外表面積(m/g)であり、PDは平均粒子径(m)である。式(1)における外表面積(S(m/g))は、液体窒素温度における窒素吸着法によりt−plot法から求めた。
〜SiO/Alモル比の測定〜
ゼオライトのSiO/Alモル比は、MFI型ゼオライトをフッ酸と硝酸の混合水溶液で溶解し、これを一般的なICP装置((商品名)OPTIMA3300DV,PerkinElmer社製)による誘導結合プラズマ発光分光分析(ICP−AES)で測定し、求めた。
〜凝集径の測定〜
凝集径として、動的散乱法によって凝集粒子径の体積平均径(D50)を測定した。測定には(商品名)マイクロトラックHRA(Model9320−x100)(日機装製)を用いた。測定において粒子屈折率は1.66、粒子の設定は透明非球状粒子、溶媒の液体屈折率は1.33とした。
〜粉末X線回折の測定〜
X線回折測定装置(スペクトリス社製、(商品名)X’pert PRO MPD)を用い、管電圧45kV、管電流40mAとしてCuKα1を用いて、大気中において測定した。0.04〜5度の範囲を0.08度/ステップ、200秒/ステップで分析した。また、ダイレクトビームの吸収率で補正したバックグラウンドを除去している。
ピークの有無の確認は目視で行うことができるほか、ピークサーチプログラムを利用してもよい。ピークサーチプログラムは、一般的なプログラムが利用できる。例えば、横軸が2θ(度)、縦軸が強度(a.u.)の測定結果をSAVITSKY&GOLAYの式とSliding Polynomialフィルターで平滑化した後、2次微分を行ったときに、3点以上連続する負の値がある場合、ピークが存在すると判断した。
〜芳香族化合物製造装置〜
ステンレス製反応管(内径16mm、長さ600mm)を用いた固定床気相流通式反応装置を用いた。反応管の中段に、芳香族化合物製造触媒を充填し、乾燥空気流通下での加熱前処理を行ったのち、原料ガスをフィードして、芳香族化合物の製造反応を行った。反応器の装置条件および運転条件は、本実施例記載の条件に限定されるものではなく、適宜選択可能である。そして、加熱はセラミック製管状炉を用い、触媒層の温度を制御した。なお、反応出口ガスおよび反応液を採取し、ガスクロマトグラフを用い、ガス成分および液成分を個別に分析した。ガス成分は、TCD検出器を備えたガスクロマトグラフ(島津製作所製、(商品名)GC−1700)を用いて分析した。充填剤は、Waters社製PorapakQ(商品名)またはGLサイエンス社製MS−5A(商品名)を用いた。液成分は、FID検出器を備えたガスクロマトグラフ(島津製作所製、(商品名)GC−2025)を用いて分析した。分離カラムは、キャピラリーカラム(GLサイエンス社製、(商品名)TC−1)を用いた。
調製例1(芳香族製造触媒の調製)
特開2013−227203号に記載の方法により、MFI型ゼオライトの製造を行った。
テトラプロピルアンモニウム(以降、TPAと略記する場合がある。)水酸化物と水酸化ナトリウムの水溶液に不定形アルミノシリケートゲルを添加して懸濁させた。得られた懸濁液にMFI型ゼオライトを種晶として加え原料組成物とした。その際の種晶の添加量は、原料組成物中のAlとSiOの重量に対して、0.7重量%とした。
該原料組成物の組成は以下のとおりである。
SiO/Alモル比=48、TPA/Siモル比=0.05、Na/Siモル比=0.16、OH/Siモル比=0.21、HO/Siモル比=10
得られた原料組成物をステンレス製オートクレーブに密閉し、115℃で攪拌しながら4日間結晶化させ、スラリー状混合液を得た。結晶化後のスラリー状混合液を遠心沈降機で固液分離した後、十分量の純水で固体粒子を洗浄し、110℃で乾燥して乾燥粉末を得た。得られた乾燥粉末を1mol/Lの塩酸中に分散し、ろ過、乾燥させた。空気下、550℃で1時間焼成後、600℃、50%の水蒸気で2時間のスチーム処理を含む焼成処理を行った。得られた粉末を1mol/Lの塩酸中に分散し、ろ過、洗浄し、MFI型ゼオライトを得た。
得られたMFI型ゼオライトは、平均粒子径は38nm、SiO/Alモル比は55、メソ細孔の全細孔容積0.45ml/gであった。また、ミクロ細孔分布曲線は、細孔径0.4125nmに最も大きい微分細孔容積値を有する極大値を持つものであった。そして、メソ細孔分布曲線における均一メソ細孔のピークの半値幅は16nm、中心値は15nmであった。また、その均一メソ細孔の細孔容積は0.40ml/gであり、メソ細孔の全細孔容積に占める均一メソ細孔の細孔容積の割合は89%であった。また、得られたMFI型ゼオライトの粉末X線回折では、0.1〜3度の範囲にピークは存在せず、メソ細孔が不規則に連結していることが示された。
得られたMFI型ゼオライトを400kgf/cmで1分間成型した後に粉砕し、約1mmのペレット形状とし、芳香族製造用触媒を調製した。
調製例2(芳香族化合物の製造)
調製例1により得られた芳香族製造用触媒を上記した芳香族化合物製造装置に充填し、原料である脂肪族炭化水素として1−ブテンを用い、下記条件にて芳香族化合物の製造を行った。その際に用いた芳香族製造用触媒はコークの堆積が見られ、性能が低下したものであった。
反応(触媒)温度:600℃。
流通ガス:1−ブテンガス65mol%+窒素35mol%の混合ガス、150ml/分。
触媒体積に対する1−ブテンガスの体積の比:1500/時間。
触媒重量:3.0g。
反応圧力:0.1MPa。
反応時間:48時間
調製例3(芳香族化合物の製造)
調製例1により得られた芳香族製造用触媒を上記した芳香族化合物製造装置に充填し、原料である脂肪族炭化水素としてブテン類混合ガス(1−ブテン60%+トランスブテン15%+イソブテン15%+シスブテン10%)を用い、下記条件にて芳香族化合物の製造を行った。その際に用いた芳香族製造用触媒はコークの堆積が見られ、性能が低下したものであった。
反応(触媒)温度:600℃。
流通ガス:ブテン類混合ガス65mol%+窒素35mol%の混合ガス、150ml/分。
触媒体積に対するブテン類混合ガスの体積の比:1500/時間。
触媒重量:3.0g。
反応圧力:0.1MPa。
反応時間:48時間
実施例1
調製例2により得られたコークの堆積が見られる芳香族製造用触媒を下記条件にて再生を行い、再び調製例2に示す条件にて芳香族化合物の製造を行った。それを同条件にて10回繰り返し再生の評価を行った。再生した芳香族製造用触媒は、安定した1−ブテン転化率、ベンゼン収率、トルエン収率、キシレン収率を示すものであった。結果を表1に示す。
再生(触媒)温度:430℃。
流通ガス:窒素43mol%+空気57mol%(酸素濃度14重量%)の混合ガス、50ml/分。
触媒体積に対する酸素含有ガスの体積の比:500/時間。
圧力:0.1MPa。
再生時間:42時間
実施例2
調製例2により得られたコークの堆積が見られる芳香族製造用触媒を下記条件にて再生を行い、再び調製例2に示す条件にて芳香族化合物の製造を行った。それを同条件にて10回繰り返し再生の評価を行った。再生した芳香族製造用触媒は、安定した1−ブテン転化率、ベンゼン収率、トルエン収率、キシレン収率を示すものであった。結果を表2に示す。
再生(触媒)温度:445℃。
流通ガス:窒素57mol%+空気43mol%(酸素濃度10重量%)の混合乾燥ガス、50ml/分。
触媒体積に対する酸素含有ガスの体積の比:500/時間。
圧力:0.1MPa。
再生時間:42時間
実施例3
調製例3により得られたコークの堆積が見られる芳香族製造用触媒を下記条件にて再生を行い、再び調製例3に示す条件にて芳香族化合物の製造を行った。それを同条件にて10回繰り返し再生の評価を行った。再生した芳香族製造用触媒は、安定したブテン類転化率、ベンゼン収率、トルエン収率、キシレン収率を示すものであった。結果を表3に示す。
再生(触媒)温度:410℃。
流通ガス:窒素13mol%+空気87mol%(酸素濃度20重量%)の混合乾燥ガス、50ml/分。
触媒体積に対する酸素含有ガスの体積の比:500/時間。
圧力:0.15MPa。
再生時間:42時間
比較例1
再生(触媒)温度を560℃とし、酸素含有ガスを窒素70mol%+空気30mol%(酸素濃度7重量%)の混合ガスとした以外は、実施例1と同様の要件にて、再生を行い、芳香族化合物の製造評価を行った。
再生4回目から1−ブテン転化率が低下し始め、6回目からはベンゼン収率、トルエン収率、キシレン収率の合計が明らかに低下し始める結果となった。評価結果を表4に示す。
比較例2
再生(触媒)温度を580℃とし、酸素含有ガスを窒素79mol%+空気21mol%(酸素濃度5重量%)の混合乾燥ガスとした以外は、実施例3と同様の要件にて、再生を行い、芳香族化合物の製造評価を行った。
再生4回目からブテン類転化率が低下し始め、5回目からはベンゼン収率、トルエン収率、キシレン収率の合計が明らかに低下し始める結果となった。評価結果を表5に示す。
比較例3
再生(触媒)温度を350℃とし、酸素含有ガスを窒素62mol%+空気38mol%(酸素濃度9重量%)の混合乾燥ガスとした以外は、実施例1と同様の要件にて、再生を試みたが、コーク除去が不十分であり、芳香族化合物の製造評価を行うことが出来なかった。
比較例4
酸素含有ガスを窒素95mol%+空気5mol%(酸素濃度1重量%)の混合乾燥ガスとした以外は、実施例1と同様の要件にて、再生を試みたが、コーク除去が不十分であり、芳香族化合物の製造評価を行うことが出来なかった。
比較例5
酸素含有ガスを空気86mol%+酸素14mol%(酸素濃度35重量%)の混合乾燥ガスとした以外は、実施例1と同様の要件にて、再生を試みたが、ゼオライトの崩壊が見られ、芳香族化合物の製造評価を行うことが出来なかった。
本発明は、脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素より芳香族化合物を製造した際にコーク付着により性能が低下した芳香族製造触媒の再生方法を提供するものであり、工業的にも非常に有用なものである。

Claims (9)

  1. ゼオライトを活性成分として有する芳香族製造触媒に炭素数2〜6の脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素を接触し芳香族化合物を製造し、コーク付着により性能低下した芳香族製造触媒に、酸素含有量2〜25重量%のガスを380〜530℃で接触し、コークの除去を行うことを特徴とする芳香族製造触媒の再生方法。
  2. 酸素含有量5〜25重量%、400〜450℃のガスを接触することを特徴とする請求項1に記載の芳香族製造触媒の再生方法。
  3. ゼオライトが、下記(i)〜(iv)に示す特性を満足するMFI型ゼオライトであることを特徴とする請求項1又は2に記載の芳香族製造触媒の再生方法。
    (i)メソ細孔分布曲線がピークを有するものであり、該ピークの半値幅(hw)がhw≦20nm、該ピークの中心値(μ)が10nm≦μ≦20nmであり、該ピークに相当するメソ細孔のメソ細孔容積(pv)が0.05ml/g≦pvであるメソ細孔群を有する。
    (ii)回折角を2θとした粉末X線回折測定において0.1〜3度の範囲にピークを有さない。
    (iii)平均粒子径(PD)がPD≦100nmである。
    (iv)細孔径0.3nmから0.8nmの範囲の微分細孔容積値(dV/d(d))−ミクロ細孔の分布曲線が、極大値を有するものであり、最も微分細孔容積値(dV/d(d))の大きい値を示す細孔径が0.4〜0.5nmの範囲にある。
  4. ゼオライトが、焼成処理の際にスチーム処理を加えた焼成処理を行ったものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の芳香族製造触媒の再生方法。
  5. ゼオライトが、焼成処理の前後にイオン交換を行ったものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の芳香族製造触媒の再生方法。
  6. 炭素数2〜6の炭化水素が、炭素数4及び/又は炭素数6の炭化水素混合物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の芳香族製造触媒の再生方法。
  7. 芳香族化合物がベンゼン、トルエン、キシレンからなる群のうち少なくとも1つ含むものである、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の芳香族製造触媒の再生方法。
  8. 該ガスが、乾燥ガスであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の芳香族製造触媒の再生方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかの方法による再生芳香族製造触媒と炭素数2〜6の脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素と接触し、芳香族化を行うことを特徴とする芳香族化合物の製造方法。
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