JP2019132053A - 車輪ガード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガードレールがガード締結装置から外れることを防止できる車輪ガード装置を提供する。【解決手段】 軌道又はまくらぎに固定される固定部と、脱線しようとする車輪が当接する係止部を有するガードレールと、ガードレールを固定部に支持する支持部材及び支持部材を固定部に固定する固定ボルトを有するガード締結装置と、ガードレールがガード締結装置から離れることを防止するガードレール保持機構と、を備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄道車両の車輪が本線レールから脱線することを防止する車輪ガード装置に関する。
従来、鉄道車両(以下、単に「車両」ともいう)が走行する本線レールに沿って、車輪の脱線を防止する車輪ガード装置を設ける場合がある。特に、曲線軌道などには、本線レールに沿って、車輪が本線レールから脱線することを防止するとともに、車輪が脱線したとしても鉄道車両が軌道外方に大きく逸脱することを防止する車輪ガード装置を設ける場合がある。この車輪ガード装置には、本線レールから脱線しようとする車輪が当接するガードレールを設けたものがある。
例えば、本出願人が出願した先行技術として、まくらぎに固定したベース板上に本線レールとガードレールとを固定し、このガードレールに、本線レールの内側に向けて車輪が脱線するのを防止する外側係止部と、脱線した車両が軌道外方に向けて逸脱するのを防止する内側係止部とを具備させたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−12772号公報
ところで、上記したような車輪ガード装置は、例えば、本線レール上を走行する車両によって生じる振動などを受ける。このため、ガード装置に設けられるガードレールは、緩み防止機能を有するボルト等で固定されている。
しかし、車両の振動によってはガードレールを固定しているボルト等に緩みを生じるおそれがある。ガードレールは、ボルト等に緩みを生じると固定しているガード締結装置から外れるおそれがある。このため、車輪ガード装置にガードレールを取り付けているボルト等は、本線レールの点検時等に点検されているが、その本数は多く、時間と労力を要している。
そこで、本発明は、ガードレールがガード締結装置から外れることを防止できる車輪ガード装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、軌道又はまくらぎに固定される固定部と、脱線しようとする車輪が当接する係止部を有するガードレールと、前記ガードレールを保持する保持部と、前記保持部に保持した前記ガードレールを前記固定部に固定する支持部材及び固定ボルトと、を有するガード締結装置と、前記ガードレールが前記ガード締結装置から離れることを防止するガードレール保持機構と、を備えている。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「ガードレール」は、車輪が本線レールから脱線しようとすると係止部に当接して脱線を防止するように本線レールに沿って設けられるレールをいう。
この構成により、ガード締結装置によって固定部に支持部材で固定されたガードレールは、ガードレールを固定している固定ボルト等が弛んだとしても、ガードレール保持機構によって保持部から外れることを防止できる。
また、前記ガードレール保持機構は、前記固定ボルトの頭部が回転することを防止する回り止め部材を備え、前記回り止め部材は、前記固定ボルトの頭部と係合する係合突起と、該回り止め部材の回転を制限する回転抑止部と、を有し、前記回り止め部材を前記固定ボルトの頭部と係合した状態を維持してボルト軸心方向への移動を制限する止め部材をさらに有していてもよい。このように構成すれば、ガードレールを固定部に固定している固定ボルトの頭部に回り止め部材の係合部を係合させて固定ボルトの回り止めを図ることができる。回り止め部材は、止め部材で固定ボルトの頭部と係合した状態が維持され、固定ボルトの緩みを抑止してガードレールが保持部から外れることを防止できる。
また、前記回り止め部材は、前記係合突起が前記固定ボルトの頭部角部の数の倍数で形成されていてもよい。このように構成すれば、固定ボルトによるガードレールの固定が完了した後でも、固定ボルトの頭部の位置に応じて回り止め部材の係合突起を係合させることができる。よって、回り止め部材の取り付け作業を効率良く行うことができる。
また、前記ガードレール保持機構は、前記ガードレールが前記保持部から上方へ移動することを制限する移動制限部を備えていてもよい。このように構成すれば、ガードレールの固定状態が不安定な状態になっても、移動制限部でガードレールが保持部から外れることを防止できる。
また、前記保持部と前記ガードレールとの間に、軌道方向に延びる係合部を有し、前記移動制限部は、前記係合部と対向する前記保持部に、前記ガードレールの延びる方向に形成された広い壁面を有していてもよい。このように構成すれば、保持部に保持したガードレールに近接した位置に広い壁面があるため、ガードレールは外方への横移動が制限される。これにより、ガードレールは、保持部との間に設けられた係合部により上方へ移動することが制限される。よって、ガードレールが保持部から外れることを防止できる。
また、前記移動制限部は、前記固定部に係合させる係合部と、前記固定部と前記ガードレールとを連結する連結部と、を備えていてもよい。このように構成すれば、ガードレールが上方へ移動しようとしても、連結部によって保持部から上方へ移動することが制限されるので、ガードレールが保持部から外れることを防止できる。
また、前記固定部は、前記軌道又は前記まくらぎに固定する固定部材と、前記固定部材に一端が支持されて回動可能に支持された可動部材と、前記可動部材を前記固定部材に支持する支持軸と、を備え、前記移動制限部は、前記支持軸に一端が支持された前記係合部と、前記ガードレールに他端が連結された前記連結部と、を具備する連結部材を有していてもよい。このように構成すれば、ガードレールが上方へ移動しようとしても、連結部材の係合部が支持軸に支持されているので連結部が上方へ移動することが制限されて、ガードレールが保持部から外れることを防止できる。
また、前記固定部は、前記軌道又は前記まくらぎに固定する固定部材と、前記固定部材に一端が支持されて回動可能に支持された可動部材と、前記可動部材を前記固定部材に支持する支持軸と、を備え、前記移動制限部は、前記可動部材の下部と所定の隙間で配置される前記係合部と、前記係合部の両端部で前記可動部材を跨いで前記ガードレールに連結される前記連結部と、を具備する連結部材を有していてもよい。このように構成すれば、ガードレールが上方へ移動しようとしても、ガードレールに連結部で連結された連結部材の係合部が可動部材の下部に当接して上方へ移動することが制限される。よって、ガードレールが保持部から外れることを防止できる。
また、前記固定部は、前記軌道又は前記まくらぎに固定する固定部材と、前記固定部材に一端が支持されて回動可能に支持された可動部材と、前記可動部材を前記固定部材に支持する支持軸と、を備え、前記移動制限部は、前記可動部材から前記ガードレールの下方に向けて突設された前記係合部と、前記係合部を跨いで前記ガードレールと連結される前記連結部と、を有していてもよい。このように構成すれば、ガードレールが上方へ移動しようとしても、連結部が可動部材から突設された係合部によって上方へ移動することが制限され、ガードレールが保持部から外れることを防止できる。
本発明によれば、ガードレールを保持する保持部からガードレールが外れることを防止することが可能となる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車輪ガード装置を備えた軌道を示す正面図である。 図2は、図1に示す固定部材の斜視図である。 図3は、図1に示す可動部材の斜視図である。 図4は、図1に示す支持部材の斜視図である。 図5は、図1に示すガードレールの斜視図である。 図6は、図1に示す車輪ガード装置の拡大正面図である。 図7は、図6に示す車輪ガード装置の平面図である。 図8は、本発明の第2実施形態に係る車輪ガード装置の正面図である。 図9は、図8に示す車輪ガード装置の平面図である。 図10(A)は、図8に示す第1連結部材の斜視図であり、(B)は図9に示すカラーの斜視図である。 図11は、本発明の第3実施形態に係る車輪ガード装置の正面図である。 図12は、図11に示す車輪ガード装置の左側面図である。 図13は、図11に示すガードレールの斜視図である。 図14は、図11に示す第2連結部材の斜視図である。 図15は、本発明の第4実施形態に係る車輪ガード装置の正面図である。 図16は、図15に示す可動部材と第3連結部材を含む斜視図である。 図17は、図15に示す連結金具の斜視図である。 図18は、本発明に係る車輪ガード装置に用いる回り止め部材を示す斜視図であり、(A)は第1例に係る回り止め部材の斜視図、(B)は第2例に係る回り止め部材の斜視図である。 図19(A)は、図18に示す回り止め部材とともに使用する固定ボルトの斜視図であり、(B)は係止ピンの斜視図である。 図20は、図18(A)に示す回り止め部材と図16に示す固定ボルト及び係止ピンの使用状態を示す斜視図である。 図21は、図20に示す回り止め部材の使用状態における拡大図である。 図22は、図1に示す車輪ガード装置による脱線防止時の作用図である。 図23は、図1に示す車輪ガード装置による逸脱防止時の作用図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では、第1実施形態において車輪ガード装置1の全体構成について説明し、他の実施形態では全体構成に付いての説明は省略する。また、以下に説明する車輪ガード装置1〜4は、ガードレール10が軌道内方に向けて転換可能となった例を説明する。なお、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における方向の概念は、図1に示す軌道110と直交する断面において、本線レール120の間の内側を「内方」、本線レール120の外側を「外方」とする。図1の紙面と直交するガードレール10が延びる方向を「軌道方向」という。
(第1実施形態に係る車輪ガード装置の構成)
図1は、第1実施形態に係る車輪ガード装置1を備えた軌道110を示す正面図である。図2は、図1に示す固定部材21の斜視図である。図3は、図1に示す可動部材22の斜視図である。図4は、図1に示す支持部材27の斜視図である。図5は、図1に示すガードレール10の斜視図である。図6は、図1に示す車輪ガード装置1の拡大正面図である。図7は、図6に示す車輪ガード装置1の平面図である。
図1に示すように、軌道110と直交する方向に配設されたまくらぎ100に、一対のレール締結装置40が設けられている。一対のレール締結装置40のそれぞれにより、本線レール120が軌道110の延びる方向に固定されている。本線レール120は、両側部に設けられた押え金具43をボルト44で床板41に固定することで床板41に固定され、床板41はまくらぎ100にねじくぎ42で固定されている。
そして、上記本線レール120の内方に沿ってガードレール10をそれぞれ配置するように、車輪ガード装置1が設けられている。車輪ガード装置1は、本線レール120の内方に設けられており、複数本間隔のまくらぎ100にガード締結装置20が備えられている。この実施形態の車輪ガード装置1は、ガード締結装置20をまくらぎ100に固定する固定部が、まくらぎ100に固定する固定部材21と、固定部材21に取り付けられる可動部材22とを備えている。これにより、この実施形態の車輪ガード装置1は、ガードレール10が固定された可動部材22を固定部材21に連結された配置状態と、ガードレール10とともに可動部材22を軌道内方に向けて回動させた退避状態(図示する二点鎖線の状態)にできる転換機能を備えている。この転換機能でガードレール10を本線レール120から離れた位置に退避させれば、本線レール120の真下付近のバラストを図示しないタイタンパーやマルチプルタイタンパー等の突き固め機で密に突き固める作業や、レール削正作業等を効率良く行うことができる。
図2に示すように、上記固定部材21は、まくらぎ100に基礎ボルト32(図6)で固定される固定穴31と、可動部材22を固定する連結ボルト24が挿入される連結穴33とが上下方向に設けられている。固定部材21の一端には、可動部材22の一端を支持軸23(図6)で支持する支持穴34が水平方向に設けられている。
図3に示すように、上記可動部材22は、一端側に固定部材21の支持穴34に支持軸23で支持される支持穴35が水平方向に設けられている。中央部分には、上記連結穴33に連結ボルト24を挿入して固定する固定穴36が上下方向に設けられている。可動部材22の他端側には、ガードレール10が支持される一対のU字状の保持部26が設けられている。可動部材22には、保持部26の部分にガードレール10の凹条15(図5)と係合する凸条30が軌道方向に設けられている。これら凸条30と凹条15とによって係合部が構成されている。凸条30と凹条15は、いずれに設けられていてもよい。また、係合部の構成は、凸条30と凹条15とに限られない。
そして、第1実施形態の車輪ガード装置1では、上記保持部26のガードレール10を支持する側に、ガードレール10の延びる方向(軌道方向)に広い壁面25が設けられている。保持部26に広い壁面25を設けることで、後述するようにガードレール10が外れることを防止できる。広い壁面25は、移動制限部であり、ガードレール保持機構の1つである。壁面25は、保持部26の凸条30との間の寸法Xが、ガードレール10のウエブ部11を挿入できる寸法となった位置に設けられている。寸法Xは、例えば、ウエブ部11の寸法に作業性を考慮した数mmを加えた寸法にできる。保持部26に広い壁面25を設けることで、凸条30と対向する部分のガードレール10が延びる方向に平行な広い面を持たせている。
図4に示すように、上記支持部材27は、可動部材22に設けられた一対の保持部26の間に挿入される大きさに形成されている。支持部材27は、ガードレール10と接する面と反対方向の左右位置に一対の補強部27aが設けられている。補強部27aの間には、ボルト穴27bが設けられている。
図5に示すように、上記ガードレール10は、可動部材22に支持部材27で挟持されるウエブ部11と、このウエブ部11の上端に設けられて水平方向に延びるフランジ部12とを有する略T字状断面で形成されている。ガードレール10は、軌道方向に所定間隔で設けられた複数のガード締結装置20に固定される長さを有している。ガードレール10は、フランジ部12の外方端部が外側係止部13となっており、内方端部が内側係止部14となっている。外側係止部13は、車輪が脱線するのを防止し、内側係止部14は、脱線した車両が軌道外方に向けて逸脱するのを防止する(後述する図22、図23)。また、ガードレール10には、可動部材22に設けられた凸条30と係合する凹条15が軌道方向に設けられている。
図6,7に示すように、ガード締結装置20は、固定部材21が基礎ボルト32でまくらぎ100に固定されている。可動部材22は、固定部材21の内方端部に支持軸23で支持されている。可動部材22は、支持軸23を中心に、軌道内方に向けて回動可能となっている。可動部材22は、上記固定部材21に連結ボルト24で固定されている。連結ボルト24は、可動部材22の上方から固定穴36を介して固定部材21の連結穴33に挿入され、90°回転させることで頭部を固定部材21に係止して、その状態でナット24aによって固定される。
ガードレール10は、軌道方向に所定の長さを有しているため、取付け時には、軌道方向に設けられた複数のガード締結装置20の可動部材22に設けられたU字状の保持部26にウエブ部11を入れて仮支持することができる。仮支持されたガードレール10は、支持部材27を介して固定ボルト28とナット29とで可動部材22に固定される。ガードレール10は、可動部材22と支持部材27との間に固定されて可動部材22の上部に配設される。また、ガードレール10は、可動部材22に固定されることで凹条15が凸条30と係合して固定された状態が保たれる。
可動部材22に固定されたガードレール10は、本線レール120に向けて突出する外側係止部13と本線レール120の頭部側面121と所定間隔Aを保つように配設されている。また、この外側係止部13は、上端が本線レール120の上面よりも高さBだけ高い位置に配置されている。これにより、後述するように、車輪Wが脱線することを防止するようになっている。
この実施形態の車輪ガード装置1によれば、支持部材27を固定ボルト28で可動部材22に固定することで配設されたガードレール10は、可動部材22に固定された状態が保たれる。そして、仮に複数のガード締結装置20の一部で固定ボルト28が緩んだとしても、ガードレール10に近接した寸法Xの位置に広い壁面25があるため、ガードレール10の外方への横移動が制限される。そして、保持部26の凸条30とガードレール10の凹条15との係合により、ガードレール10が上方へ移動することが制限される。すなわち、ガードレール10は、固定ボルト28が緩んだとしても保持部26に支持された状態が保たれて、可動部材22から外れることが防止される。よって、ガードレール10を可動部材22に固定した状態が崩れても、ガードレール10が可動部材22から外れることを防止できる。
(第2実施形態に係る車輪ガード装置の構成)
図8は、第2実施形態に係る車輪ガード装置2の正面図である。図9は、図8に示す車輪ガード装置2の平面図である。図10(A)は、図8に示す第1連結部材50の斜視図であり、(B)は図9に示すカラー57の斜視図である。なお、上記第1実施形態の車輪ガード装置1における固定部材21及び支持部材27は同一の構成である。また、可動部材22の保持部37は、ガードレール10が延びる方向の寸法が狭いものとなっている(図9)。さらに、ガードレール10は、第1実施形態と同一の構成に貫通穴16が付加されたものである。上記第1実施形態と同一の構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図8,9に示すように、第2実施形態の車輪ガード装置2は、固定部材21に可動部材22を支持している支持軸58とガードレール10とを第1連結部材50で連結する例である。なお、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「連結」は、自由度の高い隙間を持たせた連結を含む。
図10(A)に示すように、第1連結部材50は、基部51に挿入穴52が設けられている。基部51からは、ガードレール10の方向に延びる延設部53が設けられており、延設部53の先端には第1係合部54が設けられている。第1係合部54は、ガードレール10のウエブ部11を下方から挟むU字状に形成されている。U字状の間隔は、ガードレール10のウエブ部11が挿入できる間隔となっている。第1係合部54には、水平方向に貫通する連結穴55が設けられている。連結穴55は、上下方向に延びる長穴となっている。第1係合部54の基部側には、連結穴55の両側部に係止材54aが設けられている。係止材54aは、図8に示す連結ボルト56の頭部56aの回り止め材である。
図10(B)に示すように、カラー57は、円筒形の部材であり、内径は支持軸58に挿入可能な径に形成され、外径は第1連結部材50の基部51に設けられた挿入穴52が挿入可能な径に形成されている。軸方向の長さは、第1連結部材50の基部51の軸方向寸法よりも長く形成されている。
図8,9に示すように、この実施形態の車輪ガード装置2では、支持軸58が第1実施形態に比べて軌道方向に長いボルトとなっている。この支持軸58が固定部材21の支持穴34に挿入されて可動部材22の支持穴35を支持した状態で、支持軸58の一方にカラー57が挿入される。その後、第1連結部材50の基部51に設けられた挿入穴52がカラー57に挿入され、支持軸58のねじ部にナット59が螺合されてカラーが固定される。この状態では、第1連結部材50の基部51がカラー57の周囲で軸方向に移動可能な状態となっている。
そして、第1連結部材50の先端に設けられたU字状の第1係合部54が、ガードレール10のウエブ部11を下方から挟むように配置される。この実施形態のガードレール10のウエブ部11には1つの貫通穴16が設けられており、第1係合部54の連結穴55を貫通穴16の位置に合わせる。そして、第1係合部54の連結穴55からウエブ部11の貫通穴16に連結ボルト56が挿入される。連結ボルト56は、その頭部56aが係止材54aによって回り止めされた状態にできる。その後、連結ボルト56のねじ部にナット56bを螺合することで、第1連結部材50の第1係合部54がガードレール10のウエブ部11に連結された状態となる。
この実施形態の第1連結部材50は、基部51の挿入穴52がカラー57に沿って軌道方向に拘束されない状態である。また、ガードレール10のウエブ部11と連結された第1係合部54の連結穴55は上下方向に拘束されない長穴となっている。従って、第1連結部材50は、軌道方向にも上下方向にも拘束されない状態となっており、ガード締結装置20の固定部材21と可動部材22との連結及び可動部材22とガードレール10との連結に影響することはない。
この第1連結部材50により、ガードレール10は可動部材22から上方へ外れることが防止される。第1連結部材50によるガードレール10の移動を制限する構成が移動制限部であり、ガードレール保持機構の1つである。この第1連結部材50により、所定間隔で設けられるガード締結装置20に固定されるガードレール10の取付け状態に影響することなく、固定部材21側の支持軸58とガードレール10とが連結された状態を保つことができる。
そして、この車輪ガード装置2によれば、仮に一部の固定ボルト28が緩んだとしても、ガードレール10は第1連結部材50によって支持軸58と連結されているため、可動部材22の保持部37から外れることはない。しかも、第1連結部材50は支持軸58を中心に回動することができるので、可動部材22にガードレール10が固定され状態で一緒に退避状態とすることができ、転換機能を保つことができる。
(第3実施形態に係る車輪ガード装置の構成)
図11は、第3実施形態に係る車輪ガード装置3の正面図である。図12は、図11に示す車輪ガード装置3の左側面図である。図13は、図11に示すガードレール10の斜視図である。図14は、図11に示す第2連結部材60の斜視図である。なお、上記第1実施形態の車輪ガード装置1における固定部材21及び支持部材27は同一の構成である。また、可動部材22は、上記第2実施形態と同一の構成である。さらに、ガードレール10は、上記第2実施形態と同様に、第1実施形態のガードレール10に貫通穴16が付加されたものである。上記第1実施形態及び上記第2実施形態と同一の構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図11,12に示すように、第3実施形態の車輪ガード装置3は、可動部材22に取り付けられたガードレール10を第2連結部材60によって可動部材22から上方に外れないように保持する例である。なお、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「保持」は、所定の隙間を持たせた保持を含む。
図13に示すように、この実施形態のガードレール10には、ウエブ部11の軌道方向に離れて2つの貫通穴16が設けられている。2つの貫通穴16は、第2連結部材60の軌道方向に離れて設けられた一対の連結穴63(図14)と同じ間隔で設けられている。
図14に示すように、上記第2連結部材60は、中央部分に可動部材22の下部と所定の隙間を持った状態で配置される連結材61を有している。連結材61の両端部には、可動部材22を軌道方向の両側方から跨ぐように設けられた一対の第2係合部62を有している。第2係合部62には、水平方向に貫通する連結穴63が設けられている。連結穴63は、上下方向に延びる長穴となっている。支持軸23側の第2係合部62には、連結穴63の両側部に係止材62aが設けられている。係止材62aは、連結ボルト56の頭部56aの回り止め材である。
図11,12に示すように、この実施形態の車輪ガード装置3によれば、ガードレール10が可動部材22に取り付けられた状態で、第2連結部材60によって可動部材22を下方から跨ぐように配置される。そして、連結材61の両端部に設けられた第2係合部62によってガードレール10のウエブ部11を下方から挟むように位置させる。その後、連結ボルト56が第2係合部62の支持軸側の連結穴63からウエブ部11の貫通穴16を介して他方の連結穴63に向けて挿入される。連結ボルト56は、その頭部56aが係止材62aによって回り止めされた状態にできる。その後、連結ボルト56のねじ部にナット56bを螺合することで、第2連結部材60の第2係合部62がガードレール10のウエブ部11に連結された状態となる。
この実施形態の第2連結部材60は、連結材61が可動部材22の下部と所定の隙間を有する状態でガードレール10のウエブ部11と連結されている。また、ガードレール10のウエブ部11と連結された第2連結部材60の連結穴63は上下方向に拘束されない長穴となっている。従って、第2連結部材60は、可動部材22に対しては、軌道方向にも上下方向にも拘束されない状態となっており、ガード締結装置20の固定部材21と可動部材22との連結、可動部材22とガードレール10との連結に影響することはない。
この第2連結部材60により、ガードレール10は可動部材22から上方へ外れることが防止される。第2連結部材60によるガードレール10の移動を制限する構成が移動制限部であり、ガードレール保持機構の1つである。この第2連結部材60により、所定間隔で設けられるガード締結装置20に固定されるガードレール10の取付け状態に影響することなく、可動部材22とガードレール10とが連結された状態を保つことができる。
そして、この車輪ガード装置3によれば、仮に一部の固定ボルト28が緩んだとしても、ガードレール10は第2連結部材60の連結材61が可動部材22の下部に当接して保持部37から外れることはない。しかも、第2連結部材60は可動部材22に固定されたガードレール10と一緒に退避状態とすることができ、転換機能を保つことができる。
(第4実施形態に係る車輪ガード装置の構成)
図15は、第4実施形態に係る車輪ガード装置4の正面図である。図16は、図15に示す可動部材22と第3連結部材70を含む斜視図である。図17は、図15に示す連結金具の斜視図である。なお、上記第1実施形態の車輪ガード装置1における固定部材21及び支持部材27は同一の構成である。また、可動部材22は、上記第2実施形態と同一の構成であるが、第3連結部材70が設けられている。さらに、ガードレール10は、上記第2実施形態と同様に、第1実施形態のガードレール10に貫通穴16が付加されたものである。上記第1実施形態及び上記第2実施形態と同一の構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図15,16に示すように、第4実施形態の車輪ガード装置4は、可動部材22の保持部37におけるレール受面37aの位置からガードレール10の延びる方向に第3連結部材70が突設されている。第3連結部材70は、上面71が保持部37のレール受面37aと連続するような平面に形成され、可動部材22と一体的に構成されている。第3連結部材70は、可動部材22との一体鋳造や、可動部材22に溶接で一体的にすることができる。第3連結部材70は、上面が平面で、下部が半円形の曲面で形成されている。第3連結部材70の端部には、上面を除く部分に突出する鍔部72が設けられている。第4実施形態の車輪ガード装置4は、第3連結部材70とガードレール10のウエブ部11とが係合部材73で連結される。
図17に示すように、係合部材73は、第3連結部材70を下方から跨いでガードレール10のウエブ部11まで延びるU字状に形成されている。係合部材73の上部には、ガードレール10のウエブ部11に設けられている貫通穴16と連結する連結穴74が水平方向に設けられている。
図15に示すように、この実施形態の車輪ガード装置4によれば、ガードレール10が可動部材22に取付けられた状態で、下方から第3連結部材70を跨ぐように係合部材73が配置される。そして、連結ボルト56が係合部材73の連結穴74からウエブ部11の貫通穴16を介して他方の連結穴74に挿入される。その後、連結ボルト56のねじ部にナット56bを螺合することで、可動部材22と一体となった第3連結部材70がガードレール10のウエブ部11に連結された状態となる。この状態では、ガードレール10のウエブ部11と第3連結部材との間には隙間がある。よって、係合部材73で第3連結部材70とガードレール10のウエブ部11とを連結した状態で、ガードレール10の取り付けに影響することはない。
この第3連結部材70により、ガードレール10は可動部材22から上方へ外れることが防止される。この第3連結部材70と係合部材73とによるガードレール10の移動を制限する構成が移動制限部であり、ガードレール保持機構の1つである。この第3連結部材70によれば、所定間隔で設けられるガード締結装置20にガードレール10が固定された後にガードレール10と第3連結部材70とを連結するので、ガードレール10の取付け状態に影響することなく、可動部材22とガードレール10とが連結された状態を保つことができる。
そして、この車輪ガード装置4によれば、仮に一部の固定ボルト28が緩んだとしても、ガードレール10は第3連結部材70に係合部材73で連結されているので、可動部材22から外れることはない。しかも、第3連結部材70と係合部材73は可動部材22にガードレール10を固定した状態で一緒に退避状態とすることができ、転換機能を保つことができる。
(回り止め部材の構成)
図18は、上記車輪ガード装置1〜4などに用いる回り止め部材80,85を示す斜視図であり、(A)は第1例に係る回り止め部材80の斜視図、(B)は第2例に係る回り止め部材85の斜視図である。図19(A)は、図18に示す回り止め部材80,85とともに使用する穴付固定ボルト90の斜視図であり、(B)は係止ピン95の斜視図である。この回り止め部材80は、ガードレール保持機構の1つである。
図18(A)に示す第1例の回り止め部材80は、矩形状に形成された本体部81と、1辺が屈曲された折り曲げ部82とを有している。折り曲げ部82は、可動部材22の曲面に沿うように曲げられている。折り曲げ部82は、可動部材22に当接して回り止め部材80の回転抑止部となる。
そして、矩形状の本体部81には、穴付固定ボルト90の頭部90aが入る部分に12個の係合突起84が設けられた係合穴83が設けられている。係合突起84は、穴付固定ボルト90の頭部角部と係合する角度で形成されている。係合穴83には、穴付固定ボルト90の頭部90aと係合する係合突起84が設けられている。この実施形態では、係合穴83は穴付固定ボルト90の頭部90aが6角頭部であるため、2倍の12個の係合突起84が設けられている。これにより、頭部90aの固定時における角度に応じて係合突起84と係合させることができる。穴付固定ボルト90の頭部90aと可動部材22とが近い中央部分は折り曲げ部82が切除されている。図18(B)に示す第2例の回り止め部材85は、上記係合穴83に18個の係合突起84が設けられた例である。係合穴83の係合突起84を18個とすることで、より穴付固定ボルト90の頭部90aの固定角度に適した取り付けができる。その他の構成は第1例の回り止め部材80と同一である。同一の構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。係合突起84は、穴付固定ボルト90の頭部90aの角部の数に応じて設定すればよく、頭部90aの角部の数の倍数であればよい。回り止め部材80,85としては、例えば、エンジニアリングプラスチック等を利用できる。プラスチック等を用いることで、重量軽減が可能であり、作業性を良くすることができる。
図19(A)に示したように、穴付固定ボルト90は、六角の頭部90aを有するボルトを用いることができる。穴付固定ボルト90の頭部90aには、軸方向と直交する方向にピン穴91が設けられている。ピン穴91は、この例では、六角の頭部90aの異なる面に2本が設けられている。
図19(B)に示すように、穴付固定ボルト90の頭部90aに設けられたピン穴91に挿入する係止ピン95は、U字状に曲げられた一方は直線的に形成され、他方は複数の段部95aを有するように形成されている。係止ピン95は、複数の段部95aによってバネ効果を持たせ、ピン穴91に挿入後の抜け止めを図っている。係止ピン95が、回り止め部材80,85を穴付固定ボルト90の頭部位置に保持して、ボルト軸心方向に移動することを制限する止め部材である。
(車輪ガード装置に回り止め部材を用いた実施形態)
図20は、図18(A)に示す回り止め部材80と図19に示す穴付固定ボルト90及び係止ピン95の使用状態を示す斜視図である。図21は、図20に示す回り止め部材の使用状態における拡大図である。回り止め部材80は、可動部材22にガードレール10が穴付固定ボルト90で固定された状態で使用される。回り止め部材80は、折り曲げ部82を下にした状態で、可動部材22に固定されている穴付固定ボルト90の頭部90aに係合穴83の部分が挿入される。係合穴83には、12個の係合突起84が設けられているため、穴付固定ボルト90の頭部90aの角度に応じて挿入できる位置で挿入される。その後、穴付固定ボルト90の頭部90aに設けられたピン穴91に係止ピン95が挿入される。これにより回り止め部材80のボルト軸心方向への移動が制限される。よって、回り止め部材80は、穴付固定ボルト90の頭部90aと係合した状態が保たれる。
回り止め部材80を穴付固定ボルト90の頭部90aと係合させた状態で取り付けることにより、仮に、穴付固定ボルト90が緩む方向に回転しようとしても、回り止め部材80の折り曲げ部82が可動部材22に当接して穴付固定ボルト90が緩む方向に回転することを止めることができる。よって、穴付固定ボルト90によるガードレール10の取付け状態を安定して維持することが可能となる。この回り止め部材80による穴付固定ボルト90の回転を防止する構成は、ガードレール保持機構の1つである。
図20、図21に示す回り止め部材80を用いた穴付固定ボルト90の回り止めは、上記した第1実施形態における車輪ガード装置1の保持部26の壁面25を用いたガードレール10の外れ止めと組み合わせて使用することができる。また、回り止め部材80を用いた穴付固定ボルト90の回り止めは、第2実施形態〜第4実施形態における車輪ガード装置2,3,4における連結部材50,60,70を用いたガードレール10の外れ止めと組み合わせて使用することができる。
第1実施形態〜第4実施形態の車輪ガード装置1〜4に図20、図21に示す回り止め部材80を組み合わせて使用することで、ガードレール10を可動部材22に固定している穴付固定ボルト90の回り止めを図ることができる。そして、仮に回り止め部材80が外れた場合でも、保持部26の壁面25、又は連結部材50,60,70によってガードレール10が可動部材22から外れることを防止することができる。
(車輪ガード装置の機能)
図22は、図1に示す車輪ガード装置1による脱線防止時の作用図である。図23は、図1に示す車輪ガード装置1による逸脱防止時の作用図である。なお、車両Vの下面には、車輪Wが脱線した場合にガードレール10に当接して車両Vが軌道110から大きく逸脱するのを防ぐための逸脱防止突起部Dが車両長手方向に所定間隔(例えば、1つの車両Vの前後位置)で設けられている。
図22に示すように、車両Vに大きな横力F(この例では図の右側からの横力)が作用した場合、一方の車輪(図の左側)が本線レール120上に乗り上げたとしても、他方の車輪W(図の右側)は内側がガードレール10に接してガードされた状態となる。この状態では、図の右側の車輪Wは本線レール120上を走行しているので、車輪Wの脱線を防ぐことができる。
また、図23に示すように、さらに横力Fが増して、車輪Wがガードレール10を越えて脱線してしまった場合、車両Vは横力Fによって軌道110の外方に飛び出そうとする。この時、車両Vの下部に設けられた逸脱防止突起部Dがガードレール10の内側係止部14に当接して、それ以上、軌道110の外方に向けて逸脱することを防ぐことができる。これにより、仮に車輪Wが脱線したとしても、車両Vを軌道110から大きく逸脱しない状態で停止させることができる。よって、例えば、対向車両との接触などを防ぐことができる。
(総括)
以上のように、上記車輪ガード装置1〜4によれば、ガードレール10がガード締結装置20から外れることを防止できるので、ガードレール10を適切な位置に配置した状態を安定して維持することが可能となる。
なお、上記した実施形態は一例を示しており、回り止め部材80,85のみを使用することもできる。また、回り止め部材80,85は、いずれの実施形態において使用してもよい。また、各実施形態における構成で組み合わせ可能な構成は組み合わせてもよく、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の構成を変更してもよく、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
1〜4 車輪ガード装置
10 ガードレール
11 ウエブ部
15 凹条
16 貫通穴
20 ガード締結装置
21 固定部材(固定部)
22 可動部材(固定部)
23 支持軸
24 連結ボルト
25 壁面(移動制限部)
26 保持部
27 支持部材
28 固定ボルト
29 ナット
30 凸条
34 支持穴
35 支持穴
36 保持部
40 レール締結装置
50 第1連結部材
51 基部
52 挿入穴
53 延設部
54 第1係合部
55 連結穴
56 連結ボルト
57 カラー
58 支持軸
59 ナット
60 第2連結部材
61 連結材
62 第2係合部
63 連結穴
70 第3連結部材
73 係合部材
74 連結穴
80 回り止め部材
81 本体部
82 折り曲げ部
83 係合穴
84 係合突起
85 回り止め部材
90 穴付固定ボルト
95 係止ピン
100 まくらぎ
110 軌道
120 本線レール
X 軌道方向寸法

Claims (9)

  1. 軌道又はまくらぎに固定される固定部と、
    脱線しようとする車輪が当接する係止部を有するガードレールと、
    前記ガードレールを保持する保持部と、前記保持部に保持した前記ガードレールを前記固定部に固定する支持部材及び固定ボルトと、を有するガード締結装置と、
    前記ガードレールが前記ガード締結装置から離れることを防止するガードレール保持機構と、を備えている、
    ことを特徴とする車輪ガード装置。
  2. 前記ガードレール保持機構は、前記固定ボルトの頭部が回転することを防止する回り止め部材を備え、
    前記回り止め部材は、前記固定ボルトの頭部と係合する係合突起と、該回り止め部材の回転を制限する回転抑止部と、を有し、
    前記回り止め部材を前記固定ボルトの頭部と係合した状態を維持してボルト軸心方向への移動を制限する止め部材をさらに有している、
    請求項1に記載の車輪ガード装置。
  3. 前記回り止め部材は、前記係合突起が前記固定ボルトの頭部角部の数の倍数で形成されている、
    請求項2に記載の車輪ガード装置。
  4. 前記ガードレール保持機構は、前記ガードレールが前記保持部から上方へ移動することを制限する移動制限部を備えている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の車輪ガード装置。
  5. 前記保持部と前記ガードレールとの間に、軌道方向に延びる係合部を有し、
    前記移動制限部は、前記係合部と対向する前記保持部に、前記ガードレールの延びる方向に形成された広い壁面を有している、
    請求項4に記載の車輪ガード装置。
  6. 前記移動制限部は、前記固定部に係合させる係合部と、前記固定部と前記ガードレールとを連結する連結部と、を備えている、
    請求項4に記載の車輪ガード装置。
  7. 前記固定部は、前記軌道又は前記まくらぎに固定する固定部材と、前記固定部材に一端が支持されて回動可能に支持された可動部材と、前記可動部材を前記固定部材に支持する支持軸と、を備え、
    前記移動制限部は、前記支持軸に一端が支持された前記係合部と、前記ガードレールに他端が連結された前記連結部と、を具備する連結部材を有している、
    請求項6に記載の車輪ガード装置。
  8. 前記固定部は、前記軌道又は前記まくらぎに固定する固定部材と、前記固定部材に一端が支持されて回動可能に支持された可動部材と、前記可動部材を前記固定部材に支持する支持軸と、を備え、
    前記移動制限部は、前記可動部材の下部と所定の隙間で配置される前記係合部と、前記係合部の両端部で前記可動部材を跨いで前記ガードレールに連結される前記連結部と、を具備する連結部材を有している、
    請求項6に記載の車輪ガード装置。
  9. 前記固定部は、前記軌道又は前記まくらぎに固定する固定部材と、前記固定部材に一端が支持されて回動可能に支持された可動部材と、前記可動部材を前記固定部材に支持する支持軸と、を備え、
    前記移動制限部は、前記可動部材から前記ガードレールの下方に向けて突設された前記係合部と、前記係合部を跨いで前記ガードレールと連結された前記連結部と、を有している、
    請求項6に記載の車輪ガード装置。
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