JP6909274B2 - レール間隔調整構造 - Google Patents

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本発明は、鉄道分岐部などに設けられたガードレールと基本レールとの間隔を調整するためのレール間隔調整構造に関する。
従来、分岐部などでは、基本レールの外方にガードレールを設けて脱線を防止している。ガードレールは、基本レールに対して軌間方向に所定間隔で配置されている。基本レールとガードレールの所定間隔は、間隔の調整が可能な間隔調整構造によって保たれている。この間隔調整構造として、基本レールとガードレールとの間に、軌間方向の厚みがレール長手方向(軌条の延びる方向)に変化する第一間隔調整部材と第二間隔調整部材とを設けたものがある。この間隔調整構造では、第一間隔調整部材と第二間隔調整部材との間の係合面に形成された凹部と凸部の係合位置をレール長手方向に変更することで、基本レールとガードレールの間隔を調整することができる。
この種の先行技術として、図7(A)〜(C)及び図8(A)に示すように、基本レール110とガードレール111との間に第一間隔調整部材101と第二間隔調整部材104とを設け、第一間隔調整部材101と第二間隔調整部材104との接合面を、軌間方向の厚みがレール長手方向に変化する鋸歯状接合面102,105(誇張して記載)としたレール間隔調整構造100がある(例えば、特許文献1参照)。第一間隔調整部材101には、中央部分にボルト孔103が設けられており、第二間隔調整部材104には、レール長手方向L(図9)に延びる長孔106が設けられている。この例では、第二間隔調整部材104の先端部分に、第一間隔調整部材101の先端部分を下方から支持する突出部107が設けられている。
このレール間隔調整構造100では、図8(A)に示すように、鋸歯状接合面102,105を係合させた状態で、第一間隔調整部材101と第二間隔調整部材104とを基本レール110とガードレール111との間に挿入し、ガードレール111側から基本レール110に挿通された固定ボルト118(固定部材)によって固定されている。このレール間隔調整構造100によれば、鋸歯状接合面102,105の係合位置をレール長手方向に変更することで、基本レール110とガードレール111との間隔を調整できる。なお、基本レール110とガードレール111は、床板117の上部に設けられた座金116を介してボルト115でまくらぎ120に固定されている。
特開2003−213601号公報
しかし、上記レール間隔調整構造100では、車輪130が軌間外方Wへ移動することでガードレール111に外向き(軌間中心に対する外向き方向)の横力Fが作用した場合、ガードレール111の外方下端部を支点112として第一間隔調整部材101と第二間隔調整部材104との接触面108の下方端部109に回転モーメントMが作用する。そして、この回転モーメントMにより、ガードレール111と第一間隔調整部材101とが一体的に外方下端部を支点112として外側へ傾こうとする。この力により、図8(B)に示すように、第一間隔調整部材101が第二間隔調整部材104の突出部107から浮き上がって固定ボルト118に接触するおそれがある。そのため、基本レール110、第一間隔調整部材101、第二間隔調整部材104及びガードレール111を固定している固定ボルト118は、回転モーメントMを考慮した強度を有する大きなサイズが必要となる。また、図9に示すように、レール間隔調整構造100は、通常、基本レール110とガードレール111をまくらぎに固定する1箇所のボルト115に対してレール長手方向Lの前後2箇所に設けられる。このため、多くの固定ボルト118が必要となり、固定ボルト118の重量が増すとともに、部品費用も必要となる。
そこで、本発明は、ガードレールに作用する横力の回転モーメントを第一間隔調整部材と第二間隔調整部材との間で適切に支持して固定部材を適切にできるレール間隔調整構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、基本レールとガードレールとの間に軌間方向の厚みがレール長手方向に変化する第一間隔調整部材と第二間隔調整部材とを備えたレール間隔調整構造であって、前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材との接触面は、凹部と凸部とを有する係合面を有し、前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材との前記係合面の係合位置を前記レール長手方向に変更することで前記基本レールと前記ガードレールとの所定間隔を調整した状態で、前記基本レールと前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材と前記ガードレールとを固定する固定部材を備え、前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材との接触部分は、前記ガードレールに作用する軌間外方への横力の回転モーメントを支持するモーメント支持部を有している。
この構成により、基本レールとガードレールとの間隔は、第一間隔調整部材と第二間隔調整部材との係合面に形成された凹部と凸部の係合位置をレール長手方向に変更することで調整できる。しかも、第一間隔調整部材と第二間隔調整部材との接触部分に備えられたモーメント支持部により、ガードレールに作用する軌間外方への横力の回転モーメントを適切に支持することができる。よって、ガードレールに作用する横力によって第一間隔調整部材と第二間隔調整部材とを固定する固定部材に作用する曲げ力を小さくできる。
また、前記モーメント支持部は、前記固定部材の下方における前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材との前記接触面に備えられ、該接触面の下方端部と前記ガードレールに前記回転モーメントが作用する支点とを結ぶ作用線に対して直角未満の角度で形成された支持面を有していてもよい。
このように構成すれば、ガードレールに作用する横力によって両間隔調整部材の間に作用する回転モーメントを、第一間隔調整部材と第二間隔調整部材との間の支持面で適切に支持することができる。
また、前記支持面は、前記作用線に直交する接線に対して所定の角度差を有していてもよい。
このように構成すれば、ガードレールに作用する横力によって両間隔調整部材の間に作用する回転モーメントを、作用線に直交する接線に対して所定の角度差を有する支持面で適切に支持することができる。
また、前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材とは、いずれか一方が前記レール長手方向に延びる開口孔を有し、他方が前記開口孔に挿通する前記固定部材の挿通孔を有し、前記モーメント支持部は、前記挿通孔の側方から前記開口孔に挿入される係止部を有していてもよい。
このように構成すれば、ガードレールに作用する横力によって両間隔調整部材の間に作用する回転モーメントを、第一間隔調整部材と第二間隔調整部材とのいずか一方に備えられた開口孔に挿入される他方の係止部が開口孔の壁面に当接することとで適切に支持することができる。
また、前記係止部は、前記挿通孔の前記レール長手方向における両側方に備えられていてもよい。
このように構成すれば、ガードレールに作用する横力によって両間隔調整部材の間に作用する回転モーメントを、固定部材の両側方に備えられた係止部が開口孔の壁面に当接することで適切に支持することができる。
本発明によれば、ガードレールに作用する横力によって間隔調整部材間に作用する回転モーメントをモーメント支持部で適切に支持するので、第一間隔調整部材と第二間隔調整部材とを固定する固定部材を適切な大きさにすることが可能となる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る第1レール間隔調整構造を示す正面図である。 図2は、図1に示す第1レール間隔調整構造の間隔調整部材を示す図面であり、(A)は2つの間隔調整部材を離した状態の正面図、(B)は2つの間隔調整部材を離した状態の平面図、(C)は2つの間隔調整部材を離した状態の係合面を示す側面図である。 図3は、図1に示す第1レール間隔調整構造においてガードレールに外向きの横力が作用したときの力の関係を示す説明図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係る第2レール間隔調整構造を示す正面図である。 図5は、図4に示す第2レール間隔調整構造の間隔調整部材を示す図面であり、(A)は第一間隔調整部材の正面図、(B)は2つの間隔調整部材を離した状態の平面図、(C)は2つの間隔調整部材を離した状態の係合面を示す側面図、(D)は第一間隔調整部材と第二間隔調整部材とを係合させた状態の平面図である。 図6は、図4に示す第2レール間隔調整構造においてガードレールに外向きの横力が作用したときの力の関係を示す説明図である。 図7は、従来のレール間隔調整構造の間隔調整部材を示す図面であり、(A)は離した状態の正面図、(B)は離した状態の平面図、(C)は離した状態の係合面を示す側面図である。 図8は、従来のレール間隔調整構造を示す図面であり、(A)は正面図、(B)は間隔調整部材の接触部分を示す部分拡大図である。 図9は、従来のレール間隔調整構造の平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、基本レール110とガードレール111との間に備えられた1つのレール間隔調整構造1,2を例に説明する。なお、まくらぎ120、基本レール110、ガードレール111及びこれらのレール110,111をまくらぎ120に固定する構成は、上記した図8と同一の構成であるため、同一の構成には同一符号を付して説明する。
(第1レール間隔調整構造の構成)
図1は、第1実施形態に係る第1レール間隔調整構造1を示す正面図である。図2は、図1に示す第1レール間隔調整構造1の間隔調整部材10,20を示す図面であり、(A)は2つの間隔調整部材10,20を離した状態の正面図、(B)は2つの間隔調整部材10,20を離した状態の平面図、(C)は2つの間隔調整部材10,20を離した状態の係合面15,25を示す側面図である。
図1に基づいて、第1レール間隔調整構造1が備えられた基本レール110とガードレール111の部分について説明する。基本レール110とガードレール111とが設けられた部分の基本構成は、上記した図8と同様であり、まくらぎ120の上面に床板117が設けられ、この床板117の上に基本レール110が配置され、その軌間外方Wにガードレール111が配置されている。基本レール110及びガードレール111は、それぞれ床板117の上部に設けられた座金116を介してボルト115でまくらぎ120に固定されている。
そして、基本レール110とガードレール111との間に、第一間隔調整部材10と第二間隔調整部材20とを有する第1レール間隔調整構造1が備えられている。この第1レール間隔調整構造1により、ガードレール111は基本レール110に対して軌間方向に所定間隔Sで配置されている。所定間隔Sは、基本レール110の上を走行する車輪130が外方に移動してガードレール111に当接した状態でも、車輪130が基本レール110の上を走行している状態を保てる間隔に設定される。
また、ガードレール111の軌間方向の外方には、片方の面がガードレール111の腹部側面に沿う曲面で、もう一方の面が固定部材たる固定ボルト30(固定部材)の頭部が当接する平面となった第1固定座金32が設けられている。さらに、基本レール110の軌間方向の内方には、一方の面が基本レール110の腹部側面に沿う曲面で、もう一方の面が固定ボルト30のねじ部に螺合するナット31が当接する平面となった第2固定座金33が設けられている。そして、第1固定座金32からガードレール111、第一間隔調整部材10、第二間隔調整部材20、基本レール110及び第2固定座金33に挿通された固定ボルト30にナット31を螺合させて、これらが固定されている。
図2に示すように、この実施形態の第1レール間隔調整構造1は、軌間方向の厚みがレール長手方向Lに変化する第一間隔調整部材10と第二間隔調整部材20とを備えている。そして、第一間隔調整部材10と第二間隔調整部材20とのいずれか一方である第二間隔調整部材20がレール長手方向L(図9)に延びる開口孔21を有し、他方である第一間隔調整部材10が開口孔21に挿通する固定ボルト30の挿通孔11を有している。
第一間隔調整部材10は、ガードレール111の腹部側面と接する外面12は、この腹部側面に沿うように形成されている。第二間隔調整部材20は、基本レール110の腹部側面と接する外面22は、この腹部側面に沿うように形成されている。第二間隔調整部材20は、第一間隔調整部材10を下方から支持する突出部23を有している。
また、第一間隔調整部材10と第二間隔調整部材20との接触面14,24は、それぞれ凹部と凸部とを有する係合面15,25を有している。この実施形態では、第二間隔調整部材20の開口孔21の上方と、第一間隔調整部材10の挿通孔11の上方とに係合面15,25がそれぞれ設けられている。これらの係合面15,25は、凹凸状の係合面15と係合面25との係合位置をレール長手方向L(図8)に変更することで、第一間隔調整部材10と第二間隔調整部材20の軌間方向の合計厚みを変更して所定間隔Sを調整することができる。
そして、第一間隔調整部材10と第二間隔調整部材20との接触部分である接触面14,24には、ガードレール111に作用する軌間外方Wへの横力Fの回転モーメントMを支持するモーメント支持部16,26が備えられている。この実施形態のモーメント支持部16,26は、支持面17,27となっている。
(第1レール間隔調整構造による横力の支持)
図3は、図1に示す第1レール間隔調整構造1においてガードレール111に外向きの横力Fが作用したときの力の関係を示す説明図である。ガードレール111の頭部側面に車輪130が接し、車輪130からガードレール111に横力Fが作用した場合、ガードレール111の外方下端部を支点112として第一間隔調整部材10と第二間隔調整部材20との接触面14,24の下方端部に回転モーメントMが作用する。
しかし、第1レール間隔調整構造1には、第一間隔調整部材10と第二間隔調整部材20との接触面14,24における固定ボルト30よりも下方に、ガードレール111に作用する横力Fの回転モーメントMを受けるモーメント支持部16,26としての支持面17,27が備えられている。この実施形態における支持面17,27は、ガードレール111に作用する回転モーメントMの支点112と接触面14,24の下方端部におけるモーメント作用点40とを結ぶ作用線R1に直交する接線R2に対し、直角未満の角度θで形成された面となっている。角度θは、接線R2に対して所定の角度差αを有していればよい。角度差αとしては、例えば、10°〜20°程度にできる。角度差αは、10°〜20°程度の小さな角度差でも回転モーメントMを適切に支持することができる。角度差αは、この実施形態に限定されない。
これにより、支持面17,27で、支点112を中心にして第一間隔調整部材10と第二間隔調整部材20との接触面14,24の下方端部に作用する回転モーメントMを支持し、第一間隔調整部材10が第二間隔調整部材20から浮き上がるのを抑止することができる。すなわち、モーメント支持部16,26たる支持面17,27は、作用線R1に直交する接線R2に対して所定の角度差αを有しているため、この角度差αにより、回転モーメントMを第一間隔調整部材10の支持面17から第二間隔調整部材20の支持面27に伝えて適切に支持することができる。よって、固定ボルト30に対して回転モーメントMによる影響が及ぶことを抑え、固定ボルト30を適切な大きさ(サイズ)にすることができ、固定ボルト30の重量増加を抑え、固定ボルト30に要する費用を低減することが可能となる。
(第2レール間隔調整構造の構成)
図4は、第2実施形態に係る第2レール間隔調整構造2を示す正面図である。図5は、図4に示す第2レール間隔調整構造2の間隔調整部材50,60を示す図面である。(A)は第一間隔調整部材50の正面図、(B)は2つの間隔調整部材50,60を離した状態の平面図、(C)は2つの間隔調整部材50,60を離した状態の係合面55,65を示す側面図、(D)は第一間隔調整部材50と第二間隔調整部材60とを係合させた状態の平面図である。なお、第1レール間隔調整構造1と同一の構成には、第1レール間隔調整構造1における符号に「40」を加えた符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態に係る第2レール間隔調整構造2は、第二間隔調整部材60がレール長手方向L(図9)に延びる開口孔61を有し、第一間隔調整部材50が開口孔61に挿通する固定ボルト30の挿通孔51を有している。
そして、第一間隔調整部材50と第二間隔調整部材60との接触部分には、第一間隔調整部材50の挿通孔51の側方から開口孔61に挿入されるモーメント支持部56たる係止部57が設けられている。この実施形態の係止部57は、挿通孔51のレール長手方向Lにおける両側方に備えられている。
なお、この実施形態では、第一間隔調整部材50に挿通孔51と係止部57とが備えられ、第二間隔調整部材60に開口孔61が備えられているが、それぞれ逆の配置としてもよい。
(第2レール間隔調整構造による横力の支持)
図6は、図4に示す第2レール間隔調整構造2においてガードレール111に外向きの横力Fが作用したときの力の関係を示す説明図である。ガードレール111の頭部側面に車輪130が接し、車輪130からガードレール111に横力Fが作用した場合、ガードレール111の外方下端部を支点112として第一間隔調整部材50と第二間隔調整部材60との接触面54,64の下方端部に回転モーメントMが作用する。
しかし、第2レール間隔調整構造2によれば、第一間隔調整部材50のモーメント支持部56たる係止部57が第二間隔調整部材60の開口孔61の内部まで挿入されているため、この係止部57が開口孔61のモーメント支持部66たる上下の壁面67に当接して回転モーメントMを支持することができる。しかも、この実施形態では、固定ボルト30の両側方において係止部57が開口孔61の壁面67に当接することで回転モーメントMを適切に支持することができる。
これにより、回転モーメントMで第一間隔調整部材50が第二間隔調整部材60から浮き上がるのを防止できる。よって、固定ボルト30を適切な大きさ(サイズ)にすることができ、固定ボルト30の重量増加を抑え、固定ボルト30に要する費用を低減することが可能となる。
(その他の変形例)
上記した実施形態における係合面15,25,55,65は、接触面14,24,54,64の他の位置にも設けてもよい。係合面15,25,55,65を設ける位置は、第一間隔調整部材10,50の挿通孔11,51の上方と、第二間隔調整部材20,60の開口孔21,61の上方とに限定されない。
また、上記レール間隔調整構造1,2を備えさせる間隔は、上記した図8のように、基本レール110とガードレール111をまくらぎに固定する1箇所のボルト115に対してレール長手方向Lの前後2箇所に設けることができる。レール間隔調整構造1,2を備えさせる間隔は、限定されるものではない。
さらに、上記した実施形態は一例を示しており、レール間隔調整構造1,2の構成は本発明の要旨を損なわない範囲で種々の変更は可能であり、上記した実施形態に限定されるものではない。
1 レール間隔調整構造
2 レール間隔調整構造
10 第一間隔調整部材
11 挿通孔
14 接触面
15 係合面
16 モーメント支持部
17 支持面
20 第二間隔調整部材
21 開口孔
24 接触面
25 係合面
26 モーメント支持部
27 支持面
30 固定ボルト(固定部材)
31 ナット(固定部材)
40 モーメント作用点
50 第一間隔調整部材
51 挿通孔
55 係合面
56 モーメント支持部
57 係止部
60 第二間隔調整部材
61 開口孔
65 係合面
66 モーメント支持部
67 壁面
110 基本レール
111 ガードレール
112 支点
115 ボルト
130 車輪
R1 作用線
R2 接線
θ 角度
α 角度差

Claims (4)

  1. 基本レールとガードレールとの間に軌間方向の厚みがレール長手方向に変化する第一間隔調整部材と第二間隔調整部材とを備えたレール間隔調整構造であって、
    前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材との接触面は、凹部と凸部とを有する係合面を有し、
    前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材との前記係合面の係合位置を前記レール長手方向に変更することで前記基本レールと前記ガードレールとの所定間隔を調整した状態で、前記基本レールと前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材と前記ガードレールとを固定する固定部材を備え、
    前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材との接触部分は、前記ガードレールに作用する軌間外方への横力の回転モーメントを支持するモーメント支持部を有しており
    前記モーメント支持部は、前記固定部材の下方における前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材との前記接触面に備えられ、該接触面の下方端部と前記ガードレールに前記回転モーメントが作用する支点とを結ぶ作用線に対して直角未満の角度で形成された支持面を有し、前記作用線に対する前記支持面の角度差により、前記回転モーメントを前記第一間隔調整部材の支持面から前記第二間隔調整部材の前記支持面に伝えて支持するようにした、ことを特徴とするレール間隔調整構造。
  2. 前記支持面は、前記作用線に直交する接線に対して所定の角度差を有している、
    請求項に記載のレール間隔調整構造。
  3. 基本レールとガードレールとの間に軌間方向の厚みがレール長手方向に変化する第一間隔調整部材と第二間隔調整部材とを備えたレール間隔調整構造であって、
    前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材との接触面は、凹部と凸部とを有する係合面を有し、
    前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材との前記係合面の係合位置を前記レール長手方向に変更することで前記基本レールと前記ガードレールとの所定間隔を調整した状態で、前記基本レールと前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材と前記ガードレールとを固定する固定部材を備え、
    前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材との接触部分は、前記ガードレールに作用する軌間外方への横力の回転モーメントを支持するモーメント支持部を有しており
    前記第一間隔調整部材と前記第二間隔調整部材とは、いずれか一方が前記レール長手方向に延びる開口孔を有し、他方が前記開口孔に挿通する前記固定部材の挿通孔を有し、
    前記モーメント支持部は、前記挿通孔の側方から前記開口孔に挿入される係止部を有し、該係止部が前記開口孔のモーメント支持部たる上下の壁面に当接して前記回転モーメントを支持して前記第一間隔調整部材が前記第二間隔調整部材から浮き上がるのを防止した、ことを特徴とするレール間隔調整構造。
  4. 前記係止部は、前記挿通孔の前記レール長手方向における両側方に備えられている、
    請求項に記載のレール間隔調整構造。
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