JP2019129242A - 電子機器筐体用扉の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】開いた扉に更に開く方向へ力が加えられたとしてもヒンジが破損することがなく、しかも、扉の裏面に貼られたラベルに文字を記入する作業の作業性が高くなる電子機器筐体用扉の取付構造を提供する。【解決手段】電子機器筐体1の左側壁11および右側壁12に設けられた突起部21と、扉4に設けられた穴部24とを備える。突起部21と穴部24は、開口部3を挟む両側にそれぞれ設けられ、突起部21が穴部24に係合した係合状態で扉4を開閉自在に支持するヒンジ6を構成する。突起部21の先端部と穴部24の開口縁部には、係合状態で扉4が電子機器筐体1から離れる方向に押圧されることにより、係合状態が解消される方向に推力が発生する取外し用の傾斜面25,32が形成されている。扉4は、穴部24を有しかつ上述した推力によって弾性変形する突片31を有している。【選択図】 図1
Description
本発明は、電子機器筐体の開口部を塞ぐ扉を電子機器筐体に開閉自在かつ着脱可能に取付ける電子機器筐体用扉の取付構造に関する。
従来、電子機器に電池を着脱可能に装備するためには、例えば特許文献1に記載されているように、電子機器筐体の外面に電池を挿入する開口部が形成されている。この種の電子機器筐体において、電池が開口部の内部に配置される場合には、開口部を塞ぐ開閉可能な扉が必要になる。
電子機器筐体に設けられる開閉可能な扉は、例えば特許文献2に開示されている。特許文献2に開示された扉は、電子機器筐体にヒンジを介して揺動自在に支持され、電子機器筐体に対して揺動することにより開口部を開閉する。
ヒンジは、扉の揺動軸線上に位置して開口部内に臨むように電子機器筐体に突設された軸と、扉の両端部に設けられて軸が貫通する曲げ部分とによって構成されている。
ところで、電子機器筐体の開口部内にバックアップ用電池が着脱可能に設置される場合は、開口部を塞ぐ扉の裏面に電池交換日を記載するためのラベルが貼付けられることがある。
ヒンジは、扉の揺動軸線上に位置して開口部内に臨むように電子機器筐体に突設された軸と、扉の両端部に設けられて軸が貫通する曲げ部分とによって構成されている。
ところで、電子機器筐体の開口部内にバックアップ用電池が着脱可能に設置される場合は、開口部を塞ぐ扉の裏面に電池交換日を記載するためのラベルが貼付けられることがある。
特許文献2に示すようなヒンジを用いた扉の取付構造では、開いた状態の扉に更に開く方向へ力が加えられると、ヒンジ部分が破損するおそれがあるという問題があった。このため、扉の裏面に貼付けられたラベルに文字を記入するような場合は、扉を片手で支えながら記入しなければならず、作業性が悪かった。この作業性は、扉が左右方向に開く場合には著しく悪くなる。
本発明の目的は、開いた扉に更に開く方向へ力が加えられたとしてもヒンジが破損することがなく、しかも、扉の裏面に貼られたラベルに文字を記入する作業の作業性が高くなる電子機器筐体用扉の取付構造を提供することである。
この目的を達成するために、本発明に係る電子機器筐体用扉の取付構造は、電子機器筐体の開口部から筐体内に延びる壁と、前記開口部を塞ぐ扉とのうちいずれか一方の部材に設けられ、前記壁の壁面と直交する方向に突出する突起部と、前記壁と前記扉とのうち、前記突起部が設けられていない他方の部材に設けられ、前記突起部が着脱可能に係合する穴部とを備え、前記突起部と前記穴部は、前記開口部を挟む両側にそれぞれ設けられ、前記突起部が前記穴部に係合した係合状態で前記扉を開閉自在に支持するヒンジを構成し、前記突起部の先端部と前記穴部の開口縁部とのうち少なくともいずれか一方には、前記係合状態で前記扉が前記電子機器筐体から離れる方向に押圧されることにより、前記係合状態が解消される方向に推力が発生する取外し用の傾斜面が形成され、前記壁と前記扉とのうち少なくとも一方の部材は、前記突起部または前記穴部を有しかつ前記推力によって弾性変形する突片を有しているものである。
本発明は、前記電子機器筐体用扉の取付構造において、前記突起部の先端部と、前記穴部を有する前記他方の部材における、前記電子機器筐体から取外されている前記扉が前記電子機器筐体に接近することにより前記突起部に最初に当接する先端部とのうち少なくともいずれか一方の先端部には、これらの先端部どうしが接触した状態で前記扉が前記電子機器筐体に取付けられる方向に押圧されることにより前記係合状態が解消される方向に推力が発生する取付け用の傾斜面が形成されていてもよい。
本発明は、前記電子機器筐体用扉の取付構造において、前記穴部を有する前記他方の部材に形成される前記取付け用の傾斜面は、一端が前記穴部に接続された溝の底面によって形成され、前記溝は、前記扉が前記電子機器筐体に対して着脱される場合に前記他方の部材に対して相対的に移動する前記突起部の移動経路に沿って形成されていてもよい。
本発明は、前記電子機器筐体用扉の取付構造において、前記穴部を有する前記他方の部材に形成される前記取付け用の傾斜面は、前記扉が閉じた状態の姿勢で前記電子機器筐体に対して着脱される場合に前記他方の部材に対して相対的に移動する前記突起部の移動経路に沿って形成された第1の傾斜面と、前記扉が開いた状態の姿勢で前記電子機器筐体に対して着脱される場合に前記他方の部材に対して相対的に移動する前記突起部の移動経路に沿って形成された第2の傾斜面とによって構成されていてもよい。
本発明は、前記電子機器筐体用扉の取付構造において、前記ヒンジは、前記扉の一端部を支持し、前記電子機器筐体は、前記ヒンジの軸線方向において互いに離間するように配置された一対の第1の保持片を有し、前記扉の他端部側には、この扉が前記開口部を塞ぐ状態で前記一対の第1の保持片に前記軸線方向において並ぶとともに、これらの第1の保持片にそれぞれ係止される一対の第2の保持片が設けられていてもよい。
本発明によれば、扉は、突起部と穴部とからなるヒンジを中心にして揺動し、電子機器筐体の開口部を開閉する。扉が開いている状態で作業者がこの扉を更に開く方向に押すと、突起部と穴部とが係合した係合状態で扉に電子機器筐体から離れる方向へ押圧されるようになる。このように扉が押圧されると、係合状態にある突起部と穴部とが取外し用の傾斜面を介して互いに押し合うようになり、これら両者に係合状態が解消される方向へ推力が発生する。
この結果、この推力で突片が弾性変形して係合状態が解消される方向に変位し、突起部と穴部との一方に対して他方が取外し用傾斜面に沿って滑るようになる。このように突片が弾性変形している状態で扉が更に押されることによって、突起部と穴部との係合状態が解消されて扉が電子機器筐体から外れる。
扉の裏面に記入用のラベルが貼付けられている場合は、扉を電子機器筐体から離した状態でラベルに文字等を記入することができる。
扉の裏面に記入用のラベルが貼付けられている場合は、扉を電子機器筐体から離した状態でラベルに文字等を記入することができる。
したがって、本発明によれば、開いた扉に更に開く方向へ力が加えられたとしてもヒンジが破損することがなく、しかも、扉の裏面に貼られたラベルに文字を記入する作業の作業性が高くなる電子機器筐体用扉の取付構造を提供することができる。
以下、本発明に係る電子機器筐体用扉の取付構造の一実施の形態を図1〜図12を参照して詳細に説明する。
図1に示す電子機器筐体1は、図1において上下方向および左右方向に延びる前面1aを有する箱状に形成されている。以下において、方向を示すにあたっては、便宜上、図1に示す電子機器筐体1の前面1aに向かって電子機器筐体1を前方から見た状態で図1の上側を上方として行う。
図1に示す電子機器筐体1は、図1において上下方向および左右方向に延びる前面1aを有する箱状に形成されている。以下において、方向を示すにあたっては、便宜上、図1に示す電子機器筐体1の前面1aに向かって電子機器筐体1を前方から見た状態で図1の上側を上方として行う。
電子機器筐体1は、前面1aに開口する部品収納用の凹陥部2を有している。この凹陥部2の開口部3は、電子機器筐体1とは別体に形成された扉4によって塞がれる。以下において、扉4の各部を説明するにあたって位置を特定する場合には、便宜上、扉4が電子機器筐体1の開口部3を塞いでいる状態(図2参照)に基づいて行う。すなわち、扉4の上部とは、扉4が開口部3を塞いでいる状態における上部を意味する。
扉4は、図1に示すように、板状の本体部5を有し、後述するヒンジ6(図3および図4参照)を含む取付構造7によって電子機器筐体1に開閉自在かつ着脱可能に取付けられている。扉4は、図4に示すように、上端部4aが電子機器筐体1に対して前方に離れるように揺動して開く。
電子機器筐体1と扉4は、それぞれ合成樹脂材料によって形成されている。
電子機器筐体1の凹陥部2は、電子機器筐体1の前面1aに形成された開口部3から電子機器筐体1の後方に向けて延びる左側壁11、右側壁12、下壁13および上壁14と、これらの壁に接続された底壁15とによって形成されている。この実施の形態による凹陥部2には、バックアップ用電池16が収納される。
電子機器筐体1の凹陥部2は、電子機器筐体1の前面1aに形成された開口部3から電子機器筐体1の後方に向けて延びる左側壁11、右側壁12、下壁13および上壁14と、これらの壁に接続された底壁15とによって形成されている。この実施の形態による凹陥部2には、バックアップ用電池16が収納される。
電子機器筐体1の開口部3は、凹陥部2内にバックアップ用電池16が挿入された状態で図2に示すように扉4によって閉塞される。この扉4の裏面4b(図1参照)には、文字等を記入可能なラベル17(図1参照)が貼付けられている。バックアップ用電池16が凹陥部2内に収容される場合は、例えばこの電池16を交換した日付をラベル17に記入することができる。
バックアップ用電池16は、凹陥部2の底壁15と、下壁13に突設された保持板18との間に挿入された状態で凹陥部2内に保持される。保持板18は、下壁13における凹陥部2の開口側となる一端部に立設されている。下壁13の左側端部と右側端部とには、凹陥部2の開口端から後方に延びる切欠き19がそれぞれ形成されている。
凹陥部2の左側壁11と右側壁12には、後述するヒンジ6の一部を構成する突起部21(図1および図5参照)がそれぞれ突設されているとともに、扉4を閉じた状態で保持するための第1の保持片22(図1および図6参照)がそれぞれ接続されている。左側壁11の外面11aおよび右側壁12の外面12aには、扉4を開くときに作業者(図示せず)が例えば指の爪を挿入するための凹部23(図1参照)が形成されている。この実施の形態による扉4は、作業者が爪を扉4の端縁に掛けて前方に引くことによって開くように構成されている。この凹部23は、図2に示すように、閉じた状態の扉4の左右両側の上端部と隣接する位置に設けられている。
扉4を支持するヒンジ6は、図1に示すように、電子機器筐体1の左側壁11および右側壁12に設けられた左右一対の突起部21と、扉4に設けられて突起部21が係合する左右一対の長穴からなる穴部24とによって構成されている。穴部24は、図3に示すように、扉4が電子機器筐体1に取付けられて開口部3を塞ぐ状態において、前後方向に延びるように形成されている。このように穴部24が長穴であるために、突起部21は、穴部24に対して穴部24の長手方向に相対的に移動可能な状態で穴部24に係合している。以下においては、突起部21が穴部24の中に入っている状態を単に「係合状態」という。
これらの突起部21と穴部24は、電子機器筐体1の開口部3を挟む左右方向の両側にそれぞれ設けられており、突起部21が穴部24に係合した係合状態となることによって、扉4を開閉自在に支持するヒンジ6を構成する。
突起部21は、図5に示すように、電子機器筐体1の左側壁11および右側壁12の下端部に一体に形成されており、これらの壁11,12の内壁面11b,12bから凹陥部2内に向けて壁面と直交する方向(左右方向)に突出している。この実施の形態においては、左側壁11と右側壁12とが本発明でいう「電子機器筐体の開口部から筐体内に延びる壁」に相当する。
突起部21は、図5に示すように、電子機器筐体1の左側壁11および右側壁12の下端部に一体に形成されており、これらの壁11,12の内壁面11b,12bから凹陥部2内に向けて壁面と直交する方向(左右方向)に突出している。この実施の形態においては、左側壁11と右側壁12とが本発明でいう「電子機器筐体の開口部から筐体内に延びる壁」に相当する。
この実施の形態による突起部21は、円柱状に形成されている。この突起部21の先端部には、図7に示すように、取外し用の傾斜面25と、取付け用の傾斜面26とが形成されている。
取外し用の傾斜面25は、突起部21の後側に形成された平坦面で、突起部21の先端に向かうにしたがって次第に突起部21の前後方向の幅が狭くなるように傾斜して形成されている。
取付け用の傾斜面26は、突起部21の前側に形成された平坦面で、突起部21の先端に向かうにしたがって次第に突起部21の前後方向の幅が狭くなるように傾斜して形成されている。
取外し用の傾斜面25は、突起部21の後側に形成された平坦面で、突起部21の先端に向かうにしたがって次第に突起部21の前後方向の幅が狭くなるように傾斜して形成されている。
取付け用の傾斜面26は、突起部21の前側に形成された平坦面で、突起部21の先端に向かうにしたがって次第に突起部21の前後方向の幅が狭くなるように傾斜して形成されている。
ヒンジ6の穴部24は、図1に示すように、扉4の本体部5に突設された一対の突片31にそれぞれ設けられている。これらの突片31は、扉4が電子機器筐体1に取付けられた状態で上下方向と前後方向とに延びる板状に形成されており、扉4の裏面4bに対して垂直に立設されている。また、これらの突片31は、それぞれ弾性変形により扉4に対して左右方向に僅かに変位(傾斜)することができるように形成されている。
これらの突片31は、図5に示すように、扉4が電子機器筐体1に取付けられた状態において、下端部が下壁13の切欠き19内に挿入された状態で凹陥部2内に収容される。このように突片31が凹陥部2内に収容された状態においては、詳細は後述するが、電子機器筐体1側の突起部21が穴部24の中に入る。
これらの突片31は、図5に示すように、扉4が電子機器筐体1に取付けられた状態において、下端部が下壁13の切欠き19内に挿入された状態で凹陥部2内に収容される。このように突片31が凹陥部2内に収容された状態においては、詳細は後述するが、電子機器筐体1側の突起部21が穴部24の中に入る。
扉4に対する突片31の左右方向の位置は、図5および図7に示すように、突起部21の先端が穴部24の中であって、突片31の厚み方向の中央部に位置するように設定されている。穴部24と突片31の外側面aとの境界になる穴部24の開口縁部には、図7に示すように、面取りが施され、取外し用の傾斜面32が形成されている。この穴部24の取外し用の傾斜面32は、穴部24の穴壁面24aから突片31の外側面31aに向かうにしたがって穴部24の開口幅が次第に大きくなるように傾斜している。
この実施の形態による穴部24の取外し用の傾斜面32は、図7に示すように、扉4が電子機器筐体1に取付けられている状態で上下方向から見たときに、突起部21の取外し用の傾斜面25と重なるように形成されている。
これらの取外し用の傾斜面25,32がこのように形成されていることにより、図8に示すように、扉4が電子機器筐体1から離れる方向(前方)に移動したときに突起部21の取外し用の傾斜面25と穴部24の取外し用の傾斜面32とが互いに接触する。この状態で扉4が電子機器筐体1に対して更に前方に向けて押圧されると、係合状態にある突起部21と穴部24とが取外し用の傾斜面25,32を介して互いに押し合うようになり、図8中に矢印で示すように、これら両者に係合状態が解消される方向へ推力Fが発生する。
これらの取外し用の傾斜面25,32がこのように形成されていることにより、図8に示すように、扉4が電子機器筐体1から離れる方向(前方)に移動したときに突起部21の取外し用の傾斜面25と穴部24の取外し用の傾斜面32とが互いに接触する。この状態で扉4が電子機器筐体1に対して更に前方に向けて押圧されると、係合状態にある突起部21と穴部24とが取外し用の傾斜面25,32を介して互いに押し合うようになり、図8中に矢印で示すように、これら両者に係合状態が解消される方向へ推力Fが発生する。
この結果、この推力Fによって突片31が弾性変形し、図8中に二点鎖線で示すように、係合状態が解消される方向(扉4の左右方向の中央に向かう方向)に突片31が変位する。そして、穴部24が突起部21に対して取外し用の傾斜面25に沿って滑るようになる。このように突片31が弾性変形している状態で扉4が更に前方に向けて押されることによって、突起部21と穴部24との係合状態が解消されて突起部21が突片31の先端部31bを越えて突片31から外れ、図9に示すように扉4が電子機器筐体1から外れる。
突片31の外側面31aには、図1に示すように、補強用リブ33が設けられているとともに、第1および第2の溝34,35が形成されている。第1および第2の溝34,35は、突片31の先端部31bに設けられており、一端が穴部24に接続されるとともに、他端が突片31の端面31cに開口するしている。この突片31の先端部31bは、電子機器筐体1から取外されている扉4が図10および図11に示すように電子機器筐体1に前方から接近することにより突起部21に最初に当接する部位である。
第1の溝34は、穴部24の長手方向の一端から穴部24の長手方向に延びている。第1の溝34が穴部24から延びる方向は、図3に示すように、扉4が電子機器筐体1の開口部3を塞ぐ状態において後方である。第2の溝35は、穴部24の長手方向の一端側から穴部24の長手方向とは直交する方向に延びている。第2の溝35が穴部24から延びる方向は、図3に示すように、扉4が電子機器筐体1の開口部3を塞ぐ状態において下方である。
これらの第1および第2の溝34,35の深さは、穴部24から離れるにしたがって次第に深くなる。このため、第1および第2の溝34,35の底面からなる第1および第2の傾斜面36,37は、穴部24から離れるにしたがって次第に突片31の外側面31aから離れるように傾斜している。この実施の形態においては、これらの第1および第2の溝34,35が本発明でいう「溝」に相当する。また、第1および第2の傾斜面36,37が本発明でいう「穴部を有する他方の部材に設けられている取付け用の傾斜面」に相当する。
電子機器筐体1から外されている扉4を電子機器筐体1に取付けるにあたっては、扉4を図11に示す閉状態の姿勢として行う場合と、扉4を図12に示す開状態の姿勢として行う場合とがある。図11に示すように、扉4を閉状態の姿勢として電子機器筐体1の開口部3に前方から接近させると、図9に示すように、突片31の先端部31bに形成されている第1の溝34の先端(第1の傾斜面36の先端)が突起部21の取付け用の傾斜面26に当接する。一方、図12に示すように、扉4を開状態の姿勢として電子機器筐体1の開口部3に前方から接近させると、図示してはいないが、突片31の先端部31bに形成されている第2の溝35の先端(第2の傾斜面37の先端)が突起部21の取付け用の傾斜面26に当接する。
このように突片31の第1または第2の溝34,35の先端が突起部21の取付け用の傾斜面26に当接している状態で扉4が更に後方に押圧されると、突片31の先端と突起部21とが、取付け用の傾斜面26と第1または第2の傾斜面36,37とを介して互いに押し合うようになり、図10中に矢印で示すように、これら両者に左右方向へ推力Fが発生する。この推力Fは、扉4が電子機器筐体1から外されるときに生じた推力Fと同一の方向、すなわち突起部21と穴部24との係合状態が解消される方向に作用する。
この結果、この推力Fによって突片31が弾性変形し、図10で示すように、上述した係合状態が解消される方向(扉4の左右方向の中央に向かう方向)に突片31が変位する。そして、突起部21に対して突片31が取付け用の傾斜面26に沿って滑るようになる。このように突片31が弾性変形している状態で扉4が更に後方に向けて押されることによって、突起部21が第1または第2の溝34,35の中を通って穴部24に入る(係合する)。すなわち、第1の溝34および第2の溝35は、扉4が閉じた状態あるいは開いた状態の姿勢で電子機器筐体1に対して着脱される場合に突起部21が摺接する位置に、言い換えれば、突片31に対して相対的に移動する突起部21の移動経路に沿ってそれぞれ形成されている。
凹陥部2の左側壁11と右側壁12とに接続された一対の第1の保持片22は、図1に示すように、底壁15の上部に前方へ向けて突設されており、ヒンジ6の軸線方向(左右方向)において所定の間隔をおいて互いに離間するように配置されている。この所定の間隔とは、バックアップ用電池16を挿入可能な間隔である。これらの第1の保持片22は、図1および図6に示すように、上下方向と前後方向とに延びる板状の係止部22aをそれぞれ有している。
この係止部22aには、左右方向に延びる貫通穴41が形成されている。凹陥部2内の左側に設けられている第1の保持片22は、係止部22aの下端と左側壁11とを接続する左側接続部22bを有している。凹陥部2の右側に設けられている第1の保持片22は、係止部22aの下端と右側壁12とを接続する右側接続部22cを有している。
係止部22aには、図6に示すように、扉4が電子機器筐体1の開口部3を塞ぐ状態において、扉4に設けられている一対の係止爪42が係止される。この係止爪42は、図1に示すように、扉4の裏面4bに突設された一対の第2の保持片43にそれぞれ設けられている。
係止部22aには、図6に示すように、扉4が電子機器筐体1の開口部3を塞ぐ状態において、扉4に設けられている一対の係止爪42が係止される。この係止爪42は、図1に示すように、扉4の裏面4bに突設された一対の第2の保持片43にそれぞれ設けられている。
第2の保持片43は、第1の保持片22および上述したヒンジ6とともに扉4の取付構造7を構成するものである。この第2の保持片43は、上述した突片31が下端部に位置する扉4の本体部5の上端部側に設けられており、扉4が電子機器筐体1の開口部3を塞ぐ状態で第1の保持片22の係止部22aとヒンジ6の軸線方向(左右方向)において並ぶ。
この実施の形態による第2の保持片43は、図1に示すように、扉4の上下方向と前後方向とに延びる板43aと、この板43aの先端部分に設けられた係止爪42とによって構成されている。
この実施の形態による第2の保持片43は、図1に示すように、扉4の上下方向と前後方向とに延びる板43aと、この板43aの先端部分に設けられた係止爪42とによって構成されている。
板43aの左右方向の位置は、図6に示すように、扉4が電子機器筐体1の開口部3を塞ぐ状態において、第1の保持片22の係止部22aと凹陥部2の左側壁11または右側壁12との間に挿入される位置である。係止爪42は、この板43aから扉4の左右方向の中央に向けて突出しており、扉4が開口部3を塞ぐ状態で第1の保持片22の貫通穴41に挿入されることによって、第1の保持片22に係止される。この実施の形態による係止爪42は、図1および図6に示すように、断面形状が略三角形状で上下方向に延びる突条となるように形成されている。
一対の第2の保持片43の上端どうしは、図1に示すように、枠体44によって互いに接続されている。枠体44は、第2の保持片43から上方に延びており、扉4の上端部で左右方向に延びている。この枠体44には複数の補強リブ45が設けられている。
上述したように構成された電子機器筐体用扉4の取付構造7において、電子機器筐体1の開口部3を塞いでいる扉4を開くためには、先ず、扉4の上端部を前方に引く。この作業は、作業者が指の爪を電子機器筐体1の凹部23に挿入して扉4の端縁に掛けた状態で行う。このように扉4の上端部が引かれると、第2の保持片43の係止爪42が第1の保持片22から外れ、扉4が前下がりとなる姿勢で傾斜して僅かに開く。
このときには、扉4の突片31が電子機器筐体1の切欠き19の中で上下方向に移動する。そして、図3中に二点鎖線で示すように扉4を前方に引出す。このとき、穴部24が突起部21に対して移動する。その後、ヒンジ6の突起部21を中心にして扉4をその上端部4aが前方に移動するように傾斜させる。このように扉4を傾斜させることにより、図4に示すように扉4が開く。
この開いた扉4を再び閉じる場合は、先ず、扉4を上下方向に延びるように立て、その状態で後方に向けて平行移動させる。この平行移動により、係止爪42が第1の保持片22に係止され、扉4が閉じた状態に保持される。
この開いた扉4を再び閉じる場合は、先ず、扉4を上下方向に延びるように立て、その状態で後方に向けて平行移動させる。この平行移動により、係止爪42が第1の保持片22に係止され、扉4が閉じた状態に保持される。
一方、電子機器筐体1の開口部3を塞いでいる扉4を電子機器筐体1から取外す場合は、先ず、扉4を開くときと同様に、図3中に二点鎖線で示すように、扉4を電子機器筐体1から前方に引き出し、上下方向に延びるような起立した状態とする。次に、扉4をそのままの姿勢あるいは、図4中に二点鎖線で示すように、水平方向に延びるような姿勢として前方に向けて引く。
このように扉4が前方に引かれることにより、ヒンジ6の突起部21と穴部24とが取外し用の傾斜面25,32を介して互いに押し付け合うようになる。この状態で扉4が更に前方に押されることにより、突片31が弾性変形して突起部21と穴部24との係合状態が解消され、扉4が電子機器筐体1から前方に取外される。このとき、扉4が起立した状態で引かれた場合は、突片31の第1の溝34の底面(取付け用の傾斜面26)が突起部21と摺接する。扉4が水平の状態で引かれた場合は、突片31の第2の溝35の底面(取付け用の傾斜面26)が突起部21と摺接する。
扉4が開いて傾斜している状態で更に開く方向、すなわち下方へ押された場合であっても、穴部24の取外し用の傾斜面25が突起部21の取外し用の傾斜面25に押し付けられるために、上述した場合と同様に扉4が電子機器筐体1から外れる。
電子機器筐体1から外された扉4を電子機器筐体1に取付ける場合は、図11および図12に示すように、扉4を起立した姿勢(閉状態の姿勢)あるいは水平になる姿勢(開状態の姿勢)として電子機器筐体1の開口部3に前方から近付ける。そして、扉4が開口部3内に入ると、突片31の第1の溝34の先端(第1の傾斜面36の先端)または第2の溝35の先端(第2の傾斜面37の先端)が突起部21の取付け用の傾斜面26に当接する。
この状態で扉4が更に後方に押圧されることにより、突片31と突起部21とが第1または第2の傾斜面36,37と突起部21の取付け用の傾斜面26とを介して互いに押し付け合うようになる。この結果、突片31が弾性変形して突起部21が第1または第2の溝34,35の中に入る。このように突起部21が第1または第2の溝34,35に入った状態で扉4が更に後方に押圧されることにより、突起部21が第1または第2の溝34,35を通過して穴部24に入り(係合し)、扉4がヒンジ6を介して電子機器筐体1に取付けられる。
このため、この実施の形態による取付構造7によれば、開いた扉4を前方に引くことによって突起部21と穴部24との係合状態が解消されるから、扉4を電子機器筐体1から簡単に取外すことができる。扉4の裏面に記入用のラベル17が貼付けられている場合は、扉4を電子機器筐体1から離した状態でラベル17に文字等を記入することができる。
したがって、この実施の形態によれば、開いた扉4に更に開く方向(下方)へ力が加えられたとしてもヒンジ6が破損することがなく、しかも、扉4の裏面4bに貼られたラベル17に文字を記入する作業の作業性が高くなる電子機器筐体用扉の取付構造を提供することができる。
したがって、この実施の形態によれば、開いた扉4に更に開く方向(下方)へ力が加えられたとしてもヒンジ6が破損することがなく、しかも、扉4の裏面4bに貼られたラベル17に文字を記入する作業の作業性が高くなる電子機器筐体用扉の取付構造を提供することができる。
この実施の形態においては、突起部21の先端部と、電子機器筐体1から取外されている扉4が電子機器筐体1に接近することにより突起部21に最初に当接する突片31の先端部31bとの両方に、取付け用の傾斜面(取付け用の傾斜面26と第1および第2の傾斜面36,37)が形成されている。この取付け用の傾斜面26と第1および第2の傾斜面36,37は、これらの突起部21と突片31の先端部どうしが接触した状態で扉4が電子機器筐体1に取付けられる方向に押圧されることによって、係合状態が解消される方向に推力Fが発生するように形成されている。
このため、扉4を電子機器筐体1に取付けるときに突起部21と、穴部24を有する扉4との一方が他方に対して取付け用の傾斜面26、第1および第2の傾斜面36,37に沿って滑り、突起部21と穴部24との係合状態が解消される方向に突片31が弾性変形する。
したがって、この実施の形態によれば、ヒンジ6が破損することを防ぎながら扉4を電子機器筐体1に取付けることが可能な電子機器器筐体用扉の取付構造を提供することができる。
したがって、この実施の形態によれば、ヒンジ6が破損することを防ぎながら扉4を電子機器筐体1に取付けることが可能な電子機器器筐体用扉の取付構造を提供することができる。
この実施の形態において、穴部24を有する他方の部材(扉4)に形成される取付け用の傾斜面(第1および第2の傾斜面36,37)は、一端が穴部24に接続された第1および第2の溝34,35の底面によって形成されている。この第1および第2の溝34,35は、扉4が電子機器筐体1に対して着脱される場合に扉4に対して相対的に移動する突起部21の移動経路に沿って形成されている。
このため、第1および第2の溝34,35が突起部21を穴部24に導くガイド、あるいは突起部21が穴部24から外れるときの移動方向を規制するガイドとして機能するから、扉4を電子機器筐体1に対して着脱するときの扉4の移動経路が安定する。
したがって、この実施の形態によれば、扉4の取外しおよび取付けをより一層簡単に行うことが可能な電子機器筐体用扉の取付構造を提供することができる。
このため、第1および第2の溝34,35が突起部21を穴部24に導くガイド、あるいは突起部21が穴部24から外れるときの移動方向を規制するガイドとして機能するから、扉4を電子機器筐体1に対して着脱するときの扉4の移動経路が安定する。
したがって、この実施の形態によれば、扉4の取外しおよび取付けをより一層簡単に行うことが可能な電子機器筐体用扉の取付構造を提供することができる。
この実施の形態において、穴部24を有する扉4の突片31には、第1の傾斜面36と第2の傾斜面37とが形成されている。第1の傾斜面36は、扉4が閉じた状態の姿勢で電子機器筐体1に対して着脱される場合に扉4に対して相対的に移動する突起部21の移動経路に沿って形成されている。第2の傾斜面37は、扉4が開いた状態の姿勢で電子機器筐体1に対して着脱される場合に扉4に対して相対的に移動する突起部21の移動経路に沿って形成されている。
このため、扉4が閉じた状態の姿勢と、扉4が開いた状態の姿勢との両方において扉4を電子機器筐体1に着脱することが可能になるから、扉4を着脱するときの姿勢の自由度が高い電子機器筐体用扉の取付構造を提供することができる。
このため、扉4が閉じた状態の姿勢と、扉4が開いた状態の姿勢との両方において扉4を電子機器筐体1に着脱することが可能になるから、扉4を着脱するときの姿勢の自由度が高い電子機器筐体用扉の取付構造を提供することができる。
この実施の形態によるヒンジ6は、扉4の一端部(下端部)を支持している。電子機器筐体1は、ヒンジ6の軸線方向において互いに離間するように配置された一対の第1の保持片22を有している。扉4の他端部側(上端部側)には、一対の第2の保持片43が設けられている。第2の保持片43は、扉4が電子機器筐体1の開口部3を塞ぐ状態で一対の第1の保持片22にヒンジ6の軸線方向において並ぶとともに、これらの第1の保持片22にそれぞれ係止される。
第2の保持片43が第1の保持片22に係止されることによって、扉4がヒンジ6の軸線方向へ移動することができない状態であってかつ電子機器筐体1の開口部3を塞ぐ状態で、電子機器筐体1に固定される。このため、扉4が電子機器筐体1の開口部3を塞いでいる状態で外力によってヒンジ6の軸線方向へ押されたとしても、ヒンジ6の突起部21と穴部24との係合状態が解消されることはない。したがって、扉4が不必要に開くことがない電子機器筐体用扉の取付構造を提供することができる。
上述した実施の形態によるヒンジ6は、電子機器筐体1に設けられた突起部21と、扉4に設けられた穴部24とによって構成されている。しかし、本発明は、このような限定にとらわれることはない。本発明に係る電子機器筐体用扉の取付構造においては、図13に示すように、電子機器筐体1に設けられた穴部24と、扉4に設けられた突起部21とによってヒンジ6を構成することができる。図13において、図1〜図12によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。図13に示す構成を採るにあたっては、扉4の突片31に突起部21を左右方向に突出するように設ける。
上述した実施の形態においては、突起部21に取外し用の傾斜面25を設けるとともに、穴部24に取外し用の傾斜面32を設ける例を示した。しかし、取外し用の傾斜面は、突起部21と穴部24とのうちいずれか一方に設けるだけでもよい。
上述した実施の形態において、突起部21に取付け用の傾斜面26を設け、突片31に取付け用の傾斜面としての第1および第2の傾斜面36,37を設ける例を示した。しかし、取付け用の傾斜面は、突起部21と突片31とのうちいずれか一方に設けるだけでもよい。
また、上述した実施の形態においては、突起部21の先端部に形成された取外し用の傾斜面25および取付け用の傾斜面26がそれぞれ平坦面である例を示した。しかし、この傾斜面は、曲面でもよい。
上述した実施の形態において、突起部21に取付け用の傾斜面26を設け、突片31に取付け用の傾斜面としての第1および第2の傾斜面36,37を設ける例を示した。しかし、取付け用の傾斜面は、突起部21と突片31とのうちいずれか一方に設けるだけでもよい。
また、上述した実施の形態においては、突起部21の先端部に形成された取外し用の傾斜面25および取付け用の傾斜面26がそれぞれ平坦面である例を示した。しかし、この傾斜面は、曲面でもよい。
1…電子機器筐体、3…開口部、4…扉、6…ヒンジ、7…取付構造、11…左側壁(壁)、12…右側壁(壁)、21…突起部、22…第1の保持片、24…穴部、25…取外し用の傾斜面、26…取付け用の傾斜面、31…突片、34…第1の溝(溝)、35…第2の溝(溝)、36…第1の傾斜面、37…第2の傾斜面、43…第2の保持片。
Claims (5)
- 電子機器筐体の開口部から筐体内に延びる壁と、前記開口部を塞ぐ扉とのうちいずれか一方の部材に設けられ、前記壁の壁面と直交する方向に突出する突起部と、
前記壁と前記扉とのうち、前記突起部が設けられていない他方の部材に設けられ、前記突起部が着脱可能に係合する穴部とを備え、
前記突起部と前記穴部は、前記開口部を挟む両側にそれぞれ設けられ、前記突起部が前記穴部に係合した係合状態で前記扉を開閉自在に支持するヒンジを構成し、
前記突起部の先端部と前記穴部の開口縁部とのうち少なくともいずれか一方には、前記係合状態で前記扉が前記電子機器筐体から離れる方向に押圧されることにより、前記係合状態が解消される方向に推力が発生する取外し用の傾斜面が形成され、
前記壁と前記扉とのうち少なくとも一方の部材は、前記突起部または前記穴部を有しかつ前記推力によって弾性変形する突片を有していることを特徴とする電子機器筐体用扉の取付構造。 - 請求項1記載の電子機器筐体用扉の取付構造において、
前記突起部の先端部と、
前記穴部を有する前記他方の部材における、前記電子機器筐体から取外されている前記扉が前記電子機器筐体に接近することにより前記突起部に最初に当接する先端部とのうち少なくともいずれか一方の先端部には、これらの先端部どうしが接触した状態で前記扉が前記電子機器筐体に取付けられる方向に押圧されることにより前記係合状態が解消される方向に推力が発生する取付け用の傾斜面が形成されていることを特徴とする電子機器筐体用扉の取付構造。 - 請求項2記載の電子機器筐体用扉の取付構造において、
前記穴部を有する前記他方の部材に形成される前記取付け用の傾斜面は、一端が前記穴部に接続された溝の底面によって形成され、
前記溝は、
前記扉が前記電子機器筐体に対して着脱される場合に前記他方の部材に対して相対的に移動する前記突起部の移動経路に沿って形成されていることを特徴とする電子機器筐体用扉の取付構造。 - 請求項2または請求項3記載の電子機器筐体用扉の取付構造において、
前記穴部を有する前記他方の部材に形成される前記取付け用の傾斜面は、
前記扉が閉じた状態の姿勢で前記電子機器筐体に対して着脱される場合に前記他方の部材に対して相対的に移動する前記突起部の移動経路に沿って形成された第1の傾斜面と、
前記扉が開いた状態の姿勢で前記電子機器筐体に対して着脱される場合に前記他方の部材に対して相対的に移動する前記突起部の移動経路に沿って形成された第2の傾斜面とによって構成されていることを特徴とする電子機器筐体用扉の取付構造。 - 請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つに記載の電子機器筐体用扉の取付構造において、
前記ヒンジは、前記扉の一端部を支持し、
前記電子機器筐体は、前記ヒンジの軸線方向において互いに離間するように配置された一対の第1の保持片を有し、
前記扉の他端部側には、この扉が前記開口部を塞ぐ状態で前記一対の第1の保持片に前記軸線方向において並ぶとともに、これらの第1の保持片にそれぞれ係止される一対の第2の保持片が設けられていることを特徴とする電子機器筐体用扉の取付構造。
Priority Applications (1)
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JP2018010278A JP2019129242A (ja) | 2018-01-25 | 2018-01-25 | 電子機器筐体用扉の取付構造 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH05254555A (ja) * | 1992-03-16 | 1993-10-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 蓋の開閉装置 |
JPH06302975A (ja) * | 1993-04-19 | 1994-10-28 | Fuji Electric Co Ltd | 電子機器の開閉蓋取付装置 |
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JP2013098197A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Sanyo Electric Co Ltd | 蓋を有する電子機器 |
-
2018
- 2018-01-25 JP JP2018010278A patent/JP2019129242A/ja active Pending
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