JP6678408B2 - 光コネクタシステム及びプラグ側光コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、光コネクタシステム、プラグ側光コネクタ及びレセプタクル側光コネクタに関する。
特許文献1には、シャッター機構とラッチ機構とを備えた光コネクタが記載されている。特許文献1では、シャッター機構は防塵を目的としており、ラッチ機構は、2つの光コネクタであるバックプレーンコネクタ装置(符号26)とドータボードコネクタ装置(符号28)をラッチする。
特開2001−350058号公報
特許文献1記載の光コネクタのように、ラッチ機構とシャッター機構がそれぞれ独立して構成されていると、光コネクタのフットプリントが大きくなってしまい、光コネクタの小型化が困難である。
本発明は、光コネクタの小型化を図ることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、挿入口に開閉可能なシャッターを有するレセプタクル側光コネクタと、前記挿入口の前記シャッターを開けて前記レセプタクル側光コネクタと接続するプラグ側光コネクタとを備え、前記プラグ側光コネクタは、フェルールを有する光モジュールと、前記光モジュールを収容するハウジングと、前記ハウジングに対して移動可能なスライド部材とを有し、前記ハウジングは、前記シャッターが引っ掛かる係止部を有し、前記スライド部材は、解除部を有し、前記レセプタクル側光コネクタと前記プラグ側光コネクタとの接続時に、閉鎖時の外面が前記プラグ側光コネクタの側を向くように前記シャッターが開くとともに、前記係止部に前記シャッターが引っ掛かることによって、前記プラグ側光コネクタが前記レセプタクル側光コネクタにラッチされ、前記ハウジングに対して前記スライド部材を移動させたときに、前記係止部に引っ掛かっている前記シャッターに前記解除部が接触して、ラッチ状態が解除されることを特徴とする光コネクタシステムである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、光コネクタの小型化を図ることができる。
図1は、第1実施形態の光コネクタシステム1の説明図である。 図2は、プラグ側光コネクタ20を前側から見た斜視図である。 図3は、プラグ側光コネクタ20の分解図である。 図4A〜図4Dは、コネクタ接続時の様子の説明図である 図5A〜図5Dは、コネクタ抜去時の様子の説明図である。 図6は、コネクタ接続時の断面図である。 図7Aは、第2実施形態にける上部シャッター15A及び係止部22Bの近傍の拡大図である。図7Bは、第3実施形態における上部シャッター15A及び係止部22Bの近傍の拡大図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
挿入口に開閉可能なシャッターを有するレセプタクル側光コネクタと、前記挿入口の前記シャッターを開けて前記レセプタクル側光コネクタと接続するプラグ側光コネクタとを備え、前記プラグ側光コネクタは、前記シャッターが引っ掛かる係止部を有し、前記レセプタクル側光コネクタと前記プラグ側光コネクタとの接続時に、閉鎖時の外面が前記プラグ側光コネクタの側を向くように前記シャッターが開くとともに、前記係止部に前記シャッターが引っ掛かることによって、前記プラグ側光コネクタが前記レセプタクル側光コネクタにラッチされることを特徴とする光コネクタシステムが明らかとなる。このような光コネクタシステムによれば、シャッター機構とラッチ機構とを別々に設けた場合と比べて、光コネクタの小型化を図ることができる。
前記レセプタクル側光コネクタは、観音開き型の2枚のシャッターを有することが望ましい。これにより、レセプタクル側光コネクタの小型化を図ることができる。
前記2枚のシャッターのうちの一方のシャッターに、前記2枚のシャッターの間の隙間を遮蔽するための遮蔽部が形成されていることが望ましい。これにより、2枚のシャッターの隙間を塞ぐことができる。
前記遮蔽部の形成された前記シャッターに突起部が形成されており、前記プラグ側光コネクタを前記挿入口に挿入する際には、前記プラグ側光コネクタが前記突起部に接触することによって、前記突起部の形成された前記シャッターが先に開き始め、前記プラグ側光コネクタを前記挿入口から抜く際には、前記プラグ側光コネクタが前記突起部に接触することによって、前記突起部の形成された前記シャッターが後に閉じることが望ましい。これにより、2枚のシャッターの開閉時に遮蔽部が邪魔にならずに済む。
前記シャッターは、閉じる方向に力を付勢されていることが望ましい。これにより、シャッターが係止部に引っ掛かりやすくなるとともに、ラッチ後にはシャッターが係止部から外れにくくなる。
前記プラグ側光コネクタは、フェルールを有する光モジュールと、前記光モジュールを収容するハウジングと、前記ハウジングに対して移動可能なスライド部材とを有し、前記ハウジングは、前記シャッターと接触して前記シャッターを押し開く突出部と、前記係止部とを有し、前記スライド部材は、前記ハウジングに対して移動したときに前記係止部に引っ掛かっている前記シャッターと接触してラッチ状態を解除する解除部を有することが望ましい。これにより、シャッターによるラッチ状態を解除できる。
前記ラッチ状態を解除させるために前記ハウジングに対して前記スライド部材を移動させる方向と、前記プラグ側光コネクタを前記レセプタクル側光コネクタから抜去させる方向とが同じ方向であることが望ましい。これにより、ラッチ状態を解除させつつプラグ側光コネクタを抜去させる作業が容易になる。
前記スライド部材は、前記ハウジングの外周を覆う筒状の金属製の本体部を有し、前記プラグ側光コネクタから見て前記レセプタクル側光コネクタの側を前とし、逆側を後とするとき、前記本体部の前側の端部は、前記挿入口に挿入され、前記本体部よりも後側に前記ハウジングの一部が突出しており、前記プラグ側光コネクタは、前記本体部よりも後側に突出した前記ハウジングの一部を覆う金属部材を有することが望ましい。これにより、挿入口のシャッターを開けてプラグ側光コネクタを接続した後でも、電磁波の漏洩を抑制できる。
レセプタクル側光コネクタの挿入口のシャッターを開けて前記レセプタクル側光コネクタと接続するプラグ側光コネクタであって、前記シャッターが引っ掛かる係止部を有し、前記レセプタクル側光コネクタとの接続時に、閉鎖時の外面が前記プラグ側光コネクタの側を向くように開いた前記シャッターが前記係止部に引っ掛かることによって、前記レセプタクル側光コネクタにラッチされることが望ましい。これにより、プラグ側光コネクタの小型化を図ることができる。
挿入口に設けられた開閉可能なシャッターを有し、プラグ側光コネクタが前記挿入口の前記シャッターを開けて接続されたときに、閉鎖時の外面が前記プラグ側光コネクタの側を向くように前記シャッターが開くとともに、前記プラグ側光コネクタの係止部に前記シャッターを引っ掛かけて、前記プラグ側光コネクタをラッチすることが望ましい。これにより、レセプタクル側光コネクタの小型化を図ることができる。
===第1実施形態===
図1は、第1実施形態の光コネクタシステム1の説明図である。光コネクタシステム1は、レセプタクル側光コネクタ10と、プラグ側光コネクタ20とを有する。
以下の説明では、図1に示すように各方向を定義する。すなわち、光コネクタの着脱方向を「前後方向」とし、相手側の光コネクタの側を「前」とし、逆側を「後」とする。また、複数のフェルール(レセプタクル側フェルール11A又はプラグ側フェルール21A)の並ぶ方向を「左右方向」とし、後側から前側を見たときの右側を「右」とし、逆側を「左」とする。また、前後方向及び左右方向に垂直な方向を「上下方向」とする。
<レセプタクル側光コネクタ10の構成>
レセプタクル側光コネクタ10は、図示例では、雌型の光コネクタであるが、雄型の光コネクタであってもよい。レセプタクル側光コネクタ10の雌雄は、プラグ側光コネクタ20と反対の雌雄となればよい。レセプタクル側光コネクタ10は、ここではフロントパネル3に取り付けられるフロントパネルコネクタであるが、バックプレーンコネクタであっても良い。
レセプタクル側光コネクタ10は、複数の光モジュール11と、アダプタハウジング12と、固定部13とを有する。
光モジュール11は、光ファイバ(ここでは光ファイバテープ)の終端に取り付けられたモジュールである。光モジュール11は、レセプタクル側フェルール11Aと、ピンクランプ11Bと、スプリング11Cと、スプリングプッシュ11Dとを有する。レセプタクル側フェルール11Aは、光ファイバの端部を保持する部材であり、ここではMT形光コネクタ(JIS C5981に制定されるF12形光コネクタ。MT:Mechanically Transferable)である。レセプタクル側フェルール11Aの鍔部は、本体外周面から外側に突出しており、アダプタハウジング12の内壁に形成された突出部に接触する。レセプタクル側フェルール11Aは、前側に押圧されながら後退可能にアダプタハウジング12に収容される。具体的には、スプリングプッシュ11Dの突起をアダプタハウジング12の穴に引っ掛けて光モジュール11がアダプタハウジング12に取り付けられると、スプリング11Cがピンクランプ11Bとスプリングプッシュ11Dの間で圧縮変形した状態になり、スプリング11Cの弾性力によってレセプタクル側フェルール11Aがピンクランプ11Bを介して前側に押圧される。
アダプタハウジング12は、固定部13に対して光モジュール11を取り付けるための部材である。アダプタハウジング12は、光モジュール11を装着するためのモジュール装着部12Aを有する。本実施形態では、アダプタハウジング12は、複数のモジュール装着部12Aを有しており、複数の光モジュール11を左右方向に並べて取り付け可能である。モジュール装着部12Aに光モジュール11が装着されると、モジュール装着部12Aの前端面から前側にレセプタクル側フェルール11Aの端面が突出して配置されることになる(図1では不図示:図4A参照)。また、アダプタハウジング12は、自身を固定部13に取り付けるための取付部12Bを有する(図1では不図示:図4A参照)。
固定部13は、レセプタクル側光コネクタ10をフロントパネル3などに固定するための部材である。固定部13は、枠体14と、シャッター15(上部シャッター15A及び下部シャッター15B)とを有する。固定部13は金属製の部材であり、枠体14及びシャッター15も金属製である。
枠体14は、内側に挿入口14Aの形成されたフレーム状の部材である。挿入口14Aは、プラグ側光コネクタ20を挿入するための開口部である(但し、図1では、挿入口14Aはシャッター15で閉じられている)。挿入口14Aは、左右方向に長い長方形状の開口部になっている。枠体14の後側にはアダプタハウジング12が取り付けられている。枠体14の外側には、固定部13をフロントパネル3に固定するための固定台14Bと、プラグ側光コネクタ20をネジ留めするためのネジ留め部14Cとが設けられている。なお、ネジ留め部14Cは、コネクタ接続を確実にするためのものであり、省略することも可能である。
枠体14の挿入口14Aの左右両側には、レセプタクル側案内部14Dと、シャッター抑え部14Eとが形成されている。レセプタクル側案内部14Dは、プラグ側光コネクタ20を前後方向に案内するための部位であり、前後方向に沿った溝状の部位である。シャッター抑え部14Eは、バネ(不図示)によって付勢されたシャッター15と接触する部位である。レセプタクル側案内部14Dは、シャッター抑え部14Eに対して凹んだ形状に構成されており、この凹んだ部位にシャッター15の突起部152が配置されている。
シャッター15は、挿入口14Aを閉じるための板状の部材である。挿入口14Aを閉じることによって防塵を図ることができるとともに、金属製にすることで電磁障害(EMI)対策を施すことができる。本実施形態では、EMI対策のために金属製のシャッター15が採用されているが、防塵目的だけであれば樹脂製のシャッター15でも良い。シャッター15は、プラグ側光コネクタ20をラッチするためのラッチ機構としての機能も有する(後述)。図1には、シャッター15によって挿入口14Aが閉鎖された状態が示されている。閉鎖時のシャッター15では、前側の面が外側を向いた外面となっている。シャッター15は、コネクタ接続時には、閉鎖時の外面がプラグ側光コネクタ20の側を向くように開くことになる(後述:図4C及び図4D参照)。
本実施形態では、プラグ側光コネクタ20は、観音開き型の2枚のシャッター15(上部シャッター15A及び下部シャッター15B)を有する。2枚のシャッター15は、真ん中から上下に開くように構成されており、奥(後側)に向かって倒れるように構成されている。レセプタクル側光コネクタ10が観音開き型の2枚のシャッター15を有することにより、シャッター15とレセプタクル側フェルール11Aとの前後方向の間隔を狭めることが可能になり、レセプタクル側光コネクタ10の小型化を図ることができる。仮に1枚のシャッターで片開きに構成された場合には、1枚のシャッターの上下方向の寸法が長くなるため、シャッターとレセプタクル側フェルール11Aとの間隔を本実施形態よりも広くしなければ、シャッターがレセプタクル側フェルール11Aに接触してしまうことになる。
それぞれのシャッター15は、回転軸16(図1では不図示、図4A参照)で回転可能に支持されている。シャッター15の回転軸16は、左右方向に平行であり、これにより2枚のシャッター15が上下に開くことになる。シャッター15の回転軸16が左右方向(レセプタクル側フェルール11Aの並ぶ方向)と平行であることによって、シャッター15の上下方向の寸法を短くできるため、レセプタクル側光コネクタ10の小型化を図ることができる。
また、それぞれのシャッター15は、バネ(不図示)によって閉じる方向に力を付勢されている。なお、バネの代わりにシャッター15の自重などを利用して、シャッターが閉じる方向に力を付勢されていても良い。図1に示すように、プラグ側光コネクタ20との接続前は、2枚のシャッター15は、枠体14のシャッター抑え部14Eと接触した状態で挿入口14Aを閉じている。後述するように、プラグ側光コネクタ20との接続時には、シャッター15がプラグ側光コネクタ20と接触して後側に倒れて、挿入口14Aが開くことになる。
下部シャッター15Bは、上部シャッター15Aとの隙間を遮蔽するための遮蔽部151(召し合わせ部:図4B参照)を有する。遮蔽部151は、上部シャッター15Aとの隙間からの電磁波の漏洩を抑制するための部位であり、上部シャッター15Aの下縁の後側(裏側)に配置された部位である。遮蔽部151は、下部シャッター15Bの上縁から上側に突出した部位であり、上部シャッター15Aの下縁よりも上側に突出した部位となる。
下部シャッター15Bが上部シャッター15Aの裏側に遮蔽部151(召し合わせ部)を有する場合、2枚のシャッター15を開くときには、下部シャッター15Bから先に開くことが望ましい。また、2枚のシャッター15を閉じるときには、上部シャッター15Aを閉じてから下部シャッター15Bを閉じることが望ましい。このような順序で2枚のシャッター15を開閉できるようにするために、下部シャッター15Bの前側には突起部152が形成されている。突起部152の機能については後述する。
<プラグ側光コネクタ20の構成>
図2は、プラグ側光コネクタ20を前側から見た斜視図である。図3は、プラグ側光コネクタ20の分解図である。以下、図1〜図3を用いてプラグ側光コネクタ20について説明する。
プラグ側光コネクタ20は、図示例では、雄型の光コネクタであるが、雌型の光コネクタであってもよい。プラグ側光コネクタ20の雌雄は、レセプタクル側光コネクタ10と反対の雌雄となればよい。プラグ側光コネクタ20は、複数の光モジュール21と、ハウジング22と、後部カバー23と、スライド部材24とを有する。
光モジュール21は、プラグ側フェルール21Aと、ピンクランプ21Bと、スプリング21Cと、スプリングプッシュ21Dとを有する。光モジュール21は、レセプタクル側光コネクタ10の光モジュール11と同様の構成であるので、ここでは説明を省略する。
ハウジング22は、光モジュール21を取り付けるための部材である。ハウジング22は、光モジュール21を装着するためのモジュール装着部22Aを有する。本実施形態では、ハウジング22は、複数のモジュール装着部22Aを有しており、複数の光モジュール21を左右方向に並べて取り付け可能である。モジュール装着部22Aに光モジュール21が装着されると、モジュール装着部22Aの前端面から前側にプラグ側フェルール21Aの端面が突出して配置されることになる(図2参照)。
ハウジング22の前側には、係止部22Bが形成されている。後述するように、係止部22Bは、コネクタ接続時にレセプタクル側のシャッター15が引っ掛かる部位となる(図4D右図参照)。つまり、プラグ側の係止部22Bとレセプタクル側のシャッター15によってラッチ機構が構成されている。係止部22Bは、ハウジング22の前側から上下方向外側(上又は下)に突出した部位であり、左右方向に沿った凸条として形成されている。但し、係止部22Bは、シャッター15が引っ掛かるように形成されていれば良いので、突出して形成する代わりに溝状に形成しても良く、左右方向に連続した凸条に形成する代わりに左右方向に離散的に配置された凸部として形成されても良い。
本実施形態ではハウジング22が樹脂で形成されている。ハウジング22の上面や係止部22Bは金属製のシャッター15と接触するため摩耗しやすいので、摩耗を抑制するためにハウジング22の前側には金属製の補強部材222が取り付けられている。係止部22Bの外側の表面は、金属製の補強部材222で覆われている(図4D右図参照)。
ハウジング22の前部はスライド部材24の本体部24Aから前側に出ており、このハウジング22の前部の上面(及び下面)には、スライド抑え部22C(図2参照)が形成されている。スライド抑え部22Cは、バネ25によって付勢されたスライド部材24と接触する部位である。スライド抑え部22Cは、ハウジング22の上下面から上下方向外側に突出した部位である。
ハウジング22の後部はスライド部材24の本体部24Aから後側に出ており、このハウジング22の後部の上面(及び下面)には、上下方向外側(上又は下)に突出した凸部22Dが形成されている。凸部22Dが後部カバー23の凹溝231に係合することによって、ハウジング22が後部カバー23に対して固定されることになる。言い換えると、凸部22Dは、ハウジング22を後部カバー23に取り付けるための取付部としての機能を有する。
ハウジング22の後部には、金属カバー221が取り付けられている。金属カバー221は、ハウジング22のモジュール装着部22Aの後側を覆う金属製の部材である。金属カバー221は、スライド部材24から後側に突出したハウジング22の後部を覆い、外部(後側)への電磁波の漏洩を抑制する機能を有する。
後部カバー23は、光モジュール21から後側に延び出た光ファイバ(光ファイバテープ)を保護する部材である。後部カバー23は、上下に分割された上カバー23A及び下カバー23Bから構成されている。上カバー23A及び下カバー23Bの前側の内面には、左右方向に沿った凹溝231が形成されている。ハウジング22の凸部22Dが凹溝231に係合した状態で上カバー23A及び下カバー23Bから上下方向に挟まれることによって、後部カバー23に対してハウジング22が固定されている。
後部カバー23の前側端面には、バネ25と接触するバネ接触部がある。後部カバー23は、バネ25を介してスライド部材24を前側に押圧している。
スライド部材24は、ハウジング22に対して前後方向にスライド可能な部材である。スライド部材24は、バネ25によって前側に付勢された状態で、ハウジング22のスライド抑え部22Cと接触している。スライド部材24は、バネ25の圧縮可能な長さ分だけ、ハウジング22(及び後部カバー23)に対して後側に移動可能である。プラグ側光コネクタ20をレセプタクル側光コネクタ10から外すときに、作業者がスライド部材24を後側に引くと、スライド部材24が、ハウジング22に対して後側にスライドすることになる。スライド部材24は、ハウジング22(スライド抑え部22C)と後側カバーとの間で前側に押圧された状態で後退可能に配置されている。
スライド部材24は、本体部24Aと、鍔部24Bと、突出部24Cとを有する。
本体部24Aは、断面長方形状の角筒状の部位である。角筒状の本体部24Aは、ハウジング22の中央部の外周を覆っている。本体部24Aよりも前側にハウジング22の前部が突出しており、本体部24Aよりも後側にハウジング22の後部が突出している。
鍔部24Bは、本体部24Aの外周面から外側に突出した部位である。鍔部24Bには、バネ25と接触するバネ接触部がある。鍔部24Bと後部カバー23との間には圧縮されたバネ25が配置されている。鍔部24Bは、プラグ側光コネクタ20の抜去時に作業者がスライド部材24を後側に引く部位となる。
突出部24Cは、本体部24Aから前側に突出した部位である。突出部24Cは、光モジュール21の前端(ここではガイドピン)やハウジング22の前端面よりも前側に突出しており、光モジュール21やハウジング22がレセプタクル側光コネクタ10に挿入される前に、レセプタクル側光コネクタ10のシャッター15と接触し、シャッター15を押し開く機能を有する。このため、突出部24Cの上下方向の最大寸法は、レセプタクル側の挿入口14Aの上下方向の寸法よりも小さい。これにより、突出部24Cを挿入口14Aに挿入して、2枚のシャッター15を押し開くことが可能である。また、突出部24Cの上下方向の最大寸法は、ハウジング22の上下方向の寸法よりも大きい。これにより、ハウジング22の上下方向の寸法よりも大きく2枚のシャッター15を開くことが可能である。
突出部24Cは、ハウジング22の左右の外側に一対配置されている。一対の突出部24Cは、ハウジング22や複数の光モジュール21を左右から挟むように配置されている。このため、一対の突出部24Cの左右方向の間隔は、ハウジング22の左右方向の寸法よりも大きい。また、一対の突出部24Cの左右方向の間隔は、レセプタクル側の挿入口14Aの左右方向の寸法よりも小さく、シャッター15の左右方向の寸法よりも小さい。これにより、一対の突出部24Cを挿入口14Aに挿入させ、一対の突出部24Cをシャッター15の左右の縁と接触させてシャッター15を押し開くことが可能になる。
突出部24Cの左右方向外側には、プラグ側案内部24Dが形成されている。プラグ側案内部24Dは、レセプタクル側案内部14Dに沿ってプラグ側光コネクタ20を前後方向に案内するための部位であり、前後方向に沿って左右方向外側に突出した部位である。
プラグ側案内部24Dは、突出部24Cよりも更に前側に突出している。これにより、コネクタ接続時には、突出部24Cがシャッター15と接触する前に、プラグ側案内部24Dがシャッター15と接触することになる。このため、プラグ側案内部24Dは、突出部24Cと同様に、シャッター15を押し開く機能を有する。言い換えると、プラグ側案内部24Dは、突出部24Cの一部でもある。コネクタ抜去時にプラグ側案内部24Dがシャッター15から離れると、シャッター15が閉じられることになる。なお、プラグ側案内部24Dはシャッター15の突起部152と接触することになる(後述:図4B参照)。
突出部24Cには、上下それぞれに解除部241が形成されている。解除部241は、シャッター15によるラッチ状態を解除するための部位であり、傾斜面を有する。傾斜面は、前側ほど上下方向外側に広がるように形成されている。解除部241は、ハウジング22の係止部22Bよりも左右方向の外側に配置されている。また、解除部241は、通常状態ではハウジング22の係止部22Bよりも前側に配置されている。但し、スライド部材24がハウジング22に対して後側に移動すると、解除部241が、係止部22Bの位置に移動する。通常状態ではハウジング22の係止部22Bが突出部24Cよりも上下方向外側に突出しているが(後述:図5A右図参照)、スライド部材24がハウジング22に対して後側に移動すると、解除部241の傾斜面が、係止部22Bよりも上下方向外側に位置することになる(後述:図5B参照)。
スライド部材24は、更に固定用ネジ24Eを有する。固定用ネジ24Eは、いわゆるロングスクリューであり、レセプタクル側光コネクタ10の枠体14にネジ留めをする部材である。固定用ネジ24Eは、コネクタ接続を確実にするためのものであり、省略することも可能である。
<コネクタ接続時の様子>
図4A〜図4Dは、コネクタ接続時の様子の説明図である。図4Bの右側には、下部シャッター15Cの遮蔽部151及び突起部152の近傍の拡大図が示されている。図4C及び図4Dの右側には、上部シャッター15Aの下縁及び係止部22Bの近傍の拡大図が示されている。
図4Aに示すように、作業者は、プラグ側光コネクタ20を持ち、プラグ側光コネクタ20の端部をレセプタクル側光コネクタ10の挿入口14Aに挿入する。このとき、作業者は、プラグ側案内部24Dをレセプタクル側案内部14Dに案内させることによって、レセプタクル側光コネクタ10に対する位置を合わせながらプラグ側光コネクタ20を挿入口14Aに挿入する。
図4Bに示すように、プラグ側案内部24Dが最も前側に突出した部位であるため、プラグ側案内部24Dをレセプタクル側案内部14Dに案内させながらプラグ側光コネクタ20を挿入口14Aに挿入させると、プラグ側案内部24Dがシャッター15に接触する。下部シャッター15Bには突起部152があるため、プラグ側案内部24Dは、上部シャッター15Aと接触する前に下部シャッター15Bに接触する。これにより、遮蔽部151のある下部シャッター15Bから先に開き、その後に上部シャッター15Aが開くことになる。このため、上部シャッター15Aが開くときに、下部シャッター15Bの遮蔽部151が邪魔にならずに済む。
図4Bに示す状態から更にプラグ側光コネクタ20が挿入されると、プラグ側案内部24Dがシャッター15を押し開き、その後、突出部24Cがシャッター15と接触して、突出部24Cがシャッター15を押し開いていくことになる。突出部24C(及びプラグ側案内部24D)は、プラグ側光コネクタ20の光モジュール21の前端(ここではガイドピン)やハウジング22の前端面よりも前側に突出しているため、シャッター15が突出部24Cによって押し開かれた後に、光モジュール21やハウジング22が挿入口14Aに挿入されることになる。
図4Cに示すように、シャッター15は、突出部24Cと接触して奥(後側)に倒れることによって、開くことになる。シャッター15は、閉鎖時の外面がプラグ側光コネクタ20の側を向くように開くことになる。言い換えると、シャッターの閉鎖時の内側の面は、シャッター15の開いたときにプラグ側光コネクタ20の側と反対側を向くことになる。
図4Cに示すように、作業者がプラグ側光コネクタ20を奥まで挿入すると、プラグ側フェルール21Aのガイドピンがレセプタクル側フェルール11Aのガイド穴に嵌合しつつ、フェルール端面同士が突き合わせられる。このとき、フェルール11A,21A(レセプタクル側フェルール11A及びプラグ側フェルール21A)を前側に押圧していた光モジュール10,20のスプリング11C,21Cが圧縮され、フェルール11A,21Aが若干後退する。プラグ側光コネクタ20が奥まで挿入されたとき、プラグ側案内部24D及び突出部24Cはシャッター15の端部よりも前側に位置している。それぞれのシャッター15はバネ(不図示)によって閉じる方向に付勢されているため、図4Cの右図に示すように、上部シャッター15Aの下縁はハウジング22の上面(詳しくは補強部材222の上面)と接触し、下部シャッター15Bの上縁はハウジング22の下面(詳しくは補強部材222の下面)と接触する。この段階では、図4Cの右図に示すように、ハウジング22の係止部22Bは、シャッター15の端部よりも若干前側に位置している。
図4Cに示すようにプラグ側光コネクタ20が奥まで挿入された後、作業者は、挿入作業を終えてプラグ側光コネクタ20から手を離すことになる。図4Cに示す状態の時に光モジュール10,20のスプリング11C,21Cが圧縮されたため、作業者がプラグ側光コネクタ20から手を離すと、図4Dに示すように、圧縮されたスプリング11C,21Cの力を受けてプラグ側光コネクタ20がレセプタクル側光コネクタ10に対して若干後退する。このとき、図4Dに示すように、ハウジング22の上側の係止部22Bが上部シャッター15Aの下縁に引っ掛かり、ハウジング22の下側の係止部22Bが下部シャッター15Bの上縁に引っ掛かり、これによりプラグ側光コネクタ20がレセプタクル側光コネクタ10にラッチされる。つまり、図4Dに示す状態からプラグ側光コネクタ20がレセプタクル側光コネクタ10から抜けなくなる。なお、それぞれのシャッター15はバネ(不図示)によって閉じる方向に付勢されているため、ラッチ時にはシャッター15の端部がハウジング22の係止部22Bに引っ掛かりやすくなっており、ラッチ後にはシャッター15が係止部22Bから外れにくくなっている。
なお、図4Cの状態から図4Dの状態になるときに、シャッター15の端部のエッジがハウジング22の表面を擦ることになる。また、図4Dの状態になるときに、シャッター15の端部のエッジが係止部22Bに突き当たることになる。本実施形態ではシャッター15が金属製であるため、シャッター15のエッジによってハウジング22の表面や係止部22Bが摩耗しやすいので、摩耗を抑制するために金属製の補強部材222が配置されている。
最後に、プラグ側光コネクタ20のスライド部材24の固定用ネジ24Eをレセプタクル側光コネクタ10のネジ留め部14Cにネジ留めすることになる。これにより、プラグ側光コネクタ20がレセプタクル側光コネクタ10に強固に固定され、コネクタ接続が確実なものになる。なお、この段階ではプラグ側光コネクタ20がレセプタクル側光コネクタ10にラッチされた状態であるため(図4D参照)、プラグ側光コネクタ20の固定用ネジ24Eの操作が容易である。
本実施形態の光コネクタシステム1によれば、レセプタクル側光コネクタ10は、挿入口14Aに開閉可能なシャッター15を有しており、プラグ側光コネクタ20は、挿入口14Aのシャッター15を開けてレセプタクル側光コネクタ10と接続することになる。そして、本実施形態では、プラグ側光コネクタ20が、シャッター15の引っ掛かる係止部22Bを有しており、コネクタ接続時に、係止部22Bにシャッター15が引っ掛かることによって、プラグ側光コネクタ20がレセプタクル側光コネクタ10にラッチされる(図4Dの右図参照)。これにより、シャッター15を利用してプラグ側光コネクタ20をラッチすることができるため、シャッター機構とラッチ機構とを別々に設けた場合と比べて、レセプタクル側光コネクタ10やプラグ側光コネクタ20の小型化を図ることができる。
<コネクタ抜去時の様子>
図5A〜図5Dは、コネクタ抜去時の様子の説明図である。図5A及び図5Bの右側には、上部シャッター15Aの下縁及び係止部22Bの近傍の拡大図が示されている。図5Dの右側には、下部シャッター15Cの遮蔽部151及び突起部152の近傍の拡大図が示されている。なお、コネクタ抜去時には、作業者は、予めプラグ側光コネクタ20の固定用ネジ24Eをレセプタクル側光コネクタ10のネジ留め部14Cから外しておく。
図5Aに示す状態では、ハウジング22の上側の係止部22Bが上部シャッター15Aの端部に引っ掛かり、ハウジング22の下側の係止部22Bが下部シャッター15Bの端部に引っ掛かり、これによりプラグ側光コネクタ20がレセプタクル側光コネクタ10にラッチされている(つまり図4Dと同じ状態である)。この段階では、スライド部材24の解除部241は、ハウジング22の係止部22Bよりも前側に配置されている。このような状態から、作業者は、プラグ側光コネクタ20をレセプタクル側光コネクタ10から引き抜くために、スライド部材24を後側(作業者から見て手前側)に引くことになる。
図5Bに示すように、作業者がスライド部材24を後側(作業者から見て手前側)に引くと、スライド部材24がハウジング22に対して後側に移動する。これにより、スライド部材24の解除部241が後側に移動し、係止部22Bの位置まで移動する。このとき、係止部22Bに引っ掛かっていたシャッター15の端部が解除部241に接触し、解除部241が後側に移動するとともにシャッター15が押し上げられて、シャッター15の端部とハウジング22の係止部22Bとのラッチ状態が解除される。ラッチ状態が解除されると、圧縮されたスプリング11C,21Cの力を受けてプラグ側光コネクタ20がレセプタクル側光コネクタ10に対して若干後退する。
図5Cに示すように、作業者は、ラッチ状態の解除後も、プラグ側光コネクタ20をレセプタクル側光コネクタ10から引き抜くために、スライド部材24を後側(作業者から見て手前側)に引く動作を継続する。シャッター15は、解除部241の傾斜面に沿って押し上げられた後、プラグ側光コネクタ20の突出部24Cが挿入口14Aから徐々に引き抜かれるのに伴って、突出部24C及びプラグ側案内部24Dに接触しながら徐々に閉じていくことになる。
図5Dに示すように、突出部24Cがシャッター15と離れた後に、プラグ側案内部24Dがシャッター15と離れることになる。下部シャッター15Bには突起部152があるため、プラグ側案内部24Dは、上部シャッター15Aと離れた後に下部シャッター15Bと離れることになる。このため、上部シャッター15Aから先に閉じて、その後に遮蔽部151(召し合わせ部)のある下部シャッター15Bが閉じることになる。これにより、上部シャッター15Aが閉じるときに、下部シャッター15Bの遮蔽部151が邪魔にならずに済む。仮に下部シャッター15Bが上部シャッター15Aよりも先に閉じてしまうと、上部シャッター15Aが下部シャッター15Bの遮蔽部151と干渉し、上部シャッター15Aを完全に閉じることができなくなってしまうのに対し、本実施形態では、遮蔽部151を有する下部シャッター15Bに突起部152が設けられているため、2枚のシャッター15を順番に閉じることができ、2枚のシャッター15を正常に閉じることができる。
本実施形態によれば、プラグ側光コネクタ20は、係止部22Bを有するハウジング22と、ハウジング22に対して移動可能なスライド部材24とを有している。そして、スライド部材24は、ハウジング22に対して後側に移動したときに係止部22Bに引っ掛かっているシャッター15と接触してラッチ状態を解除する解除部241を有している。これにより、シャッター15を用いたラッチ状態を解除して、プラグ側光コネクタ20を抜去ことができる。
また、本実施形態によれば、ラッチ状態を解除させるためにスライド部材24を移動させる方向と、プラグ側光コネクタ20をレセプタクル側光コネクタ10から抜去させる方向とが同じ方向である。これにより、作業者は、スライド部材24を後側に引く動作を行うだけで、ラッチ状態の解除と、プラグ側光コネクタ20の抜去とを両方行うことができるため、プラグ側光コネクタ20の抜去作業が容易になる。
<EMI対策>
レセプタクル側光コネクタ10の取り付けられるフロントパネル3(図1参照)は、通常、金属製である。また、本実施形態では、レセプタクル側光コネクタ10の枠体14及びシャッター15は金属製である。プラグ側光コネクタ20との接続前はシャッター15が閉じているため、この状態(図1に示す状態)では、挿入口14Aを含むパネルの前面が金属製の部材で覆われている。このため、接続前のレセプタクル側光コネクタ10からの電磁波の漏洩を抑制できる。
一方、コネクタ接続時にはシャッター15が開くため、開いたシャッター15から電磁波が漏洩するおそれがある。これに対し、本実施形態では、次に説明するように、プラグ側光コネクタ20に金属製の部材を配置することによって、コネクタ接続時の電磁波の漏洩を抑制している。
図6は、コネクタ接続時の断面図である。図中では、金属製の部品が太線で示されている。なお、プラグ側光コネクタ20のハウジング22と後部カバー23は樹脂製である。
プラグ側光コネクタ20のスライド部材24は、ハウジング22の外周を覆う筒状の本体部24Aを有する。本体部24Aを含むスライド部材24は、金属製の部材である。コネクタ接続時には、金属製の本体部24Aの前側の端部が、レセプタクル側光コネクタ10の挿入口14Aに挿入される。これにより、コネクタ接続時に本体部24Aの外側からの電磁波の漏洩を抑制できる。
また、スライド部材24の本体部24Aの後側からハウジング22の一部が突出して配置されており(図2参照)、本実施形態では、この部位(ハウジング22の後部)を金属カバー221が覆っている。これにより、コネクタ接続時に本体部24Aの内側からの電磁波の漏洩を抑制できる。
===別の実施形態===
第1実施形態では、係止部22Bは、ハウジング22の上面又は下面から上下方向外側に突出した部位であり、左右方向に沿った凸条として形成されていた。但し、係止部22Bは、突出した形状に限られるものではなく、凹形状であっても良い。
図7Aは、第2実施形態にける上部シャッター15A及び係止部22Bの近傍の拡大図である。第2実施形態の係止部22Bは、ハウジング22の上面(及び下面)に凹状に形成されており、左右方向に沿った溝として形成されている。第2実施形態においても、コネクタ接続時に、係止部22Bにシャッター15が引っ掛かる。
また、第1実施形態では、シャッター15の端部(例えば上部シャッター15Aの下縁)が係止部22Bに引っ掛かっていた。但し、係止部22Bに引っ掛かるシャッター15の部位は、端部に限られるものではない。
図7Bは、第3実施形態における上部シャッター15A及び係止部22Bの近傍の拡大図である。第3実施形態では、シャッター15の前面側に凹状の溝が形成されており、この溝が係止部22Bに引っ掛かる。
上記の第2実施形態及び第3実施形態においても、シャッター15が係止部22Bに引っ掛かることによって、プラグ側光コネクタ20がレセプタクル側光コネクタ10にラッチされる。これにより、シャッター15を利用してプラグ側光コネクタ20をラッチすることができるため、シャッター機構とラッチ機構とを別々に設けた場合と比べて、レセプタクル側光コネクタ10やプラグ側光コネクタ20の小型化を図ることができる。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
<シャッター15について>
前述のシャッター15は、固定された回転軸16を軸としてシャッター15が奥(後側)に向かって倒れるように構成されていた。但し、コネクタ接続時に回転軸16が移動することによってシャッター15が開くように構成されても良い。具体的には、プラグ側光コネクタ20の挿入とともに回転軸16が前側にスライドしていき、閉鎖時のシャッター15の外面がプラグ側光コネクタ20の側を向くようにシャッター15が開くことによって、係止部22Bにシャッター15が引っ掛かるように構成すると良い。
1 光コネクタシステム、3 フロントパネル、
10 レセプタクル側光コネクタ、11 光モジュール、
11A レセプタクル側フェルール、11B ピンクランプ、
11C スプリング、11D スプリングプッシュ、
12 アダプタハウジング、12A モジュール装着部、12B 取付部、
13 固定部、14 枠体、
14A 挿入口、14B 固定台、14C ネジ留め部、
14D レセプタクル側案内部、14E シャッター抑え部、
15 シャッター、15A 上部シャッター、15B 下部シャッター、
151 遮蔽部、152 突起部、16 回転軸、
20 プラグ側光コネクタ、21 光モジュール、
21A プラグ側フェルール、21B ピンクランプ、
21C スプリング、21D スプリングプッシュ、
22 ハウジング、22A モジュール装着部、221 金属カバー、
22B 係止部、222 補強部材、
22C スライド抑え部、22D 凸部(取付部)、
23 後部カバー、23A 上カバー、23B 下カバー、231 凹溝、
24 スライド部材、24A 本体部、
24B 鍔部、24C 突出部、
24D プラグ側案内部、24E 固定用ネジ、
241 解除部、25 バネ

Claims (10)

  1. 挿入口に開閉可能なシャッターを有するレセプタクル側光コネクタと、
    前記挿入口の前記シャッターを開けて前記レセプタクル側光コネクタと接続するプラグ側光コネクタと
    を備え、
    前記プラグ側光コネクタは、フェルールを有する光モジュールと、前記光モジュールを収容するハウジングと、前記ハウジングに対して移動可能なスライド部材とを有し、
    前記ハウジングは、前記シャッターが引っ掛かる係止部を有し、
    前記スライド部材は、解除部を有し、
    前記レセプタクル側光コネクタと前記プラグ側光コネクタとの接続時に、閉鎖時の外面が前記プラグ側光コネクタの側を向くように前記シャッターが開くとともに、前記係止部に前記シャッターが引っ掛かることによって、前記プラグ側光コネクタが前記レセプタクル側光コネクタにラッチされ、
    前記ハウジングに対して前記スライド部材を移動させたときに、前記係止部に引っ掛かっている前記シャッターに前記解除部が接触して、ラッチ状態が解除される
    ことを特徴とする光コネクタシステム。
  2. 請求項1に記載の光コネクタシステムであって、
    前記レセプタクル側光コネクタは、観音開き型の2枚のシャッターを有することを特徴とする光コネクタシステム。
  3. 請求項2に記載の光コネクタシステムであって、
    前記2枚のシャッターのうちの一方のシャッターに、前記2枚のシャッターの間の隙間を遮蔽するための遮蔽部が形成されていることを特徴とする光コネクタシステム。
  4. 請求項3に記載の光コネクタシステムであって、
    前記遮蔽部の形成された前記シャッターに突起部が形成されており、
    前記プラグ側光コネクタを前記挿入口に挿入する際には、前記プラグ側光コネクタが前記突起部に接触することによって、前記突起部の形成された前記シャッターが先に開き始め、
    前記プラグ側光コネクタを前記挿入口から抜く際には、前記プラグ側光コネクタが前記突起部に接触することによって、前記突起部の形成された前記シャッターが後に閉じる
    ことを特徴とする光コネクタシステム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光コネクタシステムであって、
    前記シャッターは、閉じる方向に力を付勢されていることを特徴とする光コネクタシステム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の光コネクタシステムであって、
    前記スライド部材は、前記シャッターと接触して前記シャッターを押し開く突出部を有することを特徴とする光コネクタシステム。
  7. 請求項6に記載の光コネクタシステムであって、
    前記ラッチ状態を解除させるために前記ハウジングに対して前記スライド部材を移動させる方向と、前記プラグ側光コネクタを前記レセプタクル側光コネクタから抜去させる方向とが同じ方向であることを特徴とする光コネクタシステム。
  8. 請求項6又は7に記載の光コネクタシステムであって、
    前記スライド部材は、前記ハウジングの外周を覆う筒状の金属製の本体部を有し、
    前記プラグ側光コネクタから見て前記レセプタクル側光コネクタの側を前とし、逆側を後とするとき、前記本体部の前側の端部は、前記挿入口に挿入され、
    前記本体部よりも後側に前記ハウジングの一部が突出しており、
    前記プラグ側光コネクタは、前記本体部よりも後側に突出した前記ハウジングの一部を覆う金属部材を有する
    ことを特徴とする光コネクタシステム。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の光コネクタシステムであって、
    前記スライド部材は、前記ハウジングを左右から挟むように配置された解除部を有し、
    前記解除部は、前記ハウジングの前記係止部よりも左右方向の外側に配置されており、
    前記ハウジングに対して前記スライド部材を移動させたときに、前記係止部に引っ掛かっている前記シャッターの左右の縁に前記解除部が接触して、ラッチ状態が解除される
    ことを特徴とする光コネクタシステム。
  10. レセプタクル側光コネクタの挿入口のシャッターを開けて前記レセプタクル側光コネクタと接続するプラグ側光コネクタであって、
    フェルールを有する光モジュールと、
    前記光モジュールを収容するハウジングと、
    前記ハウジングに対して移動可能なスライド部材と
    を有し、
    前記ハウジングは、前記シャッターが引っ掛かる係止部を有し、
    前記スライド部材は、解除部を有し、
    前記レセプタクル側光コネクタとの接続時に、閉鎖時の外面が前記プラグ側光コネクタの側を向くように開いた前記シャッターが前記係止部に引っ掛かることによって、前記レセプタクル側光コネクタにラッチされ、
    前記ハウジングに対して前記スライド部材を移動させたときに、前記係止部に引っ掛かっている前記シャッターに前記解除部が接触して、ラッチ状態が解除される
    ことを特徴とするプラグ側光コネクタ。
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