JP2019129036A - 積層装置及び積層方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】正極、負極及びセパレータを積層させる積層装置において、スループットの向上を提供。【解決手段】正極供給ステージ23は正極10を供給し、負極供給ステージ33は負極12を供給する。第一及び第二受取テーブル24、34は、正極10及び負極12を載置可能。電極搬送ホルダ72は、第一受取テーブル24に正極10を搬送するとともに第二受取テーブル34に負極12を搬送する第一搬送動作と、第一受取テーブル24に負極12を搬送するとともに第二受取テーブル34に正極10を搬送する第二搬送動作が可能。第一積層テーブル50Aは、第一搬送動作後に第一受取テーブル24から正極10が積層されるとともに、第二搬送動作後に第一受取テーブル24から負極12が積層され、第二積層テーブル50Bは、第一搬送動作後に第二受取テーブル34から負極12が積層されるとともに、第二搬送動作後に第二受取テーブル34から正極10が積層される。【選択図】図1

Description

本発明は、電池積層体の積層装置及び積層方法に関する。
リチウムイオン二次電池等の電極構造として、枚葉積層構造が知られている。当該構造では、正極シート、セパレータ、負極シート、セパレータ、正極シート・・・と順に各シートが積層される。
正極シートの一辺に金属端子である正極タブが設けられる。同様にして、負極シートの一辺に金属端子である負極タブが設けられる。両者の短絡を避けるために、正極タブと負極タブは対向するようにして積層される。
例えば特許文献1では、図7に示すような、正極ポジションテーブル100、負極ポジションテーブル102、セパレータポジションテーブル104A,104B、及び積層テーブル106を備えた積層装置が開示されている。正極ポジションテーブル100と負極ポジションテーブル102は、それぞれタブが逆方向となるように正極シート108及び負極シート110を保持する。
積層テーブル106は正極側と負極側とを往復する。例えば正極ポジションテーブル100から正極シート108が積層されるとともに、セパレータポジションテーブル104Aからセパレータ112が積層される。その後積層テーブル106は負極側に移動し、負極ポジションテーブル102から負極シート110が積層されるとともに、セパレータポジションテーブル104Bからセパレータ112が積層される。
特許第5588579号公報
ところで、従来の積層装置においては、例えば正極ポジションテーブルから積層テーブルに正極シートを積層させる際に、負極ポジションテーブルは待機状態となるなど、単位時間当たりの生産量である、スループットを向上できる余地がある。
本発明は、積層装置に関する。当該積層装置は、正極シート供給部、負極シート供給部、第一受取テーブル、第二受取テーブル、搬送ホルダ、第一積層テーブル、及び、第二積層テーブルを備える。正極シート供給部は正極シートを供給し、負極シート供給部は負極シートを供給する。第一受取テーブル及び第二受取テーブルは、ともに正極シート及び負極シートを載置可能となっている。搬送ホルダは、第一受取テーブルに正極シートを搬送するとともに第二受取テーブルに負極シートを搬送する第一搬送動作と、第一受取テーブルに負極シートを搬送するとともに第二受取テーブルに正極シートを搬送する第二搬送動作が可能となっている。第一積層テーブルは、第一搬送動作後に第一受取テーブルから正極シートが積層されるとともに、第二搬送動作後に第一受取テーブルから負極シートが積層される。第二積層テーブルは、第一搬送動作後に第二受取テーブルから負極シートが積層されるとともに、第二搬送動作後に第二受取テーブルから正極シートが積層される。
上記構成によれば、2つの積層テーブルの一方に、正極シート、負極シートの順にシートが積層されるとともに、他方に、負極シート、正極シートの順にシートが積層される。つまり、正極シートの積層と負極シートの積層を同時並行して行うことが可能となり、正極シートと負極シートの一方の積層しかできなかった従来技術と比較して、スループットを向上できる。
また上記発明において、正極シート供給部と第一受取テーブルを繋ぐ動線と負極シート供給部と第二受取テーブルを繋ぐ動線が平行に設けられてよい。この場合、搬送ホルダは、正極シート供給部と第一受取テーブルの間、及び、負極シート供給部と第二受取テーブルの間に設けられてよい。搬送ホルダは、正極チャック、負極チャック、正極自転機構、負極自転機構、公転機構、及び直動機構を備える。正極自転機構は正極チャックの吸着面に垂直な回転軸周りに当該正極チャックを回転可能となっている。負極自転機構は、負極チャックの吸着面に垂直な回転軸周りに当該負極チャックを回転可能となっている。公転機構は、正極自転機構及び負極自転機構を連結する連結バーを回転させる。直動機構は、正極自転機構、負極自転機構、及び公転機構を動線に沿って移動させる。
また上記発明において、搬送ホルダは、第一搬送動作の際には、正極自転機構により正極チャックが自転させられるとともに負極自転機構によって負極チャックが自転させられ、正極シートの一辺に設けられた正極タブと負極シートの一辺に設けられた負極タブが対向するように位置決めされてよい。また、第二搬送動作の際には、公転機構により正極チャックと負極チャックの位置が入れ替わるとともに、正極自転機構及び負極自転機構により、正極タブと負極タブが、第一搬送動作時と同一の向きで対向するように位置決めされてよい。
また本発明の別態様は、積層装置の積層方法に関する。積層装置は、正極シート供給部、負極シート供給部、第一受取テーブル、第二受取テーブル、搬送ホルダ、第一積層テーブル、及び、第二積層テーブルを備える。正極シート供給部は正極シートを供給し、負極シート供給部は負極シートを供給する。第一受取テーブル及び第二受取テーブルは、ともに正極シート及び負極シートを載置可能となっている。搬送ホルダは、正極シート供給部から正極シートを、負極シート供給部から負極シートを、第一受取テーブル及び第二受取テーブルに搬送する。第一積層テーブルは、第一受取テーブルから正極シート及び負極シートが積層される。第二積層テーブルは、第二受取テーブルから正極シート及び負極シートが積層される。搬送ホルダは、第一受取テーブルに正極シートを搬送するとともに第二受取テーブルに負極シートを搬送する第一搬送動作、及び、第一受取テーブルに負極シートを搬送するとともに第二受取テーブルに正極シートを搬送する第二搬送動作を実行する。また、上記積層方法では、第一積層テーブルに対して、第一搬送動作後に第一受取テーブルから正極シートを積層し、第二搬送動作後に第一受取テーブルから負極シートを積層する。さらに上記積層方法では、第二積層テーブルに対して、第一搬送動作後に第二受取テーブルから負極シートを積層し、第二搬送動作後に第二受取テーブルから正極シートを積層する。
また上記発明において、正極シート供給部と第一受取テーブルを繋ぐ動線と負極シート供給部と第二受取テーブルを繋ぐ動線が平行に設けられてよい。この場合、搬送ホルダは、正極シート供給部と第一受取テーブルの間、及び、負極シート供給部と第二受取テーブルの間に設けられる。搬送ホルダは、正極チャック、負極チャック、正極自転機構、負極自転機構、公転機構、及び直動機構を備える。正極自転機構は正極チャックの吸着面に垂直な回転軸周りに当該正極チャックを回転可能となっている。負極自転機構は、負極チャックの吸着面に垂直な回転軸周りに当該負極チャックを回転可能となっている。公転機構は、正極自転機構及び負極自転機構を連結する連結バーを回転させる。直動機構は、正極自転機構、負極自転機構、及び公転機構を動線に沿って移動させる。搬送ホルダは、第一搬送動作の際には、正極自転機構により正極チャックを自転させるとともに負極自転機構によって負極チャックを自転させ、正極シートの一辺に設けられた正極タブと負極シートの一辺に設けられた負極タブを対向するように位置決めさせる。また搬送ホルダは、第二搬送動作の際には、公転機構により正極チャックと負極チャックの位置を入れ替えるとともに、正極自転機構及び負極自転機構により、正極タブと負極タブを、第一搬送動作時と同一の向きで対向するように位置決めする。
本発明によれば、従来の積層装置と比較してスループットを向上可能となる。
本実施形態に係る積層装置の概略を説明する図である。 本実施形態に係る積層装置の電極シート搬送ホルダを例示する斜視図である。 電極シート搬送ホルダによる、正極シート及び負極シートの搬送過程を説明する図(1/4)である。 電極シート搬送ホルダによる、正極シート及び負極シートの搬送過程を説明する図(2/4)である。 電極シート搬送ホルダによる、正極シート及び負極シートの搬送過程を説明する図(3/4)である。 電極シート搬送ホルダによる、正極シート及び負極シートの搬送過程を説明する図(4/4)である。 従来技術に係る積層装置を例示する図である。
<積層装置の全体構成>
図1に、本実施形態に係る積層装置の概略を示す。積層装置は、正極シート10、負極シート12、及びセパレータシート14を積層させて、電池積層体を製造する。電池積層体は、例えば角型電池やラミネート電池であってよい。さらに電池積層体は、リチウムイオン二次電池や全固体電池など、積層構造を有する電池等の積層体であってよい。
積層装置には、正極ライン20、負極ライン30、セパレータライン40、積層テーブル50、制御部60、及び搬送ユニット70が設けられる。各ラインにてシート(正極シート、負極シート、セパレータシート)が形成され、位置合わせされた後に積層テーブル50にて積層される。また、セパレータライン40については、正極ライン20に対応するセパレータライン40Aと、負極ライン30に対応するセパレータライン40Bが設けられる。
正極ライン20は、正極ローダ21、正極シート切断部22、正極供給ステージ23、及び第一受取テーブル24を備える。正極ローダ21、正極シート切断部22、及び正極供給ステージ23の三者は、正極シートを供給する正極シート供給部を構成する。
正極ローダ21は、ロール状の正極(正極ロール)を正極シート切断部22まで供給する。正極ロールは、図1に示されるように、クロスハッチングで示される正極タブが等間隔で形成されている。
正極シート切断部22では、正極ロールを、正極タブと正極の導電体との境界で切断して正極シート10とする。切断後、正極シート10はペア(二枚一組)の状態で正極供給ステージ23に搬送される。正極シート10,10は、正極タブの向きが揃えられた状態で正極供給ステージ23に載置される。すなわち、電極搬送ホルダ72の往復方向(紙面上下方向)と直交するように正極シート10,10が配列されるともに、その正極タブを負極ライン30側に向けるようにして、正極シート10,10が正極供給ステージ23に載置される。
正極供給ステージ23上の正極シート10,10が、電極搬送ホルダ72によって第一受取テーブル24または第二受取テーブル34に搬送される。この搬送過程の詳細については後述するが、電極搬送ホルダ72によって、正極シート10,10は、第一受取テーブル24及び第二受取テーブル34に、一回ずつ交代に載置される。
負極ライン30は、負極ローダ31、負極シート切断部32、負極供給ステージ33、及び第二受取テーブル34を備える。負極ローダ31、負極シート切断部32、及び、負極供給ステージ33が、負極シート12を供給する負極シート供給部を構成する。
負極ローダ31は、ロール状の負極(負極ロール)を負極シート切断部32まで供給する。負極ロールは、図1に示されるように、平行線ハッチングで示される負極タブが等間隔で形成されている。
負極シート切断部32では、負極ロールを、負極タブと負極の導電体との境界で切断して負極シート12とする。切断後、負極シート12はペア(二枚一組)の状態で負極供給ステージ33に搬送される。負極シート12,12は、負極タブの向きが揃えられた状態で負極供給ステージ33に載置される。すなわち、電極搬送ホルダ72の往復方向(紙面上下方向)と直交するように負極シート12,12が配列されるともに、負極タブを正極ライン20側に向けるようにして負極シート12,12が負極供給ステージ33に載置される。
負極供給ステージ33上の負極シート12,12が、電極搬送ホルダ72によって第一受取テーブル24または第二受取テーブル34に搬送される。この搬送過程の詳細については後述するが、電極搬送ホルダ72によって、負極シート12,12は、第一受取テーブル24及び第二受取テーブル34に一回ずつ交代に載置される。
なおこの載置は、正極シート10,10の載置と相補的に行われる。つまり、第一受取テーブル24に正極シート10,10が載置されたときには第二受取テーブル34に負極シート12,12が載置される(第一搬送動作)。また第一受取テーブル24に負極シート12,12が載置されたときには第二受取テーブル34に正極シート10,10が載置される(第二搬送動作)。
第一受取テーブル24に載置された正極シート10,10または負極シート12,12は、電極用リニアホルダ74A,74Aによって積層テーブル50A(第一積層テーブル)まで搬送される。同様にして、第二受取テーブル34に(第一受取テーブル24と相補的に)載置された負極シート12,12または正極シート10,10は、電極用リニアホルダ74B,74Bによって積層テーブル50B(第二積層テーブル)まで搬送される。
具体的には後述するように、積層テーブル50A(第一積層テーブル)には、第一搬送動作後は第一受取テーブル24から正極シート10,10が積層されるとともに、第二搬送動作後は第一受取テーブル24から負極シート12,12が積層される。また積層テーブル50B(第二積層テーブル)には、第一搬送動作後は第二受取テーブル34から負極シート12,12が積層されるとともに、第二搬送動作後は第二受取テーブル34から正極シート10,10が積層される。
セパレータライン40Aは、セパレータローダ41A、セパレータシート切断部42A、及びセパレータポジションテーブル43Aを備える。なお、セパレータライン40Bは、セパレータライン40Aと線対称の構造であって、同様の構成を備える。したがって以下では、セパレータライン40Aについてのみ説明する。ここで、以下の説明について、サフィックスAをBに変更するとセパレータライン40Bについての説明となる。
セパレータローダ41Aは、ロール状のセパレータ(セパレータロール)をセパレータシート切断部42Aまで供給する。セパレータシート切断部42Aでは、セパレータロールを所望の長さに切断してセパレータシート14とする。切断後、セパレータシート14はペア(二枚一組)の状態でセパレータポジションテーブル43Aに搬送される。
セパレータポジションテーブル43Aでは、セパレータシート14,14の位置決めが行われる。例えばカメラ等の撮像装置を用いて、テーブル上のセパレータシート14,14の位置や角度が調整される。調整後、セパレータポジションテーブル43Aはセパレータ用リニアホルダ76A,76Aの下まで移動する。
搬送ユニット70は、電極搬送ホルダ72、電極用リニアホルダ74、及びセパレータ用リニアホルダ76を備える。搬送ユニット70では、これらのホルダがアーム78を介して連結され、その動作が同期されるように構成される。つまりこれらの各ホルダは、同期して(紙面上下方向を)往復移動する。
搬送ユニット70がセパレータライン40寄りに移動すると、電極搬送ホルダ72の正極チャック72A,72Aは、正極供給ステージ23から受け取った正極シート10,10を、第一受取テーブル24または第二受取テーブル34とに載置可能となる。同様にして、電極搬送ホルダ72の負極チャック72B,72Bは、負極供給ステージ33から受け取った負極シート12,12を、第一受取テーブル24または第二受取テーブル34とに載置可能となる。
またこのとき電極用リニアホルダ74A,74Aは、第一受取テーブル24から受け取った正極シート10,10または負極シート12,12を積層テーブル50Aに載置可能となる。同様にして、電極用リニアホルダ74Bは、第二受取テーブル34から受け取った負極シート12,12または正極シート10,10を積層テーブル50Bに載置可能となる。
さらにセパレータ用リニアホルダ76A,76Bがセパレータポジションテーブル43A,43B上に配置され、セパレータシート14,14の吸着が可能となる。
次に、搬送ユニット70が正極ライン20及び負極ライン30寄りに移動すると、電極搬送ホルダ72の正極チャック72A,72Aは、正極供給ステージ23上に載置された正極シート10,10を吸着可能となる。同様にして、電極搬送ホルダ72の負極チャック72B,72Bは、負極供給ステージ33上に載置された負極シート12,12を吸着可能となる。
またこのとき、電極用リニアホルダ74Aは、第一受取テーブル24上に載置された正極シート10または負極シート12を吸着可能となる。同様にして、電極用リニアホルダ74Bは、第二受取テーブル34上に(第一受取テーブル24と相補的に)載置された負極シート12または正極シート10を吸着可能となる。
またこのとき、セパレータ用リニアホルダ76A,76Bは積層テーブル50A,50B上に配置され、搬送したセパレータシート14,14を積層テーブル50A,50B上にそれぞれ載置可能となる。
このように、搬送ユニット70の往復移動に伴い、各ホルダのシート吸着及び分離が交互に繰り返される。またセパレータ用リニアホルダ76と電極用リニアホルダ74との間で積層テーブル50へのアクセスが交互に切り替わる。また、第一受取テーブル24及び第二受取テーブル34には、正極シート10及び負極シート12が交互に載置される。
以上の動作が組み合わさって、積層テーブル50Aでは、正極シート10→セパレータシート14→負極シート12→セパレータシート14→正極シート10・・・のように、正極シート10と負極シート12との間にセパレータシート14が挟み込まれる構造の積層体55が形成される。また積層テーブル50Bでは、積層テーブル50Aと相補的に、負極シート12→セパレータシート14→正極シート10→セパレータシート14→負極シート12・・・のように、正極シート10と負極シート12との間にセパレータシート14が挟み込まれる構造の積層体55が形成される。
制御部60は、正極ライン20、負極ライン30、セパレータライン40A,40B、及び搬送ユニット70の各機器の動作を制御する。制御部60は例えばコンピュータから構成される。また仮想的に、または物理的に、制御部60は制御対象に応じて個別の制御ユニットを構成する。例えば電極搬送ホルダ72の動作を制御する制御ユニットとして、制御部60は電極搬送ホルダ制御部62を備える。
<電極搬送ホルダの詳細>
電極搬送ホルダ72は、(正極シート供給部を構成する)正極供給ステージ23と第一受取テーブル24との間であって、かつ、(負極シート供給部を構成する)負極供給ステージ33と第二受取テーブル34との間に設けられる。正極供給ステージ23と第一受取テーブル24とを繋ぐ動線と、負極供給ステージ33と第二受取テーブル34とを繋ぐ動線は平行に設けられる。この動線に沿って、電極搬送ホルダ72は正極供給ステージ23及び負極供給ステージ33と第一受取テーブル24及び第二受取テーブル34との間を往復移動可能となっている。
図2には、電極搬送ホルダ72の斜視図が例示されている。同斜視図は、正極供給ステージ23及び負極供給ステージ33から電極搬送ホルダ72を見たときのアングルを描画したものである。図中、X軸方向は上記動線、つまり電極搬送ホルダ72を含む搬送ユニット70の往復動(直動)方向を示す。Y軸はX軸と水平面上で直交し、搬送ユニット70の幅方向を示す。またZ軸方向は高さ方向(鉛直方向)を示す。
電極搬送ホルダ72は、正極チャック72A,72A、負極チャック72B,72B、正極自転モータ80A(正極自転機構),負極自転モータ80B(負極自転機構)、公転モータ82(公転機構)、及びリニアモータ84(直動機構)を備える。
正極チャック72A,72Aは、正極供給ステージ23に載置された正極シート10,10を吸着する。正極チャック72A,72Aの吸着面は互いに平行となっている。また当該吸着面には図示しない空気孔が設けられ、これに連通してエアチャック用のエアラインパイプ(図示せず)が接続される。また、正極チャック72A,72Aには、上下動(Z軸移動)用のエアシリンダ86A,86Aが設けられている。
さらに、エアシリンダ86A,86A同士を連結する連結バー88Aにより、正極チャック72A,72Aが連結される。この連結バー88Aに正極自転モータ80A(正極自転機構)の回転シャフトが連結される。例えば連結バー88Aの長手方向中点に正極自転モータ80Aの回転シャフトが連結される。
正極自転モータ80Aは、その回転軸C1周りに、正極チャック72A,72Aを回転(自転)可能となっている。回転軸C1は、正極チャック72A,72Aの吸着面に垂直となるように正極自転モータ80Aが配置される。正極自転モータ80Aは例えばサーボモータから構成され、回転軸C1周りに時計回転及び反時計回転が可能となっている。なお、回転角度が360°を超過すると、正極チャック72A,72Aに設けられた図示しないエアラインパイプ等が捩れてしまうため、例えば正極自転モータ80Aの回動範囲は0°以上360°以下の範囲であることが好適である。
負極チャック72B,72Bも正極チャック72A,72Aと同様の構造を有する。すなわち負極チャック72B,72Bは、負極供給ステージ33に載置された負極シート12,12を吸着する。負極チャック72B,72Bの吸着面は互いに平行となっている。加えて、正極チャック72A,72Aの吸着面とも平行であってよい。
また負極チャック72B,72Bの吸着面には、図示しない空気孔が設けられ、これに連通してエアチャック用のエアラインパイプ(図示せず)が接続される。また、負極チャック72B,72Bには、上下動(Z軸移動)用のエアシリンダ86B,86Bが設けられている。
さらに、エアシリンダ86B,86Bの上端同士を連結する連結バー88Bにより、負極チャック72B,72Bが連結される。この連結バー88Bに負極自転モータ80B(負極自転機構)の回転シャフトが連結される。例えば連結バー88Bの長手方向中点に負極自転モータ80Bの回転シャフトが連結される。
負極自転モータ80Bは、その回転軸C2周りに、負極チャック72B,72Bを回転(自転)可能となっている。回転軸C2は、負極チャック72B,72Bの吸着面に垂直となるように負極自転モータ80Bが配置される。負極自転モータ80Bは例えばサーボモータから構成され、回転軸C2周りに時計回転及び反時計回転が可能となっている。なお、正極自転モータ80Aと同様にして、例えば負極自転モータ80Bの回動範囲は0°以上360°以下の範囲であることが好適である。
正極自転モータ80A及び負極自転モータ80Bは、その上端が連結バー88Cによって連結される。当該連結バー88Cには、公転モータ82(公転機構)が設けられる。公転モータ82は、例えば連結バー88Cの長手方向中点に設けられる。
公転モータ82の回転軸C3は、正極自転モータ80Aの回転軸C1及び負極自転モータ80Bの回転軸C2と平行となるように配置される。公転モータ82は例えばサーボモータから構成され、回転軸C3周りに時計回り及び反時計周りが可能となっている。なお、正極自転モータ80A及び負極自転モータ80Bと同様にして、公転モータ82の回動範囲は0°以上360°以下の範囲であることが好適である。
公転モータ82の回転により、正極チャック72A,72Aと負極チャック72B,72Bの位置を入れ替えることが可能となる。さらに、正極自転モータ80A、負極自転モータ80Bの自転により、正極チャック72A,72Aに吸着された正極シート10,10の向きと、負極チャック72B,72Bに吸着された負極シート12,12の向きを調整可能となる。
リニアモータ84は、正極自転モータ80A、負極自転モータ80B、公転モータ82、正極チャック72A,72A及び負極チャック72B,72Bを上記の動線(正極供給ステージ23と第一受取テーブル24とを結ぶ線、及び、負極供給ステージ33と第二受取テーブル34とを結ぶ線)に沿って移動させる直動機構である。リニアモータ84により、電極搬送ホルダ72は正極供給ステージ23と第一受取テーブル24との間、及び負極供給ステージ33と第二受取テーブル34との間を往復移動可能となる。
例えば公転モータ82の上端にビーム83(梁)が設けられる。ビーム83は直動方向(X軸方向)とは直交する幅方向(Y軸方向)に亘って延設され、その側端はガイドレール85に接続される。またリニアモータ84は例えば直動方向に沿ってレールが設けられ、これに沿って駆動することで、電極搬送ホルダ72が直動可能となる。
<電極シートの搬送プロセス>
図3〜図6を参照して、本実施形態に係る積層装置の、電極シート(正極シート/負極シート)の搬送プロセスを説明する。なお、図3〜図6では、積層構造の理解を容易にするために、積層テーブル50A,50B上の積層体55について、各層を意図的にずらして描画している。しかしながら実際の積層過程ではこのようなずれは生じずに各層が位置合わせされた上で整列される。
さらに、積層体の積層構造を説明するために、各積層テーブル50A,50Bの脇に、正極シート10(P)、負極シート12(N)、セパレータシート14(I)の各層を示す。また、図3〜図6では、電極搬送ホルダ72の図示を省略し、電極の正負やタブの向きが明確となるように図示している。
本実施形態に係る正極シート10/負極シート12の積層プロセスでは、基本的に積層テーブル50Aに正極シート10が載置され、積層テーブル50Bに負極シート12が載置された後に、積層テーブル50Aに負極シート12が載置され、積層テーブル50Bに正極シート10が載置される。つまり積層テーブル50Aには正極シート10と負極シート12とが交互に積層され、その間にセパレータシート14が挟み込まれる。また積層テーブル50Bでは、積層テーブル50Aと相補的な積層が行われ、負極シート12と正極シート10が交互に積層され、その間にセパレータシート14が挟み込まれる。
上記のような相補的な積層を行うに当たり、積層テーブル50Bは、積層テーブル50Aよりも一層分先行して積層が行われる。すなわち、積層テーブル50Aにて負極シート12及びセパレータシート14が積層される時点で、積層テーブル50Bではすでに負極シート12及びセパレータシート14が積層されており、これに正極シート10及びセパレータシート14が積層される。
図3ステップS1には、積層テーブル50A,50Bに積層体55が配置されていない初期状態が示されている。両テーブルに積層体55が積層されない状態から、積層テーブル50Bの積層を一層分先行させるための初期動作がステップS1〜S5に示される。また、以下に説明する電極搬送ホルダ72の動作は、電極搬送ホルダ制御部62によって制御される。
ステップS1では、正極供給ステージ23に正極シート10,10が載置される。また負極供給ステージ33に負極シート12,12が載置される。正極シート10,10及び負極シート12,12は、電極搬送ホルダ72の往復方向とは直交するように配列される。またこのとき、これらのシートのタブ(正極タブ及び負極タブ)は、互いに向かい合うようにして配列される。またセパレータポジションテーブル43A,43Bには、それぞれセパレータシート14,14が載置される。
ステップS2にて、負極供給ステージ33の負極シート12,12が電極搬送ホルダ72の負極チャック72B,72Bに吸着される。例えば負極チャック72B,72Bのエアシリンダ86B,86Bによってその吸着面が下降し、負極供給ステージ33の負極シート12,12に当接する。さらに図示しないエアチャック機構により負極シート12,12を真空吸着した状態で、エアシリンダ86B,86Bによって吸着面を上昇させる。なおこのとき、正極シート10,10は正極供給ステージ23に待機される。
電極搬送ホルダ72の負極自転モータ80Bは、負極シート12,12のタブが負極供給ステージ33側に向くように90度負極チャック72B,72Bを回転させた上で、当該負極シート12,12を第二受取テーブル34上に載置する。
なお以下では、正極供給ステージ23及び負極供給ステージ33側に正極シート10及び負極シート12のタブを向ける回転(上向き回転)を「+90°回転」とし、第一受取テーブル24及び第二受取テーブル34側に正極シート10及び負極シート12のタブを向ける回転(下向き回転)を「−90°回転」とする。
ステップS2では、例えばリニアモータ84によって、正極供給ステージ23及び負極供給ステージ33から第一受取テーブル24及び第二受取テーブル34まで、電極搬送ホルダ72を移動(直動)させる。この移動過程で負極自転モータ80Bが+90°回転する。
さらに負極チャック72B,72Bが第二受取テーブル34上に到着すると、負極チャック72Bのエアシリンダ86B,86Bによって吸着面が下降される。吸着面が第二受取テーブル34上に当接(タッチダウン)すると、負極チャック72B,72Bの吸着面から正圧のエアが噴き出され、その結果、負極シート12,12が、そのタブを負極供給ステージ33に向けた状態(上向き状態)で、第二受取テーブル34上に載置される。
さらにステップS3のように、電極用リニアホルダ74B,74Bにより、第二受取テーブル34上の負極シート12,12が積層テーブル50B上に載置される。このとき、負極シート12,12のタブは負極供給ステージ33側(上向き)に向けられる。さらに積層テーブル50Bに載置された負極シート12,12上に、セパレータ用リニアホルダ76B,76Bによってセパレータシート14,14が積層される。
図4のステップS4にて、負極供給ステージ33に負極シート12,12が供給される。またセパレータポジションテーブル43Bにセパレータシート14,14が供給される。
ステップS5までに、電極搬送ホルダ72は、正極供給ステージ23及び負極供給ステージ33に移動する。さらに電極搬送ホルダ72は、正極供給ステージ23に載置された正極シート10,10を第二受取テーブル34に搬送するとともに、負極供給ステージ33に載置された負極シート12,12を第一受取テーブル24に搬送する(第二搬送動作)。
上記第二搬送動作に当たり、まず、正極チャック72A,72Aによって正極供給ステージ23上の正極シート10,10が吸着され、負極チャック72B,72Bによって負極供給ステージ33上の負極シート12,12が吸着される。上記吸着の後に、公転モータ82が180°回転駆動し、正極チャック72A,72Aと負極チャック72B,72Bの位置を入れ替える。
加えて、この公転と同時に、正極自転モータ80Aが−90°自転して、正極シート10,10のタブをセパレータライン40側(下側)に向ける。一方、負極自転モータ80Bは、上記公転と同時に+90°自転して、負極シート12,12のタブを正極供給ステージ23側(上側)に向ける。これにより、正極シート10,10のタブ(正極タブ)と負極シート12,12のタブ(負極タブ)が、後述する第一搬送動作時と同一の向きで、対向するように位置決めされる。この公転及び自転は、正極供給ステージ23及び負極供給ステージ33から第一受取テーブル24及び第二受取テーブル34まで電極搬送ホルダ72が移動する最中に実行される。
このように、本実施形態に係る電極搬送ホルダ72は、直動時に公転と自転とを同時に実行することで、これらの動作を別々に実行する場合と比較して、時間の短縮を図っている。
ステップS6にて、第一受取テーブル24に載置された負極シート12,12が電極用リニアホルダ74A,74Aによって積層テーブル50Aに搬送される。また第二受取テーブル34に載置された正極シート10,10が電極用リニアホルダ74B,74Bによって積層テーブル50Bに搬送される。
図5のステップS7にて、正極供給ステージ23に正極シート10,10が供給され、負極供給ステージ33に負極シート12,12が供給される。またセパレータポジションテーブル43A,43Bから積層テーブル50A,50B上の積層体55に、それぞれセパレータシート14,14が積層される。
ステップS8にて、セパレータポジションテーブル43A,43Bにそれぞれセパレータシート14,14が供給される。また、電極搬送ホルダ72は第一受取テーブル24及び第二受取テーブル34から正極供給ステージ23及び負極供給ステージ33に移動する。さらに電極搬送ホルダ72によって、正極供給ステージ23上の正極シート10,10が第一受取テーブル24に搬送され、また負極供給ステージ33の負極シート12,12が第二受取テーブル34に搬送される(第一搬送動作)。
上記の第一搬送動作において、電極搬送ホルダ72の公転モータ82は駆動が休止される。一方、正極自転モータ80Aは−90°回転して正極シート10,10のタブを積層テーブル50A側に(下側に)向ける。また負極自転モータ80Bは+90°回転して負極シート12,12のタブを負極供給ステージ33側に(上側に)向ける。これにより、正極シート10,10のタブ(正極タブ)と負極シート12,12のタブ(負極タブ)が、対向するように位置決めされる。この自転は、電極搬送ホルダ72が正極供給ステージ23及び負極供給ステージ33から第一受取テーブル24及び第二受取テーブル34に移動する最中に実行される。
ステップS9において、電極用リニアホルダ74A,74Aが第一受取テーブル24上の正極シート10,10を積層テーブル50Aに搬送する。同様にして、電極用リニアホルダ74B,74Bが第二受取テーブル34上の負極シート12,12を積層テーブル50B上に搬送する。
さらに図6のステップS10において、セパレータポジションテーブル43A,43Bから積層テーブル50A,50Bに、セパレータシート14,14が搬送される。以降、ステップS5に戻り、ステップS10までの動作が繰り返され、所望の層数の積層体55が得られる。
このように本実施形態では、電極搬送ホルダ72に公転機構を持たせることで、正極供給ステージ23上の正極シート10,10を第一受取テーブル24に搬送させるとともに負極供給ステージ33上の負極シート12,12を第二受取テーブル34に搬送させる、第一搬送動作と、正極供給ステージ23上の正極シート10,10を第二受取テーブル34に搬送させるとともに負極供給ステージ33上の負極シート12,12を第一受取テーブル24に搬送させる、第二搬送動作とを実行可能となっている。
第一搬送動作と第二搬送動作が可能となることで、第一受取テーブル24及び第二受取テーブル34には正極シート10と負極シート12が一回ずつ交代に供給される。したがって、第一受取テーブル24に載置された電極を都度積層テーブル50Aに積層させることで、正極と負極とが一層ずつ積層される積層体55を製造可能となる。同様にして、第二受取テーブル34に載置された電極を都度積層テーブル50Bに積層させることで、積層テーブル50Aと相補的な形で、正極と負極とが一層ずつ積層される積層体55を製造可能となる。
加えて、電極搬送ホルダ72に正極自転機構及び負極自転機構を設けることで、正極シート10及び負極シート12の整列が可能となる。すなわち、正極シート10及び負極シート12のタブの向き(上向き/下向き)を、第一搬送動作と第二搬送動作とで同一の向きで対向(互い違いに)するように位置決めすることが可能となる。
10 正極シート、12 負極シート、14 セパレータシート、20 正極ライン、21 正極ローダ、22 正極シート切断部、23 正極供給ステージ、24 第一受取テーブル、30 負極ライン、31 負極ローダ、32 負極シート切断部、33 負極供給ステージ、34 第二受取テーブル、40A,40B セパレータライン、41 セパレータローダ、42 セパレータシート切断部、43 セパレータポジションテーブル、50A,50B 積層テーブル、55 積層体、60 制御部、62 電極搬送ホルダ制御部、70 搬送ユニット、72 電極搬送ホルダ、72A 正極チャック、72B 負極チャック、74 電極用リニアホルダ、76 セパレータ用リニアホルダ、78 アーム、80A 正極自転モータ(正極自転機構)、80B 負極自転モータ(負極自転機構)、82 公転モータ(公転機構)、84 リニアモータ(直動機構)、86エアシリンダ、88 連結バー。

Claims (5)

  1. 正極シートを供給する正極シート供給部と、
    負極シートを供給する負極シート供給部と、
    正極シート及び負極シートを載置可能な第一受取テーブル及び第二受取テーブルと、
    前記第一受取テーブルに正極シートを搬送するとともに前記第二受取テーブルに負極シートを搬送する第一搬送動作と、前記第一受取テーブルに負極シートを搬送するとともに前記第二受取テーブルに正極シートを搬送する第二搬送動作が可能な、搬送ホルダと、
    前記第一搬送動作後に前記第一受取テーブルから正極シートが積層されるとともに、前記第二搬送動作後に前記第一受取テーブルから負極シートが積層される、第一積層テーブルと、
    前記第一搬送動作後に前記第二受取テーブルから負極シートが積層されるとともに、前記第二搬送動作後に前記第二受取テーブルから正極シートが積層される、第二積層テーブルと、
    を備える、積層装置。
  2. 請求項1に記載の積層装置であって、
    前記正極シート供給部と前記第一受取テーブルを繋ぐ動線と前記負極シート供給部と前記第二受取テーブルを繋ぐ動線が平行に設けられ、
    前記搬送ホルダは、前記正極シート供給部と前記第一受取テーブルの間、及び、前記負極シート供給部と前記第二受取テーブルの間に設けられ、
    前記搬送ホルダは、
    正極チャック及び負極チャックと、
    前記正極チャックの吸着面に垂直な回転軸周りに当該正極チャックを回転可能な正極自転機構と、前記負極チャックの吸着面に垂直な回転軸周りに当該負極チャックを回転可能な負極自転機構と、
    前記正極自転機構及び前記負極自転機構を連結する連結バーを回転させる公転機構と、
    前記正極自転機構、前記負極自転機構、及び前記公転機構を前記動線に沿って移動させる直動機構と、
    を備える、
    積層装置。
  3. 請求項2に記載の積層装置であって、
    前記搬送ホルダは、
    前記第一搬送動作の際には、前記正極自転機構により前記正極チャックが自転させられるとともに前記負極自転機構によって前記負極チャックが自転させられ、正極シートの一辺に設けられた正極タブと負極シートの一辺に設けられた負極タブが対向するように位置決めされ、
    前記第二搬送動作の際には、前記公転機構により前記正極チャックと前記負極チャックの位置が入れ替わるとともに、前記正極自転機構及び前記負極自転機構により、正極タブと負極タブが、前記第一搬送動作時と同一の向きで対向するように位置決めされる、
    積層装置。
  4. 正極シートを供給する正極シート供給部と、
    負極シートを供給する負極シート供給部と、
    正極シート及び負極シートを載置可能な第一受取テーブル及び第二受取テーブルと、
    前記正極シート供給部から正極シートを、前記負極シート供給部から負極シートを、前記第一受取テーブル及び前記第二受取テーブルに搬送する搬送ホルダと、
    前記第一受取テーブルから正極シート及び負極シートが積層される第一積層テーブルと、
    前記第二受取テーブルから正極シート及び負極シートが積層される第二積層テーブルと、
    を備える積層装置の積層方法であって、
    前記搬送ホルダは、前記第一受取テーブルに正極シートを搬送するとともに前記第二受取テーブルに負極シートを搬送する第一搬送動作、及び、前記第一受取テーブルに負極シートを搬送するとともに前記第二受取テーブルに正極シートを搬送する第二搬送動作を実行し、
    前記第一積層テーブルに対して、前記第一搬送動作後に前記第一受取テーブルから正極シートを積層し、前記第二搬送動作後に前記第一受取テーブルから負極シートを積層し、 前記第二積層テーブルに対して、前記第一搬送動作後に前記第二受取テーブルから負極シートを積層し、前記第二搬送動作後に前記第二受取テーブルから正極シートを積層する、
    積層方法。
  5. 請求項1に記載の積層方法であって、
    前記正極シート供給部と前記第一受取テーブルを繋ぐ動線と前記負極シート供給部と前記第二受取テーブルを繋ぐ動線が平行に設けられ、
    前記搬送ホルダは、前記正極シート供給部と前記第一受取テーブルの間、及び、前記負極シート供給部と前記第二受取テーブルの間に設けられ、
    前記搬送ホルダは、
    正極チャック及び負極チャックと、
    前記正極チャックの吸着面に垂直な回転軸周りに当該正極チャックを回転可能な正極自転機構と、前記負極チャックの吸着面に垂直な回転軸周りに当該負極チャックを回転可能な負極自転機構と、
    前記正極自転機構及び前記負極自転機構を連結する連結バーを回転させる公転機構と、
    前記正極自転機構、前記負極自転機構、及び前記公転機構を前記動線に沿って移動させる直動機構と、
    を備え、
    前記搬送ホルダは、
    前記第一搬送動作の際には、前記正極自転機構により前記正極チャックを自転させるとともに前記負極自転機構によって前記負極チャックを自転させ、正極シートの一辺に設けられた正極タブと負極シートの一辺に設けられた負極タブを対向するように位置決めさせ、
    前記第二搬送動作の際には、前記公転機構により前記正極チャックと前記負極チャックの位置を入れ替えるとともに、前記正極自転機構及び前記負極自転機構により、正極タブと負極タブを、前記第一搬送動作時と同一の向きで対向するように位置決めする、
    積層方法。


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