JP2019127370A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Kenji Nakanishi
健二 中西
康裕 数藤
Yasuhiro Sudo
康裕 数藤
福留 正一
Shoichi Fukutome
正一 福留
俊樹 福西
Toshiki Fukunishi
俊樹 福西
山中 久志
Hisashi Yamanaka
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Abstract

【課題】原稿の掬い上げ性能を向上させた画像読取装置を提供する。【解決手段】画像読取装置は、原稿を載置する原稿載置台221と、原稿載置台221上の原稿の端部を揃える原稿ガイド部材222と、搬送された原稿の下面に面する原稿通過部215と、原稿載置台221と原稿通過部215との間に設けられた原稿掬い上げ部214とを備えている。原稿ガイド部材222の上面は、両端の基面部222bより低い低面部222aを有している。低面部222aは、原稿ガイド部材222のうち、原稿掬い上げ部214と重なる領域に設けられている。【選択図】図9

Description

本発明は、原稿載置台に載置された原稿を読み取る画像読取装置および画像形成装置に関する。
一般的に、画像読取装置では、載置された原稿を読み取るモードと、原稿を通過させて読み取るモードとの両方を備えたものが広く知られている。このような画像読取装置では、シートスルー方式の原稿搬送装置で原稿を搬送して、画像読取素子の上方を通過させている。この際、原稿は、画像読取素子の上方に位置するガラスなどの表面に接するように搬送され、掬い上げ部材で先端を浮き上がらせて、原稿搬送装置に取り込まれる(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2005−15085号公報 特開2009−86215号公報
特許文献1に記載の画像形成装置は、固定された読み取り手段と、自動原稿給送装置と、画像読み取り部と、読み取りガラスと、読み取りガラスに対向するガイド板と、原稿先端を掬い上げるための掬い上げガイドとを備え、掬い上げガイドが自動原稿給送装置の側に取り付けられている。ここで、自動原稿給送装置は、読み取りガラスの側に対して、開閉する構成とされており、掬い上げガイドと読み取りガラスとが固定されていない。そのため、自動原稿給送装置を開閉した際に、掬い上げガイドが読み取りガラス等と衝突する虞がある。
特許文献2に記載の画像読取装置は、筐体に内蔵された画像読取手段と、筐体の一部に配置された第1のプラテンと、第1のプラテンの一端に配置された掬い上げ部材とを備えており、掬い上げ部材には、第1のプラテンとの隙間から侵入する塵埃を収容する塵埃収容空間が設けられている。掬い上げ部材は、第2のプラテンの端部と接合されているが、その接合部には、特別な配慮がなされておらず、第2のプラテンの上方に配置された原稿搬送ユニットとの位置関係が考慮されていない。そのため、掬い上げ部材と原稿搬送ユニットとの間の距離が大きくなって段差が生じ、原稿の搬送を阻害する虞がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、原稿の掬い上げ性能を向上させることができる画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像読取装置は、原稿を載置する原稿載置台と、前記原稿載置台上の原稿の端部を揃える原稿ガイド部材と、搬送された原稿の下面に面する原稿通過部と、前記原稿載置台と前記原稿通過部との間に設けられた原稿掬い上げ部とを備えた画像読取装置であって、前記原稿載置台のうち、前記原稿ガイド部材の上面は、該原稿ガイド部材の長手方向での両端の基面部より、高さ方向で低い低面部を有し、前記低面部は、前記原稿ガイド部材のうち、前記長手方向で前記原稿掬い上げ部と重なる領域に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る画像読取装置では、前記原稿ガイド部材は、前記原稿載置台に貼り付けられており、前記低面部での厚みが、前記基面部での厚みより薄く形成されている構成としてもよい。
本発明に係る画像読取装置では、前記低面部には、原稿のサイズを示す指標が設けられている構成としてもよい。
本発明に係る画像読取装置では、前記指標は、前記低面部を凹ませて形成されている構成としてもよい。
本発明に係る画像読取装置では、前記原稿ガイド部材は、前記原稿掬い上げ部の側に延出した延出部を備え、前記延出部は、前記原稿掬い上げ部に差し込まれている構成としてもよい。
本発明に係る画像読取装置では、前記延出部は、前記原稿ガイド部材のうち、前記長手方向での中央部に設けられている構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る画像読取装置を備えることを特徴とする。
本発明によると、原稿ガイド部材において、原稿掬い上げ部に対応する箇所を周囲より低くすることで、原稿の掬い上げ性能を向上させることができる。つまり、原稿ガイド部材の上方に配置される部材を、より原稿ガイド部材に近づけることができ、原稿掬い上げ部との段差が生じない構成とすることができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略側面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像読取装置の斜視図である。 筐体から取り外されている状態の原稿載置台を示す斜視図である。 筐体と原稿載置台とを組み合わせる工程を示す斜視図である。 原稿ガイド部材を上方から見た状態を示す斜視図である。 原稿ガイド部材を下方から見た状態を示す斜視図である。 原稿ガイド部材と原稿のサイズとを比較する説明図である。 原稿ガイド部材と原稿掬い上げ部との係合部を示す断面斜視図である。 原稿ガイド部材近傍を拡大して示す模式断面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像読取装置において、原稿ガイド部材近傍を拡大して示す模式断面図である。 本発明の第3実施形態に係る画像読取装置において、原稿ガイド部材近傍を拡大して示す模式断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略側面図である。
画像形成装置100は、原稿を読み取って用紙に画像形成する複写機能を有しており、画像読取装置200、画像読取装置200の上側に設けられた原稿搬送装置120(ADF)、画像読取装置200の下側に設けられた画像形成部110、給紙カセット14、手差し給紙トレイ15、および排出トレイ16を備えている。
原稿搬送装置120は、画像読取装置200に対して開閉自在に支持されている。原稿搬送装置120が開かれると、画像読取装置200の上方に設けられた原稿載置台221および原稿通過部215が開放され、原稿載置台221に原稿を手置きで置くことができるようになっている。また、原稿搬送装置120は、載置された原稿を自動で搬送する。画像読取装置200は、載置された原稿または原稿搬送装置120から搬送された原稿を読み取って画像データを生成する。なお、画像読取装置200については、後述する図2を参照して、詳細に説明する。
画像形成装置100では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像、または単色(例えば、ブラック)を用いたモノクロ画像に応じた画像データが扱われる。画像形成部110には、4種類のトナー像を形成するための現像装置2、感光体ドラム3、ドラムクリーニング装置4、および帯電器5が4つずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応付けられた4つの画像ステーションが構成されている。
ドラムクリーニング装置4は、感光体ドラム3の表面の残留トナーを除去および回収する。帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させる。光走査装置1は、感光体ドラム3の表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置2は、感光体ドラム3の表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム3の表面にトナー像を形成する。上述した一連の動作によって、各感光体ドラム3の表面に各色のトナー像が形成される。
感光体ドラム3の上側には、中間転写ベルトユニット6の中間転写ローラ64が配置されており、感光体ドラム3と中間転写ローラ64とによって中間転写ベルト61が挟持されている。中間転写ベルト61は、転写ベルト駆動ローラ62および転写ベルト従動ローラ63に張架されて矢符Dの方向へ周回移動し、ベルトクリーニング装置65によって残留トナーを除去および回収され、各感光体ドラム3の表面に形成された各色のトナー像が順次転写して重ね合わされて、中間転写ベルト61の表面にカラーのトナー像が形成される。
2次転写部10の転写ローラ10aは、中間転写ベルト61との間にニップ域が形成されており、用紙搬送路Sを通じて搬送されて来た用紙Pをニップ域に挟み込んで搬送する。用紙Pは、ニップ域を通過する際に、中間転写ベルト61の表面のトナー像が転写されて定着装置7に搬送される。
定着装置7は、用紙Pを挟んで回転する定着ローラ71および加圧ローラ72を備えている。定着ローラ71は、外部に設けられた加熱部73によって加熱されている。定着装置7は、定着ローラ71および加圧ローラ72の間にトナー像が転写された用紙Pを挟み込んで加熱および加圧し、トナー像を用紙Pに定着させる。
給紙カセット14は、画像形成に使用する用紙Pを蓄積しておくためのカセットであり、光走査装置1の下側に設けられている。給紙カセット14に蓄積された用紙Pは、ピックアップローラ11aによって給紙カセット14から引き出される。手差し給紙トレイ15は、画像形成部110の側面に開閉自在に設けられており、開放することで用紙Pを載置することができる。手差し給紙トレイ15に蓄積された用紙Pは、ピックアップローラ11bによって引き出される。
画像形成部110において、給紙カセット14および手差し給紙トレイ15から供給された用紙Pは、用紙搬送路Sを介し、転写ローラ10aおよび定着装置7を経て、排出トレイ16へ搬送される。用紙搬送路Sには、搬送ローラ12aないし搬送ローラ12dと、レジストローラ13とが設けられている。
搬送ローラ12aないし搬送ローラ12dは、用紙Pの搬送を促進および補助するローラであって、用紙搬送路Sに沿って設けられている。
レジストローラ13は、転写ローラ10aの上流側に設けられ、用紙Pを一旦停止させて、用紙Pの先端を揃えた後、中間転写ベルト61と転写ローラ10aとの間のニップ域でのカラーのトナー像の転写タイミングに合わせて用紙Pの搬送を開始する。
画像形成装置100において、片面印刷の際、給紙カセット14および手差し給紙トレイ15から供給された用紙Pは、主搬送路S1を通じて、転写ローラ10aおよび定着装置7を経て画像形成される。その後、用紙Pは、搬送ローラ12bを経て、排出トレイ16上に排出される。また、両面印刷の際には、上述した片面印刷を行った後、用紙Pは、反転搬送路S2を通じて、再度、レジストローラ13へ導かれることで、表裏が反転され、表面と同様にして裏面に画像形成を行うことができる。
なお、本実施の形態では、原稿搬送装置120で搬送される原稿と、画像形成部110で搬送される用紙Pとで、異なる呼び方をしているが、いずれでも同様の種類の紙、例えば、普通紙等を用いることができる。つまり、原稿と用紙Pとで互いに違いはなく、原稿は、用紙Pの一例に過ぎない。
図2は、本発明の第1実施形態に係る画像読取装置の斜視図である。
画像読取装置200は、筐体210の上面に原稿載置台221と原稿通過部215とが設けられており、原稿載置台221と原稿通過部215との間に原稿掬い上げ部214を有している。原稿載置台221および原稿通過部215は、矩形状とされ、透明な強化ガラスで形成されている。筐体210の内部には、光電変換素子が収納されており、原稿載置台221および原稿通過部215を介して読み取った原稿を画像データに変換する。
筐体210と原稿載置台221とは、それぞれ別にして形成されており、組み立ての際に、互いを組み合わせる構成とされている。具体的に、筐体210の高さ方向Zでの上面には、開口が設けられており、その開口に原稿載置台221を嵌め込む構造とされている。原稿載置台221は、側縁に取り付けられた原稿ガイド部材222、短辺固定板223、第1長辺固定板224、および第2長辺固定板225によって、筐体210に取り付けられている。
原稿ガイド部材222は、原稿載置台221のうち、原稿通過部215に面する側縁(短辺)に取り付けられ、短辺固定板223は、原稿ガイド部材222と対向する側縁に取り付けられている。第1長辺固定板224および第2長辺固定板225は、原稿載置台221のうち、互いに対向する側縁(長辺)に取り付けられている。なお、原稿載置台221を筐体210と組み合わせる工程については、後述する図3および図4を参照して、詳細に説明する。
以下では説明のため、原稿載置台221と原稿通過部215とが対向する方向を左右方向Xと呼び、左右方向Xのうち、原稿通過部215に向かう方向を左方向X1と呼び、原稿載置台221に向かう方向を右方向X2と呼ぶことがある。また、第1長辺固定板224と第2長辺固定板225とが対向する方向を奥行方向Yと呼び、奥行方向Yのうち、第1長辺固定板224に向かう方向を正面方向Y1と呼び、第2長辺固定板225に向かう方向を背面方向Y2と呼ぶことがある。
図3は、筐体から取り外されている状態の原稿載置台を示す斜視図であって、図4は、筐体と原稿載置台とを組み合わせる工程を示す斜視図である。
図3に示すように、原稿載置台221は、筐体210に取り付ける前に、両面粘着シートT1を介して、予め原稿ガイド部材222、第1長辺固定板224、および第2長辺固定板225が貼り付けられる。そして、原稿載置台221を筐体210と組み合わせる際には、図4に示すように、原稿ガイド部材222を原稿掬い上げ部214に係合させた後、原稿載置台221を筐体210の開口部上に載置する。短辺固定板223は、原稿載置台221と筐体210とを組み合わせてから、原稿載置台221に貼り付けられる。なお、短辺固定板223は、筐体210に対し、ビス等で固定してもよい。また、原稿ガイド部材222と原稿掬い上げ部214との係合部については、後述する図8を参照して、詳細に説明する。
第1長辺固定板224のうち、原稿載置台221の中央側(背面方向Y2の側)の側縁には、端部に向かうに従って、徐々に厚みが薄くなる固定傾斜部224aが設けられている。これによって、原稿載置台221と第1長辺固定板224とでの段差が緩和されるので、ユーザが原稿載置台221上の原稿を回収する際、正面方向Y1へ滑らせるようにして、第1長辺固定板224の上を通過させることができる。なお、端部の厚みを薄くした形状とするのは、第1長辺固定板224だけに限らず、短辺固定板223なども同様の形状としてもよい。
図5は、原稿ガイド部材を上方から見た状態を示す斜視図であって、図6は、原稿ガイド部材を下方から見た状態を示す斜視図であって、図7は、原稿ガイド部材と原稿のサイズとを比較する説明図である。
原稿ガイド部材222は、厚みの薄い板状とされ、長手方向が奥行方向Yとされている。原稿ガイド部材222の上面には、奥行方向Yでの両端に位置する基面部222bと、基面部222bより高さが低い低面部222aとを有している。基面部222bと低面部222aとの境界は、厚みが徐々に変化するガイド傾斜部222fとされている。なお、正面方向Y1側のガイド傾斜部222fは、隣接する第1長辺固定板224の固定傾斜部224aに対して、奥行方向Yでの位置が重なるように設けてもよく、原稿ガイド部材222と第1長辺固定板224とで高さ方向Zでの位置が一致する構成としてもよい。このように、隣接する部材同士での段差をなくすことで、ユーザには、各部が一体に形成されているような印象を与えることができ、デザイン的に優れた形状とすることができる。
低面部222aは、原稿ガイド部材222のうち、奥行方向Yで原稿掬い上げ部214と重なる領域に設けられている(例えば、図2参照)。原稿掬い上げ部214は、原稿搬送装置120で搬送可能な原稿(用紙)の幅よりも、奥行方向Yで長く形成されている。つまり、原稿搬送装置120で原稿を搬送した際、原稿の先端全体が原稿掬い上げ部214に接する構造とされている。図7では、本実施の形態における原稿搬送装置120で搬送可能な原稿(用紙)のうち、最も幅が大きい原稿を示しており、用紙Pの幅(用紙幅PW)は、約216mmとされている。低面部222aは、図7に示す用紙Pよりも、奥行方向Yで長く形成されており、低面部222aの長さ(低面部長GW)は、約239mmとされている。また、本実施の形態において、基面部222bの厚み(基面厚KL)は、約2.2mmとされ、低面部222aの厚み(低面厚TL)は、約1.7mmとされており、基面部222bと低面部222aとでは、約0.5mmの段差が設けられている。
低面部222aには、原稿のサイズを示す指標222dが設けられている。本実施の形態において、指標222dは、文字や線などで構成されている。指標222dは、例えば、塗料によって着色するなど、ユーザに視覚的に認識させるものであればよい。低面部222aに指標222dを設けることで、ユーザに原稿のサイズを把握させながら、原稿を載置させることができる。なお、指標222dについては、後述する第2実施形態で詳細に説明する。
原稿ガイド部材222のうち、原稿掬い上げ部214に面する側(左方向X1の側)の側面には、周囲よりも左方向X1へ突出した側面凸部231aが設けられている。そして、側面凸部231aの奥行方向Yでの中央部には、側面凸部231aよりもさらに左方向へ延びた延出部231bが設けられている。また、原稿ガイド部材222の上面には、図6に示すように、白色のシェーディングシート222cが設けられている。
図8は、原稿ガイド部材と原稿掬い上げ部との係合部を示す断面斜視図である。
図8は、図2の矢符A−Aでの断面に相当し、原稿掬い上げ部214近傍を拡大して示している。画像読取装置200では、原稿通過部215と原稿載置台221とで、互いの上面の高さが一致するように設定されている。原稿掬い上げ部214の上面は、原稿通過部215側(左方向X1側)の端部が原稿通過部215より低く、原稿載置台221側(右方向X2側)の端部が原稿載置台221より高くなるように、傾斜している。原稿掬い上げ部214の右方向X2側の端面には、奥行方向Yの全域にわたって延びる凹溝213が形成されている。凹溝213は、原稿ガイド部材222の側面凸部231aおよび延出部231bに応じた形状とされており、凹溝213に側面凸部231aおよび延出部231bを差し込んで、原稿ガイド部材222と原稿掬い上げ部214とが係合される。
延出部231bは、原稿載置台221の角に対応するように、下方へ屈曲して延びており、左右方向Xにおいて、原稿載置台221の端面に当接しつつ、原稿掬い上げ部214(凹溝213)に当接している。このように、延出部231bを設けて原稿載置台221の端部を押さえることで、原稿載置台221が浮き上がることを防止できる。そして、奥行方向Yにおいて、浮き上がりやすい中央部を押さえることで、延出部231bの効果をより高めることができる。
図9は、原稿ガイド部材近傍を拡大して示す模式断面図である。
図9では、画像読取装置200に対して、原稿搬送装置120を閉じた状態での断面に相当し、原稿搬送装置120のうち、原稿ガイド部材222近傍に位置する部材を抜き出して示している。つまり、図9に示すのは、原稿搬送装置120の一部であって、原稿搬送装置120には、その他の部材を適宜設けてもよい。図9に示す箇所では、原稿が左方向X1の端部から右方向X2の端部に向かって搬送される。
原稿搬送装置120には、原稿ガイド部材222の近傍に、通過部対向板121、下方側導入ガイド122、板状部材123、および上方側導入ガイド124が設けられている。
通過部対向板121は、原稿通過部215および原稿掬い上げ部214の上方に設けられており、対向する部材との間で原稿が搬送される。通過部対向板121は、原稿通過部215との間に僅かな隙間を設けて配置され、右方向X2側の部分が右上方へ向かって延伸されている。つまり、通過部対向板121と原稿通過部215とが対向する部分では、原稿が通る隙間を小さくすることで、原稿通過部215に接する程度まで近づくように、通過部対向板121で原稿を押さえて、原稿を読み取りやすくしている。原稿通過部215の直上を通過した原稿は、先端が原稿掬い上げ部214に当接して、上方へ向かうように掬い上げられる。そのため、原稿掬い上げ部214の上方では、原稿の搬送を妨げないように、通過部対向板121を上方へ屈曲させて、原稿が通る隙間を広くしている。
下方側導入ガイド122、板状部材123、および上方側導入ガイド124は、通過部対向板121の右方向X2の端部付近に設けられている。下方側導入ガイド122および上方側導入ガイド124は、高さ方向Zで互いに対向して配置され、通過部対向板121によって導かれた原稿が通る隙間を形成している。下方側導入ガイド122は、下端が原稿ガイド部材222の上方に位置するように配置されている。板状部材123は、下方側導入ガイド122の下端から下方へ延伸するように取り付けられ、先端が低面部222aに届く程度の長さとされており、原稿掬い上げ部214の上面のうち、右方向X2の端部よりも下方まで延びている。板状部材123は、薄く弾性を有する材質で形成されており、低面部222aに接触した際は変形するので、原稿搬送装置120の開閉を阻害しない。
下方側導入ガイド122および板状部材123の下端は、低面部222aに面する範囲に設けられていることが望ましい。つまり、下方側導入ガイド122および板状部材123は、基面部222bを避けて、低面部222aに対応した配置とされていれば、より下方へ延伸させた構成とすることができる。
原稿搬送装置120は、画像読取装置200に対して開閉する構成とされているため、画像読取装置200に対する位置が変動することがある。その際での衝突を避けるため、原稿搬送装置120と画像読取装置200との間には、余裕を持たせた隙間を設けることが望ましく、原稿掬い上げ部214と下方側導入ガイド122(板状部材123)とを密接させることは難しい。しかしながら、原稿掬い上げ部214と下方側導入ガイド122(板状部材123)との間に、高さ方向Zでの隙間(逆段差)が生じていると、原稿の先端が引っ掛かって搬送不良となることがある。
これに対し、本実施の形態では、原稿ガイド部材222に低面部222aを設けているので、下方側導入ガイド122(板状部材123)を下方へ下げた配置とすることができ、原稿掬い上げ部214に対する逆段差が生じないようにしている。上述したように、原稿ガイド部材222において、原稿掬い上げ部214に対応する箇所を周囲より低くすることで、原稿の掬い上げ性能を向上させることができる。つまり、原稿ガイド部材222の上方に配置される部材を、より原稿ガイド部材222に近づけることができ、原稿掬い上げ部214との段差が生じない構成とすることができる。
また、原稿ガイド部材222自体の厚みを薄くすることで、テープなどの接着部材で原稿載置台221に貼り付けるとき、原稿ガイド部材222が反っていた場合でも、原稿載置台221の表面に沿って貼り付けることができ、剥がれ難くなる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置および画像読取装置について、図面を参照して説明する。なお、画像形成装置の構造については、第1実施形態と略同様であるので、説明および図面を省略する。
図10は、本発明の第2実施形態に係る画像読取装置において、原稿ガイド部材近傍を拡大して示す模式断面図である。
第2実施形態では、第1実施形態に対し、指標222dの形状が異なっている。具体的に、指標222dは、低面部222aを凹ませて形成されている。つまり、低面部222aの厚みを一部薄くした部分で、文字や線などを形成して、指標222dを設けている。このように、低面部222aの厚みを薄くするようにしているので、原稿の掬い上げ性能に影響を与えることなく、指標222dを設けることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置および画像読取装置について、図面を参照して説明する。なお、画像形成装置の構造については、第1実施形態および第2実施形態と略同様であるので、説明および図面を省略する。
図11は、本発明の第3実施形態に係る画像読取装置において、原稿ガイド部材近傍を拡大して示す模式断面図である。
第3実施形態では、第1実施形態に対し、原稿ガイド部材222の形状が異なっている。具体的に、原稿ガイド部材222は、上面の左方向X1側の端縁に、原稿掬い上げ部214に沿って基面延伸部222eが設けられている。基面延伸部222eは、奥行方向Yの両端に位置する基面部222bと同じ厚みとされており、正面方向Y1側の基面部222bと、背面方向Y2側の基面部222bとに繋がっている。奥行方向Yに延伸されている基面延伸部222eを設けることで、原稿ガイド部材222が反ってしまうことを抑制し、原稿ガイド部材222の剥がれを防止できる。
なお、今回開示した実施の形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
100 画像形成装置
110 画像形成部
120 原稿搬送装置
200 画像読取装置
214 原稿掬い上げ部
215 原稿通過部
221 原稿載置台
222 原稿ガイド部材
222a 低面部
222b 基面部
222d 指標
222e 基面延伸部
222f ガイド傾斜部
231a 側面凸部
231b 延出部
X 左右方向
X1 左方向
X2 右方向
Y 奥行方向
Y1 正面方向
Y2 背面方向
Z 高さ方向

Claims (7)

  1. 原稿を載置する原稿載置台と、
    前記原稿載置台上の原稿の端部を揃える原稿ガイド部材と、
    搬送された原稿の下面に面する原稿通過部と、
    前記原稿載置台と前記原稿通過部との間に設けられた原稿掬い上げ部とを備えた画像読取装置であって、
    前記原稿ガイド部材の上面は、該原稿ガイド部材の長手方向での両端の基面部より、高さ方向で低い低面部を有し、
    前記低面部は、前記原稿ガイド部材のうち、前記長手方向で前記原稿掬い上げ部と重なる領域に設けられていること
    を特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記原稿ガイド部材は、前記原稿載置台に貼り付けられており、前記低面部での厚みが、前記基面部での厚みより薄く形成されていること
    を特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像読取装置であって、
    前記低面部には、原稿のサイズを示す指標が設けられていること
    を特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項3に記載の画像読取装置であって、
    前記指標は、前記低面部を凹ませて形成されていること
    を特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の画像読取装置であって、
    前記原稿ガイド部材は、前記原稿掬い上げ部の側に延出した延出部を備え、
    前記延出部は、前記原稿掬い上げ部に差し込まれていること
    を特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項5に記載の画像読取装置であって、
    前記延出部は、前記原稿ガイド部材のうち、前記長手方向での中央部に設けられていること
    を特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の画像読取装置を備えた画像形成装置。
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