JP6261464B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙に画像を形成する画像形成部が筐体の内部に収容された画像形成装置に関する。
近年、オフィスや家庭など様々な場所に、プリンタなどの画像形成装置が設置されている。このような画像形成装置では、多機能化などのために、多数の部品が集積されて重量が増加しており、ユーザが一人では持ち運べないものとなっていた。そこで、画像形成装置には、設置する際に持ち上げるための取手を設けることで、ユーザによる運搬を補助し、転落や転倒といった事故に対する配慮がされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−231682号公報
特許文献1に記載の記録装置では、外装ケースの両側部にそれぞれ設けた取手のうち、重心が寄った側の取手を、他方の取手よりも高い位置に設けることで、記録装置が回転モーメントの方向に倒れる危険性があることを運搬者に察知させている。
ところで、近年の画像形成装置では、用紙に形成する画像をデータとして記憶するHDDを内部に備える構成が適用されているが、HDDは、衝撃によって破損する虞があるため、運搬時の衝撃に対する対処が必要であった。これに対し、特許文献1に記載の記録装置では、運搬時や設置時での内部の部品に対する衝撃が考慮されていないという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、移動させる際の衝撃を緩和して耐衝撃性を向上させた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成部が筐体の内部に収容された画像形成装置であって、前記筐体を持ち上げる際に支持され、該筐体の支持側面から内部に凹ませて形成された取手部と、前記筐体の内部に収容され、画像を記憶するHDDと、前記HDDの一部を覆う補強部材とを備え、前記取手部および前記HDDは、前記支持側面側で互いに対向するように設けられ、前記補強部材は、前記支持側面と前記HDDとの間に、それぞれから離間して設けられていることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置では、前記補強部材は、前記取手部の上部に配置され、該取手部の上方への移動を規制する補強規制部が設けられている構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記取手部は、略水平な方向に延伸された取手支持面が設けられ、前記補強規制部は、前記取手支持面に対向する平面状に形成されている構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記筐体の内部に設けられ、前記HDDを固定する固定部材を備え、前記補強部材は、前記固定部材に固定されている構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、上面視における前記支持側面側に重心が位置している構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記支持側面は、前記筐体の内側に向かって凹んだ側面固定部が設けられ、前記補強部材は、前記側面固定部と締結部材で固定されている構成としてもよい。
本発明によると、衝撃等を受けて破損しやすいHDDを、ユーザによって支持される取手部の近傍に設けることで、移動させる際の衝撃を緩和して耐衝撃性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を右前側から見た外観斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を左後側から見た外観斜視図である。 支持側面側から見た画像形成装置を示す側面図である。 図4に示す画像形成装置から支持側面に対応するカバーを取り外した状態を示す側面図である。 図4の矢符A−AでのHDD近傍を拡大して示す拡大断面図である。 図4の矢符B−BでのHDD近傍を拡大して示す拡大断面図である。 補強部材を示す外観斜視図である。 上面視した状態の画像形成装置における取手部と重心との位置関係を示す概略上面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置におけるHDD近傍を拡大して示す拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置におけるHDD近傍を拡大して示す拡大断面図である。
以下、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
画像形成装置1は、原稿を読み取って用紙に画像形成する複写機能を有しており、画像読取装置2、画像読取装置2の上側に設けられた原稿搬送装置(ADF)3、画像読取装置2の下側に設けられた画像形成部4、給紙カセット5、および積載トレイ39を備えている。
原稿搬送装置3は、奥一辺のヒンジ(支点、図示しない)によって画像読取装置2に対して開閉自在に支持されており、手前側端部が上下されることによって開閉される。原稿搬送装置3が開かれると、画像読取装置2の上方が開放され、原稿を手置きで置くことができるようになっている。また、原稿搬送装置3は、載置された原稿を画像読取装置2の上に自動で搬送する。
画像読取装置2は、奥一辺のヒンジ(支点、図示しない)によって画像形成部4に対して開閉自在に支持されており、手前側端部が上下されることによって開閉される。画像読取装置2を開くことで、画像形成装置1に内蔵された部品等のメンテナンスを行うことができる。画像読取装置2は、載置された原稿または原稿搬送装置3から搬送された原稿を読み取って画像データを生成する。
画像形成装置1では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像、または単色(例えば、ブラック)を用いたモノクロ画像に応じた画像データが扱われる。画像形成部4には、4種類のトナー像を形成するための現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、および帯電器15が4つずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応付けられ、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
ドラムクリーニング装置14は、感光体ドラム13の表面の残留トナーを除去および回収する。帯電器15は、感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させる。光走査装置11は、感光体ドラム13の表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置12は、感光体ドラム13の表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13の表面にトナー像を形成する。上述した一連の動作によって、各感光体ドラム13の表面に各色のトナー像が形成される。
感光体ドラム13の上側には、中間転写ベルト21が配置されている。中間転写ベルト21は、矢符Cの方向へ周回移動し、ベルトクリーニング装置25によって残留トナーを除去および回収され、各感光体ドラム13の表面に形成された各色のトナー像が順次転写して重ね合わされて、中間転写ベルト21の表面にカラーのトナー像が形成される。
2次転写装置26の転写ローラ26aは、中間転写ベルト21との間にニップ域が形成されており、用紙搬送経路R1を通じて搬送されて来た用紙をニップ域に挟み込んで搬送する。用紙は、ニップ域を通過する際に、中間転写ベルト21の表面のトナー像が転写されて定着装置17に搬送される。
定着装置17は、用紙を挟んで回転する定着ローラ31および加圧ローラ32を備えている。定着装置17は、定着ローラ31および加圧ローラ32の間にトナー像が転写された記録用紙を挟み込んで加熱および加圧し、トナー像を記録用紙に定着させる。
給紙カセット5は、画像形成に使用する用紙を蓄積しておくためのカセットであり、光走査装置11の下側に設けられている。用紙は、ピックアップローラ33によって給紙カセット5から引き出されて、用紙搬送経路R1を通じて搬送され、2次転写装置26や定着装置17を経由し、用紙排出部に設けられた排紙ローラ36を介して積載トレイ39へと搬出される。用紙搬送経路R1には、用紙を一旦停止させて、用紙の先端を揃えた後、中間転写ベルト21と転写ローラ26aとの間のニップ域でのカラーのトナー像の転写タイミングに合わせて用紙の搬送を開始するレジストローラ34、用紙の搬送を促す搬送ローラ35、および排紙ローラ36が配置されている。
また、用紙の表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、用紙を排紙ローラ36から反転経路Rrへと逆方向に搬送して、用紙の表裏を反転させ、用紙をレジストローラ34へと再度導き、表面と同様にして裏面に画像形成を行い、用紙を積載トレイ39へと搬出する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を右前側から見た外観斜視図であって、図3は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を左後側から見た外観斜視図である。
画像形成装置1の筐体40は、略直方体形状とされ、上方に原稿搬送装置3が配設されている。また、画像形成装置1の上方において、原稿搬送装置3の手前には、操作パネル45が配設されている。操作パネル45には、各種キーと液晶ディスプレイとが配設されている。原稿搬送装置3の下方には、積載トレイ39が配設されている。
筐体40の側面は、主に前面41、右側面42、左側面43(図3参照)、後面(支持側面44)の4つで構成されており、前面41と支持側面44とが対向し、右側面42と左側面43とが対向している。以下では説明のため、右側面42から左側面43へ向かう方向を横方向Xと呼び、前面41から支持側面44へ向かう方向を奥行方向Yと呼ぶことがある。また、横方向Xおよび奥行方向Yに対し垂直で、下方から上方へ向かう方向を高さ方向Zと呼ぶことがある。
前面41(図2では、左側)には、引き出し可能な収容部18が配置されている。収容部18には、積載カセット5が収容されており、収容部18を引き出すことで、積載カセット5に用紙を補充することができる。
右側面42(図2では、右側)には、開閉可能な手差しトレイ19が配置されている。手差しトレイ19は、開放することで用紙を積載することができる。手差しトレイ19に積載された用紙は、用紙搬送経路R1を通じて搬送され、画像が形成される。また、右側面42の下縁部には、内側に凹んだ凹状の右取手42aが2つ設けられている。ユーザは、右取手42aに手を差し入れることで、画像形成装置1を持ち上げることが容易になる。
左側面43(図3では、右側)には、内側に凹んだ凹状の左取手43aが中央に設けられている。左取手43aには、右取手42aと同様に、ユーザが手を差し入れることができる。
支持側面44(図3では、左側)には、内側に凹んだ凹状の取手部44aが設けられている。取手部44aは、支持側面44の下縁部で左側面43寄りに設けられており、右取手42aおよび左取手43aと同様に、ユーザが手を差し入れることができる。取手部44aの上方には、内側に向かって凹んだ側面固定部44bが設けられている。側面固定部44bには、ビス止めできるように、筐体40(支持側面44)を貫通する穴が開けられている。なお、取手部44aおよび側面固定部44bについては、後述する図6および図7を参照して、詳細に説明する。
図4は、支持側面側から見た画像形成装置を示す側面図であって、図5は、図4に示す画像形成装置から支持側面に対応するカバーを取り外した状態を示す側面図である。なお、図4では、位置関係を明確にするために、支持側面44を透視的に示しており、内部に収容された部品のうち、HDD50および補強部材60を示し、それ以外は省略している。
筐体40は、複数に分割されており、それらを組み合わせて、内部に部品を収容する構成とされている。図5では、図4に示す状態に対して、画像形成装置1から支持側面44に対応するカバー(筐体40の一部)が取り外されている。筐体40の内部には、平板状の固定部材70が設けられており、固定部材70は、表面が支持側面44に対向して固定されている。固定部材70の表面には、HDD50(ハードディスクドライブ:Hard Disk Drive)と補強部材60とが固定されている。なお、固定部材70には、さらにMFPC基板などの複数の部品が固定されていてもよい。つまり、画像形成装置1は、支持側面44の内側に複数の部品が取り付けられた固定部材70が設けられており、支持側面44に対応するカバーを外すことで、固定部材70が露出される。また、画像形成装置1は、固定部材70の内側に、画像ステーションPaや定着装置17などさらに複数の部品を備えている。
HDD50は、記憶媒体であって、画像形成部4によって用紙に形成される画像を記憶している。補強部材60は、金属を材料とし、例えば、板金を成形したものである。すなわち、補強部材60は、加えられた負荷によって変形しないように、金属などの剛性の強い材料で形成することが望ましい。なお、補強部材60については、後述する図6ないし図8を参照して、詳細に説明する。
HDD50および補強部材60は、固定部材70の左側面43寄りの下方(図5では、固定部材70の右下側)に固定されており、補強部材60は、HDD50の一部を覆うように配置されている。つまり、補強部材60は、支持側面44側から見た状態で、HDD50(特に、高さ方向ZでのHDD50の中央)と重なる位置に配置されている。また、図4に示すように、取手部44aは、支持側面44側から見た状態で、HDD50の一部(特に、下端部)と重なる位置に配置されており、補強部材60の下方に位置している。
次に、取手部44a、HDD50、および補強部材60の詳細な位置関係について、図面を参照して説明する。
図6は、図4の矢符A−AでのHDD近傍を拡大して示す拡大断面図であって、図7は、図4の矢符B−BでのHDD近傍を拡大して示す拡大断面図であって、図8は、補強部材を示す外観斜視図である。
HDD50は、直方体状とされ、平面部が固定部材70と奥行方向Yで対向して配置されており、固定部材70は、HDD50と対向する部分にHDD取付板71が固定されている。HDD取付板71は、略平板状とされ、湾曲して周縁より盛り上った中央部では、固定部材70との間に隙間が設けられている。HDD50は、HDD固定ビス52によって、上端および下端にそれぞれHDD固定板51が取り付けられている。HDD固定板51は、固定部材70に向かって、奥行方向Yと反対方向に延伸しており、先端が固定部材70に沿って高さ方向Zへ屈折している。そして、HDD固定板51は、先端がダンパー72を介してHDD取付板71に固定されている。つまり、HDD50は、HDD固定板51を介して固定部材70に固定されており、奥行方向Yで固定部材70から離間している。また、ダンパー72は、固定部材70からHDD50に伝わる衝撃を緩和する。
補強部材60は、補強対向部61、補強延伸部62、補強規制部63、補強締結穴64、および補強取付部65を備える構成とされている。具体的には、補強対向部61は、幅の細い略平板状に形成され、平面部が奥行方向Yで支持側面44およびHDD50(固定部材70)と対向している。そして、補強対向部61は、長手方向が横方向Xと平行にして配置され、横方向XでHDD50より長く形成されている。補強延伸部62は、補強対向部61の長手方向の両端から固定部材70に向かって、奥行方向Yと反対方向に延伸されており、端部には、固定部材70に沿って屈折した補強取付部65が設けられている。補強取付部65は、ビスなどを挿入する穴が設けられており、補強固定ビス73によって、固定部材70に固定されている。また、補強取付部65は、横方向XにおいてHDD50から離間した位置で固定部材70に取り付けられている。従って、補強部材60は、HDD50から離間して設けられている。
補強対向部61には、側面固定部44bに面する位置に補強締結穴64が設けられており、締結部材80によって、側面固定部44bと補強締結穴64(補強部材60)とが固定(締結)されている。締結部材80は、例えば、ビスである。
補強規制部63は、補強対向部61の側縁部(図6では、下端)から固定部材70の側に向かって延伸した形状とされており、下面が取手部44aの上面(取手支持面44c)と対向している。図7に示すように、補強規制部63は、補強対向部61の側縁部のうち一部の領域に設けられており、特に、取手部44a(取手支持面44c)の上方に位置する領域に設けられ、上面視において、補強規制部63と取手部44aとが重なるように配置されている。
取手部44aは、略水平な方向(図6では、奥行方向Y)に延伸された取手支持面44cが設けられている。具体的には、取手支持面44cは、支持側面44から筐体40の内部に向かって延伸されており、補強対向部61よりもHDD50に近い位置まで延伸されている。取手支持面44cのHDD50側の端部からは、取手対向面44dが下方に向かって延伸され、筐体40の下面に接続されている。つまり、取手対向面44dは、HDD50と対向するように形成されている。取手支持面44cと補強規制部63(補強対向部61の下端)との間隔は、狭い隙間とされており、本実施の形態では、2mmとされている。取手支持面44cの横方向Xの幅は、補強規制部63より大きく、且つ、補強対向部61より小さく形成されている。取手部44aは、補強対向部61の両端に設けられた補強延伸部62の間に位置し、補強部材60から離間している。
上述したように、取手部44aおよびHDD50は、支持側面44側で互いに対向するように設けられている。そして、補強部材60は、支持側面44とHDD50との間に、それぞれから離間して設けられている。すなわち、衝撃等を受けて破損しやすいHDD50を、ユーザによって支持される取手部44aの近傍に設けることで、移動させる際の衝撃を緩和して耐衝撃性を向上させることができる。つまり、外部から局所的に押圧されるなどの衝撃に対しては、HDD50を覆う補強部材60によって、HDD50に衝撃が直接伝わらないようにしている。また、画像形成装置1を床面に下ろす際の衝撃に対しては、HDD50の近傍に設けられた取手部44aをユーザに支持させることで、ユーザによって床面との距離が把握され、勢いよく床面に激突させるといった事態を回避することができる。さらに、画像形成装置1を支持する際、取手部44aに対して、ユーザが心理的に注意を払って丁寧に扱うことから、特に、取手部44aの近傍に対して衝撃を与えない構成とすることができる。
具体的には、ユーザが画像形成装置1を持ち上げる際、取手部44aに手を差し入れて、取手支持面44cに指を掛ける。このとき、筐体40に局所的な負荷が加わることで、取手部44aが変形するなどして、上方へ移動しようとするが、補強規制部63によって、取手部44aの上方への移動を規制している。従って、補強規制部63によって取手部44aの移動を規制することで、画像形成装置1を持ち上げた際の衝撃がHDD50に伝わらないようにすることができる。つまり、取手部44aを支持する力を受けて撓むといった筐体40(取手部44a)の変形に対し、筐体40から離間している補強規制部63で受け止めることで、筐体40とHDD50とが接しないようにしている。ここで、取手支持面44cと補強規制部63とが平面同士が対向する形状とすることで、取手部44aと補強規制部63とが広い面積で接する構造となり、強い負荷が加わっても確実に取手部44aの移動を規制することができる。また、締結部材80によって、支持側面44と補強部材60との位置ズレを規制することで、筐体40とHDD50との接触を防止できる。
また、ユーザは、取手支持面44cに指を掛けると伴に、取手部44aの上方の支持側面44にも手を添えて、画像形成装置1を支持することがあり、支持側面44に加わる衝撃に対しては、補強部材60で受け止めることで、HDD50に直接衝撃が伝わることを防止できる。
さらに、固定部材70にHDD50および補強部材60が固定されているため、補強部材60に負荷が加わっても、補強部材60とHDD50との距離を保つことができ、HDD50に加わる衝撃を緩和することができる。
図9は、上面視した状態の画像形成装置における取手部と重心との位置関係を示す概略上面図である。図9では、図面の見易さを考慮して、原稿搬送装置3や操作パネル45などを省略した筐体40の模式的な形状を示し、筐体40における取手部44a、右取手42a、および左取手43aの位置を透視的に示している。
図9に示すように、右側面42には、2つの右取手42aが設けられ、左側面43には、左取手43aが設けられ、支持側面44(後面)には、取手部44aが設けられている。画像形成装置1を持ち上げる際は、複数のユーザによって、取手部44a、右取手42a、および左取手43aが支持される。ところで、本実施の形態の画像形成装置1においては、内部の部品の集積化などによって、上面視における画像形成装置1の重心Gが中心よりも、支持側面44寄りに位置している。つまり、互いに対向する側面に設けられた右取手42aと左取手43aとを支持した場合では、画像形成装置1が支持側面44側に傾き、落下してしまう虞があった。しかしながら、取手部44aを画像形成装置1の重心Gに近い支持側面44側に設けたことで、画像形成装置1を持ち運ぶ際、重量の偏りを緩和して安定させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図10は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置におけるHDD近傍を拡大して示す拡大断面図である。なお、図10は、図4の矢符A−Aでの断面に相当する。第2実施形態は、第1実施形態と略同様の構造とされている。そのため、補強部材60、取手部44aおよびHDD50に注目した図面のみを示し、他の図面を省略する。
第2実施形態は、第1実施形態に対して、補強部材60の形状が異なっている。具体的には、補強部材60は、補強規制部63が設けられておらず、補強対向部61、補強延伸部62、補強締結穴64、および補強取付部65を備える構成とされている。補強規制部63を設けない構成とした場合には、補強部材60を取手部44aの上方に設け、補強対向部61によって、取手部44aの移動を規制してもよい。
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図11は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置におけるHDD近傍を拡大して示す拡大断面図である。なお、図11は、図4の矢符A−Aでの断面に相当する。第3実施形態は、第1実施形態と略同様の構造とされている。そのため、補強部材60、取手部44aおよびHDD50に注目した図面のみを示し、他の図面を省略する。
第3実施形態は、第1実施形態に対して、支持側面44の形状が異なっている。具体的には、支持側面44は、側面固定部44bが設けられておらず、支持側面44と補強部材60とを固定する締結部材80を備えていない。このような構成とした場合には、例えば、支持側面44および取手部44aと補強部材60とが近い位置に設けられていれば、筐体40の移動を規制して補強部材60で受け止める構造とすることができる。
なお、今回開示した実施の形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
1 画像形成装置
40 筐体
41 前面
42 右側面
42a 右取手
43 左側面
43a 左取手
44 支持側面
44a 取手部
44b 側面固定部
44c 取手支持面
44d 取手対向面
50 HDD
51 HDD固定板
52 HDD固定ビス
60 補強部材
61 補強対向部
62 補強延伸部
63 補強規制部
64 補強締結穴
65 補強取付部
70 固定部材
71 HDD取付板
72 ダンパー
73 補強固定ビス
80 締結部材
G 重心
X 横方向
Y 奥行方向
Z 高さ方向

Claims (6)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成部が筐体の内部に収容された画像形成装置であって、
    前記筐体を持ち上げる際に支持され、該筐体の支持側面から内部に凹ませて形成された取手部と、
    前記筐体の内部に収容され、画像を記憶するHDDと、
    前記HDDの一部を覆う補強部材とを備え、
    前記取手部および前記HDDは、前記支持側面側で互いに対向するように設けられ、
    前記補強部材は、前記支持側面と前記HDDとの間に、それぞれから離間して設けられていること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記補強部材は、前記取手部の上部に配置され、該取手部の上方への移動を規制する補強規制部が設けられていること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記取手部は、略水平な方向に延伸された取手支持面が設けられ、
    前記補強規制部は、前記取手支持面に対向する平面状に形成されていること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記筐体の内部に設けられ、前記HDDを固定する固定部材を備え、
    前記補強部材は、前記固定部材に固定されていること
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    上面視における前記支持側面側に重心が位置していること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記支持側面は、前記筐体の内側に向かって凹んだ側面固定部が設けられ、
    前記補強部材は、前記側面固定部と締結部材で固定されていること
    を特徴とする画像形成装置。
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