JP2014081535A - 画像形成装置 - Google Patents

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昌也 浅川
Kota Yoshikawa
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Abstract

【課題】ユーザの作業性を向上させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置1は、画像形成した用紙を排出する用紙排出部38と、用紙排出部38から排出された用紙が積載される積載トレイ50と、積載トレイ50の上方に設けられ積載トレイ50を覆う本体庇部60とを備えている。積載トレイ50は、用紙の排出方向Xで用紙排出部38と反対側に位置する取出側トレイ端部50aに、上方側へ突出した突出部51と、下方側に広がった用紙取出部52とを備えている。本体庇部60の下面60bには、用紙Pの排出方向Xで用紙排出部38と反対側に位置する取出側本体端部60aに向かうに従って上方へ傾斜した庇傾斜部60cが設けられている。突出部51は、排出方向Xで取出側トレイ端部50aに向かうに従って上方へ傾斜している。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成した用紙を排出する用紙排出部と、用紙排出部から排出された用紙が積載される積載トレイと、積載トレイを覆う本体庇部とを備える画像形成装置に関する。
近年、コピー機などの画像形成装置には、様々な機能が求められており、ファックスやスキャナなどを兼ね備えた複合機が広く利用されている。ところで、画像形成装置では、画像形成する画像記録部と画像を読み取る画像読取部との間に排紙トレイを設けた胴内排紙方式が考案されている。胴内排紙方式を採用することで、画像読取部に面していない画像記録部の側面に排紙トレイを設けた構造よりも、画像形成装置の小型化を図ることができる。
現在、画像形成装置には、更なる小型化が要望されており、画像読取部と画像記録部とを近づけて排紙トレイの空間を狭くすることが検討されている。しかしながら、排紙トレイの空間を狭くすることで、ユーザが手を挿入する空間が確保されず、用紙を回収する際の利便性が損なわれていた。このような課題に対して、排出された用紙を容易に取り出すことができる構造が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
特開2011−197573号公報 特開2011−93324号公報
特許文献1に記載の画像形成装置では、装置本体と装置本体の上部に設けたスキャナとの間に排紙トレイ部が設けられており、排紙トレイ部は、使用者の手の指が排紙された用紙にアクセス可能な段差部を有している。しかしながら、上述した構成では、段差部が用紙の側部よりも奥方に入り込んでいることから、用紙は、側部が排紙トレイ部に支持されないため、段差部寄りに積載された際に自重で排紙トレイ部から滑り落ちる虞がある。
特許文献2に記載の画像記録装置では、装置本体と、装置本体の開口内に配置された第1トレイと、第1トレイの上方に配置され排出された用紙が積載される第2トレイとを備え、第2トレイは、第1姿勢と第1姿勢より下方の第2姿勢との間で姿勢変化する構成とされている。上述した構成では、第2トレイを第2姿勢へ姿勢変化させて、第2トレイ上の空間を拡張することで、ユーザが開口の奥まで手を入れることが可能となり、小サイズ用紙の取り出しを容易にしている。しかしながら、用紙の上の空間を拡張しても用紙の上面に触れるだけであって、用紙を掴んで回収することができないため、用紙を回収する際の利便性を向上させるという課題を解決するには不十分である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、積載トレイの端部に高さの異なる部分を形成して、ユーザが用紙を掴むための空間を設けた構造とすることで、ユーザの作業性を向上させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成した用紙を排出する用紙排出部と、前記用紙排出部から排出された用紙が積載される積載トレイと、前記積載トレイの上方に設けられ前記積載トレイを覆う本体庇部とを備える画像形成装置であって、前記積載トレイは、用紙の排出方向で前記用紙排出部と反対側に位置する取出側トレイ端部に、上方側へ突出した突出部と、下方側に広がった用紙取出部とを備え、前記本体庇部の下面には、用紙の排出方向で前記用紙排出部と反対側に位置する取出側本体端部に向かうに従って上方へ傾斜した庇傾斜部が設けられ、前記突出部は、前記排出方向で前記用紙排出部から前記取出側トレイ端部に向かうに従って上方へ傾斜しており、前記用紙取出部は、前記排出方向で前記取出側トレイ端部に向かうに従って下方へ広がった構造とされていることを特徴とする。
この構成によると、突出部によって用紙を支え、用紙取出部によって用紙の下方に空間を設ける構造とされている。
本発明に係る画像形成装置では、前記庇傾斜部の前記排出方向における前記用紙排出部側の端部は、前記突出部の前記排出方向における前記用紙排出部側の端部より該用紙排出部に近い位置とされている構成としてもよい。
この構成によると、庇傾斜部が突出部よりも用紙排出部に近い位置に設けられているため、突出部によって、積載トレイと庇傾斜部との間隔が狭くならず、積載トレイへの用紙の積載量が確保されている。
本発明に係る画像形成装置では、前記積載トレイと前記庇傾斜部との間隔は、前記排出方向で前記取出側本体端部に向かうに従って広くなっている構成としてもよい。
この構成によると、積載トレイと庇傾斜部との間隔が徐々に広くなる構造とされている。
本発明に係る画像形成装置では、前記用紙取出部は、前記排出方向で前記取出側トレイ端部に向かうに従って下方へ傾斜している構成としてもよい。
この構成によると、取出側において、用紙の下方の空間がさらに広くなる構造とされている。
本発明に係る画像形成装置では、前記用紙取出部は、上方に突出した凸曲面または下方に突出した凹曲面である構成としてもよい。
この構成によると、用紙取出部を凸曲面とすることで、内部の空間を広くしている。また、用紙取出部を凹曲面とすることで、用紙の下方の空間をさらに広くしている。
本発明に係る画像形成装置では、前記用紙取出部は、前記積載トレイより下方に設けられた段差部である構成としてもよい。
この構成によると、平易な構造で用紙の下方の空間を広くしている。
本発明に係る画像形成装置では、前記用紙取出部は、2箇所に設けられ、前記積載トレイに積載された用紙の幅方向で、前記突出部の両隣にそれぞれ配置されている構成としてもよい。
この構成によると、用紙取出部を複数備えることで、用紙を掴む位置をユーザに自由に選択させる構造とされている。
本発明に係る画像形成装置では、前記突出部は、前記積載トレイに積載された用紙の幅方向で前記積載トレイの中央部に配置されている構成としてもよい。
この構成によると、突出部によって用紙の幅方向における中央部を持ち上げることで、用紙の端部が垂れ下がることを防止している。
本発明に係る画像形成装置では、前記突出部は、前記積載トレイより上方に突出した複数の突出リブと、前記積載トレイを前記排出方向に延長する補助トレイとを備える構成とされ、前記突出リブは、前記積載トレイに積載された用紙の幅方向において、前記補助トレイの両隣にそれぞれ配置されている構成としてもよい。
この構成によると、補助トレイを備えることで、サイズの大きい用紙を積載した際に、用紙が滑り落ちることなく確実に保持される構造とされている。
本発明によると、突出部によって用紙を支え、用紙取出部によって用紙の下方に空間を設けることで、取出側から用紙を容易に回収できる構造とすることができる。つまり、積載トレイの端部に高さの異なる部分を形成して、ユーザが用紙を掴むための空間を設けた構造とすることで、ユーザの作業性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略側面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の側面図である。 図2の矢符A−Aでの積載トレイ近傍を拡大して示す拡大断面図である。 用紙が積載された状態の積載トレイ近傍を示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の変形例1での積載トレイ近傍を拡大して示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の変形例2での積載トレイ近傍を拡大して示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の変形例3での積載トレイ近傍を拡大して示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の変形例4での積載トレイ近傍を拡大して示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略側面図である。
画像形成装置1は、原稿を読み取って用紙に画像形成する複写機能を有しており、画像読取装置2、画像読取装置2の上側に設けられた原稿搬送装置(ADF)3、画像読取装置2の下側に設けられた画像形成部4、給紙カセット5、および積載トレイ50を備えている。なお、積載トレイ50については、後述する図2および図4を参照して詳細を説明する。
原稿搬送装置3は、奥一辺のヒンジ(支点、図示しない)によって画像読取装置2に対して開閉自在に支持されており、手前側端部が上下されることによって開閉される。原稿搬送装置3が開かれると、画像読取装置2の上方が開放され、原稿を手置きで置くことができるようになっている。また、原稿搬送装置3は、載置された原稿を画像読取装置2の上に自動で搬送する。
画像読取装置2は、奥一辺のヒンジ(支点)42によって画像形成部4に対して開閉自在に支持されており、手前側端部が上下されることによって開閉される。画像読取装置2を開くことで、画像形成装置1に内蔵された部品等のメンテナンスを行うことができる。画像読取装置2は、載置された原稿または原稿搬送装置3から搬送された原稿を読み取って画像データを生成する。
画像形成装置1では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像、または単色(例えば、ブラック)を用いたモノクロ画像に応じた画像データが扱われる。画像形成部4には、4種類のトナー像を形成するための現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、および帯電器15が4つずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応付けられ、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
ドラムクリーニング装置14は、感光体ドラム13の表面の残留トナーを除去および回収する。帯電器15は、感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させる。光走査装置11は、感光体ドラム13の表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置12は、感光体ドラム13の表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13の表面にトナー像を形成する。上述した一連の動作によって、各感光体ドラム13の表面に各色のトナー像が形成される。
感光体ドラム13の上側には、中間転写ベルト21が配置されている。中間転写ベルト21は、矢印Cの方向へ周回移動し、ベルトクリーニング装置25によって残留トナーを除去および回収され、各感光体ドラム13の表面に形成された各色のトナー像が順次転写して重ね合わされて、中間転写ベルト21の表面にカラーのトナー像が形成される。
2次転写装置26の転写ローラ26aは、中間転写ベルト21との間にニップ域が形成されており、用紙搬送経路R1を通じて搬送されて来た用紙をニップ域に挟み込んで搬送する。用紙は、ニップ域を通過する際に、中間転写ベルト21の表面のトナー像が転写されて定着装置17に搬送される。
定着装置17は、用紙を挟んで回転する定着ローラ31および加圧ローラ32を備えている。定着装置17は、定着ローラ31および加圧ローラ32の間にトナー像が転写された記録用紙を挟み込んで加熱および加圧し、トナー像を記録用紙に定着させる。
給紙カセット5は、画像形成に使用する用紙を蓄積しておくためのトレイであり、光走査装置11の下側に設けられている。用紙は、ピックアップローラ33によって給紙カセット5から引き出されて、用紙搬送経路R1を通じて搬送され、2次転写装置26や定着装置17を経由し、用紙排出部38に設けられた排紙ローラ36を介して積載トレイ50へと搬出される。用紙搬送経路R1には、用紙を一旦停止させて、用紙の先端を揃えた後、中間転写ベルト21と転写ローラ26aとの間のニップ域でのカラーのトナー像の転写タイミングに合わせて用紙の搬送を開始するレジストローラ34、用紙の搬送を促す搬送ローラ35、および排紙ローラ36が配置されている。
また、用紙の表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、用紙を排紙ローラ36から反転経路Rrへと逆方向に搬送して、用紙の表裏を反転させ、用紙をレジストローラ34へと再度導き、表面と同様にして裏面に画像形成を行い、用紙を積載トレイ50へと搬出する。
図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外観斜視図であって、図3は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の側面図であって、図4は、図2の矢符A−Aでの積載トレイ近傍を拡大して示す拡大断面図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、用紙排出部38から排出された用紙P(後述する図5参照)が積載される積載トレイ50と、積載トレイ50の上方に設けられ積載トレイ50を覆う本体庇部60(画像読取装置2の筐体)とを備えている。用紙排出部38は、積載トレイ50より上方に設けられ、画像形成部4に形成された開口部である。排紙ローラ36は、例えば、用紙排出部38に面して設けられたローラ対である。
以下では、説明の簡略化のため、積載トレイ50に対して、用紙Pが積載される方向を積載方向Zと呼ぶ。つまり、積載方向Zで用紙排出部38を基準として、本体庇部60の側が上方に相当し、積載トレイ50の側が下方に相当する。また、排出方向Xにおいて、用紙排出部38の側を上流と呼び、後述する取出側トレイ端部50aの側を下流と呼ぶ。
図2および図3に示すように、画像形成部4の筐体の上面は、積載トレイ50を設けた部分が周囲より低く形成されている。つまり、画像形成部4の筐体には、積載トレイ50に積載される用紙Pの幅に沿った幅方向Yにおいて対向する側壁4aが設けられ、積載トレイ50は、この側壁4a間に挟まれて配置されている。
積載トレイ50は、用紙排出部38(図4では、右方)に沿うように設けられたトレイ基部50cと、トレイ基部50cから用紙排出部38の反対側の端部(図4では、左方)に向かって延伸されたトレイ延伸部50bと、トレイ延伸部50bからさらに延伸された取出側トレイ端部50aとを備えている。トレイ基部50cは、取出側トレイ端部50a側に向かうに従って、上方へ傾斜しており、トレイ延伸部50bは、用紙Pの排出方向Xに平行な平面とされている。また、取出側トレイ端部50aは、画像形成部4の筐体の一側面に連続するように設けられている。
このような構成において、積載トレイ50は、取出側トレイ端部50aの幅方向Yの中央部に上方側へ突出した突出部51が設けられ、この突出部51の幅方向Yの両側に下方側に広がった用紙取出部52がそれぞれ設けられている。
突出部51は、積載トレイ50より上方に突出した複数の突出リブ51aと、積載トレイ50を排出方向Xに延長する補助トレイ51bとを備える構成とされている。突出リブ51aは、幅方向Yにおいて、補助トレイ51bの両隣にそれぞれ配置されている。具体的には、図2および図3に示すように、2つの突出リブ51aが幅方向Yに一定の距離を保って配置されており、2つの突出リブ51aの間に補助トレイ51bが配置されている。
突出リブ51aは、トレイ延伸部50bから下流に向かって延伸されている。つまり、突出リブ51aの上流側の端部は、トレイ延伸部50bと同じ高さであって、取出側トレイ端部50a(下流)に向かうに従って、徐々にトレイ延伸部50bより高くなるように設けられている。また、補助トレイ51bは、一端が取出側トレイ端部50aにトレイ延伸部50bと同じ高さで固定され、他端が取出側トレイ端部50aから下流に向かって延伸されており、突出リブ51aと同様に、下流に向かうに従って、徐々にトレイ延伸部50bより高くなるように設けられている。このように構成された突出部51は、排出方向Xで庇傾斜部60cと上下に対向する位置に設けられている。
用紙取出部52は、排出方向Xで取出側トレイ端部50aに向かうに従って下方へ傾斜し、下方へ広がった構造とされている。また、用紙取出部52は、上方に突出した凸曲面52aとされている。
本体庇部60の下面60bは、排出方向Xに平行な平面部60dと、上方へ傾斜した庇傾斜部60cとで構成されている。具体的には、庇傾斜部60cは、用紙Pの排出方向Xで用紙排出部38と反対側に位置する取出側本体端部60aに設けられ、平面部60dから取出側本体端部60aに向かうに従って上方へ傾斜している。
なお、図4に示す第1境界線BL1は、平面部60dと庇傾斜部60cとの排出方向Xでの境界を示す境界線であり、第2境界線BL2は、突出部51(特に、突出リブ51a)とトレイ延伸部50bとの排出方向Xでの境界を示す境界線である。また、第1補助線SL1は、突出リブ51aの傾斜に沿って下流へ延伸された補助線であり、第2補助線SL2は、庇傾斜部60cの傾斜に沿って下流側へ延伸された補助線である。
庇傾斜部60cの排出方向Xにおける用紙排出部38側の端部は、突出リブ51aの排出方向Xにおける用紙排出部38側の端部より、用紙排出部38に近い位置に設定されている。つまり、第1境界線BL1は、第2境界線BL2より上流に位置している。
本実施の形態では、本体庇部60は、上述した画像読取装置2の筐体に相当するが、これに限定されず、積載トレイ50への埃等の堆積を防止するカバーなどであってもよい。また、本体庇部60の表面には、画像形成装置1への指示を入力するためのキーやディスプレイなどが設けられている。
上述した構成において、第1補助線SL1と第2補助線SL2との積載方向Zでの間隔は、突出リブ51aと庇傾斜部60cとの間隔を示している。なお、用紙取出部52とトレイ延伸部50bとの排出方向Xにおける境界は、第2境界線BL2と一致する位置とされている。
積載トレイ50(特に、突出リブ51aおよび用紙取出部52)と庇傾斜部60cとの間隔(第1積載幅SW1および第2積載幅SW2)は、排出方向Xで取出側本体端部60aに向かうに従って広がった構造とされている。具体的には、庇傾斜部60cは、排出方向Xに対して突出リブ51aよりも大きく傾斜した構造とされており、用紙排出部38寄りの突出リブ51aと庇傾斜部60cとの間隔(第1積載幅SW1)は、突出部51より下流における第1補助線SL1と第2補助線SL2との間隔(第2積載幅SW2)よりも狭い。なお、第1積載幅SW1は、積載トレイ50への用紙Pの最大積載量に応じて適宜設計され、例えば、最大積載量を普通紙において150枚とした場合、第1積載幅SW1は25〜30mm程度とされる。つまり、積載された用紙Pの厚さに対して、10mm程度の余裕が確保されていればよい。
なお、補助トレイ51bは、突出リブ51aより上方へ傾斜しているが、排出方向における突出リブ51aとの境界では、突出リブ51aより下方に配置されており、第1補助線SL1より上方へ突出しないように傾斜させている。また、庇傾斜部60cは、補助トレイ51bより上方へ傾斜している。
上述したように、突出部51(特に、突出リブ51a)によって用紙Pの幅方向Yにおける中央部を持ち上げることで、用紙Pの端部が垂れ下がることを防止することができる。
また、用紙取出部52を複数備えることで、用紙Pを掴む位置をユーザに自由に選択させることができ、ユーザの作業性をさらに向上させることができる。
また、用紙取出部52を凸曲面52aとすることで、内部の空間を広くすることができ、画像形成装置1の小型化に有効な構造とすることができる。
また、庇傾斜部60cが突出部51よりも用紙排出部38に近い位置に設けられているため、突出部51によって、積載トレイ50と庇傾斜部60cとの間隔が狭くならず、積載トレイ50への用紙Pの積載量を確保することができる。
また、積載トレイ50と庇傾斜部60cとの間隔が徐々に広がった構造とすることで、積載トレイ50への用紙Pの積載量をさらに確保することができる。
また、補助トレイ51bを備えることで、サイズの大きい用紙Pを積載した際に、用紙Pが滑り落ちることなく確実に保持される構造とすることができる。
図5は、用紙が積載された状態の積載トレイ近傍を示す拡大断面図である。
図に示すように、用紙Pは、トレイ基部50cおよびトレイ延伸部50bに沿って積載され、第2境界線BL2より下流の取出側トレイ端部50aでは、幅方向Yの中央が突出部51(突出リブ51aおよび補助トレイ51b)に支持され、幅方向Yの端部が用紙取出部52から離間した上方に位置する。
ユーザは、取出側トレイ端部50aが設けられた側面から用紙取出部52に手を挿入することで、積載トレイ50に積載された用紙Pを摘んで取り出すことができる。
上述したように、突出部51によって用紙Pを支え、用紙取出部52によって用紙Pの下方に空間を設けることで、取出側から用紙Pを容易に回収できる構造とすることができる。つまり、積載トレイ50の端部に高さの異なる部分を形成して、ユーザが用紙Pを摘むための空間を設けた構造とすることで、ユーザの作業性を向上させることができる。
また、用紙取出部52を下方へ傾斜させて、用紙Pの下方の空間がさらに広くなる構造とすることで、ユーザの作業性をさらに向上させることができる。
次に、用紙取出部52を異なる形状とした画像形成装置1の変形例1ないし変形例3について説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の変形例1での積載トレイ近傍を拡大して示す拡大断面図である。
変形例1は、用紙取出部52が傾斜面52bとされている点で異なる。つまり、傾斜面52bは、一様に傾斜した平面であって、図に示す第3補助線SL3は、傾斜面52bの傾斜に沿って下流へ延伸された補助線である。第1補助線SL1と第3補助線SL3との積載方向Zでの間隔は、突出部51(突出リブ51a)と傾斜面52bとの間隔を示している。用紙排出部38寄りの突出部51(突出リブ51a)と傾斜面52bとの間隔(第1段差DW1)は、突出部51より下流における第1補助線SL1と第3補助線SL3との間隔(第2段差DW2)よりも狭い。つまり、傾斜面52bは、排出方向Xで取出側トレイ端部50aに向かうに従って突出部51との間隔が広くなる。
図7は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の変形例2での積載トレイ近傍を拡大して示す拡大断面図である。
変形例2は、用紙取出部52が下方へ突出した凹曲面52cとされている点で異なる。この構成によると、用紙取出部52を凹曲面52cとすることで、用紙Pの下方の空間がさらに広くなる構造とすることができる。
図8は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の変形例3での積載トレイ近傍を拡大して示す拡大断面図である。
変形例3は、用紙取出部52が積載トレイ50より下方に設けられた段差部52dとされている点で異なる。この構成によると、平易な構造で用紙Pの下方の空間を広くすることができる。
また、変形例3では、補助トレイ51bが設けられていない点で異なる。つまり、本発明において、補助トレイ51bの有無は適宜選択することができる。
さらに、本発明では、突出リブ51aの数および形状について適宜選択することができる。つまり、図2および図3では、幅方向Yで幅の狭い突出リブ51aを2つ備える構成とされていたが、これに限定されず、例えば、幅方向Yで幅の広い突出リブ51aを1つ備える構成としてもよい。従って、突出部51は、下流に向かうに従って上方へ傾斜した形状とされていればよい。
次に、本体庇部60を異なる形状とした画像形成装置1の変形例4について説明する。
図9は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の変形例4での積載トレイ近傍を拡大して示す拡大断面図である。
変形例4は、庇傾斜部60cにさらに上方へ傾斜した急傾斜部60eが設けられている点で異なる。具体的には、急傾斜部60eは、排出方向Xで庇傾斜部60cの下流側の端部に設けられており、排出方向Xで補助トレイ51bと上下に対向する位置に設けられている。図9において、第2補助線SL2は、急傾斜部60eの傾斜に沿って下流側へ延伸された補助線とされている。なお、急傾斜部60eの傾斜に応じて、補助トレイ51bをさらに上方へ傾斜させてもよい。つまり、補助トレイ51bより上方へ傾斜した急傾斜部60eによって補助トレイ51bの上方に広い空間が設けられ、補助トレイ51bを上方へ傾斜させても、用紙Pの積載量を確保することができる。
なお、今回開示した実施の形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
1 画像形成装置
38 用紙排出部
50 積載トレイ
50a 取出側トレイ端部
51 突出部
51a 突出リブ
51b 補助トレイ
52 用紙取出部
52a 凸曲面
52b 傾斜面
52c 凹曲面
52d 段差部
60 本体庇部
60a 取出側本体端部
60b 下面
60c 庇傾斜部
60d 平面部
P 用紙
X 排出方向
Y 幅方向
Z 積載方向

Claims (5)

  1. 画像形成した用紙を排出する用紙排出部と、前記用紙排出部から排出された用紙が積載される積載トレイと、前記積載トレイの上方に設けられ前記積載トレイを覆う本体庇部とを備える画像形成装置であって、
    前記積載トレイは、用紙の排出方向で前記用紙排出部と反対側に位置する取出側トレイ端部に、上方側へ突出した突出部と、下方側に広がった用紙取出部とを備え、
    前記本体庇部の下面には、用紙の排出方向で前記用紙排出部と反対側に位置する取出側本体端部に向かうに従って上方へ傾斜した庇傾斜部が設けられ、
    前記突出部は、前記排出方向で前記用紙排出部から前記取出側トレイ端部に向かうに従って上方へ傾斜しており、
    前記用紙取出部は、前記排出方向で前記取出側トレイ端部に向かうに従って下方へ広がった構造とされていること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記庇傾斜部の前記排出方向における前記用紙排出部側の端部は、前記突出部の前記排出方向における前記用紙排出部側の端部より該用紙排出部に近いこと
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記用紙取出部は、上方に突出した凸曲面または下方に突出した凹曲面であること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記用紙取出部は、2箇所に設けられ、前記積載トレイに積載された用紙の幅方向で、前記突出部の両隣にそれぞれ配置されていること
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記突出部は、前記積載トレイより上方に突出した複数の突出リブと、前記積載トレイを前記排出方向に延長する補助トレイとを備える構成とされ、
    前記突出リブは、前記積載トレイに積載された用紙の幅方向において、前記補助トレイの両隣にそれぞれ配置されていること
    を特徴とする画像形成装置。
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JPWO2018037640A1 (ja) * 2016-08-24 2018-08-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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