JP2019123592A - エレベーター及び空気調節装置の停止制御方法 - Google Patents

エレベーター及び空気調節装置の停止制御方法 Download PDF

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Hironori Kaneda
寛典 金田
隆行 番場
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隆行 番場
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朗 大貫
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容康 壇上
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Abstract

【課題】空気調節装置やインバーターの不具合を防止しつつ、不要な電力消費を抑える。【解決手段】本発明の一態様のエレベーターは、少なくとも圧縮機と調節された空気を送り出すファンとを有し、乗りかごに設けられる蒸散式の空気調節装置と、電源部から給電線及びコンタクタを介して供給される電力を変換して圧縮機のモーターへ供給する電力変換部と、エレベーターの利用者の有無に基づいて、電力変換部の一次側に接続されたファン、及び電力変換部の二次側に接続された圧縮機への電力供給を制御する制御部と、を備える。そして、制御部は、コンタクタが閉状態であって空気調節装置が動作しているときにエレベーターの利用者がいない場合には、電力変換部の出力をオフして圧縮機を停止させた後、コンタクタを開状態に制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、乗りかごに空気調節装置を搭載したエレベーター、及び空気調節装置の停止制御方法に関する。
従来、エレベーターの乗りかごの快適性を高めるため利用者が乗り込む乗りかごに、空気調節装置(以下「エアコン」と呼称することがある)が設置される。例えば特許文献1には、経済性と快適性とを兼ね備えたエレベーターを実現するため、乗りかご内を冷房するクーラーを備えたクーラー付きエレベーターの制御装置において、乗りかごが停止してから所定時間経過後クーラーを停止させる手段を備えることが開示されている。
図1に、従来のエアコンを搭載したエレベーターの電気系統の概略を示す。ここでは、エアコンとしてクーラーを用いた例を説明する。
図1において、三相交流電源210には、負荷として乗りかご側に設けられたクーラーCLの圧縮機213(モーター)、及び冷気を送り出すファン212が、テールコード215及びコンタクタの主接点214aを介して接続されている。また、三相交流電線の二相間には、クーラー本体211、及びクーラーCLを制御するためのリレー回路211Rも接続されている。コンタクタの主接点214aのオン・オフを制御することにより、ファン212及び圧縮機213への電力供給を制御する。一般に、圧縮機の性能がエアコンの省エネルギー性能の大半を決めると言われている。
ここで、従来のエアコンを搭載したエレベーターの乗場呼び無し時のクーラー停止制御処理の手順例を説明する。図2は、エアコンとしてクーラーCLを搭載したエレベーターの乗場呼び無し時のクーラー停止制御処理の手順例を示すフローチャートである。
図2において、クーラーCLを制御する制御装置(図示略)は、コンタクタの主接点214aをオフしてクーラーCLを停止した後(S1)、乗場呼びを監視し(S2)、乗場呼びがなければ乗場呼びの監視を継続する(S2のNO)。次いで、制御装置は、乗場呼びがあれば(S2のYES)、コンタクタの主接点214aをオンし(S3)、ファン212及び圧縮機213をオンする(S4、S5)。このとき、リレー回路211Rにも電源が投入される。次いで、制御装置は、乗場呼び無しの状態が一定時間経過したか否かを判定し(S6)、乗場呼び無しの状態が一定時間経過していなければ(S6のNO)、ステップS6の判定処理を継続する。次いで、制御装置は、乗場呼び無しの状態が一定時間経過したならば(S6のYES)、コンタクタの主接点214aをオフし(S7)、ファン212及び圧縮機213をオフする(S8、S9)。
図2に示す従来の乗場呼び無し時のクーラー停止制御処理によれば、昼間の閑散時間帯や夜間などエレベーターが停止しているときに、クーラーの電源をオフし、消費電力を低減している。
特開平8−231137号公報
ところで、エアコンを起動すると、通常時の何十倍という圧縮機の起動電流による電圧降下がテールコード215に生じ、圧縮機自身の起動電圧を確保できないという問題がある。これに対し、テールコードの電圧降下を抑制するために、テールコードの線心を太くする又は線心数を増やすといった対策が採られている。しかし、この対策ではテールコード全体の重量が増加し、高層エレベーター(長行程エレベーター)には不利となる。
エレベーターの乗りかごに設置されるクーラーには、家庭用のエアコンと異なり、蒸散式のエアコンが用いられることが多い。一般的な家庭用エアコンでは、熱交換の過程でエアコンから水が排出されるので、排水を処理するための排水設備が設けられている。エレベーターの乗りかごに家庭用エアコンを設置した場合、エレベーターの構造ゆえに家庭用とは異なる特殊な排水設備が必要となり、設置コストも大きい。
一般的に、蒸散式のエアコンには、モーターの起動電流を抑制するためのインバーターは用いられない。仮に、クーラーCLの圧縮機213を制御するインバーターを用いた場合について考察する。インバーターは、コンタクタの主接点214aと圧縮機213の間に設けられるものとする。
インバーターが動作している状態で、一定時間乗場呼びがなく、電力節約のためにコンタクタの主接点214aをオフした場合、インバーターが出力した状態でインバーター自体の電源が消失してしまい、故障の原因となる。例えば、クーラーが動作している状態で突然クーラーの動作を停止すると、インバーターは停止前の状態を保存し、その後、コンタクタの主接点214aをオンすると(再起動時)、インバーターは保存された停止前の状態に基づいて圧縮機213へ起動電流を流そうとする動作を行ってしまう。また例えば、圧縮機213のモーターが回生動作しているときにコンタクタの主接点214aをオフすると、モーターの誘導性によりインバーター内のスイッチング素子やコンデンサなどの部品を損傷する可能性がある。
本発明は、上記の状況を考慮してなされたものであり、空気調節装置の誤動作やインバーターの故障といった不具合を防止しつつ、不要な電力消費を抑えることを目的とする。
本発明の一態様のエレベーターでは、少なくとも圧縮機と温度及び湿度が調節された空気を送り出すファンとを有し、乗りかごに設けられる蒸散式の空気調節装置と、電源部から供給される電力を変換して圧縮機のモーターへ供給する電力変換部と、電源部と電力変換部との間に設けられたコンタクタと、エレベーターの利用者の有無に基づいて、電力変換部の一次側に接続されたファン、及び電力変換部の二次側に接続された圧縮機への電力供給を制御する制御部と、を備える。
上記制御部は、コンタクタが閉状態であって空気調節装置が動作しているときにエレベーターの利用者がいないと判断した場合には、電力変換部の出力をオフして圧縮機を停止させた後、コンタクタを開状態に制御する。
本発明の少なくとも一態様は、蒸散式の空気調節装置を搭載したエレベーターの乗りかご側に、圧縮機のモーターを制御する電力変換部が設けられる。そして、一態様において、空気調節装置が動作している状態でエレベーターの利用者がいない場合には、電力変換部の出力をオフして圧縮機を停止した後に、コンタクタをオフする。それにより、空気調節装置の誤動作や電力変換部の故障といった不具合を防止しつつ、不要な電力消費を抑えて省エネルギー運転を実現することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
従来の空気調節装置を搭載したエレベーターの電気系統の概略を示す説明図である。 従来のエレベーターの乗場呼び無し時クーラー停止制御処理の手順例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るエレベーターの全体構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るエレベーターの電気系統の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るエレベーターの制御装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置が備えるコンピューターのハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るエレベーターの乗場呼び無し時クーラー停止制御処理の手順例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)の例について、添付図面を参照しながら説明する。本明細書及び添付図面において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<1.一実施形態>
[エレベーターの全体構成]
図3は、一実施形態に係るエレベーターの全体構成例を示す説明図である。
なお、図3はエレベーターが設置される建物の階床のうち模式的に最下階と最上階のみを示しているが、本実施形態は2階床以上ある建物に対して設置された、制御ケーブルであるテールコード(給電線)を備えるエレベーターに対して適用可能である。
図3に示すエレベーター100は、異常の有無を監視する監視装置101と、この監視装置101と通信回線(図示せず)を介して接続され、エレベーター100の状態を遠隔的に監視する監視センタ(図示せず)とを備えている。
エレベーター100は、建物に形成された昇降路1と、建物の昇降路1内を昇降する乗りかご2と、一端が乗りかご2に取り付けられた主ロープ3と、この主ロープ3の他端が取り付けられ、昇降路1内に吊り下げられた釣合い錘4とを備えている。また、エレベーター100は、昇降路1の上方に位置する機械室5に設けられ、乗りかご2及び釣合い錘4を駆動する巻上機6と、この巻上機6の近傍に配置されたそらせ車7とを備えている。
さらに、エレベーター100は、乗場8側に開閉可能に設けられた、乗りかご2のドア2A(以下「かごドア」とも称す)と連動して昇降口を開閉する乗場ドア8Aと、乗場8側の昇降口近傍の壁に設けられ、乗りかご2の乗場呼びの登録を行う乗場ボタン8bとを備えている。乗場呼びを行えるものであれば乗場ボタン8bに限らず、例えばエレベーターホールの入り口等に設けられる行先階登録装置でもよい。
また、エレベーター100は、機械室5に設けられ、エレベーター100全体の動作を制御する制御装置9と、乗りかご2の天井の上に設置されて常用電源(三相交流電源10に相当)の停電中に使用される電力を蓄積するリチウム電池やキャパシタ等の非常用の蓄電装置(バッテリー)(図示略)とを備えている。
巻上機6は、主ロープ3が巻き掛けられた駆動シーブ6Aと、この駆動シーブ6Aを回転させるモーター6Bと、駆動シーブ6Aの回転を制動するブレーキ装置(図示せず)とを有し、これらのモーター6B及びブレーキ装置は、制御装置9に電気的に接続されている。したがって、巻上機6は、制御装置9からの制御指令を受けてモーター6B及びブレーキ装置を作動させることにより、乗りかご2を釣合い錘4に対して相対的に昇降させるようにしている。
また、巻上機6のモーター6Bの出力軸には、モーター6Bの駆動に応じてパルス信号を出力するエンコーダ(図示略)が取付けられており、このエンコーダは制御装置9に通信ケーブル等(図示せず)を介して通信接続されている。そして、エンコーダ6Cから出力されたパルス信号は制御装置9へ送信され、乗りかご2の位置を取得するための演算に用いられる。
制御装置9(制御部の一例)は、乗りかご2の昇降動作を制御したり、乗りかご2への電力供給を制御したり、乗りかご2内の操作画面の表示を制御するための各種の演算を行ったりする。また、制御装置9は、乗りかご2に設けられた蒸散式のクーラーCL(空気調節装置の一例)への電源の供給及び停止を制御する。本実施形態の特徴をなす制御装置9の具体的な機能を実現するための構成については、後で詳細に述べる。
この制御装置9は、昇降路1内に配設された可撓性を有するテールコード15、中継器16、及び通信ケーブル17を介して乗りかご2内の電気機器に電気的に接続されている。また、制御装置9は、常用電源の停電が発生した際に、エレベーター100の通常運転時よりも乗りかご2を低速で走行させ、最寄階に停止させてから乗場ドア8A及びかごドア2Aを開放する地震管制運転を行うようにしている。
テールコード15は、一端が乗りかご2の下部に接続され、他端が中継器16に接続されており、昇降路1内においてU字状に垂下されている。中継器16は、昇降路1の壁面に固定されており、乗りかご2の各電気機器と制御装置9との間で行われる通信を中継する装置である。
乗りかご2には、かごドア2Aの上方にかごドア2Aの開閉状態に応じた検知信号を出力するドアセンサー26が設置されている。また、乗りかご2の天井裏には、クーラーCLのクーラー本体11、ファン12、及び圧縮機13が設けられている。ファン12は、乗りかご2内の空間に繋がる不図示のダクトを通じて、温度や湿度が調節された空気を乗りかご2内へ送り出す。圧縮機13は、内蔵するモーターの回転により空気中から熱を受け取った冷媒を温めて温度をコントロールする。ファン12はクーラー本体11と一体に構成してもよいし、別体としてもよい。また、乗りかご2の天井裏には、圧縮機13が備えるモーターの回転数を制御するインバーター18(電力変換部の一例)が設けられている。
また、乗りかご2の天井裏には配電盤が設けられている。例えば配電盤には、クーラーCLを制御及び保護するために複数のリレーを用いて組まれたリレー回路11Rや、コンタクタ14を含む不図示の制御回路が格納される。コンタクタ14は、コイルの他に、主に電力供給制御に用いられる主接点14a(図4参照)と、その他の用に用いられる補助接点(図示略)を備え、クーラーCLへの電源の投入及び遮断に利用される。コンタクタ14には、電磁接触器又は電磁開閉器などが用いられる。なお、リレー回路11Rは、クーラー本体11に内蔵されてもよいし、あるいはリレー回路11を用途に応じてクーラー本体11の内部及び/又は外部に適宜設けるようにしてもよい。
また、乗りかご2の天井裏には、インバーター18に駆動信号を供給してインバーター18の動作を制御する駆動回路部19が設けられている。なお、乗りかご2に設けられた装置や部品の設置態様は、図3の例に限定されないことは勿論である。
さらに、乗りかご2の床下には人感センサー27が配置されている。本実施形態では、人感センサー27として、荷重センサーを用いている。制御装置9又は乗りかご2の不図示の演算処理装置は、荷重センサーの測定結果から、現在乗りかご2の床にかかる荷重が最大積載荷重(満員時の荷重)の何%であるかを計算することで、乗りかご2の満員状態を検知できる。また人感センサー27は荷重センサーに限るものではなく、監視カメラを用いることもできる。
監視装置101は、制御装置9と同様に、エレベーター100の異常の有無を監視する。この監視装置101は、制御装置9に電気的に接続されており、制御装置9から出力される制御指令に基づいて、エレベーター100に停電や故障等の異常が発生したかどうかを判断する。例えば、制御装置9から地震管制運転の制御指令が巻上機6へ出力されると、監視装置101は、地震管制運転の制御指令を検出し、エレベーター100に異常が発生したと判断する。そして、監視装置101は、エレベーター100に異常が発生したことを示す異常通報を監視センタへ行う。
[エレベーターの電気系統]
図4は、エレベーター100の電気系統の概略を示す説明図である。
図4に示すように三相交流電源10には、テールコード15及びコンタクタ14の主接点14aを介して、ファン12や圧縮機13などの起動時に突入電流が発生する高負荷の電気機器(以下「高負荷電気機器」とも称す)と、クーラー本体11やリレー回路11R、照明器具(図示略)などの突入電流が発生しない低負荷の電気機器(以下「低負荷電気機器」とも称す)が接続されている。図4に示すように、エレベーター100の電気系統の主回路には、圧縮機13の起動電流を抑制するためのインバーター18が接続されている。
クーラー本体11、ファン12及びリレー回路11Rなどインバーター18の負荷ではない電気機器は、インバーター18の一次側(コンタクタ14の主接点14aとインバーター18の間)の主回路に接続される。またインバーター18の負荷である圧縮機13は、インバーター18の二次側に接続される。なお、クーラーCLへの電源供給を制御するためコンタクタ14のコイルを含む不図示の制御回路が組まれており、この制御回路には、クーラーCLに供給される電源とは別に三相交流電源10から電源が供給される。
インバーター18は、図3に示したように乗りかご2の天井裏に設置され、クーラーCLに外付けするような形態で主回路に接続される。図4では、乗りかご2の内部及び天井裏に設置される電気機器を、乗りかご2を示す一点鎖線の四角形の中に包含して表示している。従来、蒸散式のクーラーCLにはインバーターが用いられないが、本実施形態では圧縮機13(モーター)の起動電流の抑制、及び圧縮機13に供給する電流を安定させるためインバーター18を用いる。インバーター18は、例えば交流電力を直流電力に変換する交流−直流変換機能、直流電力を交流電力に変換する直流−交流変換機能を有している。各変換機能は、例えばスイッチング素子と、スイッチング素子に並列に接続された還流ダイオードと、スイッチングサージ電流を吸収するための平滑コンデンサなどを用いて構成される。インバーター18には汎用品を用いることができる。
駆動回路部19は、制御装置9から出力されるゲート電圧指令に基づいて、インバーター18に駆動信号を供給してインバーター18の動作を制御する。制御装置9のゲート電圧指令は、テールコード15の線心を介して駆動回路部19へ供給される。駆動回路部19は、一例として各スイッチング素子のゲートに供給する矩形波の駆動信号(PWM信号)の周波数を変更したり、駆動信号の電圧値を変更したりすることにより、インバーター18の動作を制御する。インバーター18の出力をオフするときには、駆動回路部19は、PWM信号のデューティ比を0%又はオフにする。
テールコード15は、起動時に突入電流が発生するクーラーCL(特に圧縮機13)への電力供給を行うことを考慮した線心数を有している。なお、テールコード15は、複数本の線心の集合体から構成される複数の線心群で構成されてもよい。
三相交流電源10とインバーター18の一次側とを接続する伝送路(主回路)上には、乗りかご2に設置されたコンタクタ14の主接点14aが接続されている。三相交流電源10からインバーター18の一次側への電力供給は、コンタクタ14のコイルへの電力供給を制御することにより行われる。本実施形態では、コンタクタ14のコイルが励磁されると主接点14aが閉状態(オン状態)となり、コンタクタ14のコイルが消磁されると主接点14aが開状態(オフ状態)となる。そして、主接点14aを閉状態にすることにより主回路に電源が投入(電源オン)され、主接点14aを開状態にすることにより主回路への電源が遮断(電源オフ)される。以下の説明において、主接点14aを開状態とすることを「コンタクタ14をオン」すると記述し、主接点14aを閉状態とすることを「コンタクタ14をオフする」と記述する。
[制御装置の内部構成]
図5は、エレベーター100の制御装置9の内部構成例を示すブロック図である。
図5に示すように制御装置9は、呼び検知部21、電源供給制御部22、電源投入部23、及び条件記憶部24を備える。
呼び検知部21は、乗場ボタン8bから出力される乗場呼び信号を検知し、乗場呼びがあったことを示す情報を電源供給制御部22へ出力する。なお、複数の乗りかごの運行を管理する群管理装置(図示略)を備えた群管理エレベーターにおいて、エレベーターホールに設置された行先階登録装置(図示略)の行先階登録信号に基づいて、群管理装置が制御装置9に乗場呼び信号を送信してもよい。
電源供給制御部22は、呼び検知部21から供給される乗場呼びの検知結果と条件記憶部24に記憶してある電源供給制御条件とを比較し、クーラーCL(クーラー本体11、ファン12及び圧縮機13)を含む各電気機器に電源を供給又は遮断するための制御を行う。条件記憶部24には、電源供給制御部22がエレベーター100の利用者がいると判断するときの条件と、電源供給制御部22がエレベーター100の利用者がいないと判断するときの条件が記憶されている。電源供給制御部22が収集した情報と条件記憶部24に記憶されている電源供給制御条件とが一致すると、エレベーター100の利用者がいると判断される。例えば電源供給制御部22は、乗場呼びが有るときにはエレベーター100の利用者がいると判断し、乗場呼び無し状態が一定時間経過したときにはエレベーター100の利用者がいないと判断する。
電源供給制御部22は、乗場呼びありの場合には、コンタクタ14をオンしてインバーター18の一次側に電源を供給し、その後、インバーター18の出力をオンするための制御信号を電源投入部23へ出力する。また、電源供給制御部22は、コンタクタ14をオンした後に乗場呼び無し状態で一定時間(例えば3分)が経過した場合には、インバーター18の出力をオフするための制御信号を電源投入部23へ出力する。そして、電源供給制御部22は、電源投入部23によりインバーター18の出力をオフし、次いで圧縮機13を停止させた後に、コンタクタ14をオフしてインバーター18の一次側への電源を遮断する。
電源投入部23は、電源供給制御部22から制御信号を受信すると、駆動回路部19にゲート電圧指令を出力する。
そして、駆動回路部19は、ゲート電圧指令に基づいて、インバーター18の各スイッチング素子にゲート電圧を供給し、インバーター18の動作を制御する。インバーター18のスイッチング素子から構成される変換回路は、三相交流電源10(電源部の一例)から供給された電源(交流電圧)を変換して目的の出力電流を圧縮機13のモーターへ供給する。以降の説明では、インバーター18の出力をオフすることを、インバーター18を停止するとも記述する。
[制御装置のハードウェア構成]
図6は、制御装置9が備えるコンピューターのハードウェア構成例を示すブロック図である。ここでは、上述したエレベーター100に示された制御装置9が備えるコンピューター30のハードウェア構成例を説明する。なお、制御装置9の機能、使用目的に合わせてコンピューター30の各部は取捨選択される。例えば、表示部35及び操作部36を削除してもよい。
コンピューター30は、バス34にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33を備える。さらに、コンピューター30は、表示部35、操作部36、不揮発性ストレージ37、及びネットワークインターフェース38を備える。
CPU31は、制御部の一例であり、本実施形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM32(記録媒体の一例)から読み出して実行する。これらのハードウェアとソフトウェアが協働することで制御装置9としての機能が実現される。なお、コンピューター30は、CPU31の代わりに、MPU(Micro-Processing Unit)等の処理装置を備えるようにしてもよい。RAM33には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。
表示部35は、例えば、液晶ディスプレイモニタであり、コンピューター30で行われる処理の結果等を表示する。操作部36には、例えば、キーボード、マウス又はタッチパネル等が用いられ、ユーザーが所定の操作を行い、指示を入力することが可能である。
不揮発性ストレージ37としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等が用いられる。例えば不揮発性ストレージ37には、OS(Operating System)や各種のパラメータの他に、コンピューター30を機能させるためのプログラムが記録されていてもよい。
ネットワークインターフェース38には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、LAN等のネットワークNを介して各装置間で各種のデータを送受信することが可能である。
[乗場呼び無し時のクーラー停止制御処理の手順]
図7は、エレベーター100のクーラーCLの乗場呼び無し時クーラー停止制御処理の手順例を示すフローチャートである。図7において、前提として、コンタクタ14が開状態であってクーラーCLが停止しているものとする(S11)。
次いで、制御装置9の呼び検知部21は、乗場呼びの有無を判定する(S12)。呼び検知部21は、乗場ボタン8bから乗場呼び信号を受信しなかった場合には(S12のNO)、乗場呼びの判定処理を継続する。
次いで、呼び検知部21が乗場ボタン8bから乗場呼び信号を受信した場合には(S12のYES)、電源供給制御部22は、乗場呼び有りと判定する。そして、電源供給制御部22は、呼び検知部21により乗場呼び有りと判定された場合には、条件記憶部24に定義されたエレベーター100の利用者の有無についての条件に基づいて利用者有りと判断し、インバーター18の一次側の主回路に接続されているコンタクタ14をオンする(S13)。これにより、インバーター18の一次側の主回路に接続されているクーラーCLのクーラー本体11及びファン12に電源が供給されるとともに(S14)、インバーター18に電源が供給される(S15)。
次いで、電源供給制御部22は、インバーター18の出力をオンするための制御信号を、電源投入部23に出力する。そして、電源投入部23は、制御信号に基づいてインバーター18の出力をオンし(S16)、圧縮機13に電源(出力電流)を供給して圧縮機13をオンする(S17)。
その後、電源供給制御部22は、乗場呼び無しの状態になってから一定時間が経過したか否かを判定し(S18)、乗場呼び無しの状態で一定時間経過していない場合には(S18のNO)、ステップS18の判定処理を継続する。
一方、乗場呼び無しの状態で一定時間経過した場合には(S18のYES)、電源供給制御部22は、条件記憶部24に定義されたエレベーター100の利用者の有無についての条件に基づいて利用者無しと判断する。そして、電源供給制御部22は、呼び検知部21の検知結果を受けて、電源投入部23に制御信号を出力する。そして、電源投入部23は、制御信号に基づいて駆動回路部19にゲート駆動指令を出力してインバーター18の出力をオフし(S19)、圧縮機13への電源供給を停止して圧縮機13をオフする(S20)。
次いで、電源供給制御部22は、コンタクタ14をオフする(S21)。これにより、クーラーCLのクーラー本体11及びファン12への電源供給が停止するとともに(S22)、インバーター18への電源供給も停止する(S23)。ステップS22,S23の処理が終了すると、本フローチャートの処理が終了する。
上述した一実施形態によれば、蒸散式の空気調節装置であるクーラーCLを搭載したエレベーター100の乗りかご2に、圧縮機13のモーターを制御するインバーター18が設けられる。そして、クーラーCLが動作している状態でエレベーター100の利用者がいない場合には、インバーター18の出力をオフして圧縮機13をオフした後、インバーター18の一次側に接続されたコンタクタ14をオフする。それにより、クーラーCLの誤動作やインバーター18の故障を防止できる。それゆえ、クーラーCLやインバーター18の不具合を防止しつつ、電力消費を抑えて省エネルギー運転を実現することができる。
<2.変形例>
上述した一実施形態では、乗場呼び無し状態が一定時間経過したら、まずインバーター18の出力をオフして圧縮機13をオフし、次いでコンタクタ14をオフするようにしたが、クーラーCLをオフするためのエレベーターの利用者がいない条件は、この例に限らない。条件記憶部24に、電源供給制御部22がエレベーター100の利用者がいると判断するときの条件と、電源供給制御部22がエレベーター100の利用者がいないと判断するときの条件について種々の条件を格納しておき、電源供給制御部22がこれらの条件と取得した情報を比較できるようにしてもよい。
例えば、乗りかご2が停止した状態で一定時間が経過した場合には、電源供給制御部22は、エレベーターの利用者がいないと判断し、インバーター18の出力をオフして圧縮機13を停止させた後、コンタクタ14をオフしてもよい。
また、エレベーターの利用者がいない条件は、時間経過ではなく、他の要件により設定してもよい。例えば、電源供給制御部22は、ドアセンサー26によりかごドア2Aが閉じていることを検知し、かつ乗りかご2の床下に設けた人感センサー27(荷重センサー)により荷重無しを検知した場合に、エレベーターの利用者がいないと判断してもよい。荷重センサーでは、乗りかご2内の積載荷重を、乗りかご2の床にかけられる最大積載荷重に対する百分率[%]、又は重量[kg]で表す。荷重センサーにより積載荷重として0[%]が検出された場合には、乗りかご2内の利用者は0名である。
さらにまた、人感センサーとして乗りかご2内を撮影するカメラ(監視カメラ)を用いることもできる。電源供給制御部22は、監視カメラの撮影画像に対して人認識処理を行い、撮影画像から人の画像が検出されない状態が一定時間経過した場合に、エレベーターの利用者がいないと判断する。人認識技術としては、例えば画像から人の顔を抽出することで人を検出する技術がある。さらに、エレベーター100の利用者の有無の判断では、上述した複数の条件の中から2以上の条件を組み合わせて利用してもよい。
また、上述した一実施形態において、インバーター18はクーラーCLに外付けとしたが、クーラーCLがインバーター18に内蔵された構成に対しても、本発明を適用することが可能である。
上述した一実施形態では、蒸散式の空気調節装置の例として、冷房機能を有するクーラーCLを示したが、蒸散式の空気調節装置が圧縮機13を利用する暖房機能を有してもよい。ファン12及び圧縮機13を備える蒸散式の空気調節装置が、少なくとも冷房機能又は暖房機能のいずれかを有していればよい。
また、上述した一実施形態では、駆動回路部19を乗りかご2に設けたが、昇降路1の機械室5に設けてもよい。但し、上述の一実施形態のように、クーラーCLに外付けしたインバーター18の近くに駆動回路部19を配置した場合には、インバーター18と駆動回路部19との信号のやり取りを、テールコード15を介さずに行うことができるという利点がある。
さらに、上述した一実施形態において、テールコード15を備えるエレベーター100を例示したが、本発明はテールコード15のない無線給電方式のエレエーターにも適用可能である。
さらにまた、本発明は上述した一実施形態例及び変形例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成要素に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成要素を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成要素の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成要素、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路の設計などによりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成要素、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
2…乗りかご、 9…制御装置、 11…クーラー本体、 12…ファン、 13…圧縮機、 14…コンタクタ、 14a…主接点、 18…インバーター、 19…駆動回路部、 21…呼び検知部、 22…電源供給制御部、 23…電源投入部、 24…条件記憶部、 100…エレベーター、 CL…クーラー(空気調節装置)

Claims (8)

  1. 少なくとも圧縮機と温度及び湿度が調節された空気を送り出すファンとを有し、乗りかごに設けられる蒸散式の空気調節装置と、
    前記乗りかごに設けられ、給電線を介して電源部から供給される電力を変換して前記圧縮機のモーターへ供給する電力変換部と、
    前記給電線と前記電力変換部との間に接続されたコンタクタと、
    エレベーターの利用者の有無に基づいて、前記電力変換部の一次側に接続された前記ファン、及び前記電力変換部の二次側に接続された前記圧縮機への電力供給を制御する制御部と、
    前記制御部は、前記コンタクタが閉状態であって前記空気調節装置が動作しているときに前記エレベーターの利用者がいないと判断した場合には、前記電力変換部の出力をオフして前記圧縮機を停止させた後、前記コンタクタを開状態に制御する
    エレベーター。
  2. さらに、乗場呼びを検知する呼び検知部、を備え、
    前記制御部は、前記呼び検知部において乗場呼びが検知されない状態になってから一定時間経過した場合に、前記エレベーターの利用者がいないと判断する
    請求項1に記載のエレベーター。
  3. 前記制御部は、前記乗りかごが停止してから一定時間が経過した場合に、前記エレベーターの利用者がいないと判断する
    請求項1に記載のエレベーター。
  4. さらに、前記乗りかごのドアの開閉状態を検知するドアセンサーと、
    前記乗りかごの床下に設けられて荷重を検知する荷重センサーと、を備え、
    前記制御部は、前記ドアセンサーにより前記乗りかごのドアが閉じていることを検知し、かつ前記荷重センサーにより荷重無しを検知した場合に、前記エレベーターの利用者がいないと判断する
    請求項1に記載のエレベーター。
  5. さらに、前記乗りかご内を撮影するカメラを備え、
    前記制御部は、前記カメラの撮影画像から人を検出する人認識処理を行い、前記撮影画像から人が検出されない状態が一定時間経過した場合に、前記エレベーターの利用者がいないと判断する
    請求項1に記載のエレベーター。
  6. 前記制御部は、前記呼び検知部により乗場呼びが検知された場合に前記エレベーターの利用者がいると判断し、前記コンタクタを開状態から閉状態にするとともに前記電力変換部の出力をオンに制御する
    請求項2乃至5のいずれか一項に記載のエレベーター。
  7. 前記電力変換部は、前記空気調節装置に外付けされている
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエレベーター。
  8. 少なくとも圧縮機と温度及び湿度が調節された空気を送り出すファンとを備え、乗りかごに設けられる蒸散式の空気調節装置と、前記乗りかごに設けられ、給電線を介して電源部から供給される電力を変換して前記圧縮機のモーターへ供給する電力変換部と、前記給電線と前記電力変換部との間に接続されたコンタクタと、エレベーターの利用者の有無に基づいて、前記電力変換部の一次側に接続された前記ファン、及び前記電力変換部の二次側に接続された前記圧縮機への電力供給を制御する制御部と、を備えたエレベーターにおける空気調節装置の停止制御方法であって、
    前記制御部により、前記コンタクタが閉状態であって前記空気調節装置が動作しているときに前記エレベーターの利用者がいないか否かを判定するステップと、
    前記制御部により、前記エレベーターの利用者がいないと判断した場合には、前記電力変換部の出力をオフして前記圧縮機を停止させた後、前記コンタクタを開状態に制御するステップと、を備える
    空気調節装置の停止制御方法。
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