JP2001316046A - エレベータ用空調機 - Google Patents
エレベータ用空調機Info
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Abstract
ことなく圧縮機の良好な起動を可能とし、これにより設
備費の低減が図れるとともに、快適性の向上が図れるエ
レベータ用空調機を提供する。 【解決手段】 圧縮機21の駆動用としてインバータ3
0を設け、そのインバータ30の出力周波数Fを下げて
圧縮機21を起動する。起動後は、かご3内の温度を検
知し、その検知温度と設定温度との差に応じてインバー
タ30の出力周波数Fを制御する。
Description
ご内を空調するエレベータ用空調機に関する。
タ用空調機は、圧縮機、室外熱交換器、減圧器、室内熱
交換器などを順次に接続した冷凍サイクルを備えてお
り、かご上に設置される。
されており、その機械室からかご上のエレベータ用空調
機にかけて給電線が設けられる。給電線は、エレベータ
用空調機に動作用電力を供給するためのもので、かごの
上下動距離に応じた長さを有する。
あり、かご内の温度に応じて起動と停止が繰り返され
る。
空調機との間の給電線が長くなるほど、その給電線での
電圧降下が大きくなる。
電流(起動電流)が必要となるため、給電線が長くてそ
こでの電圧降下が大きいと、圧縮機の起動に不具合を生
じてしまう。
径を大きくしたり本数を多くしなければならないが、こ
の場合、給電線が銅線の縒り線で作られているために重
量が増して、これを駆動するための動力装置も大きなも
のにしなければならなくなるため、設備費が大きく増大
してしまう。
その目的とするところは、給電線の線径を大きくしたり
本数を多くすることなく圧縮機の良好な起動を可能と
し、これにより設備費の低減が図れるとともに、快適性
の向上が図れるエレベータ用空調機を提供することにあ
る。
レベータ用空調機は、圧縮機をインバータにより駆動制
御する。
は、請求項1に係る発明において、さらに、圧縮機の起
動時にインバータの出力周波数を低減する制御手段を設
けている。
は、請求項1に係る発明において、圧縮機の駆動用モー
タについて限定している。駆動用モータは、直流モータ
である。
は、請求項1に係る発明において、給電線の電源につい
て限定している。給電線の電源は、交流200V電源で
ある。
いて図面を参照して説明する。
てエレベータ昇降路1を形成している。このエレベータ
昇降路1の上方の例えば屋上には機械室2を設置し、そ
の機械室2から垂らしたワイヤにかご3を連結してい
る。これにより、かご3がエレベータ昇降路1内を自由
に上下動することができる。
10を設け、その本体10とかご3内との間にダクト1
1,12を設けている。ダクト11,12は、本体10
で得られる空調用空気をかご3内に導くためのものであ
る。
て給電線13を設けている。給電線13は、本体10に
電力を供給するためのもので、かご3の上下動距離に応
じた長さを有する。
よび制御回路を組み込んでいる。すなわち、圧縮機21
の吐出口に四方弁22を介して室外熱交換器23を配管
接続し、その室外熱交換器23に減圧器たとえば膨張弁
24を介して室内熱交換器25を配管接続している。そ
して、室内熱交換器25に上記四方弁22を介して圧縮
機21の吸込口を配管接続している。室外熱交換器23
の近傍に室外ファン26を設け、室内熱交換器25の近
傍に室内ファン27および室内温度センサ28を設けて
いる。室内温度センサ28は、かご3内の空気温度を検
知する。
媒は、四方弁22を通って室外熱交換器23に流れる。
室外熱交換器23に流れたガス冷媒は、エレベータ昇降
路1内の空気と熱交換して凝縮(液化)する。この液冷
媒は、膨張弁24で減圧されて室内熱交換器25に流
れ、そこでかご3内の空気と熱交換して蒸発する。この
室内熱交換器25での熱交換により、かご3内の空気が
冷却される。室内熱交換器25を経たガス冷媒は、四方
弁22を通って圧縮機21に吸込まれる。
媒は、四方弁22を通って室内熱交換器25に流れる。
室内熱交換器25に流れたガス冷媒は、かご3内の空気
と熱交換して凝縮(液化)する。この室内熱交換器25
での熱交換により、かご3内の空気が暖まる。室内熱交
換器25を経た液冷媒は、膨張弁24で減圧されて室外
熱交換器23に流れ、そこでエレベータ昇降路1内の空
気と熱交換して蒸発する。このガス冷媒は、四方弁22
を通って圧縮機21に吸込まれる。
型)であり、駆動用モータとして直流モータ21Mを有
している。この直流モータ21Mをインバータ30の出
力端に接続し、そのインバータ30の入力端を上記給電
線13を介して交流200Vの商用交流電源14に接続
する。
平滑コンデンサから成る整流回路31、およびこの整流
回路31の出力電圧(直流電圧)を制御部40からの指
令に応じたスイッチングにより所定周波数Fの交流電圧
に変換するスイッチング回路32を備える。
インバータ30の駆動と停止を制御するもので、主要な
機能として次の[1][2]を備える。
0の出力周波数Fを低減する制御手段。
サ28の検知温度が操作部41で予め定められている設
定温度に収束するよう、インバータ30の出力周波数F
を制御する制御手段。
参照しながら説明する。
と、制御部40は、インバータ30を駆動し、そのイン
バータ30の出力周波数Fを起動用低周波数たとえば1
0Hzに20秒〜50秒間設定する。これにより、圧縮機
21が低回転数で起動する。
8で検知されるかご3内の温度が設定温度に収束するよ
う、インバータ30の出力周波数Fを制御する。
の検知温度が設定温度より高くてその温度差が大きいほ
ど、出力周波数Fを高めて圧縮機21の回転数を増大
し、冷房能力を大きくする。冷房が進んで温度差が小さ
くなるのに伴い、出力周波数Fを低下させる。検知温度
が設定温度以下になると、出力周波数Fを零として圧縮
機21の運転を中断する。その後、検知温度が設定温度
より高くなると、再び圧縮機21を起動する。
が設定温度より低くてその温度差が大きいほど、出力周
波数Fを高めて圧縮機21の回転数を増大し、暖房能力
を大きくする。暖房が進んで温度差が小さくなるのに伴
い、出力周波数Fを低下させる。検知温度が設定温度以
上になると、出力周波数Fを零として圧縮機21の運転
を中断する。その後、検知温度が設定温度より低くなる
と、再び圧縮機21を起動する。
縮機21を低周波数起動することにより、圧縮機21の
起動に必要な電流を小さく抑えることができる。起動電
流のレベルが小さければ、たとえ給電線13が長くてそ
の給電線13での電圧降下が懸念される状況であって
も、起動電流に対する電圧降下の影響はほとんど無いこ
とになる。
たり本数を多くすることなく、圧縮機21の良好な起動
が可能となる。これにより、設備費の低減が図れるとと
もに、新たな電気工事費、商用交流電源14の仕様変更
などがまったく不要となる。
な起動特性を確保する上で2%以内に抑えるのが一般的
であるが、インバータ30を採用して起動電流を抑制す
ることにより、10%程度まで許容値を拡大することが
できる。これは、設備の新設や交換などに際して既存の
給電線13を有効に利用できるというメリットを生み、
設備費の低減に大きく貢献することができる。
し、その検知温度と設定温度との差に応じて出力周波数
Fを制御するようにしているので、かご3内の空調負荷
に応じた最適な冷房能力または暖房能力を得ることがで
き、快適性が大幅に向上する。
るものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可
能である。
電線の線径を大きくしたり本数を多くすることなく圧縮
機の良好な起動を可能とし、これにより設備費の低減が
図れるとともに、快適性の向上が図れるエレベータ用空
調機を提供できる。
す図。
路の構成を示す図。
図。
体、11,12…ダクト、13…給電線、14…商用交
流電源、21…圧縮機、22…四方弁、23…室外熱交
換器、24…膨張弁、25…室内熱交換器、28…室内
温度センサ、30…インバータ、40…制御部
Claims (4)
- 【請求項1】 エレベータのかごに設けられ、給電線を
介して電力が供給されるエレベータ用空調機において、 この空調機の圧縮機をインバータにより駆動制御するよ
うにしたことを特徴とするエレベータ用空調機。 - 【請求項2】 請求項1に記載のエレベータ用空調機に
おいて、 前記圧縮機の起動時、前記インバータの出力周波数を低
減する制御手段を設けたことを特徴とするエレベータ用
空調機。 - 【請求項3】 請求項1に記載のエレベータ用空調機に
おいて、 前記圧縮機の駆動用モータは、直流モータであることを
特徴とするエレベータ用空調機。 - 【請求項4】 請求項1に記載のエレベータ用空調機に
おいて、 前記給電線の電源は、交流200V電源であることを特
徴とするエレベータ用空調機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000134751A JP2001316046A (ja) | 2000-05-08 | 2000-05-08 | エレベータ用空調機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000134751A JP2001316046A (ja) | 2000-05-08 | 2000-05-08 | エレベータ用空調機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001316046A true JP2001316046A (ja) | 2001-11-13 |
Family
ID=18642970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000134751A Pending JP2001316046A (ja) | 2000-05-08 | 2000-05-08 | エレベータ用空調機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001316046A (ja) |
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- 2000-05-08 JP JP2000134751A patent/JP2001316046A/ja active Pending
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