JP2001221484A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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Abstract
近づけることができる空気調和機を提供することにあ
る。 【解決手段】 室内温度(DI)と前記室内熱交換器温
度(DE)との差である吹き出し部温度差(Δd)を算
出し、室内湿度(H)に応じて、吹き出し部に露付が生
じるような室内温度(DI)と室内熱交換器温度(D
E)との温度差の限界値を露付温度差(d1)として算
出し、吹き出し部温度差(Δd)と露付温度差(d1)
とを比較し、吹き出し部温度差(Δd)が露付温度差
(d1)を超過した場合に、圧縮機(1)の運転周波数
(f)を制限する、露付防止手段(4)を備える空気調
和機。
Description
に、室内機の吹き出し部付近の露付を防止する手段を備
えている空気調和機に関する。
ート型の空気調和機は、比較的簡単な工事で冷風・温風
が得られ、1台ごとの単独運転が可能なので広く普及し
ている。このセパレート型の空気調和機は、圧縮機、四
方切替弁、室外熱交換器、膨張弁、室内熱交換器、アキ
ュムレータから構成される冷媒回路を備えている。室内
熱交換器は、室内機中に配置され、冷媒と室内空気とで
熱交換することによって冷房または暖房する。室外熱交
換器は、室外機に配置され、冷媒と室外空気とで熱交換
することで、冷媒を蒸発または凝縮させる。圧縮機、四
方切替弁、膨張弁は、冷媒を圧縮/凝縮し、冷房/暖房
を行う。
温度を目標温度に近づける過程で、室内熱交換器の温度
が室内空気の温度より大きく低下する場合がある。この
ように温度差があると、室内機の吹き出し口付近の部品
に露付が生じるおそれがある。従来、このような露付を
防止するために、特許第2848292号に開示されて
いるような手段が用いられている。この露付防止手段で
は、室内熱交換器と室内空気との温度差が予め設定した
露付温度差に達すると、圧縮機の運転周波数を制限して
冷房能力を低下させ、室内熱交換器と室内空気との温度
差を抑制し、露付を防止している。上記露付温度差は、
室内湿度が梅雨時における最悪の湿度(例えば85%)
である場合に、露付が生じる室内温度と室内熱交換器温
度との温度差の限界値を予め測定により求めている。
気との温度差が同じであっても室内湿度が低い場合は、
室内湿度が高い場合と比較して、露付が生じにくい。従
来の露付防止手段では、室内湿度が梅雨時における最悪
の湿度であるとして、圧縮機の運転周波数を制限する露
付温度差を求めている。この場合、室内湿度が低く露付
が生じにくい条件であっても、室内湿度が最悪の湿度で
求めた一定の露付温度を用いるため、必要以上に圧縮機
の運転周波数を制限してしまうことになる。運転周波数
を制限することは、冷房能力を低下させることになるた
め、室内温度を目標温度に近づけるのに余分に時間がか
かることになる。
露付を防止しつつ、室温を目標温度に速やかに近づける
ことができる空気調和機を提供することにある。
は、圧縮機、室内熱交換器を有する冷媒回路を備え、目
標温度と室内温度との差に基づいて圧縮機の運転周波数
を制御しつつ、室内熱交換器に冷媒を供給して、室内温
度を調節する空気調和機において、室内温度検出部と、
室内熱交換器温度検出部と、室内湿度検出部と、露付防
止手段とを備えている。室内温度検出部は室内温度を検
出し、室内熱交換器温度検出部は室内熱交換器の温度を
検出し、室内湿度検出部は室内湿度を検出する。露付防
止手段は、室内温度検出部、室内熱交換器温度検出部及
び室内湿度検出部で検出された室内温度、室内熱交換器
温度及び室内湿度が入力され、室内温度と室内熱交換器
温度と室内湿度とに基づき、一定の場合には圧縮機の運
転周波数を抑制し、露付を防止する。
は、室内温度と室内熱交換器温度と室内湿度とに基づ
き、圧縮機の運転周波数を制限する。この結果、空気調
和機の冷房能力が制限され、室内熱交換器温度と室内温
度との温度差が抑制され、室内機の吹き出し部付近の露
付が防止される。この場合、室内湿度が高い場合には露
付が生じやすいため、圧縮機の運転周波数が低く制限さ
れるが、室内湿度が低い場合には、その室内湿度の低下
に応じて露付が生じにくくなるため、圧縮機の運転周波
数が高くなるまで制限されない。
い場合により高い周波数に維持することができ、室内温
度をより速く目標温度に近づけることができる。発明2
に係る空気調和機は、発明1の空気調和機であって、室
内温度と室内熱交換器温度との差である吹き出し部温度
差を算出し、室内湿度に応じて吹き出し部に露付が生じ
るような室内温度と室内熱交換器温度との温度差の限界
値を露付温度差として算出し、吹き出し部温度差と露付
温度差とを比較し、温度差比較手段において吹き出し部
温度差が露付温度差を超過した場合に、圧縮機の運転周
波数を制限する。
出し部温度差と室内湿度との両方を考慮して、圧縮機1
1の運転周波数を制限するので、発明1と同様に、圧縮
機の運転を露付が生じない範囲でより高い周波数に維持
することができ、室内温度をより速く目標温度に近づけ
ることができる。発明3に係る空気調和機は、発明2の
空気調和機であって、露付温度差は、吹き出し部に露付
が生じるような室内熱交換器温度と室内温度との差の限
界値に所定の安全係数を乗じて算出する。
ことによって、安全係数を乗じた露付温度差は、露付が
生じる限界値よりも小さくなる。従って、室内熱交換器
温度と室内温度との差が発明1及び2より小さくても、
圧縮機の運転速度が制限され、より確実に露付を防止す
ることができる。この場合も、安全係数を小さくなりす
ぎないように適当に(例えば0.9)に選択すると、圧
縮機の運転周波数を高く維持した状態で、より確実に露
付を防止することができる。
される空気調和機の概略構成を示すブロック図を図1に
示す。この空気調和機は、圧縮機、四方切替弁、室外熱
交換器、膨張弁、室内熱交換器、アキュムレータ等が環
状に接続して構成される冷媒回路1と、冷媒回路1を駆
動するための駆動回路2と、駆動回路2を介して冷媒回
路1の圧縮機の運転周波数を制御する周波数制御手段3
と、後述する条件の下で周波数制御手段3の出力を制限
して露付を防止する露付防止手段4とを備えている。
路は、圧縮機11と、圧縮機11の吐出側に接続された
四方切替弁12と、四方切替弁12に接続された室外熱
交換器13と、室外熱交換器13に接続された電動膨張
弁でなる膨張弁14と、膨張弁14に接続された室内熱
交換器15と、圧縮機11の吸引側に接続され、圧縮機
11に液状の冷媒が混入するのを防止するアキュムレー
タ16とを備えている。圧縮機11,四方切替弁12、
アキュムレータ16、室外熱交換器13、膨張弁14と
が室外機に設けられており、室内熱交換器15は室内機
に設けられている。
示す。駆動回路2は、主に、A/Dコンバータ22とイ
ンバータ23とを備えている。A/Dコンバータ22
は、商用の交流電源21から供給される電圧をDC電圧
に変換する。インバータ23は、周波数制御手段3から
の信号にしたがってDC電圧をAC電圧に変換する。こ
のインバータ23からの出力電圧によって、圧縮機11
のモータ24が駆動され、冷媒の流れを形成する。
図4に示すようなマイクロプロセッサでなる制御部31
で構成されている。制御部31には、冷媒回路1、駆動
回路2が接続されている。また制御部31には、室内機
及び室外機に設けられているファンを駆動するためのフ
ァンモータ32が接続されている。さらに、リモコンか
ら送信されてくる指示を受信するための受信部33が制
御部31に接続されている。制御部31には、受信部3
3で受信した指示に基づいて目標温度を設定する目標温
度設定部34が接続されている。この目標温度設定部3
4は、制御部31に接続されるメモリの所定領域として
設定できる。また制御部31には、室内温度を検出する
温度センサでなる室内温度検出部35、室内熱交換器1
5の温度を検出する温度センサでなる室内熱交換器温度
検出部36、室内湿度を検出する湿度センサでなる室内
湿度検出部37とが接続されている。
時には、四方切替弁12を実線の位置とし、膨張弁14
を所定の開度に絞り、圧縮機11を起動する。圧縮機1
1から吐出される高圧冷媒は、室外熱交換器13で凝縮
した後、膨張弁14で減圧される。減圧された低圧冷媒
は、室内熱交換器15で蒸発した後、四方切替弁12、
アキュムレータ16を介して圧縮機11に戻る。室内熱
交換器15で冷媒が蒸発する際に、室内空気は冷媒に熱
を奪われ、この熱を奪われた室内空気が冷気として働
く。
位置とし、膨張弁14を所定の開度に絞り、圧縮機11
を起動する。圧縮機11から吐出される高圧冷媒は、室
内熱交換器15で凝縮した後、膨張弁14によって減圧
される。減圧された低圧冷媒は、室外熱交換器13で蒸
発した後、四方切替弁12、アキュムレータ13を介し
て圧縮機11の吐出側に戻る。室内熱交換器15で冷媒
が凝縮する際に、室内空気に熱を放出するため、この熱
を吸収した室内空気が暖気として働く。
る運転制御を図5に基づいて説明する。ステップS1で
は、リモコンからの運転指示の信号を受信したか否かを
判別する。ここでは、リモコンからの指示信号を受信部
33によって受信した場合には、指示信号に含まれる目
標温度または予め設定されている標準的な目標温度を目
標温度設定部34に格納し、ステップS2に移行する。
ステップS2では、指示信号がドライ運転を指示するも
のであるか否かを判別する。指示信号がドライ運転を指
示するものであると判断した場合には、ステップS3に
移行する。ステップS3では、室温によって冷房運転、
暖房運転、再熱ドライモードの運転のいずれかで運転さ
れる。
運転を指示するものでないと判断した場合には、ステッ
プS4に移行する。ステップS4では、指示信号が冷房
運転を指示するものであるか否かを判別する。指示信号
が冷房運転を指示するものであると判断した場合には、
ステップS5に移行する。ステップS5では、通常の冷
房運転を実行する。
転を指示するものでないと判断した場合には、ステップ
S6に移行する。ステップS6では、指示信号が暖房運
転を指示するものであるか否かを判別する。指示信号が
暖房運転を指示するものであると判断した場合には、ス
テップS7に移行する。ステップS7では、通常の暖房
運転を実行する。
テップS1に移行する。 〔露付防止制御〕上述したドライ運転、冷房運転では、
室内温度検出部36で検出された室内温度DIと目標温
度設定部34で検出された目標温度DSとの差異に基づ
いて、圧縮機11の運転周波数を制御し、室内温度を目
標温度に近づける。この場合に、室内温度DIと室内熱
交換器温度DEとの温度差が大きくなると、室内機の吹
き出し部付近に露付を生じる場合がある。また、この露
付は、室内湿度が高いと生じやすく、室内湿度が低いと
生じにくい。したがって、室内温度DIと室内熱交換気
温度DEとの温度差と、室内湿度との両方を考慮して、
圧縮機11の運転周波数を制御する必要がある。
図6を参照して説明する。ステップS11では、室内温
度DIと目標温度DSとの温度差DI−DSを算出す
る。この温度差DI−DSが小さくなるように、後述す
るステップ19で運転周波数の指令を圧縮機11に出力
する。次にステップ12に移行する。ステップS12で
は、室内温度DIと室内熱交換器温度DEとの温度差を
吹き出し部温度差Δdとして算出し、ステップS13に
移行する。ステップS13では、検出された室内湿度H
に基づいて後述する方法で露付温度差d1を算出し、ス
テップS14に移行する。ステップS14では、吹き出
し部温度差Δdと露付温度差d1とを比較し、吹き出し
部温度差Δdが露付温度差d1より小さければ、ステッ
プS16に移行する。また、ステップS15で、吹き出
し部温度差Δdが露付温度差d1より大きければ、ステ
ップS15に移行する。ステップS15では、吹き出し
部温度差Δd及び露付温度差d1を考慮して圧縮機11
の運転周波数を制限する信号を算出して、ステップS1
5に移行する。
出した温度差DI−DSに比例する運転周波数の指令を
駆動手段2に出力し、圧縮機11の運転周波数を制御す
る。これにより、圧縮機11の運転周波数を制御し、室
内温度DIを目標温度DSに近づくように制御する。な
お、ステップS18では、ステップS17で運転周波数
を制限する信号が出力されている場合は、温度差DI−
DSに比例する運転周波数よりも低く制限された運転周
波数を駆動手段2に出力する。この場合、圧縮機11の
運転周波数を低く制限して室内熱交換器温度DEの低下
を防止し、室内熱交換器温度DEを室内温度DIに近づ
けることによって、露付を防止することができる。
縮機11の運転周波数と室内温度DIと吹き出し部温度
差Δdと室内湿度との関係を示す。横軸は室内湿度Hで
あり、縦軸は室内温度DIと室内熱交換器温度DEとの
差として算出される吹き出し部温度差Δdである。右下
がりの直線f=100Hz、80Hz、60Hz、40
Hz、20Hzは、圧縮機11の運転周波数fを各周波
数に固定した場合の、室内湿度Hと吹き出し部温度差Δ
dとの値を直線で結んだものである。
度H2において露付が生じる限界の吹き出し部温度差d
0の値である。従って、室内湿度H2においては、吹き
出し部温度差Δdがd0を超過すると露付が生じるが、
吹き出し部温度Δdがd0未満では露付が生じない。一
方、直線l1:Δd=aH+bは、各室内湿度において
露付が生じる限界の吹き出し温度差Δdの値を直線で結
んだものである。この直線l1は、同図に示すように右
下がりの直線であり、室内湿度Hが大きくなるほど露付
温度差が減少する。即ち、室内湿度Hが大きくなるほ
ど、露付が生じやすくなり、室内熱交換器と室内温度と
の温度差Δdが小さくても露付が生じる。このような直
線l1を求めるには、各室内湿度Hにおいて、実際に露
付が生じる限界の状態での室内温度DI、室内熱交換器
温度DE及び圧縮機11の運転周波数fを測定すること
によって求めることができる。この測定結果より、a,
bを決定することができる。
係なくd0を用いていた。即ち、図7において、室内湿
度Hに関係なく、直線lo:Δd=d0を露付が生じる
限界の吹き出し部温度差としていた。しかし、d0は、
室内湿度H2において露付が生じる限界の吹き出し部温
度差であり、このd0を全ての室内湿度Hにおいて用い
ると、室内湿度Hが低い場合に必要以上に圧縮機11の
運転周波数を制限してしまうことになる。
態では、実際に各室内湿度Hにおいて測定された直線l
1:Δd=aH+b上の点から決定される露付温度差d
1を用いる。即ち、各室内湿度Hに対してd1=aH+
bとして算出することができる。ここで、aとbとを上
述した測定で測定しておけば、室内湿度Hを選択すると
露付の限界の温度差d1を算出することができる。
付温度差に一定値d0を用いた場合とd1=aH+bを
用いた場合とにおける相違について、図7を参照して説
明する。室内湿度H2では、d1=d0であり、どちら
の場合も吹き出し部温度差Δdがd0になるまで許容さ
れる。上述したように、d0は室内湿度H2の場合に、
露付を生じる限界の吹き出し温度差として求めているた
めである。しかし、室内湿度がH2より低くなるにつれ
て、d1とd0との差が大きくなる。例えば、室内湿度
H1の場合、従来はA点(Δd=d0)までしか吹き出
し部温度差が許容されないが、本実施形態によればB点
(Δd=d1B)まで許容されることになる。即ち、従
来吹き出し部温度差がd0からd1Bまで許容される範
囲が広がる。これにより、圧縮機11の運転周波数もf
AからfBまで許容される範囲が広がる。ここで、運転
周波数fAは20Hzよりやや大きい値であり、運転周
波数fBは70Hzである。従って、室内湿度H1で
は、約50Hzも許容周波数の範囲が広がる。
く影響する。図8を参照して、冷房能力の相違について
説明する。同図において、横軸は圧縮機11の運転周波
数fであり、縦軸は冷房能力である。運転周波数fと冷
房能力とは比例する関係にあり、各室内湿度H1、H2
における関係は同図のように平行に近い直線になる。こ
こで、点A,B,Cは、図7と同じ点を表すとする。
fcであるので、図8のように直線:H=H2上のf=
fcの点となる。この場合は、露付温度差に一定値d0
を用いた場合もd1=aH+bを用いた場合も冷房能力
を同じ大きさまで大きくすることができる。一方、図7
のA、Bは、室内湿度がH1であり、運転周波数はf
A、fBである。よって、図7のA,Bは、図8におけ
るA,Bに対応する。この場合は、従来はA点までしか
許容されなかった運転周波数が、B点まで許容されるこ
とになり、冷房能力の範囲が大幅に広がることが分か
る。
温度差d1を各室内湿度Hで露付が生じる限界の吹き出
し部温度差としたが、露付が生じる限界の吹き出し温度
差に1以下の安全係数を乗じたものを露付温度差d1と
して用いても良い。この場合は、露付が生じる限界の状
態より早く圧縮機の運転周波数を制限するため、より確
実に露付を防止することができる。
器温度との差の許容値を室内湿度に応じて変化させるこ
とにより、室内湿度が低いときに、従来より圧縮機の運
転周波数を高くしても、露付が生じない。これにより冷
房能力を大きくすることができ、室温を目標温度に速や
かに近づけることができる。
概略構成を示すブロック図。
図6を参照して説明する。ステップS11では、室内温
度DIと目標温度DSとの温度差DI−DSを算出す
る。この温度差DI−DSが小さくなるように、後述す
るステップS16で運転周波数の指令を圧縮機11に出
力する。次にステップ12に移行する。ステップS12
では、室内温度DIと室内熱交換器温度DEとの温度差
を吹き出し部温度差Δdとして算出し、ステップS13
に移行する。ステップS13では、検出された室内湿度
Hに基づいて後述する方法で露付温度差d1を算出し、
ステップS14に移行する。ステップS14では、吹き
出し部温度差Δdと露付温度差d1とを比較し、吹き出
し部温度差Δdが露付温度差d1より小さければ、ステ
ップS16に移行する。また、ステップS15で、吹き
出し部温度差Δdが露付温度差d1より大きければ、ス
テップS15に移行する。ステップS15では、吹き出
し部温度差Δd及び露付温度差d1を考慮して圧縮機1
1の運転周波数を制限する信号を算出して、ステップS
16に移行する。
出した温度差DI−DSに比例する運転周波数の指令を
駆動手段2に出力し、圧縮機11の運転周波数を制御す
る。これにより、圧縮機11の運転周波数を制御し、室
内温度DIを目標温度DSに近づくように制御する。な
お、ステップS16では、ステップS15で運転周波数
を制限する信号が出力されている場合は、温度差DI−
DSに比例する運転周波数よりも低く制限された運転周
波数を駆動手段2に出力する。この場合、圧縮機11の
運転周波数を低く制限して室内熱交換器温度DEの低下
を防止し、室内熱交換器温度DEを室内温度DIに近づ
けることによって、露付を防止することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】圧縮機(11)、室内熱交換器(15)を
有する冷媒回路(1)を備え、目標温度(DS)と室内
温度(DI)との差に基づいて圧縮機(11)の運転周
波数を制御しつつ、室内熱交換器(15)に冷媒を供給
して、室内温度(DI)を調節する空気調和機におい
て、 前記室内温度(DI)を検出する室内温度検出部(3
5)と、 前記室内熱交換器(15)の温度(DE)を検出する室
内熱交換器温度検出部(36)と、 室内湿度(H)を検出する室内湿度検出部(37)と、 前記室内温度(DI)と前記室内熱交換器温度(DE)
と前記室内湿度(H)とに基づいて一定の場合には、前
記圧縮機(1)の運転周波数(f)を抑制する露付防止
手段(4)と、を備えた空気調和機。 - 【請求項2】前記露付防止手段(4)は、 前記室内温度(DI)と前記室内熱交換器温度(DE)
との差である吹き出し部温度差(Δd)を算出し、 前記室内湿度(H)に応じて、吹き出し部に露付が生じ
るような前記室内温度(DI)と前記室内熱交換器温度
(DE)との温度差の限界値を露付温度差(d1)とし
て算出し、 前記吹き出し部温度差(Δd)と前記露付温度差(d
1)とを比較し、 前記吹き出し部温度差(Δd)が前記露付温度差(d
1)を超過した場合に、 前記圧縮機(1)の運転周波数(f)を制限する、請求
項1に記載の空気調和機。 - 【請求項3】前記露付温度差(d1)は、吹き出し部に
露付が生じるような前記室内温度(DDI)と前記室内
熱交換器温度(DE)との温度差の限界値に所定の安全
係数を乗じて算出する、請求項2に記載の空気調和機。
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