JP2019123330A - 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム - Google Patents

車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019123330A
JP2019123330A JP2018004499A JP2018004499A JP2019123330A JP 2019123330 A JP2019123330 A JP 2019123330A JP 2018004499 A JP2018004499 A JP 2018004499A JP 2018004499 A JP2018004499 A JP 2018004499A JP 2019123330 A JP2019123330 A JP 2019123330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power generation
generation unit
operation plan
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2018004499A
Other languages
English (en)
Inventor
寛 雨池
Hiroshi Ameike
寛 雨池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2018004499A priority Critical patent/JP2019123330A/ja
Publication of JP2019123330A publication Critical patent/JP2019123330A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Abstract

【課題】触媒の温度の低下を抑制しつつ車両の乗員の快適性を向上させることができる。【解決手段】車両制御システムは、電動機によって使用される動力を出力する内燃機関により出力された動力を用いて発電する電動機を含む発電部と、発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで駆動輪を回転させる走行用電動機と、車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報を生成する走行計画部と、走行計画部により生成された走行計画情報に基づいて発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成する稼働計画部と、稼働計画情報に基づいて内燃機関に設けられた触媒の温度を推定する触媒温度推定部と、稼働計画情報および触媒温度推定部により推定された触媒の温度に基づいて触媒の温度が閾値以下になる期間が生じるのを抑制するように稼働計画を補正する補正部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御システム、車両制御方法、およびプログラムに関する。
蓄電池、駆動機構(例えば内燃機関、電動機)を搭載したハイブリッド車両が普及している。これに関連して、触媒の温度が低下した場合に内燃機関を稼働させる車両が開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2002−221064号公報 特開2014−40813号公報
しかしながら、上記の車両のように、単に触媒の温度が低下した場合に内燃機関を稼働させた場合、内燃機関の稼働音によって車両の乗員に違和感を与える場合がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、触媒の温度の低下を抑制しつつ、車両の乗員の快適性を向上させることができる車両制御システム、車両制御方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
(1):電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報を生成する走行計画部と、前記走行計画部により生成された前記走行計画情報に基づいて、前記発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成する稼働計画部と、前記稼働計画情報に基づいて、前記内燃機関に設けられた触媒の温度を推定する触媒温度推定部と、前記稼働計画情報、および前記触媒温度推定部により推定された触媒の温度に基づいて、前記触媒の温度が閾値以下になる期間が生じるのを抑制するように前記稼働計画を補正する補正部とを備える車両制御システムである。
(2):(1)の車両制御システムであって、前記補正部は、前記稼働計画情報に基づいて、前記発電部を稼働させない時間が所定時間以上であると判定した場合、前記稼働計画を補正しない。
(3):(1)または(2)の車両制御システムであって、前記補正部は、前記触媒温度推定部により推定された触媒の温度が閾値以下となるタイミングの前に前記発電部を稼働させるように前記稼働計画を補正するものである。
(4):(1)から(3)のいずれかの車両制御システムであって、前記稼働計画部は、前記発電部の稼働が開始する車両の速度閾値である第1速度を、前記走行計画部により生成された前記走行計画情報に基づいて設定し、設定した第1速度以上の区間において前記発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成し、前記補正部は、前記第1速度未満の区間において前記発電部を稼働させるように稼働計画を補正するものである。
(5):(4)の車両制御システムであって、前記補正部は、前記第1速度以上の区間と前記触媒の温度が閾値以下となると推定される区間との間の特定区間における、前記第1速度よりも遅い速度閾値である第2速度以上の区間において前記発電部を稼働させるように稼働計画を補正するものである。
(6):(5)の車両制御システムであって、前記補正部は、前記第2速度以上の区間において前記発電部を稼働させるように稼働計画を補正した結果、依然として前記触媒の温度が閾値以下において前記発電部の稼働が計画されている場合、前記触媒の温度が閾値以下とならない前記発電部の稼働が計画されるように、前記特定区間において前記速度閾値を前記第2速度から段階的に低下させるものである。
(7):(1)から(6)のうちいずれかの車両制御システムであって、前記稼働計画の補正の際に、前記触媒の温度が閾値以下となる時点の前または後のうち一方または双方において、前記発電部に発電させる電力量を抑制するように前記稼働計画を補正するものである。
(8):(6)の車両制御システムであって、前記補正部は、前記蓄電池の電力量が所定値以上である場合において、前記発電部の稼働が開始する車両の速度閾値を下限値に設定し、前記稼働計画を生成した結果、依然として前記触媒の温度が閾値以下において前記発電部の稼働が計画されている場合、前記生成した稼働計画における前記発電部の稼働時の出力を高くするものである。
(9):(8)の車両制御システムであって、前記補正部は、前記稼働時の出力を高くした場合、前記特定区間における速度閾値を下限値よりも高く設定するものである。
(10):(1)から(9)のうちいずれかの車両制御システムであって、前記補正部の補正によって補正された稼働計画に基づいて発電される予定の合計の電力量は、補正前の稼働計画に基づいて発電される予定の合計の電力量と合致するものである。
(11):(1)から(10)のうちいずれかの車両制御システムであって、前記補正部は、前記稼働計画情報、および前記触媒温度推定部により推定された触媒の温度に基づいて、前記発電部が稼働中においても定期的に前記稼働計画を補正するものである。
(12):(1)から(11)のうちいずれかの車両制御システムであって、前記稼働計画部は、前記走行計画部により生成された前記走行計画情報に基づいて、前記車両の速度が高い区間を優先して、前記発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成するものである。
(13):電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報を生成する走行計画部と、前記走行計画部により生成された前記走行計画情報に基づいて、前記車両の速度が高い区間を優先して、前記発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成する稼働計画部とを備える車両制御システムである。
(14):電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機とを備える車両の車載コンピュータが、車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報を生成し、前記生成された前記走行計画情報に基づいて、動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する発電機とを含む発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成し、前記稼働計画情報に基づいて、前記内燃機関に設けられた触媒の温度を推定し、前記稼働計画情報、および前記推定された触媒の温度に基づいて、前記触媒の温度が閾値以下になる期間が生じるのを抑制するように前記稼働計画を補正する車両制御方法である。
(15):電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機とを備える車両の車載コンピュータに、車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報を生成させ、前記生成された前記走行計画情報に基づいて、動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する発電機とを含む発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成させ、前記稼働計画情報に基づいて、前記内燃機関に設けられた触媒の温度を推定させ、前記稼働計画情報、および前記推定された触媒の温度に基づいて、前記触媒の温度が閾値以下になる期間が生じるのを抑制するように前記稼働計画を補正させるプログラムである。
(1)〜(5)、(11)、(12)、(14)、(15)によれば、温度閾値を超えるように維持しつつ、車両の乗員の快適性を向上させることができる。
(6)によれば、特定区間において速度閾値を第2速度から段階的に低下させるため、速度閾値が過度に低下することが抑制される。この結果、発電部の稼働回数を低下させることができる。
(7)または(10)によれば、例えば、触媒の温度が閾値以下となる時点の前または後のうち一方または双方において、発電部に発電させる電力量が抑制される。そして、補正前と補正後の稼働計画に基づいて発電される予定の合計の電力量が合致する。この結果、余計な電力が発電されることが抑制される。
(8)によれば、特定区間における発電部の稼働で触媒の温度が閾値を超えるように制御できないと推定される場合であっても、発電部の稼働時の出力を高くすることで、触媒の温度が閾値を超えるように制御することができる。
(9)によれば、特定区間において頻繁に発電部が稼働と停止を繰り返すことを抑制させることができる。
(13)によれば、車両の速度が高い区間を優先して、発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報が生成されるため、車両の乗員の快適性を向上させることができる。
車両制御システムを含む車両システム1を搭載した車両の構成の一例を示す図である。 計画制御部100の機能構成の一例を示す図である。 計画制御部100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 稼働計画の生成に関する概念図である。 補正部110により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 稼働計画の補正に関する概念図である。 変形例の稼働計画の補正に関する概念図である。 触媒の温度が改善されない場合に行われる処理の概念図である。 実施形態の制御部(計画制御部100)のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の車両制御システム、車両制御方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
<第1実施形態>
[全体構成]
図1は、車両制御システムを含む車両システム1を搭載した車両(以下、自車両Mと称する)の構成の一例を示す図である。車両システム1が搭載される車両は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどの内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機を備える場合、電動機は、内燃機関に連結された発電機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池の放電電力を使用して動作する。以下の説明では、シリーズ方式を採用したハイブリッド車両を例に説明する。シリーズ方式とは、エンジンと駆動輪が機械的に連結されておらず、エンジンの動力は発電機による発電に用いられ、発電電力が走行用の電動機に供給される方式である。また、この自車両Mは、バッテリをプラグイン充電可能な車両であってよい。
図1に示すように、自車両Mには、例えば、エンジン10と、触媒11と、第1モータ(電動機)12と、第2モータ(電動機)18と、駆動輪25と、PCU(Power Control Unit)30と、バッテリ60と、動力制御部70と、車両センサ78と、通信部82と、計画制御部100とが搭載される。
エンジン10は、ガソリンなどの燃料を燃焼させることで動力を出力する内燃機関である。エンジン10は、例えば、シリンダとピストン、吸気バルブ、排気バルブ、燃料噴射装置、点火プラグ、コンロッド、クランクシャフトなどを備えるレシプロエンジンである。また、エンジン10は、ロータリーエンジンであってもよい。エンジン10が出力可能な動力は、第1モータ12がリアルタイムで第2モータ18を駆動させるための電力量(または自車両Mを所定速度以上で走行させることができる電力量)を発電するために必要な動力未満の動力である。
触媒11は、例えば、エンジン10の排気経路の途中に設けられる排ガスの浄化のための触媒装置である。触媒11は、例えば、温度閾値より高い温度で還元能力が向上し、温度閾値よりも低い温度で還元能力が低下する。
第1モータ12は、例えば、三相交流電動機である。第1モータ12は、主に発電に用いられる。第1モータ12は、エンジン10の出力軸(例えばクランクシャフト)にロータが連結され、エンジン10により出力される動力を用いて発電する。以下、エンジン10および第1モータ12を合わせたものを「発電部」と称する場合がある。
第2モータ18は車両の駆動と回生を行う。第2モータ18は、例えば、三相交流電動機である。第2モータ18のロータは、駆動輪25に連結される。第2モータ18は、供給される電力を用いて動力を駆動輪25に出力する。また、第2モータ18は、車両の減速時に車両の運動エネルギーを用いて発電する。以下、第2モータ18による発電動作を回生と称する場合がある。
PCU30は、例えば、第1変換器32と、第2変換器38と、VCU(Voltage Control Unit)40とを備える。なお、これらの構成要素をPCU30として一まとまりの構成としたのは、あくまで一例であり、これらの構成要素は分散的に配置されても構わない。
第1変換器32および第2変換器38は、例えば、AC−DC変換器である。第1変換器32および第2変換器38の直流側端子は、直流リンクDLに接続されている。直流リンクDLには、VCU40を介してバッテリ60が接続されている。第1変換器32は、第1モータ12により発電された交流を直流に変換して直流リンクDLに出力したり、直流リンクDLを介して供給される直流を交流に変換して第1モータ12に供給したりする。同様に、第2変換器38は、第2モータ18により発電された交流を直流に変換して直流リンクDLに出力したり、直流リンクDLを介して供給される直流を交流に変換して第2モータ18に供給したりする。
VCU40は、例えば、DC―DCコンバータである。VCU40は、バッテリ60から供給される電力を昇圧してDCリンクDLに出力する。
バッテリ60は、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池である。
動力制御部70は、例えば、ハイブリッド制御部71と、エンジン制御部72と、モータ制御部73と、ブレーキ制御部74と、バッテリ制御部75とを含む。ハイブリッド制御部71は、エンジン制御部72、モータ制御部73、ブレーキ制御部74、およびバッテリ制御部75に指示を出力する。ハイブリッド制御部71による指示については、後述する。
エンジン制御部72は、ハイブリッド制御部71からの指示に応じて、エンジン10の点火制御、スロットル開度制御、燃料噴射制御、燃料カット制御などを行う。また、エンジン制御部72は、クランクシャフトに取り付けられたクランク角センサの出力に基づいて、エンジン回転数を算出し、ハイブリッド制御部71に出力してもよい。
モータ制御部73は、ハイブリッド制御部71からの指示に応じて、第1変換器32および/または第2変換器38のスイッチング制御を行う。
ブレーキ制御部74は、ハイブリッド制御部71からの指示に応じて、不図示のブレーキ装置を制御する。ブレーキ装置は、運転者の制動操作に応じたブレーキトルクを各車輪に出力する装置である。
バッテリ制御部75は、バッテリ60に取り付けられたバッテリセンサ62の出力に基づいて、バッテリ60の電力量(例えばSOC;State Of Charge;充電率)を算出し、ハイブリッド制御部71に出力する。
車両センサ78は、例えば、アクセル開度センサ、車速センサ、ブレーキ踏量センサ等を含む。アクセル開度センサは、運転者による加速指示を受け付ける操作子の一例であるアクセルペダルに取り付けられ、アクセルペダルの操作量を検出し、アクセル開度として動力制御部70に出力する。車速センサは、例えば、各車輪に取り付けられた車輪速センサと速度計算機とを備え、車輪速センサにより検出された車輪速を統合して車両の速度(車速)を導出し、動力制御部70に出力する。ブレーキ踏量センサは、運転者による減速または停止指示を受け付ける操作子の一例であるブレーキペダルに取り付けられ、ブレーキペダルの操作量を検出し、ブレーキ踏量として動力制御部70に出力する。
ここで、ハイブリッド制御部71による制御について説明する。ハイブリッド制御部71は、まず、アクセル開度と目標車速に基づいて、駆動軸要求トルクTdを導出し、第2モータ18の出力する駆動軸要求パワーPdを決定する。また、ハイブリッド制御部71は、決定した駆動軸要求パワーPdと、補機の消費電力やバッテリ60の電力量などとに基づいて、エンジン10を稼働させることが決定された場合、エンジン10の出力すべきエンジンパワーPeを決定する。
ハイブリッド制御部71は、決定したエンジンパワーPeに応じて、エンジンパワーPeに釣り合うように第1モータ12の反力トルクを決定する。ハイブリッド制御部71は、決定した情報を、エンジン制御部72に出力する。運転者によりブレーキが操作された場合、ハイブリッド制御部71は、第2モータ18の回生で出力可能なブレーキトルクと、ブレーキ装置が出力すべきブレーキトルクとの配分を決定し、モータ制御部73とブレーキ制御部74に出力する。
通信部82は、例えば、セルラー網やWi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)などを利用して、自車両Mの周辺に存在する他車両と通信し、或いは無線基地局を介して各種サーバ装置と通信する。
また、車両システム1は、上記の構成に加え、更に不図示のナビゲーション装置等を備える。ナビゲーション装置は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機と、ナビHMIと、経路決定部とを備え、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に地図情報を保持している。GNSS受信機は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、自車両Mの位置を特定する。ナビHMIは、表示装置、スピーカ、タッチパネル、キーなどを含む。経路決定部は、例えば、GNSS受信機により特定された自車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMIを用いて利用者により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、第1地図情報を参照して決定する。地図情報は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。なお、ナビゲーション装置は、例えば、利用者の保有するスマートフォンやタブレット端末等の端末装置の機能によって実現されてもよい。
[計画制御部]
図2は、計画制御部100の機能構成の一例を示す図である。計画制御部100は、例えば、走行計画部102と、電力推定部104と、稼働計画部106と、触媒温度推定部108と、補正部110と、制御部112と、記憶部120とを備える。走行計画部102、電力推定部104、稼働計画部106、触媒温度推定部108、補正部110、および制御部112は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
記憶部120は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶装置と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶装置によって実現される。記憶部120には、例えば、環境情報122と、触媒温度推定情報124とが記憶されている。各情報の詳細については後述する。
[走行計画部]
走行計画部102は、車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報を生成する。車両の目的地は、例えば乗員が不図示のナビゲーション装置を操作して、設定した目的地である。走行計画は、利用者が目的地に到着したい時刻や、道路の渋滞情報、利用者が通行を希望する経路、利用者が通行を希望する道路の種別等が加味された計画である。また、走行計画は、上記の情報に基づいて、導出された予測される各区間における車両の速度を含む(図4参照)。
走行計画部102は、例えば環境情報122に基づいて走行計画情報を生成する。環境情報122は、車両が走行予定の道路に関する情報である。環境情報122には、走行予定の道路の天気や、渋滞度合、制限速度等の情報が記憶されている。この情報は、サーバ装置により送信され、通信部82により取得された情報であってもよいし、走行計画部102が通信部82により取得された情報に基づいて生成した情報であってもよい。
走行計画は、例えば、ナビゲーション装置の表示部に表示され、車両の乗員は表示部に表示された走行計画に従って車両を制御する。なお、本実施形態の車両は、走行計画および車両の周辺状況に基づいて車両の操舵および加減速を自動的に制御する自動運転車両であってもよい。
[電力推定部]
電力推定部104は、走行計画部102により生成された走行計画における出発地から目的地までの移動に必要な必要電力量を導出する。例えば、必要電力量は、走行計画に従って走行した場合に第2モータ18の駆動により消費されると予測される走行電力量、第2モータ18以外の車載機器等により消費されると予測される車載電力量、および目的地に到着した際にバッテリ60に残しておくと定められたSOCを加算した量である。例えば、電力推定部104は、目的地に充電施設が存在する場合、目的地に到着した時のSOCを0〜数十パーセントに決定する。
電力推定部104は、必要発電量のうちの発電部に発電させる発電電力量を導出する。発電電力量は、必要電力量から出発時(または現在)のバッテリ60のSOCを差し引いた場合に不足する電力量である。
[稼働計画部]
稼働計画部106は、走行計画部102により生成された走行計画情報に基づいて、発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成する。稼働計画とは、発電部が稼働するタイミングや、稼働する期間、発電部の出力、発電部により発電される単位時間当たりの電力量等を含む。稼働計画に従って発電部が稼働することで発電電力量が目的地までの経路において発電される。例えば、稼働計画部106は、バッテリ60のSOCが閾値以下に低下しないように発電部に発電させる稼働計画を生成する。
[触媒温度推定部]
触媒温度推定部108は、稼働計画情報に基づいて、エンジン10に設けられた触媒の温度を推定する。例えば、触媒温度推定部108は、触媒温度推定情報124を参照して、稼働計画情報に基づいて、触媒温度を推定する。車両稼働中においては、排気温度センサなどを備え、その検出結果に基づいて、推定された触媒温度が補正されてもよい。
触媒温度推定情報124は、例えば、発電部の出力や、発電部により発電される単位時間当たりの電力量、エンジンの回転数、エンジンの出力等のエンジンの運転状態、および気温、車両の速度などの環境条件に対して触媒の温度が対応付けられた情報である。この情報は、エンジン10(または発電部)、および触媒11の仕様に基づいて、実験結果やシミュレーション等によって求められた結果によって生成された情報である。
[補正部]
補正部110は、稼働計画情報、および触媒の温度に基づいて、触媒11の温度が閾値以下になる期間が生じるのを抑制するように稼働計画を補正する。補正部110の処理の詳細については後述する。
[制御部]
制御部112は、稼働計画部106により生成された稼働計画、または補正部110により補正された稼働計画に基づいて、発電部を稼働させたり、発電部の稼働を停止させたりする。
[稼働計画の生成に関するフローチャート]
図3は、計画制御部100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、走行計画部102が、走行計画を含む走行計画情報を生成する(ステップS100)。次に、電力推定部104は、ステップS100で生成された走行計画情報に基づいて、必要電力量を導出する(ステップS102)。次に、電力推定部104は、必要電力量およびバッテリ60のSOCに基づいて、発電電力量を導出する(ステップS104)。
次に、稼働計画部106は、走行計画情報に基づいて、速度閾値を設定する(ステップS106)。次に、稼働計画部106は、走行計画情報に基づいて、ステップS106で設定した速度閾値以上で車両が走行する区間において発電部を稼働させる稼働計画候補を生成し、生成した稼働計画候補において発電部が発電する電力量を導出する(ステップS108)。
稼働計画部106は、走行計画における経路において速度閾値以上の区間において発電部を稼働させる。速度閾値とは、例えば、第2モータ18の作動音および走行ノイズを合わせた音の大きさによって、車両の乗員にとって発電部の稼働音が気にならない程度に打ち消せる速度である。例えば、稼働計画部106は、車両の速度が速くなるに従って、発電部の発電量が大きくなるように稼働計画を生成する。
次に、稼働計画部106は、ステップS108で導出した電力量が、ステップS104導出された発電電力量以上であるか否かを判定する(ステップS110)。ステップS110で発電電力量以上でない場合、ステップS106の処理に戻る。この場合、稼働計画部106は、速度閾値を再設定して稼働計画候補を生成する。例えば、稼働計画部106は、速度閾値を前回設定した速度閾値よりも低い速度に設定する。これにより、前回設定した速度閾値未満であり、且つ今回設定した速度閾値以上となる区間においても発電が行われるため、前回、ステップS108で導出された発電量よりも発電量が大きくなる。
ステップS110で発電電力量以上である場合、稼働計画部106は、発電電力量を満たす発電量を発電可能な稼働計画候補を稼働計画として決定する(ステップS112)。次に、触媒温度推定部108は、ステップS112で決定した稼働計画に従って発電部を稼働させた際の触媒11の温度を推定する(ステップS114)。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
[稼働計画の生成に関する概念]
図4は、稼働計画の生成に関する概念図である。図4(A)は、走行計画における車両の速度の予測推移を示す図である。図4(B)は、図4(A)の走行計画に対応する稼働計画を示す図である。図4(C)は、図4(B)の稼働計画に対応する触媒の温度の予測推移を示している。図(A)、図4(B)、図4(B)の縦軸は、それぞれ速度、発電部の出力、触媒の温度を示し、横軸は出発地からの距離を示している。
まず、速度閾値S(「第1速度」の一例)が設定される。車両が速度閾値S以上となる区間において(図4(A)参照)、車両に応じて発電部が稼働する稼働計画が生成される。次に、稼働計画における発電部の発電量(図4(B)のP1+P2)が求められる。例えば、この発電量が発電電力量以上である場合、触媒11の温度が推定される(図4(C)参照)。
図4の例では、触媒11の温度が温度閾値Th以下となる区間SEが存在する。このような場合、以下に説明するように補正部110が、稼働計画を補正する。
[稼働計画の補正に関するフローチャート]
図5は、補正部110により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。本処理は、例えば、所定間隔で繰り返し実行される。まず、補正部110が、図3のステップS114で触媒温度推定部108により推定された触媒11の温度に基づいて、設定期間において触媒11の温度が温度閾値以下となる区間が存在するか否かを判定する(ステップS200)。設定区間とは、例えば、任意の区間や、出発地を出発後に最初に触媒11の温度が温度閾値を超えた時点から所定の時点までの区間等である。所定の時点とは、目的地や、発電部の稼働終了時である。発電部の稼働終了時とは、発電部を稼働させた後、所定時間以上発電部を稼働させる予定がない場合における発電部の稼働終了時や、目的地までにおいて以後発電部を稼働させる予定がない場合における発電部の稼働終了時である。また、設定区間は、稼働計画情報に基づいて、発電部を稼働させない時間が所定時間以上であると判定された期間を除く区間であってもよい。
触媒11の温度が温度閾値以下となる区間が存在しない場合、補正部110は、図3のステップS112で決定された稼働計画(補正前の稼働計画)を採用する(ステップS202)。
触媒11の温度が温度閾値以下となる区間が存在する場合、補正部110は、所定の区間(特定区間)における速度閾値を変更する(ステップS204)。所定の区間とは、例えば、走行計画において速度閾値を超える区間に挟まれた区間である(後述する図6の所定の区間SE1参照)。
次に、補正部110は、走行計画情報に基づいて、ステップS204で変更した速度閾値以上で車両が走行する区間において発電部を稼働させる補正後の稼働計画候補を生成する(ステップS206)。ステップS206の処理の詳細については図6で説明する。
次に、触媒温度推定部108は、ステップS206で生成した稼働計画候補に従って発電部を稼働させた際の触媒11の温度を推定する(ステップS208)。
次に、補正部110は、ステップS208の推定結果に基づいて、触媒11の温度が温度閾値以下となる区間が存在するか否かを判定する(ステップS210)。触媒11の温度が温度閾値以下となる区間が存在する場合、ステップS204の処理に進む。この場合、補正部110は、再度、速度閾値を前回設定した速度閾値よりも低い速度に設定し、設定した温度閾値に対応する補正後の稼働計画候補を生成する。
触媒11の温度が温度閾値以下となる区間が存在しない場合、補正部110は、補正後の稼働計画候補を補正後の稼働計画として決定し、採用する(ステップS212)。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
[稼働計画の補正に関する概念]
図6は、稼働計画の補正に関する概念図である。図6(A)、図6(B)、図6(C)は、それぞれ前述した図4(A)、図4(B)、図4(C)に対応する図である。
まず、所定の区間SE1における速度閾値が、速度閾値Sから速度閾値S1に変更される(図6(A)参照)。次に、走行計画情報、速度閾値S、および速度閾値S1に基づいて、補正後の稼働計画候補が生成される。具体的には、補正部110は、図6(B)に示すように速度閾値S1を設定した所定の区間SE1において発電部に発電される電力量P3を導出する。そして、補正部110は、補正によって増加した電力量P3を速度閾値S以上の速度で走行する区間で発電される電力量P1およびP2から減算する。減算する度合は、電力量P3と同一の電力量に限らず、所定度合異なっていてもよい。減算後の電力量は、電力量P1#、P2#である。電力量P1またはP2は、「(補正前の稼働計画において)触媒の温度が閾値以下となる時点の前または後の発電部に発電させる電力量」の一例である。なお、上記の減算する処理は省略されてもよい。
図6(B)で示した稼働計画の補正の際に、触媒の温度が閾値以下となる時点(区間)の前または後のうち双方に代えて、一方(P1またはP2)において発電部に発電させる電力量を抑制するように稼働計画が補正されてもよい。
更に、補正後の稼働計画候補に従って発電部が稼働した際の触媒11の温度が推定される。図6(C)のように、触媒11の温度が温度閾値Th以下となる区間SEが存在しなくなった場合、上記の補正後の稼働計画候補が補正後の稼働計画として採用される。
上述したように、補正部110が、稼働計画情報、および触媒11の温度に基づいて、触媒11の温度が閾値以下になる期間が生じる場合、この期間が生じないように稼働計画を補正することにより、触媒の温度が温度閾値を超えるように維持しつつ、車両の乗員の快適性を向上させることができる。
例えば、速度閾値S以上の区間で発電部に発電させる電力を大きくしても、所定区間の長さによっては温度閾値Th以下となる場合がある。また、所定区間中の任意の区間で発電が行われると、乗員にとって意図しないタイミング、または乗員が不快に感じるタイミング(例えば車両の速度が所定値以下のタイミング)で、発電部が稼働する場合がある。このため、触媒11の温度を改善できなかったり、乗員の快適性が低下したりする場合がある。
これに対して、実施形態の計画制御部100は、所定の区間における速度閾値を低下させ、所定の区間において速度閾値以上の速度で走行している場合に発電部を稼働させる。この結果、発電を行うと乗員が想定し得るタイミング、または乗員に与える不快感を軽減させることができるタイミング(例えば車両の速度が所定速度を超えるタイミング)で、発電部が稼働する。この結果、触媒の温度が温度閾値を超えるように維持しつつ、車両の乗員の快適性を向上させることができる。
[変形例]
以下、変形例について説明する。上記の実施形態では、触媒11の温度が温度閾値以下になると推定される区間において発電部を稼働させることで、触媒11の温度が温度閾値を超えるように維持するように制御した。これに対して、変形例の計画制御部100は、触媒11の温度が温度閾値以下になると推定される区間の前の区間で発電部の出力を上昇させるように稼働計画を補正する。
例えば、補正部110が、速度閾値S1に設定し、所定の区間SE1において、発電電力量P3を発電部に発電させるように稼働計画を補正したとしても、区間SEにおいて、触媒11の温度が閾値を超えるように改善されずに、閾値以下を維持するものとする。
このとき、補正部110は、バッテリ60の電力量が所定値以上である場合(バッテリ60の電力で所定時間または所定距離以上走行できる場合)において、図7(A)に示すように速度閾値を、下限値である速度閾値S2に設定する。そして、補正部110が、速度閾値S2に基づいて、所定の区間SE1において、図7(B)に示すように発電電力量P3#を発電部に発電させるように稼働計画を補正する。この補正の結果、図7(C)に示すように区間SEにおいて、触媒11の温度が閾値を超えるように改善されずに、閾値以下を維持するものとする。図7は、変形例の稼働計画の補正に関する概念図である。図6と重複する事項の説明については省略する。
上述したように触媒11の温度が改善されない場合、補正部110は、稼働計画における発電部の稼働時の出力を高くする。また、補正部110は、所定の区間SE1における速度閾値を下限値よりも大きい速度に設定する。
図8は、触媒の温度が改善されない場合に行われる処理の概念図である。図7と重複する事項の説明については省略する。例えば、前述した図7で示したように触媒11の温度が改善されない場合、補正部110は、図8(A)に示すように速度閾値S2を速度閾値Sに戻す。そして、補正部110は、所定の区間SE1では発電部を稼働させずに、区間SEの前に発電部を稼働させる際の出力を大きくする。例えば、図8(B)に示すように所定の区間SE1の前の発電量P1#1が発電される。発電量P1#1は、発電量P1よりも大きい発電量である。なお、この場合、発電量P2から発電量P1#1と発電量P1との差分を差し引いてもよい。
上述したように、所定の区間SE1の前に発電部が発電量P1#1を発電することにより、図8(C)に示すように触媒11の温度は、温度閾値Thを超えるように改善される。この結果、触媒の温度の低下を抑制しつつ、車両の乗員の快適性を向上させることができる。
なお、所定の区間SE1において、速度閾値Sよりも小さい速度に設定した場合において、所定の区間SE1において発電部が稼働する稼働計画が生成された結果、依然として触媒11の温度が閾値以下になることが触媒温度推定部108により推定された場合、所定の区間SE1における発電部の出力を大きくするように補正されてもよい。
以上説明した実施形態によれば、第1モータ12によって使用される動力を出力するエンジン10と、エンジン10により出力された動力を用いて発電する第1モータ12とを含む発電部と、発電部により発電された電力を蓄えるバッテリ60と、車両の駆動輪に連結され、発電部またはバッテリ60から供給される電力を用いて駆動することで駆動輪25を回転させる第2モータ18と、車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報を生成する走行計画部102と、走行計画部102により生成された走行計画情報に基づいて、発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成する稼働計画部106と、稼働計画情報に基づいて、内燃機関に設けられた触媒の温度を推定する触媒温度推定部108と、稼働計画情報、および触媒温度推定部106により推定された触媒の温度に基づいて、触媒の温度が閾値以下になる期間が生じるのを抑制するように稼働計画を補正する補正部110とを備えることにより、触媒の温度の低下を抑制しつつ、車両の乗員の快適性を向上させることができる。
[ハードウェア構成]
上述した実施形態の車両システム1の計画制御部100は、例えば、図9に示すようなハードウェアの構成により実現される。図9は、実施形態の制御部(計画制御部100)のハードウェア構成の一例を示す図である。
制御部は、通信コントローラ100−1、CPU100−2、RAM100−3、ROM100−4、フラッシュメモリやHDDなどの二次記憶装置100−5、およびドライブ装置100−6が、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。ドライブ装置100−6には、光ディスクなどの可搬型記憶媒体が装着される。二次記憶装置100−5に格納されたプログラム100−5aがDMAコントローラ(不図示)などによってRAM100−3に展開され、CPU100−2によって実行されることで、制御部が実現される。また、CPU100−2が参照するプログラムは、ドライブ装置100−6に装着された可搬型記憶媒体に格納されていてもよいし、ネットワークNWを介して他の装置からダウンロードされてもよい。
上記実施形態は、以下のように表現することができる。
電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、
前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、
記憶装置と、
前記記憶装置に格納されたプログラムを実行するハードウェアプロセッサと、を備え、
車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報を生成し、
前記生成された前記走行計画情報に基づいて、前記発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成し、
前記稼働計画情報に基づいて、前記内燃機関に設けられた触媒の温度を推定し、
前記稼働計画情報、および前記触媒温度推定部により推定された触媒の温度に基づいて、前記触媒の温度が閾値以下になる期間が生じるのを抑制するように前記稼働計画を補正する、
車両制御システム。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 エンジン
12 第1モータ
18 第2モータ
60 バッテリ
70 動力制御部
100 計画制御部
102 走行計画部
104 電力推定部
106 稼働計画部
108 触媒温度推定部
110 補正部
120 記憶部
122 環境情報
124 触媒温度推定情報

Claims (15)

  1. 電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、
    前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
    車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、
    車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報を生成する走行計画部と、
    前記走行計画部により生成された前記走行計画情報に基づいて、前記発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成する稼働計画部と、
    前記稼働計画情報に基づいて、前記内燃機関に設けられた触媒の温度を推定する触媒温度推定部と、
    前記稼働計画情報、および前記触媒温度推定部により推定された触媒の温度に基づいて、前記触媒の温度が閾値以下になる期間が生じるのを抑制するように前記稼働計画を補正する補正部と、
    を備える車両制御システム。
  2. 前記補正部は、前記稼働計画情報に基づいて、前記発電部を稼働させない時間が所定時間以上であると判定した場合、前記稼働計画を補正しない、
    請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記補正部は、前記触媒温度推定部により推定された触媒の温度が閾値以下となるタイミングの前に前記発電部を稼働させるように前記稼働計画を補正する、
    請求項1または請求項2に記載の車両制御システム。
  4. 前記稼働計画部は、前記発電部の稼働が開始する車両の速度閾値である第1速度を、前記走行計画部により生成された前記走行計画情報に基づいて設定し、設定した第1速度以上の区間において前記発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成し、
    前記補正部は、前記第1速度未満の区間において前記発電部を稼働させるように稼働計画を補正する、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の車両制御システム。
  5. 前記補正部は、前記第1速度以上の区間と前記触媒の温度が閾値以下となると推定される区間との間の特定区間における、前記第1速度よりも遅い速度閾値である第2速度以上の区間において前記発電部を稼働させるように稼働計画を補正する、
    請求項4に記載の車両制御システム。
  6. 前記補正部は、前記第2速度以上の区間において前記発電部を稼働させるように稼働計画を補正した結果、依然として前記触媒の温度が閾値以下において前記発電部の稼働が計画されている場合、前記触媒の温度が閾値以下とならない前記発電部の稼働が計画されるように、前記特定区間において前記速度閾値を前記第2速度から段階的に低下させる、
    請求項5に記載の車両制御システム。
  7. 前記補正部は、前記稼働計画の補正の際に、前記触媒の温度が閾値以下となる時点の前または後のうち一方または双方において、前記発電部に発電させる電力量を抑制するように前記稼働計画を補正する、
    請求項1から6のうちいずれか1項に記載の車両制御システム。
  8. 前記補正部は、前記蓄電池の電力量が所定値以上である場合において、前記発電部の稼働が開始する車両の速度閾値を下限値に設定し、前記稼働計画を補正した結果、依然として前記触媒の温度が閾値以下において前記発電部の稼働が計画されている場合、前記生成した稼働計画における前記発電部の稼働時の出力を高くする、
    請求項6に記載の車両制御システム。
  9. 前記補正部は、前記稼働時の出力を高くした場合、前記特定区間における速度閾値を下限値よりも高く設定する、
    請求項8に記載の車両制御システム。
  10. 前記補正部の補正によって補正された稼働計画に基づいて発電される予定の合計の電力量は、補正前の稼働計画に基づいて発電される予定の合計の電力量と合致する、
    請求項1から9のうちいずれか1項に記載の車両制御システム。
  11. 前記補正部は、前記稼働計画情報、および前記触媒温度推定部により推定された触媒の温度に基づいて、前記発電部が稼働中においても定期的に前記稼働計画を補正する、
    請求項1から10のうちいずれか1項に記載の車両制御システム。
  12. 前記稼働計画部は、前記走行計画部により生成された前記走行計画情報に基づいて、前記車両の速度が高い区間を優先して、前記発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成する、
    請求項1から11のうちいずれか1項に記載の車両制御システム。
  13. 電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、
    前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
    車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、
    車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報を生成する走行計画部と、
    前記走行計画部により生成された前記走行計画情報に基づいて、前記車両の速度が高い区間を優先して、前記発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成する稼働計画部と、
    を備える車両制御システム。
  14. 電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、
    前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
    車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機とを備える車両の車載コンピュータが、
    車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報を生成し、
    前記生成された前記走行計画情報に基づいて、動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する発電機とを含む発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成し、
    前記稼働計画情報に基づいて、前記内燃機関に設けられた触媒の温度を推定し、
    前記稼働計画情報、および前記推定された触媒の温度に基づいて、前記触媒の温度が閾値以下になる期間が生じるのを抑制するように前記稼働計画を補正する、
    車両制御方法。
  15. 電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、
    前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
    車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機とを備える車両の車載コンピュータに、
    車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報を生成させ、
    前記生成された前記走行計画情報に基づいて、動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する発電機とを含む発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成させ、
    前記稼働計画情報に基づいて、前記内燃機関に設けられた触媒の温度を推定させ、
    前記稼働計画情報、および前記推定された触媒の温度に基づいて、前記触媒の温度が閾値以下になる期間が生じるのを抑制するように前記稼働計画を補正させる、
    プログラム。
JP2018004499A 2018-01-15 2018-01-15 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム Ceased JP2019123330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018004499A JP2019123330A (ja) 2018-01-15 2018-01-15 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018004499A JP2019123330A (ja) 2018-01-15 2018-01-15 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019123330A true JP2019123330A (ja) 2019-07-25

Family

ID=67397478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018004499A Ceased JP2019123330A (ja) 2018-01-15 2018-01-15 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019123330A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4201722A1 (en) * 2021-12-27 2023-06-28 Suzuki Motor Corporation Control device of hybrid vehicle

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0775207A (ja) * 1993-08-31 1995-03-17 Mitsubishi Motors Corp 発電機付き電気自動車及びその発電制御方法
JPH10178704A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Mitsubishi Motors Corp ハイブリッド電気自動車
JP2000324609A (ja) * 1999-05-06 2000-11-24 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の制御装置
JP2005248875A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp ハイブリッド電気自動車のエンジン制御装置
JP2009154701A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両及びその制御方法並びに駆動装置
JP2014227888A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 いすゞ自動車株式会社 ハイブリッド電動車両及びその制御方法
JP2014227005A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 いすゞ自動車株式会社 ハイブリッド電動車両及びその制御方法
JP2016008517A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 日産自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
US20160167645A1 (en) * 2014-12-12 2016-06-16 Hyundai Motor Company Apparatus and method of controlling conversion of driving mode of plug-in hybrid electric vehicle
US20160297424A1 (en) * 2015-04-09 2016-10-13 Kia Motors Corporation System and method for reducing exhaust gas of hybrid electric vehicle

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0775207A (ja) * 1993-08-31 1995-03-17 Mitsubishi Motors Corp 発電機付き電気自動車及びその発電制御方法
JPH10178704A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Mitsubishi Motors Corp ハイブリッド電気自動車
JP2000324609A (ja) * 1999-05-06 2000-11-24 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の制御装置
JP2005248875A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp ハイブリッド電気自動車のエンジン制御装置
JP2009154701A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両及びその制御方法並びに駆動装置
JP2014227888A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 いすゞ自動車株式会社 ハイブリッド電動車両及びその制御方法
JP2014227005A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 いすゞ自動車株式会社 ハイブリッド電動車両及びその制御方法
JP2016008517A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 日産自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
US20160167645A1 (en) * 2014-12-12 2016-06-16 Hyundai Motor Company Apparatus and method of controlling conversion of driving mode of plug-in hybrid electric vehicle
US20160297424A1 (en) * 2015-04-09 2016-10-13 Kia Motors Corporation System and method for reducing exhaust gas of hybrid electric vehicle

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4201722A1 (en) * 2021-12-27 2023-06-28 Suzuki Motor Corporation Control device of hybrid vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5233713B2 (ja) バッテリ充電制御装置及びバッテリ充電制御方法
Chau et al. Drive mode optimization and path planning for plug-in hybrid electric vehicles
US11351981B2 (en) Vehicle control system, vehicle control method, and storage medium
KR101836250B1 (ko) 구동 모터를 구비한 차량의 dc 컨버터의 출력 전압을 제어하는 방법 및 장치
CN110103936B (zh) 车辆控制系统、车辆控制方法及存储介质
CN110103937B (zh) 车辆控制系统、车辆控制方法及存储介质
US20190329758A1 (en) Control device of hybrid vehicle
JP6017495B2 (ja) 車両走行制御システムおよび情報サーバ
CN109878506B (zh) 车辆控制系统、车辆控制方法及存储介质
JP2010274687A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2019188883A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2019196124A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP6796571B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP2019188877A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2019123330A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP6964019B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP2019069714A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
CN110053602B (zh) 车辆控制系统、车辆控制方法及存储介质
JP2019104445A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP2019123331A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、プログラム、および学習装置
JP2019123332A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP2019104444A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
WO2019073741A1 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP2020029229A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP2019081413A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220725

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221108

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20230328