JP2019123331A - 車両制御システム、車両制御方法、プログラム、および学習装置 - Google Patents

車両制御システム、車両制御方法、プログラム、および学習装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より現実的な走行条件に即したエネルギマネジメントを行うことができる車両制御システム、車両制御方法、プログラム、および学習装置を提供する。【解決手段】車両制御システム2は、電動機12によって使用される動力を出力する内燃機関10と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池60と、車両の駆動輪25に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機18と、目的地に対応付けられた目標時刻を取得する取得部と、取得部により取得された目標時刻と車両が到着する予定の予定時刻とのずれ度合を導出する導出部と、前記導出部により導出されたずれ度合に基づいて、前記発電部に発電させる電力量を調整する制御部100とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車両制御システム、車両制御方法、プログラム、および学習装置に関する。
蓄電池、駆動機構(例えば内燃機関、電動機)を搭載したハイブリッド車両が普及している。また、走行条件または予測される走行条件に基づいて、バッテリのSOCを制御する車両が開示されている(例えば、特許文献1参照)。上記の車両は、バッテリからの充放電量が大きな走行条件(車両が大きな動力を必要とする走行条件)にあるときやその条件が予測されるときには、充放電の効率に拘わらず、バッテリから十分な電力の供給ができるよう、SOCが大きな値となるようにバッテリを制御することにより、装置全体としてのエネルギー効率を向上させることができると共に車両の走行特性を向上させことを目的としている。
特開平10−150701号公報
しかしながら、上記従来の技術では、想定される走行条件について考慮が不十分であった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、より現実的な走行条件に即したエネルギマネジメントを行うことができる車両制御システム、車両制御方法、プログラム、および学習装置を提供することを目的の一つとする。
(1):電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、目的地に対応付けられた目標時刻を取得する取得部と、前記取得部により取得された目標時刻と車両が到着する予定の予定時刻とのずれ度合を導出する導出部と、前記導出部により導出されたずれ度合に基づいて、前記発電部に発電させる電力量を調整する制御部とを備える車両制御システムである。
(2):(1)の車両制御システムであって、前記制御部は、前記導出部により導出されたずれ度合が大きいほど、前記発電部に発電させる電力量を増加させるものである。
(3):(1)または(2)の車両制御システムであって、前記制御部は、前記導出部により導出されたずれ度合に対応する運転の傾向の変化を示す指標値を導出し、導出した指標値に基づいて、前記発電部に発電させる電力量を調整するものである。
(4):(3)の車両制御システムであって、前記制御部は、前記指標値を、前記導出部により導出されたずれ度合が大きくなるほど変化量が増加する傾向で導出し、前記導出した指標値が大きいほど、前記発電部に発電させる電力量を増加させるものである。
(5):(3)または(4)の車両制御システムであって、乗員を識別する識別情報を取得する識別部を更に備え、前記制御部は、前記識別部により取得された識別情報に基づいて、乗員ごとに、前記指標値を導出する際の導出傾向を決定するものである。
(6):(3)から(5)のいずれかの車両制御システムであって、前記指標値に基づいて、前記発電部を稼働させる発電計画を生成する計画部を更に備え、前記制御部は、前記計画部により計画された発電計画に基づいて、前記発電部を制御するものである。
(7):電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機とを備える車両の車載コンピュータが、目的地に対応付けられた目標時刻を取得し、前記取得された目標時刻と車両が到着する予定の予定時刻とのずれ度合を導出し、前記導出されたずれ度合に基づいて、動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する発電機とを含む発電部に発電させる電力量を調整する車両制御方法である。
(8):電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機とを備える車両の車載コンピュータに、目的地に対応付けられた目標時刻を取得させ、前記取得された目標時刻と車両が到着する予定の予定時刻とのずれ度合を導出させ、前記導出されたずれ度合に基づいて、動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する発電機とを含む発電部に発電させる電力量を調整させるプログラムである。
(9):電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機とを備える車両の乗員の運転の傾向、および目標時刻と車両が到着する予定の予定時刻とのずれ度合が対応付けられた運転傾向情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された運転傾向情報に基づいて、前記ずれ度合に対する車両の走行に関する電力消費度合が対応付けられた情報を生成する生成部とを備える学習装置である。
(10):(9)の車両制御システムであって、前記乗員の運転の傾向は、車両の加速傾向、減速傾向、走行速度の傾向のうち、少なくとも一以上の要素であるものである。
(1)〜(8)によれば、より現実的な走行条件に即したエネルギマネジメントを行うことができる。
(9)、(10)によれば、車両制御システムにより用いられる対応情報を生成することができる。対応情報は、目標時刻と車両が到着する予定の予定時刻とのずれ度合および車両の走行に関する電力消費度合が対応付けられた情報である。この結果、より現実的な走行条件に即したエネルギマネジメントを行うことに寄与することができる。
車両システム1の構成を示す図である。 車両制御システム2を含む車両システム1を搭載した車両Mの構成の一例を示す図である。 計画制御部100の機能構成の一例を示す図である。 操作マップ124の内容の一例を示す図である。 電力マップ126の内容の一例を示す図である。 計画制御部100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 所定の操作が行われると推定される場合の走行電力量の推移、および操作が行われないと推定される場合の走行電力量の推移を比較する図である。 操作が行われると推定される場合の稼働計画、および操作が行われないと推定される場合の稼働計画を比較する図である。 学習装置300の機能構成を示す図である。 利用者情報312の一例を示す図である。 学習装置300により実行される処理の流れを示すフローチャートである。 学習装置300により生成された操作マップ314の一例を示す図である。 経路ごとに生成された操作マップ314の一例を示す図である。 実施形態の制御部(計画制御部100)のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の車両制御システム、車両制御方法、プログラム、および学習装置の実施形態について説明する。
[全体構成]
図1は、車両システム1の構成を示す図である。車両システム1は、例えば、車両Mと、端末装置200と、学習装置300とを備える。車両M、端末装置200、および学習装置300は、例えば、ネットワークNWを介して互いに無線通信を行う。なお、車両M、端末装置200、および学習装置300によって行われる通信は、有線を介した通信であってもよい。また、端末装置Tにより送信される情報や指示と同様の情報や指示は、車両Mの操作部やタッチパネルに対する操作によって車両Mに入力されてもよい。
[端末装置]
端末装置200は、例えば、車両Mの乗員が保持するスマートフォンや、タブレット型コンピュータ等である。車両Mの乗員は、端末装置200を操作して、車両Mを利用する時間や、利用時の目的地、乗員の行動予定等を入力または管理することができる。端末装置200には、このようなスケジュール管理のためのアプリケーションプログラムがインストールされている。アプリケーションプログラムは、例えば、自動車メーカーの管理下にあるサーバによって提供される。なお、車両Mの乗員は、車両Mの操作部やタッチパネルを操作して、車両Mを利用する時間や、利用時の目的地、乗員の行動予定等を入力または管理してもよい。
端末装置200は、乗員によって入力された情報を車両Mに送信する。乗員によって入力された情報(例えば、目的地や利用時間)は、車両Mのナビゲーション装置に取得され管理される。
[車両]
図2は、車両制御システム2を含む車両システム1を搭載した車両Mの構成の一例を示す図である。車両システム1が搭載される車両は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどの内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機を備える場合、電動機は、内燃機関に連結された発電機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池の放電電力を使用して動作する。以下の説明では、シリーズ方式を採用したハイブリッド車両を例に説明する。シリーズ方式とは、エンジンと駆動輪が機械的に連結されておらず、エンジンの動力は発電機による発電に用いられ、発電電力が走行用の電動機に供給される方式である。また、この車両は、バッテリをプラグイン充電可能な車両であってよい。
図2に示すように、車両には、例えば、エンジン10と、第1モータ(電動機)12と、第2モータ(電動機)18と、駆動輪25と、PCU(Power Control Unit)30と、バッテリ60と、動力制御部70と、車両センサ78と、通信部80と、カメラ90と、計画制御部100が搭載される。
エンジン10は、ガソリンなどの燃料を燃焼させることで動力を出力する内燃機関である。エンジン10は、例えば、シリンダとピストン、吸気バルブ、排気バルブ、燃料噴射装置、点火プラグ、コンロッド、クランクシャフトなどを備えるレシプロエンジンである。また、エンジン10は、ロータリーエンジンであってもよい。エンジン10が出力可能な動力は、第1モータ12がリアルタイムで第2モータ18を駆動させるための電力量(または自車両Mを所定速度以上で走行させることができる電力量)を発電するために必要な動力未満の動力である。該エンジンは小型・軽量であるため、車載レイアウトの自由度が高いというメリットを有する。
第1モータ12は、主に発電に用いられる。第1モータ12は、例えば、三相交流電動機である。第1モータ12は、エンジン10の出力軸(例えばクランクシャフト)にロータが連結され、エンジン10により出力される動力を用いて発電する。以下、エンジン10および第1モータ12を合わせたものを「発電部」と称する場合がある。
第2モータ18は車両の駆動と回生を行う。第2モータ18は、例えば、三相交流電動機である。第2モータ18のロータは、駆動輪25に連結される。第2モータ18は、供給される電力を用いて動力を駆動輪25に出力する。また、第2モータ18は、車両の減速時に車両の運動エネルギーを用いて発電する。以下、第2モータ18による発電動作を回生と称する場合がある。
PCU30は、例えば、第1変換器32と、第2変換器38と、VCU(Voltage Control Unit)40とを備える。なお、これらの構成要素をPCU30として一まとまりの構成としたのは、あくまで一例であり、これらの構成要素は分散的に配置されても構わない。
第1変換器32および第2変換器38は、例えば、AC−DC変換器である。第1変換器32および第2変換器38の直流側端子は、直流リンクDLに接続されている。直流リンクDLには、VCU40を介してバッテリ60が接続されている。第1変換器32は、第1モータ12により発電された交流を直流に変換して直流リンクDLに出力したり、直流リンクDLを介して供給される直流を交流に変換して第1モータ12に供給したりする。同様に、第2変換器38は、第2モータ18により発電された交流を直流に変換して直流リンクDLに出力したり、直流リンクDLを介して供給される直流を交流に変換して第2モータ18に供給したりする。
VCU40は、例えば、DC―DCコンバータである。VCU40は、バッテリ60から供給される電力を昇圧してDCリンクDLに出力する。
バッテリ60は、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池である。
動力制御部70は、例えば、ハイブリッド制御部71と、エンジン制御部72と、モータ制御部73と、ブレーキ制御部74と、バッテリ制御部75とを含む。ハイブリッド制御部71は、エンジン制御部72、モータ制御部73、ブレーキ制御部74、およびバッテリ制御部75に指示を出力する。ハイブリッド制御部71による指示については、後述する。
エンジン制御部72は、ハイブリッド制御部71からの指示に応じて、エンジン10の点火制御、スロットル開度制御、燃料噴射制御、燃料カット制御などを行う。また、エンジン制御部72は、クランクシャフトに取り付けられたクランク角センサの出力に基づいて、エンジン回転数を算出し、ハイブリッド制御部71に出力してもよい。
モータ制御部73は、ハイブリッド制御部71からの指示に応じて、第1変換器32および/または第2変換器38のスイッチング制御を行う。
ブレーキ制御部74は、ハイブリッド制御部71からの指示に応じて、不図示のブレーキ装置を制御する。ブレーキ装置は、運転者の制動操作に応じたブレーキトルクを各車輪に出力する装置である。
バッテリ制御部75は、バッテリ60に取り付けられたバッテリセンサ62の出力に基づいて、バッテリ60の電力量(例えばSOC;State Of Charge;充電率)を算出し、ハイブリッド制御部71に出力する。
車両センサ78は、例えば、アクセル開度センサ、車速センサ、ブレーキ踏量センサ等を含む。アクセル開度センサは、運転者による加速指示を受け付ける操作子の一例であるアクセルペダルに取り付けられ、アクセルペダルの操作量を検出し、アクセル開度として動力制御部70に出力する。車速センサは、例えば、各車輪に取り付けられた車輪速センサと速度計算機とを備え、車輪速センサにより検出された車輪速を統合して車両の速度(車速)を導出し、動力制御部70に出力する。ブレーキ踏量センサは、運転者による減速または停止指示を受け付ける操作子の一例であるブレーキペダルに取り付けられ、ブレーキペダルの操作量を検出し、ブレーキ踏量として動力制御部70に出力する。
ここで、ハイブリッド制御部71による制御について説明する。ハイブリッド制御部71は、まず、アクセル開度と目標車速に基づいて、駆動軸要求トルクTdを導出し、第2モータ18の出力する駆動軸要求パワーPdを決定する。また、ハイブリッド制御部71は、決定した駆動軸要求パワーPdと、補機の消費電力やバッテリ60の電力量などとに基づいて、エンジン10を稼働させるか否かを決定し、エンジン10を稼働させると決定した場合、エンジン10の出力すべきエンジンパワーPeを決定する。
ハイブリッド制御部71は、決定したエンジンパワーPeに応じて、エンジンパワーPeに釣り合うように第1モータ12の反力トルクを決定する。ハイブリッド制御部71は、決定した情報を、エンジン制御部72に出力する。運転者によりブレーキが操作された場合、ハイブリッド制御部71は、第2モータ18の回生で出力可能なブレーキトルクと、ブレーキ装置が出力すべきブレーキトルクとの配分を決定し、モータ制御部73とブレーキ制御部74に出力する。
通信部80は、例えば、セルラー網やWi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)などを利用して、車両Mの周辺に存在する他車両と通信し、或いは無線基地局を介して各種サーバ装置と通信する。
カメラ90は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラ90は、車両システム1が搭載される車両の任意の箇所に一つまたは複数が取り付けられる。例えば、カメラ90は、車両の利用者(例えば運転者、または乗員)を撮像可能な位置に取り付けられる。カメラ90は、例えば、所定の周期的で撮像対象の領域を撮像し、撮像した画像を計画制御部100に出力する。カメラ90は、ステレオカメラであってもよい。
なお、車両システム1は、上記の構成に加え、更に不図示のマイクや燃料計、気温センサ、ナビゲーション装置等を備える。ナビゲーション装置は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機と、ナビHMIと、経路決定部とを備え、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に地図情報を保持している。GNSS受信機は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、車両Mの位置を特定する。ナビHMIは、表示装置、スピーカ、タッチパネル、キーなどを含む。経路決定部は、例えば、GNSS受信機により特定された車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMIを用いて利用者により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、地図情報を参照して決定する。地図情報は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。なお、ナビゲーション装置は、例えば、利用者の保有するスマートフォンやタブレット端末等の端末装置の機能によって実現されてもよい。
[計画制御部]
図3は、計画制御部100の機能構成の一例を示す図である。計画制御部100は、例えば、識別部102と、取得部104と、遅延導出部106と、操作予測部108と、走行計画部110と、電力推定部112と、稼働計画部114と、制御部116と、記憶部120とを備える。識別部102、取得部104、遅延導出部106、操作予測部108、走行計画部110、電力推定部112、稼働計画部114、および制御部116は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。記憶部120は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶装置と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶装置によって実現される。
記憶部120には、後述する、識別情報122、操作マップ124、および電力マップ126が記憶されている。
識別部102は、例えば、カメラ90により撮像された画像に対して、画像認識処理を行う。識別部102は、画像認識処理の結果と、識別情報122に含まれるテンプレートとを比較して、画像認識処理の結果に類似するテンプレートを抽出する。そして、識別部102は、抽出したテンプレートに対応付けられた利用者を示す識別情報を取得する。識別情報122には、利用者が撮像された画像に対する画像認識処理によって抽出された特徴量を含むテンプレートが記憶されている。このテンプレートは、利用者ごとに用意され、識別情報が対応づけられている。
なお、識別部102は、画像に代えて(加えて)、利用者の操作に基づいて利用者の識別情報を特定してもよい。例えば、識別部102は、車両Mに設けられた操作部に対して行われた操作(数字を入力するなどの操作)により出力された情報を取得し、取得した情報に基づいて、利用者の識別情報を特定する。この場合、識別情報122には、上記の出力された情報に対して、利用者の識別情報が対応付けられている。
取得部104は、目的地に対応付けられた目標時刻を取得する。目標時刻は、ナビゲーション装置、または端末装置200から送信された情報である。
遅延導出部106は、取得部104により取得された目標時刻と車両が目的地に到着する予定の予測到着時刻とのずれ度合を導出する。操作予測部108は、後述する操作マップ124を参照し、遅延導出部106により導出されたずれ度合に対応する運転の傾向を示す操作度(指標値)を導出する。取得部104、遅延導出部106、および操作予測部108の処理の詳細については後述する。
操作マップ124は、目標時刻と車両が目的地に到着する予定の予測到着時刻とのずれ度合および操作度(或いは車両の走行に関する電力消費度合)が対応付けられた情報である。図4は、操作マップ124の内容の一例を示す図である。図4の縦軸は操作度を示し、横軸は時刻を示している。
操作度とは、利用者の運転の傾向を示す指標であって、利用者の運転が、目的地への予測到着時刻(ずれ度合)によって変化する度合を示すものである。利用者の運転の操作とは、例えば、速度、加速度、またはアクセルペダル開度のうち、一以上の要素を含む。操作度が高くなる程、道路を走行する際に許容されている範囲内において乗員の運転の操作度合の変動が大きくなる可能性が高い。例えば、操作度が高いほど、速度、加速、減速、またはアクセルペダル開度の変動が大きくなる可能性が高い。
目標時刻TTは目的地に到着することを希望する時刻である。乗員は、目標時刻TTに近づくほど、通常時よりも加速度合が大きい(法定速度上限側に到達するまでの加速度が通常よりも許容された範囲内で大きい)と認識される得る操作(以下、「S操作」と称する)を行う傾向がある。操作度は、ずれ度合(例えば予測到着時刻Txと目標時刻TTとの差)が大きくなるほど変化量が増加する傾向で設定されている。尚、目標時刻TTに間に合わないとしても、通常と同じ加速度合で走行するパターンがあることは、勿論である。
時間帯P1においては第1の変化量で操作度は上昇し、時間帯P2においては第2の変化量で操作度は上昇し、時間帯P3においては第3の変化量で操作度は上昇する(第2の変化量>第1の変化量>第3の変化量)。時間帯P1は、目標時刻TTから時刻TLの数十分前の時刻Txまでの時間帯である。時間帯P2は、時刻Txから時刻TLまでの時間帯である。時間帯P3は、時刻TL以降の時間帯である。
[走行計画部]
走行計画部110は、車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報を生成する。車両の目的地は、例えば乗員がナビゲーション装置を操作して、設定した目的地である。走行計画は、利用者が目的地に到着したい時刻や、道路の渋滞情報、利用者が通行を希望する経路、利用者が通行を希望する道路の種別等が加味された計画である。また、走行計画は、上記の情報に基づいて、導出された予測される各区間における車両の速度を含む。
走行計画部110は、例えば、記憶部120に記憶された不図示の環境情報に基づいて走行計画情報を生成する。環境情報は、車両が走行予定の道路に関する情報である。環境情報には、走行予定の道路の天気や、渋滞度合、制限速度等の情報が記憶されている。この情報は、不図示のサーバ装置により送信され、通信部80により取得された情報あってもよいし、走行計画部110が通信部80により取得された情報に基づいて生成した情報であってもよい。
走行計画は、例えば、ナビゲーション装置の表示部に表示され、車両の乗員は表示部に表示された走行計画に従って車両を制御する。なお、本実施形態の車両は、走行計画および車両の周辺状況に基づいて車両の操舵および加減速を自動的に制御する自動運転車両であってもよい。
[電力推定部]
電力推定部112は、走行計画部110により生成された走行計画における出発地から目的地までの移動に必要な必要電力量を導出する。例えば、必要電力量は、走行計画に従って走行した場合に第2モータ18の駆動により消費されると予測される走行電力量、第2モータ18以外の車載機器等により消費されると予測される車載電力量、および目的地に到着した際にバッテリ60に残しておくと定められたSOCを加算した量である。例えば、電力推定部112は、目的地に充電施設が存在する場合、目的地に到着した時のSOCを0〜数十パーセントに決定する。
電力推定部112は、電力マップ126を参照し、操作度を用いて、走行電力量を導出する。図5は、電力マップ126の内容の一例を示す図である。図5の縦軸は走行電力量に対する指標を示し、横軸は操作度を示している。電力マップ126は、操作度と走行電力量に対する指標との関係が対応付けられたマップである。走行電力量に対する指標とは、例えば、操作度を加味していない場合の走行電力量に対して、乗算(または、加算等)する係数である。電力マップ126において、操作度が高くなればなるほど、走行電力量に対する指標は高くなる傾向で対応付けられている。なお、図5の例では、電力マップ126において操作度と走行電力量に対する指標との関係は線形であるものとして説明したが、これに限られず、非線形であってもよいし、ステップ状であってもよい。
電力推定部112は、必要発電量のうちの発電部に発電させる発電電力量を導出する。発電電力量は、必要電力量から出発時(または現在)のバッテリ60のSOCを差し引いた場合に不足する電力量である。
[稼働計画部]
稼働計画部114は、走行計画部110により生成された走行計画情報、および電力推定部112の推定結果に基づいて、発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成する。稼働計画とは、発電部が稼働するタイミングや、稼働する期間、発電部の出力、発電部により発電される単位時間当たりの電力量等を含む。稼働計画に従って発電部が稼働することで発電電力量が目的地までの経路において発電される。例えば、稼働計画部114は、バッテリ60のSOCが閾値以下に低下しないように発電部に発電させる稼働計画を生成する。
稼働計画部114は、例えば、車両Mが所定速度以上で走行できると推定できる区間や、走行する環境の音が所定の大きさ以上の音である区間等において、優先的に発電部に発電させる計画を生成する。また、稼働計画部114は、目的地に到着するまでに、設定されたSOC閾値を下回らないように稼働計画を生成する。
[制御部]
制御部116は、遅延導出部106により導出されたずれ度合に基づいて、発電部に発電させる電力量を調整する。例えば、制御部116は、遅延導出部106により導出されたずれ度合が大きいほど、発電部に発電させる電力量を増加させる。上記の処理は、例えば、稼働計画部114により生成された稼働計画に基づいて行われる。
[フローチャート]
図6は、計画制御部100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。本処理は、例えば、車両Mが発車する前に実行される処理である。まず、識別部102は、カメラ90により利用者が撮像された画像を取得する(ステップS100)。
次に、識別部102は、ステップS100で取得した画像に対して画像認識処理を行い、識別情報122を参照して、画像認識処理の結果を用いて、利用者の識別情報を特定する(ステップS102)。
次に、取得部104は、目的地、目標時刻、目的地に到着予定の予測到着時刻を取得する(ステップS104)。次に、遅延導出部106は、取得部104により取得された目標時刻と車両が到着する予定の予測到着時刻とのずれ度合を導出する(ステップS106)。次に、操作予測部108は、ずれ度合に基づいて、S操作が行われる可能性があるか否かを判定する(ステップS108)。操作予測部108は、例えば、予測到着時刻が目標時刻よりも遅れる場合、S操作が行われる可能性があると判定し、予測到着時刻が目標時刻よりも遅れない場合、S操作が行われる可能性がないと判定する。
S操作が行われる可能性がないと判定された場合、稼働計画部114は、S操作が行われないことを前提とした発電部の稼働計画を生成する(ステップS110)。すなわち、S操作が行われない場合(通常時の)の走行電力量に基づく発電部の稼働計画が生成される。
S操作が行われる可能性があると判定された場合、稼働計画部114は、S操作が行われることを前提とした発電部の稼働計画を生成する(ステップS112)。すなわち、S操作が行われた場合の走行電力量に基づく発電部の稼働計画が生成される。具体的には、操作予測部108が、操作マップ124を参照して、例えば予測到着時刻Txと目標時刻TTとの差を用いてS操作の操作度を導出する。電力推定部112は、導出されたS操作の操作度に基づいて、必要電力量および走行電力量を推定する。そして、稼働計画部114が、走行計画部110により生成された走行計画情報、電力推定部112の推定結果に基づいて、発電部を稼働させる稼働計画である稼働計画情報を生成する。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
図7は、所定のS操作が行われると推定される場合の走行電力量の推移、およびS操作が行われないと推定される場合の走行電力量の推移を比較する図である。図7の縦軸は走行電力量を示し、図7の横軸は出発地からの距離を示している。S操作が行われると推定される場合、S操作が行われないと推定される場合に比して、乗員の運転の操作度合が大きくなる可能性が存在するため、走行電力量は大きくなる可能性がある。
図8は、S操作が行われると推定される場合の稼働計画、およびS操作が行われないと推定される場合の稼働計画を比較する図である。図8の縦軸は発電される電力量を示し、横軸は出発地からの距離を示している。稼働計画部114は、S操作が行われないと推定される場合、例えば、所定のタイミングで発電部を稼働させる計画P1#およびP2#を計画する。
これに対して、稼働計画部114は、S操作が行われると推定される場合、S操作度に基づいて、例えば、所定のタイミングで発電部を稼働させる計画P1およびP2を計画する。計画P1は、計画P1#よりも長い期間の間、発電部を稼働させる計画である。より具体的には、計画P1は、計画P1#のよりも前または後の期間においても発電部を稼働させる計画である。計画P2は、計画P2#よりも発電部に発電させる単位時間当たりの電力量を大きくする計画である。
なお、稼働計画部114は、S操作が行われると推定される場合、計画P1およびP2とは異なるタイミングで発電部を稼働させる計画を計画してもよい。
上述したように、計画制御部100が、目標時刻と車両が到着する予定の予測到着時刻とのずれ度合、および車両の走行に関する電力消費度合が対応付けられた操作マップ124を参照し、ずれ度合を用いて、車両の走行に関する電力消費度合を予測し、予測した電力消費度合に基づいて、発電部を稼働させる計画を調整することにより、より現実的な走行条件に即したエネルギマネジメントを行うことができる。
[学習]
以下、操作マップ314を生成する学習装置300について説明する。図9は、学習装置300の機能構成を示す図である。以下の例では、学習装置300は、車両Mとは別に設けられているものとして説明するが、車両Mに搭載されてもよい。
学習装置300は、例えば、通信部302と、学習生成部304と、記憶部310を備える。記憶部310には、例えば、利用者情報312と、操作マップ314(124)とが記憶されている。
図10は、利用者情報312の一例を示す図である。利用者情報312は、利用者の識別情報、目標時刻(または時刻TL)と予定到着時刻とのずれ度合、および運転の操作度合(例えば加速度)が対応付けられた情報である。図示する例は、利用者「001」のずれ度合1、ずれ度合2、およびずれ度合3における運転の操作度合を示す推移線Tr1、Tr2、およびTr3である。例えば、利用者情報312において、目標時刻から時間が乖離するほど、(法定速度上限側に到達するまでの加速度が通常よりも許容された範囲内で)運転の操作度合の変化は大きくなる傾向である。
通信部302は、ネットワークを介して他のサーバ装置や車両M等と通信する。学習生成部304は、例えば、利用者情報312に対して機械学習や、統計的な処理を行って操作マップ314を生成する。例えば、学習生成部304は、ずれ度合ごとに利用者の運転の操作度合を学習し、更に運転の操作度合と走行電力量との関係を学習する。そして、学習生成部304は、学習結果に基づいて操作マップ314を生成する。また、学習生成部304は、所定のアルゴリズムや、所定の分析手法を適用して操作マップ314を生成してもよい。学習装置300は、生成した操作マップ314(124)を計画制御部100に送信する。計画制御部100は、学習装置300により生成された操作マップ314を取得し、取得した操作マップ314を記憶部310に操作マップ124として記憶させる。
[フローチャート]
図11は、学習装置300により実行される処理の流れを示すフローチャートである。まず、学習生成部304が、利用者情報312を参照して、対象の利用者を抽出し(ステップS200)、抽出した利用者の情報を取得する(ステップS202)。
次に、学習生成部304は、抽出した利用者の情報を参照し、利用者の目標時刻と予測到着時刻とのずれ度合に基づいて、利用者のS操作度を学習する(ステップS204)。次に、学習生成部304は、学習結果に基づいて、利用者の操作マップ314を生成する(ステップS206)。これにより、本フローチャートの処理は終了する。
図12は、学習装置300により生成された操作マップ314の一例を示す図である。図12の縦軸はS操作度を示し、横軸は時刻を示している。学習生成部304は、前述した図10の推移線ごとに、走行電力量に対する指標(例えば、通常時の走行電力量に対する走行電力量の増加度)を導出し、更に導出した走行電力量に対する指標に対する操作度を導出する。そして、学習生成部304は、導出した操作度に基づいて、操作マップ314を生成する。例えば、学習生成部304は、目標時刻に対するずれ度合および操作度が対応付けられた情報に対して、回帰分析などの統計的な処理を行って、操作マップ314を生成する。
上述したように、学習生成部304が、利用者の目標時刻に対する時間に基づいて、利用者のS操作度を学習し、操作マップ314を生成する。この結果、より現実的な走行条件に即したエネルギマネジメントを行うことに寄与することができる。
なお、上述した例では、学習装置300が利用者の操作マップ314を生成する際、利用者が走行した経路については考慮しなかったが、利用者が走行した経路を加味して操作マップ314が生成されてもよい。この場合、利用者情報312は、利用者の識別情報、目標時刻(または時刻TL)に対するずれ度合、乗員の操作度合(例えば加速度)、および経路の情報が対応付けられた情報である。
学習生成部304は、経路および目標時刻に対するずれ度合ごとにS操作度を導出して操作マップ314を生成する。このように学習生成部304は、経路ごとに操作マップ314を生成する。図13は、経路ごとに生成された操作マップ314Aの一例を示す図である。例えば、図13に示すように利用者および経路のパターンの組み合わせごとに操作マップ314Aが生成される。
上述したように、学習生成部304が、経路ごとに操作マップ214を生成することにより、より現実的な走行条件に即したエネルギマネジメントを行うことに寄与することができる。
以上説明した実施形態によれば、第1モータ12によって使用される動力を出力するエンジン10と、エンジン10により出力された動力を用いて発電する第1モータ12とを含む発電部と、発電部により発電された電力を蓄えるバッテリ60と、車両の駆動輪25に連結され、バッテリ60から供給される電力を用いて駆動することで駆動輪25を回転させる第2モータ18と、目的地に対応付けられた目標時刻を取得する取得部104と、取得部104により取得された目標時刻と車両が到着する予定の予測到着時刻とのずれ度合を導出する遅延導出部106と、遅延導出部106により導出されたずれ度合に基づいて、発電部に発電させる電力量を調整する制御部116とを備えることにより、より現実的な走行条件に即したエネルギマネジメントを行うことができる。
[ハードウェア構成]
上述した実施形態の車両システム1の計画制御部100は、例えば、図14に示すようなハードウェアの構成により実現される。図14は、実施形態の制御部(計画制御部100)のハードウェア構成の一例を示す図である。
制御部は、通信コントローラ100−1、CPU100−2、RAM100−3、ROM100−4、フラッシュメモリやHDDなどの二次記憶装置100−5、およびドライブ装置100−6が、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。ドライブ装置100−6には、光ディスクなどの可搬型記憶媒体が装着される。二次記憶装置100−5に格納されたプログラム100−5aがDMAコントローラ(不図示)などによってRAM100−3に展開され、CPU100−2によって実行されることで、制御部が実現される。また、CPU100−2が参照するプログラムは、ドライブ装置100−6に装着された可搬型記憶媒体に格納されていてもよいし、ネットワークNWを介して他の装置からダウンロードされてもよい。
上記実施形態は、以下のように表現することができる。
電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、
前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、
記憶装置と、
前記記憶装置に格納されたプログラムを実行するハードウェアプロセッサと、を備え、
目的地に対応付けられた目標時刻を取得し、
前記取得された目標時刻と車両が到着する予定の予定時刻とのずれ度合を導出し、
前記導出されたずれ度合に基づいて、前記発電部に発電させる電力量を調整する、
車両制御システム。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 エンジン
12 第1モータ
18 第2モータ
60 バッテリ
70 動力制御部
80 通信部
82 認識部
100 計画制御部
102 識別部
104 取得部
106 遅延導出部
108 操作予測部
110 走行計画部
112 電力推定部
114 稼働計画部
116 制御部
120 記憶部
122 識別情報
124、314 操作マップ
200 端末装置
300 学習装置
302 通信部
304 学習生成部
310 記憶部
312 利用者情報

Claims (10)

  1. 電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、
    前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
    車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、
    目的地に対応付けられた目標時刻を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された目標時刻と車両が到着する予定の予定時刻とのずれ度合を導出する導出部と、
    前記導出部により導出されたずれ度合に基づいて、前記発電部に発電させる電力量を調整する制御部と、
    を備える車両制御システム。
  2. 前記制御部は、前記導出部により導出されたずれ度合が大きいほど、前記発電部に発電させる電力量を増加させる、
    請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記制御部は、前記導出部により導出されたずれ度合に対応する運転の傾向の変化を示す指標値を導出し、導出した指標値に基づいて、前記発電部に発電させる電力量を調整する、
    請求項1または2に記載の車両制御システム。
  4. 前記制御部は、前記指標値を、前記導出部により導出されたずれ度合が大きくなるほど変化量が増加する傾向で導出し、前記導出した指標値が大きいほど、前記発電部に発電させる電力量を増加させる、
    請求項3に記載の車両制御システム。
  5. 乗員を識別する識別情報を取得する識別部を更に備え、
    前記制御部は、前記識別部により取得された識別情報に基づいて、乗員ごとに、前記指標値を導出する際の導出傾向を決定する、
    請求項3または請求項4に記載の車両制御システム。
  6. 前記指標値に基づいて、前記発電部を稼働させる発電計画を生成する計画部を更に備え、
    前記制御部は、前記計画部により計画された発電計画に基づいて、前記発電部を制御する、
    請求項3から5のうちいずれか1項に記載の車両制御システム。
  7. 電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、
    前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
    車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機とを備える車両の車載コンピュータが、
    目的地に対応付けられた目標時刻を取得し、
    前記取得された目標時刻と車両が到着する予定の予定時刻とのずれ度合を導出し、
    前記導出されたずれ度合に基づいて、動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する発電機とを含む発電部に発電させる電力量を調整する、
    車両制御方法。
  8. 電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、
    前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
    車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機とを備える車両の車載コンピュータに、
    目的地に対応付けられた目標時刻を取得させ、
    前記取得された目標時刻と車両が到着する予定の予定時刻とのずれ度合を導出させ、
    前記導出されたずれ度合に基づいて、動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する発電機とを含む発電部に発電させる電力量を調整させる、
    プログラム。
  9. 電動機によって使用される動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関により出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、
    前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
    車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機とを備える車両の乗員の運転の傾向、および目標時刻と車両が到着する予定の予定時刻とのずれ度合が対応付けられた運転傾向情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された運転傾向情報に基づいて、前記ずれ度合に対する車両の走行に関する電力消費度合が対応付けられた情報を生成する生成部と、
    を備える学習装置。
  10. 前記乗員の運転の傾向は、車両の加速傾向、減速傾向、走行速度の傾向のうち、少なくとも一以上の要素である、
    請求項9に記載の学習装置。
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