JP2019123332A - 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム - Google Patents

車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】排ガス用の触媒の温度を管理しつつ、車両の走行に必要な電力を確保することができる車両制御システム、車両制御方法、およびプログラムを提供する。【解決手段】専ら発電のために動力を出力するエンジン10と、エンジンにより出力された動力を用いて発電する電動機12とを含む発電部13と、発電部により発電された電力を蓄える蓄電池60と、車両の駆動輪25に連結され、発電部または蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで駆動輪を回転させること、または、駆動輪を回転させて回生発電して発電部または蓄電池に電力供給することのどちらか一方を行う走行用電動機18と、推定または検出されたエンジンの触媒の温度および蓄電池の蓄電率を示す指標値に基づいて、発電部および/または走行用電動機を制御する制御部100と、を備える、車両制御システム1。【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御システム、車両制御方法、およびプログラムに関する。
エンジンと、車輪の駆動軸に連結されて発電機運転/電動機運転される電動機と、この電動機との間で充放電を行う蓄電装置とを有するハイブリッド車両において、車両の地図上の位置に基づいて、登坂道、降坂道における電動機を利用した蓄電装置の充放電パターンを決定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−354612号公報
しかしながら、従来の技術では、排ガス用の触媒の温度に基づいて内燃機関の動作、電動機の動作、及び蓄電池の充放電を制御制御することは行われていなかった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、排ガス用の触媒の温度を管理しつつ、車両の走行に必要な電力を確保することができる車両制御システム、車両制御方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
(1):専ら発電のために動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させること、または、前記駆動輪を回転させて回生発電して前記発電部または前記蓄電池に電力供給することのどちらか一方を行う走行用電動機と、推定または検出された前記エンジンの触媒の温度および前記蓄電池の蓄電率を示す指標値に基づいて、前記発電部および/または前記走行用電動機を制御する制御部と、を備える、車両制御システムである。
(2):(1)に記載の車両制御システムであって、前記制御部は、前記蓄電池の前記指標値が基準以上であるか否かを判定すると共に、前記触媒の温度が基準以上であるか否かを判定し、前記蓄電池の前記指標値が基準以上であり、且つ、前記触媒の温度が基準以上であると判定した場合、前記走行用電動機に回生発電させると共に、前記電動機に前記エンジンを空回しさせることで電力消費させるものである。
(3):(1)または(2)に記載の車両制御システムであって、前記制御部は、前記蓄電池の前記指標値が基準以上であるか否かを判定すると共に、前記触媒の温度が基準以上であるか否かを判定し、前記蓄電池の前記指標値が基準未満であり、且つ、前記触媒の温度が基準以上であると判定した場合、所定条件下において前記走行用電動機に回生発電させると共に、前記電動機に前記エンジンを空回しさせることで電力消費させるものである。
(4):(1)から(3)のうちいずれかに記載の車両制御システムであって、前記車両を制動させる制動装置を更に備え、前記制御部は、前記蓄電池の前記指標値が基準以上であるか否かを判定すると共に、前記触媒の温度が基準以上であるか否かを判定し、前記蓄電池の前記指標値が基準以上であり、且つ、前記触媒の温度が基準未満であると判定した場合、所定条件下において、前記制動装置を作動させるものである。
(5):(1)から(4)のうちいずれか1項に記載の車両制御システムであって、前記制御部は、前記蓄電池の前記指標値が基準以上であるか否かを判定すると共に、前記触媒の温度が基準以上であるか否かを判定し、前記蓄電池の前記指標値が基準以上であり、且つ、前記触媒の温度が基準未満であると判定した場合、所定条件下において前記走行用電動機に回生発電させると共に、前記電動機に前記エンジンを空回しさせることで電力消費させるものである。
(6):(1)から(5)のうちいずれかに記載の車両制御システムであって、前記制御部は、前記蓄電池の前記指標値が基準以上であるか否かを判定すると共に、前記触媒の温度が基準以上であるか否かを判定し、前記蓄電池の前記指標値が基準未満であり、且つ、前記触媒の温度が基準未満であると判定した場合、所定条件下において前記走行用電動機に回生発電させると共に、前記エンジンを動作させて前記電動機に発電させ、前記蓄電池を充電させるものである。
(7):専ら発電のために動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させること、または、前記駆動輪を回転させて回生発電して前記発電部または前記蓄電池に電力供給することのどちらか一方を行う走行用電動機と、を備える車両に搭載されたコンピュータが、推定または検出された前記エンジンの触媒の温度および前記蓄電池の蓄電率を示す指標値に基づいて、前記発電部および/または前記走行用電動機を制御する、車両制御方法である。
(8):専ら発電のために動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させること、または、前記駆動輪を回転させて回生発電して前記発電部または前記蓄電池に電力供給することのどちらか一方を行う走行用電動機と、を備える車両に搭載されたコンピュータに、推定または検出された前記エンジンの触媒の温度および前記蓄電池の蓄電率を示す指標値に基づいて、前記発電部および/または前記走行用電動機を制御させる、プログラムである。
(1)、(7)、(8)によれば、排ガス用の触媒の温度を管理しつつ、車両の走行や蓄電池の充放電を行うことができる。
(2)によれば、蓄電池が充電された状態であり、触媒の温度が高い場合、エンジンを空回しさせることで、触媒の温度を低下させ、触媒の性能の低下を抑制することができる。
(3)によれば、蓄電池が充電可能な状態であり、触媒の温度が高い場合、エンジンを空回しさせることで、触媒の温度を低下させ、触媒の性能の低下を抑制することができる。
(4)によれば、蓄電池が充電された状態であり、触媒の温度が低い場合、機械式の制動装置を作動させることによって蓄電池の充電を防止し、充電池の性能の低下を抑制することができる。
(5)によれば、蓄電池が充電された状態であり、触媒の温度が低い場合、エンジンを空回しさせることで、回生発電で生じた電力を消費させ、充電池の性能の低下を抑制することができる。
(6)によれば、蓄電池が充電可能な状態であり、触媒の温度が低い場合、発電することにより蓄電池を使用して走行可能な状態にすることができる。
車両制御システムに適用される車両の構成の一例を示す図である。 計画制御部100の機能構成を示す構成図である。 電力制御部106により実行される電力供給に関する制御内容を示す図である。 計画制御部100において実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 計画制御部100のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の車両制御システム、車両制御方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
[車両]
図1は、車両制御システムに適用される車両の構成の一例を示す図である。車両制御システムが搭載される車両は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどの内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機を備える場合、電動機は、内燃機関に連結された電動機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池の放電電力を使用して動作する。以下の説明では、シリーズ方式を採用したハイブリッド車両を例に説明する。シリーズ方式とは、エンジンと駆動輪が機械的に連結されておらず、エンジンの動力は専ら電動機による発電に用いられ、発電電力が走行用の電動機に供給される方式である。また、この車両は、バッテリをプラグイン充電可能な車両であってよい。
図1に示すように、車両には、例えば、エンジン10と、第1モータ(電動機)12と、第2モータ(電動機)18と、駆動輪25と、PCU(Power Control Unit)30と、バッテリ60と、動力制御部70と、計画制御部100と、出力部130とが搭載される。
エンジン10は、ガソリンなどの燃料を燃焼させることで動力を出力する内燃機関である。エンジン10は、例えば、シリンダとピストン、吸気バルブ、排気バルブ、燃料噴射装置、点火プラグ、コンロッド、クランクシャフトなどを備えるレシプロエンジンである。エンジン10は、例えば4サイクルエンジンであり、その他、ディーゼルエンジン、ガスタービンエンジン、ロータリーエンジン、外燃機関等、動力を発生するものであればどのようなものを用いてもよい。
第1モータ12は、例えば、三相交流電動機である。第1モータ12は、エンジン10の出力軸(例えばクランクシャフト)にロータが連結され、エンジン10により出力される動力を用いて発電する。エンジン10と第1モータ12とを合わせたものが発電部13の一例である。
第2モータ18は、例えば、三相交流電動機である。第2モータ18のロータは、駆動輪25に連結される。第2モータ18は、供給される電力を用いて動力を駆動輪25に出力する。即ち、第2モータ18は、車両に用いられる走行用電動機である。また、第2モータ18は、車両の減速時に車両の運動エネルギーを用いて発電する。以下、第2モータ18による発電動作を回生と称する場合がある。駆動輪25には、ブレーキ装置(制動装置)26が設けられている。ブレーキ装置26は、例えば、ディスクブレーキ等の機械式ブレーキである。ブレーキ装置26は、後述のブレーキ制御部74により制御される。
触媒20は、例えば、エンジン10の排気経路の途中に設けられる排ガスの浄化のための触媒装置に含まれる物質である。触媒20は、例えば、所定の温度領域で好適に機能する。
PCU30は、例えば、第1変換器32と、第2変換器38と、VCU(Voltage Control Unit)40とを備える。なお、これらの構成要素をPCU30として一まとまりの構成としたのは、あくまで一例であり、これらの構成要素は分散的に配置されても構わない。
第1変換器32および第2変換器38は、例えば、AC−DC変換器である。第1変換器32および第2変換器38の直流側端子は、直流リンクDLに接続されている。直流リンクDLには、VCU40を介してバッテリ60が接続されている。第1変換器32は、第1モータ12により発電された交流を直流に変換して直流リンクDLに出力したり、直流リンクDLを介して供給される直流を交流に変換して第1モータ12に供給したりする。同様に、第2変換器38は、第2モータ18により発電された交流を直流に変換して直流リンクDLに出力したり、直流リンクDLを介して供給される直流を交流に変換して第2モータ18に供給したりする。
VCU40は、例えば、DC―DCコンバータである。VCU40は、バッテリ60から供給される電力を昇圧してDCリンクDLに出力する。
バッテリ60は、発電部13により発電された電力や、第2モータ18により回生発電された電力を蓄える蓄電池である。バッテリ60は、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池である。バッテリ60は、充放電ができるものであればどのようなものを用いてもよい。バッテリ60は、目的地において充電設備500がある場合、充電設備500により充電されてもよい。
動力制御部70は、例えば、ハイブリッド制御部71と、エンジン制御部72と、モータ制御部73と、ブレーキ制御部74と、バッテリ制御部75とを含む。ハイブリッド制御部71は、エンジン制御部72、モータ制御部73、ブレーキ制御部74、およびバッテリ制御部75に指示を出力する。ハイブリッド制御部71による指示については、後述する。動力制御部70は、後述する電力制御部106により出力された指令値に基づいて、発電部13のエンジン10を制御し、目標電力量を確保すると共に、第2モータ18等を制御して車両を制御する。
エンジン制御部72は、計画制御部100からの指示に応じて、エンジン10の点火制御、スロットル開度制御、燃料噴射制御、燃料カット制御などを行う。また、エンジン制御部72は、クランクシャフトに取り付けられたクランク角センサの出力に基づいて、エンジン回転数を算出し、ハイブリッド制御部71に出力してもよい。
モータ制御部73は、ハイブリッド制御部71からの指示に応じて、第1変換器32および/または第2変換器38のスイッチング制御を行う。
ブレーキ制御部74は、ハイブリッド制御部71からの指示に応じて、ブレーキ装置26を制御する。ブレーキ装置26は、運転者の制動操作に応じたブレーキトルクを各車輪に出力する装置である。
バッテリ制御部75は、バッテリ60に取り付けられたバッテリセンサ62の出力に基づいて、バッテリ60の電力量を示す指標値(例えば、SOC:State Of Charge;充電率)を算出し、ハイブリッド制御部71、計画制御部100に出力する。以下、バッテリ60の電力量を「SOC」と称する場合がある。バッテリ制御部75は、バッテリ60のSOCを監視し、SOCが所定の閾値に近づいた場合、予め設定される目標SOCとなるまでバッテリ60を充電する。
車両センサ76は、例えば、アクセル開度センサ、車速センサ、ブレーキ踏量センサ等を含む。アクセル開度センサは、運転者による加速指示を受け付ける操作子の一例であるアクセルペダルに取り付けられ、アクセルペダルの操作量を検出し、アクセル開度として動力制御部70に出力する。車速センサは、例えば、各車輪に取り付けられた車輪速センサと速度計算機とを備え、車輪速センサにより検出された車輪速を統合して車両の速度(車速)を導出し、動力制御部70に出力する。ブレーキ踏量センサは、運転者による減速または停止指示を受け付ける操作子の一例であるブレーキペダルに取り付けられ、ブレーキペダルの操作量を検出し、ブレーキ踏量として動力制御部70に出力する。
ここで、ハイブリッド制御部71による制御について説明する。ハイブリッド制御部71は、計画制御部100の指示に基づいて、エンジン10の出力すべきエンジンパワーPeを決定する。ハイブリッド制御部71は、決定したエンジンパワーPeに応じて、エンジンパワーPeに釣り合うように第1モータ12の反力トルクを決定する。ハイブリッド制御部71は、決定した情報を、エンジン制御部72に出力する。運転者によりブレーキが操作された場合、ハイブリッド制御部71は、第2モータ18の回生で出力可能なブレーキトルクと、ブレーキ装置26が出力すべきブレーキトルクとの配分を決定し、モータ制御部73とブレーキ制御部74に出力する。
出力部130は、例えば、タッチパネルディスプレイやスピーカである。出力部130は、バッテリ60の充電や発電計画に関する情報を音声や画像によって乗員に報知する。出力部130は、ナビゲーション装置の表示部であってもよく、乗員による入力操作を受け付けてもよい。
[計画制御部]
計画制御部100は、出発地から目的地まで移動する間の車両の走行計画に基づいて、車両の走行に必要な電力量を制御する。
エンジン10が出力可能な動力は、例えば、第1モータ12がリアルタイムで第2モータ18を駆動させるための電力量(または車両を所定速度以上で走行させることができる電力量)を発電するために必要な動力よりも小さい。そのため、計画制御部100により、予め定められた走行計画に従って電力量を制御することが重要である。
図2は、計画制御部100の機能構成を示す構成図である。計画制御部100は、例えば、触媒温度推定部102と、走行計画部104と、発電計画部105と、電力制御部106とを備える。
これらの機能部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
記憶部120は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の不揮発性の記憶装置と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶装置によって実現される。
記憶部120には、例えば、後述する触媒温度推定情報120A、および走行計画情報120Bが記憶されている。これらの情報は、サーバ装置等との通信により取得されてもよいし、予め記憶部120に記憶されていてもよい。
触媒温度推定部102は、エンジン10に設けられた触媒20の温度を推定する。触媒温度推定部102は、例えば、触媒温度推定情報120Aを参照して触媒温度を推定する。触媒温度推定情報120Aは、例えば、発電部13の出力や、発電部13により発電される単位時間当たりの電力量、エンジン10の回転数、エンジン10の出力等のエンジン10の運転状態および、気温、車両速度などの環境条件に対して触媒温度が対応付けられた情報である。
触媒温度推定情報120Aは、エンジン10(または発電部13)、および触媒20の仕様に基づいて、実験結果やシミュレーション等によって求められた結果によって生成された情報である。また、触媒温度推定部102は、触媒温度推定情報120Aに排気温度センサの情報を追加し、その検出結果に基づいて、推定触媒温度を補正してもよい。また、排気温度センサその他のセンサ出力から触媒20の温度を推定してもよいし、触媒20の温度が検出可能な場合、その検出値を推定値に代えて採用してもよい。
触媒20は、高温に晒され続けると性能が低下する虞がある。これに対し、本実施形態では、後述の様に、触媒温度推定部102により推定された媒温度推定情報120Aに基づいて、エンジン10の出力が制御されることにより、高温状態になることが防止される。
走行計画部104は、車両の目的地までの走行計画を示す走行計画情報120Bを生成し、記憶部120に記憶させる。車両の目的地は、例えば乗員が不図示のナビゲーション装置を操作して設定した目的地である。走行計画情報120Bとは、車両が走行する計画の内容を示す情報であり、例えば、出発地から目的地までの経路や、経路に含まれる道路を走行する予定時刻等を含む。走行計画情報120Bは、利用者が目的地に到着したい時刻や、道路の渋滞情報、利用者が通行を希望する経路、利用者が通行を希望する道路の種別等が加味された計画の情報であってよい。
なお、走行計画情報120Bの内容は、例えば、ナビゲーション装置の表示部に表示され、車両の乗員は、表示部に表示された走行計画に従って車両を制御する。なお、本実施形態の車両は、走行計画情報120Bおよび車両の周辺状況に基づいて車両の操舵および加減速を自動的に制御する自動運転車両であってもよい。
発電計画部105は、走行計画部104により計画された走行計画情報120Bにおける出発地から目的地まで移動する間に必要な総電力量を導出する。例えば、総電力量は、走行計画情報120Bに従って走行した場合に第2モータ18の駆動により消費される電力量、第2モータ18以外の車載機器等により消費されると予測される電力量、および目的地に到着した際に残しておくと定められたSOCを加算した量である。発電計画部105は、例えば、目的地に到着した時のSOC(目的地の目標SOC)を設定する。
発電計画部105は、例えば、目的地に充電設備500が存在しない場合、出発地や次の目的地までに必要な電力を考慮して、到着時のSOCを決定する。例えば、発電計画部105は、目的地に充電設備500が存在する場合、目的地に到着した時のSOCを0〜数十パーセントに決定する。
発電計画部105は、また、走行計画情報120Bに基づいて、総発電量のうちの発電部13が発電すべき目標電力量を導出する。発電計画部105は、走行計画情報120Bに基づいて、目標電力量を発電部13に発電させるように発電計画を生成する。発電計画は、例えば、車両の速度が、所定の速度以上(例えば第1値)の区間で発電部13に発電させる計画である。所定の速度とは、例えば、走行計画情報120Bにおいて予測される車両の走行速度に基づいて、発電部13が発電すべき総発電量を発電可能なように設定される。
発電計画部105は、例えば、車両が走行計画情報120Bに基づいて、目的地までの経路における登坂道及び降坂道を抽出し、登坂道と、降坂道とにおける発電計画を生成する。発電計画部105は、例えば、登坂道の前に予めバッテリ60を充電してバッテリ60のSOCを高い状態にしておき、登坂道においてバッテリ60に充電された電力を用いて走行し、または、発電部13により発電された電力に加えてバッテリ60に充電された電力を補助的に用いて走行するよう発電計画を生成する。また、発電計画部105は、例えば、降坂道を走行するまでにバッテリ60のSOCを低い状態にしておき、降坂道を走行する間に回生発電によりバッテリ60を充電するよう発電計画を生成する。
電力制御部106は、発電計画部105により生成された発電計画に基づいて、発電部13の発電量を制御する。電力制御部106は、車両の走行開始後は、バッテリ60のSOCと、触媒温度推定部102により推定された触媒20の温度とに基づいて、発電部13の発電量を発電計画に従うように制御する。
走行計画情報120Bに基づいた発電計画は、触媒20が高温とならないように生成されるが、外気温の上昇や交通状況の変化などの外乱要因の影響により、走行中に触媒20が高温となる可能性がある。電力制御部106は、例えば、走行中の触媒20の温度を監視し、触媒20の温度が基準以上となる場合において発電部13の出力を制限する等の制御を行い、触媒20の温度を低下させる。
電力制御部106は、例えば、触媒温度推定部102により推定された触媒20の温度が温度閾値を超えたか否かを判定し、温度閾値以上となったと判定した場合、発電部13や第2モータ18の回生発電を制御する。電力制御部106は、触媒20の温度が温度閾値以上となった場合、基準以上であると判定する。電力制御部106は、触媒20の温度が温度閾値未満となった場合、基準未満であると判定する。
温度閾値は、例えば、触媒20において高温状態が継続することを防止するために設けられた閾値である。温度閾値は、例えば、触媒の劣化により触媒性能が低下する温度より低い温度に設定されている。電力制御部106は、触媒20の温度が温度閾値より低い温度領域となるまで発電部13の出力を低下させる。
電力制御部106は、推定または検出されたエンジン10の触媒20の温度およびバッテリ60のSOCに基づいて、発電部および/または走行用電動機を制御する。
図3は、電力制御部106により実行される電力供給に関する制御内容を示す図である。車両の走行中において、車両は、図3に示す領域(1)から(4)の類型に該当する状態となる場合がある。領域(1)から(4)の類型に該当する状態となった場合、電力制御部106は、それぞれの領域に応じた制御を行う。領域(1)から(4)の類型に該当しない場合においては、発電計画部105により生成された発電計画に従って、車両が制御される。
電力制御部106は、触媒温度推定部102により推定または検出されたエンジン10の触媒20の温度を取得する。また、電力制御部106は、バッテリ制御部75により算出されたバッテリ60のSOCを取得する。
電力制御部106は、推定または検出されたエンジン10の触媒20の温度およびバッテリ60のSOCに基づいて、所定条件下で発電部13および/または第2モータ18を制御する。所定条件下とは、減速時、登坂時、走行時等の車両の走行状態である。
電力制御部106は、バッテリ60のSOCが基準以上であるか否かを判定すると共に、触媒20の温度が基準以上であるか否か、または、触媒20の温度が基準未満であるか否か、を判定する。SOCの基準とは、例えば、予め定められた閾値である。SOCが高い状態を判定するための第1閾値は、例えば、90[%]に設定される。電力制御部106は、バッテリ60のSOCが90[%]以上の場合、基準以上であると判定する。
SOCが低い状態を判定するための第2閾値は、例えば、50[%]に設定される。電力制御部106は、バッテリ60のSOCが50[%]未満の場合、基準未満であると判定する。触媒20の温度の基準とは、上述した温度閾値である。上記の閾値や基準値との比較は一例であり、電力制御部106は、その他の手法によって判定してもよい。
図3の例では、バッテリ60のSOCが基準以上であることをSOCが高いと表し、触媒20の温度が基準以上であることをCAT温度が高いと表している。バッテリ60のSOCが高い状態である場合、バッテリ60に充電しないようにすることが望ましい。そして、触媒20の温度が高い場合、エンジン10を止める、あるいは、空回しを行うなどして触媒20の温度を下げることが望ましい。
空回しとは、例えば、電力制御部106が第2モータ18に回生発電させると共に、発電された回生電力の一部を第1モータ12に供給し、第1モータ12の動力によってフューエルカットされたエンジン10を回転させることで電力消費させることである。
以下、エンジン10を空回しさせることを適宜、「連れ回し」と呼ぶ。連れ回しを行うと、回生電力の一部が第1モータ12により消費されるため、回生電力の効率を高めるためには、連れ回しにより消費される電力をなるべく少なくすることが望ましい。
図3の領域(1)における制御について説明する。なお、車両は、走行開始時において、バッテリ60のSOCが低く、触媒20の温度が低い状態であるため、領域(1)は、車両の走行開始時に当てはまる可能性が高い状態を示している。電力制御部106は、バッテリ60のSOCが基準未満であり、且つ、触媒20の温度が基準未満である領域(1)の状態であると判定した場合、エンジン10を動作させて第1モータ12に発電させ、車両の走行用電力を確保すると共に、バッテリ60を充電させる。
また、車両が減速時において、電力制御部106は、領域(1)の状態であると判定した場合、第2モータ18に回生発電させ、バッテリ60を充電させてもよい。減速時とは、例えば、車両が降坂道を走行している場合などの減速操作が行なわれている状態である(以下同じ)。このとき、発電部13により発電してもよいし、発電部13の発電に加えて第2モータ18に回生発電させてバッテリ60を充電してもよい。
領域(1)の状態から、バッテリ60が充電されることによってバッテリ60のSOCが基準以上となり、且つ、触媒20の温度が基準以上となった場合、領域(2)の状態に移行する場合がある。領域(1)の状態から、バッテリ60が充電され基準以上となり、触媒20の温度が基準未満となった場合、領域(3)の状態に移行する場合がある。この移行は、例えば、領域(1)の状態で発電を行わず回生のみ行った場合に生じる。
領域(1)の状態から、エンジン10が走行用の電力を確保するために稼働する等して触媒20の温度が基準以上となり、且つSOCが十分に上昇しなかった場合、領域(4)の状態に移行する場合がある。
次に、図3の領域(2)における制御について説明する。電力制御部106は、例えば、バッテリ60のSOCが基準以上であり、且つ、触媒20の温度が基準以上である領域(2)の状態であると判定した場合、エンジン10を停止し、バッテリ60の電力で車両を走行させる。
電力制御部106は、車両の減速時において、領域(2)の状態であると判定した場合、第2モータ18に回生発電させると共に、第1モータ12にエンジン10を空回しさせることで電力消費させる。つまり、第2モータ18で回生発電された電力は、バッテリ60に充電されずにエンジン10の空回しのために消費される。
領域(2)の状態からバッテリ60の電力が消費され、バッテリ60のSOCが基準未満となり、触媒20の温度が下がらなかった場合、領域(4)の状態に移行する場合がある。領域(2)の状態からバッテリ60の電力が消費され、バッテリ60のSOCが基準未満となり、且つ、触媒20の温度が基準未満となった場合、領域(1)の状態に移行する場合がある。領域(2)の状態からエンジン10の空回しが行なわれ、触媒20の温度が基準未満となった場合、領域(3)の状態に移行する場合がある。
次に、図3の領域(3)における制御について説明する。電力制御部106は、バッテリ60のSOCが基準以上であり、且つ、触媒20の温度が基準未満である領域(3)の状態であると判定した場合、エンジン10を停止し、バッテリ60の電力で車両を走行させる。
電力制御部106は、例えば、領域(3)の状態であると判定した場合、車両の減速時において、ブレーキ制御部74を制御してブレーキ装置26を作動させ車両を減速させる。また、電力制御部106は、領域(3)の状態であると判定した場合、車両の減速時において、第2モータ18に回生発電させると共に、第1モータ12にエンジン10を空回しさせることで電力消費させてもよい。領域(3)の状態からバッテリ60の電力が消費され、バッテリ60のSOCが基準未満となった場合、領域(1)の状態に移行する場合がある。
次に、図3の領域(4)における制御について説明する。電力制御部106は、バッテリ60のSOCが基準未満であり、且つ、触媒20の温度が基準以上である領域(4)の状態であると判定した場合、減速時において、第2モータ18に回生発電させると共に、第1モータ12にエンジン10を空回しさせることで電力消費させる。
また、電力制御部106は、領域(4)の状態であると判定した場合、登坂時において、エンジン10を稼働させて第1モータ12に車両の走行に必要な電力を発電させつつ、触媒20の温度が基準未満となるまで待機するようにしてもよい。この他、電力制御部106は、領域(4)の状態であると判定した場合、減速時において、第2モータ18に回生発電させてもよい。
領域(4)の状態から、バッテリ60のSOCが基準以上となると、触媒20の温度が基準未満である領域(3)の状態に移行する場合がある。領域(4)の状態から、触媒20の温度が基準未満となった場合、領域(1)の状態に移行する場合がある。領域(4)の状態から、触媒20の温度が基準未満となった場合、領域(1)の状態に移行する場合がある。
次に、計画制御部100において実行される走行開始後の車両における処理の流れについて説明する。図4は、計画制御部100において実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
電力制御部106は、バッテリ制御部75により算出されたバッテリ60のSOCを取得する(ステップS100)。電力制御部106は、触媒温度推定部102により推定または検出されたエンジン10の触媒20の温度を取得する(ステップS102)。電力制御部106は、バッテリ60のSOCが基準以上か否かを判定する(ステップS104)。ステップS104で肯定的な判定を得た場合、電力制御部106は、触媒温度が基準以上であるか否かを判定する(ステップS106)。
ステップS106で肯定的な判定を得た場合、領域(2)の状態であると判定し(図3参照)、電力制御部106は、減速時において、第2モータ18に回生発電させると共に、第1モータ12にエンジン10を空回しさせることで電力消費させる(ステップS108)。
ステップS106で否定的な判定を得た場合、領域(3)の状態であると判定し(図3参照)、車両の減速時において、ブレーキ制御部74を制御してブレーキ装置26を作動させ車両を減速させる(ステップS110)。ステップS104で否定的な判定を得た場合、電力制御部106は、触媒温度が基準以上であるか否かを判定する(ステップS112)。
ステップS112で肯定的な判定を得た場合、領域(4)の状態であると判定し(図3参照)、電力制御部106は、登坂時において、第2モータ18に車両の走行に必要な電力を発電させつつ、触媒20の温度が基準未満となるまで待機する(ステップS114)。
ステップS112で否定的な判定を得た場合、領域(1)の状態であると判定し(図3参照)、電力制御部106は、第2モータ18に回生発電させると共に、エンジン10を動作させて第1モータ12に発電させ、バッテリ60を充電させる(ステップS116)。電力制御部106は、ステップS108、ステップS110、ステップS114、ステップS116の処理を実行した後、処理をステップS100に戻す。
ここで、ステップS108、ステップS110、ステップS114、ステップS116の処理において、エンジン10の連れ回しを行う際の制御量、ブレーキ装置26の制御量、発電部13の発電量、第2モータ18による回生発電の発電量等を決定する際に、なるべく領域(1)と(2)の間を往復するように制御量が定められると好適である。電力制御部106は、発電計画に基づいて、発電制御を行いつつ、バッテリ60のSOCと触媒20の温度に基づいた発電制御を行い、上記を実現する。
上述した実施形態によれば、車両制御システム1は、排ガス用の触媒20の温度を管理しつつ、車両の走行に必要な電力を確保することができる。車両制御システム1は、触媒20の温度の状態とバッテリ60の充電状態に応じた制御を行うことにより、触媒20及びバッテリ60の性能の低下を抑制することができる。
[ハードウェア構成]
上述した実施形態の車両制御システム1の計画制御部100は、例えば、以下に示すようなハードウェアの構成により実現される。図5は、実施形態の計画制御部100のハードウェア構成の一例を示す図である。
計画制御部100は、通信コントローラ100−1、CPU100−2、RAM100−3、ROM100−4、フラッシュメモリやHDDなどの二次記憶装置100−5、およびドライブ装置100−6が、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。ドライブ装置100−6には、光ディスクなどの可搬型記憶媒体が装着される。二次記憶装置100−5に格納されたプログラム100−5aがDMAコントローラ(不図示)などによってRAM100−3に展開され、CPU100−2によって実行されることで、計画制御部100が実現される。また、CPU100−2が参照するプログラムは、ドライブ装置100−6に装着された可搬型記憶媒体に格納されていてもよいし、ネットワークNWを介して他の装置からダウンロードされてもよい。
上記実施形態は、以下のように表現することができる。
記憶装置と、
前記記憶装置に格納されたプログラムを実行するハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサは、前記プログラムを実行することにより、
専ら発電のために動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させること、または、前記駆動輪を回転させて回生発電して前記発電部または前記蓄電池に電力供給することのどちらか一方を行う走行用電動機と、を備える車両において、
推定または検出された前記エンジンの触媒の温度および前記蓄電池の蓄電率を示す指標値に基づいて、前記発電部および/または前記走行用電動機を制御する、
ように構成されている、車両制御システム。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1‥車両制御システム、10‥エンジン、12‥第1モータ、13‥発電部、18‥第2モータ、20‥触媒、25‥駆動輪、26‥ブレーキ装置、32‥第1変換器、38‥第2変換器、60‥バッテリ、62‥バッテリセンサ、70‥動力制御部、71‥ハイブリッド制御部、72‥エンジン制御部、73‥モータ制御部、74‥ブレーキ制御部、75‥バッテリ制御部、76‥車両センサ、100‥計画制御部、100−1‥通信コントローラ、100−2‥CPU、100−3‥RAM、100−4‥ROM、100−5‥二次記憶装置、100−5a‥プログラム、100−6‥ドライブ装置、102‥触媒温度推定部、104‥走行計画部、105‥発電計画部、106‥電力制御部、120‥記憶部

Claims (8)

  1. 専ら発電のために動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する電動機とを含む発電部と、
    前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
    車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させること、または、前記駆動輪を回転させて回生発電して前記発電部または前記蓄電池に電力供給することのどちらか一方を行う走行用電動機と、
    推定または検出された前記エンジンの触媒の温度および前記蓄電池の蓄電率を示す指標値に基づいて、前記発電部および/または前記走行用電動機を制御する制御部と、を備える、
    車両制御システム。
  2. 前記制御部は、前記蓄電池の前記指標値が基準以上であるか否かを判定すると共に、前記触媒の温度が基準以上であるか否かを判定し、
    前記蓄電池の前記指標値が基準以上であり、且つ、前記触媒の温度が基準以上であると判定した場合、
    所定条件下で前記走行用電動機に回生発電させると共に、前記電動機に前記エンジンを空回しさせることで電力消費させる、
    請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記制御部は、前記蓄電池の前記指標値が基準以上であるか否かを判定すると共に、前記触媒の温度が基準以上であるか否かを判定し、
    前記蓄電池の前記指標値が基準未満であり、且つ、前記触媒の温度が基準以上であると判定した場合、
    所定条件下において前記走行用電動機に回生発電させると共に、前記電動機に前記エンジンを空回しさせることで電力消費させる、
    請求項1または2に記載の車両制御システム。
  4. 前記車両を制動させる制動装置を更に備え、
    前記制御部は、前記蓄電池の前記指標値が基準以上であるか否かを判定すると共に、前記触媒の温度が基準以上であるか否かを判定し、
    前記蓄電池の前記指標値が基準以上であり、且つ、前記触媒の温度が基準未満であると判定した場合、
    所定条件下において、前記制動装置を作動させる、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の車両制御システム。
  5. 前記制御部は、前記蓄電池の前記指標値が基準以上であるか否かを判定すると共に、前記触媒の温度が基準以上であるか否かを判定し、
    前記蓄電池の前記指標値が基準以上であり、且つ、前記触媒の温度が基準未満であると判定した場合、
    所定条件下において前記走行用電動機に回生発電させると共に、前記電動機に前記エンジンを空回しさせることで電力消費させる、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の車両制御システム。
  6. 前記制御部は、前記蓄電池の前記指標値が基準以上であるか否かを判定すると共に、前記触媒の温度が基準以上であるか否かを判定し、
    前記蓄電池の前記指標値が基準未満であり、且つ、前記触媒の温度が基準未満であると判定した場合、
    所定条件下において前記走行用電動機に回生発電させると共に、前記エンジンを動作させて前記電動機に発電させ、前記蓄電池を充電させる、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の車両制御システム。
  7. 専ら発電のために動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させること、または、前記駆動輪を回転させて回生発電して前記発電部または前記蓄電池に電力供給することのどちらか一方を行う走行用電動機と、を備える車両に搭載されたコンピュータが、
    推定または検出された前記エンジンの触媒の温度および前記蓄電池の蓄電率を示す指標値に基づいて、前記発電部および/または前記走行用電動機を制御する、
    車両制御方法。
  8. 専ら発電のために動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記発電部または前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させること、または、前記駆動輪を回転させて回生発電して前記発電部または前記蓄電池に電力供給することのどちらか一方を行う走行用電動機と、を備える車両に搭載されたコンピュータに、
    推定または検出された前記エンジンの触媒の温度および前記蓄電池の蓄電率を示す指標値に基づいて、前記発電部および/または前記走行用電動機を制御させる、
    プログラム。
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