JP2004060526A - 車両の制御装置、制御方法、その制御方法を実現するプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

車両の制御装置、制御方法、その制御方法を実現するプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ハイブリッドシステムにおいて、エンジンの停止時間を制御する。
【解決手段】車両は、走行用の駆動源として、エンジン3080とバッテリを動力源とするモータジェネレータ3500とを備える。この車両の電池ECU3100は、バッテリ温度センサ3400と、エンジン3080を制御するアイドルストップ制御ECU3090とに接続される。アイドルストップ制御ECU3090は、電池温度およびSOCなどのバッテリの状態に基づいて、車両の停車中にエンジン3080のアイドル運転を停止するように制御する回路と、アイドル運転の停止を禁止するように制御する回路とを含む。電池ECU3100は、バッテリの温度が高温になるにしたがって、アイドル運転の停止を禁止する時間が長くなるように制御する回路を含む。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行用の駆動源として、エンジンと、バッテリを動力源とする電気モータとを備える車両の制御装置に関し、特に、車両のエンジンの運転をできるだけ停止して、地球温暖化の防止や省資源化を図ることができる車両の制御装置および制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
地球温暖化の防止や省資源化の観点から、赤信号で交差点等で車両が停車するとエンジンを自動的に停止させて、再び走行を始めようと運転者が操作すると(たとえばアクセルペダルを踏んだり、あるいはブレーキペダルの踏み込みを止めたり、シフトレバーを走行段に切り替えるなど)、エンジンが再始動するエコノミーランニングシステム(アイドリングストップシステム、エンジンオートマチックストップアンドスタートシステムとも呼ばれる。)が、バスなどの大型車を中心に開発されており、一部実用化されている。このシステムにおいては、車両の停車中における補機類(エアコンディショナ、ヘッドランプ、オーディオなど)への電力供給のために、鉛蓄電池、リチウム電池などの2次電池を搭載する。車両の停車中は、この2次電池からこれらの補機類に電力が供給される。また、この2次電池の電力を用いて、エンジンを再始動させる。この再始動時に、2次電池の充電容量が規定値を下回っていると、必要な電気量を得ることができずエンジンを再始動させることができなくなる。そのため、エコノミーランニングシステムにおいては、エンジンの再始動できるか否かを高精度に判定する必要がある。
【0003】
特開2001−304008公報は、このようなエコノミーランニングシステムにおいて、エンジンのアイドルストップの許否を高精度に判定する制御装置を開示する。この公報に開示された制御装置は、車両の駆動源として、エンジンと、バッテリを電力源とする電気モータとを備え、予め定められたアイドル停車条件が成立するとエンジンを停止させ、車両の再発進時に電気モータを駆動してエンジンを始動させる車両を制御する。この制御装置は、バッテリの雰囲気温度、劣化状態を考慮して推定したバッテリ充電状態に基づいて、アイドル停車後の車両の再発進時に、電気モータの駆動を介してエンジンを始動させるために必要な電力をバッテリが出力可能であるかを推定するバッテリ状態推定回路と、バッテリ状態推定回路による推定結果に基づいて、アイドル停車時におけるエンジンの運転停止の許否を判定するアイドルストップ許否判定回路とを含む。
【0004】
この公報に開示された制御装置によると、バッテリの雰囲気温度、劣化状態を考慮して推定したバッテリの充電状態に基づいて、アイドル停車時のエンジンのアイドル運転の許否判定を行なう。このため、エンジンを良好に再始動できるときのみエンジンのアイドル運転が停止されて、燃費、排気浄化性能を向上する。エンジンを良好に再始動できないときはアイドル運転の停止を禁止して、エンジンのアイドル運転を行なうことにより、車両は、停車後に、支障なく再発進することができる。この制御装置においては、バッテリの雰囲気温度が高い場合には、実充電容量が低めに算出され、バッテリ状態推定回路は、電気モータの駆動を介してエンジンを始動させるために必要な電力をバッテリが出力できないと推定する。これにより、アイドルストップ許否判定回路は、この推定結果に基づいて、バッテリの雰囲気温度が高い場合には、アイドル停車時におけるエンジンのアイドル運転の停止を禁止するように判定する。
【0005】
また、このようなエコノミーランニングシステムのみならず、エンジンと、バッテリを動力源とする電気モータとを備える、いわゆるハイブリッドシステムにおいては、できる限りエンジンの運転を停止させて、燃費の向上が図られることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した公報に開示された制御装置では、バッテリの雰囲気温度が高い場合には、アイドル停車時におけるエンジンのアイドル運転の停止が禁止され、バッテリが充電されて、その充電に伴う反応熱によりバッテリの雰囲気温度が低下することがない。
【0007】
図12に、従来のエコノミーランニングシステムを搭載した車両のバッテリのSOC(States Of Charge)の変化を示す。図12に示すように、エンジンのオンオフが繰返し行なわれ、エンジンからバッテリへの充電およびバッテリから補機類への放電が繰返し行なわれる。
【0008】
図13に、この場合の電池温度TBおよび充放電電流値の変化を示す。図13に示すように、図12に示すエコノミーランニングが繰返し実行され、電池温度TBが75℃を過ぎると、車両が停車した場合のエンジンのアイドル運転の停止が禁止される。この状態では、車両の走行中および停車中のいずれであっても、エンジンが回転して、バッテリが満充電になるまで、エンジンおよびジェネレータによりバッテリが充電される。そのため、満充電になるまで、電池温度が上昇を続け、満充電になると、緩やかに電池温度が低下する。
【0009】
図13に示すように、バッテリの温度が一旦上昇してしまうと、バッテリの雰囲気温度がなかなか低下しないので、長時間に亘って、車両の停車時におけるエンジンのアイドル運転の停止が禁止されて、エコノミーランニングシステムを搭載していても、燃費、排気浄化性能を向上しない場合がある。
【0010】
このような問題は、エコノミーランニングシステムのみならず、一般的なハイブリッドシステムにおいても発生する。ハイブリッドシステムにおいては、バッテリの温度が予め定められた温度以下であって、車両の走行状態に基づいてエンジンを停止させる制御が実行される。この場合においても、バッテリの温度が一旦上昇してしまうと、バッテリの雰囲気温度がなかなか低下しないので、長時間に亘って、エンジンの停止が禁止されて、燃費、排気浄化性能を向上しない場合がある。
【0011】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、駆動源としてエンジンと、バッテリを電力源とする電気モータとを備える車両において、バッテリの状態によって、エンジンの運転停止を禁止させる頻度を軽減するようにする、車両の制御装置、制御方法、その制御方法を実現するプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る車両の制御装置は、走行用の駆動源として、エンジンと、バッテリを動力源とする電気モータとを備える車両を制御する。この装置は、バッテリの状態を検知するための検知手段と、エンジンを制御するためのエンジン制御手段とを含む。エンジン制御手段は、予め定められた条件に従って、エンジンを一時的に停止するようにエンジンを制御するための一時停止制御手段と、バッテリの状態に基づいて、一時的な停止を禁止するようにエンジンを制御するための一時停止禁止手段とを含む。一時停止禁止手段は、バッテリの状態に基づいてこの禁止を継続する時間を変化させるための手段を含む。
【0013】
第1の発明によると、一時停止制御手段は、バッテリの状態に基づいて、たとえば、バッテリの温度が予め定められた温度よりも低くて、バッテリの充電量が予め定められた充電量よりも高い場合に、車両が停車してエンジンを回転させる必要がなくなると、エンジンを一時的に停止させる。一時停止禁止手段は、たとえば、バッテリの温度が予め定められた温度よりも高いか、バッテリの充電量が予め定められた充電量よりも低いと、一時的な停止を禁止して、車両が停車してもエンジンを停止させない。このとき、一時停止禁止手段は、バッテリの状態である温度や充放電電流値に基づいて、エンジンの一時的な停止の禁止を継続する時間を変化させる。これにより、充電によるバッテリ内部の化学反応による反応熱およびバッテリの内部抵抗によるジュール熱の発生が抑制される。そのため、バッテリの温度が過度に上昇しないで、かつバッテリの充電量が過度に低下しないので、車両が停車したときなどにエンジンを一時的に停止させることができる。その結果、バッテリの状態によって、エンジンの運転の停止をできるだけ禁止させないようにする、車両の制御装置を提供することができる。
【0014】
第2の発明に係る車両の制御装置は、第1の発明の構成に加えて、検知手段は、バッテリの温度を検知するための手段を含む。一時停止禁止手段は、温度に基づいて禁止を継続する時間を変化させるための手段を含む。
【0015】
第2の発明によると、一時停止禁止手段は、検知手段により検知されたバッテリの温度が高いほど、エンジンの一時的な停止を長く禁止させて、バッテリの過度の温度上昇を避ける。これにより、バッテリの温度によって、エンジンの運転の停止をできるだけ禁止させないようにできる。
【0016】
第3の発明に係る車両の制御装置は、第1の発明の構成に加えて、検知手段は、バッテリの充放電電流値を検知するための手段を含む。一時停止禁止手段は、充放電電流値に基づいて禁止を継続する時間を変化させるための手段を含む。
【0017】
第3の発明によると、一時停止禁止手段は、検知手段により検知されたバッテリの温度が充放電電流値の時間積算値が高いほど、エンジンの一時的な停止を長く禁止させて、バッテリの過度の温度上昇を避ける。これにより、バッテリの充放電電流値の時間積算値によって、エンジンの運転の停止をできるだけ禁止させないようにできる。
【0018】
第4の発明に係る車両の制御装置は、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、一時停止制御手段は、予め定められた条件に従って、車両の停車中にエンジンを一時的に停止するようにエンジンを制御するための手段を含む。
【0019】
第4の発明によると、車両が停止するとエンジンのアイドル運転が停止させるハイブリッドシステムを搭載した車両において、一時的な停止を禁止して、車両が停車してもエンジンを停止させない。このとき、一時停止禁止手段は、バッテリの状態である温度や充放電電流値に基づいて、エンジンの一時的な停止を禁止を継続する時間を変化させる。これにより、エコノミーランニングシステムを搭載した車両の制御装置を提供できる。
【0020】
第5の発明に係る車両の制御装置は、第1〜3の発明の構成に加えて、一時停止制御手段は、予め定められた条件に従って、車両の停車中および走行中のいずれであってもエンジンを一時的に停止するようにエンジンを制御するための手段を含む。
【0021】
第5の発明によると、車両が停止および走行中のいかんに関わらず、エンジンの運転が停止させるハイブリッドシステムを搭載した車両において、一時的な停止を禁止して、車両のエンジンを停止させない。このとき、一時停止禁止手段は、バッテリの状態である温度や充放電電流値に基づいて、エンジンの一時的な停止を禁止を継続する時間を変化させる。これにより、ハイブリッドシステムを搭載した車両の制御装置を提供できる。
【0022】
第6の発明に係る車両の制御方法は、走行用の駆動源として、エンジンと、バッテリを動力源とする電気モータとを備える車両を制御する。この制御方法は、バッテリの状態を検知する検知ステップと、エンジンを制御するエンジン制御ステップとを含む。エンジン制御ステップは、予め定められた条件に従って、エンジンを一時的に停止するようにエンジンを制御する一時停止制御ステップと、バッテリの状態に基づいて、一時的な停止を禁止するようにエンジンを制御する一時停止禁止ステップとを含む。一時停止禁止ステップは、バッテリの状態に基づいてこの禁止を継続する時間を変化させるステップを含む。
【0023】
第6の発明によると、一時停止制御ステップは、バッテリの状態に基づいて、たとえば、バッテリの温度が予め定められた温度よりも低くて、バッテリの充電量が予め定められた充電量よりも高い場合に、車両が停車してエンジンを回転させる必要がなくなると、エンジンを一時的に停止させる。一時停止禁止ステップは、たとえば、バッテリの温度が予め定められた温度よりも高いか、バッテリの充電量が予め定められた充電量よりも低いと、一時的な停止を禁止して、車両が停車してもエンジンを停止させない。このとき、一時停止禁止ステップは、バッテリの状態である温度や充放電電流値に基づいて、エンジンの一時的な停止の禁止を継続する時間を変化させる。これにより、充電によるバッテリ内部の化学反応による反応熱およびバッテリの内部抵抗によるジュール熱の発生が抑制される。そのため、バッテリの温度が過度に上昇しないで、かつバッテリの充電量が過度に低下しないので、車両が停車したときなどにエンジンを一時的に停止させることができる。その結果、バッテリの状態によって、エンジンの運転の停止をできるだけ禁止させないようにする、車両の制御方法を提供することができる。
【0024】
第7の発明に係る車両の制御方法は、第6の発明の構成に加えて、検知ステップは、バッテリの温度を検知するステップを含む。一時停止禁止ステップは、温度に基づいて禁止を継続する時間を変化させるステップを含む。
【0025】
第7の発明によると、一時停止禁止ステップは、検知手段により検知されたバッテリの温度が高いほど、エンジンの一時的な停止を長く禁止させて、バッテリの過度の温度上昇を避ける。これにより、バッテリの温度によって、エンジンの運転の停止をできるだけ禁止させないようにできる。
【0026】
第8の発明に係る車両の制御方法は、第6の発明の構成に加えて、検知ステップは、バッテリの充放電電流値を検知するステップを含む。一時停止禁止ステップは、充放電電流値に基づいて禁止を継続する時間を変化させるステップを含む。
【0027】
第8の発明によると、一時停止禁止ステップは、検知ステップにて検知されたバッテリの温度が充放電電流値の時間積算値が高いほど、エンジンの一時的な停止を長く禁止させて、バッテリの過度の温度上昇を避ける。これにより、バッテリの充放電電流値の時間積算値によって、エンジンの運転の停止をできるだけ禁止させないようにできる。
【0028】
第9の発明に係る車両の制御方法は、第6〜8のいすれかの発明の構成に加えて、一時停止制御ステップは、予め定められた条件に従って、車両の停車中にエンジンを一時的に停止するようにエンジンを制御するステップを含む。
【0029】
第9の発明によると、車両が停止するとエンジンのアイドル運転が停止させるハイブリッドシステムを搭載した車両において、一時的な停止を禁止して、車両が停車してもエンジンを停止させない。このとき、一時停止禁止ステップは、バッテリの状態である温度や充放電電流値に基づいて、エンジンの一時的な停止を禁止を継続する時間を変化させる。これにより、エコノミーランニングシステムを搭載した車両の制御方法を提供できる。
【0030】
第10の発明に係る車両の制御方法は、第6〜8のいすれかの発明の構成に加えて、一時停止制御ステップは、予め定められた条件に従って、車両の停車中および走行中のいずれであってもエンジンを一時的に停止するようにエンジンを制御するステップを含む。
【0031】
第10の発明によると、車両が停止および走行中のいかんに関わらず、エンジンの運転が停止させるハイブリッドシステムを搭載した車両において、一時的な停止を禁止して、車両のエンジンを停止させない。このとき、一時停止禁止ステップは、バッテリの状態である温度や充放電電流値に基づいて、エンジンの一時的な停止を禁止を継続する時間を変化させる。これにより、ハイブリッドシステムを搭載した車両の制御方法を提供できる。
【0032】
第11の発明に係るプログラムは、第6〜10のいずれかの制御方法をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
【0033】
第11の発明によると、バッテリの状態によって、エンジンの運転の停止をできるだけ禁止させないようにする、車両の制御方法をコンピュータを用いて実現するプログラムを提供することができる。
【0034】
第12の発明に係る記録媒体は、第11の発明に係るプログラムを記録したものである。
【0035】
第12の発明によると、バッテリの状態によって、エンジンの運転の停止をできるだけ禁止させないようにする、車両の制御方法をコンピュータを用いて実現するプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0037】
本実施の形態にかかる制御装置は、いわゆるハイブリッドシステムといわれるパワートレインを搭載した車両を制御する。以下にこのようなハイブリッドシステムについて説明する。
【0038】
図1および図2を参照して、本実施の形態にかかる制御装置が搭載される車両であって、エンジンと電気モータとの2つの動力源を有する車両について説明する。図1および図2に示す車両は、ハイブリットシステムと呼ばれるパワートレインを有する。
【0039】
ここで、簡単にハイブリッドシステムについて説明する。ハイブリッドシステムとは、ガソリンエンジンと電気モータのように、2種類の動力源を組合せて使用するパワートレインである。このシステムは、走行条件に応じて、ガソリンエンジンと電気モータとを使い分け、それぞれの持つ長所を活かしつつ、不得意な部分を補うことができる。そのため、滑らかでレスポンスの良い動力性能とともに、燃料消費や排出ガスを大幅に抑制できるという特徴を有する。このハイブリットシステムには、大別してシリーズハイブリットシステムおよびパラレルハイブリッドシステムの2種類がある。
【0040】
シリーズ(直列)ハイブリッドシステムは、車輪の駆動を電気モータで行ない、エンジンは、電気モータへの動力供給源として作動する。小さな出力のエンジンを効率良い領域でほぼ一定回転で運転し、効率良く充電しながら走行できる。
【0041】
パラレル(並列)ハイブリッドシステムは、エンジンと電気モータとで車輪を直接駆動する。このシステムでは、電気モータは、エンジンの動力のアシストを行なうとともに、発電機としてバッテリを充電しながら走行することも可能である。
【0042】
なお、ハイブリッドシステムに用いられるエンジンは、ガソリンエンジンに限らず、軽油や天然ガスにて駆動され得るエンジンであってもよく、他に知られている公知の内燃機関を用いることができる。
【0043】
図1に、パラレルハイブリッドシステムおよびシリーズハイブリッドシステムの両方の特徴を有するパラレルシリーズハイブリッドシステムを示す。図1に示すように、この車両のパワートレインは、トランスアクスル100と、動力源としてのエンジン200と、トランスアクスル100およびエンジン200を制御する制御装置300とを含む。トランスアクスル100の入力軸700は、動力分割機構1000を介してエンジン200に接続され、トランスアクスル100の出力軸750は、駆動輪800に接続されている。この車両のパワートレインは、さらに、直流電力を供給するバッテリ1300と、バッテリ1300に接続されたインバータ1200と、インバータ1200に接続されたモータジェネレータ1100および電気モータ1400と、エンジン200からの動力を、モータジェネレータ1100への駆動力と、トランスアクスル100を介して駆動輪800への駆動力とに分割する動力分割機構1000とを含む。
【0044】
制御装置300は、その内部にCPU(Central Processing Unit)およびメモリを有し、メモリはCPUで実行されるプログラム、各種マップが記憶される。制御装置300は、目標トルクを発生させるための指示トルクに基づいて、動力源であるエンジン200および電気モータ1400に接続されたインバータ1200を制御する。このとき、制御装置300は、トランスアクスル100の入力軸700にエンジン200から所定の駆動力が入力されるように、動力分割機構1000を制御する。
【0045】
制御装置300は、この車両の発進時や低速時であって、エンジン効率が悪いときには、エンジン200を使用しないで電気モータ1400を回転させて走行する。この車両の通常走行時には、エンジン200と電気モータ1400とを回転させて最も効率良く走行する。この車両の加速時には、バッテリ1300からの電力を加えて、加速走行する。この車両の減速制動時には、自動的にモータジェネレータ1100により回生発電を行ない、バッテリ1300を充電する。
【0046】
なお、この電気モータ1400は、車両の駆動時にはモータとして使用され、車両の制動時にはジェネレータとして使用される。また、モータジェネレータ1100は、エンジン200により駆動される発電機であって、発電された電力は、インバータ1200で変換されてバッテリ1300に蓄えられたり、電気モータ1400に供給される。
【0047】
図2にパラレルハイブリッドシステムおよびシリーズハイブリッドシステムの両方の特徴を有する図1に示したシステムとは別の種類のパラレルシリーズハイブリッドシステムを示す。図2に示すように、このハイブリッドシステムは、フロントユニットにパラレルハイブリッドシステムの要素を含み、リアユニットにフロントのモータジェネレータで発電した電力を使用するシリーズハイブリッドシステムの要素を含む。この車両は、図1に示したシステムの構成の一部を変更したものである。この車両の駆動輪(前輪)800の動力源は、エンジン200およびモータジェネレータ2000であって、駆動輪(後輪)2200の動力源は、モータジェネレータ2050である。モータジェネレータ2000からの駆動力は、駆動軸750を介して駆動輪(前輪)800に伝達され、モータジェネレータ2050からの駆動力は、駆動軸2100を介して駆動輪(後輪)2200に伝達される。このモータジェネレータ2000、2050は、駆動時にはモータとして使用され、制動時にはジェネレータとして使用される。
【0048】
制御装置300は、目標トルクを発生させる為の指示トルク値に基づいて、動力源であるエンジン200およびモータジェネレータ2000に接続されたインバータ1200を制御する。このとき、制御装置300は、トランスアクスル100の入力軸に所定の駆動力が入力されるように、動力分割機構1000を制御する。
【0049】
制御装置300は、大きな駆動力が必要な発進時には、フロントおよびリアのモータジェネレータを回転させて走行する。低速で走行したり、緩やかな下り坂を走行したりする時などであって、エンジン効率が悪いときには、エンジンを停止してフロントのモータジェネレータを回転させて走行する。中速での低負荷走行時などであって、エンジン効率の良い領域においては、エンジンを始動してエンジンにより前輪を駆動して走行する。加速時や急加速時には、エンジン出力を上げるとともにフロントおよびリアのモータジェネレータでエンジンをアシストして走行する。減速時には、車輪がフロントおよびリアのモータジェネレータを発電機として作動させて走行エネルギを回収するように走行する。
【0050】
本実施の形態に係る制御装置が適用されるパワートレインについては、図1および図2に示したパワートレインは一例であって、上述した以外のパワートレインであってもよい。少なくとも2つの動力源を有する全てのパワートレインに、本実施の形態に係る制御装置を適用できる。
【0051】
なお、本実施の形態に係る制御装置は、図1または図2に示したパワートレインに変速装置を組み合わせたハイブリッドシステムに適用してもよい。このとき変速装置は、無段変速機であっても有段変速機であってもよい。さらに、他に公知のハイブリッドシステムに本発明を適用してもよい。
【0052】
なお、以下の説明では、図3に示すパワートレインを搭載した車両について説明する。この車両は、交差点での赤信号で交差点等で車両が停車するとエンジンを自動的に停止させて、再び走行を始めようと運転者が操作すると、エンジンが再始動するエコノミーランニングシステムを実現するハイブリッドシステムを搭載する。図1〜図3に示すパワートレインに共通するのは、エンジンとエンジン以外の動力源(電気モータ、モータジェネレータ)とを搭載して、必要に応じて(たとえば、車両が一時的に停止した場合のみならず、車両が渋滞で走行と停止とを繰返す場合などの車両の運転状態に応じて)、エンジンを停止させる機能を有することである。この機能を実現するためには、エンジン以外の駆動源であるモータへ電力を供給する電池の温度上昇を抑える必要がある。本発明に係る制御装置はこのような機能を有する、すべての車両のパワートレインに適用できる。すなわち、予め定められた条件を満足してエンジンを停止させる場合であっても、電池の温度によっては、エンジンを停止させないで、電池の温度上昇を抑え、電池の劣化を防止する。
【0053】
図3を参照して、本実施の形態に係る、アイドルストップ制御ECU(Electronic Control Unit)3090と電池ECU3100とを搭載した車両の制御ブロック図を示す。本実施の形態に係る制御装置は、電池ECU3100により実現される。
【0054】
図3に示すように、この車両は、エンジン3080と、エンジン3080をアイドリングストップ制御するアイドルストップ制御ECU3090と、エンジン3080に接続されたモータジェネレータ3500と、モータジェネレータ3500に接続され、インバータ3102を含む電池ECU3100とを含む。電池ECU3100には、高圧バッテリであるバッテリの電流センサ3200、バッテリの電圧センサ3300およびバッテリの温度センサ3400が接続されている。この高圧バッテリの定格電圧は、たとえば36Vである。電池ECU3100は、バッテリの電流センサ3200により検知された充放電電流値の2乗値を時間積算する機能を有する。
【0055】
車両は、この高圧のバッテリの他に、低圧バッテリである12Vバッテリを搭載してもよい。さらに、車両は、バッテリに代えて12Vバッテリのみを搭載していてもよい。本発明に係る電池ECU3100が制御するバッテリは、エコノミーランニングシステムとともに車両に搭載されて、エンジンのアイドル運転の停止を禁止するか否かを判断するための要因(SOC、電池温度)の対象であるバッテリである。なお、図1および図2に示したパワートレインの場合には、バッテリ1300が、エンジンの運転の停止を禁止するか否かを判断するための要因の対象になる。
【0056】
電池ECU3100は、インバータ3102の他に、電池制御プログラムを実行するCPU3104と、CPU3104で実行される電池制御プログラムや各種データ、充電電圧マップ、アイドリングストップ禁止時間マップが記憶されるメモリ3106と、基準周波数を発生させるクロック108とを含む。
【0057】
車両の補機類であるエアコンディショナやオーディオなどの負荷には、車両が停車中であってエンジン3080が停止している場合(エコノミーランニングシステムでエンジン停止中)には、バッテリから電力が供給される。
【0058】
モータジェネレータ3500は、エンジン3080を再起動させる場合に、クランキング動作を行なう。また、エンジン3080が回転中の場合には、モータジェネレータ3500は、発電機として機能し、発電された電力をインバータ3102を介して負荷およびバッテリに供給する。
【0059】
インバータ3102は、電池ECU3100によりその動作が制御される。電池ECU3100は、目標SOC値に従って、インバータ3102によりモータジェネレータ3500の界磁コイルおよび励磁コイルへの電流値を増減させる。電池ECU3100により、モータジェネレータ3500の界磁コイルおよび励磁コイルへの電流値を増減されると、バッテリへの充電量が制御されて、充電電流値および充電電圧値が変化する。
【0060】
電池ECU3100により、インバータ3102によりモータジェネレータ3500の界磁コイルおよび励磁コイルへの電流値が低減されると、バッテリへの充電電流値および充電電圧値が低下する。バッテリへの充電電流値および充電電圧値が低下すると、充電によるバッテリの内部の化学反応による反応熱およびバッテリの内部抵抗によるジュール熱の発生が抑制されて、バッテリの温度の上昇を抑制できる。
【0061】
図3に示す制御ブロックを有する車両は、アイドルストップ制御ECU3090により、エコノミーランニングシステムを実現する。このエコノミーランニングシステムは、赤信号などにより交差点で車両が停車すると、予め定められた条件を満足していると、エンジン3080のアイドル運転を一時的に停止させる。アイドルストップ制御ECU3090にアクセルペダルが踏まれたなどの信号が入力されると、インバータ3102を介してモータジェネレータ3500が回転して、エンジン3080のクランキング動作が行なわれる。エンジン3080は再始動し、車両の駆動系に駆動力が伝達されて、車両が走行する。
【0062】
なお、エコノミーランニングシステムにおけるエンジン3080のアイドル運転を一時的に停止させる条件として、バッテリの温度が75℃以下、バッテリのSOC値が60%以上などがある。
【0063】
図4に、メモリ3106に記憶される電池温度に対する充電電圧値の関係を表わすマップを示す。図4に示すように、満充電電圧マップは、電池温度の上昇を抑制しない場合に用いられ、電池温度TBが高くなると、充電電圧値がほぼ一様に低下するものである。高温充電電圧低減マップは、電池温度の上昇を抑制する場合に用いられ、電池温度TBが、あるしきい値以上よりも高くなると、充電電圧値が急激に低下するものである。このようにして、電池温度が高く、その温度の上昇を抑制したい場合には、高温充電電圧軽減マップを用いて、充電電圧値が決定される。
【0064】
なお、この充電電圧値に替えて、充電電流値でも目標SOC値でもよい。充電電流値でも目標SOC値であっても、満充電電流マップおよび目標SOCマップは、電池温度の上昇を抑制しない場合に用いられ、電池温度TBが高くなると、充電電流値および目標SOC値が一様に低下するものである。さらに、高温充電電流低減マップおよび高温目標SOC低減マップは、電池温度の上昇を抑制する場合に用いられ、電池温度TBが、あるしきい値以上よりも高くなると、充電電流値および目標SOC値が急激に低下するものである。
【0065】
図5を参照して、本実施の形態に係る車両に搭載された電池ECU3100で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
【0066】
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、CPU3104は、サンプリングタイムに到達したか否かを判断する。この判断は、電池ECU3100に内蔵されたクロック108からCPU3104に入力された信号に基づいて行なわれる。サンプリングタイムになると(S100にてYES)、処理はS102へ移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS100へ戻される。
【0067】
S102にて、CPU3104は、バッテリ温度センサ3400から入力された信号に基づいて、電池温度TBを検知する。S104にて、CPU3104は、検知した電池温度TBがメモリ3106に記憶された電池温度しきい値TBLIMよりも高いか否かを判断する。電池温度TBが電池温度しきい値TBLIMよりも高い場合には(S104にてYES)、処理はS106へ移される。もしそうでないと(S104にてNO)、処理はS200へ移される。
【0068】
S106にて、CPU3104は、エンジン3080によるバッテリへの充電モードを抑制充電モードに設定する。このとき、図4に示すマップから高温充電電圧軽減マップに基づいて、充電目標電圧が算出される。その充電目標電圧になるように、CPU3104は、インバータ3102の界磁コイルへの電流値を算出して、CPU3104は、インバータ3102の界磁コイルに算出された電流値が流れるように制御する。
【0069】
S200にて、CPU3104は、アイドリングストップ禁止サブルーチンを実行する。このS200のアイドリングストップ禁止サブルーチンについては、図6を用いて詳細に説明する。
【0070】
S300にて、CPU3104は、充電モード更新サブルーチンを実行する。このS300の充電モード更新サブルーチンについては、図7を用いて詳しく説明する。S300の処理後、処理はS100へ戻される。このようなS100〜S300の処理が、サンプリングタイムごとに実行される。
【0071】
図6を参照して、本実施の形態に係る電池ECU3100で実行されるプログラムは、アイドリングストップサブルーチンに関し、以下のような制御構造を有する。
【0072】
S202にて、CPU3104は、アイドリングストップ条件(SOC、電池温度TB、インターバルフラグ等)を満足している否かを判断する。このとき、SOCは、バッテリ電流センサ3200またはバッテリ電圧センサ3300から入力された信号に基づいて算出される。また、電池温度TBは、バッテリ温度センサ3400から入力された信号に基づいて検知される。インターバルフラグは、アイドリングストップが禁止されている時間が予め設定された時間より大きいとリセットされ、予め設定された時間以下であるとセットされている。このインターバルフラグがセットされている限り、アイドリングストップの禁止が継続される。また予め設定された時間は、バッテリ温度に依存するが、詳細については後述する。アイドリングストップ条件を満足していると(S202にてYES)、処理はS204へ移される。もしそうでないと(S202にてNO)、このアイドリングストップサブルーチンは終了する。
【0073】
S204にて、CPU3104は、アイドリングストップ処理を実行する。このとき、電池ECU3100は、アイドルストップ制御ECU3090に対して、電池関係についてのアイドリングストップ条件を満足していることに基づき、アイドリングストップを許可するフラグを送信する。なお、電池ECU3100からアイドリングストップ許可フラグを受信したアイドルストップ制御ECU3090は、電池関係以外のアイドリングストップ条件を満足していると、エンジン3080を停止させる。アイドルストップ制御ECU3090は、エンジン3080をアイドリングストップさせると、その情報を電池ECU3100に送信する。
【0074】
S206にて、CPU3104は、所定時間当りのアイドリングストップ回数をカウントする。S208にて、CPU3104は、カウント値がメモリ3106に記憶されたしきい値Aよりも大きいか否かを判断する。カウント値がしきい値Aよりも大きい場合には(S208にてYES)、処理はS210へ移される。もしそうでないと(S208にてNO)、処理はS212へ移される。
【0075】
S210にて、CPU3104は、アイドリングストップ禁止処理を実行する。このとき、電池ECU3100は、アイドルストップ制御ECU3090に対して、アイドリングストップ禁止フラグを送信する。アイドルストップ制御ECU3090は、電池ECU3100から受信したアイドリングストップ禁止フラグに基づいて、アイドリングストップを禁止する。
【0076】
S211にて、CPU3104は、インターバルフラグをセットする。S211の処理後、このアイドリングストップサブルーチンは終了し、処理は図5のS300に戻る。
【0077】
S212にて、CPU3104は、カウント値がメモリ3106に記憶されたしきい値Bよりも小さいか否かを判断する。カウント値がしきい値Bよりも小さい場合には(S212にてYES)、処理はS214へ移される。もしそうでないと(S212にてNO)、このアイドリングストップサブルーチンは終了する。
【0078】
S214にて、CPU3104は、アイドリングストップ許可処理を実行する。このとき、電池ECU3100は、アイドルストップ制御ECU3090に対して、アイドリングストップ許可フラグを送信する。アイドルストップ制御ECU3090は、電池ECU3100から受信したアイドリングストップ許可フラグに基づいて、アイドリングストップを許可する。S214の処理後、このアイドリングストップサブルーチンは終了し、処理は図5のS300に戻る。
【0079】
図7を参照して、本実施の形態に係る電池ECU3100で実行される充電モード更新サブルーチンは、以下のような制御構造を有する。
【0080】
S302にて、CPU3104は、SOC値の低下によるアイドリングストップ禁止中であるか否かを判断する。この判断は、電池ECU3100に入力されたバッテリ電流センサ3200やバッテリ電圧センサ3300により算出したバッテリのSOC値が低下したことにより、アイドリングストップ禁止フラグをアイドルストップ制御ECU3090に送信したか否かにより行なわれる。SOC値の低下によるアイドリングストップ禁止中である場合には(S302にてYES)、処理はS304へ移される。もしそうでないと(S302にてNO)、この充電モード更新サブルーチンは終了する。
【0081】
S304にて、CPU3104は、アイドリングストップが禁止されている実時間であるアイドリングストップ禁止時間を計測する。S306にて、CPU3104は、アイドリングストップ禁止時間が、メモリ3106に記憶されたしきい値Cよりも大きいか否かを判断する。アイドリングストップ禁止時間がしきい値Cよりも大きい場合には(S306にてYES)、処理はS308へ移される。もしそうでないと(S306にてNO)、この充電モード更新サブルーチンを終了する。
【0082】
ここで、アイドリングストップ禁止時間のしきい値Cについて説明する。図8に示すように、このしきい値Cは、バッテリ温度TBの関数である。バッテリ温度が高いほど、しきい値Cが大きくなるように設定されている。このようにすると、バッテリ温度TBが高いほど、アイドリングストップを禁止する時間を長くして、バッテリ温度TBが低いほど、アイドリングストップを禁止する時間を短くすることができる。そのため、計測されたバッテリ温度TBに応じて、アイドリングストップを禁止する時間を可変にできる。
【0083】
また、このアイドリングストップ禁止時間のしきい値Cは、バッテリの充放電電流値の2乗の時間積算値の関数であってもよい。バッテリの充放電電流値の2乗の時間積算値は、バッテリ温度との相関関係を有するためである。バッテリの充放電電流値の2乗の時間積算値が大きいほど、しきい値Cが大きくなるように設定されている。このようにすると、バッテリの充放電電流値の2乗の時間積算値が大きいほど、アイドリングストップを禁止する時間を長くして、バッテリの充放電電流値の2乗の時間積算値が小さいほど、アイドリングストップを禁止する時間を短くすることができる。
【0084】
S308にて、CPU3104は、抑制モードを解除する。このとき、CPU3104は、図4に示す満充電電圧マップに基づいて、充電目標電圧を算出する。
【0085】
S309にて、CPU3104は、インターバルフラグをリセットする。このS309の処理後、処理は図5のS100に戻る。
【0086】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る車両の動作について説明する。
【0087】
アイドリングストップシステムを搭載した車両が走行中にサンプリングタイムになると(S100にてYES)、バッテリの電池温度TBが検知される(S102)。検知された電池温度TBが予め定められた電池温度しきい値TBLIM(たとえば60℃)よりも高いと(S104にてYES)、抑制充電モードが設定される(S106)。このとき、図4に示す高温充電電圧低減マップに基づいて、充電電圧が、通常よりも下回る電圧になるように充電電圧が算出される。CPU3104は、バッテリへの充電電圧が、高温充電電圧低減マップから求めた充電電圧になるように、インバータ3102によりモータジェネレータ3500の界磁コイルおよび励磁コイルの電流値が制御される。
【0088】
アイドリングストップ条件を満足すると(S202にてYES)、アイドリングストップが実行される(S204)。このとき、電池ECU3100からアイドルストップ制御ECU3090へ電池に関するアイドリングストップ条件が満足されていることを示すアイドリングストップ許可フラグが送信される。アイドルストップ制御ECU3090は、電池関係以外のアイドリングストップ条件が満足されていると、エンジン3080を停止させる。所定時間当りアイドリングストップ回数がカウントされ(S206)、そのカウント値が予め定められたしきい値Aよりも大きいと(S208にてYES)、アイドリングストップが禁止され(S210)、インターバルフラグがセットされる(S211)。
【0089】
SOC値の低下によるアイドリングストップ禁止中である場合には(S302にてYES)、アイドリングストップが禁止されている時間が計測される(S304)。禁止されている時間が予め定められたしきい値C(このしきい値はバッテリ温度TBまたはバッテリの充放電電流値の2乗の時間積算値の関数)よりも大きい場合には(S306にてYES)、抑制モードが解除され(S308)、図4に示すマップの満充電電圧マップに基づいて、バッテリの充電電圧が算出されるとともに、インターバルフラグがリセットされる(S309)。すなわち、電池温度の上昇を抑制することなく、エンジンを回転させて、バッテリへの充電量を増加させて、バッテリのSOC値を回復させる。
【0090】
図10および図11を参照して、このときの動作におけるSOC値の変化と電池温度TBの変化と充放電電流Iの変化を示す。図10に示すように、バッテリの電池温度TBが予め定められたしきい値TBLIM以下である場合には(S104にてNO)、車両が停車するとエンジンが停止する。また、エンジンが回転を再開すると、通常充電モードでバッテリが充電される。
【0091】
そのような動作の途中でバッテリの電池温度TBが予め定められたしきい値TBLIM(60℃)よりも高くなると(S104にてYES)、抑制充電モードが設定される(S106)。このとき、図11に示すように、電池温度TBが60℃を上回った後であって、エンジンが回転しているときには、抑制充電モードによりバッテリが充電される。このときの充電電流値は、通常よりも低減された充電電流値であって、電池温度の上昇を抑制することができる。
【0092】
このような動作が繰返し行なわれると、図10に示すように、SOCは徐々に低下する。すなわち、バッテリへの充電が抑制されているにもかかわらず、放電は制限されていないことなどにより、充電量と放電量とが釣り合わず、充電量よりも放電量の方が多いため、バッテリのSOC値は徐々に低下することがあり得る。
【0093】
バッテリの電池温度TBがさらに上昇するが、アイドリングストップ禁止条件である電池温度TBが75℃を超えるまでは、このようにして抑制充電モードの元で、アイドリングストップ条件を満たすとエンジンが停止し、エンジンが回転するとバッテリが抑制充電モードで充電される。図10に示すように、SOC値が60%を下回ると、アイドリングストップが禁止され、たとえ車両が停車中であってもエンジン3080がアイドル運転して、バッテリが抑制充電モードで充電される。
【0094】
このような動作の中で、所定時間当りアイドリングストップ回数が予め定められたしきい値Aを上回ると(S208にてYES)、アイドリングストップは禁止される(S210)。また、SOC値の低下によるアイドリングストップ禁止時間を計測し(S304)、その禁止時間が予め定められたしきい値Cを上回ると(S306にてYES)、抑制充電モードが解除され、通常充電モードにより、バッテリが充電される(S308)。
【0095】
このときの状態を図10に示す。図10には、一例として、アイドリングストップ回数が4回を上回ると、アイドリングストップが禁止される状態を示す。さらに、SOC値の低下によるアイドリングストップの禁止時間が予め定められたしきい値Bを上回ると、図10の右端にあるように、通常充電モードにより充電が行なわれる。そのとき、図11に示すように、充電電流値は、抑制充電モードにおける充電電流値よりも高い値になる。
【0096】
このようにして、所定時間当りアイドリングストップ回数が予め定められたしきい値Aよりも大きくなるとアイドリングストップを禁止するとともに、SOC値の低下によるアイドリングストップ禁止時間を計測して、その禁止時間が予め定められたしきい値Bを上回ると、バッテリの充電モードを、抑制モードから通常モードに移行させて、バッテリの電池温度TBの上昇を抑制させることを優先せずに、バッテリの充電量を回復させることを優先させる制御を行なう。
【0097】
以上のようにして、本実施の形態に係る車両に搭載された電池ECUによると、バッテリの温度が予め定められた温度(たとえば75℃)よりも低くて、バッテリの充電量が予め定められた充電量(たとえばSOCが60%)よりも高い場合に、車両が停車すると、エンジンを一時的に停止させる。電池ECUは、バッテリの温度がバッテリの温度が75℃よりも高いかまたはバッテリのSOC値が60%よりも低いと、一時的なエンジンの停止を禁止して、車両が停車してもエンジンを停止させない。
【0098】
電池ECUは、バッテリの温度が60℃よりも高いと、バッテリへの充電を抑制するように、バッテリに対する制御量である充電電圧値を制御する。これにより、車両の停車に伴いエンジンの一時的な停止を禁止しないような充電量(SOC値が60%以上)を維持しつつ、充電によるバッテリ内部の化学反応による反応熱およびバッテリの内部抵抗によるジュール熱の発生を抑制することができる。そのため、バッテリの温度が過度に上昇しないで(75℃まで上昇しないで)、かつバッテリの充電量が過度に低下しないので(SOC値が60%を下回らないので)、車両が停車したときにエンジンをできるだけ一時的に停止させることができる。
【0099】
さらに、車両が停車した場合にエンジンを一時的に停止した頻度が予め定められた頻度以上になると、そのままエンジンを一時的に停止させていたのではバッテリの充電量が低下してしまい、再始動に必要な電気エネルギーが供給できなくなる。そのため、バッテリの充電量を回復させるために、エンジンの一時的な停止を禁止する。
【0100】
さらに、バッテリの充電量が低下したことによりエンジンの一時的な停止が禁止された時間が予め定められた時間以上であると、ユーザの違和感軽減を優先し、バッテリの充電量を回復させるために、バッテリに対する制御量の制御(充電電圧値などを抑制する制御)を中止して、バッテリの充電量を早期に回復させる。これらの制御により、バッテリの状態によって、車両が停車した場合に、エンジンを一時的に停止させることをできるだけ禁止させないようにすることができる。
【0101】
なお、上述した実施の形態に代えて、アイドリングストップの禁止を解除したり継続したりする条件を以下のようにしても良い。CPU3104は、アイドリングストップが継続して禁止されている実時間を計測しておいて、その実時間が図8または図9に示すしきい値C以上になるまでは、他のアイドリングストップ条件を満足していても、アイドリングストップを禁止する。CPU3104は、実時間がしきい値C以上になると、アイドリングストップの禁止を解除する。他のアイドリングストップ条件を満足していると、車両の停車時にアイドリングがストップされる。
【0102】
また、図9に示すしきい値Cは、バッテリの充放電電流値の2乗値の時間積算値の関数ではなく、バッテリの充放電電流値の時間積算値の関数であってもよい。
【0103】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る制御装置が適用される車両のパワートレインを示す図(その1)である。
【図2】本発明の実施の形態に係る制御装置が適用される車両のパワートレインを示す図(その2)である。
【図3】本発明の実施の形態に係る制御装置が適用される車両のパワートレインを示す図(その3)である。
【図4】電池ECUのメモリに記憶されるマップを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る車両の電池ECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係る車両の電池ECUで実行されるアイドリングストップサブルーチンの制御構造を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係る車両の電池ECUで実行される充電モード更新サブルーチンの制御構造を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態におけるバッテリ温度とアイドリングストップ禁止時間との関係を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるバッテリ充放電電流値の2乗の時間積算値とアイドリングストップ禁止時間との関係を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る車両におけるSOCの経過を示すタイムチャートである。
【図11】本発明の実施の形態に係る車両におけるバッテリ温度および充放電電流値の経過を示すタイムチャートである。
【図12】エコノミーランニングシステムを搭載した従来の車両におけるSOCの経過を示すタイムチャートである。
【図13】エコノミーランニングシステムを搭載した従来の車両における度および充放電電流値の経過を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
100 トランスアクスル、200 エンジン、300 制御装置、700 入力軸、750 出力軸、800 駆動輪(前輪)、850 車速センサ、1000 動力分割機構、1100 モータジェネレータ、1200 インバータ、1300 バッテリ、1400 電気モータ、2000、2050 モータジェネレータ、2100 駆動軸、2200 駆動輪(後輪)、3080 エンジン、3090 アイドルストップ制御ECU、3100 電池ECU、3102 インバータ、3104 CPU、3106 メモリ、3108 クロック、3200 バッテリ電流センサ、3300 バッテリ電圧センサ、3400 バッテリ温度センサ、3500 モータジェネレータ。

Claims (12)

  1. 走行用の駆動源として、エンジンと、バッテリを動力源とする電気モータとを備える車両の制御装置であって、
    前記バッテリの状態を検知するための検知手段と、
    前記エンジンを制御するためのエンジン制御手段とを含み、
    前記エンジン制御手段は、
    予め定められた条件に従って、前記エンジンを一時的に停止するように前記エンジンを制御するための一時停止制御手段と、
    前記バッテリの状態に基づいて、前記一時的な停止を禁止するように前記エンジンを制御するための一時停止禁止手段とを含み、
    前記一時停止禁止手段は、前記状態に基づいて前記禁止を継続する時間を変化させるための手段を含む、車両の制御装置。
  2. 前記検知手段は、前記バッテリの温度を検知するための手段を含み、
    前記一時停止禁止手段は、前記温度に基づいて前記禁止を継続する時間を変化させるための手段を含む、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記検知手段は、前記バッテリの充放電電流値を検知するための手段を含み、
    前記一時停止禁止手段は、前記充放電電流値に基づいて前記禁止を継続する時間を変化させるための手段を含む、請求項1に記載の車両の制御装置。
  4. 前記一時停止制御手段は、予め定められた条件に従って、前記車両の停車中に前記エンジンを一時的に停止するように前記エンジンを制御するための手段を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の車両の制御装置。
  5. 前記一時停止制御手段は、予め定められた条件に従って、前記車両の停車中および走行中のいずれであっても前記エンジンを一時的に停止するように前記エンジンを制御するための手段を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の車両の制御装置。
  6. 走行用の駆動源として、エンジンと、バッテリを動力源とする電気モータとを備える車両の制御方法であって、
    前記バッテリの状態を検知する検知ステップと、
    前記エンジンを制御するエンジン制御ステップとを含み、
    前記エンジン制御ステップは、
    予め定められた条件に従って、前記エンジンを一時的に停止するように前記エンジンを制御する一時停止制御ステップと、
    前記バッテリの状態に基づいて、前記一時的な停止を禁止するように前記エンジンを制御する一時停止禁止ステップとを含み、
    前記一時停止禁止ステップは、前記状態に基づいて前記禁止を継続する時間を変化させるステップを含む、車両の制御方法。
  7. 前記検知ステップは、前記バッテリの温度を検知するステップを含み、
    前記一時停止禁止ステップは、前記温度に基づいて前記禁止を継続する時間を変化させるステップを含む、請求項6に記載の車両の制御方法。
  8. 前記検知ステップは、前記バッテリの充放電電流値を検知するステップを含み、
    前記一時停止禁止ステップは、前記充放電電流値に基づいて前記禁止を継続する時間を変化させるステップを含む、請求項6に記載の車両の制御方法。
  9. 前記一時停止制御ステップは、予め定められた条件に従って、前記車両の停車中に前記エンジンを一時的に停止するように前記エンジンを制御するステップを含む、請求項6〜8のいずれかに記載の車両の制御方法。
  10. 前記一時停止制御ステップは、予め定められた条件に従って、前記車両の停車中および走行中のいずれであっても前記エンジンを一時的に停止するように前記エンジンを制御するステップを含む、請求項6〜8のいずれかに記載の車両の制御方法。
  11. 請求項6〜10のいずれかに記載の制御方法をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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