JP2019120109A - 凍結管の敷設方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度よく凍結管を所定の位置に敷設する。【解決手段】凍結管141の敷設方法は、シールド掘削機110の内部で複数のセグメントピース102を組み立てることにより、シールド掘削機110により掘削された掘削坑の内周面に沿ってトンネル覆工体としての外殻シールド100を構築し、シールド掘削機110の内部において巻回された凍結管141を送出し、外殻シールド100の外周部に設けられた凹部120に凍結管141を敷設する。【選択図】図11

Description

本発明は、凍結管の敷設方法に関する。
特許文献1には、シールドトンネル本体の外周面と掘削地山との間のテールボイドと呼ばれる円筒状の隙間を有効利用することを目的として、このテールボイドに裏込め材を充填するとともに、ケーブル配管類を、シールドマシンの内部空間からテールボイドに向けて送り出し、テールボイドにおいて裏込め材にケーブル配管類を埋設する、ケーブル配管類の埋設方法が記載されている。
特許文献1には、テールボイドに埋設するケーブル配管類として、ヒートポンプの熱交換用パイプ、通信用、電力供給用、計測用のケーブル等が例示されている。
ところで、シールド工法によりシールドトンネルを施工する際の地盤改良工法の一つに、シールドトンネルのトンネル覆工体に取り付けた凍結管に冷媒を循環させて地下水を含む土を凍らせることにより地盤を固める地盤凍結工法が知られている(特許文献2参照)。特許文献2には、セグメント表面近くに外管を設置し、冷媒循環配管を抱いた牽引策と内管を牽引して、所定の凍結区間で地盤を凍結する凍結方法が開示されている。
特開2017−075486号公報 特開2016−160717号公報
ここで、仮に、凍結管の敷設方法として、上記特許文献1に記載の技術を適用した場合、テールボイドに埋設される凍結管が蛇行するなどして凍結管の設置位置が不安定になるおそれがある。この場合、地盤の改良範囲が安定せず、凍結管内に冷媒を循環させることにより形成される凍結土壌の品質が低下してしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、精度よく凍結管を所定の位置に敷設することを目的とする。
本発明に係る凍結管の敷設方法は、掘削機の内部で複数のセグメントピースを組み立てることにより、掘削機により掘削された掘削坑の内周面に沿ってトンネル覆工体を構築し、掘削機の内部において巻回された凍結管を送出し、トンネル覆工体の外周部に設けられた凹部に凍結管を敷設する。
本発明に係る凍結管の敷設方法は、掘削機の内部で複数のセグメントピースを組み立てることにより、掘削機により掘削された掘削坑の内周面に沿ってトンネル覆工体を構築し、掘削機の内部において巻回された凍結管を送出し、トンネル覆工体の内周面に凍結管を敷設する。
本発明に係る凍結管の敷設方法は、掘削機の内部で複数のセグメントピースを組み立てることにより、掘削機により掘削された掘削坑の内周面に沿ってトンネル覆工体を構築し、掘削機の内部において巻回された金属製の凍結管を送出し、トンネル覆工体に沿って凍結管を敷設し、トンネル覆工体に向けて送出される凍結管を直線状に矯正する。
本発明によれば、精度よく凍結管を所定の位置に敷設することができる。
地下構造物の断面図である。 外殻シールドを構成するセグメントリングの正面図である。 外殻シールドを構成するセグメントリングの展開図である。 A型セグメントピースの横断面図であり、図4BのIVa−IVa線に沿う断面を示す。 図4AのIVb方向から見たA型セグメントピースの背面図である。 図3のV−V線に沿う断面図であり、第1実施形態に係る外殻シールドに対する凍結管の取付部を拡大して示す。 図3のVI−VI線に沿う断面図である。 シールド掘削機の概略構成図である。 シールド掘削機のテール部の後部を拡大して示す模式図である。 テール部内に配置される凍結管敷設装置を示す模式図である。 粘着剤塗布装置の構成を示す模式図である。 第1実施形態に係るシールド掘削機による凍結管の敷設方法を説明するための模式図である。 第2実施形態に係る外殻シールドに対する凍結管の取付部を拡大して示す断面図である。 第3実施形態に係る外殻シールドに対する凍結管の取付部を拡大して示す断面図である。 第4実施形態に係る凍結管の設置位置を示す外殻シールドの縦断面図であり、トンネル軸方向に隣接するセグメントリングの連結部を拡大して示す。 第4実施形態に係るシールド掘削機による凍結管の敷設方法を説明するための模式図である。 第5実施形態に係る凍結管の設置位置を示す外殻シールドの縦断面図であり、トンネル軸方向に隣接するセグメントリングの連結部を拡大して示す。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る凍結管の敷設方法について説明する。
<第1実施形態>
図1は、地下構造物1の断面図である。図1に示すように、複数の道路が分岐・合流する分岐・合流部等の地下構造物1を構築する際、地下構造物1の周囲には、複数の外殻シールド100が構築される。複数の外殻シールド100は、所定の間隔を空けて構築される先行外殻シールド100aと、周方向に隣り合う先行外殻シールド100a間において先行外殻シールド100aにオーバーラップさせて構築される後行外殻シールド100bと、からなる。先行外殻シールド100aと後行外殻シールド100bとは、同様の構成であるので、以下では外殻シールド100と総称して、その構造について説明する。外殻シールド100は、後述するシールド掘削機110(図7参照)により掘削されてなる掘削坑を覆工するトンネル覆工体である。
図2は、外殻シールド100を構成するセグメントリング101の正面図であり、図3は、外殻シールド100を構成するセグメントリング101の展開図である。図3には、複数のセグメントリング101がトンネル周方向に展開された展開図が図示されている。すなわち、図3には、外殻シールド100の展開図が図示されている。図3に示すように、外殻シールド100は、複数のセグメントリング101がトンネル軸方向に連結されることで構成される。なお、トンネル周方向とは、シールド掘削機110(図7参照)により、掘進とセグメントピース102の組立を繰り返すことにより形成される外殻シールドトンネルの円周方向のことを指す。トンネル軸方向とは、外殻シールドトンネルの中心軸方向のことを指す。トンネル径方向とは、外殻シールドトンネルの直径方向のことを指す。
図2に示すように、セグメントリング101は、鉛直上方に配置される1つのK型セグメントピース102kと、K型セグメントピース102kを挟むように配置される一対のB型セグメントピース102bと、一対のB型セグメントピース102b間に配置される複数のA型セグメントピース102aと、を有する。A型セグメントピース102a,B型セグメントピース102b,K型セグメントピース102kはそれぞれが、セグメントリング101を構成する鋼製のセグメントピース102である。各セグメントピース102は、周方向に隣接するセグメントピース102に連結される。
図3に示すように、A型セグメントピース102aは、周方向の長さ(弧長)が一定である。K型セグメントピース102kは、周方向の長さ(弧長)がトンネルの切羽側(図示左方)から坑口側(図示右方)に向けて漸減する。B型セグメントピース102bは、周方向の長さ(弧長)がトンネルの切羽側(図示左方)から坑口側(図示右方)に向けて漸増する。
図4Aは、A型セグメントピース102aの横断面図であり、図4BのIVa−IVa線に沿う断面を示す。図4Bは、図4AのIVb方向から見たA型セグメントピース102aの背面図である。図4A及び図4Bに示すように、A型セグメントピース102aは、一対の主桁104と、一対の継手板103と、スキンプレート106と、複数の縦リブ105と、を備える。
一対の継手板103は、トンネル周方向に互いに離間して配置される。継手板103は、トンネル周方向に隣接するセグメントピース102の継手板103に連結される連結板として機能する。継手板103には、トンネル周方向に貫通し、トンネル周方向に隣接するセグメントピース102の継手板103同士を締結するボルトが挿通するボルト挿通孔103hが設けられる。トンネル周方向に隣接するセグメントピース102の継手板103同士を当接させた状態で、ボルト挿通孔103hにボルトを挿通し、ナットをボルトに螺合することにより、トンネル周方向に隣接するセグメントピース102が連結される。互いに当接する一対の継手板103同士の間には、シール部材190(図5参照)が設けられ、シール部材190によって、一対の継手板103間の隙間が閉塞される。
図2に示すように、複数のセグメントピース102が環状に配置され、隣接するセグメントピース102同士が継手板103によって連結されることにより、セグメントリング101が形成される。
図4A及び図4Bに示すように、主桁104は、トンネル周方向に延在する円弧状の板状部材である。主桁104は、土圧、水圧等を受け持つセグメントピース102の側板である。
一対の主桁104は、トンネル軸方向(トンネルの延在方向)に互いに離間して配置される。一対の主桁104は、互いに平行に配置される。主桁104は、トンネル軸方向に隣接するセグメントピース102の主桁104に連結される連結板として機能する。主桁104には、トンネル軸方向に貫通し、トンネル軸方向に隣接するセグメントピース102の主桁104同士を締結するボルトが挿通するボルト挿通孔104hが設けられる。トンネル軸方向に隣接するセグメントピース102の主桁104同士を当接させた状態で、ボルト挿通孔104hにボルトを挿通し、ナットをボルトに螺合することにより、トンネル軸方向に隣接するセグメントピース102が連結される。互いに当接する一対の主桁104同士の間には、シール部材(不図示)が設けられ、シール部材(不図示)によって、一対の主桁104間の隙間が閉塞される。
これにより、図3に示すように、トンネル軸方向に隣接するセグメントリング101同士が連結される。複数のセグメントリング101は、トンネル軸方向に隣接するセグメントリング101が周方向にずれた状態となるように、すなわち各セグメントピース102が千鳥状に配置されるように位置決めされる。これにより、トンネル軸方向に継手板103の位置が揃うことが防止される。なお、図3では、2種類の配置パターンについてのみ図示しているが、3種類以上の配置パターンが組み合わされて外殻シールド100を構築することもできる。
図4A及び図4Bに示すように、スキンプレート106は、一対の主桁104及び一対の継手板103によって形成される枠の地山側の開口を塞ぐ板であり、トンネルの内部に土砂、水が侵入することを防止する。スキンプレート106は、主桁104及び継手板103に溶接により接続される。
縦リブ105は、シールド掘削機110の推進力を受け持つ支持部材である。セグメントリング101は、トンネル軸方向に隣接する一方のセグメントリング101の縦リブ105(図4A、図4B参照)が、他方のセグメントリング101の縦リブ105または継手板103の位置と揃うように配置される。このように配置することで、軸力をトンネル軸方向に沿って配置される各セグメントリング101に適切に伝えることができる。
本実施形態では、縦リブ105は、L字状の断面形状を有するが、I字状、T字状など種々の断面形状とすることができる。縦リブ105は、一対の主桁104の一方から他方に向かって延在し、一対の主桁104及びスキンプレート106に溶接により固定される。
図3に示すように、複数のセグメントリング101により構成される外殻シールド100には、凍結管141が敷設される。凍結管141には、後述する凍結工程において冷媒が供給される。凍結管141に冷媒を循環させて地下水を含む土を凍らせることにより、外殻シールド100の周囲に凍結土壌を形成することができる。図3において二点鎖線で示すように、凍結管141は、トンネル軸方向に沿って敷設される。本実施形態では、トンネル周方向に所定の間隔を空けて、4本の凍結管141が、トンネル軸方向に沿って敷設される。
図5及び図6を参照して、外殻シールド(トンネル覆工体)110に敷設される凍結管141の設置位置について説明する。図5は、図3のV−V線に沿う断面図であり、外殻シールド100に対する凍結管141の取付部を拡大した拡大図も合わせて図示している。図6は、図3のVI−VI線に沿う断面図であり、図4AのVI部を拡大して示す。
図5は、トンネル周方向に隣接する一対のA型セグメントピース102aの連結部における凍結管141の設置構造を示し、図6は、A型セグメントピース102aの周方向中央部における凍結管141の設置構造を示している。
なお、トンネル周方向に隣接するA型セグメントピース102aとB型セグメントピース102bの連結部における凍結管141の設置構造(不図示)は、図5に示す設置構造と同様であるので、説明を省略する。また、B型セグメントピース102bの周方向中央部における凍結管141の設置構造(不図示)は、図6に示す設置構造と同様であるので、説明を省略する。
図5及び図6に示すように、凍結管141は、外殻シールド100の外周部に設けられる凹部120a,120bに敷設される。トンネル軸方向に沿って配置される複数のセグメントリング101は、上述したように、周方向に所定距離ずれて配置される。本実施形態では、2種類の配置パターンでセグメントリング101が配置されるため、セグメントリング101に2種類の凹部120a(図5参照)及び凹部120b(図6参照)を形成する。
凹部120aと凹部120bは、各セグメントリング101が連結されたときに連続するように形成される。これにより、各セグメントリング101の凹部120a,120bは、トンネル軸方向に沿って直線状に配列される。凍結管141は凹部120a,120bに収容されるため、トンネル軸方向に沿って直線状に敷設されることになる。以下、凹部120a及び凹部120bは、総称して凹部120とも記す。
なお、3種類以上の配置パターンでセグメントリング101を配置する場合、配置パターンの種類に対応して凹部120を形成する。各凹部120は、複数のセグメントリング101が連結されたときに連続するように形成される。これにより、各セグメントリング101の凹部120がトンネル軸方向に沿って直線状に配列される。したがって、後述する凍結管141も直線状に敷設することができる。
図5及び図6に示すように、凍結管141は、外殻シールド100の外周部に設けられた凹部120a,120bに嵌入される。凹部120a,120bは、底面121a,121bと、底面121a,121bから立ち上がる一対の側面122a,122bと、を有する。
図5に示すように、凹部120aの底面121aは、トンネル周方向に隣接する一方のセグメントピース102の継手板103の地山側の端面と、他方のセグメントピース102の継手板103の地山側の端面と、によって構成される。凹部120aの一対の側面122aの一方は、周方向に隣接する一方のセグメントピース102のスキンプレート106の端面によって構成される。凹部120aの一対の側面122bの他方は、周方向に隣接する他方のセグメントピース102のスキンプレート106の端面によって構成される。
図6に示すように、セグメントピース102の周方向中央部に設けられる凹部120bは、分割された一対のスキンプレート106と縦リブ105とによって形成される。凹部120bの底面121bは、縦リブ105の地山側の端面によって構成される。凹部120bの一対の側面122bは、隣接する一対のスキンプレート106の互いに対向する端面によって構成される。
図5及び図6に示すように、凍結管141が収容される凹部120a,120bの幅、すなわち一対の側面122a,122b間の寸法は、凍結管141の幅よりも僅かに大きい。凍結管141と凹部120a,120bにおける一対の側面122a,122bとの間の隙間をできるだけ小さくすることで、凍結管141のトンネル周方向の位置ずれを抑制することができる。このため、凹部120a,120bの幅は、凍結管141の横幅の1.2倍以下とすることが好ましい。
凍結管141は、金属製(例えばアルミニウム製)である。凍結管141は、断面形状が矩形状であり、複数の微小冷媒流路141aを有する扁平な部材である。凍結管141は、内部に冷媒を通す複数の微小冷媒流路141aを形成するマイクロチャンネル構造の流路形成部である。
本実施形態では、凍結管141の微小冷媒流路141aを流れる冷媒として、液化二酸化炭素を用いる。液化二酸化炭素は、塩化カルシウム水溶液や塩化ナトリウム水溶液などのブラインよりも粘性が非常に低い。このため、液化二酸化炭素が凍結管141の微小冷媒流路141aを流通する際の抵抗がブラインと比較すると極めて小さい。したがって、凍結管141の微小冷媒流路141aの流路断面積を、ブラインを用いる場合に比べて格段に小さくすることができる。このため、凍結管141の厚さtをスキンプレート106の厚さよりも薄く(例えば、5mm程度)形成することができる。これにより、凹部120内に凍結管141の全体を収めることができる。
凍結管141は、可撓性を有し板厚方向に容易に変形可能であるので、後述するようにドラム171に巻回した状態でシールド掘削機110内に格納しておくことができる(図7参照)。
図5及び図6に示すように、凹部120の開口面は、矩形平板状(帯状)のカバー160によって覆われる。カバー160は、凹部120に収容される凍結管141がトンネル径方向外方に移動することを規制する。スキンプレート106のトンネル周方向の端部には、カバー160を固定するカバー係止部161が設けられる。カバー係止部161は板状部材からなり、スキンプレート106に溶接により固定される。トンネル周方向に隣接する一対のスキンプレート106のカバー係止部161同士は、端面が互いに対向するように配置される。互いに対向して配置される一対のカバー係止部161間の寸法は、凍結管141の幅よりも長くなるように設定される。
カバー係止部161の端部には、端部の断面形状がL字状となるように切り欠き部が設けられる。この切り欠き部とスキンプレート106の外周面とにより凹部162が形成される。凹部162には、カバー160におけるトンネル周方向の両端部が嵌入される。一対のカバー係止部161の凹部162に設置されるカバー160は、カバー係止部161によって、トンネル径方向及びトンネル周方向の位置が規定される。カバー160は、金属製(例えばアルミニウム製)であり、可撓性を有し、容易に変形可能である。
凍結管141は、凹部120とカバー160により画成される矩形状の収容空間に収容される。このため、凍結管141は、カバー160によってトンネル径方向外方に移動することが規制され、凹部120によってトンネル径方向内方及びトンネル周方向に移動することが規制される。つまり、本第1実施形態では、凹部120とカバー160によって、凍結管141を精度よく位置決めすることができる。
凍結管141は、シールド掘削機110により、地中を掘削するとともに掘削坑の内周面に沿ってトンネル覆工体としての外殻シールド100を組み立てる際に、外殻シールド100に沿うように設置される。
図7を参照して、シールド掘削機110の構成について説明する。図7は、シールド掘削機110の概略構成図である。図7に示すように、シールド掘削機110は、掘削機本体111と、掘削機本体111の後部に設けられる円筒状のテール部112と、を有する。
掘削機本体111は、円筒状の本体部113と、本体部113の前端部に配置される掘削用のカッタヘッド114と、カッタヘッド114の後方に離間して配置される隔壁(バルクヘッド)115と、を有する。
カッタヘッド114は、隔壁115に回転自在に支持される。カッタヘッド114は、隔壁115に設けられたパワーユニット116を駆動源として、回転しながら地山を掘削する。カッタヘッド114と隔壁115との間には、これらと本体部113とによりカッタチャンバ117が画成される。
カッタチャンバ117内では、カッタヘッド114による掘削で生じた掘削土砂が滞留する。シールド掘削機110は、カッタチャンバ117内の掘削土砂を搬出するスクリューコンベヤ123を備えている。スクリューコンベヤ123は、円筒状のケース123aと、その内部に組み込まれるオーガ123bと、を有する。オーガ123bを回転させることにより、カッタチャンバ117内の掘削土砂を隔壁115の後方に搬出する。
テール部112は、円筒状の外殻124と、各種装置を支持する支持フレーム129と、セグメント組立装置としてのエレクタ126と、を備える。エレクタ126は、円弧状断面を有するセグメントピース102を組み立てて、円筒状のセグメントリング101(図2参照)を構築する。
掘削機本体111とテール部112との間には、複数の中折れジャッキ118が、周方向に所定の間隔を空けて配置される。中折れジャッキ118は、シリンダとロッドとにより構成される油圧ジャッキである。中折れジャッキ118のロッドの端部は、テール部112の前部に固定され、中折れジャッキ118のシリンダの端部は、掘削機本体111の後部に固定される。中折れジャッキ118を伸縮制御することにより、シールド掘削機110の進行方向を変更することができる。
テール部112の周縁部には、複数のシールドジャッキ125が、中折れジャッキ118と干渉しないように、周方向に所定の間隔を空けて配置される。シールドジャッキ125は、シリンダ125aとロッド125bとにより構成される油圧ジャッキである。シリンダ125aはテール部112に固定されており、ロッド125bの端部が、テール部112の内側で組み立てられた既設のセグメントリング101に当接される。この状態でシールドジャッキ125を伸長作動させることにより、シールド掘削機110は推進力を得る。このように、シールド掘削機110は、シールドジャッキ125が既設のセグメントリング101を押圧することにより、その反力によって前進する。
図8は、シールド掘削機110のテール部112の後部を拡大して示す模式図である。図8に示すように、テール部112の後部の内周面には、シールド掘削機110の外側から内側に水、土、裏込め材等が侵入することを防止するテールブラシ(テールシール)128が取り付けられている。テールブラシ128は、シールド掘削機110の前後方向に複数段設けられる。各テールブラシ128は、テール部112を構成する円筒状の外殻124の内周面に環状に設けられる。テールブラシ128は、例えば金属製のワイヤブラシ等であり、外殻124の内周面とセグメントリング101の外周面との間をシールする。テールブラシ128は、シールド掘削機110の前進に伴ってセグメントリング101の外周面に沿って移動する。
テール部112の後方のセグメントリング101の外周面と掘削坑の内周面(壁面)との間には、テールボイド180が形成される。セグメントピース102には、テールボイド180に裏込め材181を注入するための注入口(不図示)が形成される。この注入口には、注入管(不図示)が接続され、裏込め材181がテールボイド180に注入される。裏込め材181は、例えば、セメントと水ガラスとを含む流動性の固化材である。
シールド掘削機110の掘進時、テールブラシ128同士の間のテールシール部183には、水性のシール材182が充填される。水性のシール材182は、裏込め材181や地下水がテールボイド180からシールド掘削機110の内部に侵入することを防止する。
シール材182は、例えば、水と、モンモリロナイトまたはカオリナイトを50重量%以上含む珪酸塩鉱物であるベントナイトと、水溶性の高分子系増粘剤、セピオライト及びアタパルジャイトの中から選ばれる少なくとも一種の増粘剤と、水酸化ナトリウム、酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、セメントを水和して再粉砕乾燥させたもの及びフライアッシュの中から選ばれる少なくとも一種からなるアルカリ刺激物とからなる。シール材182は、チクソトロピー性及び不燃性を有する。
図9及び図10を参照して、凍結管141をセグメントリング101の凹部120に敷設するための構成について説明する。図9は、テール部112内に配置される凍結管敷設装置170を示す模式図であり、テール部112内に配置されるその他の構成(エレクタ126、シールドジャッキ125、スクリューコンベヤ123等)については、図示を省略している。図10は、粘着剤塗布装置178の構成を示す模式図である。
図9に示すように、シールド掘削機110は、テール部112内に凍結管敷設装置170を備える。凍結管敷設装置170は、凍結管141が巻回されたドラム171及びドラム171を回転可能に支持するドラム支持装置を収容する収容部127と、ドラム171に巻回された凍結管141を送出するとともに凍結管141の曲がりを矯正する送出装置(兼曲がり矯正装置)172と、凍結管141の外周面に粘着剤178d(図5及び図6参照)を塗布する粘着剤塗布装置178と、を備える。
粘着剤塗布装置178は、テール部112の外殻124に固定される。図10に示すように、粘着剤塗布装置178は、トンネル軸方向に沿って貫通する第1貫通孔178a及び第2貫通孔178cを有する。第1貫通孔178aには凍結管141が挿入され、第2貫通孔178cにはカバー160が挿入される。第1貫通孔178aは、組み立てられたセグメントリング101の凹部120におけるトンネル軸方向の開口端面に対向するように形成される。第2貫通孔178cは、組み立てられたセグメントリング101の凹部162におけるトンネル軸方向の開口端面に対向するように形成される。
第1貫通孔178aは、凍結管141の幅よりも僅かに大きい幅と、凍結管141の厚さよりも僅かに大きい高さを有する矩形状の開口部として形成される。これにより、凍結管141をセグメントリング101の凹部120に精度よく案内することができる。
第2貫通孔178cは、カバー160の幅よりも僅かに大きい幅と、カバー160の厚さよりも僅かに大きい高さを有する矩形状の開口部として形成される。これにより、カバー160をセグメントリング101の一対の凹部162間に精度よく案内することができる。
粘着剤塗布装置178には、粘着剤178dが貯留されるタンク(不図示)に連通する配管179が接続される。粘着剤塗布装置178には、第1貫通孔178aと配管179とを連通する供給路178bが設けられる。粘着剤178dは、配管179を通じてタンク(不図示)から粘着剤塗布装置178に供給される。粘着剤塗布装置178に供給された粘着剤178dは、供給路178bを通じて第1貫通孔178aに導かれ、第1貫通孔178aに挿入される凍結管141の外周面全体に塗布される。
粘着剤178dは、例えば、水と、モンモリロナイトまたはカオリナイトを50重量%以上含む珪酸塩鉱物であるベントナイトと、水溶性の高分子系増粘剤、セピオライト及びアタパルジャイトの中から選ばれる少なくとも一種の増粘剤と、水酸化ナトリウム、酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、セメントを水和して再粉砕乾燥させたもの及びフライアッシュの中から選ばれる少なくとも一種からなるアルカリ刺激物とからなる。粘着剤178dは、チクソトロピー性及び不燃性を有する。粘着剤178dは、シール材182と同様の材料を選定することが好ましい。
粘着剤178dは、粘着性と接着性を有しているため、凍結管141が凹部120内で位置ずれすることを抑制できる。ところで、凹部120の内周面と凍結管141の外周面との間に空気が介在してしまうと、後述する凍結工程において凍結土壌を形成する際の凍結効率が低下してしまうおそれがある。これに対して、本実施形態では、凹部120の内周面と凍結管141の外周面との間の隙間(空隙)を粘着剤178dで埋めることができる。粘着剤178dは、空気よりも熱伝導率が高いので、粘着剤178dを用いない場合に比べて、凍結効率を向上することができる。
図9に示すように、凍結管141が巻回されたドラム171を収容する収容部127は、直方体形状に形成され、側面にドラム171を出し入れする開口部が設けられる。ドラム171は、円筒状の巻胴と、巻胴の両端において巻胴と同軸上に配設される円板状の一対の側板と、を備える。一対の側板は、巻胴に巻回された凍結管141が、巻胴から外れるのを防止する。側板の中心部には、ドラム支持装置の支持軸が嵌合する凹部が設けられる。この凹部にドラム支持装置の支持軸が嵌合することにより、ドラム171は、巻胴の中心軸を回転中心としてドラム支持装置に回転可能に支持される。
送出装置172は、複数対の駆動ローラ172a及び複数のガイドローラ172bを備える。複数対の駆動ローラ172aは、それぞれモータ等の駆動装置(不図示)により回転駆動する。凍結管141は、対となる駆動ローラ172aに挟まれた状態で支持される。送出装置172は、対となる駆動ローラ172aの一方を時計回りに回転させ、他方を反時計回りに回転させることにより、凍結管141をテール部112の内側に設けられる粘着剤塗布装置178に向けて送出する。
送出装置172は、凍結管141に所定の張力を付与しつつ、対となる駆動ローラ172aにより凍結管141を両側から押圧する。これにより、ドラム171に巻回された状態の凍結管141が、ドラム171から引き出された後に直線状に矯正される。収容部127から粘着剤塗布装置178までの凍結管141が進む経路上には、駆動ローラ172a及びガイドローラ172bが設置されているため、凍結管141の曲がりが徐々に矯正される。
図示するように、凍結管141は、駆動ローラ172a及びガイドローラ172bにおいて進行方向(送出方向)が変更される。本実施形態に係る凍結管敷設装置170は、進行方向の変更部における凍結管141の曲率が、ドラム171に巻回される凍結管141の曲率の最大値よりも小さくなるように、各駆動ローラ172a及びガイドローラ172bの個数、配置、並びに、凍結管141に付与する張力等が設定される。
ドラム171からセグメントリング101の凹部120に向けて送出される凍結管141を直線状に矯正することにより、凍結管141をトンネル軸方向に沿って敷設することができる。なお、本実施形態においては、凍結管141はドラム171に巻回された状態となっているが、凍結管141は八の字状や蜷局状に巻回された状態であってもよい。凍結管141が八の字状や蜷局状に巻回された状態であっても、送出装置(兼曲がり矯正装置)172によって、送出される凍結管141を直線状に矯正することができる。
凍結管141は、送出装置172によってドラム171から繰り出され、粘着剤塗布装置178の第1貫通孔178aからセグメントリング101の凹部120に向けて送出される。粘着剤塗布装置178の第1貫通孔178aを通過した凍結管141には粘着剤178dが塗布されている。このため、テール部112の外殻124の内周面と、セグメントリング101の外周面との間のテールクリアランス部176において、凍結管141は、セグメントリング101の凹部120に接着され、凍結管141の敷設が完了する。すなわち、本実施形態では、凍結管141は、テールボイド180に至る前にセグメントリング101の凹部120への敷設が完了する。以下、凍結管141の敷設方法について詳しく説明する。
図11を参照して、シールド掘削機110による凍結管141の敷設方法について説明する。図11は、第1実施形態に係るシールド掘削機110による凍結管141の敷設方法を説明するための模式図である。凍結管141は、セグメントリング組立工程、カバー設置工程、掘進工程を繰り返し行うことで、外殻シールド100の凹部120に敷設される。なお、凍結管141の先端部(ドラム171に固定される基端部とは反対側の端部)は、予め、立坑198内等に設置される冷媒循環装置149に固定される。
−セグメントリング組立工程−
セグメントリング組立工程では、図11(a)に示すように、シールド掘削機110の内部で複数のセグメントピース102を組み立てることにより、シールド掘削機110により掘削された掘削坑の内周面に沿ってトンネル覆工体の一部を構成するセグメントリング101を構築する。セグメントリング組立工程では、セグメントピース102を連結し、セグメントリング101を形成するともに、形成したセグメントリング101の凹部120に凍結管141を配置する。凍結管141は、一端が冷媒循環装置149に固定され、他端がドラム171に固定されており、冷媒循環装置149とドラム171との間の部位には適度な張力が付与されている。
凍結管141は、既設セグメントリング101aの凹部120から粘着剤塗布装置178に亘って直線状に配置される部位(以下、直線状部位)141sを有する。この直線状部位141sには、予め粘着剤塗布装置178により粘着剤178dが塗布されている。図11(b)に示すように、エレクタ126により、保持するセグメントピース102を径方向外方に移動し、凹部120内に直線状部位141sを配置させる。凍結管141の直線状部位141sは、凹部120に嵌合するように敷設されるので、精度よく位置決めされる。
セグメントピース102を周方向に連結することにより、新たにセグメントリング101bが完成する。新たに完成したセグメントリング101bは、既設セグメントリング101aにも連結される。
−カバー設置工程−
カバー設置工程では、図11(c)に示すように、カバー160を新たなセグメントリング101bの凹部120の開口面を覆うように設置する。カバー160の長さは、セグメントピース102の軸方向長さと同じ長さに設定される。カバー160は、セグメントピース102の軸方向外方からトンネル軸方向に沿って、一対の凹部162間に挿入される。カバー160は、治具等により、新たなセグメントリング101bの軸方向全体に亘って、凹部120におけるトンネル径方向外側の開口面を覆うように設置される。上述したように、カバー160は可撓性を有し、容易に変形可能である。このため、作業スペースが狭い場合であっても、カバー160を弓なりに曲げることにより、容易に設置作業を行うことができる。
−掘進工程−
掘進工程では、図11(d)に示すように、シールド掘削機110を前進させながら、送出装置172によって凍結管141を送出する。新たに完成したセグメントリング101bにシールドジャッキ125を当接させ、シールドジャッキ125によりシールド掘削機110に推進力を付与し、シールド掘削機110を前進させる。
シールド掘削機110は、前進しながら地山を掘削する(すなわち掘進する)。シールド掘削機110により、セグメントリング101bの軸方向距離だけ掘進が行われると、掘進が終了する。
シールド掘削機110を掘進させると、シールド掘削機110を基準としてシールド掘削機110からセグメントリング101を見た場合に、トンネル覆工体の一部を構成するセグメントリング101は相対的に後方へ押し出されることになる。送出装置172は、シールド掘削機110の内部において、シールド掘削機110の前進とともに、ドラム171に巻回された凍結管141を送出する。これにより、新たなセグメントリング101bと粘着剤塗布装置178に亘って直線状部位141sが設定される。この直線状部位141sは、次工程のセグメントリング組立工程において組みたてられるセグメントリング101の外周部に設けられた凹部120に敷設される。
送出装置172は、シールド掘削機110の前進移動量と同じ長さ分だけ、凍結管141を送り出す。つまり、シールド掘削機110を前進させると、シールド掘削機110から見て凍結管141は、シールド掘削機110の後方にセグメントリング101bの軸方向長さの分だけ送出される。
掘進工程において、凍結管141が凹部120に収容されたセグメントリング101は、テールブラシ128によってシールされ、止水性が確保された状態で、シールドジャッキ125によってテール部112の後方へ押し出される。掘進終了後、シールドジャッキ125を収縮する。
上記セグメントリング組立工程(図11(a)、図11(b)参照)、カバー設置工程(図11(c)参照)、掘進工程(図11(d)参照)を繰り返し行うことで、トンネル軸方向(外殻シールド100の延在方向)に沿って凍結管141が外殻シールド100の外周部に敷設される。
このように、本実施形態に係る凍結管141の敷設方法では、テールクリアランス部176において、凍結管141の直線状部位141sをセグメントリング101の凹部120に取り付け、シールドジャッキ125により、凍結管141の取り付けられたセグメントリング101をシールド掘削機110の後方に押し出すようにした。
このため、上述したように、凍結管141が収容されたセグメントリング101は、テールブラシ128に接してシールされ、止水性が確保された状態で、シールドジャッキ125によりテール部112の後方に押し出されることになる。これにより、凍結管141を敷設する過程で、シールド掘削機110の内側に地下水等が流入することを防止できる。
ここで、凍結管141がセグメントリング101の外周面から径方向外方に突出するように配置される場合、凍結管141がテールブラシ128に接触し、テールブラシ128が損傷するおそれがある。これに対して、本実施形態では、凍結管141は、凹部120から突出することなく、凹部120内に収容されている。つまり、凍結管141は、セグメントリング101の最外周面よりも内側に配置されている。このため、凍結管141がセグメントリング101とともにシールド掘削機110の後方に押し出される際、凍結管141がテールブラシ128に接触することにより、テールブラシ128が損傷することが防止される。
また、凍結管141がセグメントリング101の外周面から径方向外方に突出するように配置される場合、凍結管141がテールブラシ128に接触し、テールブラシ128が凍結管141により押し曲げられ、隙間が形成されるおそれがある。これに対して、本実施形態では、凍結管141は、凹部120から突出することなく、凹部120内に収容されている。したがって、凍結管141がシールド掘削機110の後方に送り出されるときに、凍結管141がテールブラシ128に接触することで隙間が形成されることが防止される。このため、凍結管141が送り出されるときに、テールブラシ128のシール機能(止水機能)が損なわれることがない。さらに、本実施形態では、凹部120を覆うカバー160が設けられているので、セグメントリング101とテールブラシ128との間に隙間が形成されることが防止される。これにより、テールブラシ128によるシール性を向上することができる。
外殻シールド100に対する凍結管141の敷設が完了した後、凍結工程を実施する。凍結工程では、凍結管141内に冷媒を供給し、凍結管141に冷媒を循環させて地下水を含む土を凍らせることにより地盤を固める。凍結管141は、凹部120内に精度よく位置決めされた状態で外殻シールド100に取り付けられているので、凍結土壌を適切な範囲で形成することができる。なお、粘着剤178dは、凍結工程において凍結し、凍結管141が凹部120内で強固に固定される。
凍結管141は、粘着剤178dを介して、凹部120の内周面に熱的に接続されており、効率よく外殻シールド100を冷却し、外殻シールド100の周囲の土壌を凍結させることができる。凍結工程が完了し、凍結土壌が形成されると、外殻シールド100と凍結土壌で囲まれる部分を掘削し、地下構造物1(図1参照)を構築する。
上述した実施形態によれば、次の作用効果を奏する。
シールド掘削機110の内部において、ドラム171に巻回された凍結管141を送出し、トンネル覆工体の一部を構成するセグメントリング101の外周部に設けられた凹部120に凍結管141を敷設するようにした。したがって、凹部120によって、精度良く凍結管141を所定の位置に敷設することができる。このため、凍結工程によって形成される凍結土壌を適切な範囲で形成することができる。
<第2実施形態>
図12を参照して、本発明の第2実施形態に係る凍結管241の取付構造について説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、図中、上記第1実施形態で説明した構成と同一の構成または相当する構成には同一の符号を付して説明を省略する。図12は、図5の拡大図に相当する図であり、第2実施形態に係る外殻シールド200に対する凍結管241の取付部を拡大して示す断面図である。
上記第1実施形態では、凍結管141が微小冷媒流路141aを形成する冷媒流路形成部として構成され、凹部120の開口面を覆うカバー160が凍結管141とは別に設けられる例について説明した。これに対して、第2実施形態では、上記第1実施形態で説明した凍結管141に相当する冷媒流路形成部242と、上記第1実施形態で説明したカバー160に相当する覆い部243と、が一体に形成される。
図12に示すように、凍結管241は、冷媒流路形成部242と、冷媒流路形成部242からトンネル周方向(図示左右方向)に突出するように形成される覆い部243と、を有する。覆い部243の突出端部は、凹部220の開口縁部に形成された段部220cに嵌合され、凹部220のトンネル径方向外側の開口面が凍結管241によって覆われる。
このような第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果に加え、次の作用効果を奏する。
凹部220の開口面を覆う覆い部243が凍結管241に一体的に設けられているので、上記第1実施形態で説明したカバー設置工程(図11(c)参照)を省略することができる。つまり、第2実施形態では、セグメントリング組立工程(図11(a)、図11(b)参照)、及び、掘進工程(図11(d)参照)を繰り返し行うことにより、冷媒流路形成部242及び覆い部243が一体とされた凍結管241を凹部220に敷設することができる。したがって、凍結管241の敷設工程を簡略化することができ、敷設作業の工数及びコストの低減を図ることができる。
<第3実施形態>
図13を参照して、本発明の第3実施形態に係る凍結管341の取付構造について説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、図中、上記第1実施形態で説明した構成と同一の構成または相当する構成には同一の符号を付して説明を省略する。図13は、図6に相当する図であり、第3実施形態に係る外殻シールド300に対する凍結管341の取付部を拡大して示す断面図である。図13(a)は、凍結管341が凹部320に収容される前の状態を示し、図13(b)は、凍結管341が凹部320に収容された後の状態を示している。
図13(a)に示すように、凍結管341は、断面形状が台形状である。凍結管341のトンネル周方向の両端面341tは、トンネル径方向内側から外側に向かって、両端面341t間の寸法(トンネル周方向の寸法)が大きくなるテーパ面とされる。
第1実施形態では、継手板103または縦リブ105が凹部120の底面121a,121bを構成する例について説明した(図5及び図6参照)。これに対して、第3実施形態では、スキンプレート306の外周面を切削加工するなどして、スキンプレート306に所定深さの凹部320が形成される。凹部320は、凍結管341と同様、断面形状が台形状である。凹部320は、底面321と、底面321のトンネル周方向の両端部から斜め方向に延在する内側側面322と、を有する。凹部320の内側側面322は、凍結管341の両端面341tと同じ角度のテーパ面とされる。
本第3実施形態では、セグメントリング組立工程において、図13(b)に示すように、セグメントピース302をトンネル径方向外方に移動させ、凹部320に凍結管341を嵌合させる。このとき、凍結管341の両端面341tは、凹部320の内側側面322に当接する。これにより、凍結管341がセグメントリング301に対して所定の位置に精度よく取り付けられる。
このような第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。さらに、第3実施形態では、凍結管341及び凹部320の断面形状が、それぞれ台形状に形成され、テーパ面同士が当接して位置決めされる構成としたので、上記第1実施形態よりも、効果的に凍結管341の位置ずれを防止することができる。
<第4実施形態>
図14を参照して、本発明の第4実施形態に係る凍結管141の取付構造について説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、図中、上記第1実施形態で説明した構成と同一の構成または相当する構成には同一の符号を付して説明を省略する。図14は、本発明の第4実施形態に係る凍結管141の設置位置を示す外殻シールド400の縦断面図であり、トンネル軸方向に隣接するセグメントリング101の連結部を拡大して示す。
第1実施形態では、凍結管141を外殻シールド100の外周部に設けられた凹部120に敷設する例について説明した。これに対して、第4実施形態では、凍結管141が外殻シールド100の内周側の表面である内周面に敷設される。主桁104には、凍結管141が挿通する挿通開口部404aが形成される。
仮に、主桁104に挿通開口部404aを設けない場合、隣接するセグメントピース102に貼り付けられる凍結管同士を、主桁104を跨ぐようにして、ホース等で連結する必要が生じる。その結果、凍結管の敷設作業が煩雑になり、工数及びコストの増加を招くおそれがある。これに対して、本第4実施形態では、凍結管141が、隣接するセグメントピース102を連結する一対の主桁104に設けられた挿通開口部404aを通じて敷設される。このため、凍結管141の敷設作業の工数及びコストを低減することができる。
凍結管141は、スキンプレート106に固着された取付部480により、スキンプレート106の内周面に固定される。取付部480には、凍結管141が挿入される貫通孔がトンネル軸方向に貫通して設けられている。凍結管141は、第1実施形態と同様、トンネル軸方向に延在している。凍結管141は、主桁104の近傍において、主桁104に近づくにつれてスキンプレート106の内周面から遠ざかるように撓んでいる。凍結管141は、主桁104に設けられた挿通開口部404aを挿通する。
挿通開口部404aは、トンネル軸方向に隣接するセグメントピース102を連結する一対の主桁104間に設置されるシール部材191よりも、トンネル中心軸側に設けられる。シール部材191は、一対の主桁104間の隙間を閉塞するように設けられ、外殻シールド100の外側から外殻シールド100の内側に水等が侵入することを防止する。
図15を参照して、シールド掘削機110による凍結管141の敷設方法について説明する。図15は、第4実施形態に係るシールド掘削機110による凍結管141の敷設方法を説明するための模式図である。図15(a)及び図15(b)に示すように、エレクタ126によりセグメントピース102を連結させてセグメントリング101を形成するセグメントリング組立工程を行う。次に、図15(c)に示すように、シールドジャッキ125によりシールド掘削機110を掘進させる掘進工程を行う。セグメントリング組立工程(図15(a)及び図15(b)参照)と掘進工程(図15(c)参照)とを繰り返し行い、所定距離(セグメントリング101の2倍の長さ以上)だけ複数のセグメントリング101を連結する。その後、図15(d)に示すように、外殻シールド100の内周面に沿って、送出装置172によりトンネル軸方向に凍結管141を送出する。
作業者は、粘着剤塗布装置178により粘着剤178dが塗布された凍結管141を、セグメントリング101の内周面に押し付けることにより、容易に凍結管141をセグメントリング101の内周面に貼り付けることができる。凍結管141の貼り付け作業が完了すると、凍結管141を切断し、セグメント組立工程を再び行う。凍結管141は、所定距離ごとに、セグメントリング101の内周面に貼り付けられ、切断部同士は、別途ホース等により接続される。
凍結管141は、取付部480及び主桁104を貫通し、トンネル軸方向に延在するように設置される。凍結管141は、第1実施形態と同様、予め粘着剤塗布装置178により粘着剤178dが塗布されるので、手作業で粘着剤178dを塗布する場合に比べて、凍結管141の敷設作業の工数及びコストを低減することができる。
このように、第4実施形態では、第1実施形態と同様、シールド掘削機110の内部で複数のセグメントピース102を組み立てることにより、シールド掘削機110により掘削された掘削坑の内周面に沿ってトンネル覆工体としての外殻シールド400を構築する。そして、第4実施形態では、シールド掘削機110の内部において、ドラム171に巻回された凍結管141を送出し、外殻シールド100の内周面に凍結管141を敷設する。したがって、第4実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
さらに、凍結管141は、隣接するセグメントピース102を連結する一対の主桁(連結板)104に設けられた挿通開口部(貫通孔)404aを通じて敷設される。このため、主桁104に挿通開口部404aを設けない場合に比べて、凍結管141の敷設作業の工数及びコストを低減することができる。
凍結管141が挿通する挿通開口部404aは、シール部材191よりも内側に設けられる。このため、シール部材191によって、外殻シールド100の外側から挿通開口部404aを通じて外殻シールド100の内側に水等が侵入することが防止される。
<第5実施形態>
図16を参照して、本発明の第5実施形態に係る凍結管141の取付構造について説明する。以下では、上記第4実施形態と異なる点を中心に説明し、図中、上記第4実施形態で説明した構成と同一の構成または相当する構成には同一の符号を付して説明を省略する。図16は、本発明の第5実施形態に係る凍結管141の設置位置を示す外殻シールド500の縦断面図であり、トンネル軸方向に隣接するセグメントリング101の連結部を拡大して示す。
第4実施形態では、挿通開口部404aがシール部材191よりも径方向内側に配置される例について説明した。これに対して、第5実施形態では、挿通開口部504aがシール部材191よりも径方向外側に配置される。
第5実施形態では、挿通開口部504aの径方向外方に環状のシールリング591が設けられる。主桁104のトンネル軸方向の外側端面には環状のシール溝が設けられ、このシール溝にシールリング591が設けられる。
このように、第5実施形態では、ボルト、ナットにより締結される一対の主桁104間の隙間をシールするシールリング591が、挿通開口部504aを囲むように設置される。これにより、上記第4実施形態と同様、外殻シールド100の外側から挿通開口部504aを通じて外殻シールド100の内側に水等が侵入することが防止される。
このような第5実施形態によれば、第4実施形態と同様の作用効果が得られる。
次のような変形例も本発明の範囲内であり、変形例に示す構成と上述の実施形態で説明した構成を組み合わせたり、上述の異なる実施形態で説明した構成同士を組み合わせたり、以下の異なる変形例で説明する構成同士を組み合わせることも可能である。
<変形例1>
上記第1実施形態では、凍結管141の断面形状を扁平な矩形状とする例について説明し、上記第3実施形態では、凍結管341の断面形状を扁平な台形状とする例について説明したが、凍結管の断面形状はこれに限定されない。上記各実施形態において、例えば、凍結管は、円形状または楕円形状であってもよい。また、微小冷媒流路の個数は、複数に限らず、1つでもよい。つまり、凍結管は、1つの冷媒流路を有する単管であっても、複数の冷媒流路を有する二重管、三重管であってもよい。
<変形例2>
上記第1実施形態において、粘着剤塗布装置178に第1貫通孔178aと第2貫通孔178cとを個別に設ける例について説明したが、本発明はこれに限定されない。第1貫通孔178aと第2貫通孔178cとを連通させるように、一つの貫通孔を形成してもよい。
<変形例3>
シール材182及び粘着剤178dは、上記実施形態で説明した材料で形成する場合に限定されない。粘着剤178dは、省略することもできる。
<変形例4>
上記実施形態では、シールド掘削機110により形成されるシールドトンネルに本発明を適用する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。TBM(トンネルボーリングマシン)により形成されるトンネルに本発明を適用してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
100,200,300,400・・・外殻シールド(トンネル覆工体)、101,301・・・セグメントリング(トンネル覆工体の一部)、102,302・・・セグメントピース(トンネル覆工体の一部)、104・・・主桁(連結板)、110・・・シールド掘削機(掘削機)、120,220,320・・・凹部、141,241,341・・・凍結管、160・・・カバー(覆い部)、171・・・ドラム、243・・・覆い部、404a,504a・・・挿通開口部(貫通孔)

Claims (6)

  1. 掘削機の内部で複数のセグメントピースを組み立てることにより、前記掘削機により掘削された掘削坑の内周面に沿ってトンネル覆工体を構築し、
    前記掘削機の内部において巻回された凍結管を送出し、前記トンネル覆工体の外周部に設けられた凹部に前記凍結管を敷設する、凍結管の敷設方法。
  2. 前記凹部の開口面を覆う覆い部をさらに備える、
    請求項1に記載の凍結管の敷設方法。
  3. 掘削機の内部で複数のセグメントピースを組み立てることにより、前記掘削機により掘削された掘削坑の内周面に沿ってトンネル覆工体を構築し、
    前記掘削機の内部において巻回された凍結管を送出し、前記トンネル覆工体の内周面に前記凍結管を敷設する、凍結管の敷設方法。
  4. 前記凍結管は、隣接する前記セグメントピースを連結する一対の連結板に設けられた貫通孔を通じて敷設される、
    請求項3に記載の凍結管の敷設方法。
  5. 前記凍結管は金属製であり、
    前記トンネル覆工体に向けて送出される前記凍結管を直線状に矯正する、
    請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の凍結管の敷設方法。
  6. 掘削機の内部で複数のセグメントピースを組み立てることにより、前記掘削機により掘削された掘削坑の内周面に沿ってトンネル覆工体を構築し、
    前記掘削機の内部において巻回された金属製の凍結管を送出し、前記トンネル覆工体に沿って前記凍結管を敷設し、
    前記トンネル覆工体に向けて送出される前記凍結管を直線状に矯正する、凍結管の敷設方法。
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