JP2019119333A - 鞍乗型車両の収納ボックス給電構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】鞍乗型車両の収納ボックス給電構造において、接点部の防水、防塵および防振を満たす。【解決手段】実施形態の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造25は、収納ボックス30と、収納ボックス30を車体に着脱自在に搭載可能なキャリア50と、収納ボックス30に設けられ、リッドランプに給電するためのボックス側端子70と、キャリア50に設けられ、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、ボックス側端子70に接続されるキャリア側端子80と、を備える収納ボックス給電構造25において、収納ボックス30に設けられ、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、収納ボックス30とキャリア50とに挟まれ、ボックス側端子70およびキャリア側端子80を外側から覆うラバーマウント90を備える。【選択図】図14

Description

本発明は、鞍乗型車両の収納ボックス給電構造に関する。
従来、鞍乗型車両の収納ボックス給電構造において、例えば特許文献1に開示されたものがある。これは、内部に電装部品を有する収納ボックスと、収納ボックスを車体に着脱自在に搭載可能なキャリアと、を備えたものである。収納ボックスをキャリアに取り付けることにより、キャリア側コネクタと収納ボックス側コネクタとが接続され、車両のバッテリから電装部品に給電可能な状態となる。
特開2016−68766号公報
ところで、鞍乗型車両の収納ボックス給電構造において、収納ボックス側の端子とキャリア側の端子との接触部分(以下「接点部」という。)には、防水、防塵および防振を満たすことが要求されている。
そこで本発明は、鞍乗型車両の収納ボックス給電構造において、接点部の防水、防塵および防振を満たすことを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、鞍乗型車両の収納ボックス給電構造は、収納ボックス(30)と、前記収納ボックス(30)を車体に着脱自在に搭載可能なキャリア(50)と、前記収納ボックス(30)に設けられ、電装部品(46)に給電するためのボックス側端子(70)と、前記キャリア(50)に設けられ、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されたときに、前記ボックス側端子(70)に接続されるキャリア側端子(80)と、を備える収納ボックス給電構造(25)において、前記収納ボックス(30)および前記キャリア(50)の少なくとも一方に設けられ、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されたときに、前記収納ボックス(30)と前記キャリア(50)とに挟まれ、前記ボックス側端子(70)および前記キャリア側端子(80)を外側から覆うラバーマウント(90)を備えることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記収納ボックス(30)の前部に位置し、前記収納ボックス(30)を前記キャリア(50)に接続可能とするフロントフック(33)と、前記フロントフック(33)を受けるフロントフック受け部(53)と、前記収納ボックス(30)の後部に位置し、前記収納ボックス(30)を前記キャリア(50)に接続可能とするリアフック(34)と、前記リアフック(34)を受けるリアフック受け部(54)と、を更に備え、前記ラバーマウント(90)は、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されたときに、前記フロントフック受け部(53)の近傍に配置されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記ラバーマウント(90)は、前記ボックス側端子(70)および前記キャリア側端子(80)の接続方向(V1)に沿う軸心(C1)を有する環状をなす環状部(90A)を備え、前記ボックス側端子(70)および前記キャリア側端子(80)は、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されたときに、前記環状部(90A)の内側に配置されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記ボックス側端子(70)および前記キャリア側端子(80)の少なくとも一方を他方へ向けて付勢する付勢部材(73)を更に備えることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記ラバーマウント(90)は、前記収納ボックス(30)の側にのみ設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記ボックス側端子(70)の突出端(70a)は、前記ラバーマウント(90)の内側に位置することを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記ラバーマウント(90)は、前記ラバーマウント(90)の外方への前記ボックス側端子(70)の移動を規制する規制部(95)を備えることを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、前記キャリア(50)には、前記ラバーマウント(90)を受けるマウント受け部(97)が設けられ、前記マウント受け部(97)には、スリット(97s)が設けられていることを特徴とする。
請求項9に記載した発明は、前記キャリア(50)は、前後方向の一方側ほど下方に位置するように傾斜し、前記スリット(97s)は、キャリア(50)の傾斜に沿って指向していることを特徴とする。
請求項10に記載した発明は、前記キャリア(50)は、前後方向の一方側ほど下方に位置するように傾斜する傾斜面(50a)と、前記傾斜面(50a)の車幅方向外端から下方に向けて屈曲する屈曲部(50b)と、を備え、前記マウント受け部(97)は、前記傾斜面(50a)における前記屈曲部(50b)の近傍に配置されていることを特徴とする。
請求項11に記載した発明は、前記キャリア(50)には、前記キャリア(50)を車体に連結するキャリア連結部(59)が設けられ、前記キャリア側端子(80)は、前記キャリア連結部(59)の近傍に配置されていることを特徴とする。
請求項12に記載した発明は、記ラバーマウント(90)は、左右に一対設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、収納ボックスがキャリアに搭載されたときに、収納ボックスとキャリアとに挟まれ、ボックス側端子およびキャリア側端子を外側から覆うラバーマウントを備えることで、接点部がラバーマウントの内側に配置されるため、接点部に水および塵埃などの異物が付着することを防止することができる。加えて、ラバーマウントによって収納ボックスとキャリアとの間に生じる振動が吸収されるため、接点部に振動がかかることを防止することができる。したがって、接点部の防水、防塵および防振を満たすことができる。
請求項2に記載した発明によれば、ラバーマウントが、収納ボックスがキャリアに搭載されたときに、フロントフック受け部の近傍に配置されることで、ラバーマウントが相対的に位置ズレの少ない位置に配置されるため、接点部の防振をより効果的に満たすことができる。
請求項3に記載した発明によれば、ラバーマウントが、ボックス側端子およびキャリア側端子の接続方向に沿う軸心を有する環状をなす環状部を備え、ボックス側端子およびキャリア側端子が、収納ボックスがキャリアに搭載されたときに、環状部の内側に配置されることで、環状部を備えたラバーマウントによる簡単な構成で、接点部に水および塵埃などの異物が付着することを防止することができる。
請求項4に記載した発明によれば、ボックス側端子およびキャリア側端子の少なくとも一方を他方へ向けて付勢する付勢部材を更に備えることで、ボックス側端子とキャリア側端子とを接触し易くすることができる。
請求項5に記載した発明によれば、ラバーマウントが収納ボックスの側にのみ設けられていることで、ラバーマウントがキャリアの側に設けられている場合と比較して、収納ボックスがキャリアに搭載されていないときの外観性を向上することができる。
請求項6に記載した発明によれば、ボックス側端子の突出端がラバーマウントの内側に位置することで、収納ボックスがキャリアに搭載されていないときに、ボックス側端子が外部に露出しにくくなるため、ボックス側端子に水および塵埃などの異物が付着しにくくすることができる。
請求項7に記載した発明によれば、ラバーマウントが、ラバーマウントの外方へのボックス側端子の移動を規制する規制部を備えることで、収納ボックスがキャリアに搭載されていないときに、ボックス側端子が外部にはみ出ることを防ぐことができるため、ボックス側端子に水および塵埃などの異物が付着しにくくすることができる。
請求項8に記載した発明によれば、キャリアには、ラバーマウントを受けるマウント受け部が設けられ、マウント受け部には、スリットが設けられていることで、スリットを通じて水抜きを行うことができる。
請求項9に記載した発明によれば、キャリアが前後方向の一方側ほど下方に位置するように傾斜し、スリットがキャリアの傾斜に沿って指向していることで、スリットが水平に指向している場合と比較して、スリットを通じて水抜きをより効果的に行うことができる。
請求項10に記載した発明によれば、キャリアは、前後方向の一方側ほど下方に位置するように傾斜する傾斜面と、傾斜面の車幅方向外端から下方に向けて屈曲する屈曲部と、を備え、マウント受け部が傾斜面における屈曲部の近傍に配置されていることで、マウント受け部が相対的に剛性の高い位置に配置されるため、接点部の防振をより効果的に満たすことができる。
請求項11に記載した発明によれば、キャリアには、キャリアを車体に連結するキャリア連結部が設けられ、キャリア側端子がキャリア連結部の近傍に配置されていることで、キャリア側端子が相対的に振動に強い車体側に配置されるため、接点部の防振をより効果的に満たすことができる。
請求項12に記載した発明によれば、ラバーマウントが左右に一対設けられていることで、収納ボックスとキャリアとの間に生じる振動が左右でバランスよく吸収されるため、ラバーマウントが一つのみ設けられている場合と比較して、接点部に振動がかかることをより効果的に防止することができる。
実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 実施形態に係る自動二輪車の車両後部の左側面図である。 実施形態に係る収納ボックスの前面図である。 実施形態に係る収納ボックスの下面図である。 実施形態に係る収納ボックスを左下方から見た斜視図である。 実施形態に係る収納ボックスをキャリアから取り外したときの車両後部を左下方から見た斜視図である。 実施形態に係るキャリアを左上方から見た斜視図である。 実施形態に係るキャリアを前上方から見た斜視図である。 実施形態に係るキャリアの下面図である。 図3のX−X断面を含む図である。 図3のXI−XI断面を含む図である。 図3のXII−XII断面を含む図である。 実施形態に係るラバーマウント及びマウント受け部の斜視図である。 実施形態に係るラバーマウント及びマウント受け部の断面を含む図である。 実施形態に係る収納ボックスの取付け手順の一工程を示す、図12に相当する断面を含む図である。 実施形態の変形例に係るボックス側端子およびキャリア側端子の断面を含む図である。 実施形態の変形例に係るボックス側端子およびキャリア側端子の接続状態を示す、図16に相当する断面を含む図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、及び車両上方を示す矢印UPが示されている。また、図中符号CLは、車体左右中心線を示す。
<車両全体>
図1は、鞍乗型車両の一例としてのユニットスイング式の自動二輪車1を示す。図1を参照し、自動二輪車1は、ハンドル2によって操向される前輪3と、動力源を含むパワーユニット5によって駆動される後輪4と、を備える。以下、自動二輪車を単に「車両」ということがある。実施形態の自動二輪車1は、シート8に着座した乗員が足を載せるステップフロア9を有するスクータ型の車両である。
ハンドル2及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム前端のヘッドパイプ(不図示)に操向可能に枢支されている。車体フレームの外周は車体カバー10で覆われている。図1において、符号6はフロントフォークを示す。
ハンドル2とシート8との間には、比較的車高が低い跨ぎ部21が設けられている。ステップフロア9は、跨ぎ部21の左右両側に設けられている。左右ステップフロア9の間には、上方に凸の膨出形状をなして前後に延びるセンタートンネル22が設けられている。
車体カバー10は、ヘッドパイプ周りを前方から覆うフロントセンターカバー11と、ヘッドパイプ周りを前外側方から覆う左右フロントサイドカバー12と、ヘッドパイプ周りを後方から覆うとともにセンタートンネル22の前部及び左右フットレスト13を形成するフロントインナーカバー14と、左右フロントサイドカバー12の後下方に連なる左右フロアフロントカバー15と、左右フロアフロントカバー15の下部後方に連なる左右フロアサイドカバー16と、フロントインナーカバー14の下部後方に連なりセンタートンネル22の後部上面を形成するセンターアッパーカバー17と、フロントインナーカバー14の下部後方に連なりセンタートンネル22の後部側面を形成する左右センターサイドカバー18と、センターアッパーカバー17及び左右センターサイドカバー18の後方に連なり車体後部を側方から覆う左右リヤサイドカバー19と、を備える。
<収納ボックス給電構造>
図1に示すように、車両後部には、収納ボックス30などに設けられた電装部品に給電するための収納ボックス給電構造25(図14参照)が設けられている。収納ボックス給電構造25は、収納ボックス30と、収納ボックス30を車体に着脱自在に搭載可能なキャリア50と、収納ボックス30に設けられ、電装部品46(図2に示すリッドランプ46)に給電するためのボックス側端子70(図5参照)と、キャリア50に設けられ、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、ボックス側端子70に接続されるキャリア側端子80(図7参照)と、収納ボックス30に設けられたラバーマウント90(図5参照)と、を備える。
<収納ボックス>
図10に示すように、収納ボックス30は、キャリア50に着脱可能に取り付けられている。収納ボックス30は、ヘルメット等の物品を収納可能である。収納ボックス30は、上方に開口する箱状をなすボックス本体31と、ボックス本体31の上部に開閉可能に設けられたリッド32と、を備える。
図5に示すように、ボックス本体31には、ボックス本体31の前下部に位置する左右一対のフロントフック33と、ボックス本体31の後下部中央に位置するリアフック34と、リアフック34を介して対向する左右一対のサイドストッパ36と、左右サイドストッパ36を介して対向する左右一対の脚部37と、ボックス本体31の下面に設けられた複数(図では4つ図示)の弾性部材38と、が設けられている。
図3に示すように、左右一対のフロントフック33は、車体左右中心線CLを対称軸として線対称に配置されている。左右フロントフック33の補強部は、ボックス本体31の前下部にボルト等の締結部材によって固定されている。図11に示すように、左右フロントフック33は、ボックス本体31の前下部から下方に延びた後に後方に屈曲して延びるL字状をなしている。図4の下面視で、左右フロントフック33の後端は、車幅方向内側ほど後方に位置するように傾斜している。
図10に示すように、リアフック34は、キー(不図示)の回動操作に連動して移動可能である。例えば、リアフック34は、キーの回動操作に連動するリアフック施錠機構(不図示)の動作に連動して、リアフック受け部54に対する係合位置と係合解除位置との間で移動可能である。リアフック34は、ボックス本体31の下部から下方に延びた後に後方に屈曲して延びるL字状をなしている。
図5に示すように、左右サイドストッパ36および左右脚部37は、ボックス本体31の下面から下方に突出している。左右サイドストッパ36の突出高さは、それぞれ左右脚部37の突出高さよりも低い。なお、左右サイドストッパ36は、前後方向からの荷重を受ける荷重受け部として機能する。
4つの弾性部材38は、左右フロントフック33と左右サイドストッパ36との前後間に配置されている。4つの弾性部材38は、前後方向および車幅方向に間隔をあけて配置されている。例えば、弾性部材38は、防振ゴムである。
持ち手42は、ボックス本体31の後部に揺動可能に取り付けられている。図5の状態で、持ち手42は、U字溝31uに収納された収納状態にある。収納状態において、持ち手42は、ボックス本体31の後面に沿って配置されている。
リッド32は、ボックス本体31を上方から覆う箱状の部材である。図10に示すように、リッド32は、ボックス本体31の前端部に揺動軸45を介して揺動可能に取り付けられている。リッド32は、不図示のリッド施錠機構によって施錠が可能である。
リッド32の後部には、電装部品としてのリッドランプ46が設けられている。例えば、リッドランプ46は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)である。リッドランプ46は、リッド32の内面に引き回されたコード47(図3参照)を介してボックス側端子70(図5参照)に接続されている。
例えば、コード47のうちリッド32の前部寄りの部分47a(図3参照)は、揺動軸45(図10参照)と平行に配置されていることが好ましい。これにより、コード47の屈曲を回避し、断線を防止することができる。
例えば、コード47のうちボックス本体31の前部寄りの部分47b(図3参照)は、ボックス本体31の角部の内壁に沿うように配置されていることが好ましい。これにより、収納ボックス30内にヘルメット等の物品を収納した場合であっても、コード47がヘルメット等の物品に接触することを回避することができる。
<キャリア>
図2に示すように、キャリア50は、収納ボックス30を車体に着脱自在に搭載可能である。図7に示すように、キャリア50は、収納ボックス30が搭載されるキャリア本体51と、同乗者が掴むための左右一対のグラブレール52と、を備える。キャリア本体51および左右グラブレール52は、同一の部材で一体に形成されている。
図8に示すように、キャリア本体51は、後側ほど車幅方向の幅が小さい外形を有している。図7に示すように、キャリア本体51には、収納ボックス30(図2参照)が搭載されるときに、左右フロントフック33(図5参照)を受ける左右一対のフロントフック受け部53(図11参照)と、リアフック34(図5参照)を受けるリアフック受け部54(図10参照)と、左右サイドストッパ36(図5参照)が挿通される左右一対のサイド挿通孔56(図12参照)と、弾性部材38(図5参照)が当接する座面57と、が設けられている。
図7に示すように、キャリア本体51の前部には、フロントフック受け部53の近傍で上下に開口する上下開口部51hが設けられている。図9の下面視で、上下開口部51hは、車幅方向内側ほど後方に位置するように延在する長孔形状をなしている。図6において、符号27はテールライト、符号28はリアフェンダをそれぞれ示す。
図9に示すように、キャリア本体51には、キャリア本体51の中央部を上下に開口する左右一対の開口部51iと、キャリア本体51の前部を上下に開口する前部貫通孔51mと、が設けられている。
図9の下面視で、左右開口部51iは、前後に延びる長孔形状を有している。
図9の下面視で、前部貫通孔51mは、円形状をなしている。前部貫通孔51mは、キャリア本体51をリアフレーム7(図10参照)に固定するためのボルトの軸部が挿通される貫通孔である。前部貫通孔51mの形成部は、キャリア50を車体に連結するキャリア連結部59を構成する。
図8に示すように、左右グラブレール52は、キャリア本体51の前部の車幅方向外端部から前方に延出している。図2の左側面視で、左右グラブレール52の上端縁は、前側ほど下方に位置するように傾斜している。図8に示すように、左右グラブレール52には、左右グラブレール52の前端部から車幅方向内方に突出する内方突出部52aが設けられている。内方突出部52aは、ボルト等の締結部材(不図示)によってリアフレーム7(図10参照)に固定されている。
図9に示すように、キャリア50の下部には、複数のリブ61〜66が設けられている。複数のリブ61〜66は、前部貫通孔51mの形成部(キャリア連結部59)とリアフック受け部54とをわたすように前後に延びる第一リブ61と、前部貫通孔51mの形成部(キャリア連結部59)とキャリア本体51の車幅方向外端縁とをわたすように車幅方向に延びる第二リブ62と、左右フロントフック受け部53と第二リブ62とをわたすように延びる第三リブ63と、サイド挿通孔56の形成部と第二リブ62とをわたすように延びる第四リブ64と、左右開口部51iの車幅方向外端縁からキャリア本体51の車幅方向外端縁とをわたすように延びる第五リブ65と、左右グラブレール52の前部下部を車幅方向に延びる第六リブ66と、である。
<ボックス側端子>
図5に示すように、ボックス側端子70は、収納ボックス30の下部に設けられている。ボックス側端子70は、フロントフック33の近傍に配置されている。ボックス側端子70は、左右に一対設けられている。図13に示すように、ボックス側端子70の突出端70aは、ラバーマウント90の内側に位置している。
図14に示すように、ボックス側端子70は、収納ボックス30(図5参照)の下部から下方に延在する下方延在部71と、下方延在部71の下端部に設けられ、ボックス側端子70の突出端70aを下端に有する下方突出部72と、を備える。
下方延在部71は、上下に延在するピン形状をなしている。
下方突出部72は、下方延在部71よりも拡径する拡径部72aと、拡径部72aに連なり突出端70aほど縮径するテーパ部72bと、を備える。
ボックス側端子70の上端には、ボックス側端子70をキャリア側端子80へ向けて付勢する付勢部材73が取り付けられている。付勢部材73は、ボックス側端子70およびキャリア側端子80の接続方向V1(以下「端子接続方向V1」という。図14の矢印V1方向)に伸縮可能である。例えば、付勢部材73は、コイルスプリングである。
付勢部材73の上端には、コード47の一端が接続されている。なお、コード47の他端は、リッドランプ46(図5参照)に接続されている。
<キャリア側端子>
図7に示すように、キャリア側端子80は、キャリア50に設けられている。キャリア側端子80は、収納ボックス30(図5参照)がキャリア50に搭載されたときに、ボックス側端子70(図5参照)に接続される。キャリア側端子80は、左右に一対設けられている。キャリア側端子80は、キャリア連結部59の近傍に配置されている。キャリア側端子80は、キャリア本体51のうち車体寄りに配置されている。
図14に示すように、キャリア側端子80は、キャリア50の内部から上方に延在する上方延在部81と、上方延在部81の上端部に設けられ、ボックス側端子70の突出端70aを受ける突出端受け部82と、を備える。
上方延在部81は、上下に延在するピン形状をなしている。ボックス側端子70とキャリア側端子80との接続状態において、上方延在部81は、下方延在部71と同軸をなす。
突出端受け部82は、上方延在部81よりも拡径する円盤状をなしている。突出端受け部82の上面は、ボックス側端子70の突出端70a(突出端面)よりも大きい。ボックス側端子70の突出端70aと突出端受け部82との接触部分が端子70,80の接点部となる。
上方延在部81の下端は、マウント受け部97の下端よりも下方に位置している。上方延在部81の下端は、配線85を介して車体側のバッテリ(不図示)に接続されている。
<ラバーマウント>
図5に示すように、ラバーマウント90は、収納ボックス30の下部に設けられている。ラバーマウント90は、左右に一対設けられている。左右一対のラバーマウント90は、4つの弾性部材38のうち前側に位置する左右一対の弾性部材38(以下「前側弾性部材38」ともいう。)と左右一対のフロントフック33との前後方向間において、左右一対の前側弾性部材38よりも車幅方向外側に配置されている。ラバーマウント90は、収納ボックス30にのみ設けられている。すなわち、ラバーマウント90は、キャリア50(図7参照)には設けられていない。
ラバーマウント90は、収納ボックス30がキャリア50(図7参照)に搭載されたときに、収納ボックス30とキャリア50とに挟まれる。ラバーマウント90は、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、ボックス側端子70およびキャリア側端子80を外側から覆う(図13参照)。ラバーマウント90は、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、フック受け部53(図12参照)の近傍に配置される。図13に示すように、ラバーマウント90は、上下に延在する筒状をなしている。
図14に示すように、ラバーマウント90は、下方延在部71を外側から覆う第一筒部91と、第一筒部91の上端部に連なり径方向外側に拡径する第一フランジ部92と、第一筒部91の下端部に連なり径方向外側に拡径する第二フランジ部93と、第二フランジ部93の径方向外端部に連なり下方に延在する第二筒部94と、第二筒部94の径方向内側に突出する規制部95と、を備える。
第一筒部91および第二筒部94は、ラバーマウント90において端子接続方向V1に沿う軸心C1を有する環状をなす環状部90Aを構成する。ボックス側端子70およびキャリア側端子80は、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、環状部90Aの内側に配置される。
第一筒部91は、下方延在部71を端子接続方向V1に摺動自在に覆っている。
第二筒部94は、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、接点部を外側から覆う。第二筒部94の下端は、収納ボックス30の底部の下面よりも下方に位置している。第二筒部94の下端部の外周面は、下側ほど径方向内側に位置するように傾斜している。第二筒部94の下端は、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、マウント受け部97の受け面97aに当接する。
第一フランジ部92および第二フランジ部93は、収納ボックス30の底部の凸部30aを上下から挟んでいる。すなわち、ラバーマウント90は、収納ボックス30の底部の凸部30aに嵌め込まれている。
第二フランジ部93の下面は、下方突出部72の上方への移動を規制する。
規制部95は、ラバーマウント90の外方(下方)へのボックス側端子70の移動を規制する。規制部95の径方向内側端は、下方突出部72の径方向外側端よりも径方向内側に位置する。端子接続方向V1から見て、規制部95の径方向内側端は、テーパ部72bと重なっている。
<マウント受け部>
図7に示すように、キャリア50には、ラバーマウント90(図5参照)を受けるマウント受け部97が設けられている。マウント受け部97は、左右に一対設けられている。キャリア50は、前側ほど下方に位置するように傾斜する傾斜面50aと、傾斜面50aの車幅方向外端から下方に向けて屈曲する屈曲部50bと、を備える。マウント受け部97は、屈曲部50bの近傍に配置されている。
マウント受け部97には、スリット97sが設けられている。スリット97sは、キャリアの傾斜(傾斜面50a)に沿って指向している。
図14に示すように、マウント受け部97は、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、第二筒部94の下端が当接する受け面97aと、受け面97aの周囲に配置された一対の側壁97b(図7参照)と、を備える。
一対の側壁97bは、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、第二筒部94の外周面に沿う内周縁を有する円弧状(図13参照)をなしている。一対の側壁97bは、キャリア側端子80を外側から保護する保護壁として機能する。図7に示すように、一対の側壁97bは、スリット97sを介して対向している。一対の側壁97bの車幅方向外端部は、屈曲部50bと重なっている。
図2に示すように、収納ボックス30をキャリア50に取り付けることにより、キャリア側端子80(図7参照)とボックス側端子70(図5参照)とが接続される。具体的には、図14に示すように、マウント受け部97がラバーマウント90を受けることにより、ボックス側端子70の突出端70aと突出端受け部82とが接続される。これにより、車体側のバッテリ(不図示)からリッド32側の電装部品(図5に示すリッドランプ46)に給電可能な状態となる。
図14に示すように、収納ボックス給電構造25は、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、ボックス側端子70とキャリア側端子80とが接触するように設定されている。これにより、ラバーマウント90の反力を利用して、接点部の防水、防塵および防振などの要求を満たすことができる。
<収納ボックスの取付け手順>
以下、収納ボックス30をキャリア50に取り付ける手順の一例を説明する。
例えば、収納ボックス30をキャリア50に取り付ける場合には、以下の(1)〜(5)の手順を行う。
(1)まず、持ち手42を持ち上げ、キーシリンダ41を外部に露出させる。
(2)次に、キーシリンダ41にキーを挿入して時計回りに回動し、ボックス本体31のロックを解除する。
(3)次に、収納ボックス30をキャリア50に載置する。
具体的に、図15に示すように、フロントフック33をフロントフック受け部53に押し込んで位置決めする。その後、リアフック34をリアフック受け部54に押し込む(図10参照)。
(4)次に、キーを反時計回りに回動してボックス本体31のロックをかけた後、キーを抜く。
(5)次に、持ち手42をU字溝31uに収納する。
以上の手順により、収納ボックス30をキャリア50に取り付けることができる。
<収納ボックスの取外し手順>
以下、収納ボックス30をキャリア50から取り外す手順の一例を説明する。
例えば、収納ボックス30をキャリア50から取り外す場合には、以下の(1)〜(5)の手順を行う。
(1)まず、持ち手42を持ち上げ、ボックス本体解錠ボタン40およびキーシリンダ41を外部に露出させる。
(2)次に、キーシリンダ41にキーを挿入して時計回りに回動し、ボックス本体31のロックを解除する。
(3)次に、ボックス本体解錠ボタン40を押し、収納ボックス30をキャリア50から取り外す。
(4)次に、キーを反時計回りに回動してボックス本体31のロックをかけた後、キーを抜く。
(5)次に、持ち手42をU字溝31uに収納する。
以上の手順により、収納ボックス30をキャリア50から取り外すことができる。
以上説明したように、上記実施形態の収納ボックス給電構造25は、収納ボックス30と、収納ボックス30を車体に着脱自在に搭載可能なキャリア50と、収納ボックス30に設けられ、リッドランプ46に給電するためのボックス側端子70と、キャリア50に設けられ、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、ボックス側端子70に接続されるキャリア側端子80と、を備える収納ボックス給電構造25において、収納ボックス30に設けられ、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、収納ボックス30とキャリア50とに挟まれ、ボックス側端子70およびキャリア側端子80を外側から覆うラバーマウント90を備える。
この構成によれば、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、収納ボックス30とキャリア50とに挟まれ、ボックス側端子70およびキャリア側端子80を外側から覆うラバーマウント90を備えることで、接点部がラバーマウント90の内側に配置されるため、接点部に水および塵埃などの異物が付着することを防止することができる。加えて、ラバーマウント90によって収納ボックス30とキャリア50との間に生じる振動が吸収されるため、接点部に振動がかかることを防止することができる。したがって、接点部の防水、防塵および防振を満たすことができる。
また、上記実施形態では、収納ボックス30の前部に位置し、収納ボックス30をキャリア50に接続可能とするフロントフック33と、フロントフック33を受けるフロントフック受け部53と、収納ボックス30の後部に位置し、収納ボックス30をキャリア50に接続可能とするリアフック34と、リアフック34を受けるリアフック受け部54と、を更に備え、ラバーマウント90が、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、フロントフック受け部53の近傍に配置されることで、ラバーマウント90が相対的に位置ズレの少ない位置に配置されるため、接点部の防振をより効果的に満たすことができる。
また、上記実施形態では、ラバーマウント90が、端子接続方向V1に沿う軸心C1を有する環状をなす環状部90Aを備え、ボックス側端子70およびキャリア側端子80が、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、環状部90Aの内側に配置されることで、環状部90Aを備えたラバーマウント90による簡単な構成で、接点部に水および塵埃などの異物が付着することを防止することができる。
また、上記実施形態では、ボックス側端子70をキャリア側端子80へ向けて付勢する付勢部材73を更に備えることで、ボックス側端子70とキャリア側端子80とを接触し易くすることができる。
また、上記実施形態では、ラバーマウント90が収納ボックスの側にのみ設けられていることで、ラバーマウント90がキャリア50の側に設けられている場合と比較して、収納ボックス30がキャリア50に搭載されていないときの外観性を向上することができる。
また、上記実施形態では、ボックス側端子70の突出端70aがラバーマウント90の内側に位置することで、収納ボックス30がキャリア50に搭載されていないときに、ボックス側端子70が外部に露出しにくくなるため、ボックス側端子70に水および塵埃などの異物が付着しにくくすることができる。
また、上記実施形態では、ラバーマウント90が、ラバーマウント90の外方へのボックス側端子70の移動を規制する規制部95を備えることで、収納ボックス30がキャリア50に搭載されていないときに、ボックス側端子70が外部にはみ出ることを防ぐことができるため、ボックス側端子70に水および塵埃などの異物が付着しにくくすることができる。
また、上記実施形態では、キャリア50には、ラバーマウント90を受けるマウント受け部97が設けられ、マウント受け部97には、スリット97sが設けられていることで、スリット97sを通じて水抜きを行うことができる。
また、上記実施形態では、キャリア50が前後方向の一方側ほど下方に位置するように傾斜し、スリット97sがキャリアの傾斜に沿って指向していることで、スリット97sが水平に指向している場合と比較して、スリット97sを通じて水抜きをより効果的に行うことができる。
また、上記実施形態では、キャリア50は、前後方向の一方側ほど下方に位置するように傾斜する傾斜面50aと、傾斜面50aの車幅方向外端から下方に向けて屈曲する屈曲部50bと、を備え、マウント受け部97が傾斜面50aにおける屈曲部50bの近傍に配置されていることで、マウント受け部97が相対的に剛性の高い位置に配置されるため、接点部の防振をより効果的に満たすことができる。
また、上記実施形態では、キャリア50には、キャリア50を車体に連結するキャリア連結部59が設けられ、キャリア側端子80がキャリア連結部59の近傍に配置されていることで、キャリア側端子80が相対的に振動に強い車体側に配置されるため、接点部の防振をより効果的に満たすことができる。
また、上記実施形態では、ラバーマウント90が左右に一対設けられていることで、収納ボックス30とキャリア50との間に生じる振動が左右でバランスよく吸収されるため、ラバーマウント90が一つのみ設けられている場合と比較して、接点部に振動がかかることをより効果的に防止することができる。
なお、上記実施形態では、収納ボックス30が車両後部に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、収納ボックス30は、車両前部に設けられていてもよいし、車両側部(キャリア50の側部)に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、ラバーマウント90が収納ボックスの側にのみ設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ラバーマウント90がキャリア50の側に設けられていてもよい。すなわち、ラバーマウント90は、収納ボックス30およびキャリア50の少なくとも一方に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、ボックス側端子70をキャリア側端子80へ向けて付勢する付勢部材73を備える例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、キャリア側端子80をボックス側端子70へ向けて付勢する付勢部材を備えていてもよい。すなわち、ボックス側端子70およびキャリア側端子80の少なくとも一方を他方へ向けて付勢する付勢部材を備えていてもよい。
また、上記実施形態では、付勢部材73がコイルスプリングである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、付勢部材73は板バネであってもよい。
また、上記実施形態では、ボックス側端子70の上端に、ボックス側端子70をキャリア側端子80へ向けて付勢する付勢部材73が取り付けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ボックス側端子70自体がコイルスプリングおよび板バネなどの付勢部材で構成されていてもよい。これにより、部品点数を削減し、低コスト化を図ることができる。
また、上記実施形態では、ラバーマウント90が左右に一対設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ラバーマウント90は、1つのみ設けられていてもよいし、3つ以上の複数設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、フロントフック33がボックス本体31の前下部から下方に延びた後に後方に屈曲して延びるL字状をなしている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、フロントフック33は、ボックス本体31の前下部から下方に延びた後に前方に屈曲して延びるL字状をなしていてもよい。
また、上記実施形態では、フロントフック33が左右に一対設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、フロントフック33は、1つのみ設けられていてもよいし、3つ以上の複数設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、電装部品としてリッドランプ46を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、電装部品は、USB充電器およびソレノイドなどの他の電装部品であってもよいし、リッドランプ46以外の他の灯火器類であってもよい。
また、上記実施形態では、ボックス側端子70の突出端70aと突出端受け部82との接触部分が端子70,80の接点部となる例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ボックス側端子70がキャリア側端子80を押し出すことによって導通してもよい。
例えば、図16に示すように、ボックス側端子170は、下方延在部171よりも拡径する鍔部172と、鍔部172の中央から下方に突出する中央突出部173と、鍔部172の外周部から下方に突出する外周突出部174と、を備えていてもよい。ボックス側端子170は、不図示のコードを介してリッドランプ46(図5参照)に接続されている。
キャリア側端子180は、マウント受け部97の中央部から起立する起立部198にスライド可能に設けられた一対のスライド端子181と、スライド端子181を内側に向けて付勢するバネ部材182と、を備えていてもよい。スライド端子181は、不図示の配線を介して車体側のバッテリに接続されている。
図17に示すように、マウント受け部97がラバーマウント90を受けることにより、ボックス側端子70の中央突出部173がバネ部材182の付勢力に抗して一対のスライド端子181を外側にスライドさせ、中央突出部173および外周突出部174と一対のスライド端子181とが接続される。これにより、車体側のバッテリ(不図示)からリッド32側の電装部品(図5に示すリッドランプ46)に給電可能な状態となる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記鞍乗型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪の車両にも適用可能である。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
25 収納ボックス給電構造
30 収納ボックス
33 フロントフック
34 リアフック
46 リッドランプ(電装部品)
50 キャリア
50a 傾斜面
50b 屈曲部
53 フロントフック受け部
54 リアフック受け部
59 キャリア連結部
70 ボックス側端子
70a 突出端
73 付勢部材
80 キャリア側端子
90 ラバーマウント
90A 環状部
95 規制部
97 マウント受け部
97s スリット
C1 軸心
V1 端子接続方向(ボックス側端子およびキャリア側端子の接続方向)

Claims (12)

  1. 収納ボックス(30)と、
    前記収納ボックス(30)を車体に着脱自在に搭載可能なキャリア(50)と、
    前記収納ボックス(30)に設けられ、電装部品(46)に給電するためのボックス側端子(70)と、
    前記キャリア(50)に設けられ、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されたときに、前記ボックス側端子(70)に接続されるキャリア側端子(80)と、を備える収納ボックス給電構造(25)において、
    前記収納ボックス(30)および前記キャリア(50)の少なくとも一方に設けられ、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されたときに、前記収納ボックス(30)と前記キャリア(50)とに挟まれ、前記ボックス側端子(70)および前記キャリア側端子(80)を外側から覆うラバーマウント(90)を備えることを特徴とする鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  2. 前記収納ボックス(30)の前部に位置し、前記収納ボックス(30)を前記キャリア(50)に接続可能とするフロントフック(33)と、
    前記フロントフック(33)を受けるフロントフック受け部(53)と、
    前記収納ボックス(30)の後部に位置し、前記収納ボックス(30)を前記キャリア(50)に接続可能とするリアフック(34)と、
    前記リアフック(34)を受けるリアフック受け部(54)と、を更に備え、
    前記ラバーマウント(90)は、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されたときに、前記フロントフック受け部(53)の近傍に配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  3. 前記ラバーマウント(90)は、前記ボックス側端子(70)および前記キャリア側端子(80)の接続方向(V1)に沿う軸心(C1)を有する環状をなす環状部(90A)を備え、
    前記ボックス側端子(70)および前記キャリア側端子(80)は、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されたときに、前記環状部(90A)の内側に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  4. 前記ボックス側端子(70)および前記キャリア側端子(80)の少なくとも一方を他方へ向けて付勢する付勢部材(73)を更に備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  5. 前記ラバーマウント(90)は、前記収納ボックス(30)の側にのみ設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  6. 前記ボックス側端子(70)の突出端(70a)は、前記ラバーマウント(90)の内側に位置することを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  7. 前記ラバーマウント(90)は、前記ラバーマウント(90)の外方への前記ボックス側端子(70)の移動を規制する規制部(95)を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  8. 前記キャリア(50)には、前記ラバーマウント(90)を受けるマウント受け部(97)が設けられ、
    前記マウント受け部(97)には、スリット(97s)が設けられていることを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  9. 前記キャリア(50)は、前後方向の一方側ほど下方に位置するように傾斜し、
    前記スリット(97s)は、キャリア(50)の傾斜に沿って指向していることを特徴とする請求項8に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  10. 前記キャリア(50)は、
    前後方向の一方側ほど下方に位置するように傾斜する傾斜面(50a)と、
    前記傾斜面(50a)の車幅方向外端から下方に向けて屈曲する屈曲部(50b)と、を備え、
    前記マウント受け部(97)は、前記傾斜面(50a)における前記屈曲部(50b)の近傍に配置されていることを特徴とする請求項8または9に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  11. 前記キャリア(50)には、前記キャリア(50)を車体に連結するキャリア連結部(59)が設けられ、
    前記キャリア側端子(80)は、前記キャリア連結部(59)の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  12. 前記ラバーマウント(90)は、左右に一対設けられていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
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