JP6961720B2 - 鞍乗型車両の収納ボックス給電構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両の収納ボックス給電構造に関する。
本願は、2017年12月28日に、日本に出願された特願2017−254999号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、鞍乗型車両の収納ボックス給電構造において、内部に電装部品を有する収納ボックスと、収納ボックスを車体に着脱自在に搭載可能なキャリアと、を備えたものが開示されている(例えば特許文献1参照)。収納ボックスをキャリアに取り付けることにより、キャリア側コネクタと収納ボックス側コネクタとが接続され、車両のバッテリから電装部品に給電可能な状態となる。
日本国特開2016−68766号公報
しかしながら、特許文献1では、給電構造とするために、収納ボックスの底部(キャリア側対向部と対向するボックス側対向部)に、新たな給電部(ボックス側コネクタ)を設けており、収納ボックスおよびキャリアの形状を大きく変更する必要がある。また、収納ボックス側の端子とキャリア側の端子との接触部分(以下「接点部」という。)に振動が入ることが予想される。
そこで本発明は、鞍乗型車両の収納ボックス給電構造において、収納ボックスに新たな給電部を設けることなく、既存の構造を利用した給電構造とし、振動に強く、剛性の高い部位に給電部を設けることを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係る鞍乗型車両の収納ボックス給電構造は、収納ボックス(30)と、前記収納ボックス(30)を車体に着脱自在に搭載可能なキャリア(50)と、前記収納ボックス(30)を前記キャリア(50)に接続可能とするフック(33)と、前記フック(33)を受けるフック受け部(53)と、前記フック(33)の内側に設けられ、電装部品(46)に給電するためのフック側端子(70)と、前記フック受け部(53)に設けられ、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されたときに、前記フック側端子(70)に接続される受け側端子(80)と、を備え、前記フック(33)は、前記フック側端子(70)が一体に設けられ、前後方向に延出する前後延出部(33b)を備え、前記前後延出部(33b)は、前記フック側端子(70)の少なくとも一部よりも上方に延出し、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されたときに、前記キャリア(50)の下面に当接する縦壁部(33d)を備える
)上記(1)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造では、前記フック側端子(70)は、雄端子であり、前記フック側端子(70)の少なくとも一部は、前記前後延出部(33b)の延出方向に延出する板状をなしてもよい。
)上記(1)または(2)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造では、前記フック側端子(70)の先端(70t)は、前記フック(33)の先端(33t)よりも内側に位置してもよい
)上記(1)から()のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造では、前記フック(33)の内側には、前記フック側端子(70)を囲うフック側ケース(110)が設けられ、前記フック側端子(70)の前後長さ(L2)は、前記フック側ケース(110)の前後長さ(L1)よりも短くてもよい。
)上記(1)から()のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造では、前記受け側端子(80)は、前記キャリア(50)の下面側に位置してもよい。
)上記(1)から()のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造では、前記受け側端子(80)は、雌端子であり、前記フック側端子(70)を挟む一対の端子片(81)を備えてもよい。
)上記()に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造では、前記一対の端子片(81)は、車幅方向に対向してもよい。
)上記(1)から()のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造では、前記フック受け部(53)には、前記受け側端子(80)を囲い、下方が開口した箱状をなす受け側ケース(120)が設けられてもよい。
)上記()に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造では、前記フック(33)は、前記収納ボックス(30)の下部から下方に延出する下方延出部(33a)と、前記下方延出部(33a)の下端から後方に延出する後方延出部(33b)と、を備え、前記フック受け部(53)の下面側には、前記後方延出部(33b)を前方から受け入れ可能に後方に開口する後方開口部(53h)が設けられてもよい。
10)上記(1)から()のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造では、前記キャリア(50)には、前記フック受け部(53)の近傍で上下に開口する上下開口部(51h)が設けられてもよい。
11)上記(1)から(10)のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造では、前記キャリア(50)に着脱可能に設けられ、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されていないときに、前記フック受け部(53)を覆う蓋部材(90)を更に備えてもよい。
12)上記(1)から(11)のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造では、前記フック(33)は、左右に一対設けられてもよい。









本発明の上記(1)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、フックの内側に設けられ、電装部品に給電するためのフック側端子と、フック受け部に設けられ、収納ボックスがキャリアに搭載されたときに、フック側端子に接続される受け側端子と、を備えることで、以下の効果を奏する。フックがフック受け部に引っ掛けられることで、剛性をもって端子を支持することができる。加えて、フックの内側に給電構造を設けるため、収納ボックスの底部に新たな給電部を設ける必要がなく、収納ボックスおよびキャリアの形状を大きく変更する必要もない。したがって、収納ボックスに新たな給電部を設けることなく、既存の構造を利用した給電構造とし、振動に強く、剛性の高い部位に給電部を設けることができる。
加えて、フックをフック受け部に取り付けるときの摩擦によって、端子のセルフクリーニングを行うことができる。例えば、端子の酸化被膜を除去したり、砂噛み等の異物を除去したりすることができる。
加えて、フック側端子がフックの内側に設けられることで、フック側端子が外部に露出しにくくなる。したがって、フック側端子に塵埃などの異物が付着しにくくなるため、端子の接触信頼性を保持することができる。
本発明の上記(2)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、フックは、フック側端子が一体に設けられ、前後方向に延出する前後延出部を備えることで、以下の効果を奏する。フックをフック受け部に取り付けるときに、前後延出部において前後方向のスライド動作を作用させることができる。したがって、端子の接続を安定させるとともに、接点部の砂噛みを防止することができる。
本発明の上記(3)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、前後延出部は、フック側端子よりも上方に延出し、収納ボックスがキャリアに搭載されたときに、キャリアの下面に当接する縦壁部を備えることで、以下の効果を奏する。縦壁部の上端とキャリアの下面とが荷重の受け部となるため、給電部に負荷がかかることを回避することができる。
本発明の上記(4)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、フック側端子は、雄端子であり、フック側端子の少なくとも一部は、前後延出部の延出方向に延出する板状をなしていることで、フック側端子によって車幅方向のたわみを吸収することができる。したがって、端子の接続位置のバラツキを吸収するとともに、振動に強い部位に給電部を設けることができる。
加えて、フックをフック受け部に取り付けるときに、フック側端子において前後方向のスライド動作を作用させることができる。したがって、端子の接続を安定させるとともに、接点部の砂噛みを防止することができる。
本発明の上記(5)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、フック側端子の先端がフックの先端よりも内側に位置することで、フックとフック受け部とが位置決めされてからフック側端子と受け側端子とが接続される。したがって、収納ボックス側の端子とキャリア側の端子とを接続する場合、端子の位置決めを容易に行うことができる。
本発明の上記(6)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、フックの内側には、フック側端子を覆うフック側ケースが設けられ、フック側端子の前後長さがフック側ケースの前後長さよりも短いことで、フック側ケースが位置決めされてからフック側端子と受け側端子とが接続される。したがって、収納ボックス側の端子とキャリア側の端子とを接続する場合、端子の位置決めを容易に行うことができる。
本発明の上記(7)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、受け側端子がキャリアの下面側に位置することで、剛性をもって受け側端子を支持することができる。
本発明の上記(8)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、受け側端子は、雌端子であり、フック側端子を挟む一対の端子片を備えることで、以下の効果を奏する。受け側端子が一つの端子片のみを備える場合と比較して、フック側端子と受け側端子との接続を確実に行うことができる。
本発明の上記(9)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、一対の端子片が車幅方向に対向していることで、一対の端子片によって上下方向のたわみを吸収することができる。したがって、端子の接続位置のバラツキを吸収するとともに、振動に強い部位に給電部を設けることができる。
本発明の上記(10)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、フック受け部には、受け側端子を囲い、下方が開口した箱状をなす受け側ケースが設けられていることで、受け側ケースによって受け側端子が外部に露出しにくくなる。
本発明の上記(11)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、フック受け部の下面側には、フックの後方延出部を前方から受け入れ可能に後方に開口する後方開口部が設けられていることで、以下の効果を奏する。フック受け部がフックを後方から受け入れ可能とされた場合と比較して、フック受け部に対するフックのアプローチを容易に行うことができる。例えば、キャリアが車体後部に設けられたリアキャリアである場合、収納ボックスをリアキャリアに容易に搭載することができる。
本発明の上記(12)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、キャリアには、フック受け部の近傍で上下に開口する上下開口部が設けられていることで、上下開口部の開口を通じて水抜きを行うことができる。例えば、雨が降っているときに収納ボックスをキャリアに搭載する場合でも、雨水などがフック受け部に入り込むことを回避することができる。
本発明の上記(13)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、キャリアに着脱可能に設けられ、収納ボックスがキャリアに搭載されていないときに、フック受け部を覆う蓋部材を更に備えることで、蓋部材によってフック受け部が外部に露出することがなくなる。したがって、収納ボックスがキャリアに搭載されていないときに、水および塵埃などの異物がフック受け部に入り込むことを回避することができる。
本発明の上記(14)に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造によれば、フックが左右に一対設けられていることで、以下の効果を奏する。収納ボックスとキャリアとが左右でバランスよく接続されるため、フックが一つのみ設けられている場合と比較して、振動により強い部位に給電部を設けることができる。
実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 実施形態に係る自動二輪車の車両後部の左側面図である。 実施形態に係る収納ボックスの前面図である。 実施形態に係る収納ボックスの下面図である。 実施形態に係る収納ボックスを左下方から見た斜視図である。 実施形態に係る収納ボックスをキャリアから取り外したときの車両後部を左下方から見た斜視図である。 実施形態に係るキャリアを左上方から見た斜視図である。 実施形態に係るキャリアを前上方から見た斜視図である。 実施形態に係るキャリアの下面図である。 図3のX−X断面を含む図である。 図3のXI−XI断面を含む図である。 図3のXII−XII断面を含む図である。 実施形態に係る給電部(端子接続部)を右上方から見た斜視図である。 実施形態に係る給電部(端子接続部)を左上方から見た斜視図である。 実施形態に係る給電部(端子接続部)の接続状態を示す、図11に相当する断面を含む図である。 図15のXVI−XVI断面を含む図である。 図16のXVII−XVII断面を含む図である。 実施形態に係る蓋部材の取付け状態を示す、図11に相当する断面を含む図である。 実施形態に係る収納ボックスの取付け手順の一工程を示す、図12に相当する断面を含む図である。 実施形態の第一変形例に係る給電部(端子接続部)を示す、図15に相当する断面を含む図である。 実施形態の第一変形例に係る給電部(端子接続部)の接続状態を示す、図16に相当する断面を含む図である。 実施形態の第二変形例に係る給電部(端子接続部)を示す、図15に相当する断面を含む図である。 実施形態の第二変形例に係る給電部(端子接続部)の接続状態を示す、図16に相当する断面を含む図である。 実施形態の第三変形例に係る給電部(端子接続部)の接続状態を示す、図16に相当する断面を含む図である。 実施形態の第四変形例に係る給電部(端子接続部)を示す、図15に相当する断面を含む図である。 実施形態の第四変形例に係る給電部(端子接続部)を示す、図17に相当する断面を含む図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、及び車両上方を示す矢印UPが示されている。また、図中符号CLは、車体左右中心線を示す。
<車両全体>
図1は、鞍乗型車両の一例としてのユニットスイング式の自動二輪車1を示す。図1を参照し、自動二輪車1は、ハンドル2によって操向される前輪3と、動力源を含むパワーユニット5によって駆動される後輪4と、を備える。以下、自動二輪車を単に「車両」ということがある。実施形態の自動二輪車1は、シート8に着座した乗員が足を載せるステップフロア9を有するスクータ型の車両である。
ハンドル2及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム前端のヘッドパイプ(不図示)に操向可能に枢支されている。車体フレームの外周は車体カバー10で覆われている。図1において、符号6はフロントフォークを示す。
ハンドル2とシート8との間には、比較的車高が低い跨ぎ部21が設けられている。ステップフロア9は、跨ぎ部21の左右両側に設けられている。左右ステップフロア9の間には、上方に凸の膨出形状をなして前後に延びるセンタートンネル22が設けられている。
車体カバー10は、ヘッドパイプ周りを前方から覆うフロントセンターカバー11と、ヘッドパイプ周りを前外側方から覆う左右フロントサイドカバー12と、ヘッドパイプ周りを後方から覆うとともにセンタートンネル22の前部及び左右フットレスト13を形成するフロントインナーカバー14と、左右フロントサイドカバー12の後下方に連なる左右フロアフロントカバー15と、左右フロアフロントカバー15の下部後方に連なる左右フロアサイドカバー16と、フロントインナーカバー14の下部後方に連なりセンタートンネル22の後部上面を形成するセンターアッパーカバー17と、フロントインナーカバー14の下部後方に連なりセンタートンネル22の後部側面を形成する左右センターサイドカバー18と、センターアッパーカバー17及び左右センターサイドカバー18の後方に連なり車体後部を側方から覆う左右リヤサイドカバー19と、を備える。
<収納ボックス給電構造>
図1に示すように、車両後部には、収納ボックス30などに設けられた電装部品に給電するための収納ボックス給電構造25(図15参照)が設けられている。収納ボックス給電構造25は、収納ボックス30と、収納ボックス30を車体に着脱自在に搭載可能なキャリア50と、収納ボックス30をキャリア50に接続可能とするフック33(図5に示すフロントフック33)と、フック33を受けるフック受け部53(図7に示すフロントフック受け部53)と、フック33の内側に設けられ、電装部品46(図2に示すリッドランプ46)に給電するためのフック側端子70(図13参照)と、フック受け部53に設けられ、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、フック側端子70に接続される受け側端子80(図13参照)と、を備える。
<収納ボックス>
図10に示すように、収納ボックス30は、キャリア50に着脱可能に取り付けられている。収納ボックス30は、ヘルメット等の物品を収納可能である。収納ボックス30は、上方に開口する箱状をなすボックス本体31と、ボックス本体31の上部に開閉可能に設けられたリッド32と、を備える。
図5に示すように、ボックス本体31には、ボックス本体31の前下部に位置する左右一対のフロントフック33と、ボックス本体31の後下部中央に位置するリアフック34と、リアフック34を介して対向する左右一対のサイドストッパ36と、左右サイドストッパ36を介して対向する左右一対の脚部37と、ボックス本体31の下面に設けられた複数(図では4つ図示)の弾性部材38と、が設けられている。
図3に示すように、左右一対のフロントフック33は、車体左右中心線CLを対称軸として線対称に配置されている。左右フロントフック33の補強部は、ボックス本体31の前下部にボルト等の締結部材によって固定されている。図11に示すように、左右フロントフック33は、ボックス本体31の前下部から下方に延びた後に後方に屈曲して延びるL字状をなしている。図4の下面視で、左右フロントフック33の後端は、車幅方向内側ほど後方に位置するように傾斜している。
図10に示すように、リアフック34は、キー(不図示)の回動操作に連動して移動可能である。例えば、リアフック34は、キーの回動操作に連動するリアフック施錠機構(不図示)の動作に連動して、リアフック受け部54に対する係合位置と係合解除位置との間で移動可能である。リアフック34は、ボックス本体31の下部から下方に延びた後に後方に屈曲して延びるL字状をなしている。
図5に示すように、左右サイドストッパ36および左右脚部37は、ボックス本体31の下面から下方に突出している。左右サイドストッパ36の突出高さは、それぞれ左右脚部37の突出高さよりも低い。なお、左右サイドストッパ36は、前後方向からの荷重を受ける荷重受け部として機能する。
4つの弾性部材38は、左右フロントフック33と左右サイドストッパ36との前後間に配置されている。4つの弾性部材38は、前後方向および車幅方向に間隔をあけて配置されている。例えば、弾性部材38は、防振ゴムである。
持ち手42は、ボックス本体31の後部に揺動可能に取り付けられている。図5の状態で、持ち手42は、U字溝31uに収納された収納状態にある。収納状態において、持ち手42は、ボックス本体31の後面に沿って配置されている。
リッド32は、ボックス本体31を上方から覆う箱状の部材である。図10に示すように、リッド32は、ボックス本体31の前端部に揺動軸45を介して揺動可能に取り付けられている。リッド32は、不図示のリッド施錠機構によって施錠が可能である。
リッド32の後部には、電装部品としてのリッドランプ46が設けられている。例えば、リッドランプ46は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)である。リッドランプ46は、リッド32の内面に引き回されたコード47(図3参照)を介してフック側端子70(図13参照)に接続されている。
例えば、コード47のうちリッド32の前部寄りの部分47a(図3参照)は、揺動軸45(図10参照)と平行に配置されていることが好ましい。これにより、コード47の屈曲を回避し、断線を防止することができる。
例えば、コード47のうちボックス本体31の前部寄りの部分47b(図3参照)は、ボックス本体31の角部の内壁に沿うように配置されていることが好ましい。これにより、収納ボックス30内にヘルメット等の物品を収納した場合であっても、コード47がヘルメット等の物品に接触することを回避することができる。
<キャリア>
図2に示すように、キャリア50は、収納ボックス30を車体に着脱自在に搭載可能である。図7に示すように、キャリア50は、収納ボックス30が搭載されるキャリア本体51と、同乗者が掴むための左右一対のグラブレール52と、を備える。キャリア本体51および左右グラブレール52は、同一の部材で一体に形成されている。
図8に示すように、キャリア本体51は、後側ほど車幅方向の幅が小さい外形を有している。図7に示すように、キャリア本体51には、収納ボックス30(図2参照)が搭載されるときに、左右フロントフック33(図5参照)を受ける左右一対のフロントフック受け部53(図11参照)と、リアフック34(図5参照)を受けるリアフック受け部54(図10参照)と、左右サイドストッパ36(図5参照)が挿通される左右一対のサイド挿通孔56(図12参照)と、弾性部材38(図5参照)が当接する座面57と、が設けられている。
図7に示すように、キャリア本体51の前部には、フロントフック受け部53の近傍で上下に開口する上下開口部51hが設けられている。図9の下面視で、上下開口部51hは、車幅方向内側ほど後方に位置するように延在する長孔形状をなしている。図6において、符号27はテールライト、符号28はリアフェンダをそれぞれ示す。
図9に示すように、キャリア本体51には、キャリア本体51の中央部を上下に開口する左右一対の開口部51iと、キャリア本体51の前部を上下に開口する前部貫通孔51mと、が設けられている。
図9の下面視で、左右開口部51iは、前後に延びる長孔形状を有している。
図9の下面視で、前部貫通孔51mは、円形状をなしている。前部貫通孔51mは、キャリア本体51をリアフレーム7(図10参照)に固定するためのボルトの軸部が挿通される貫通孔である。
図8に示すように、左右グラブレール52は、キャリア本体51の前部の車幅方向外端部から前方に延出している。図2の左側面視で、左右グラブレール52の上端縁は、前側ほど下方に位置するように傾斜している。図8に示すように、左右グラブレール52には、左右グラブレール52の前端部から車幅方向内方に突出する内方突出部52aが設けられている。内方突出部52aは、ボルト等の締結部材(不図示)によってリアフレーム7(図10参照)に固定されている。
図9に示すように、キャリア50の下部には、複数のリブ61〜66が設けられている。複数のリブ61〜66は、前部貫通孔51mの形成部とリアフック受け部54とをわたすように前後に延びる第一リブ61と、前部貫通孔51mの形成部とキャリア本体51の車幅方向外端縁とをわたすように車幅方向に延びる第二リブ62と、左右フロントフック受け部53と第二リブ62とをわたすように延びる第三リブ63と、サイド挿通孔56の形成部と第二リブ62とをわたすように延びる第四リブ64と、左右開口部51iの車幅方向外端縁からキャリア本体51の車幅方向外端縁とをわたすように延びる第五リブ65と、左右グラブレール52の前部下部を車幅方向に延びる第六リブ66と、である。
<フロントフック>
図11に示すように、フロントフック33は、収納ボックス30の側に設けられている。フロントフック33は、ボックス本体31の前下部から下方に延びた後に後方に屈曲して延びるL字状をなしている。
図15に示すように、フロントフック33は、収納ボックス30(図11参照)の前下部から下方に延出する下方延出部33aと、下方延出部33aの下端から後方に延出する後方延出部33b(前後延出部)と、を備える。後方延出部33bは、上方に開口するU字断面(図16参照)を有する箱状をなしている。図16に示すように、フロントフック33における後方延出部33bには、フック側ケース110における前後延在ケース部111を収容可能な空間が設けられている。
図15に示すように、後方延出部33bには、フック側ケース110を介してフック側端子70が一体に設けられている。
図16に示すように、後方延出部33bは、フック側端子70を下方から覆う下壁部33cと、左右フック側端子70を車幅方向外方から覆う縦壁部33dと、を備える。図15に示すように、縦壁部33dは、フック側端子70よりも上方に延出している。縦壁部33dの上端は、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、キャリア50の下面に当接する。
<フック側端子>
図15に示すように、フック側端子70は、フロントフック33の内側に設けられている。フック側端子70は、フック側ケース110を介してフロントフック33に取り付けられている。フック側端子70は、左右に一対間隔をあけて配置されている。フック側端子70は、左右フロントフック33のそれぞれに設けられている。フック側端子70は、フロントフック33に沿うように延びるL字状をなしている。フック側端子70は、雄端子である。フック側端子70の一部は、後方延出部33bの延出方向に延出する板状をなしている。フック側端子70は、フロントフック33における後方延出部33bに沿うように前後に延在する前後延在部71と、前後延在部71の前端から上方に延在する上方延在部72と、を備える。
図15に示すように、フック側端子70の先端70tは、フロントフック33の先端33tよりも内側に位置している。実施形態において、フック側端子70の先端70tは前後延在部71の後端、フロントフック33の先端33tは縦壁部33dの後端にそれぞれ相当する。すなわち、前後延在部71の後端は、縦壁部33dの後端よりも前方に位置している。
上下延在部72の上端は、フロントフック33の上端よりも上方に位置している。上下延在部72の上端には、コード47の一端が接続されている。なお、コード47の他端は、リッドランプ46(図5参照)に接続されている。
<フック側ケース>
図15に示すように、フロントフック33の内側には、フック側端子70を囲うフック側ケース110が設けられている。フック側ケース110は、フック側端子70に沿うように延びるL字状をなしている。フック側ケース110は、シール部材69を介してフロントフック33に取り付けられている。フック側ケース110は、フック側端子70における前後延在部71に沿うように前後に延在する前後延在ケース部111と、前後延在ケース部111の前端から上方に延在する上方延在ケース部112と、を備える。
図15において、フック側ケース110における前後延在ケース部111の前後長さL1を「フック側ケース110の前後長さL1」とする。図15において、フック側端子70における前後延在部71の前後長さL2を「フック側端子70の前後長さL2」とする。実施形態において、フック側端子70の前後長さL2は、フック側ケース110の前後長さL1よりも短い(L2<L1)。
図14に示すように、前後延在ケース部111は、フック側端子70を下方から覆うフック端子下方覆い部113と、左右フック側端子70を車幅方向外方から覆うフック端子側方覆い部114と、左右フック側端子70の収容空間を車幅方向に区画する左右一対のフック端子側縦壁部115と、を備える。
フック端子側方覆い部114およびフック端子側縦壁部115は、フック側端子70の前後延在部71に沿うように前後に延在している。フック端子側方覆い部114およびフック端子側縦壁部115は、フック側端子70の前後延在部71よりも後方に延出している。
フック端子側方覆い部114およびフック端子側縦壁部115は、フック側端子70の前後延在部71よりも上方に延出している。
図16に示すように、左右一対のフック端子側方覆い部114は、受け側ケース120を受け入れ可能に車幅方向に離反している。車幅方向において、左右一対のフック端子側方覆い部114の離反間隔は、受け側ケース120の車幅方向の長さ以上の大きさを有する。
左右一対のフック端子側縦壁部115は、受け側ケース120の隔壁124を受け入れ可能に車幅方向に離反している。車幅方向において、左右一対のフック端子側縦壁部115の離反間隔は、受け側ケース120の隔壁124の幅以上の大きさを有する。
<フロントフック受け部>
実施形態において、フロントフック受け部53は、キャリア本体51の前部のうち上下開口部51h(図7参照)に上方から臨む部分である。フロントフック受け部53は、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、荷重を受ける部分である。図15に示すように、フロントフック受け部53は、収納ボックス30(ボックス本体31)の底部とフロントフック33の先端部との上下間に入り込むことが可能な厚みを有する。図7に示すように、フロントフック受け部53の下面側には、フロントフック33における後方延出部33b(図15参照)を前方から受け入れ可能に後方に開口する後方開口部53hが設けられている。
<受け側端子>
図15に示すように、受け側端子80は、フロントフック受け部53に設けられている。図16に示すように、受け側端子80は、キャリア50の下面側に設けられている。図17に示すように、受け側端子80は、雌端子である。受け側端子80は、フック側端子70を挟む一対の端子片81を備える。一対の端子片81は、各収容空間に一組ずつ設けられている。一対の端子片81は、車幅方向に対向している。
一対の端子片81は、前後方向に延在している。一対の端子片81の前端部は、前側ほど車幅方向外方に位置するように傾斜している。これにより、一対の端子片81間にフック側端子70を導入しやすい。
一対の端子片81の前後中間部には、フック側端子70に向けて突出する凸部81aが設けられている。図17の断面視で、凸部81aは、フック側端子70に向けて凸をなす円弧状をなしている。すなわち、フック側端子70と凸部81aとの接触部分が端子70,80の接点部となる。
一対の端子片81の後端部は、互いに接続されている。一対の端子片81の後端は、受け側ケース120の後端(受け端子後方覆い部123)よりも後方に位置している。一対の端子片81の後端は、配線85(図14参照)を介して車体側のバッテリ(不図示)に接続されている。
<受け側ケース>
図16に示すように、フック受け部53には、受け側端子80を囲う受け側ケース120が設けられている。図13に示すように、受け側ケース120は、前方および下方が開口した箱状をなしている。図16に示すように、受け側ケース120は、キャリア50(天壁51a)の下面に取り付けられている。すなわち、受け側ケース120は、フロントフック受け部53の下面に取り付けられている。図14に示すように、受け側ケース120は、受け側端子80を上方から覆う受け端子上方覆い部121と、受け側端子80を車幅方向外方から覆う受け端子側方覆い部122と、受け側端子80を後方から覆う受け端子後方覆い部123と、を備える。
図13に示すように、受け側ケース120には、受け端子上方覆い部121から下方に延出する隔壁124と、受け端子上方覆い部121から車幅方向外方に突出する外方突出部125と、が設けられている。
隔壁124は、受け端子側方覆い部122に沿うように前後に延在している。隔壁124は、受け側端子80の収容空間を車幅方向に区画している。
外方突出部125は、ボルト等の締結部材(不図示)によってキャリア50(図11参照)に固定されている。
図2に示すように、収納ボックス30をキャリア50に取り付けることにより、キャリア50側の受け側端子80(図15参照)と収納ボックス30側のフック側端子70(図15参照)とが接続される。具体的には、図17に示すように、フック受け部53にフック33を接続することにより(図15参照)、一対の端子片81における凸部81aとフック側端子70とが接続される。これにより、車体側のバッテリ(不図示)からリッド32側の電装部品(図5に示すリッドランプ46)に給電可能な状態となる。
<蓋部材>
図8に示すように、収納ボックス給電構造25は、キャリア50に着脱可能に設けられ、収納ボックス30(図2参照)がキャリア50に搭載されていないときに、フロントフック受け部53を覆う蓋部材90を更に備えていてもよい。
図18に示すように、蓋部材90は、上下開口部51hを上方から覆う上壁91と、後方開口部53hを前方から覆う前壁92と、上壁91に連なりキャリア本体51の天壁51a前端(フロントフック受け部53の下面)に係合する上係合片93と、前壁92に連なりキャリア本体51の爪部51bに係合する前係合片94と、を備える。
<収納ボックスの取付け手順>
以下、収納ボックス30をキャリア50に取り付ける手順の一例を説明する。
例えば、収納ボックス30をキャリア50に取り付ける場合には、以下の(1)〜(5)の手順を行う。
(1)まず、持ち手42を持ち上げ、キーシリンダ41を外部に露出させる。
(2)次に、キーシリンダ41にキーを挿入して時計回りに回動し、ボックス本体31のロックを解除する。
(3)次に、収納ボックス30をキャリア50に載置する。
具体的に、図19に示すように、フロントフック33をフロントフック受け部53に押し込んで位置決めする。その後、リアフック34をリアフック受け部54に押し込む(図10参照)。
(4)次に、キーを反時計回りに回動してボックス本体31のロックをかけた後、キーを抜く。
(5)次に、持ち手42をU字溝31uに収納する。
以上の手順により、収納ボックス30をキャリア50に取り付けることができる。
<収納ボックスの取外し手順>
以下、収納ボックス30をキャリア50から取り外す手順の一例を説明する。
例えば、収納ボックス30をキャリア50から取り外す場合には、以下の(1)〜(5)の手順を行う。
(1)まず、持ち手42を持ち上げ、ボックス本体解錠ボタン40およびキーシリンダ41を外部に露出させる。
(2)次に、キーシリンダ41にキーを挿入して時計回りに回動し、ボックス本体31のロックを解除する。
(3)次に、ボックス本体解錠ボタン40を押し、収納ボックス30をキャリア50から取り外す。
(4)次に、キーを反時計回りに回動してボックス本体31のロックをかけた後、キーを抜く。
(5)次に、持ち手42をU字溝31uに収納する。
以上の手順により、収納ボックス30をキャリア50から取り外すことができる。
以上説明したように、上記実施形態の収納ボックス給電構造25は、収納ボックス30と、収納ボックス30を車体に着脱自在に搭載可能なキャリア50と、収納ボックス30を前記キャリア50に接続可能とするフック33と、フック33を受けるフック受け部53と、フック33の内側に設けられ、リッドランプ46に給電するためのフック側端子70と、フック受け部53に設けられ、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、フック側端子70に接続される受け側端子80と、を備える。
この構成によれば、フック33の内側に設けられ、リッドランプ46に給電するためのフック側端子70と、フック受け部53に設けられ、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、フック側端子70に接続される受け側端子80と、を備えることで、以下の効果を奏する。フック33がフック受け部53に引っ掛けられることで、剛性をもって端子70,80を支持することができる。加えて、フック33の内側に給電構造を設けるため、収納ボックス30の底部に新たな給電部を設ける必要がなく、収納ボックス30およびキャリア50の形状を大きく変更する必要もない。したがって、収納ボックス30に新たな給電部を設けることなく、既存の構造を利用した給電構造とし、振動に強く、剛性の高い部位に給電部を設けることができる。
加えて、フック33をフック受け部53に取り付けるときの摩擦によって、端子70,80のセルフクリーニングを行うことができる。例えば、端子70,80の酸化被膜を除去したり、砂噛み等の異物を除去したりすることができる。
加えて、フック側端子70がフック33の内側に設けられることで、フック側端子70が外部に露出しにくくなる。したがって、フック側端子70に塵埃などの異物が付着しにくくなるため、端子70,80の接触信頼性を保持することができる。
また、上記実施形態では、フック33は、フック側端子70が一体に設けられ、前後方向に延出する後方延出部33bを備えることで、以下の効果を奏する。フック33をフック受け部53に取り付けるときに、後方延出部33bにおいて前後方向のスライド動作を作用させることができる。したがって、端子70,80の接続を安定させるとともに、接点部の砂噛みを防止することができる。
また、上記実施形態では、後方延出部33bは、フック側端子70よりも上方に延出し、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、キャリア50の下面に当接する縦壁部33dを備えることで、以下の効果を奏する。縦壁部33dの上端とキャリア50の下面とが荷重の受け部となるため、給電部に負荷がかかることを回避することができる。
また、上記実施形態では、フック側端子70は、雄端子であり、フック側端子70の一部は、後方延出部33bの延出方向に延出する板状をなしていることで、フック側端子70によって車幅方向のたわみを吸収することができる。したがって、端子70,80の接続位置のバラツキを吸収するとともに、振動に強い部位に給電部を設けることができる。
加えて、フック33をフック受け部53に取り付けるときに、フック側端子70において前後方向のスライド動作を作用させることができる。したがって、端子70,80の接続を安定させるとともに、接点部の砂噛みを防止することができる。
また、上記実施形態では、フック側端子70の先端70tがフック33の先端33tよりも内側に位置することで、フック33とフック受け部53とが位置決めされてからフック側端子70と受け側端子80とが接続される。したがって、収納ボックス30側の端子とキャリア50側の端子とを接続する場合、端子の位置決めを容易に行うことができる。
また、上記実施形態では、フック33の内側には、フック側端子70を覆うフック側ケース110が設けられ、フック側端子70の前後長さL2がフック側ケース110の前後長さL1よりも短いことで、フック側ケース110が位置決めされてからフック側端子70と受け側端子80とが接続される。したがって、収納ボックス30側の端子とキャリア50側の端子とを接続する場合、端子の位置決めを容易に行うことができる。
また、上記実施形態では、受け側端子80がキャリア50の下面側に位置することで、剛性をもって受け側端子80を支持することができる。
また、上記実施形態では、受け側端子80は、雌端子であり、フック側端子70を挟む一対の端子片81を備えることで、以下の効果を奏する。受け側端子80が一つの端子片81のみを備える場合と比較して、フック側端子70と受け側端子80との接続を確実に行うことができる。
また、上記実施形態では、一対の端子片81が車幅方向に対向していることで、一対の端子片81によって上下方向のたわみを吸収することができる。したがって、端子70,80の接続位置のバラツキを吸収するとともに、振動に強い部位に給電部を設けることができる。
また、上記実施形態では、フック受け部53には、受け側端子80を囲い、下方が開口した箱状をなす受け側ケース120が設けられていることで、受け側ケース120によって受け側端子80が外部に露出しにくくなる。
また、上記実施形態では、フック受け部53の下面側には、フック33の後方延出部33bを前方から受け入れ可能に後方に開口する後方開口部53hが設けられていることで、以下の効果を奏する。フック受け部53がフック33を後方から受け入れ可能とされた場合と比較して、フック受け部53に対するフック33のアプローチを容易に行うことができる。例えば、キャリア50が車体後部に設けられたリアキャリア50である場合、収納ボックス30をリアキャリア50に容易に搭載することができる。
また、上記実施形態では、キャリア50には、フック受け部53の近傍で上下に開口する上下開口部51hが設けられていることで、上下開口部51hの開口を通じて水抜きを行うことができる。例えば、雨が降っているときに収納ボックス30をキャリア50に搭載する場合でも、雨水などがフック受け部53に入り込むことを回避することができる。
また、上記実施形態では、キャリア50に着脱可能に設けられ、収納ボックス30がキャリア50に搭載されていないときに、フック受け部53を覆う蓋部材90を更に備えることで、蓋部材90によってフック受け部53が外部に露出することがなくなる。したがって、収納ボックス30がキャリア50に搭載されていないときに、水および塵埃などの異物がフック受け部53に入り込むことを回避することができる。
また、上記実施形態では、フック33が左右に一対設けられていることで、以下の効果を奏する。収納ボックス30とキャリア50とが左右でバランスよく接続されるため、フック33が一つのみ設けられている場合と比較して、振動により強い部位に給電部を設けることができる。
なお、上記実施形態では、収納ボックス30が車両後部に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、収納ボックス30は、車両前部に設けられていてもよいし、車両側部(キャリア50の側部)に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、フロントフック33がボックス本体31の前下部から下方に延びた後に後方に屈曲して延びるL字状をなしている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、フロントフック33は、ボックス本体31の前下部から下方に延びた後に前方に屈曲して延びるL字状をなしていてもよい。
また、上記実施形態では、フック側端子70がフロントフック33の内側に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、フック側端子70は、リアフック34の内側に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、フック側端子70が左右フロントフック33のそれぞれに設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、フック側端子70は、左右フロントフック33の一方にのみ設けられていてもよい。すなわち、フック側端子70は、左右フロントフック33の少なくとも一方に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、フロントフック33が左右に一対設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、フロントフック33は、1つのみ設けられていてもよいし、3つ以上の複数設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、フロントフック受け部53における外方突出部125がボルト等の締結部材(不図示)によってキャリア50に固定されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、フロントフック受け部53は、キャリア50に一体的に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、フック側端子70の一部が後方延出部33bの延出方向に延出する板状をなしている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、フック側端子70の全部が後方延出部33bの延出方向に延出する板状をなしていてもよい。すなわち、フック側端子70の少なくとも一部が後方延出部33bの延出方向に延出する板状をなしていてもよい。
また、上記実施形態では、フック側ケース110がシール部材69を介してフロントフック33に取り付けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図20に示すように、フック側ケース110は、フロントフック33に直接的に固定されていてもよい。
また、上記実施形態では、左右一対のフック端子側方覆い部114が受け側ケース120を受け入れ可能に車幅方向に離反している例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図21に示すように、左右一対のフック端子側方覆い部114は、受け側ケース120の車幅方向間に収まる大きさを有していてもよい。すなわち、車幅方向において、左右一対の受け端子側方覆い部122の離反間隔は、フック側ケース110の車幅方向の長さ以上の大きさを有していてもよい。
また、上記実施形態では、受け側ケース120がフロントフック受け部53の下面に取り付けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図22に示すように、受け側ケース120は、フロントフック受け部53に内蔵されていてもよい。例えば、図23に示すように、受け側ケース120がフロントフック受け部53に内蔵されている構造において、左右一対のフック端子側方覆い部114は、受け側ケース120の車幅方向間に収まる大きさを有していてもよい。
また、上記実施形態では、二つの受け側端子80(二組の一対の端子片81)を囲う受け側ケース120を一つ備えた構成を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図24に示すように、一つの受け側端子80(一組の一対の端子片81)を囲う受け側ケース120Aを二つ備えた構成であってもよい。
また、上記実施形態では、フロントフック33が、フック側端子70を下方から覆う下壁部33cと、左右フック側端子70を車幅方向外方から覆う縦壁部33dと、を備える例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図24に示すように、二つの受け側ケース120Aを備えた構成において、フロントフック33は、受け側端子80の収容空間を車幅方向に区画する第二縦壁部33eを更に備えていてもよい。第二縦壁部33eは、収納ボックス30がキャリア50に搭載されたときに、左右の縦壁部33dとともにキャリア50の下面に当接してもよい。図24において符号110Aは、各受け側ケース120に対応するフック側ケースを示す。
また、上記実施形態では、フック側端子70がフック側ケース110を介してフロントフック33に取り付けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図25に示すように、フック側端子70は、フロントフック33に直接的に取り付けられていてもよい。すなわち、フロントフック33の内側には、フック側ケース110が設けられていなくてもよい。
また、上記実施形態では、フロントフック33における後方延出部33bには、フック側ケース110における前後延在ケース部111を収容可能な空間が設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図26に示すように、フロントフック33における後方延出部33bには、フロントフック受け部53(図25参照)において受け側ケース120を内蔵した部分を収容可能な空間129が設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、電装部品としてリッドランプ46を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、電装部品は、USB充電器およびソレノイドなどの他の電装部品であってもよいし、リッドランプ46以外の他の灯火器類であってもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記鞍乗型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪の車両にも適用可能である。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
25 収納ボックス給電構造
30 収納ボックス
33 フロントフック(フック)
33a 下方延出部
33b 後方延出部(前後延出部)
33d 縦壁部
33t フロントフック(フック)の先端
46 リッドランプ(電装部品)
50 キャリア
51h 上下開口部
53 フロントフック受け部(フック受け部)
53h 後方開口部
70 フック側端子
70t フック側端子の先端
71 前後延在部
80 受け側端子
81 端子片
90 蓋部材
110,110A フック側ケース
120,120A 受け側ケース
L1 フック側ケースの前後長さ
L2 フック側端子の前後長さ

Claims (12)

  1. 収納ボックス(30)と、
    前記収納ボックス(30)を車体に着脱自在に搭載可能なキャリア(50)と、
    前記収納ボックス(30)を前記キャリア(50)に接続可能とするフック(33)と、
    前記フック(33)を受けるフック受け部(53)と、
    前記フック(33)の内側に設けられ、電装部品(46)に給電するためのフック側端子(70)と、
    前記フック受け部(53)に設けられ、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されたときに、前記フック側端子(70)に接続される受け側端子(80)と、を備え、
    前記フック(33)は、前記フック側端子(70)が一体に設けられ、前後方向に延出する前後延出部(33b)を備え、
    前記前後延出部(33b)は、前記フック側端子(70)の少なくとも一部よりも上方に延出し、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されたときに、前記キャリア(50)の下面に当接する縦壁部(33d)を備えることを特徴とする鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  2. 前記フック側端子(70)は、雄端子であり、
    前記フック側端子(70)の少なくとも一部は、前記前後延出部(33b)の延出方向に延出する板状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  3. 前記フック側端子(70)の先端(70t)は、前記フック(33)の先端(33t)よりも内側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  4. 前記フック(33)の内側には、前記フック側端子(70)を囲うフック側ケース(110)が設けられ、
    前記フック側端子(70)の前後長さ(L2)は、前記フック側ケース(110)の前後長さ(L1)よりも短いことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  5. 前記受け側端子(80)は、前記キャリア(50)の下面側に位置することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  6. 前記受け側端子(80)は、雌端子であり、前記フック側端子(70)を挟む一対の端子片(81)を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  7. 前記一対の端子片(81)は、車幅方向に対向していることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  8. 前記フック受け部(53)には、前記受け側端子(80)を囲い、下方が開口した箱状をなす受け側ケース(120)が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  9. 前記フック(33)は、
    前記収納ボックス(30)の下部から下方に延出する下方延出部(33a)と、
    前記下方延出部(33a)の下端から後方に延出する後方延出部(33b)と、を備え、
    前記フック受け部(53)の下面側には、前記後方延出部(33b)を前方から受け入れ可能に後方に開口する後方開口部(53h)が設けられていることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  10. 前記キャリア(50)には、前記フック受け部(53)の近傍で上下に開口する上下開口部(51h)が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  11. 前記キャリア(50)に着脱可能に設けられ、前記収納ボックス(30)が前記キャリア(50)に搭載されていないときに、前記フック受け部(53)を覆う蓋部材(90)を更に備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
  12. 前記フック(33)は、左右に一対設けられていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の収納ボックス給電構造。
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