JP2019118277A - 草刈機 - Google Patents

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Abstract

【課題】静油圧式無段変速装置の大型化を避けながら、走行装置の増減速を草刈作業に適した速度や出力で操作性良く行えるようにして、草刈作業を能率良く行えるようにする。【解決手段】静油圧式無段変速装置6の油圧ポンプ60と油圧モータ61が可変容量型に構成され、油圧モータ61の斜板角度を変更操作する油圧アクチュエータ64が備えられ、油圧ポンプ60と油圧モータ61を接続する閉回路62の高圧側油路62Hに、その高圧側油路62Hから分岐したパイロット圧を油圧アクチュエータ64へ供給する操作回路65が接続され、操作回路65は、高圧側油路62Hの圧力上昇に伴って油圧モータ61の斜板61bを低速側に操作するように、油圧アクチュエータ64の低速操作側に接続されている。【選択図】図4

Description

本発明は、モアー装置と、走行装置と、を備えるとともに、前記走行装置の駆動系に静油圧式無段変速装置を備えた草刈機に関する。
この種の草刈機では、下記に記載の技術が用いられていた。
アキシャルプランジャ型で可変容量型の油圧ポンプと、アキシャルプランジャ型で定容量型の油圧モータと、を用いて静油圧式無段変速装置を構成し、油圧モータからの出力をミッションケース内に入力して、左右の後輪に動力伝達するように構成されていた(例えば特許文献1参照。)。
特開2010−004748号公報(段落番号0021、0028、図2、図3、図5参照)
上記の特許文献1に記載の草刈機においては、走行駆動系に静油圧式無段変速装置を用いているので、走行速度の円滑な増減速が可能であるが、次の点で改善の余地がある。
つまり、この種の草刈機は、機体自体はそれほど大型のものではないが、傾斜地の草刈作業を行ったり、容量の大きい集草容器を備えたりすることがある。このため、刈り取り作業中は、低速でも比較的大きなトルクを必要とする傾向がある。また、刈り取り作業を行わない走行状態は、一般に平坦地を走行して収容されている刈草を排出するなどのために用いられるので、できるだけ高速での走行を行うのが作業能率上望ましい。
走行装置の増減速を静油圧式無段変速装置の操作のみで行うには、十分な増減速幅を得ようとすると、静油圧式無段変速装置として、相当に吐出容量の大きい油圧ポンプを必要とし、装置の大型化を招くことになる。
そこで、静油圧式無段変速装置による変速とは別に、油圧ポンプからの出力をギヤ式副変速機構等に入力し、副変速機構での変速操作を行うことで、静油圧式無段変速装置の大型化を回避することも考えられる。しかしながらこの場合には、副変速操作を行う際に、一旦機体を停止させて変速操作を行うなどの操作が必要となり、能率的な作業を行い難い虞がある。
本発明は、静油圧式無段変速装置の大型化を避けながら、走行装置の増減速を草刈作業に適した速度や出力で操作性良く行えるようにして、草刈作業を能率良く行えるようにしようとするものである。
本発明における草刈機は、モアー装置と、走行装置と、を備えるとともに、前記走行装置の駆動系に静油圧式無段変速装置が備えられた草刈機であって、前記静油圧式無段変速装置の油圧ポンプと油圧モータが可変容量型に構成され、前記油圧モータの斜板角度を変更操作する油圧アクチュエータが備えられ、前記油圧ポンプと前記油圧モータを接続する閉回路の高圧側油路に、その高圧側油路から分岐したパイロット圧を前記油圧アクチュエータへ供給する操作回路が接続され、前記操作回路は、前記高圧側油路の圧力上昇に伴って前記油圧モータの斜板を低速側に操作するように、前記油圧アクチュエータの低速操作側に接続されている、という特徴構成を有している。
本発明によれば、油圧ポンプと油圧モータが共に可変容量型に構成され、その油圧ポンプと油圧モータを接続する閉回路の高圧側油路に、その高圧側油路から分岐したパイロット圧を、油圧モータの斜板角度を変更操作する油圧アクチュエータへ供給する操作回路が接続されている。
そして、高圧側油路の圧力上昇に伴って、つまり走行負荷の上昇に伴って、油圧モータの斜板を減速側に操作するように、油圧アクチュエータの低速操作側にパイロット圧が供給されるので、機体の走行速度は減速側へ操作されることになるが、油圧モータからの出力トルクは上昇する。その結果、傾斜地での草刈作業など、高トルクでの作業が必要となる箇所で、走行速度は安全性の高い低速度に減速して、確実な草刈作業を行うことができる。
高圧側油路の圧力上昇がない場合には、つまり走行負荷の少ない場合には、油圧モータの斜板が増速側に操作されるように、油圧アクチュエータの低速操作側へのパイロット圧供給が解除され、油圧アクチュエータが高速操作側へ復帰して、油圧ポンプの操作量に応じて機体の走行速度は高速側へ操作されることになる。したがって、走行負荷の少ない平坦地走行等では、高速走行して刈草を廃棄箇所へ運搬する等の作業を能率良く行い易い。
このように、走行負荷の増減に応じて油圧モータを変速し、出力トルク優先の減速走行か、出力トルクよりも走行速度を優先した増速走行かを、静油圧式無段変速装置の増減操作で簡便に、かつ迅速に行うことができる。したがって、油圧ポンプ側での増減速幅が比較的小さい静油圧式無段変速装置であっても、傾斜地等での草刈作業に適した高トルク低速度での走行や、平坦地での刈草運搬等に適した低トルク高速度での走行を行うことができ、静油圧式無段変速装置の大型化を避けながら能率の良い草刈作業を行うことができる。
上記構成において、前記油圧アクチュエータには、前記油圧モータの斜板を高速側へ復帰付勢する操作機構が備えられていると好適である。
本構成によれば、油圧アクチュエータ自体が油圧モータの斜板を高速側へ復帰付勢する操作機構を備えているので、油圧アクチュエータに対して、減速操作用のパイロット油路とは別の復帰操作用のパイロット油路を形成したり、別途、圧力センサや電気的制御装置を設けるなどの構成が不要であり、より一層構造の簡素化を図ることができる。
乗用型草刈機の全体側面図である。 乗用型草刈機の走行駆動系における動力伝達構造を示す概略説明図である。 静油圧式無段変速装置を示す断面図である。 静油圧式無段変速装置の操作系を示す油圧回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面の記載に基づいて説明する。
尚、本実施形態での説明における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、次のように記載している。つまり、本発明を適用した草刈機の一例である乗用型草刈機の作業走行時における前進側の進行方向(図1における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図1における矢印B参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向が「右」、同様に左側に相当する方向が「左」である。
〔乗用型草刈機の全体構成〕
図1には草刈機としての乗用型草刈機の全体側面が示されている。この乗用型草刈機は、走行機体1における機体フレーム10の前側に左右一対の操向操作自在な前輪11,11(走行装置に相当する)を備え、後側に左右一対の駆動自在な後輪12,12(走行装置に相当する)を備えて自走するよう構成されている。
機体フレーム10の下方で、前後方向における前輪11と後輪12の間に、リヤディスチャージ型式のモアー装置4が昇降操作可能に吊り下げ装着されている。その走行機体1の後方側に、モアー装置4(作業装置に相当する)で刈り取られた刈草を収容する集草装置5(作業装置に相当する)が設けられている。
図1及び2に示すように、走行機体1の機体フレーム10上には、その前部に原動部2が設けられ、原動部2の後部側に搭乗運転部3が設けられている。
原動部2では、エンジン20が、エンジンボンネット21に内装された状態で機体フレーム10に搭載されている。エンジン20の後方側から取り出された動力は、主伝動軸22を介して後方位置の静油圧式無段変速装置6に入力され、静油圧式無段変速装置6からの出力が、ギヤ伝動機構23Aを内装したミッションケース23を介して、左右の後車軸ケース24に支持された後車軸12aに伝達され、後輪12が駆動される。
前輪11の操向操作は、搭乗運転部3に備えたステアリングホイール31の操作に伴って作動するパワーステアリング装置(図示せず)によって行われる。
エンジン20の前方側からは、作業用の動力が取り出し可能に構成されている。つまり、エンジン20の前側に、ベルト伝動機構によって構成された動力取り出し機構25が設けられ、この動力取り出し機構25に備えたPTO軸26を介して、エンジン20の動力がモアー装置4に伝達されている。
原動部2の後方側における搭乗運転部3には、エンジンボンネット21の後方側に連なる操縦パネル30、及びステアリングホイール31等を備えた操縦部3Aが設けられている。そして、操縦部3Aの後方側には、足元に位置する搭乗ステップ32の上側に運転座席33が設置され、その運転座席33の後部箇所にロプス34が立設されている。
ロプス34は正面視で門形に形成され、機体フレーム10の後端部に一体に備えた左右一対のロプスベース(図示せず)に対して、左右両側における柱状脚部34a,34aの下端側が連結固定されている。左右の柱状脚部34a,34aの上端部側は門形の上部枠34bで連結され、運転座席33の上方側を覆う状態に設けられている。
機体フレーム10の前部には、機体前部の保護部材となるガードフレーム10Aが設けられている。
このガードフレーム10Aには、複数個のバランスウェイトを装着可能な、バランスウェイト取付部14が、設けられている。
〔モアー装置〕
モアー装置4は、前リンク13a及び後リンク13bの対を左右両側に備えたリンク機構13を介して、機体フレーム10に対して昇降可能に吊り下げ支持されたハウジング40を備えている。
リンク機構13のうち、前リンク13aの上端部には、モアー昇降シリンダ43が連結されている。このモアー昇降シリンダ43の伸縮作動に伴ってハウジング40の機体フレーム10に対する上下高さ位置を変更することができる。
ハウジング40内には、左右一対の回転ブレード41,41が配設されている。各回転ブレード41は、上下軸心回りに回転し、その回転軌跡の一部が互いに重複した状態で、等速回転駆動されることにより、草類の刈り取りを行うとともに、その回転運動で生起される搬送風によって、ハウジング40の後部に形成された排出口から刈草を後方へ向けて排出するように構成されている。
〔集草装置〕
図1及び図2に示されるように集草装置5は、刈草を収容する集草容器50と、その集草容器50を走行機体1に対して昇降作動及び刈草排出作動が可能であるように操作する昇降駆動機構51とを備えている。
集草容器50は、モアー装置4側から搬送ダクト42を介して供給される刈草を受け入れる受入口(図示せず)を前端側に備え、後端側に排出用の排出口50aと、その排出口50aを覆う開閉蓋50bとを備えている。
昇降駆動機構51は、走行機体1の後方側に設けられたロプス34に対して集草容器50を連結する昇降リンク52と、その昇降リンク52をロプス34に対して昇降作動させるリフトシリンダ53(油圧アクチュエータに相当する)と、昇降リンク52に対する集草容器50の姿勢を、水平に近い回収姿勢の状態から後下がりの後傾姿勢に変更して、集草容器50の開閉蓋50bを開閉作動させるためのダンプシリンダ54(油圧アクチュエータに相当する)とを備えている。
昇降リンク52は、左右一対のアッパーリンク52aと、左右一対のロアーリンク52bとを備え、各アッパーリンク52aとロアーリンク52bの前端側がロプス34の上部に着脱可能に連結され、後部側が集草容器50の後端側近くの下部に連結されている。そして、油圧シリンダで構成されているリフトシリンダ53の上端部はロアーリンク52bに対して連結され、リフトシリンダ53の伸縮作動によって、昇降リンク52が揺動し、集草容器50の昇降作動が行われる。
油圧シリンダで構成されたダンプシリンダ54は、集草容器50の後端側の下方に配置されている。このダンプシリンダ54の伸縮作動によって、集草容器50をひっくり返すように後傾させた排出姿勢と、水平に近い状態の回収姿勢と、に切り換え操作することが可能であるように、ダンプシリンダ54の一端部を周知のダンプ操作機構(図示せず)に連結させている。
上記のリフトシリンダ53及びダンプシリンダ54も左右一対備えられていて、左右で同時作動するように、集草装置5用の油圧回路に配備されている。
〔走行駆動系〕
エンジン20から後輪12への走行駆動系における伝動機構は次のように構成されている。
図1及び2に示されるように、エンジン20の後部にクラッチハウジング27が連設され、クラッチハウジング27の出力軸27aを介してエンジン20の動力が取り出される。
クラッチハウジング27の出力軸27aの後端部に主伝動軸22が一体回転自在に接続され、主伝動軸22の後端部に静油圧式無段変速装置6の入力軸としてのポンプ軸60aが接続されている。
主伝動軸22とポンプ軸60aとは、冷却ファン28aを有した連結具28を介して連結されている。冷却ファン28aは、静油圧式無段変速装置6に冷却風を供給するためのものである。
静油圧式無段変速装置6の出力軸としてのモータ軸61aが、減速用のギヤ伝動機構23Aを内装したミッションケース23に挿入され、ミッションケース23内に変速動力が伝えられる。静油圧式無段変速装置6から伝えられた動力は、ミッションケース23に内装されているデフ機構23Bを介して左右の後車軸ケース24に分岐伝動され、各後車軸ケース24に支持された後車軸12aに伝達され、後輪12が駆動される。
〔静油圧式無段変速装置〕
走行駆動系に設けられた静油圧式無段変速装置6、及びその油圧駆動回路について説明する。
図3及び図4に示されているように、静油圧式無段変速装置6は、ポンプ軸60aを有したアキシャルプランジャ形でかつ可変容量形の油圧ポンプ60と、モータ軸61aを有したアキシャルプランジャ形の油圧モータ61と、この油圧ポンプ60及び油圧モータ61を接続する閉回路62(図4参照)と、を備えている。
油圧ポンプ60と油圧モータ61を接続する閉回路62は、油圧ポンプ60から油圧モータ61へ圧油を供給する高圧側油路62Hと、油圧モータ61から油圧ポンプ60側へ圧油を戻す低圧側油路62Lと、を備えている。閉回路62へ圧油を補充するためのチャージ回路63は、高圧側油路62Hと低圧側油路62Lにわたって接続されている。
油圧ポンプ60は、圧油供給ポンプ15と共にエンジン20の動力によって駆動される。この油圧ポンプ60の斜板60bの角度変更は、搭乗運転部3の足元に配備した変速ペダル35(図4参照)によって人為的に操作される。つまり、油圧ポンプ60の斜板60bは、油圧サーボ機構7を介して変速ペダル35に連係されている。
油圧サーボ機構7は、図4に示すように、変速ペダル35に連係されたサーボバルブ70と、斜板60bに連係されたサーボシリンダ71とを備え、変速ペダル35の踏み込み操作でサーボシリンダ71への操作油路72を切換操作可能に構成されている。
この構造では、変速ペダル35の踏込みが解除されると、図3に示すように、油圧ポンプ60の斜板60bは中立(0°)に復帰維持されて油圧ポンプ60からの圧油の吐出がなく、走行停止状態がもたらされる。
そして、変速ペダル35を踏込むに連れて、サーボバルブ70が圧油供給ポンプ15からの圧油を操作油路72からサーボシリンダ71に供給する。すると、このサーボシリンダ71が駆動されて油圧ポンプ60の斜板角を変更操作し、油圧ポンプ60の駆動速度が変化して静油圧式無段変速装置6の速度状態が変化する。このとき、サーボシリンダ71の作動がフィードバック機構73によってサーボバルブ70にフィードバックされており、静油圧式無段変速装置6が変速ペダル35のの操作位置に対応した制御目標の速度状態になると、サーボバルブ70が中立状態に切り換え操作され、静油圧式無段変速装置6が制御目標の速度状態に維持されるようになっている。
圧油供給ポンプ15は、圧油供給回路16によって、閉回路62へ圧油を補充するためのチャージ回路63に接続され、チャージ油の補給を行うように構成されている。また、この圧油供給回路16には、油圧サーボ機構7の操作油路72も接続されていて、サーボシリンダ71への圧油供給を行えるように構成されている。このため、油圧サーボ機構7のシステム圧がチャージ圧と同一となっている。
油圧モータ61の斜板61bは、油圧アクチュエータ64によって操作される。この油圧アクチュエータ64は、図3に示すように、操作ピストン64aと復帰バネ64b(斜板61bを高速側へ復帰付勢する操作機構に相当する)との組み合わせで構成され、操作ピストン64aと復帰バネ64bとで前後から斜板61bを挟持した状態にある。尚、この油圧アクチュエータ64は、図4の油圧回路図において、単一シリンダ内に操作ピストン64aと復帰バネ64bを対向させるように配置した記号で描かれているが、実際は、図3に示すように、斜板61bを挟む状態で斜板61bの両側に配置されている。
油圧アクチュエータ64の操作ピストン64aが前方移動限界まで後退している時、油圧モータ61における斜板61bの角度が中立(0°)となる。操作ピストン64aが復帰バネ64bに抗して後方に進出するに連れて斜板61bの角度が大きくなるように構成してある。なお、復帰バネ64bは初期圧縮をかけて組み込んであり、斜板61bを設定された付勢力で中立側に付勢している。
上記の油圧アクチュエータ64は、図4に示すように、油圧ポンプ60からの圧油を油圧モータ61に供給する高圧側油路62Hに操作回路65を介して接続されている。これにより、操作回路65の圧力と復帰バネ64bのバネ力とが均衡したところで斜板61bの角度が安定するようになっている。
したがって、変速ペダル35を踏込むと、油圧ポンプ60における斜板60bの角度も大きくなり、斜板角度に応じた量の圧油が吐出されて油圧モータ61に供給される。
このとき、走行負荷が比較的軽くて高圧側油路62Hの圧が比較的低い状態であると、操作回路65を介して高圧側油路62Hの圧を受ける油圧アクチュエータ64の操作ピストン64aは、復帰バネ64bの初期バネ力の抵抗を受けて、油圧モータ61の斜板61bの角度を比較的小さい中立(0°)に近い状態に維持し、油圧ポンプ60の吐出量に応じた比較的高速での走行が行われる状態となる。
そして、走行負荷が増加して、高圧側油路62Hの圧が復帰バネ64bの初期バネ力の設定範囲を上回ると、高圧側油路62Hの圧を受ける油圧アクチュエータ64の操作ピストン64aが、復帰バネ64bに抗して油圧モータ61の斜板61bの角度を大きくする側に作動する。
つまり、走行負荷が設定範囲を越えて大きくなると、油圧モータ61側の吐出量が大きくなって出力トルクが高められ、モータ軸61aは減速駆動されて、機体の走行速度は低下する。
尚、静油圧式無段変速装置6を操作する前記変速ペダル35は、エンジン20の後部に設けた調速装置(図外)を操作するアクセルペダルとしての機能をも備えている。
したがって、変速ペダル35を踏み込むと、エンジン回転数を増加させるとともに、静油圧式無段変速装置6における油圧ポンプ60の斜板角が増速側へ操作される。
〔別実施形態の1〕
実施の形態では、静油圧式無段変速装置6の斜板角の変更を、変速ペダル35の踏み込み操作に連動させるように構成した構造のものを例示したが、この構造に限られるものではなく、例えば静油圧式無段変速装置6の斜板角を操作する専用の操作レバー等で操作できるようにしてもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の2〕
実施の形態では、静油圧式無段変速装置6の斜板角の変更を、油圧サーボ機構7を介して行うように構成した構造のものを例示したが、この構造に限られるものではなく、例えば、油圧サーボ機構7を省略して、変速ペダル35もしくは操作レバー等で直接的に操作できるようにしてもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の3〕
実施の形態では、油圧モータ61の斜板61bの角度変更を、油圧アクチュエータ64の操作ピストン64aと、復帰バネ64bで行うように構成した構造のものを例示したが、この構造に限られるものではなく、例えば、斜板61bの角度変更を、増速側も減速側も油圧で操作されるアクチュエータを用いて、油圧操作されるようにしても良い。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の4〕
実施の形態では、単一の油圧モータ61を用いて、その斜板61bの角度変更を行うようにした構造のものを例示したが、この構造に限定されるものではない。
例えば、油圧モータ61を複数個用いてもよい。この場合、複数個の油圧モータ61の一部を定容量型とし、他の一部を可変容量型として斜板61bの角度変更を行うようにしても良い。または、すべてを可変容量型として、すべての斜板61bの角度変更を行うようにしても良い。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、大型機から小型機に至る各種の草刈機に利用可能である。
1 走行機体
4 モアー装置
6 静油圧式無段変速装置
11 前輪(走行装置)
12 後輪(走行装置)
60 油圧ポンプ
61 油圧モータ
61b 斜板
62 閉回路
62H 高圧側油路
64 油圧アクチュエータ
64b 操作機構
65 操作回路

Claims (2)

  1. モアー装置と、走行装置と、を備えるとともに、前記走行装置の駆動系に静油圧式無段変速装置が備えられた草刈機であって、
    前記静油圧式無段変速装置の油圧ポンプと油圧モータが可変容量型に構成され、
    前記油圧モータの斜板角度を変更操作する油圧アクチュエータが備えられ、
    前記油圧ポンプと前記油圧モータを接続する閉回路の高圧側油路に、その高圧側油路から分岐したパイロット圧を前記油圧アクチュエータへ供給する操作回路が接続され、
    前記操作回路は、前記高圧側油路の圧力上昇に伴って前記油圧モータの斜板を低速側に操作するように、前記油圧アクチュエータの低速操作側に接続されている草刈機。
  2. 前記油圧アクチュエータには、前記油圧モータの斜板を高速側へ復帰付勢する操作機構が備えられている請求項1記載の草刈機。
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