JP2019116783A - 移動間仕切装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納した間仕切パネルの厚み方向への移動を規制した状態を維持できる移動間仕切装置を提供する。【解決手段】スライドレール11には、収納位置に位置する収納用ガイドレール12が連続して設けられており、収納用ガイドレール12は、複数本平行に延びる主要レール22A,22Bと、これら主要レール22A,22Bに交差してそれぞれ延設された分岐レール23A,23Bを備え、収納位置にて主要レール22A,22Bに間仕切パネル3の2つの被案内部をそれぞれ案内させて間仕切パネル3を主要レール22A,22Bの長手方向に移動可能であるとともに、間仕切パネル3の2つの被案内部をそれぞれ案内させて分岐レール23A,23Bの長手方向にそれぞれ移動可能とした。【選択図】図1

Description

本発明は、部屋を複数の個室に仕切る移動間仕切装置に関する。
近年、病院の病室や介護施設等では、カーテンの代わりに簡易的な移動間仕切装置を利用して、大部屋を複数の個室に区画している。このような移動間仕切装置として、例えば特許文献1にあっては、天井側に架設されたスライドレールに複数の間仕切パネルが吊支されて構成され、スライドレールに沿って間仕切パネルを連接して個室に区画されている。
ところで、連接された間仕切パネルにより区画された個室に対して大型の家具を搬入または搬出させる際には、間仕切パネルを収納位置に収納させて大きな開口を形成することが行われる。特許文献1の移動間仕切装置は、間仕切パネルを幅方向に案内するスライドレールと、スライドレールと直交し、スライドレールより移乗した間仕切パネルを厚み方向に案内する収納用ガイドレールと、を備えている。
しかしながら、収納用ガイドレールに収納した間仕切パネルは、収納時に間仕切パネルが揺動して所定位置から厚み方向に揺れ戻されることや、外部からの接触によって収納された所定位置から厚み方向に移動してしまうことがあり、搬入または搬出される家具や人の邪魔になるばかりか、開口側に張り出した間仕切パネルに人が接触し怪我をする虞があった。
そこで、特許文献2のような移動間仕切装置がある。この移動間仕切装置は、収納用ガイドレールの内側に引き込み溝を備えており、間仕切パネルを収納用ガイドレールにて幅方向に移動させ、この引き込み溝に間仕切パネルを吊支する支持杆を嵌合させることで、間仕切パネルの厚み方向の移動を規制できるようになっている。
特許第4486506号公報(第4頁、第1図) 特許第3740554号公報(第5頁、第4図)
しかしながら、引き込み溝は収納用ガイドレールの幅内に形成されることから寸法的に小さく、間仕切パネルを操作する利用者が天井側に架設された収納用ガイドレールを見上げた際において、引き込み溝の視認性が低く、支持杆を嵌合させる操作が難しいばかりか、嵌合寸法が浅い引き込み溝からは支持杆が離脱し易く、間仕切パネルの厚み方向の移動を規制した状態を維持し難いという問題もある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、収納した間仕切パネルの厚み方向への移動を規制した状態を維持できる移動間仕切装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の移動間仕切装置は、
上端に2つの被案内部を備え、これら被案内部が天井側に架設されたスライドレールに案内される複数の間仕切パネルを幅方向に連接させることで空間を小室に区画するとともに、収納位置に複数の前記間仕切パネルを収納可能な移動間仕切装置であって、
前記スライドレールには、前記収納位置に位置する収納用ガイドレールが連続して設けられており、
前記収納用ガイドレールは、複数本平行に延びる主要レールと、これら主要レールに交差してそれぞれ延設された分岐レールを備え、前記収納位置にて前記主要レールに前記間仕切パネルの前記2つの被案内部をそれぞれ案内させて前記間仕切パネルを前記主要レールの長手方向に移動可能であるとともに、前記間仕切パネルの前記2つの被案内部をそれぞれ案内させて前記分岐レールの長手方向にそれぞれ移動可能であることを特徴としている。
この特徴によれば、分岐レールは主要レールと交差して延びており、間仕切パネルの被案内部を主要レールを超えた位置であって分岐レールの長手方向に深く嵌合でき、間仕切パネルの厚み方向の移動を規制した状態を確実に維持することができる。また、間仕切パネルを操作する利用者が天井側に架設された収納用ガイドレールを見上げた際の分岐レールの視認性が高く、間仕切パネルを分岐レールの長手方向に簡単に移動させることができる。
前記分岐レールは、前記主要レールに対して略直交する方向に延設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、主要レールと分岐レールとの間で間仕切パネルの被案内部を移動させる際に間仕切パネルが厚み方向に移動せず、かかる移動操作を行い易い。
前記分岐レールは、前記主要レールの長手方向に一箇所のみ延設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、収納位置に最後に収納する間仕切パネルの被案内部を分岐レールに移動させるのみで、それ以前に収納位置に収納した間仕切パネルの厚み方向の移動を規制することができ、複数の間仕切パネルの厚み方向の移動を規制する作業を簡単に完了することができる。
前記移動間仕切装置は、前記分岐レールの長手方向に移動させた前記間仕切パネルの移動を規制する規制手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、分岐レールの長手方向に移動させた間仕切パネルの分岐レールを戻る方向への移動を規制でき、間仕切パネルの厚み方向の移動を規制した状態を確実に維持することができる。
前記規制手段により、前記分岐レールの長手方向に移動させた前記間仕切パネルが床に固定されることを特徴としている。
この特徴によれば、間仕切パネルは収納位置において、下端側が規制手段により床に固定されて厚み方向の揺動が防止され、上端側が被案内部にて厚み方向の移動が規制されるため、間仕切パネルの厚み方向の移動を確実に防止できる。
前記スライドレールに沿って連接接合した最終の前記間仕切パネルの端部には、幅方向の一方端が枢着されて開閉操作可能な可動パネルの自由端部が召合せられており、該可動パネルは開状態にて前記収納用ガイドレールの長手方向における終端と前記分岐レールとの間に位置することを特徴としている。
この特徴によれば、可動パネルにより小室への出入口を確保できるとともに、分岐レールに嵌合させた間仕切パネルにより可動パネルの移動も同時に規制することができる。
本発明の実施例における移動間仕切装置を示す斜視図である。 間仕切パネルを示す側断面図である。 間仕切パネルの固定機構を示す一部拡大斜視図である。 可動パネル5を収納する様子を示す平面図である。 (a),(b)は最初の間仕切パネルを収納用ガイドレールに移動させる手順を示す平面図である。 (a),(b)は最後の間仕切パネルを収納用ガイドレールに移動させる手順を示す平面図である。 (a),(b)は最後の間仕切パネルを分岐レールに移動させる手順を示す平面図である。 レール装置を下方から見た見上図である。 移動間仕切装置の変形例1を示す平面図である。 移動間仕切装置の変形例2を示す平面図である。 移動間仕切装置の変形例3を示す平面図である。
本発明に係る移動間仕切装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る移動間仕切装置につき、図1から図8を参照して説明する。
本実施例における移動間仕切装置は、病院や介護施設等において大部屋を複数の個室(小室)に仕切る装置である。図1に示されるように、移動間仕切装置1は、天井R(図2参照)側に架設されたレール装置2に複数の間仕切パネル(本実施例では2枚の間仕切パネル3,4)を吊支し、これら間仕切パネル3,4を連接して個室Pと通路Cとを仕切っている。
続いて間仕切パネル3,4の構成について説明するが、間仕切パネル3,4は、同様の構成であるため、ここでは間仕切パネル3についてのみ説明し、間仕切パネル4の説明を省略する。間仕切パネル3は、左右に延びる横杆6a〜6eと上下に延びる縦杆6f,6gからなる金属製の枠部材6と、枠部材6に囲まれて固定された複数の板体7,8とから主に構成されている。板体7は透光性を備えたポリカーボネートにより形成されており、間仕切パネル3により区画された個室P内の照度を確保することができる。また、板体7は半透明となっており、プライバシーを保護可能となっている。
図1に示されるように、間仕切パネル3の枠部材6における上方の横杆6aの上端には、吊支部材9A,9Bが幅方向に離間して設けられている。図2に示されるように、吊支部材9Aは、上方に延びる支持杆10A(被案内部)と支持杆10Aの上端部に水平方向に回転可能に軸支されたローラ30とから構成されており、ローラ30がレール装置2を構成し後述するスライドレール11の走行面11aに載置されることで、間仕切パネル3がレール装置2に吊支されている。ここでは図示しないが、吊支部材9Bは、上方に延びる支持杆10B(図5参照)と支持杆10Bの上端部に軸支されたローラ30とから構成されている。
また、間仕切パネル3の下端には、床Fに接地可能なキャスター35が備えられ、間仕切パネル3の移動時における走行性が高められている。
図1に示されるように、レール装置2は、部屋の壁Wに直交する方向に延びるスライドレール11と、スライドレール11と連続し、部屋の壁W側に配置された収納用ガイドレール12とを備えている。間仕切パネル3,4はスライドレール11に沿う所定位置にてその位置を固定される。図2に示されるように、間仕切パネル3,4の支持杆10A,10Bは、スライドレール11の溝11b及び収納用ガイドレール12の溝(図示略)の内面に案内される。
詳しくは、図3に示されるように、床Fの所定位置には、固定穴部13が配置・形成されており、間仕切パネル3には、縦杆6fに固定機構14(規制手段)が設けられている。固定機構14は縦杆6fの内部に上下に移動可能に配置された挿入ロッド16と、挿入ロッド16を操作可能な操作ピン16aと、縦杆6fの内面に上下方向に形成された長孔15と、から構成され、長孔15から外部に露出する操作ピン16aにより挿入ロッド16を上下に移動操作可能な所謂フランス落とし構造となっている。
操作ピン16aを操作して挿入ロッド16を下方に移動操作すると、挿入ロッド16は縦杆6fの下方に突出し、挿入ロッド16が固定穴部13に挿入されることで、間仕切パネル3の幅方向への移動を規制できる。
図では詳述しないが、固定穴部13は、当該固定穴部13に挿入ロッド16が挿入されて幅方向の移動が規制された部屋の壁W側の最終の間仕切パネル4の壁W側の端部4aと部屋の壁Wとが、所定距離で離間する位置に配置されている。この所定距離とは、後述する可動パネル5の幅方向の寸法と略等しい。
間仕切パネル4が所定位置にて固定されることで、間仕切パネル4の壁W側の端部4aと部屋の壁Wとの間に個室Pへの出入口である開口部Aが形成される。開口部Aは、可動パネル5にて閉じられる。
可動パネル5は、枠部材26と透光性を備えた板体17と透光性を備えない板体18とから構成され、枠部材26の部屋の壁W側の上端及び下端には、軸部材19がそれぞれ設けられている(上端側の軸部材19のみ図示)。
また、構造について詳述しないが、上方の軸部材19はレール装置2に軸支されており、下方の軸部材19は床F側に軸支されており、可動パネル5が軸部材19,19を回転軸として水平方向に回動可能となっている。つまり、間仕切パネル4と部屋の壁Wとの間に形成された開口部Aを可動パネル5により開閉操作可能となっている。また、可動パネル5の自由端部側には、把手20が固定されており、可動パネル5の開閉操作が行い易くなっている。
図1及び図4に示されるように、収納用ガイドレール12は、スライドレール11に直交して個室P側に延びる第1レール部21と、第1レール部21の長手方向に所定距離離間してスライドレール11に平行に部屋の壁W方向にそれぞれ延びる第2レール部22A(主要レール)及び第3レール部22B(主要レール)と、第2レール部22A及び第3レール部22Bにそれぞれ直交し個室P側に延びる分岐レール23A,23Bとから構成されている。第2レール部22Aと第3レール部22Bとは間仕切パネル3,4の支持杆10A,10Bの距離と同じ距離で離間して平行に架設されている。
移動間仕切装置1は、個室に対して大型の家具を搬入または搬出させる際に、間仕切パネル3,4と可動パネル5とを収納位置に収納させることができる。続いて、図4から図7を用いて間仕切パネル3,4と可動パネル5との収納手順を説明する。
図4に示されるように、まず可動パネル5を個室P側に回転させる。このとき、可動パネル5は収納用ガイドレール12の下方すなわち収納位置において、部屋の壁Wに沿って収納される。尚、可動パネル5は、個室Pの内側方向への回動限界が90度に設定されており、後に収納される間仕切パネル3,4と平行に対向するようになっている。
続いて、間仕切パネル4の固定機構14による移動規制を解除した後、図5(a)に示されるように、間仕切パネル4を部屋の壁W方向に移動させ、支持杆10Bをスライドレール11と収納用ガイドレール12の第1レール部21とが交差する箇所に直線状に移動させる。この状態で、図5(b)に示されるように、支持杆10Bを第1レール部21に、支持杆10Aをスライドレール11に、それぞれ案内させて間仕切パネル4を回転移動させる。
次に、図6(a)に示されるように、支持杆10Bを第1レール部21と第2レール部22Aとが交差する箇所に、支持杆10Aを第1レール部21と第3レール部22Bとが交差する箇所に、それぞれ移動させる。この状態で、図6(b)に示されるように、支持杆10Bを第2レール部22Aに、支持杆10Aを第3レール部22Bに、それぞれ案内させて間仕切パネル4を厚み方向における部屋の壁W方向に直線状に移動させ、間仕切パネル4を可動パネル5に平行に収納する。
次に、図7(a)に示されるように、間仕切パネル4の移動手順と同様に間仕切パネル3を移動させ、収納用ガイドレール12の下方すなわち収納位置にて間仕切パネル3を間仕切パネル4と平行に収納する。このとき、支持杆10Bを第2レール部22Aと分岐レール23Aとが交差する箇所に、支持杆10Aを第3レール部22Bと分岐レール23Bとが交差する箇所に、それぞれ移動させる。この状態で、図7(b)に示されるように、支持杆10Bを分岐レール23Aに、支持杆10Aを分岐レール23Bに、それぞれ案内させて間仕切パネル3を幅方向に直線状に移動させる。
このように、可動パネル5と間仕切パネル3と間仕切パネル4とを順次収納位置に収納した後に、間仕切パネル3の支持杆10Bを分岐レール23Aに、支持杆10Aを分岐レール23Bに、それぞれ案内させて間仕切パネル3を幅方向に移動させることで、間仕切パネル3の厚み方向の移動を規制した状態を維持することができ、間仕切パネル3により可動パネル5と間仕切パネル4の厚み方向の移動を規制することができる。
また、上記したように、分岐レール23A,23Bは第2レール部22A,第3レール部22Bと交差して延びており、間仕切パネル4の支持杆10A,10Bを分岐レール23A,23Bの長手方向に深く嵌合でき、間仕切パネル3の厚み方向の移動を規制した状態を維持することができる。
また、図8に示されるように、分岐レール23A,23Bは、間仕切パネル3を移動操作する利用者が天井R側に架設された収納用ガイドレール12を見上げた際における視認性が高く、間仕切パネル3の支持杆10A,10Bを分岐レール23A,23Bに簡単に移動させることができる。
また、図にて詳述しないが、床Fにおける収納用ガイドレール12の下方の所定位置には、固定穴部13’が配置されている。この固定穴部13’は、支持杆10Bを分岐レール23Aに、支持杆10Aを分岐レール23Bに、それぞれ案内させた状態における間仕切パネル3の固定機構14の挿入ロッド16の鉛直方向の真下に配置されている。挿入ロッド16を固定穴部13’に挿入させることで、間仕切パネル3は収納位置において、下端側が固定機構14により床Fに固定されて厚み方向の揺動が防止され、上端側が支持杆10A,10Bが分岐レール23A,23Bに係合して厚み方向の移動が規制されるため、間仕切パネル3の厚み方向の移動を確実に防止できる。
分岐レール23A,23Bは、第2レール部22A及び第3レール部22Bの延設方向に対して略直交する方向に延設されている。これによれば、第2レール部22A及び第3レール部22Bと分岐レール23A,23Bとの間で間仕切パネル3の支持杆10A,10Bを移動させる際に、間仕切パネル3が厚み方向に移動せず、かかる移動操作を行い易い。尚、第2レール部22A及び第3レール部22Bの長手方向の寸法は、間仕切パネル3,4同士の間と、間仕切パネル4と可動パネル5との間とにそれぞれ隙間が生じるような寸法に形成されており、分岐レール23A,23Bに間仕切パネル3を移動させる操作を行い易くなっている。また、上記したように第2レール部22A及び第3レール部22Bから分岐レール23A,23Bへ間仕切パネル4の支持杆10A,10Bを移動させる際に、間仕切パネル3が厚み方向に移動しないことで、間仕切パネル3の幅方向端部を把持した手が間仕切パネル4との間で挟まれることが防止される。
また、分岐レール23A,23Bは、第2レール部22A及び第3レール部22Bの長手方向に一箇所のみ延設されている。これによれば、収納位置に最後に収納する間仕切パネル(本実施例では間仕切パネル3)の支持杆10A,10Bを分岐レール23A,23Bに移動させるのみで、それ以前に収納位置に収納した間仕切パネル(本実施例では間仕切パネル4)の厚み方向の移動を規制することができ、これら間仕切パネル3,4の厚み方向の移動を規制する作業を簡単に完了することができる。
また、収納用ガイドレール12の第2レール部22A,第3レール部22Bは、スライドレール11に交差して個室P側に延びる第1レール部21によりスライドレール11に対して所定間隔離間して平行に架設されている。これによれば、第1レール部21の長さ寸法を適宜設定することで、間取りに合わせて間仕切パネル3,4が収納される収納位置を個室P側の任意の位置に設定することができる。
また、分岐レール23A,23Bは、図示しない固定手段により、その長手方向に亘り天井Rに固定されており、固定強度が高く、間仕切パネル3を確実に吊支することができる。
また、間仕切パネル3と間仕切パネル4とが同一構成であることから、間仕切パネル3の支持杆10A,10Bを分岐レール23A,23Bに係合させた際には、図7(b)に示されるように、間仕切パネル3と間仕切パネル4との幅方向の位置にズレが生じ、間仕切パネル3の支持杆10A,10Bが分岐レール23A,23Bに係合したこと、すなわち間仕切パネル3の厚み方向への移動が規制されたことをひと目で判断することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例において、間仕切パネル3と間仕切パネル4とは同一構成で説明したが、これに限らず、例えば図9に示す変形例1のように、間仕切パネル3’と間仕切パネル4’との支持杆10A’,10B’の取付け位置を異ならせてもよい。これによれば、分岐レール23A,23Bに支持杆10A’,10B’を係合させた間仕切パネル3’と間仕切パネル4’との幅方向端部の位置を一致させることができ、美観を高めることができる。
また、図10に示す変形例2のように、第2レール部22A,第3レール部22Bと分岐レール23A,23Bとが交差する箇所に、第2レール部22の溝22eより内側に突出する突出片31,31を設けてもよい。これら突出片31,31はゴム、合成樹脂製等であって弾性を有する部材であり、間仕切パネル3の支持杆10A,10Bが分岐レール23A,23Bと交差する位置まで移動した際に、支持杆10A,10Bに当接する位置に配置されている。これによれば、利用者が支持杆10A,10Bと分岐レール23A,23Bとの位置合わせを簡単に行うことができる。
また、前記実施例において可動パネル5は、間仕切パネル4の壁W側の端部4aと部屋の壁Wとの間の開口を閉じる構成で説明したが、これに限らず、図11に示す変形例3のように、部屋の壁Wから略直交方向に延びる終端パネル32を配置し、この終端パネル32の端部32aに可動パネル5’が軸支されていてもよい。これによれば、可動パネル5’は、終端パネル32の幅寸法の分だけ壁Wの反対方向に位置することになり、間仕切パネル4は部屋の壁Wに直接対向され、可動パネル5’は、間仕切パネル3,4を収納した後に開操作されて、最後に収納位置に収納される。また、この場合、可動パネル5’は、図示しない固定機構により床Fに開状態で位置規制されることが好ましい。
尚、収納用ガイドレール12の第2レール部22A,第3レール部22Bは、スライドレール11に交差して個室P側に延びる第1レール部21によりスライドレール11に対して所定間隔離間して平行に架設されているため、閉状態の可動パネル5’を通路C側に避けておくことで、間仕切パネル3,4を可動パネル5’より先に収納位置まで移動させることができる。
また、前記実施例において間仕切パネル3,4は、吊支部材9A,9Bによりレール装置2に吊支される構成で説明したが、例えば吊支部材9A,9Bのローラ30を省略して、レール装置は溝にて支持杆を案内するのみとし、間仕切パネル3,4の荷重はキャスターのみで支持するようにしてもよい。
また、固定機構14は、最後に収納される間仕切パネル(本実施例では間仕切パネル3)のみに設けられていてもよい。
また、移動間仕切装置1は、開口部Aを備えていなくともよく、例えば可動パネル5の代わりに間仕切パネル3,4と同様の構成の間仕切パネルを吊支させて個室Pに仕切るものであってもよい。更に、前記実施例においては、部屋の一方側の壁Wのみを図示し、収納用ガイドレール12を当該壁W側に位置させた例で説明したが、この構成に限らず、例えば部屋の対向する壁の略中央に収納位置即ち収納用ガイドレールを位置させてもよいし、部屋の対向する壁の両側にそれぞれ収納用ガイドレールを配置し、個室を仕切る複数の間仕切パネルを2つの収納位置に分けて収納する構成としてもよい。
また、分岐レール23A,23Bは、第2レール部22A及び第3レール部22Bの延設方向に対して部屋の壁W側に斜めに延設されていてもよい。これによれば、第2レール部22A及び第3レール部22Bと分岐レール23A,23Bとの間で間仕切パネル3の支持杆10A,10Bを移動させる際に、間仕切パネル3が部屋の壁W側に移動し、先に収納位置に収納された間仕切パネル4及び可動パネル5を部屋の壁W側に押し付けることができる。
また、分岐レール23A,23Bの長手方向に移動させた間仕切パネル3の移動を規制する規制手段としては、間仕切パネル3の下端に設けられた固定機構14のような構成に限らず、例えば収納用ガイドレール12側から間仕切パネル3の上端に係合するような構成の規制手段であってもよい。
1 移動間仕切装置
2 レール装置
3,4 間仕切パネル
4a 間仕切パネル端部
5 可動パネル
6 枠部材
9A,9B 吊支部材
10A,10B 支持杆(被案内部)
11 スライドレール
12 収納用ガイドレール
13 固定穴部
14 固定機構(規制手段)
19,19 軸部材
21 第1レール部
22A 第2レール部
22B 第3レール部
23A,23B 分岐レール
30 ローラ
31,31 突出片
32 終端パネル
35 キャスター
A 開口部
C 通路
F 床
P 個室
R 天井
W 壁

Claims (6)

  1. 上端に2つの被案内部を備え、これら被案内部が天井側に架設されたスライドレールに案内される複数の間仕切パネルを幅方向に連接させることで空間を小室に区画するとともに、収納位置に複数の前記間仕切パネルを収納可能な移動間仕切装置であって、
    前記スライドレールには、前記収納位置に位置する収納用ガイドレールが連続して設けられており、
    前記収納用ガイドレールは、複数本平行に延びる主要レールと、これら主要レールに交差してそれぞれ延設された分岐レールを備え、前記収納位置にて前記主要レールに前記間仕切パネルの前記2つの被案内部をそれぞれ案内させて前記間仕切パネルを前記主要レールの長手方向に移動可能であるとともに、前記間仕切パネルの前記2つの被案内部をそれぞれ案内させて前記分岐レールの長手方向に移動可能であることを特徴とする移動間仕切装置。
  2. 前記分岐レールは、前記主要レールに対して略直交する方向に延設されていることを特徴とする請求項1に記載の移動間仕切装置。
  3. 前記分岐レールは、前記主要レールの長手方向に一箇所のみ延設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の移動間仕切装置。
  4. 前記移動間仕切装置は、前記分岐レールの長手方向に移動させた前記間仕切パネルの移動を規制する規制手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の移動間仕切装置。
  5. 前記規制手段により、前記分岐レールの長手方向に移動させた前記間仕切パネルが床に固定されることを特徴とする請求項4に記載の移動間仕切装置。
  6. 前記スライドレールに沿って連接接合した最終の前記間仕切パネルの端部には、幅方向の一方端が枢着されて開閉操作可能な可動パネルの自由端部が召合せられており、該可動パネルは開状態にて前記収納用ガイドレールの長手方向における終端と前記分岐レールとの間に位置することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の移動間仕切装置。
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EP0309033A1 (en) * 1987-09-22 1989-03-29 COOPSETTE S.c.r.l. Modular internal partition forming a container
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