JP6300582B2 - 通風ユニット及び建具 - Google Patents

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Description

本発明は、通風ユニット及び建具に関するものである。
従来、網戸体についてではあるが、通風ユニットとして特許文献1に提案されているものが知られている。この特許文献1に提案されている通風ユニットは、窓等の建具を構成する開口枠に装着された網戸体(以下、開閉体ともいう)が上下に2分割され、下側の開閉体を上下に移動可能とされている。
このような通風ユニットにおいては、下側の開閉体は、上側の開閉体と同様に、上框、下框及び左右一対の縦框を、それぞれコーナーピースを介して四周框組みして形成した框体の内部に網戸等の面材が装着されて構成されている。そして、下側の開閉体は、開口枠を構成する左右一対の縦枠において、上側の開閉体の左右両端部(縦框及びコーナーピース)が収納される第1溝部と見込み方向に沿って隣接して該縦枠の長手方向に沿って延在する第2溝部に左右両端部(縦框及びコーナーピース)が収納され、コーナーピースが摺動部材として該第2溝部の壁面に摺動可能となっている。
特許第3148657号公報
ところが、上述した通風ユニットでは、コーナーピースが摺動部材として機能していたために、コーナーピースの見付け寸法を十分に確保する必要があり、結果的に上框、下框及び縦框のそれぞれの見付け寸法を十分な大きさにする必要があった。そのため、開閉体全体における面材の面積が相対的に小さくなってしまい、意匠的にも好ましいものではなかった。
本発明は、上記実情に鑑みて、戸先側縁部材の見付け寸法を低減させて開閉体における面材の面積の拡大を図ることができる通風ユニット及び建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る通風ユニットは、四周に枠部材を有する枠体と、平板状の面材を有し、かつ前記枠体を構成する第1枠部材に対して前記面材の戸先側部分に設けた戸先側縁部材が近接離反するよう前記枠体に移動可能に装着された開閉体とを備え、前記戸先側縁部材が前記第1枠部材に当接することで前記枠体の開口を閉塞する一方、前記戸先側縁部材が前記第1枠部材から離隔することで前記枠体の開口の一部を開放して通風を許容する通風ユニットであって、前記枠体を構成し、かつ前記第1枠部材の両端部から互いに同じ方向に延在した一対の第2枠部材は、該第2枠部材の長手方向に沿って延在し、かつ前記面材の一部を収納させて前記開閉体の移動を案内する第1溝部と、前記第1溝部から該第2枠部材の見込み方向に沿って離隔し、かつ該第1溝部と平行となるよう延在する第2溝部とを有し、前記開閉体は、前記戸先側縁部材に連結し、かつ一部が前記第2溝部に収納されて該第2溝部の壁面と摺動可能な戸先側摺動部材を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、第1溝部で開閉体を構成する面材の一部を収納させて開閉体の移動を案内するようにし、開閉体を構成して戸先側縁部材に連結する戸先側摺動部材が第2溝部に収納されて該第2溝部の壁面と摺動するようにしたので、戸先側縁部材の見付け寸法を低減させることができる。これにより、開閉体全体における面材の面積を相対的に拡大させることができる。
また本発明は、上記通風ユニットにおいて、前記戸先側摺動部材は、取り付けられた摺動材を前記第2枠部材の見込み方向に沿って付勢することで前記摺動材を前記第2溝部の見付け面に押し付ける付勢手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、戸先側摺動部材を構成する付勢手段が、自身に取り付けられた摺動材を第2枠部材の見込み方向に沿って付勢するので、付勢手段の付勢力が製品公差、熱伸び等の影響を受けづらくすることができる。また開閉体の保持力や開閉体の移動の際に必要とする力を安定させることができる。
また本発明は、上記通風ユニットにおいて、前記第2枠部材に設けられ、かつ前記開閉体の移動をその途中で規制するストッパ部材を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、ストッパ部材が開閉体の移動をその途中で規制するので、例えば開閉体が上下に移動するものである場合、開閉体自身の自重により開閉体が限界位置まで開移動してしまうことを抑制することができる。
また本発明は、上記通風ユニットにおいて、前記戸先側摺動部材は、前記戸先側縁部材が前記第1枠部材から離隔するよう前記開閉体が移動する場合に、一部が所定部位に当接することで開閉体の移動を規制して、該開閉体と、前記枠体を構成して前記第1枠部材に対向する第3枠部材との間に間隙を形成することを特徴とする。
この発明によれば、戸先側摺動部材の一部が所定部位に当接して開閉体の移動を規制するとともに、開閉体と第3枠部材との間に間隙を形成するので、開閉体と第3枠部材との間で手指を挟み込んでしまうことを抑制することができる。
また本発明は、上記通風ユニットにおいて、前記開閉体は、前記面材の戸先側部分と反対側の部分に設けた引手側縁部材に連結し、かつ一部が前記第1溝部に収納されて該第1溝部の壁面と摺動可能な引手側摺動部材を有し、前記引手側摺動部材は、前記枠体を構成して前記第1枠部材に対向する第3枠部材に向けて延在する脚部を有し、前記戸先側縁部材が前記第1枠部材から離隔するよう前記開閉体が移動する場合に、前記脚部が前記第3枠部材に当接して開閉体の移動を規制するとともに、前記引手側縁部材と前記第3枠部材との間に間隙を形成することを特徴とする。
この発明によれば、引手側摺動部材の脚部が第3枠部材に当接して開閉体の移動を規制するとともに、引手側縁部材と第3枠部材との間に間隙を形成するので、引手側縁部材と第3枠部材との間で手指を挟み込んでしまうことを抑制することができる。
また本発明は、上記通風ユニットにおいて、前記戸先側摺動部材は、前記第2枠部材における所定部位に接して転動可能な戸車を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、戸先側摺動部材に設けた戸車が、第2枠部材における所定部位に接して転動可能であるので、開閉体を移動させる場合において開閉体を移動させるための力の作用箇所が第2枠部材の見付け方向に極端に偏った場合にも戸車がガイド部材としての役割を果たして転動することで、開閉体が該見付け方向において必要以上に傾いてしまうことを防止することができるとともに、このように傾いた状態での操作力を低減させることができる。
また本発明は、上記通風ユニットにおいて、前記戸車は、前記第2枠部材における前記第1溝部と前記第2溝部との間の見込み面に接して転動可能であることを特徴とする。
この発明によれば、戸先側摺動部材に設けた戸車が、第2枠部材における第1溝部と第2溝部との間の見込み面に接して転動可能であるので、開閉体を移動させる場合において開閉体を移動させるための力の作用箇所が第2枠部材の見付け方向に極端に偏った場合にも戸車がガイド部材としての役割を果たして転動することで、開閉体が該見付け方向において必要以上に傾いてしまうことを防止することができるとともに、このように傾いた状態での操作力を低減させることができる。
本発明に係る建具は、上下一対の横框と、左右一対の縦框とを四周に有する框体を有する建具であって、上述したいずれか一つに記載の通風ユニットを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記建具において、前記框体の内側の領域を区画する区画部材を有し、前記通風ユニットは、前記第1枠部材が一の区画部材の一部を構成し、かつ前記第1枠部材に対向する枠部材が該一の区画部材に隣接する他の区画部材の一部を構成することを特徴とする。
本発明によれば、戸先側縁部材の見付け寸法を低減させて開閉体における面材の面積の拡大を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である通風ユニットを示す縦断面図である。 図2は、本発明の実施の形態である通風ユニットを示す平面図である。 図3は、図1におけるA−A線断面図である。 図4は、図1におけるB−B線断面図である。 図5は、本発明の実施の形態である通風ユニットを示す底面図である。 図6は、中間ストッパを示す斜視図である。 図7は、図1に示した通風ユニットの要部を示す斜視図である。 図8は、図1に示した可動パネルの要部を示す斜視図である。 図9−1は、上側縁部材の右側に設けられた上部摺動片を示す右側面図である。 図9−2は、上側縁部材の右側に設けられた上部摺動片を示す正面図である。 図10−1は、下側縁部材の右側に設けられた下部摺動片を示す右側面図である。 図10−2は、下側縁部材の右側に設けられた下部摺動片を示す正面図である。 図11は、本発明の実施の形態である通風ユニットが適用された建具の外観図である。 図12は、図11に示す建具の構成要素の縦断面を示す縦断面図である。 図13は、通風ユニットを吊下障子に取り付ける状態を示す要部縦断面図である。 図14−1は、図13における中桟ガイドを示す斜視図である。 図14−2は、図13における中桟ガイドを示す説明図である。 図15は、通風ユニットを吊下障子に取り付けた状態を示す要部縦断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る通風ユニット及び建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜図5は、それぞれ本発明の実施の形態である通風ユニットを示すものであり、図1は縦断面図、図2は平面図、図3は図1におけるA−A線断面図、図4は図1におけるB−B線断面図、図5は底面図である。尚、以下においては、図1における右側を前方、左側を後方、紙面手前側を右方、紙面奥側を左方として説明する。ここで例示する通風ユニット1は、枠体10と、固定パネル20と、可動パネル(開閉体)30とを備えて構成してある。
枠体10は、上枠(第1枠部材)11、下枠(第3枠部材)12及び左右一対の縦枠(第2枠部材)13を四周枠組みすることによって構成したものであり、矩形開口14を形成するものである。上枠11は、前方上側係止部11aと後方上側係止部11bとを有している。
前方上側係止部11aは、上枠11の長手方向、すなわち左右方向に沿って延在するものであり、上枠11の前端部において上方に向けて延在し、かつその途中で後方に向けて延在する部位である。
後方上側係止部11bは、前方上側係止部11aと同様に、上枠11の長手方向に沿って延在するものであり、上枠11の後端部において上方に向かうに連れて漸次後方に傾斜するよう延在する部位である。
また、このような上枠11においては、中央領域の下面に、例えば鉄等の強磁性体材料から形成された平板状の受部材111がネジ等により取り付けてある。
下枠12は、下側溝部12aと、前方下側係止部12bと、後方下側係止部12cとを有している。下側溝部12aは、下枠12の長手方向、すなわち左右方向に沿って延在するものであり、下枠12の内側の見込み面における前端部に形成された部位である。
前方下側係止部12bは、下枠12の長手方向に沿って延在するものであり、下側溝部12aの底部を構成する部分の前端縁部より下方に向けて延在し、かつその途中で後方に向けて延在する部位である。
後方下側係止部12cは、前方下側係止部12bと同様に、下枠12の長手方向に沿って延在するものであり、下枠12の後端部において下方に向けて延在した後に下方に向かうに連れて漸次後方に傾斜するよう延在する部位である。
左右一対の縦枠13は、それぞれ前方溝部(第2溝部)13a及び後方溝部(第1溝部)13bを有している。前方溝部13aは、縦枠13の長手方向、すなわち上下方向に沿って延在するものであり、該縦枠13の内側の見込み面において下側溝部12aに対応する箇所に形成された部位である。
後方溝部13bは、縦枠13の内側の見込み面における前方溝部13aよりも後方側に離隔した箇所において、前方溝部13aと平行に延在するよう形成された部位である。この前方溝部13aは、下側溝部12aと連続する位置に設けてあり、これら前方溝部13a及び後方溝部13bの前後幅は、下側溝部12aの前後幅と略同じかやや大きく設定してある。
また、上記縦枠13には、中間ストッパ(ストッパ部材)15が設けてある。中間ストッパ15は、例えば樹脂材から形成されるものであり、図6に示すように長孔形状の中空部を有する突出部15aを備えている。この突出部15aを構成する前方側の周面には、前方に向けて隆起する突部15bが形成してある。かかる中間ストッパ15は、前方溝部13aの上下方向における中間の高さレベルとなる中間部分よりも上方側の箇所において該前方溝部13aの後方側の見付け面に形成された図示せぬ切欠を突出部15aの一部が貫通することで、突部15bが前方溝部13aの内部に進入した形態で縦枠13に取り付けてある。ここで突出部15aが中空部を有していることにより前後方向に弾性変形可能なものである。
固定パネル20は、例えば透光性の樹脂材から形成された平板矩形状の第1面材21を有して構成してある。第1面材21は、枠体10により形成される矩形開口14の下半分を閉塞するのに十分な大きさを有している。この固定パネル20は、第1面材21の下端部が下側溝部12aに収納されるとともに、その左右両端部が各縦枠13の前方溝部13aに収納され、更にその上端部が左右一対の縦枠13間において前方溝部13aの中間部分を架け渡すように設けられた固定側中桟22の中桟溝部22aに収納される。この固定パネル20は、第1面材21の各端部が各溝部に収納されることで枠体10の矩形開口14の下半分を閉塞している。
図7は、図1に示した通風ユニットの要部を示す斜視図であり、右側半分を示している。図8は、図1に示した可動パネルの要部を示す斜視図であり、右側半分を示している。以下においては、これら図7及び図8も適宜用いながら説明する。
可動パネル30は、第2面材31、上部摺動片(戸先側摺動部材)40及び下部摺動片(引手側摺動部材)50を有して構成してある。
第2面材31は、例えば透光性の樹脂材から形成された平板矩形状のものである。この第2面材31は、枠体10により形成される矩形開口14の上半分を閉塞するのに十分な大きさを有している。つまり、第2面材31は、第1面材21と略同じ大きさを有している。
第2面材31の上端部においては、左右両端部を除く中央部分に上側縁部材(戸先側縁部材)32が設けてある。上側縁部材32は、図には明示しない両面テープ又は接着剤により貼付して設けてある。上側縁部材32は、左右方向が長手方向となる長尺状部材であり、上面が上枠11の下面に当接可能なものである。この上側縁部材32における上枠11の受部材111に対応する箇所には、図4に示すように矩形状の上側開口32aが形成してある。そして、この上側開口32aを下側よりマグネット321が挿通するよう、該マグネット321を有する板状のマグネット支持部材322が上側縁部材32にネジ等で取り付けてある。これにより、マグネット321は、受部材111に対して磁力により吸着することが可能である。
また、第2面材31の下端部においては、左右両端部を除く中央部分に下側縁部材(引手側縁部材)33が設けてある。下側縁部材33は、図には明示しない両面テープ又は接着剤により貼付して設けてある。この下側縁部材33には、第2面材31の下方域において後方側に凹となる引手部33aが形成してある。この引手部33aは、下側縁部材33の左右方向の全長にわたって形成してある。図1中の符号331は、下側タイト材である。下側タイト材331は、前方に向けて略水平に突出した「モヘア」と称される刷毛状のものである。この下側タイト材331は、下側縁部材33の前方側の見付け面を構成する部分の上部において下側縁部材33の左右方向の全長にわたって設けてある。かかる下側タイト材331は、前方側に対向する固定パネル20と干渉して傷がつくことを防止するために設けてあり、本実施の形態ではモヘアにより構成されるものであったが、本発明においては軟質材であれば、樹脂材やゴム等により構成されるものであってもよい。
更に、第2面材31の左右両端部においては、横断面形状がL字状を成す複数の摺動ピース34が上下方向に沿って所定間隔毎に設けてある。各摺動ピース34は、図には明示しない両面テープにより貼付して設けてある。摺動ピース34は、前後幅が後方溝部13bの前後幅よりも僅かに小さいものであり、左右方向の見付け幅も小さいため、後方溝部13bから露出しないように設けてある。
上部摺動片40は、可動パネル30に対し、上側縁部材32の右側と左側とに設けてある。
図9−1及び図9−2は、それぞれ上側縁部材32の右側に設けられた上部摺動片40を示すもので、図9−1は右側面図、図9−2は正面図である。以下においては、これら図9−1及び図9−2を適宜用いながら上側縁部材32の右側に設けられた上部摺動片40(以下、右側上部摺動片40ともいう)について説明し、上側縁部材32の左側に設けられた上部摺動片40については、右側上部摺動片40と左右が異なるだけであるからその説明を割愛する。
右側上部摺動片40は、上部摺動基部41と、上部摺動挿入部42と、上部摺動脚部43とを備えて構成してある。
上部摺動基部41は、前後方向に沿って延在する平板状部位である。この上部摺動基部41の前後方向の長さは、縦枠13における前方溝部13aの前方側見付け面から後方溝部13bの後方側見付け面までの長さよりも大きくなるように設定してある。上部摺動基部41の後端部には、上方に向けて窪む上側摺動凹部41aが形成してある。この上側摺動凹部41aの前後幅は第2面材31の前後幅よりも僅かに大きいものであり、第2面材31の上端部の進入を許容している。
上部摺動挿入部42は、上部摺動基部41の中央領域より左方に向けて突出するよう形成してある。この上部摺動挿入部42は、上側縁部材32の右端の小口より該上側縁部材32の中空内部に挿入可能なものである。上部摺動片40は、上部摺動挿入部42が上側縁部材32の中空内部に挿入されて圧入される、あるいは図示せぬネジ等により螺合されることで上側縁部材32の右端に連結される。このような上部摺動挿入部42には、戸車42aが自身の中心軸回りに回転可能に設けてある。かかる戸車42aの一部は、上部摺動基部41に形成された矩形状開口41bより右側に突出するよう一部が露出されている。この戸車42aは、縦枠13の前方溝部13aと後方溝部13bとの間の見込み面131に対向配置されており、可動パネル30が傾いた場合や左右のどちらかによった場合に該見込み面131に接して転動可能なものである。
上部摺動脚部43は、上部摺動基部41の前端縁より右方に向けて延在する部位である。また、この上部摺動脚部43は、上部摺動基部41よりも下方に突出するよう設けてある。かかる上部摺動脚部43は、前方溝部13aに進入するものである。
この上部摺動脚部43の後方部は、上方側から第1傾斜面43a、第1垂直面43b、第2傾斜面43c及び第2垂直面43dが連続して形成してある。第1傾斜面43aは、上部摺動脚部43の上端部の後端縁部より下方に向かうに連れて漸次後方に傾斜する面である。第1垂直面43bは、第1傾斜面43aの下端縁部より下方に向けて延在する面である。第2傾斜面43cは、第1垂直面43bの下端縁部より下方に向かうに連れて漸次後方に傾斜する面である。第2垂直面43dは、第2傾斜面43cの下端縁部より下方に向けて延在する面である。この第2垂直面43dの下端縁部は、上部摺動脚部43の下端部の後端縁部に連続している。
また、上部摺動脚部43には、板バネ(付勢手段)431が設けてある。板バネ431は、上下方向が長手方向となる長尺状のものであり、中央部分が前方に突出するよう屈曲した形状を成している。この板バネ431は、上端部及び下端部が上部摺動脚部43に係止されることにより設けてある。この板バネ431の中央部分には摺動材432が取り付けてある。このような板バネ431を含む上部摺動脚部43の前後方向の長さL1は、前方溝部13aの前後幅の長さよりも大きく設定してある。
そのため、上部摺動脚部43が前方溝部13aに進入する場合、板バネ431は、自身の弾性復元力により摺動材432を縦枠13の見込み方向に沿って付勢し、摺動材432を前方溝部13aの前方側見付け面に押圧するものである。
下部摺動片50は、可動パネル30に対し、下側縁部材33の右側と左側とに設けてある。
図10−1及び図10−2は、それぞれ下側縁部材33の右側に設けられた下部摺動片50を示すもので、図10−1は右側面図、図10−2は正面図である。以下においては、これら図10−1及び図10−2を適宜用いながら下側縁部材33の右側に設けられた下部摺動片50(以下、右側下部摺動片50ともいう)について説明し、下側縁部材33の左側に設けられた下部摺動片50については、右側下部摺動片50と左右が異なるだけであるからその説明を割愛する。
右側下部摺動片50は、下部摺動基部51と、下部摺動挿入部52と、下部摺動脚部53とを備えて構成してある。
下部摺動基部51は、前後方向に沿って延在する平板状部位である。この下部摺動基部51の前後方向の長さは、縦枠13における後方溝部13bの前後幅よりも大きくなるように設定してある。下部摺動基部51の上端部には、下方に向けて窪む下側摺動凹部51aが形成してある。この下側摺動凹部51aの前後幅は第2面材31の前後幅よりも僅かに大きいものであり、第2面材31の下端部の進入を許容している。
下部摺動挿入部52は、下部摺動基部51の中央領域より左方に向けて突出するよう形成してある。この下部摺動挿入部52は、下側縁部材33の右端の小口より該下側縁部材33の中空内部に挿入可能なものである。下部摺動片50は、下部摺動挿入部52が下側縁部材33の中空内部に挿入されて前方に設けられた係止片52aが下側縁部材33の係止孔(図示せず)に係止されることで下側縁部材33の右端部に連結される。
下部摺動脚部53は、下部摺動基部51より右方に向けて延在する部位である。この下部摺動脚部53は、下部摺動基部51よりも下方に突出するよう設けてあり、より詳細には、下側縁部材33よりも下方に突出するよう設けてある。かかる下部摺動脚部53は、後方溝部13bに進入するものである。
下部摺動脚部53の上下方向の長さであるが、下部摺動脚部53の下端部が下枠12に当接する場合に、下枠12と下側縁部材33との間に手指の進入を許容する間隙を形成するのに十分な大きさを有するように設定してある。また、下部摺動脚部53の下端部が下枠12に当接する場合に、上部摺動脚部43の下端部が固定側中桟22に当接するよう、下部摺動脚部53と上部摺動脚部43の上下方向の長さが設定してあることが好ましい。
また、下部摺動脚部53の前後方向の長さL2は、後方溝部13bの前後幅の長さよりも僅かに小さく設定してある。そのため、下部摺動脚部53が後方溝部13bに進入して移動する場合、下部摺動脚部53は、後方溝部13bの前方側見付け面と摺接するものである。
このような可動パネル30は、摺動ピース34に保護された第2面材31の左右両端部及び下部摺動片50の下部摺動脚部53が後方溝部13bに進入するとともに、上部摺動片40の上部摺動脚部43が前方溝部13aに進入することで、上下方向に沿って開閉移動することができる。
次に上記構成を有する通風ユニット1の適用例について説明する。
図11は、本発明の実施の形態である通風ユニット1が適用された建具の外観図である。ここで例示する建具は、例えばリビングルームやホール等の空間を仕切るために用いられる吊下障子70である。
吊下障子70は、複数(図示の例では2つ)あり、天井に設けた上レール81と、床に設けた規制部材82との間に設けてある。この吊下障子70は、上框71、下框72及び左右一対の縦框73を四周框組みして構成した框体に、複数の中桟(区画部材)74が縦框73間に架け渡されることで該框体の内側の領域が複数に区画されている。そして、区画された領域を閉塞するように複数の樹脂パネル75と1つの通風ユニット1とが配設されて構成してある。
このような吊下障子70においては、図12に示すように、上框71の左右両端近傍において吊車ユニット76が設けてある。吊車ユニット76は、上框71より上方に突出する軸体761と、この軸体761の上端部において回動可能に配置された一対のローラ762とを備えたものである。
そして、吊下障子70は、吊車ユニット76の軸体761の上端部が上レール81に収納され、かつ一対のローラ762が上レール81のレール面811に載置されることで吊り下げられた状態となっている。また吊下障子70の下框72には、左右方向に沿って延在する収容溝72aが形成してあり、規制部材82を構成する突起部821が収容してある。
かかる構成を有する吊下障子70は、一対のローラ762がレール面811を転動することで左右方向に沿って開閉移動することが可能であり、また収容溝72aに突起部821が収容されることで前後方向に沿って振れが規制されている。
このような吊下障子70に通風ユニット1を取り付ける場合について説明する。図13に示すように、通風ユニット1の上端部を取り付ける高さレベルには、上側中桟ガイド90aが左右一対の縦框73に取り付けてあり、通風ユニット1の下端部を取り付ける高さレベルには、下側中桟ガイド90bが左右一対の縦框73に取り付けてある。
上側中桟ガイド90a及び下側中桟ガイド90bは、図14−1及び図14−2に示すように、同一の形状を成しており、ともに樹脂材により形成されるものである。下側中桟ガイド90bは、上側中桟ガイド90aを上下反転させて用いている。つまり、上側中桟ガイド90aでは、樹脂パネル75の進入を許容するパネル凹部91が下方に窪む形態で設けてあるとともに、収納部92が下方に窪む形態で設けてある。その一方、下側中桟ガイド90bでは、樹脂パネル75の進入を許容するパネル凹部91が上方に窪む形態で設けてあるとともに、収納部92が上方に窪む形態で設けてある。そして、上側中桟ガイド90a及び下側中桟ガイド90bは、それぞれ収納部92とは反対側に向けて突出する被係止部93が左右一対の縦框73に設けられた図示せぬ係止部に圧入されて係止されることで、所望の高さレベルに取り付けてある。
上側中桟ガイド90aの後方側には、樹脂パネル75の下端部を収納する収納凹部741が収納部92に収納された状態で中桟74(以下、上側中桟74aともいう)が架け渡されており、下側中桟ガイド90bの後方側には、樹脂パネル75の上端部を収納する収納凹部742が収納部92に収納された状態で中桟74(以下、下側中桟74bともいう)が架け渡されている。
そして、図13に示すように、通風ユニット1を前方より近接させた後に、上枠11の前方上側係止部11a及び後方上側係止部11bを上側中桟74aの所定部位に係止させ、かつ下枠12の前方下側係止部12b及び後方下側係止部12cを下側中桟74bの所定部位に係止させることで、図15に示すように、通風ユニット1を取り付けることができ、これにより吊下障子70を構成する。このように、通風ユニット1は、上枠11が框体の内側の領域を区画する一の区画部材の一部を構成し、かつ下枠12が一の区画部材に隣接する他の区画部材の一部を構成している。
以上説明した通風ユニット1では、図1に示した状態から可動パネル30を上方に向けて移動させる場合、上部摺動片40の上部摺動脚部43が前方溝部13aを上方に向けて移動し、第2面材31及び下部摺動片50の下部摺動脚部53が後方溝部13bを上方に向けて移動することとなる。この場合において、上部摺動片40の上部摺動脚部43では板バネ431により付勢される摺動材432が前方溝部13aの前方側見付け面に押圧されて摺接することで該上部摺動脚部43が摺動するとともに、下部摺動片50の下部摺動脚部53が後方溝部13bの前方側見付け面に接した状態で摺動する。また、上部摺動片40に設けられた戸車42aは、縦枠13の前方溝部13a及び後方溝部13bの間の見込み面131に対向している。そして、可動パネル30が傾いた場合や左右のどちらかによった場合に該見込み面131に接して転動することとなる。
このようにして可動パネル30が上方に向けて移動して上側縁部材32が上枠11に近接すると、上側縁部材32のマグネット321と、上枠11の受部材111との間で作用する磁力により上側縁部材32が上枠11に吸着されて該上枠11に当接して可動パネル30の上方への移動が規制される。このような状態では、枠体10の矩形開口14は、固定パネル20及び可動パネル30により閉塞される。またかかる状態では、上側縁部材32が上枠11に磁力により吸着されて当接しているので、可動パネル30をフリーな状態にさせてもこの可動パネル30が自身の自重により下方に向けて移動する虞れがない。
枠体10の矩形開口14が固定パネル20及び可動パネル30により閉塞された状態から可動パネル30に対して力を下方に向けて作用させることで、可動パネル30を下方に向けて移動させることができる。そして、このようにして可動パネル30を下方に向けて移動させる場合、上部摺動片40の上部摺動脚部43が前方溝部13aを下方に向けて移動し、第2面材31及び下部摺動片50の下部摺動脚部53が後方溝部13bを下方に向けて移動することとなる。この場合において、上部摺動片40の上部摺動脚部43では板バネ431により付勢される摺動材432が前方溝部13aの前方側見付け面に押圧されて摺接することで該上部摺動脚部43が摺動するとともに、下部摺動片50の下部摺動脚部53が後方溝部13b内を摺動する。また、可動パネル30を上方に向けて移動させる場合と同様に、上部摺動片40に設けられた戸車42aは、可動パネル30が傾いた場合や左右のどちらかによった場合に該見込み面131に接して転動することとなる。
その後、下方に向けて移動する可動パネル30が中間ストッパ15が配設されている箇所に上方側から近接すると、次のようになる。すなわち、中間ストッパ15は、上述したように突部15bが前方溝部13aの内部に進入した形態で縦枠13に取り付けてある。そのため、突部15bが進入する部分においては、前方溝部13aの前後幅は最も狭くなっている。従って、可動パネル30が下方に向けて移動すると、上部摺動片40の上部摺動脚部43の下端部が突部15bに当接して下方への移動が規制され、これにより可動パネル30の下方への移動が少なくとも一時的に規制される。
そして、可動パネル30に対してより強い力を下方に向けて作用させることで、上部摺動脚部43が中間ストッパ15の突部15bに押圧されて板バネ431が弾性変形し、あるいは上部摺動脚部43の板バネ431と中間ストッパ15の突部15bとの双方が弾性変形する。これにより、可動パネル30は下方に向けて移動することができる。
ところで、中間ストッパ15が配設されている箇所に可動パネル30が下方から近接して上方に向けて移動する場合には、上部摺動片40の上部摺動脚部43の後方部に形成された第1傾斜面43aや第2傾斜面43cに突部15bが当接することにより、上部摺動脚部43が板バネ431の付勢力に抗して前方側に僅かに変位して中間ストッパ15を弾性変形させるような強い力を作用させなくても可動パネル30を上方に向けて移動させることができる。
中間ストッパ15の突部15bを乗り越えた可動パネル30が下方に向けて移動して下部摺動片50が下枠12に近接すると、その後に下部摺動片50の下部摺動脚部53の下端部が下枠12に当接して可動パネル30の下方への移動が規制される。このとき上部摺動片40の上部摺動脚部43の下端部も固定側中桟22に当接する。このようにして下部摺動脚部53の下端部が下枠12に当接した場合、下部摺動脚部53は、下側縁部材33よりも下方に突出するよう設けてあるので、下枠12と下側縁部材33との間に手指の進入を許容する間隙を形成することができる。このような状態では、枠体10の矩形開口14は、一部が開放されて通風を許容する。
以上説明したような通風ユニット1によれば、可動パネル30を構成する第2面材31が後方溝部13bを移動するようにし、かつ可動パネル30を構成する上部摺動片40が前方溝部13aを摺動するようにしたので、上部摺動片40が連結する上側縁部材32の見付け寸法を低減させることができる。これにより、可動パネル30の全体における第2面材31の面積を拡大させることができる。
上記通風ユニット1によれば、上部摺動片40における上部摺動脚部43を構成する板バネ431が、自身に取り付けられた摺動材432を前方溝部13aの前方側見付け面に押しつけるよう付勢するので、付勢力が通風ユニット1の見込み方向に沿って作用することとなる。これにより、板バネ431の付勢力が製品公差、熱伸び等の影響を受けづらくなり、可動パネル30の保持力、並びに可動パネル30を上下方向へ移動させる際に必要とする力を安定させることができる。
上記通風ユニット1によれば、下部摺動片50は、下部摺動脚部53の下端部が下枠12に当接する場合に可動パネル30の下方向への移動を規制するとともに、下側縁部材33と下枠12との間に間隙を形成するので、下側縁部材33と下枠12との間で手指を挟み込んでしまうことを抑制することができる。
上記通風ユニット1によれば、可動パネル30の移動時に可動パネル30が左右のどちらかによった場合や傾いた場合に、上部摺動片40に設けた戸車42aが縦枠13における前方溝部13aと後方溝部13bとの間の見込み面131に接して転動するので、可動パネル30を上方若しくは下方に向けて移動させるための力の作用箇所が左右方向のどちらかに極端に偏った場合にも戸車42aがガイド部材としての役割を果たすことで、可動パネル30が左右方向において上下に必要以上に傾いた形態で移動してしまうことを防止することができるとともに、このような傾いた状態での操作力を低減させることができる。
上記通風ユニット1によれば、中間ストッパ15が、可動パネル30が下方に向けて移動する場合に、突部15bが上部摺動片40の上部摺動脚部43の下端部に当接して可動パネル30の下方への移動を少なくとも一時的に規制するので、可動パネル30自身の自重により可動パネル30が下方の限界位置まで開移動してしまうことを抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更行うことができる。
上述した実施の形態では、可動パネル30は上下方向に沿って移動するものであったが、本発明においては、開閉体は、上下方向に沿って移動するものではなく、左右方向に沿って移動するものであってもよい。
上述した実施の形態では、枠体10は、可動パネル30と固定パネル20とにより矩形開口14が閉塞されていたが、本発明においては、固定パネルも開閉移動できるようにしてもよい。
上述した実施の形態では、上部摺動片40に板バネ431が設けてあったが、本発明においては、戸先側摺動部材は、付勢手段を有していなくてもよい。また、板バネ431のような付勢手段は、戸先側摺動部材だけでなく、引手側摺動部材(下部摺動片50)に設けられていてもよい。
上述した実施の形態では、戸車42aは、前方溝部13aと後方溝部13bとの間の見込み面131に対向配置されて転動可能なものであったが、本発明においては、戸車は、第2枠部材(縦枠13)における所定部位に転動可能なものであってもよい。
上述した実施の形態では、摺動ピース34は複数設けられていたが、本発明においては、摺動ピースは、単数でかつ長尺状のものであって、第2面材の略全長に亘って設けられていてもよい。
上述した実施の形態では、下部摺動片50における下部摺動脚部53の下端部が下枠12に当接する場合に可動パネル30の下方向への移動を規制するとともに、下側縁部材33と下枠12との間に間隙を形成していたが、本発明においては、戸先側摺動部材(上部摺動片40)の一部(上部摺動脚部)が所定部位(例えば固定側中桟)に当接することで開閉体(可動パネル30)の移動を規制して、該開閉体と第3枠部材(下枠12)との間に間隙を形成するようにしてもよい。
上述した実施の形態では、中間ストッパ15が前方溝部13aの上下方向における中間高さレベルとなる中間部分よりも上方側の箇所において設けられていたが、本発明においては、ストッパ部材を任意の箇所に設けてよいし、複数のストッパ部材を設けるようにしてもよい。
1 通風ユニット、10 枠体、11 上枠(第1枠部材)、12 下枠(第3枠部材)、13 縦枠(第2枠部材)、13a 前方溝部(第2溝部)、13b 後方溝部(第1溝部)、131 見込み面、14 矩形開口 15 中間ストッパ(ストッパ部材)、20 固定パネル、21 第1面材、22 固定側中桟、30 可動パネル(開閉体)、31 第2面材、32 上側縁部材(戸先側縁部材)、33 下側縁部材(引手側縁部材)、40 上部摺動片(戸先側摺動部材)、41 上部摺動基部、42 上部摺動挿入部、42a 戸車、43 上部摺動脚部、431 板バネ(付勢手段)、432 摺動材、50 下部摺動片(引手側摺動部材)、51 下部摺動基部、52 下部摺動挿入部、53 下部摺動脚部

Claims (9)

  1. 四周に枠部材を有する枠体と、
    平板状の面材を有し、かつ前記枠体を構成する第1枠部材に対して前記面材の戸先側部分に設けた戸先側縁部材が近接離反するよう前記枠体に移動可能に装着された開閉体と
    を備え、前記戸先側縁部材が前記第1枠部材に当接することで前記枠体の開口を閉塞する一方、前記戸先側縁部材が前記第1枠部材から離隔することで前記枠体の開口の一部を開放して通風を許容する通風ユニットであって、
    前記枠体を構成し、かつ前記第1枠部材の両端部から互いに同じ方向に延在した一対の第2枠部材は、
    該第2枠部材の長手方向に沿って延在し、かつ前記面材の一部を収納させて前記開閉体の移動を案内する第1溝部と、
    前記第1溝部から該第2枠部材の見込み方向に沿って離隔し、かつ該第1溝部と平行となるよう延在する第2溝部と
    を有し、
    前記開閉体は、前記戸先側縁部材に連結し、かつ一部が前記第2溝部に収納されて該第2溝部の壁面と摺動可能な戸先側摺動部材を備えたことを特徴とする通風ユニット。
  2. 前記戸先側摺動部材は、取り付けられた摺動材を前記第2枠部材の見込み方向に沿って付勢することで前記摺動材を前記第2溝部の見付け面に押し付ける付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通風ユニット。
  3. 前記第2枠部材に設けられ、かつ前記開閉体の移動をその途中で規制するストッパ部材を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通風ユニット。
  4. 前記戸先側摺動部材は、前記戸先側縁部材が前記第1枠部材から離隔するよう前記開閉体が移動する場合に、一部が所定部位に当接することで開閉体の移動を規制して、該開閉体と、前記枠体を構成して前記第1枠部材に対向する第3枠部材との間に間隙を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の通風ユニット。
  5. 前記開閉体は、前記面材の戸先側部分と反対側の部分に設けた引手側縁部材に連結し、かつ一部が前記第1溝部に収納されて該第1溝部の壁面と摺動可能な引手側摺動部材を有し、
    前記引手側摺動部材は、前記枠体を構成して前記第1枠部材に対向する第3枠部材に向けて延在する脚部を有し、前記戸先側縁部材が前記第1枠部材から離隔するよう前記開閉体が移動する場合に、前記脚部が前記第3枠部材に当接して開閉体の移動を規制するとともに、前記引手側縁部材と前記第3枠部材との間に間隙を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の通風ユニット。
  6. 前記戸先側摺動部材は、前記第2枠部材における所定部位に接して転動可能な戸車を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の通風ユニット。
  7. 前記戸車は、前記第2枠部材における前記第1溝部と前記第2溝部との間の見込み面に接して転動可能であることを特徴とする請求項6に記載の通風ユニット。
  8. 上下一対の横框と、左右一対の縦框とを四周に有する框体を有する建具であって、
    上記請求項1〜7のいずれか一つに記載の通風ユニットを備えたことを特徴とする建具。
  9. 前記框体の内側の領域を区画する区画部材を有し、
    前記通風ユニットは、前記第1枠部材が一の区画部材の一部を構成し、かつ前記第1枠部材に対向する枠部材が該一の区画部材に隣接する他の区画部材の一部を構成することを特徴とする請求項8に記載の建具。
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